JP3183954U - ルーター構造 - Google Patents

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邱世峯
簡松豪
趙銘元
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Abstract

【課題】加工における切屑の粘着を回避し、排屑性能を増加させ、加工品質を向上させるルーター構造を提供する。
【解決手段】ルーター構造は、ボディーの先端が先端切れ刃26を形成し、ボディーの外表面は2個のフルート溝28,28’を設置して、2個の対称なランド30,30’を形成し、2個のランドの間にフルート溝幅Lを有し、また、各ランドはランド幅Iを有し、フルート溝幅はランド幅より大きく、且つ、フルート溝幅とランド幅の比は2以上であり、また、先端切れ刃は、六面の刃構造または二面の刃構造とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、ルーター構造に関するものであって、特に、加工における粘着を回避することができるルーター構造に関する。
ルーターは、高硬度のタングステンカーバイド材料により製造されるもので、高速回転下で、ボディーで被加工物をフライスし、フルート溝が切屑を排出する。
図1は、シャンク12およびボディー14を有する従来のルーター構造10を示す図である。ボディー14は、ボディー14の柱面に環設された3個以上の溝部18を有し、各二個の隣接する溝部18の間は、それぞれ、側刃16を形成している。従来のルーターは、通常、4か5個の側刃を有し、溝部と側刃の数量が多い状況下で、溝部の幅は小さく、切削加工実行時、刀具の高速回転と被加工物の摩擦により生成される熱が屑詰まりのために発散されにくく、且つ、溝部の幅が小さいので、排屑空間が不足し、排屑性能に影響する。
また、従来のルーターの側刃は幅が広く、被加工物と接触する面積が大きく、フライス作業で生成される高温下で、特に、軟質金属の加工時、側刃が切屑を粘着して、切屑が排出されにくくなって、放熱に影響する。
上述の問題を解決するため、本考案は、ルーター構造を提供し、加工における粘着を回避することを目的とする。
本考案は、ルーター構造を提供し、ルーターの排屑性能を増加し、且つ、加工品質を向上させることをもうひとつの目的とする。
上述の目的を達成するため、本考案の好ましい態様によるルーター構造は、シャンクおよびシャンクの一端に設置されるボディーを有し、ボディーの先端は、先端切れ刃を形成し、ボディーの外表面は2個のフルート溝を設置して、対称な2個のランドを形成し、2個のランドの間はフルート溝幅を有し、且つ、各ランドはランド幅を有し、フルート溝幅はランド幅より大きく、且つ、フルート溝幅とランド幅の比率は2以上である。
加工における粘着を回避すると同時に、排屑空間を増加して、排屑性能を向上することができる。
従来のルーター構造を示す図である。 本考案の好ましい態様によるルーター構造を示す図である。 本考案の好ましい態様によるルーター構造の先端切れ刃を示す図である。 本考案のさらに好ましい態様によるルーター構造を示す図である。 本考案のさらに好ましい態様によるルーター構造の先端切れ刃を示す図である。
図2は、本考案の好ましい態様によるルーター構造を示す図である。好ましい態様において、図2に示されるように、ルーター構造20は、シャンク22およびシャンク22の一端に設置されるボディー24を有し、ボディー24の先端は、先端切れ刃26を形成し、ボディー24の外表面は、ボディー24先端からシャンク22方向に、2個のフルート溝28、28’を設置して、2個の対称なランド30、30’を形成し、2個のランド30、30’の間はフルート溝幅Lを有し、また、各ランド30、30’はランド幅Iを有し、フルート溝幅Lはランド幅Iより大きく、且つ、フルート溝幅Lとランド幅Iの比は2以上である。
理解できることは、2個のランド30、30’のフルート溝幅Lは、即ち、各フルート溝28、28’の幅で、且つ、ランド30、30’のランド幅Iは、各ランド30、30’の2個の相対する側壁の距離のことで、即ち、本考案において、ランド30、30’のランド幅Iが小さいので、このルーター構造20を利用して、軟質金属を加工する時、ランド30、30’と軟質金属の接触面積を減少させて、加工における粘着を回避することができる。さらに、フルート溝28、28’の幅の増加により、排屑空間が増加して、排屑性能を向上させ、且つ、屑が詰まるのを回避する。このほか、上述のランド30、30’のねじれ角θ1の角度は、15度から60度の間で、且つ、好ましくは、30度である。
ボディー24の外表面は、被覆膜層(図示しない)を被覆し、その材質は、金属化合物、炭素化合物または上述の成分からなる混合物で、且つ、好ましくは、窒化チタン(TiN)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、ダイアモンドコーティング(Diamond Coating)またはダイアモンドライクカーボンコーティング(Diamond like Coating)である。さらに、シャンク22およびボディー24の間は、タングステンカーバイド棒材を一体成型したもの、または、溶接または接着剤等の接合方式を利用して、タングステンカーバイド材質のシャンク22およびタングステンカーバイド材質のボディー24を連接したもの、または、溶接または接着剤等の接合方式を利用して、ステンレス材質のシャンク22およびタングステンカーバイド材質のボディー24を連接したものである。
上述の好ましい態様において、図2および図3を参照すると、先端切れ刃26は六面の刃構造で、2個の2番逃げ面32、32’、2個の3番逃げ面34、34’および2個のギャッシュ面36、36’を含み、2個の2番逃げ面32、32’の間、2個の3番逃げ面34、34’の間および2個のギャッシュ面36、36’の間は、ボディー24の軸心Oに対し対称、且つ、偏斜した設計である。2個の2番逃げ面32、32’は、それぞれ、すくい面321、321’を有し、2個の3番逃げ面34、34’は、それぞれ、2番逃げ面32、32’のすくい面321、321’を有さない一側に傾斜して設置され、各ギャッシュ面36、36’は、それぞれ、3番逃げ面34、34’ともうひとつの2番逃げ面32’、32の間に傾斜して設置される。2個の2番逃げ面32、32’の二先端部322、322’は、それぞれ、シャンク22から離れる方向に傾斜して、2個の2番逃げ面32、32’の間が先端角θ2を有し、2個の3番逃げ面34、34’のフルート341、341’は、それぞれ、シャンク22方向に傾斜し、2個のギャッシュ面36、36’のフルート361、361’もシャンク22方向に傾斜し、且つ、ギャッシュ面36、36’のシャンク22方向の傾斜度は、3番逃げ面34、34’の傾斜度より急で、3番逃げ面34、34’およびギャッシュ面36、36’の設計により、ルーター構造20の排屑功能を向上させる。
2個の2番逃げ面32、32’により形成される先端角θ2は、120度から180度の間で、各2番逃げ面32、32’のすくい面321、321’は、先端部322、322’の切線とボディー24の半径方向の線との間に、すくい面角θ3(2番逃げ面32でだけ示され、2番逃げ面32’も同じである)を有し、すくい面角θ3の範囲は0度から30度の間、且つ、好ましくは、5度である。各2番逃げ面32、32’のランド幅323、323’とボディー24の回転切線との間に逃げ角θ4(2番逃げ面32でだけ示され、2番逃げ面32’も同じである)を有し、逃げ角θ4の範囲は5度から60度の間、且つ、好ましくは、30度である。
別の好ましい態様において、図4および図5に示されるように、先端切れ刃26は二面の刃構造で、2個のフィッシュテール面38、38’を含み、2個のフィッシュテール面38、38’は、ボディー24の軸心Oに対し、それぞれ対称、且つ、偏斜し、各フィッシュテール面38、38’の先端部381、381’は、それぞれ、シャンク22から遠い方向に傾斜して、2個のフィッシュテール面38、38’の間が先端角θ2を有し、先端角θ2は120度から180度の間である。また、各フィッシュテール面38、38’のすくい面382、382’は、先端部381、381’の切線とボディー24の半径方向の線との間に、すくい面角θ3(2番逃げ面38でだけ示され、2番逃げ面38’も同じである)を有し、すくい面角θ3の範囲は0度から30度の間、且つ、好ましくは、5度で、各フィッシュテール面38、38’のランド幅383、383’とボディー24の回転切線との間に、逃げ角θ4(2番逃げ面38でだけ示され、2番逃げ面38’も同じである)を有し、逃げ角θ4の範囲は5度から60度の間、且つ、好ましくは、30度である。
本考案において、ルーター構造のランド幅が小さいランドにより、ランドと軟質金属の接触面積を減少させて、加工における粘着を回避する。同時に、幅が大きいフルート溝により、排屑空間を増加して、排屑性能を向上する。さらに、先端切れ刃中の3番逃げ面とギャッシュ面のシャンク方向の傾斜を利用して、更に、ルーターの排屑功能を向上して、加工過程中の屑詰まりによって加工品質に影響するのを回避する。
本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と部分を脱しない範囲内で各種の変動や修飾を加えることができ、従って本考案の保護範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。

Claims (10)

  1. ルーター構造であって、
    シャンクと、
    前記シャンクの一端に設置されるボディーと、
    を有し、前記ボディーの先端は、先端切れ刃を形成し、前記ボディーの外表面は、2個のフルート溝を設置して、対称の2個のランドを形成し、前記ランドのねじれ角の角度は、15度から60度の間で、前記2個のランドの間は、フルート溝幅を有し、且つ、前記各ランドはランド幅を有し、前記フルート溝幅は前記ランド幅より大きく、且つ、前記フルート溝幅と前記ランド幅の比率は2以上であることを特徴とするルーター構造。
  2. 前記先端切れ刃は、2個の2番逃げ面、2個の3番逃げ面および2個のギャッシュ面を含み、前記2個の2番逃げ面の間、前記2個の3番逃げ面の間および前記2個のギャッシュ面の間は、前記ボディーの軸心に対し、それぞれ対称、且つ、偏斜し、前記各2番逃げ面はすくい面を有し、前記3番逃げ面は、前記2番逃げ面の前記すくい面を有さない一側に傾斜して設置され、前記ギャッシュ面は、前記3番逃げ面ともうひとつの前記2番逃げ面の間に傾斜して設置され、前記2番逃げ面の先端部は、前記シャンクから離れる方向に傾斜して、前記2個の2番逃げ面の間に先端角を有し、120度から180度の間で、前記3番逃げ面は、前記2番逃げ面の一側から離れて前記シャンク方向に傾斜し、前記ギャッシュ面のフルートは、前記シャンク方向に傾斜することを特徴とする請求項1に記載のルーター構造。
  3. 前記各2番逃げ面の前記すくい面は、前記先端部の切線と前記ボディーの半径方向の線との間にすくい面角を有し、0度から30度の間で、且つ、前記各2番逃げ面のランド幅と前記ボディーの回転切線との間に逃げ角を有し、5度から60度の間であることを特徴とする請求項2に記載のルーター構造。
  4. 前記先端切れ刃は2個のフィッシュテール面を有し、前記2個のフィッシュテール面は前記ボディーの軸心に対しそれぞれ対称、且つ、偏斜し、前記各フィッシュテール面の先端部は、前記シャンクから離れる方向に傾斜して、前記2個のフィッシュテール面の間は先端角を有し、120度から180度の間であることを特徴とする請求項1に記載のルーター構造。
  5. 前記各フィッシュテール面のすくい面は、前記先端部の切線と前記ボディーの半径方向の線との間にすくい面角を有し、0度から30度の間で、且つ、前記各フィッシュテール面のランド幅と前記ボディーの回転切線との間に逃げ角を有し、5度から60度の間であることを特徴とする請求項4に記載のルーター構造。
  6. 前記ボディーの外表面は被覆膜層を被覆し、その材質は、金属化合物、炭素化合物または上述の成分からなる混合物であることを特徴とする請求項1から5何れかの一項に記載のルーター構造。
  7. 前記金属化合物の材質は、窒化チタン(TiN)または窒化チタンアルミ(TiAlN)で、前記炭素化合物の材質は、ダイアモンドコーティング(Diamond Coating)またはダイアモンドライクカーボンコーティング(Diamond like Coating)であることを特徴とする請求項6に記載のルーター構造。
  8. 前記シャンクおよび前記ボディーは、タングステンカーバイド棒材を一体成型してなることを特徴とする請求項1から7何れかの一項に記載のルーター構造。
  9. 前記シャンクおよび前記ボディーの材質は、タングステンカーバイドで、且つ、前記シャンクおよび前記ボディーは、溶接または接着剤を利用して接合されることを特徴とする請求項1から8何れかの一項に記載のルーター構造。
  10. 前記シャンクの材質はステンレスで、前記ボディーの材質はタングステンカーバイドで、前記シャンクおよび前記ボディーは、溶接または接着剤を利用して接合されることを特徴とする請求項1から9何れかの一項に記載のルーター構造。
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