JP3091134B2 - 立坑の掘削装置及び構築方法 - Google Patents

立坑の掘削装置及び構築方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立坑の掘削装置及
び構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】立坑の掘削施工においては、予測の困難
な地質条件に対応可能とするため、強力なビットを備
え、掘削から排土までを各機能を統合した大がかりな掘
削装置が種々実用化されているが、これらの掘削装置は
大型でかつ高価であることから、小規模な工事では非経
済的であり、また、急傾斜地等には搬入・据え付けが困
難である。一方、立坑内の掘削作業は作業スペースが制
約されていることから、一般的な掘削機をそのまま導入
することも困難な場合が多い。このため、このような施
工条件においては、依然として人力掘削を主体にした、
いわゆる深礎工法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
人力掘削は、各方面で自動化が推進されている今日にお
いては極めて非効率的であり、また、劣悪な作業環境を
改善すると共に作業の安全性を高める上でも機械化が望
まれる。従来、立坑掘削用として簡易な掘削装置が発案
されているが、作業スペースの制約された狭小な立坑内
での作業に適合するように、一般的な自走式ショベル系
掘削機を単に小型化したに過ぎず、高い作業能率の達成
するのは困難であった。また、土留め工程を含めた立坑
施工全体を通しての施工性が考慮されていないため、効
率化の要望を十分に満たすことができなかった。
【0004】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
立坑内での掘削作業に適合した簡易でかつ作業効率の高
い立坑の掘削装置を提供することにある。また、本発明
の第2の目的は、立坑施工全体を効率化し得る立坑の構
築方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、掘削手段の保持体が、立坑の壁面に対して
係脱自在な支持手段によって、立坑の中心部に、鉛直軸
を中心にして回転自在に支持され、前記掘削手段は、掘
削部を保持する屈伸自在な腕部材を備え、前記保持体の
左右両側に分岐された前記腕部材の基部が、前記保持体
を挟んで前記掘削部と相反する側で、前記保持体に枢支
されたことを特徴とする立坑の掘削装置を提供すること
により達成される。
【0006】特に、前記保持体の中心部に掘削土の排出
通路を鉛直方向に形成し、該排出通路のまわりを前記掘
削手段が旋回するようにすると好ましい。
【0007】その上、前記保持体は、内部にキブルバケ
ットが昇降可能な前記排出通路が形成された少なくとも
上端が開口した中空体であり、側壁に前記掘削手段に対
向して土砂投入口が開設されたものとすると良い。
【0008】また、掘削手段の保持体が、立坑の壁面に
対して係脱自在な支持手段によって、立坑の中心部に、
鉛直軸を中心にして回転自在に支持され、前記保持体の
中心部に掘削土の排出通路を鉛直方向に形成し、該排出
通路のまわりを前記掘削手段が旋回するようにし、前記
保持体は、内部にキブルバケットが昇降可能な前記排出
通路が形成された少なくとも上端が開口した中空体であ
り、側壁に前記掘削手 段に対向して土砂投入口が開設さ
れたものとした
【0009】特に、上下に張設されたロープを全体とし
て筒状をなすように柵状に複数列設して、その内部を掘
削土排出用のキブルバケットが昇降するようにすると好
ましい。
【0010】また、前記支持手段が、前記掘削手段の支
持部を挟んで前記保持体の上下両端部に設けられ、前記
保持体の下端部に設けられた前記支持手段が、立坑の底
面に当接する接地手段を備えていると良い。
【0011】そして、立坑施工全体を効率化するには、
上下両端が開口した掘削土の排出通路が鉛直方向に設け
られた立坑掘削装置と、土留め材料を立坑の掘削壁面に
向けて遠心投射する立坑内壁ライニング装置とを使用
し、前記立坑掘削装置による掘削工程に続いて、懸吊手
段に吊持された前記立坑内壁ライニング装置を、前記立
坑掘削装置の前記排出通路を通って該立坑掘削装置の下
方に配置して土留めを行うようにすると良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明に基づく立坑掘削装置を用
いた円形断面をなす立坑の掘削状況を示している。この
立坑掘削装置1は、上下両端が開口した真円筒状のセン
ターパイプ2と、これを立坑Aの中心部に支持する上部
並びに下部の支持体3・4と、これらの間においてセン
ターパイプ2に保持されたバックホウ5と、この側方に
おいてセンターパイプ2に吊持された運転室6と、バッ
クホウ5の反対側でセンターパイプ2に保持された削岩
機7とを有している。
【0014】センターパイプ2は、上部支持体3の中心
部において相対回動可能かつ軸線方向移動不能に支持さ
れており、図示しない油圧モータによって上部支持体3
に対して相対回動されるようになっている。このセンタ
ーパイプ2の内部には、有底円筒状のキブルバケット8
が坑外のクレーンに吊持された状態で挿通されるように
なっており、このキブルバケット8の導入が円滑になさ
れるように、上端の開口部が拡径されている。また、セ
ンターパイプ2の軸線方向中間部には、後述するバック
ホウ5のバケット9に対向して、土砂投入口10が開設
されており、この土砂投入口10の下端縁部に、立坑A
の底面に支持されたキブルバケット8の開口が位置する
ようになっている。
【0015】上部支持体3には、円弧状に曲成されたシ
ュー11を備えた上部グリッパ12が周方向に等間隔を
おいて3つ設けられている。この上部グリッパ12は、
内蔵された油圧シリンダによって径方向に伸縮し得るよ
うになっており、伸長した上部グリッパ12のシュー1
1が立坑Aの側面に当接して、掘削時の反力を得ること
ができる。
【0016】これら3つの上部グリッパ12の延出部に
は各々、本立坑掘削装置1全体を吊持するための連結具
13が設けられており、この連結具13に吊りロープ1
4が連結され、それぞれ孔外に設けられた3基のウイン
チによって同時に昇降されるようになっている。この吊
りロープ14は、上部並びに下部の両支持体3・4によ
って本立坑掘削装置1が立坑Aに対して固定されると、
弛緩させた上でバックホウ5による掘削作業を行う。
【0017】上部支持体3の上部には、多数の滑車15
がセンターパイプ2の外周面に沿って列設されており、
これらの滑車15と、これらに対向して立坑Aの孔口に
設けられた多数の滑車とに1本のロープが交互に巻き懸
けられ、全体として略真筒状をなすガイド柵16が形成
されている。このガイド柵16は、内部をキブルバケッ
ト8が昇降するようになっており、センターパイプ2の
上端開口と立坑Aの孔口との間でキブルバケット8を案
内するものである。このガイド柵16をなすロープの一
端は、本立坑掘削装置1に対して固定されており、その
他端を孔外に設けられたウインチで引張することでロー
プ全体が張設されるようになっている。
【0018】なお、この上部支持部3は、立坑Aを上下
に仕切るように大径に形成して、防護用の天蓋を兼ねる
ように構成しても良い。
【0019】バックホウ5は、従来のショベル系掘削機
のバックホウアタッチメントと略同様に、バケット9が
ブーム17並びにアーム18を介して保持されており、
これらに各々対応したブーム、アーム並びにバケットの
各シリンダ19・20・21によって油圧動作されるよ
うになっている。このように掘削手段にバックホウシス
テムを採用すると、以下に説明するように簡易な構成で
強力かつ正確な掘削を実現することができる。
【0020】ブーム17は、センターパイプ2を挟み込
むように概ねコ字形状に形成されており、その一対の基
端部が、センターパイプ2の外周面から後方に延出した
一対の支持部材によって軸支されている。このブーム1
7には、これを上下動させるためのブームシリンダ19
が上方に一対設けられており、そのシリンダチューブ1
9aのピストンロッド19b側の端部がセンターパイプ
2の外周面から延出した支持部材に枢着されると共に、
ロッド19bの先端がブーム17の前後方向中間部やや
基端寄りの上面に枢着されている(図2参照)。これら
のブームシリンダ19によってブーム17を押し下げる
と、バケット9の爪を地山に食い込ませることができ、
本立坑掘削装置1の自重を利用した強力な掘削が可能で
ある。
【0021】アーム18は、その基端部がブーム17の
遊端に設けられた軸支部22に枢着されている。このア
ーム18を前後に動作させるアームシリンダ20が、ブ
ーム17の下方に一対設けられており、ブーム17の基
端部分にシリンダチューブ20aのヘッド側が枢着され
ると共に、アーム18の長手方向中間部から左右両側に
張り出した一対のステー23の先端部にピストンロッド
20bの先端が枢着されている。これらのアームシリン
ダ20によってアーム18を水平方向に強力に引き寄せ
ることができる。
【0022】バケット9は、従来のバックホウアタッチ
メントと同一のものであり、これをチルト動作させるバ
ケットシリンダ21が、アーム18に沿って1基設けら
れている。このバケットシリンダ21は、シリンダチュ
ーブ21aのベース側がアーム18の背面に枢着される
と共に、ピストンロッド21bの先端がバケット9に連
結されたリンク24に枢着されており、このバケットシ
リンダ21を伸縮動作させることで、所望の掘削角を得
ると共に、掘削土を保持して土砂投入口10に投入する
積み込み動作を行うことができる。
【0023】運転室6は、バックホウ5の上下動するブ
ーム17と干渉しないようにセンターパイプ2に吊設さ
れており、バックホウ5や削岩機7と共に旋回し得るよ
うになっている。この運転室6には、例えば、バックホ
ウ5並びに削岩機7に対応した操作レバーが、回転式シ
ートを挟んで両側に各々に対向して配設されており、バ
ックホウ5並びに削岩機7の動作を目視しながら操作す
ることができる。また、センターパイプ2並びにブーム
17を挟んでこの運転室6の反対側には、油圧制御装置
等が収容された図示しない駆動ユニットが、センターパ
イプ2に吊設されている。
【0024】削岩機7は、フォアバイリング削孔により
転石や岩盤に穿孔破砕するものであり、センターパイプ
2に枢着された支持部材に支持され、上下、前後並びに
チルトの各動作が可能なように複数の油圧シリンダが設
けられている。
【0025】下部支持体4は、センターパイプ2の下端
部に相対回転可能かつ軸線方向移動不能に連結されてお
り、先端部にジャッキシリンダ25を備えたアウトリガ
26が、周方向に等間隔をおいて3脚設けられ、ジャッ
キシリンダ25を上下に伸縮させて立坑Aの不整な底面
に対してレベリングを行うようになっている。なお、こ
のアウトリガ26は例えば直径方向に2脚設けるように
しても良い。
【0026】このアウトリガ26には、立坑Aの側面に
当接してセンターパイプ2を支持する下部グリッパ27
が設けられいる。この下部グリッパ27は、上部支持体
3の上部グリッパ12と同様に円弧状に曲成されたシュ
ー28を備えており、ジャッキシリンダ25と干渉する
ことなくアウトリガ26の水平部に沿って摺動可能に取
り付けられ、油圧シリンダ29によって径方向に変位し
得るようになっている。この下部グリッパ27と、上記
の上部グリッパ12とが協動して、掘削時のセンターパ
イプ2の横ぶれを防ぐことができる。
【0027】実際に掘削を行うには、まず、このアウト
リガ26のジャッキシリンダ25の接地部分を除く地山
が掘削される。図2中に2点鎖線で示すように、バック
ホウ5のバケット9がセンターパイプ2の直下に回り込
むことができるようなっている。このため、従来の自走
式掘削機では不可能であった装置下方の掘削が可能であ
る。
【0028】一方、アウトリガ26が接地していた掘り
残し部分は、ジャッキシリンダ25を縮退させ、下部支
持体4を旋回させてアウトリガ26の位置をずらした上
で、本立坑掘削装置1を設置し直すことで、掘削可能で
ある。この動作を繰り返し行って、掘削が進められる。
【0029】このようにして、バックホウ5や削岩機7
によって地山を掘削して土砂を坑外に搬出するといった
一連の掘削工程を経て立坑が所定深度まで掘り下げられ
ると、立坑Aの掘削壁面に土留め用コンクリートライニ
ング層を形成するための土留め工程に移行するが、図3
に示すような立坑内壁ライニング装置31を用いること
で、本立坑掘削装置1を立坑内から撤去することなく施
工可能である。
【0030】この立坑内壁ライニング装置31は、特願
平7−79469号を初めとして本件出願人が先に提案
したものであり、材料タンク32に収容されたコンクリ
ートが、材料タンク32の下部に設けられた落下筒33
内で急結剤と混合された上で、落下筒33の下端に設け
られたインペラ34から立坑Aの側面に向けて遠心投射
されるようになっている。
【0031】この立坑内壁ライニング装置31は、これ
を微速上下動させるためのチェンブロック35を介して
坑外のクレーンで吊り下げられており、キブルバケット
8と同様にガイド柵16の内部を通ってセンターパイプ
2の内部に挿通され、この下端開口から下方に抜け出
て、立坑Aの中心線に沿ったライニング開始位置に配置
される。
【0032】この立坑内壁ライニング装置31を作動さ
せると、インペラ34から遠心投射されたコンクリート
が、小塊となって広い範囲に飛散し、立坑Aの内壁面に
衝突して次々に堆積して周方向に均一な厚さを有する強
固なコンクリートライニング層が形成される。これと同
時に、チェンブロック31を動作させて、立坑内壁ライ
ニング装置31を昇降させると、インペラ34による立
坑Aの内壁面へのコンクリートの投射位置が変位し、深
さ方向において均一な厚さのコンクリートライニング層
が円滑にかつ能率よく形成される。
【0033】
【発明の効果】このように本発明によれば、掘削手段の
保持体を支持手段によって立坑の壁面に対して固定する
ようにしたため、自走式掘削機に比較して大きな反力を
得ることができ、掘削手段を大型化することが可能とな
る。そして、掘削手段の保持体が立坑の中心部に鉛直軸
を中心にして回転自在に支持されたことで、立坑の底面
全体を均等に掘削することが可能となる。
【0034】そして、バックホウのように、バケット等
の掘削部を保持する屈伸自在な腕部材を備えた掘削手段
を採用すると、簡易な構成で強力かつ正確な掘削を実現
することができる。しかも、この掘削手段の腕部材の基
部を保持体の両側に分岐させて、保持体を挟んで掘削部
と相反する側で保持体に枢支させるようにすると、作業
スペースが制約された狭小な立坑内に大型の掘削手段を
配置することが可能となる。したがって、容量の増大に
よる土砂掘削の効率化はもとより、掘削力が高まること
によって硬質土や軟岩の掘削が容易となり、掘削作業の
効率を高める上 で極めて顕著な効果がある。しかも、腕
部材の遊端側が立坑の内壁に干渉することなく、遊端の
上下変位量を大きく確保することが可能となることか
ら、掘削深度を上げることができる上、作業半径を大き
くとることが可能となることから、大小の口径の異なる
立坑に対応可能となる。
【0035】特に、保持体の中心部に掘削土の排出通路
を形成して、そのまわりを掘削手段が旋回するようにす
ると、立坑の中心線を含む垂直平面上で掘削手段を動作
させるだけで掘削土の積み込みが可能となるため、積み
込み軌跡を大幅に短縮することができ、積み込み作業に
要する時間が大幅に短縮化され、掘削作業の効率が高め
られる。従来のバックホウシステムにおいては、掘削土
積み込み時の旋回動作が作業時間中に大きな比率を占め
ており、これが不用となることは掘削作業の効率を高め
る上で極めて効果的である。
【0036】これに加えて、掘削手段の保持体を中空に
形成してその内部にキブルバケットを挿通させて掘削土
を搬出するようにすると、積み込み時においてキブルバ
ケットが安定して保持されることから、これを縦長に形
成して大容量化することが可能となり、積み込み効率を
向上させることができる。
【0037】また、上下に張設されたロープを全体とし
て筒状をなすように柵状に複数列設して、その内部を掘
削土排出用のキブルバケットが昇降するようにすると、
キブルバケットが好適に案内されるため、キブルバケッ
トの巻き上げを高速化することが可能となり、排土時間
を大幅に短縮することができる。従来、掘削土が積み込
まれたキブルバケットを高速で巻き上げることは、荷振
れの原因となり、立坑側面に接触して土砂が落下する等
安全上好ましくなかった。このため、掘削の1サイクル
中における排土時間の占める割合が大きかったのに対
し、本発明のようにすると搬出時間が大幅に短縮される
ことから、上述の積み込み作業の効率化と相俟って、掘
削作業の効率を飛躍的に向上させることができる。
【0038】さらに、支持手段が、掘削手段の枢支部を
挟んで保持体の上下両端部に設けられていると、掘削時
における保持体の横ぶれを防ぎ、安定した掘削を行うこ
とができる。特に、保持体の下端部に設けられた支持手
段に、立坑の底面に当接する接地手段を設けると、本立
坑掘削装置をより一層安定させると共に、立坑の側面に
係合する他の支持手段の負担を軽減して立坑の側面を保
護することができる。
【0039】以上のような立坑掘削装置に設けられた掘
削土の排出通路を利用して、立坑内壁ライニング装置を
その下方に配置して土留めを行うようにすると、立坑掘
削装置を立坑内から撤去することなく土留めの施工が可
能となり、立坑施工全体の効率を高める上で極めて効果
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき構成された立坑掘削装置による
円形断面をなす立坑の掘削施工状況を示す斜視図。
【図2】図1に示した立坑掘削装置による掘削施工状況
を示す側面図。
【図3】図1に示した立坑掘削装置と併用される立坑内
壁ライニング装置による土留め施工状況を示す側面図。
【符号の説明】
1 立坑掘削装置 2 センターパイプ 3 上部支持体 4 下部支持体 5 バックホウ 6 運転室 7 削岩機 8 キブルバケット 9 バケット 10 土砂投入口 11 シュー 12 上部グリッパ 13 連結具 14 吊りロープ 15 滑車 16 ガイド柵 17 ブーム 18 アーム 19 ブームシリンダ 20 アームシリンダ 21 バケットシリンダ 19a・20a・21a シリンダチューブ 19b・20b・21b ピストンロッド 22 軸支部 23 ステー 24 リンク 25 ジャッキシリンダ 26 アウトリガ 27 下部グリッパ 28 シュー 29 油圧シリンダ 31 立坑内壁ライニング装置 32 材料タンク 33 落下筒 34 インペラ 35 チェンブロック A 立坑
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−346682(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 1/03 - 1/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削手段の保持体が、立坑の壁面に対
    して係脱自在な支持手段によって、立坑の中心部に、鉛
    直軸を中心にして回転自在に支持され、 前記掘削手段は、掘削部を保持する屈伸自在な腕部材を
    備え、前記保持体の左右両側に分岐された前記腕部材の
    基部が、前記保持体を挟んで前記掘削部と相反する側
    で、前記保持体に枢支された ことを特徴とする立坑の掘
    削装置。
  2. 【請求項2】 前記保持体の中心部に掘削土の排出通
    路を鉛直方向に形成し、該排出通路のまわりを前記掘削
    手段が旋回するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の立坑の掘削装置。
  3. 【請求項3】 前記保持体は、内部にキブルバケット
    が昇降可能な前記排出通路が形成された少なくとも上端
    が開口した中空体であり、側壁に前記掘削手段に対向し
    て土砂投入口が開設されたことを特徴とする請求項2に
    記載の立坑の掘削装置。
  4. 【請求項4】 掘削手段の保持体が、立坑の壁面に対
    して係脱自在な支持手段によって、立坑の中心部に、鉛
    直軸を中心にして回転自在に支持され、 前記保持体の中心部に掘削土の排出通路を鉛直方向に形
    成し、該排出通路のまわりを前記掘削手段が旋回するよ
    うにし、 前記保持体は、内部にキブルバケットが昇降可能な前記
    排出通路が形成された少なくとも上端が開口した中空体
    であり、側壁に前記掘削手段に対向して土砂投入口が開
    設された ことを特徴とする立坑の掘削装置。
  5. 【請求項5】 上下に張設されたロープを全体として
    筒状をなすように柵状に複数列設して、その内部を掘削
    土排出用のキブルバケットが昇降するようにしたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の立
    坑の掘削装置。
  6. 【請求項6】 前記支持手段が、前記掘削手段の支持
    部を挟んで前記保持体の上下両端部に設けられ 前記保持体の下端部に設けられた前記支持手段が、立坑
    の底面に当接する接地 手段を備えた ことを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれかに記載の立坑の掘削装
    置。
  7. 【請求項7】 上下両端が開口した掘削土の排出通路
    が鉛直方向に設けられた立坑掘削装置と、土留め材料を
    立坑の掘削壁面に向けて遠心投射する立坑内壁ライニン
    グ装置とを使用し、前記立坑掘削装置による掘削工程に
    続いて、懸吊手段に吊持された前記立坑内壁ライニング
    装置を、前記立坑掘削装置の前記排出通路を通って該立
    坑掘削装置の下方に配置して土留めを行うようにしたこ
    とを特徴とする立坑の構築方法。
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