JP3184156B2 - 半導体集積回路およびその製品仕様制御方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその製品仕様制御方法

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JP3184156B2 JP24854998A JP24854998A JP3184156B2 JP 3184156 B2 JP3184156 B2 JP 3184156B2 JP 24854998 A JP24854998 A JP 24854998A JP 24854998 A JP24854998 A JP 24854998A JP 3184156 B2 JP3184156 B2 JP 3184156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路
(LSI)に関し、特に半導体集積回路の仕様を制御す
る製品仕様制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電気製品の複雑化に伴い、様々な
仕様の半導体集積回路が要求されるようになっているた
め、ユーザ要求仕様を満足したLSIチップを短期間に
作成し、迅速にユーザに提供することが重要な課題の一
つとなっている。
【0003】このような課題を解決するために、特開平
3−50850号公報に記載された従来の半導体集積回
路では、複数のヒユーズ素子をプログラマブルに溶断
し、入出力端子にプルアップ抵抗などの回路を選択的に
接続することにより種々のユーザ仕様に対応するという
手法が採用されている。
【0004】この特開平3−50850号記載の発明で
は、「MPU(マイクロプロセッサユニット)は、RO
M等の主記憶装置から読出された命令やデータをレジス
タに格納して命令デコーダによりコード処理し、ヒユー
ズをプログラマブルに溶断する為の制御信号が生々され
る。この溶断は、MPUの直接的な制御・演算には伝わ
りのない空命令とする。かくして、入出力端子に、予め
組込まれているプルアップ抵抗やプルダウン抵抗、或い
はノイズキャンセラー回路等をヒユーズの選択的な溶断
によって切離し、必要な回路要素だけをその入出力端子
に組込むことができる。」とある。
【0005】しかし、この従来の方法では、一度切り離
されたヒューズ素子を再度接続することは不可能である
ため、後からその半導体集積回路の仕様を他の仕様に変
更して異なるアプリケーションとして使用することがで
きない。
【0006】また、マスクROM内蔵の半導体集積回路
では、マイコンのソフトウェアであるプログラムをアル
ミ工程によりマスクROMとして作成する際に、LSI
端子に対してプルアップ抵抗回路のオン/オフをユーザ
の要望により行うマスクオプションという設定が従来か
ら行われている。
【0007】この、マスクオプションによるプルアップ
抵抗回路のオン/オフ制御を図7を用いて説明する。
【0008】プルアップ抵抗回路7は、一端がVDDレ
ベルに接続され、他端がpチャネルMOSトランジスタ
のソースに接続された抵抗素子と、ドレインがLSI端
子に接続されたpチャネルMOSトランジスタとから構
成されている。
【0009】そして、プルアップ抵抗回路7におけるp
チャネルMOSトランジスタのゲートは、アルミ配線5
2によってVDDレベルまたはGNDレベルのどちらか
に接続されるようになっている。
【0010】アルミ配線52によりpチャネルMOSト
ランジスタのゲートがVDDレベルに接続されるとプル
アップ抵抗はLSI端子から切断され、ゲートがGND
レベルに接続されるとプルアップ抵抗はLSI端子に接
続される。
【0011】この半導体集積回路では、アルミマスクに
より機能選択が行われるため、製品製作時の期間短縮に
おいて一応の効果を奏している。しかし、マスクオプシ
ョンにより製品仕様を制御する方法では、マスクオプシ
ョンが設定された後に他の機能を選択することはできな
い。
【0012】また、任意に構成された論理機能により種
々のユーザの要求仕様を満足させるための方法として、
特開平2−176883号公報に記載された方法があ
る。この特開平2−176883号公報に記載された方
法では、「シングルチップマイコン内部に構成された論
理装置は、電気的に書き込み可能な不揮発性メモリ素子
を含んだ制御回路を有し、さらに、演算回路、及び複数
のアドレスレジスタ、状態レジスタ対を有し、この不揮
発性半導体メモリに書き込まれた情報に応答して、制御
回路は、複数のアドレスレジスタと状態レジスタ対の中
から1つの対を任意に選択可能となるように構成されて
いる。」とある。
【0013】また、半導体集積回路に製品仕様を記憶さ
せておくための不揮発性メモリを専用に設けることによ
り様々なユーザ要求仕様を満足するという方法が、特開
平01−162971、特開平02−176883号公
報に記載されている。
【0014】しかし、これらの従来の方法では、不揮発
性メモリを通常のプログラム格納場所以外の制御回路内
に専用に設け、専用命令を実行することにより制御回路
内で制御している。このことにより、各ユーザが独自の
要求仕様を持つシングルチップマイコン等の汎用性を高
め、そのシングルチップマイコン等の周辺を構成する部
品点数を削減できる点では一応の効果は持っている。し
かしながら、不揮発性メモリを各制御回路内にそれぞれ
設けるこれらの従来の方法では、この不揮発性メモリを
制御する為の制御回路等のレイアウト面積が増大すると
いう問題を発生する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
集積回路では、下記のような問題があった。 (1)ヒューズ素子や、マスクオプションにより製品仕
様を制御する方法では、設定後に他の仕様に変更するこ
とができない。 (2)不揮発性メモリを制御回路等に専用に設け、その
不揮発性メモリに製品仕様情報を記憶させる方法では、
レイアウト面積が増大してしまう。
【0016】本発明の目的は、レイアウト面積を大幅に
増大させずに、一旦製品仕様を設定した後でも設定の変
更が可能である半導体集積回路およびその製品仕様制御
方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体集積回路は、予め設定されたプログ
ラムに従って処理を行うための半導体集積回路におい
て、 前記プログラムが記憶され書き換え可能なプログ
ラム領域と、製品仕様を制御するための製品仕様設定情
報が記憶された書き換え可能な製品仕様設定領域と、前
記プログラム領域と前記製品仕様設定領域を選択して動
作させるための選択手段とから構成され、前記製品仕様
設定領域が選択された際に前記製品仕様設定情報を製品
仕様選択信号として外部に直接出力する不揮発性メモリ
を有し、書き換え可能な前記プログラム領域と、前記製
品仕様設定領域とを同一アドレス空間にて構成すると共
に、前記製品仕様設定領域を選択可能とする信号を外部
より供給するための端子をさらに有していることを特徴
とする。
【0018】また、本発明の半導体集積回路の製品仕様
制御方法は、予め設定された処理動作を行うためのプロ
グラムと、製品仕様を制御するための製品仕様設定情報
とを書き換え可能な不揮発性メモリに記憶させ、前記プ
ログラムが記憶されている書き換え可能なプログラム領
域と、前記製品仕様設定情報が記憶された製品仕様設定
領域とを同一アドレス空間にて構成し、通常の動作を行
う際には前記プログラム領域のみをアクセス可能とし、
製品仕様の変更を行う際には、前記製品仕様設定領域を
アクセス可能とし、該製品仕様設定領域に記憶されてい
る製品仕様設定情報の書き換えを行うものであって、前
記製品仕様設定領域をアクセス可能とするステップが、
半導体集積回路に設けられている端子を介して、前記製
品仕様設定領域を選択可能とするための信号を外部から
入力させることにより前記製品仕様設定領域をアクセス
可能とするステップであることを特徴とする。
【0019】従って、レイアウト面積を大幅に増大させ
ずに、1つの半導体集積回路により複数のユーザ要求仕
様を満足することができるとともに一旦製品仕様の設定
を行なった後でも設定変更が可能となる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0024】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の半導体集積回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0025】本実施形態の半導体集積回路は、不揮発性
メモリ1と、CPU2を内部に有している。そして、不
揮発性メモリ1とCPU2は内部バス3で接続されてい
る。この不揮発性メモリ1は、電気的に書き込み及び消
去可能なメモリであるEEPROM(Electric
ally Erasable and Program
able ROM)でもよいし、フラッシュROMでも
よい。
【0026】また、不揮発性メモリ1は、プログラムを
記憶するためのプログラム領域11と、製品仕様設定情
報を記憶するための製品仕様設定領域12と、アドレス
デコーダ15と、論理積回路141、142と、内部バ
ス3と接続されたデータバス13とから構成されてい
る。そして、プログラム領域11と製品仕様設定領域1
2は、データバス13を介してデータのリード及びライ
トを行う構成になっている。さらに、製品仕様設定領域
12のアドレスは、プログラム領域11と同一アドレス
空間にマッピングされている。
【0027】また、論理積回路5は、LSI端子111
とIC(InnternallyConnected)
端子112を入力とし、不揮発性メモリ1内のプログラ
ム領域11と製品仕様設定領域12とを区別するための
製品仕様設定領域イネーブル信号16を生成して出力し
ている。
【0028】ここで、IC端子112には、製品仕様を
変更する際にハイレベルが印加される。そして、LSI
端子111にはIC端子112にハイレベルが印加され
ている際に、ハイレベルまたはロウレベルの信号を印加
されて、プログラム領域11と製品仕様設定領域12の
どちらかをアクセス可能とするかを選択する。
【0029】アドレスデコーダ15は、入力されたアド
レス信号が予め設定されているアドレスと一致すると出
力信号をハイレベルとする。
【0030】論理積回路141は、アドレスデコーダ1
5からの出力信号がアクティブで、製品仕様設定領域イ
ネーブル信号16がインアクティブの場合に出力信号を
アクティブとする。論理積回路142は、アドレスデコ
ーダ15からの出力信号と製品仕様設定領域イネーブル
信号16がともにアクティブの場合に出力信号をアクテ
ィブとする。
【0031】製品仕様設定領域12は、論理積回路14
2の出力信号がハイレベルとなるとアクセス可能とな
り、プログラム領域11は、論理積回路141の出力信
号がハイレベルの場合にアクセス可能となる。
【0032】図1では、論理積回路141、142から
の出力信号により1つのアドレスに対応した領域のみが
アクセス可能となるような構成となっているが、実際に
はアドレスデコーダ15は複数のアドレスに対応した信
号を出力し、論理積回路141、142がそれぞれ複数
設けられることにより、プログラム領域11と、製品仕
様設定領域12の複数のアドレスに対応した領域がアク
セスされる構成になっている。
【0033】また製品仕様設定領域12からは、データ
バス13に出力されるビットデータ14がデータバス1
3を介さずに、製品仕様選択信号4として不揮発性メモ
リ1から出力される。この製品仕様選択信号4は、製品
仕様設定領域12に記憶されている製品仕様設定情報が
信号として出力されたものであり、半導体集積回路をど
のような製品仕様とするかを決定する為の信号である。
【0034】本実施形態の半導体集積回路では、不揮発
性メモリ1の中に設けられた製品仕様設定領域12に書
き込む値により、不揮発性メモリ1から出力される製品
仕様選択信号4の論理を制御して、1つの半導体集積回
路で、複数のユーザ要求仕様を満足することが可能とな
る。そのため、ユーザから要求された機能を搭載した半
導体集積回路を迅速にユーザに提供することができる。
【0035】また、製品仕様の設定の変更を容易に行う
ことができるので、1つの半導体集積回路で複数機能の
評価チェックが可能であり、開発期間の短縮及び、開発
コストの削減が可能となる効果が得られる。
【0036】また、ユーザに製品仕様制御方法を公開す
ることにより、ユーザ自身が希望する機能を選択するこ
とが可能となり、ユーザとしては、同一LSIチップで
複数のアプリケーションに対応することが可能となる。
【0037】次に、図2を参照して図1の半導体集積回
路を用いた具体的な構成例を説明する。
【0038】図2は図1の不揮発性メモリ1の製品仕様
設定領域12から出力される製品仕様選択信号4を用い
たプルアップ抵抗機能制御を実現するための構成を示す
図である。
【0039】この半導体集積回路は、図2を参照する
と、図1の半導体集積回路に対してMPX(マルチプレ
クサ)6とプルアップ抵抗回路7が接続されている。
【0040】プルアップ抵抗回路7は、一端がVDDレ
ベルに接続され、他端がpチャネルMOSトランジスタ
のソースに接続された抵抗素子と、ドレインがLSI端
子に接続されたpチャネルMOSトランジスタとから構
成されている。
【0041】MPX6は、製品仕様選択信号4が入力さ
れ、プルアップ抵抗回路7内のpチャネルMOSトラン
ジスタのゲートを製品仕様選択信号4に基づきVDDレ
ベルまたはGNDレベルに接続する。
【0042】また、MPX6が、プルアップ抵抗回路7
のPチャネルMOSトランジスタのゲートをVDDレベ
ルまたはGNDレベルに接続することにより、LSI端
子におけるプルアップのオン/オフの制御が行われる。
【0043】次に、図2に示した半導体集積回路におけ
るプルアップ抵抗制御機能を図3および図4を用いて説
明する。図3は、プルアップ抵抗をLSI端子に接続す
る場合の動作を示すフローチャート、図4はプルアップ
抵抗をLSI端子から切断する場合の動作を示すフロー
チャートである。
【0044】先ず図3を用いてプルアップ抵抗をLSI
端子に接続する場合の動作について説明する。
【0045】先ず、LSI端子111及びIC端子11
2をハイレベルになるようにLSIチップ外部で設定
し、電源投入時に製品仕様設定領域12がアクティブに
なるように設定する(ステップ101)。
【0046】次に、電源投入し(ステップ102)、製
品仕様設定領域12に“01H”を命令により書き込む
ことにより、製品仕様選択信号4がハイレベルとなり、
MPX6はプルアップ抵抗回路7のpチャネルMOSト
ランジスタのゲートをGNDレベルに接続する。このこ
とにより、PチャネルMOSトランジスタはオン状態と
なりLSI端子はプルアップ抵抗が接続された仕様とな
る(ステップ103)。そして、最後に電源を切断し処
理を終了する(ステップ104)。
【0047】次に、図4を用いてプルアップ抵抗をLS
I端子から切断する場合の動作について説明する。
【0048】先ず、LSI端子111及びIC端子11
2をハイレベルになるようにLSIチップ外部で設定
し、電源投入時に製品仕様設定領域12がアクティブに
なるように設定する(ステップ105)。
【0049】次に、電源投入し(ステップ106)、製
品仕様設定領域12に“00H”を命令により書き込む
ことにより、製品仕様選択信号4がロウレベルとなり、
MPX6はプルアップ抵抗回路7のpチャネルMOSト
ランジスタのゲートをVDDレベルに接続する。このこ
とにより、PチャネルMOSトランジスタはオフ状態と
なりLSI端子はプルアップ抵抗が接続されない仕様と
なる(ステップ107)。そして、最後に電源を切断し
処理を終了する(ステップ108)。
【0050】このように製品仕様設定領域12に書き込
む値により、不揮発性メモリ1から出力される製品仕様
選択信号4の論理を制御して、プルアップ機能の有無を
変更することができるので、1つの半導体集積回路で、
複数のユーザ要求仕様を満足することが可能となる。 (第2の実施形態)次に、本発明の第2の実施形態につ
いて図5を参照して説明する。
【0051】図5は水晶発振安定時間設定回路9を内蔵
した半導体集積回路の構成を示したブロック図である。
本実施形態の半導体集積回路では、発振安定時間の長さ
を製品仕様として設定する場合を示したものである。
【0052】発振安定時間とは、水晶発振子を半導体集
積回路の外部に設置する場合に、その水晶発振子の発振
が安定するまでに半導体集積回路の動作を停止させてお
く時間をいう。
【0053】本実施形態では、不揮発性メモリ1内の製
品仕様設定領域12から製品仕様選択信号41、42が出
力されている。そして、製品仕様選択信号41、42はデ
コーダ8に入力され、デコードされ製品仕様信号171
〜174の論理を制御している。
【0054】デコーダ8の入力と出力の関係を下記の表
1に示す。
【0055】
【表1】 表1に示されたように、デコーダ8は、製品仕様選択信
号41、42の2つの信号の組み合せにより、製品仕様信
号171〜174のいずれか1つの信号をアクティブとす
る。
【0056】発振安定時間設定回路9は、発振回路10
が発振を開始してから一定時間経過後に論理積回路20
に対して出力する信号をハイレベルとして発振回路10
の出力がシステムクロックとして出力されるような制御
を行うことにより発振安定時間を確保している。そし
て、発振安定時間設定回路9は、製品仕様信号171
174のうちのどの信号がアクティブとなるかによりこ
の発振安定時間の設定を変更する。 (第3の実施形態)次に、本発明の第3の実施形態につ
いて図6を参照して説明する。
【0057】上記の第2の実施形態では、2つの製品仕
様選択信号41、42をデコーダ8に入力し、4種類の製
品仕様信号171〜174の論理を制御していたが、本実
施形態では、不揮発性メモリ1からn本の製品仕様選択
信号41〜4nが出力されるようにし、そのn本の製品仕
様選択信号41〜4nをデコーダ18に入力してデコード
することにより、m本(m=2n)の製品仕様信号171
〜17mを制御するようにしている。
【0058】本実施形態では、上記第2の実施形態と比
較して更に詳細な製品仕様を設定することができるとい
う効果が得られる。
【0059】上記第1から第3の実施形態では、製品仕
様としてプルアップ抵抗の有無や、発振安定時間の設定
を用いた場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、製品仕様信号により他の製品仕様
を制御するようにした場合でも同様に本発明を適用する
ことができるものである。
【0060】この場合の他の製品仕様には、半導体集積
回路の周辺回路機能である3線式のシリアル通信の仕様
や8ビットタイマの仕様、LSI端子の極性の仕様、L
SI端子数の仕様等が含まれる。ここで、LSI端子の
極性の仕様とは、LSI端子が入力端子であるか、出力
端子であるか、入出力端子であるかの仕様である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体集
積回路および製品仕様制御方法は、プログラムを記憶す
るための不揮発性メモリの一部の領域に製品仕様設定情
報も記憶させることにより、レイアウト面積を大幅に増
大させずに、1つのLSIチップで複数のユーザ要求仕
様を満足することができるとともに一旦製品仕様の設定
を行なった後でも設定変更が可能となるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の半導体集積回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の半導体集積回路によりプルアップ抵抗制
御機能を実現した場合の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の半導体集積回路における製品仕様制御方
法の動作(プルアップ抵抗を接続する場合)を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図2の半導体集積回路における製品仕様制御方
法の動作(プルアップ抵抗を切断する場合)を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態の半導体集積回路の構
成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の半導体集積回路の構
成を示すブロック図である。
【図7】マスクオプションによりプルアップ抵抗制御機
能を実現した場合の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 不揮発性メモリ 2 CPU 3 内部バス 4、41〜4n 製品仕様選択信号 5 論理積回路 6 マルチプレクサ(MPX) 7 プルアップ抵抗回路 8 デコーダ 9 発振安定時間設定回路 10 発振回路 11 プログラム領域 12 製品仕様設定領域 13 データバス 14 ビットデータ 15 アドレスデコーダ 16 製品仕様設定領域イネーブル信号 171〜17m 製品仕様信号 18 デコーダ 20 論理積回路 52 アルミ配線 101〜108 ステップ 111 LSI端子 112 IC端子 141、142 論理積回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定されたプログラムに従って処理
    を行うための半導体集積回路において、 前記プログラ
    ムが記憶され書き換え可能なプログラム領域と、製品仕
    様を制御するための製品仕様設定情報が記憶された書き
    換え可能な製品仕様設定領域と、前記プログラム領域と
    前記製品仕様設定領域を選択して動作させるための選択
    手段とから構成され、前記製品仕様設定領域が選択され
    た際に前記製品仕様設定情報を製品仕様選択信号として
    外部に直接出力する不揮発性メモリを有し、書き換え可
    能な前記プログラム領域と前記製品仕様設定領域とを同
    一アドレス空間にて構成すると共に、前記製品仕様設定
    領域を選択可能とする信号を外部より供給するための端
    子をさらに有していることを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 予め設定された処理動作を行うためのプ
    ログラムと、製品仕様を制御するための製品仕様設定情
    報とを書き換え可能な不揮発性メモリに記憶させ、前記
    プログラムが記憶されている書き換え可能なプログラム
    領域と、前記製品仕様設定情報が記憶された製品仕様設
    定領域とを同一アドレス空間にて構成し、通常の動作を
    行う際には前記プログラム領域のみをアクセス可能と
    し、製品仕様の変更を行う際には、前記製品仕様設定領
    域をアクセス可能とし、該製品仕様設定領域に記憶され
    ている製品仕様設定情報の書き換えを行うものであっ
    て、前記製品仕様設定領域をアクセス可能とするステッ
    プが、半導体集積回路に設けられている端子を介して、
    前記製品仕様設定領域を選択可能とするための信号を外
    部から入力させることにより前記製品仕様設定領域をア
    クセス可能とするステップであることを特徴とする半導
    体集積回路の製品仕様制御方法。
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