JP3181130B2 - オールケーシング掘削機 - Google Patents

オールケーシング掘削機

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JP3181130B2
JP3181130B2 JP04501893A JP4501893A JP3181130B2 JP 3181130 B2 JP3181130 B2 JP 3181130B2 JP 04501893 A JP04501893 A JP 04501893A JP 4501893 A JP4501893 A JP 4501893A JP 3181130 B2 JP3181130 B2 JP 3181130B2
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菊次 江川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立坑掘削または基礎坑造
成などに適用されるオールケーシング掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】オールケーシング掘削機は、例えば、立
坑掘削を行う場合などに使用されるものであって、ケー
シングチューブをクランプし、このケーシングチューブ
を旋回させながら地中に押し込んで下端部のカッタビッ
トによって地盤をカットしていく。そして、クレーンを
操作してグラブバケットによりケーシングチューブ内の
土砂を排出して立坑を形成していく。
【0003】図4に従来の自走式オールケーシング掘削
機の概略、図5に従来の定置式オールケーシング掘削機
の概略を示す。
【0004】図4に示すように、自走式オールケーシン
グ掘削機101はケーシングチューブ102をクランプ
して旋回、押し込み自在な打設機械103を搭載してい
る。また、自走式オールケーシング掘削機101は下部
にクローラ式走行装置104を備え、施工現場内の移動
や坑心合せ、輸送時のトレーラへの乗り降りを自走して
行うことができるようになっている。
【0005】図5に示すように、定置式オールケーシン
グ掘削機201はケーシングチューブ202をクランプ
して旋回、押し込み自在な打設機械203を搭載してい
る。そして、この定置式オールケーシング掘削機201
は施工現場内の移動や坑心合せ、輸送時のトレーラへの
積み降ろしは図示しない大型クレーンによって行うよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自走式
オールケーシング掘削機にあっては、輸送時にトレーラ
へ搭載する場合、その重量及び寸法に制限があり、大型
の掘削機を輸送することができなかった。また、上述し
た従来の定置式オールケーシング掘削機にあっては、施
工現場で使用できるクレーンの大きさに制限がある。そ
のため、従来は掘削径が2m程度のケーシングチューブ
による掘削しかなかった。
【0007】近年、大口径立坑掘削(掘削径3〜8m)
や大口径基礎坑造成(掘削径3〜5m)あるいは狭い施
工現場で使用することのできるコンパクトな掘削機の需
要が多くなってきている。ところが、現状ではこの需要
に合う掘削機がないため、大口径の掘削には人力による
掘削を採用したり、狭い施工現場では小型機によって坑
本数を増やす方法などを実施している。しかし、これら
の方法では作業能率が悪く、工期が長くかかってしまっ
て費用が増大すると共に、作業の安全面でも問題があっ
た。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、小型軽量化を図ると共に大口径掘削や狭域現
場での掘削を可能としたオールケーシング掘削機を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のオールケーシング掘削機は、ケーシングチ
ューブをその軸線を中心に旋回させながら地中に押し込
むと共に該ケーシングチューブ内の土砂を排出して掘削
作業を行うオールケーシング掘削機において、掘削機本
体を支持フレームに対して昇降シリンダにより昇降自在
に支持すると共に、該支持フレームをスライドフレーム
に対してスライドシリンダにより水平方向に移動自在に
支持したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】オールケーシング掘削機を移動するには、ま
ず、昇降シリンダによって掘削機本体を支持フレームに
対して上昇させ、次に、この状態でスライドシリンダに
より支持フレームをスライドフレームに対して水平方向
に移動させることで掘削機本体が同方向に移動する。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】図1に本発明の一実施例に係るオールケー
シング掘削機の正面概略、図2に図1のII−II断面、図
3にオールケーシング掘削機の動作状態を表す正面概略
を示す。
【0013】図1に示すように、本実施例のオールケー
シング掘削機において、掘削機本体11には締付シリン
ダ12によってケーシングチューブ13を締付けてクラ
ンプするクランプ体14が設けられている。そして、
削機本体11の上部に設けられた駆動部ケース本体15
内には旋回モータ16によってクランプしたケーシング
チューブ13を旋回させる図示しない旋回装置が設けら
れている。
【0014】駆動部ケース本体15はベースフレーム1
7に対して油圧シリンダ18により昇降自在であり、且
つ、レベル調整油圧シリンダ19によって水平状態を維
持することができるようになっている。また、ベースフ
レーム17内には補助用クランプ体20が設けられてい
る。
【0015】また、図1及び図2に示すように、上述し
た掘削機本体11(ベースフレーム17)は架台21上
に設置されて支持されており、この架台21は四方の側
部に載置された支持フレーム22に対して複数の昇降シ
リンダ23により昇降自在に支持されている。そして、
この各支持フレーム22はその内部に載置された各スラ
イドフレーム24に対してスライドシリンダ25により
水平をなす直交する2方向に移動自在となっている。
【0016】而して、本実施例のオールケーシング掘削
機を用いて立坑掘削を行うには、締付シリンダ12を作
動してクランプ体14によりケーシングチューブ13を
クランプし、この状態で旋回モータ16を作動して旋回
装置によりケーシングチューブ12を旋回させると共
に、油圧シリンダ18によりケーシングチューブ12を
地中に押し込んで下端部のカッタビットによって地盤を
カットしていく。このとき、図示しないクレーンを操作
してグラブバケットによりケーシングチューブ12内の
土砂を排出して立坑を形成していく。
【0017】掘削作業が終了してオールケーシング掘削
機を移動するには、各昇降シリンダ23によって掘削機
本体11を支持フレーム22に対して上昇させる。この
状態で、例えば、図2において上下のスライドシリンダ
25を伸長することにより支持フレーム22をスライド
フレーム24に対して左方向に移動させることができ
る。そして、今度は各昇降シリンダ23戻して掘削機
本体11を下降させ、この状態で図2において上下のス
ライドシリンダ25を収縮することによりスライドフレ
ーム24を左方向に移動させることができる。
【0018】従って、再び、昇降シリンダ23及びスラ
イドシリンダ25を作動して支持フレーム22を移動さ
せることで、掘削機本体11を同方向に移動することが
できる。
【0019】なお、掘削機本体11を図2において右方
向に移動するには、掘削機本体11を上昇させた状態
で、図2において上下のスライドシリンダ25を収縮す
ることにより支持フレーム22をスライドフレーム24
に対して右方向に移動させることができる。また、掘削
機本体11を図2において上下方向に移動するには、掘
削機本体11を上昇させた状態で、図2において左右の
スライドシリンダ25を伸長あるいは収縮することによ
り行うことができる。
【0020】また、本実施例のオールケーシング掘削機
にあっては、図2において上下左右を分割構造となって
おり、構造が簡素化されて組立等が容易となる。
【0021】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のオールケーシング掘削機によれば、掘削機
本体を支持フレームに対して昇降シリンダにより昇降自
在に支持すると共にその支持フレームをスライドフレー
ムに対してスライドシリンダにより水平方向に移動自在
に支持したので、小型軽量化を図ることができると共に
掘削機本体を容易に移動することで大口径掘削や狭域現
場での掘削を可能とすることができ、低コスト化及び安
全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオールケーシング掘削
機の正面概略図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】オールケーシング掘削機の動作状態を表す正面
概略図である。
【図4】従来の自走式オールケーシング掘削機の概略図
である。
【図5】従来の定置式オールケーシング掘削機の概略図
である。
【符号の説明】
11 掘削機本体 13 ケーシングチューブ 14 クランプ体 17 ベースフレーム 18 油圧シリンダ 21 架台 22 支持フレーム 23 昇降シリンダ 24 スライドフレーム 25 スライドシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−13687(JP,A) 実開 平4−82093(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 7/20 E21B 17/10 E21D 1/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングチューブをその軸線を中心に
    旋回させながら地中に押し込むと共に該ケーシングチュ
    ーブ内の土砂を排出して掘削作業を行うオールケーシン
    グ掘削機において、掘削機本体を支持フレームに対して
    昇降シリンダにより昇降自在に支持すると共に、該支持
    フレームをスライドフレームに対してスライドシリンダ
    により水平方向に移動自在に支持したことを特徴とする
    オールケーシング掘削機。
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