JP2659263B2 - 作業車 - Google Patents

作業車

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機体の左右両側に一対のクローラ走行装置
を備えた作業車に関する。
〔従来の技術〕
前述のような作業車の1つとして農用のコンバインが
ある。近年のコンバインでは、機体の後部に排ワラ結束
装置を始めとする各種の排ワラ処理装置を装備すること
が多く、機体の後部が重くなる傾向にあり、この為に湿
田では機体の後部が沈下して機体が後下り傾向となる。
従って、この状態で前進すると、クローラ走行装置の推
進反力で機体の前部が上がり、さらに機体が後下り傾向
となる場合がある。
このように機体が後下りになると脱穀装置内での選別
に悪い影響が出るので、この後下り傾向を少しでも抑え
る為に、機体の重心が極力前側に来るように各部の設定
が行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
コンバインにおいては1回の刈取行程が終了して畦際
に達すると、前後進を繰り返し機体の向きを変更して次
の刈取行程に入る。従って、前述のように重心が機体の
前側に位置していると、後進時にクローラ走行装置の推
進反力が掛かれば、機体の前部が簡単に下がってしま
う。これにより、機体の前部の刈取部が地面に衝突して
破損するおそれがある。
本発明は機体の左右両側に一対のクローラ走行装置を
備えた作業車において、前進時の後下り傾向を抑えなが
ら、後進時に機体の前部が地面に衝突しないようにする
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、機体の左右両側に一対のクローラ走
行装置を備えた作業車において、次のように構成するこ
とにある。
(1) クローラ走行装置のおける接地面の機体に対する前後
方向の姿勢を切換変更する姿勢変更機構と、接地面を昇
降操作する昇降機構とを備えると共に、 走行用の変速装置が前進側に操作されると、接地面が
機体に対し後下り姿勢となるように姿勢変更機構を作動
させる第1手段と、 変速装置が後進側に操作されると、接地面が機体に対
し平行又は前下り姿勢となるように姿勢変更機構を作動
させ、且つ、接地面が機体に対して下降操作されるよう
に昇降機構を作動させる第2手段とを備えてある。
(2) 機体フレームの右側及び左側に、前端側の横軸芯周り
に上下揺動自在な後向きの支持アームを前後一対設け、
前記クローラ走行装置の転輪群を支持したトラックフレ
ームを両支持アームの遊端部にわたって枢支連結し、こ
の支持アームの各々を上下に揺動駆動する昇降機構を備
えると共に、 走行用の変速装置が前進側に操作されると、トラック
フレームが機体に対して後下り姿勢となるように昇降機
構を作動させる第1手段と、 変速装置が後進側に操作されると、トラックフレーム
が機体に対して平行又は前下り姿勢となり、且つ、トラ
ックフレームが機体に対して下降操作されるように昇降
機構を作動させる第2手段とを備えてある。
〔作 用〕
(i) 請求項1.の特徴によると、走行用の変速装置が前進側
に操作された前進時には、クローラ走行装置の接地面が
機体に対して後下り姿勢に操作される。これにより、前
進時に機体が後下りになろうとしても後下り姿勢の接地
面によって、機体が前下り姿勢に戻されようとして機体
の後下りへの姿勢変化が抑えられる。
逆に走行用の変速装置が後進側に操作された後進時に
は、クローラ走行装置の接地面が機体に対して平行又は
前下り姿勢に操作された状態で、接地面が下降操作され
る。このようにクローラ走行装置の接地面を下降操作し
て機体を持ち上げることにより、後進時に機体が前下り
姿勢になっても、機体の前部が地面に衝突するようなこ
とはない。特に操縦席からの後方視界が充分ではない作
業車の場合、後進時に機体を持ち上げることにより、操
縦者が地面の障害物に気付かずに機体を後進させて、障
害物に接触させてしまうような事態も少なくなる。
これにより、請求項1.の特徴のように構成すれば、機
体の重心を極端に前側に設定する必要はなく、クローラ
走行装置の接地面における前後中央付近に機体の重心を
設定することが可能となる。
(ii) 請求項2.の特徴によると、前進時には転輪群を支持し
たトラックフレームが機体に対して後下り姿勢となるの
で、請求項1.の場合と同様に機体の後下りへの姿勢変化
が抑えられる。逆に後進時にはトラックフレームが機体
に対して平行又は前下り姿勢に操作された状態で、トラ
ックフレームが下降操作されて、請求項1.の場合と同様
に機体の前部の地面への衝突が防止されるのであり、地
面の障害物に機体を接触させてしまうような事態も少な
くなる。
請求項2.の特徴では例えば第1図に示すように、トラ
ックフレーム(13)の前後の支持アーム(9),(10)
を後向きに設定している。これにより、前後の支持アー
ム(9),(10)を下げ操作すると、トラックフレーム
(13)は下方に移動しながら機体前方(紙面左方)にも
移動するのであり、クローラ走行装置の接地面が全体的
に機体前方に移動して、これに伴って機体の重心はこの
接地面に対し機体後方に移動する。
従って、後進時にはトラックフレームが下降操作され
る点、並びに、トラックフレームが機体前方へ移動する
点(機体の重心が接地面に対して機体後方に移動する
点)により、機体の前部の地面への衝突がさらに防止さ
れる。
〔発明の効果〕
請求項1.及び2.の特徴によるとクローラ走行装置を備
えた作業車において、前進時における機体の後下りへの
姿勢変化を抑えて、これによる悪影響(脱穀装置内での
選別性能の低下等)を未然に防止し、後進時における機
体の前部の地面への衝突による破損を未然に防止するこ
とができて、作業車の走行性能を向上させることができ
た。
特に操縦席からの後方視界が充分ではない作業車の場
合、後進時に機体を持ち上げることにより、地面の障害
物に機体を接触させてしまうような事態も少なくなるの
で、作業車の走行性能をさらに向上させることができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、機体の前部に刈取部(1)及び
走行用のミッション(2)、機体の後部に脱穀装置
(3)を搭載し、機体を左右一対のクローラ走行装置
(4R),(4L)で支持して、作業車の一例であるコンバ
インが構成されている。
次にクローラ走行装置(4R),(4L)について説明す
る。第1図及び第2図に示すように、機体に固定された
ミッション(2)から左右に支持フレーム(22)が延出
され、支持フレーム(22)の横軸芯(P1)周りに上下揺
動自在にクローラフレーム(5)が取り付けられてい
る。支持フレーム(22)から機体後方に向かって固定の
機体フレーム(27)が延出されて、機体フレーム(27)
とクローラフレーム(5)とに亘って第1油圧シリンダ
(17)(姿勢変更機構及び昇降機構に相当)が架設され
ている。
クローラフレーム(5)の前後に一対の支持軸
(7),(8)が回動自在に支持されて、支持軸
(7),(8)の外側端に機体後向きに支持アーム
(9),(10)が固定されている。複数の転輪(11)及
び誘導輪(12)がトラックフレーム(13)に支持されて
おり、前後の支持アーム(9),(10)の両後端がトラ
ックフレーム(13)に枢支連結されている。支持フレー
ム(22)の両端に駆動輪(6)が備えられて、駆動輪
(6)、転輪(11)及び誘導輪(12)に亘りクローラ
(21)が巻回されている。
支持軸(7),(8)の内側端の各々に操作アーム
(15),(16)が固定され、前側の操作アーム(15)と
クローラフレーム(5)の支持部(5a)とに亘って、第
2油圧シリンダ(18)(昇降機構に相当)が架設されて
おり、前後の操作アーム(15),(16)に亘って連係リ
ンク(20)が架設されている。
以上の構造により、第2油圧シリンダ(18)を伸縮駆
動することによって、トラックフレーム(13)をクロー
ラフレーム(5)に対して平行に上下動させて、クロー
ラ走行装置(4R),(4L)の接地面(21a)を上下動さ
せる。第1油圧シリンダ(17)を伸縮駆動することによ
って、クローラフレーム(5)を横軸芯(P1)周りに上
下揺動させて、クローラ走行装置(4R),(4L)の接地
面(21a)を機体フレーム(27)に対して前下り姿勢に
したり、後下り姿勢にしたりする。第4図に示すよう
に、クローラ走行装置(4R),(4L)における接地面
(21a)において、前後中央位置(X)よりも後側に、
機体の重心(G)を位置させている。
第3図に示すように、地面に対する機体の左右傾斜を
検出する傾斜センサー(14)が備えられて、傾斜センサ
ー(14)の検出値が制御装置(19)に入力されている。
第2図のミッション(2)内の前後進切換装置(図示せ
ず)(走行用の変速装置に相当)用の切換レバー(23)
が備えられ、切換レバー(23)が前進位置(F)に操作
されたことを検出するリミットスイッチ(24a)、及び
後進位置(R)に操作されたことを検出するリミットス
イッチ(24b)が備えられている。
これにより、切換レバー(23)が前進位置(F)に操
作されている場合には、第1油圧シリンダ(17)に対す
る第1制御弁(25R),(25L)が操作されて、左右のク
ローラフレーム(5)が機体フレーム(27)に対して設
定角度だけ後下り姿勢となるように、第1油圧シリンダ
(17)が伸張操作される。そして、傾斜センサー(14)
の検出値に基づいて機体が左右水平となるように、左右
の第2油圧シリンダ(18)に対する第2制御弁(26
R),(26L)に、制御装置(19)から操作信号が発せら
れて、左右のクローラ走行装置(4R),(4L)のトラッ
クフレーム(13)が各々独立に昇降操作される。
逆に切換レバー(23)が後進位置(R)に操作される
と、第1制御弁(25R),(25L)により左右のクローラ
フレーム(5)が機体フレーム(27)と平行となるよう
に、第1油圧シリンダ(17)が収縮操作される。そし
て、第2制御弁(26R),(26L)により左右の第2油圧
シリンダ(18)が、ストロークエンドにまで収縮操作さ
れてトラックフレーム(13)が下降操作される。この後
進時において、左右のクローラフレーム(5)を前下り
姿勢にしてもよい。
前述の実施例ではクローラフレーム(5)及びトラッ
クフレーム(13)を傾斜操作及び昇降操作しているが、
前後の転輪(11)を各々独立に昇降させて同様の姿勢操
作を行ってもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
ために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の
構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る作業車の実施例を示し、第1図はク
ローラ走行装置の昇降構造を示す側面図、第2図はクロ
ーラ走行装置の昇降構造を示す平面図、第3図は制御回
路図、第4図はコンバインの全体側面図である。 (4R),(4L)……クローラ走行装置、(9),(10)
……支持アーム、(11)……転輪、(13)……トラック
フレーム、(17)……姿勢変更機構(昇降機構)、(1
8)……昇降機構、(21a)……クローラ走行装置の接地
面。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の左右両側に一対のクローラ走行装置
    (4R),(4L)を備えた作業車であって、 前記クローラ走行装置(4R),(4L)における接地面
    (21a)の機体に対する前後方向の姿勢を切換変更する
    姿勢変更機構(17)と、前記接地面(21a)を昇降操作
    する昇降機構(18)とを備えると共に、 走行用の変速装置が前進側に操作されると、前記接地面
    (21a)が機体に対し後下り姿勢となるように前記姿勢
    変更機構(17)を作動させる第1手段と、 前記変速装置が後進側に操作されると、前記接地面(21
    a)が機体に対して平行又は前下り姿勢になるように前
    記姿勢変更機構(17)を作動させ、且つ、前記接地面
    (21a)が機体に対して下降操作されるように前記昇降
    機構(18)を作動させる第2手段とを備えてある作業
    車。
  2. 【請求項2】機体の左右両側に一対のクローラ走行装置
    (4R),(4L)を備えた作業車であって、 機体フレームの右側及び左側に、前端側の横軸芯周りに
    上下揺動自在な後向きの支持アーム(9),(10)を前
    後一対設け、前記クローラ走行装置(4R),(4L)の転
    輪(11)群を支持したトラックフレーム(13)を前記両
    支持アーム(9),(10)の遊端部にわたって枢支連結
    し、この支持アーム(9),(10)の各々を上下に揺動
    駆動する昇降機構(17),(18)を備えると共に、 走行用の変速装置が前進側に操作されると、前記トラッ
    クフレーム(13)が機体に対して後下り姿勢となるよう
    に前記昇降機構(17),(18)を作動させる第1手段
    と、 前記変速装置が後進側に操作されると、前記トラックフ
    レーム(13)が機体に対して平行又は前下り姿勢とな
    り、且つ、前記トラックフレーム(13)が機体に対して
    下降操作されるように前記昇降機構(17),(18)を作
    動させる第2手段とを備えてある作業車。
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JPS5387216A (en) * 1977-01-10 1978-08-01 Asahi Chemical Ind Letter recording system
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