JP3184801B2 - 乗物の動作を制御する機構 - Google Patents

乗物の動作を制御する機構

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JP3184801B2 JP28896598A JP28896598A JP3184801B2 JP 3184801 B2 JP3184801 B2 JP 3184801B2 JP 28896598 A JP28896598 A JP 28896598A JP 28896598 A JP28896598 A JP 28896598A JP 3184801 B2 JP3184801 B2 JP 3184801B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗物のコンパート
メントを露出させるように枢動するROPSを備えたス
キッドステアリング式のローダ乗物に設けられる制御レ
バーに関する。
【0002】
【従来の技術】通常のスキッドステアリング式のローダ
乗物は、「ステアリング・バイ・ドライビング(ste
ering by driving)」装置を用いてい
る。換言すれば、右側の旋回を行うために、オペレータ
は、乗物の右側の駆動輪を乗物の左側の駆動輪に関して
減速させる。これにより、乗物は右側への旋回を行う。
同様に、左側への旋回を行うために、オペレータは、乗
物の左側の駆動輪を乗物の右側の駆動輪に関して減速さ
せる。直線的な走行の間には、オペレータは、乗物の両
側の駆動輪を同じ速度で駆動する。通常のスキッドステ
アリング式のローダーは、乗物に着座しているオペレー
タが操作することのできる左側及び右側のハンドレバー
を備えている。オペレータは、対応する右側又は左側の
ハンドレバーを枢動させることにより、右側又は左側の
駆動輪の速度及び方向を制御する。ローダーアームの制
御及びローダーバケットのチルト(傾斜)の如き乗物の
他の機能も、上記ハンドレバーによって制御することが
多い。ハンドレバーの端部分は一般的に、乗物の上記他
の機能を制御するためのレバーの下方部分に関して側方
に枢動することができる。
【0003】スキッドステアリング式のローダーにRO
PSすなわちロールオーバー保護装置を設けることは周
知である。これらの構造は、一般的に、運転席に着座し
ているオペレータを包囲していて、乗物が横転した場合
にオペレータが損傷を受けるのを防止する役割を果た
す。通常の位置から枢動又は摺動し、座席の下方に位置
していて油圧装置の如き乗物の構成要素を収容している
乗物の内部コンパートメントにオペレータがアクセスす
るためのクリアランスを提供する、ROPS構造を設け
ることも周知である。一般的に、上記ROPS構造は、
前方に摺動するかあるいは上方に枢動して、オペレータ
が乗物の側部に接近して乗物の上記内部コンパートメン
トのメンテナンスを行うことができるようにする。運転
室のフロア及び運転席は、上記ROPS構造に接続され
ていて、上記ROPSと共に上方に枢動するようになっ
ている場合が多い。従って、上記コンパートメントは、
ROPSが上方に枢動した場合に露出され、これによ
り、オペレータは、上記座席又はフロアパネルを別個に
取り除くことを必要とすることなく、上記コンパートメ
ントにアクセスすることができる。
【0004】通常のスキッドステアリング式のローダ乗
物のハンドレバーは、ROPSがそれぞれの上昇位置へ
枢動した場合に、静止したままである。上記ROPS、
及び、該ROPSと共に枢動するフロア部分は、上方に
枢動する際に、ハンド制御装置を通過しなければならな
い。
【0005】ステージのスキッドステアリング式のロー
ダーは、上記レバーと上記フロア部分との間の干渉を避
けるように位置決めされた枢動軸線の回りで枢動するR
OPSを備えている。このタイプの乗物の上記枢動軸線
は、比較的下方に位置する傾向があり、従って、ROP
S及びフロア部分が揺動する円弧は、ROPS及びフロ
ア部分が上記レバーを通過するように、最初はほぼ垂直
方向に伸長している。しかしながら、ROPS及びフロ
ア部分のために低い枢動軸線を設けると、ROPSは、
完全に上方に枢動した後に、比較的下方に位置すること
になり、従って、ROPS及びフロア部分は、上記コン
パートメントに対する大きなアクセスを与えることがで
きない。また、オペレータの上方且つ後方に位置するよ
うな高い軸線の回りで枢動するROPSを設けると、R
OPSは、乗物の両側のブームアームのリンク機構の間
で乗物を横方向に横断して伸長する横断部材に接触した
りあるいは該横断部材を阻害することなく、上方に枢動
することができる。比較的低い枢動軸線の回りで枢動す
る従来技術のROPSは、一般的に、右側及び左側のブ
ームのリンク機構の間に伸長する高い横断部材を乗物に
設けることを許容しない。その理由は、上記ROPS
は、上記高い横断部材の存在によって、枢動することが
できないからである。上述の横断部材を十分に高い位置
に設け、これにより、上記横断部材がオペレータの後方
への視線を防止又は阻害しないようにするのが望まし
い。
【0006】また、ROPS構造を上方に枢動させてコ
ンパートメントにアクセスする場合に、従来技術のスキ
ッドステアリング式のローダーのハンドレバーの存在
は、そうでなければ運転室の下方に露出されるコンパー
トメントに容易にアクセスする途中の障害になる。
【0007】従って、枢動式のROPS構造の枢動を許
容すると共に、上記ROPS構造が比較的高い位置に位
置する枢動軸線の回りで枢動することができるようにす
る、スキッドステアリング式のローダー乗物のための制
御リンク機構を提供することが望ましい。そのような乗
物に高い枢動軸線を設け、これにより、比較的高い位置
にある横断部材が乗物の両側のブームアームのリンク機
構の間で乗物を横方向に横断して伸長することを許容す
るようにすることが望ましい。また、上述の制御リンク
機構が、ROPSが上方に枢動した時にそうでなければ
露出されるコンパートメントに対する良好なアクセスを
提供するようにすることも望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明は、スキッドステアリング式のローダー
乗物用の手動操作による制御リンク機構を提供する。こ
の制御装置は、オペレータによって前後方向に操作され
て、対応する右側及び左側の駆動輪の速度を調節し、こ
れにより、乗物の操縦を行う。乗物は、ROPS構造を
備えており、このROPS構造は、下方の作動位置(R
OPSが乗物のフレームに係合して、着座しているオペ
レータを概ね包囲して保護している)と上昇位置(上昇
したROPSが、運転席及び運転室のフロアの下方の乗
物のコンパートメントに対するアクセスを許容する)と
の間で揺動することができる。上記制御リンク機構は、
ROPSがそれぞれの不作動位置へ上昇すると、その上
方の作動位置からその不作動位置まで下方に揺動する。
制御リンク機構のレバーリンクが、ROPSと共に揺動
するオペレータ室のフロア部分の下側に係合する。RO
PSが上方に揺動すると、フロア部分は、ROPSと共
に上方に揺動して、レバーリンクのクリアランスも上方
に揺動させる。レバーリンクが上方に揺動すると、ハン
ドコントロールレバーは不作動位置に向かって下方に揺
動し、これにより、下がったハンドコントロールレバー
を越えて揺動するクリアランスをROPSに与える。ハ
ンドコントロールレバーが下方に位置する不作動位置に
ある場合には、上記ハンドコントロールレバーは、オペ
レータが乗物のフレームの中のコンパートメントにアク
セスするためのより大きなクリアランスを与える。RO
PSが再度下方に揺動して乗物のフレームに向かって下
方の作動位置へ戻ると、運転室のフロア部分の下側は、
ROPSと共に下方へ揺動して上記レバーリンクに当接
し、これにより、該レバーリンクを下方に揺動させる。
これにより、上記ハンドコントロールレバーは、上方に
揺動して再度その作動位置を取る。
【0009】本発明の制御リンク機構は、第1及び第2
の枢動軸線を備えている。上記ハンドコントロールレバ
ーは、オペレータが乗物を操縦するレバーを操作する
と、第1の枢動軸線の回りで枢動する。運動伝達リンク
が、ハンドレバーと油圧作動入力軸との間に接続されて
いて、ハンドレバーの前後方向の運動を上記入力軸に伝
達して、それぞれの駆動輪の速度を調節する。ROPS
が上方に揺動すると、ハンドレバー及びレバーリンク
は、不作動位置に向かって第2の枢動軸線の回りで枢動
する。上記運動伝達リンクは、上記第2の枢動軸線の付
近でハンドレバーに接続されており、これにより、上記
運動伝達リンクは、ROPSが上方に枢動してハンドレ
バーがその不作動位置へ揺動する際に、概ね移動しない
ことになる。上記運動伝達リンクは、ハンドレバー及び
ROPSが枢動する際に、概ね静止状態にあるので、乗
物も静止状態を維持することになる。
【0010】すなわち、本発明は、請求項1に記載する
ように、オペレータにより係合されて乗物の動作を制御
することができる制御リンク機構と、上記乗物に装着さ
れていて、第1の作動位置とオペレータがアクセスする
ことができるように乗物のコンパートメントを露出させ
る第2の作動位置との間で移動可能な、横転保護構造と
を備えており、上記制御リンク機構は、オペレータによ
り係合されて上記乗物の動作を制御することのできる作
動位置と、上記横転保護構造が上記第1及び第2の位置
の間で移動するためのクリアランスを許容するように位
置決めされる不作動位置との間で移動可能であるように
構成された、乗物の動作を制御するための制御機構であ
る。
【0011】請求項2に記載するように、上記請求項1
に記載の制御機構において、上記制御リンク機構は上記
横転保護構造に係合し、上記横転保護構造が上記第1及
び第2の位置の間で移動する際に、上記作動位置と上記
不作動位置との間で移動するように構成してもよい。
【0012】請求項3に記載するように、上記請求項1
に記載の制御機構において、上記制御リンク機構は、概
ね直立した上記作動位置から上記不作動位置に向かって
下方に枢動するハンドレバーを備えてもよい。
【0013】請求項4に記載するように、上記請求項2
に記載の制御機構において、上記制御リンク機構は、上
記横転保護構造が上記第1の位置から上記第2の位置に
向かって上方へ枢動する際に、概ね直立した上記作動位
置から上記不作動位置に向かって下方へ枢動するハンド
レバーを備えてもよい。
【0014】請求項5に記載するように、上記請求項4
に記載の制御機構において、上記制御リンク機構は、上
記横転保護構造が上記第1及び第2の位置の間で枢動す
る際に、上記横転保護構造の一部に作動的に当接して、
上記ハンドレバーを上記作動位置と上記不作動位置との
間で揺動させるレバーリンクを備えてもよい。
【0015】請求項6に記載するように、上記請求項5
に記載の制御機構において、上記ハンドレバーは、第1
の軸線の回りで枢軸運動を行うように上記レバーリンク
に枢動可能に連結されており、上記レバーリンクは、上
記第1の枢動軸線から離れた第2の枢動軸線の回りで枢
軸運動を行うように上記乗物に作動的に且つ枢動可能に
取り付けられ、運動伝達リンクが、上記ハンドレバーと
乗物の構成要素との間で作動的に伸張し、オペレータが
乗物が作動している間に上記ハンドレバーを移動させる
と、該ハンドレバーの運動を上記乗物の構成要素に伝達
するようになし、上記運動伝達リンクを、上記第2の枢
動軸線にほぼ整合して上記ハンドレバーに連結されるよ
うに構成してもよい。
【0016】請求項7に記載するように、上記請求項5
に記載の制御機構において、上記レバーリンクは、上記
横転保護構造が上記第1の作動位置に向かって下方へ枢
動する際に、上記横転保護構造によって下方へ押圧さ
れ、上記レバーリンクの下方への枢軸運動が、上記ハン
ドレバーを上記直立した作動位置へ枢動させる役割を果
たすようになし、上記レバーリンクは、上記横転保護構
造が上記第2の位置に向かって枢動する際に、上方へ枢
動して上記横転保護構造に接触し、上記ハンドレバー
は、上記レバーリンクが上方へ枢動する際に、上記不作
動位置に向かって下方へ枢動するように構成してもよ
い。
【0017】請求項8に記載するように、上記請求項6
に記載の制御機構において、上記レバーリンクは、上記
横転保護構造が上記第1の作動位置に向かって下方へ枢
動する際に、上記横転保護構造によって下方へ押圧さ
れ、上記レバーリンクの下方への枢軸運動が、上記ハン
ドレバーを上記直立した作動位置へ枢動させる役割を果
たすようになし、上記レバーリンクは、上記横転保護構
造が上記第2の位置に向かって枢動する際に、上方へ枢
動して上記横転保護構造に接触し、上記ハンドレバー
は、上記レバーリンクが上方へ枢動する際に、上記不作
動位置に向かって下方へ枢動するように構成してもよ
い。
【0018】請求項9に記載するように 上記請求項8
に記載の制御機構において、上記乗物をスキッドステア
リング式のローダーとし、上記ハンドコントロールを、
駆動輪の動作を制御するように構成してもよい。
【0019】請求項10に記載するように、上記請求項
5に記載の制御機構において、上記ハンドレバーを上記
不作動位置に向かって偏倚させ、上記横転保護構造は、
該横転保護構造が上記第1の作動位置に向かって下方へ
枢動する際に、上記レバーリンクに当接して上記ハンド
コントロールを上記作動位置へ枢動させ、上記横転保護
構造が上記第2の位置へ枢動する際に、上記偏倚力が、
上記ハンドコントロールリンク機構を上記不作動位置へ
押圧するように構成してもよい。
【0020】請求項11に記載するように、上記請求項
6に記載の制御機構において、上記ハンドレバーを上記
不作動位置に向かって偏倚させ、上記横転保護構造が上
記第1の作動位置に向かって下方へ枢動する際に、上記
横転保護構造は、上記レバーリンクに当接し、これによ
り、上記ハンドコントロールを上記作動位置へ枢動さ
せ、上記横転保護構造が上記第2の位置に向かって枢動
する際に、上記偏倚力が、上記ハンドコントロールリン
ク機構を上記不作動位置へ押圧するように構成してもよ
い。
【0021】請求項12に記載するように、上記請求項
7に記載の制御機構において、上記ハンドレバーを上記
不作動位置に向かって偏倚させ、上記横転保護構造が上
記第1の作動位置に向かって下方へ枢動する際に、上記
横転保護構造が、上記レバーリンクに当接し、これによ
り、上記ハンドコントロールを上記作動位置へ枢動さ
せ、上記横転保護構造が上記第2の位置に向かって枢動
する際に、上記偏倚力が、上記ハンドコントロールリン
ク機構を上記不作動位置へ押圧するように構成してもよ
い。
【0022】請求項13に記載するように、上記請求項
8に記載の制御機構において、上記ハンドレバーを上記
不作動位置に向かって偏倚させ、上記横転保護構造が上
記第1の作動位置に向かって下方へ枢動する際に、上記
横転保護構造が、上記レバーリンクに当接し、これによ
り、上記ハンドコントロールを上記作動位置へ枢動さ
せ、上記横転保護構造が上記第2の位置に向かって枢動
する際に、上記偏倚力が、上記ハンドコントロールリン
ク機構を上記不作動位置へ押圧するように構成してもよ
い。
【0023】請求項14に記載するように、上記請求項
13に記載の制御機構において、上記乗物をスキッドス
テアリング式のローダーとし、上記ハンドコントロール
が駆動輪の動作を制御するように構成してもよい。
【0024】請求項15に記載するように、上記請求項
10に記載の制御機構において、上記ハンドコントロー
ルの重量が、該ハンドコントロールを上記不作動位置に
向けて偏倚するように構成してもよい。
【0025】請求項16に記載するように、上記請求項
11に記載の制御機構において、上記ハンドコントロー
ルの重量が、該ハンドコントロールを上記不作動位置に
向けて偏倚するように構成してもよい。
【0026】請求項17に記載するように、上記請求項
12に記載の制御機構において、上記ハンドコントロー
ルの重量が、該ハンドコントロールを上記不作動位置に
向けて偏倚するように構成してもよい。
【0027】請求項18に記載するように、上記請求項
13に記載の制御機構において、上記ハンドコントロー
ルの重量が、該ハンドコントロールを上記不作動位置に
向けて偏倚するように構成してもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】ここで図1乃至図6を参照する
と、本発明の好ましい実施の形態が示されている。図
1、図2、図3及び図6は、本発明を使用するようにな
されたスキッドステアリング式のローダー乗物10を示
している。乗物10は、運転室12を備えている。この
運転室は、運転席14と、ハンドコントロールレバー1
6とを備えており、このハンドコントロールレバーは、
着座しているオペレータによって操作されて、対応する
右側及び左側の駆動輪18、20の速度を調節すること
ができる。ROPS構造22は、乗物10が横転してそ
の上下が反対になった場合に、オペレータを保護する役
割を果たす。図1に示すROPS22は、運転位置にあ
り、この運転位置において、運転室12は、ROPS2
2によって全体的に包囲されている。ROPS22は、
乗物10に着座しているオペレータの上方且つ後方に位
置するROPS枢動軸線24の回りで枢動可能である。
枢動軸線24は、着座しているオペレータのほぼ後方に
ある乗物のフレーム28から上方に伸長している一対の
ポスト又はピラー26の中に画定されている。ROPS
22は、図3及び図6にほぼ示す位置に向かって、RO
PS枢動軸線24の回りで上方に枢動することができ
る。ROPSが図3及び図6に示す第2の位置に向かっ
て上方へ枢動すると、運転席14及びフロア部分32の
下方の乗物のコンパートメント30がほぼ露出されて、
オペレータが保守及び修理作業を行うために上記コンパ
ートメント30にアクセスすることを許容する。運転席
14及び運転室12のフロア部分32は、第2の位置に
向かって上方に揺動するROPS構造22の一部を構成
している。座席及びフロア部分並びにROPSが上方へ
揺動した状態で、乗物のコンパートメント30は概ね露
出されて、乗物の構成要素の修理及び保守を行うことが
できる。コンパートメント30は、スキッドステアリン
グ式のローダー10のフレーム28の間に画定されてい
て、上面に係合する乗物10の右側及び左側の駆動輪1
8、20を駆動する、例えば油圧装置の如き乗物の構成
要素を収容している。乗物のコンパートメントにアクセ
スするためにROPS22を枢動させる操作は、199
7年10月17日出願の米国特許出願(発明の名称:”
Operator Enclosure”)に詳細に記
載されており、上記米国特許出願は、ここで参照するこ
とにより本明細書に組み込まれたものとする。
【0029】図1に示すスキッドステアリング式のロー
ダー乗物10は、ローダーバケット34を備えており、
このローダーバケットは、ブームアーム構造36によっ
て、乗物10に連結されている。主ブームアーム38
が、バスケット34と一対の上方リンク40との間で伸
長している。この上方リンク40は、ブームアーム38
の後方部分とピラー26の上方部分との間で伸長してい
る。着座したオペレータは、制御装置を操作して、バス
ケット34をその種々の作動位置の間で動かす。第2の
ハンドコントロール70の一方をハンドレバー16に関
して側方へ枢動させて、バスケット34及びブームアー
ム構造36の動きを調節することができる。バスケット
34が上昇する際には、ブームアーム38は、水平方向
に整合されたその向きをほぼ維持しながら、垂直方向に
移動する。ブームアーム38が垂直方向に移動すると、
上方リンク40は、ピラー26との接続部の回りで枢動
する。このタイプのブームアームリンク機構は、一般的
に、垂直リフト装置と呼ばれており、その理由は、主ブ
ームアーム38がほぼ垂直方向に持ち上げられてブラン
ケット34を上昇させるからである。上方リンク40、
及び、乗物10と主ブームアーム38の一部との間で伸
長している一対のブームリンク42は、ブームアーム3
8の水平方向の向きをほぼ維持しながら、主ブームアー
ム38を垂直方向に案内する。
【0030】ブームアームリンク機構36を全体的に補
強するために、横断部材44が設けられており、この横
断部材は、右側及び左側の上方リンク部材40の間で伸
長すると共に、ピラー26の間で伸長している。上記横
断部材44は、バスケット34がその種々の作動位置の
間で上昇及び降下する際に、ブームアームリンク機構3
6を補強してこれを強化する役割を果たす。好ましい実
施の形態による横断部材44は、比較的高い位置に設け
られており、従って、後方に対するオペレータの視線の
ほぼ上方にある。従って、この高い横断部材44は、乗
物10の後方に対する視界を向上させる。ROPSの上
記高い枢動軸線は、上記高い横断部材44によって阻害
されることなく、ROPS構造22が上方且つ後方へ枢
動することを許容する。
【0031】ROPS22は、比較的高い枢動軸線24
の回りで枢動する。この枢動軸線24は、ROPSが図
1及び図2に示す位置から上方へ枢動し始める際に、R
OPS22を実質的に前方へ揺動させる。本発明は、ハ
ンドレバー16が、図1及び図4に示すそれぞれの作動
位置から図3及び図5に示す不作動位置へ枢動すること
を許容する。ハンドレバー16は、上記不作動位置にあ
る場合には、ROPS構造22が、その初期の運動範囲
の間に、前方且つ上方へ枢動するためのクリアランスを
与える。
【0032】制御リンク機構46は、右側及び左側の一
対のハンドレバー16を備えており、これらハンドレバ
ーは、オペレータによって前後方向に独立して枢動可能
であって、対応する右側及び左側の駆動輪18、20の
速度を調節することができる。第2のハンドコントロー
ルが、ハンドレバー16の上方部分に枢動可能に取り付
けられている。オペレータは、乗物10の運転の間に第
2のハンドコントロール70を掴む。オペレータ、自分
の手で第2のハンドコントロール70を掴んで、ハンド
レバー16を前後に枢動させ、これにより、乗物10の
駆動及び操縦を行う。右側及び左側の駆動輪18、20
は各々、右側及び左側の制御リンク機構46を介してオ
ペレータに操作されるそれぞれの油圧装置によって駆動
される。油圧装置の一対の入力軸48が枢動して、それ
ぞれの駆動輪18、20の速度及び方向を調節する。ア
ーム構造50には、油圧装置の入力軸48が固定されて
いる。運動伝達リンク52が、アーム構造50から前方
に伸長していて、軸54を介してそれぞれのハンドレバ
ー16に作動的に連結されている。ハンドレバー16
は、乗物が運転されている間にその位置が静止している
レバーリンク56に枢動可能に連結されている。ハンド
レバー16は、オペレータによって第1の枢動軸線58
の回りで前後方向に枢動されて運動伝達リンク52を前
後方向に効果的に移動させる。これにより、アーム構造
50及び油圧装置の入力軸48が種々の位置へ揺動し、
これにより、それぞれの接地車輪18、20の速度を調
節する。レバーリンク56は、ハンドレバー16が作動
位置と不作動位置との間で枢動する際に第2の枢動軸線
62の回りで回転するように、ブラケット60に枢動可
能に取り付けられていて、ROPS構造22をその上昇
位置と下方位置との間で枢動させることができる。バン
パー78が、レバーリンク56の一部を構成していて、
ROPS構造22のフロア部分に接触し、レバーリンク
56及びハンドレバー16を作動位置と不作動位置との
間で枢動させる。ブラケット60は、例えばボルトによ
って、スキッドステアリング式のローダー10のフレー
ム28に固定されている。可撓性のブーツ74が、ハン
ドレバー16を包囲しており、上記ブーツは、可撓性で
あって、ハンドレバー16がその種々の前進及び後進の
作動位置に枢動することを許容すると共に、制御リンク
機構がその作動位置と不作動位置との間で枢動すること
を許容する。
【0033】次に、本発明の作用を詳細に説明する。R
OPS22が図1及び図2に示す第1の作動位置にある
状態で、フロア部分32の下縁部64が、バンパー78
を介してレバーリンク56に圧接し、図6に最も良く示
すように該レバーリンク56を下方に押圧する。これに
より、レバーリンク56は、ROPS22がそれぞれの
第1の作動位置に下がっている時に、フロア部分32の
下側によってしっかりと適所に保持される。これによ
り、レバーリンク56に連結されているハンドレバー1
6も、図4に示されまた図6に鎖線で示されるように、
その作動位置に保持される。この状態において、オペレ
ータがハンドレバー16を前後に操作して、運動伝達リ
ンク52及びアーム構造50を移動させ、これにより、
油圧装置のそれぞれの入力軸48を枢動させると共に、
それぞれの駆動輪18、20の速度を調節する。オペレ
ータがハンドレバー16を前後に移動させると、ハンド
レバー16は、第1の枢動軸線58の回りでレバーリン
ク56と相対的に枢動する。
【0034】ROPS22は、図4に鎖線で示す位置か
ら図4に実線で示す位置まで上方に枢動することができ
る。ROPS22がピラー26の上方部分に位置する枢
動軸線24の回りで上方に揺動すると、これと共にフロ
ア部分32の下側が上方に揺動し、これにより、バンパ
ー78及びレバーリンク56が第2の枢動軸線62の回
りで上方へ枢動して通過することができるようにする。
ハンドレバー16及び第2のハンドコントロール70の
重量は、ROPS22が上方へ枢動すると、重力により
ハンドレバー16が不作動位置へ引っ張られるように位
置決めされている。換言すれば、ROPS22がオペレ
ータによって上方へ枢動されると、ハンドレバー16及
びレバーリンク56は、第2の枢動軸線62の回りで前
方へ枢動するように、重力によって偏倚される。ROP
S22が第2の位置へ枢動され、また、制御リンク機構
46が不作動位置へ枢動された状態で、オペレータは、
乗物10のフレーム28の中のコンパートメントにアク
セスすることができる。運転席214及び運転室12の
フロア部分32は、ROPS22と共に上方へ揺動して
コンパートメント30の内容物を露出させ、これによ
り、修理及び保守を行うことができる。
【0035】ハンドレバー16がそれぞれの不作動位置
へ枢動すると、乗物10は、前進又は後進を行うことが
できない。ハンドレバー16の不作動位置への枢動は、
一般的に、油圧装置の入力軸48を枢動させたり、ある
いは、駆動輪18、20を駆動させたりすることがな
い。ハンドレバー16がその不作動位置へ揺動する際
に、レバーリンク56及びハンドレバー16がその回り
で枢動する第2の枢動軸線62は、軸54の軸線に概ね
整合されている。レバーリンク56及びハンドレバー1
6は、不作動位置へ揺動するので、上記レバーリンク及
びハンドレバーも軸54の軸線の回りで概ね枢動する。
従って、レバーリンク56及びハンドレバー16が不作
動位置へ枢動する際に、軸54は前方又は後方へ移動す
ることはなく、運動伝達リンク52には運動が殆ど又は
全く伝達されない。従って、運動伝達リンク52は、静
止状態を維持しており、これにより、アーム構造50及
び油圧装置の入力軸48も静止状態を維持する。従っ
て、本発明の好ましい実施の形態に従って第2の枢動軸
線62を軸54に整合させると、ハンドレバー16をそ
れぞれの作動位置と不作動位置との間でシフトさせるこ
とによって乗物10を前方又は後方へ駆動することを阻
止する。
【0036】オペレータは、ROPS22を掴んでRO
PS構造22を前方且つ下方へ揺動させることにより、
ROPS構造22を上記第2の位置から上記第1の作動
位置へ戻すことができる。ROPS構造22がその第1
の作動位置に近づくと、運転席12のフロア部分32の
下縁部がレバーリンク56のバンパー78に再度当接し
て、レバーリンク56を第2の枢動軸線62の回りで円
弧状に揺動させることになる。レバーリンク56が取り
付けられたハンドレバー16は、第2の枢動軸線62の
回りでその作動位置に向かって上方へ揺動することにな
る。ROPS22が第1の作動位置に完全に復帰する
と、フロア部分32の下面部分が、レバーリンク56及
びハンドレバー16をそれぞれの作動位置へ確実に押圧
するようになる。レバーリンク56に形成されたタブ6
6は、ROPS22が第1の作動位置にある時に、フレ
ーム28とフロア部分32の上記下面部分との間に捕獲
され、これにより、レバーリンク56を乗物を運転する
ための適正な位置に確実に保持する。
【0037】本発明は、ROPS22が比較的高い後方
の位置に設けられた枢動軸線24の回りで回転すること
を許容する。ROPS68にとっては、後方の高い位置
にある枢動軸線24が望ましく、その理由は、該枢動軸
線は、横断部材44がオペレータの頭の後方で且つ概ね
上方の位置において、ピラー26の間で、また、ブーム
アームリンク機構36の上方リンク40の間で伸長する
ことを許容するからである。横断部材44の高い後方の
位置は、ブームが作動する間に、リンク部材40が安定
化されすなわち補強されることを可能にすると共に、オ
ペレータの視野から逸脱するように十分に高い位置に位
置している。上記高い横断部材44は、作動位置に向か
って上方へ揺動する従来技術のROPS構造の枢軸運動
を阻害する恐れがある。本発明の好ましい実施の形態に
よるROPS構造22の高い枢動軸線24は、高い横断
部材44の存在によって邪魔されることなく、上方且つ
後方へ枢動することを可能にする。ROPS構造22の
高い枢動軸線24は、上記第1の作動位置から上記第2
の作動位置への概ねその初期の運動範囲の間に、ROP
S22を前方へ揺動させる。本発明の好ましい実施の形
態による枢動制御リンク機構46は、制御レバー16を
ROPSの初期の運動範囲におけるROPS22の枢軸
運動の経路から逸脱させる。従って、本発明の枢動制御
レバー16は、ROPS構造22が高い枢動軸線24の
回りで枢動することを可能にすると共に、高い横断部材
44がブームアーム構造36の上方リンク40の間で枢
動することを可能にする。
【0038】ROPS構造22がその第2の作動位置に
向かって上方へ枢動して、座席14及び運転室12のフ
ロア部分32の下方の乗物のコンパートメントに対する
アクセスを提供している状態で、ハンドコントロールレ
バー16は、それぞれの不作動位置に向かって前方へ枢
動している。この不作動位置において、ハンドレバー1
6は、オペレータの経路の概ね外側にある下方位置にあ
って、ROPS22が上記第2の位置に向かって上方へ
揺動すると、乗物のコンパートメント30に対する大き
なアクセスを与える。ハンドレバー16は、ROPS2
2が枢動すると、作動位置と不作動位置との間で自動的
に枢動し、オペレータによる追加の努力又は操作を殆ど
又は全く必要としない。ROPS22が上方へ揺動する
と、ハンドレバー16の重量が、これらレバー16をそ
れぞれの不作動位置へシフトさせ、また、ROPS22
が下方へ揺動すると、ROPS22がリンク機構46に
当接することにより、ハンドレバー16を揺動させてそ
れぞれの作動位置に戻す。バネ又は他の偏倚機構を設け
て、ハンドレバー16及び制御リンク機構46を不作動
位置へ偏倚させることもできる。
【0039】オペレータは、乗物が作動している間に第
2のハンドコントロール70を掴むことになる。オペレ
ータは自分の手で第2のハンドコントロール70を掴ん
だ状態で、ハンドレバーを前後に枢動させて乗物10を
運転して操縦する。第2のハンドコントロール70は、
ハンドレバー16に関して側方へ枢動して、例えば、バ
ケット34をブームアーム38に関して傾斜させるよう
な他の乗物の機能を制御することができる。ケーブル7
2の一方の端部分が、第2のハンドコントロールレバー
70に作動的に接続されている。ケーブル72は、ハン
ドレバー16の中で下方に伸長していて、バケット34
を傾斜させる油圧要素の如き他の乗物の構成要素に作動
的に接続された他方の端部分を有している。ケーブル7
2は、第2のハンドコントロール70の操作に応答して
引き込まれ、このケーブルの移動により、バケットの傾
斜の如き他の乗物の機能を制御する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドレバー制御リンク機構を有する
スキッドステアリング式のローダーの前方部の斜視図で
ある。
【図2】図1のスキッドステアリング式のローダーの後
方部の斜視図である。
【図3】図1及び図2のスキッドステアリング式のロー
ダー乗物の斜視図であって、下方の不作動位置へ枢動し
たハンドコントロールリンク機構、及び、上昇位置へ枢
動したロールオーバー保護構造を示している。
【図4】ロールオーバー保護構造が図1及び図2に示す
下方位置にある時に作動位置にある制御リンク構造の斜
視図である。
【図5】ロールオーバー保護構造が図3に示す位置まで
下がった時に不作動位置まで下方に揺動した制御リンク
機構の斜視図である。
【図6】上昇位置にあるロールオーバー保護構造及び下
方の不作動位置にあるハンドレバー制御リンク機構を実
線で示すと共に、下方位置にあるロールオーバー保護構
造及び作動位置にあるハンドレバー制御リンク機構を鎖
線で示すスキッドステアリング式のローダーの側面図で
ある。
【符号の説明】
10 乗物 16 ハンドレバー 18、20 駆動輪 22 横転保護構造(ROPS) 30 乗物のコンパートメント 46 制御リンク機構 50 アーム構造 52 運動伝達リンク 56 レバーリンク 58 第1の枢動軸線 62 第2の枢動軸線 70 ハンドコントロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レスリー・ハロルド・シュルト アメリカ合衆国ミネソタ州56093,ワセ カ,ハンドレッドサーティフィフス・ス トリート 41053 (56)参考文献 実開 平5−37655(JP,U) 米国特許3618692(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/13 F16P 3/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物の動作を制御するための制御機構で
    あって、 オペレータにより係合されて乗物の動作を制御すること
    ができる制御リンク機構と、 前記乗物に装着されていて、第1の作動位置とオペレー
    タがアクセスすることができるように乗物のコンパート
    メントを露出させる第2の作動位置との間で移動可能
    な、横転保護構造とを備えており、 前記制御リンク機構46は、ハンドレバー16を備え、
    該ハンドレバーが、オペレータにより係合されて前記乗
    物の動作を制御することのできる作動位置と、前記横転
    保護構造が前方且つ上方へ移動するためのクリアランス
    を許容するように位置決めされる不作動位置との間で移
    動可能であるように構成されたことを特徴とする制御機
    構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の制御機構において、
    記横転保護構造が前記第1及び第2の位置の間で移動す
    る際に、前記横転保護構造が前記作動位置と前記不作動
    位置との間で移動するように、制御リンク機構が前記横
    転保護構造に係合するよう構成されていることを特徴と
    する制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の制御機構において、
    記ハンドレバーは、概ね直立した前記作動位置から前記
    不作動位置に向かって下方に枢動することを特徴とする
    制御機構
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の制御機構において、
    記ハンドレバーは、前記横転保護構造が前記第1の位置
    から前記第2の位置に向かって上方へ枢動する際に、概
    ね直立した前記作動位置から前記不作動位置に向かって
    下方へ枢動することを特徴とする制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の制御機構において、前
    記制御リンク機構は、前記横転保護構造が前記第1及び
    第2の位置の間で枢動する際に、前記横転保護構造の一
    部に作動的に当接して、前記ハンドレバーを前記作動位
    置と前記不作動位置との間で揺動させるレバーリンクを
    備えていること、を特徴とする制御機構。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の制御機構において、前
    記ハンドレバーは、第1の軸線の回りで枢軸運動を行う
    ように前記レバーリンクに枢動可能に連結されており、
    前記レバーリンクは、前記第1の枢動軸線から離れた第
    2の枢動軸線の回りで枢軸運動を行うように前記乗物に
    作動的に且つ枢動可能に取り付けられており、 運動伝達リンクが、前記ハンドレバーと乗物の構成要素
    との間で作動的に伸張していて、オペレータが乗物が作
    動している間に前記ハンドレバーを移動させると、前記
    ハンドレバーの運動を前記乗物の構成要素に伝達するよ
    うになされており、前記運動伝達リンクは、前記第2の
    枢動軸線にほぼ整合して前記ハンドレバーに連結されて
    いること、を特徴とする制御機構。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の制御機構において、前
    記レバーリンクは、前記横転保護構造が前記第1の作動
    位置に向かって下方へ枢動する際に、前記横転保護構造
    によって下方へ押圧され、前記レバーリンクの下方への
    枢軸運動は、前記ハンドレバーを前記直立した作動位置
    へ枢動させる役割を果たし、 前記レバーリンクは、前記横転保護構造が前記第2の位
    置に向かって枢動する際に、上方へ枢動して前記横転保
    護構造に接触し、前記ハンドレバーは、前記レバーリン
    クが上方へ枢動する際に、前記不作動位置に向かって下
    方へ枢動するように構成されたこと、を特徴とする制御
    機構。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の制御機構において、前
    記レバーリンクは、前記横転保護構造が前記第1の作動
    位置に向かって下方へ枢動する際に、前記横転保護構造
    によって下方へ押圧され、前記レバーリンクの下方への
    枢軸運動は、前記ハンドレバーを前記直立した作動位置
    へ枢動させる役割を果たし、 前記レバーリンクは、前記横転保護構造が前記第2の位
    置に向かって枢動する際に、上方へ枢動して前記横転保
    護構造に接触し、前記ハンドレバーは、前記レバーリン
    クが上方へ枢動する際に、前記不作動位置に向かって下
    方へ枢動するように構成されたこと、を特徴とする制御
    機構。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の制御機構において、前
    記乗物はスキッドステアリング式のローダーであり、前
    記ハンドコントロールは、駆動輪の動作を制御するよう
    に構成されたこと、を特徴とする制御機構。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の制御機構において、
    前記ハンドレバーは前記不作動位置に向かって偏倚され
    ており、前記横転保護構造は、該横転保護構造が前記第
    1の作動位置に向かって下方へ枢動する際に、前記レバ
    ーリンクに当接して前記ハンドコントロールを前記作動
    位置へ枢動させ、前記横転保護構造が前記第2の位置へ
    枢動する際に、前記偏倚力が、前記ハンドコントロール
    リンク機構を前記不作動位置へ押圧するように構成され
    たこと、を特徴とする制御機構。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載の制御機構において、
    前記ハンドレバーは前記不作動位置に向かって偏倚され
    ており、前記横転保護構造が前記第1の作動位置に向か
    って下方へ枢動する際に、前記横転保護構造は、前記レ
    バーリンクに当接し、これにより、前記ハンドコントロ
    ールを前記作動位置へ枢動させ、前記横転保護構造が前
    記第2の位置に向かって枢動する際に、前記偏倚力が、
    前記ハンドコントロールリンク機構を前記不作動位置へ
    押圧するように構成されたこと、を特徴とする制御機
    構。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の制御機構において、
    前記ハンドレバーは前記不作動位置に向かって偏倚され
    ており、前記横転保護構造が前記第1の作動位置に向か
    って下方へ枢動する際に、前記横転保護構造は、前記レ
    バーリンクに当接し、これにより、前記ハンドコントロ
    ールを前記作動位置へ枢動させ、前記横転保護構造が前
    記第2の位置に向かって枢動する際に、前記偏倚力が、
    前記ハンドコントロールリンク機構を前記不作動位置へ
    押圧するように構成されたこと、を特徴とする制御機
    構。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載の制御機構において、
    前記ハンドレバーは前記不作動位置に向かって偏倚され
    ており、前記横転保護構造が前記第1の作動位置に向か
    って下方へ枢動する際に、前記横転保護構造は、前記レ
    バーリンクに当接し、これにより、前記ハンドコントロ
    ールを前記作動位置へ枢動させ、前記横転保護構造が前
    記第2の位置に向かって枢動する際に、前記偏倚力が、
    前記ハンドコントロールリンク機構を前記不作動位置へ
    押圧するように構成されたこと、を特徴とする制御機
    構。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の制御機構におい
    て、前記乗物は、スキッドステアリング式のローダーで
    あり、前記ハンドコントロールは、駆動輪の動作を制御
    するように構成されたこと、を特徴とする制御機構。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載の制御機構におい
    て、前記ハンドコントロールの重量が、前記ハンドコン
    トロールを前記不作動位置に向けて偏倚するように構成
    されたこと、を特徴とする制御機構。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載の制御機構におい
    て、前記ハンドコントロールの重量が、前記ハンドコン
    トロールを前記不作動位置に向けて偏倚するように構成
    されたこと、を特徴とする制御機構。
  17. 【請求項17】 請求項12に記載の制御機構におい
    て、前記ハンドコントロールの重量が、前記ハンドコン
    トロールを前記不作動位置に向けて偏倚するように構成
    されたこと、を特徴とする制御機構。
  18. 【請求項18】 請求項13に記載の制御機構におい
    て、前記ハンドコントロールの重量が、前記ハンドコン
    トロールを前記不作動位置に向けて偏倚するように構成
    されたこと、を特徴とする制御機構。
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