JPH08177364A - 穴掘装置 - Google Patents

穴掘装置

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JPH08177364A
JPH08177364A JP33655894A JP33655894A JPH08177364A JP H08177364 A JPH08177364 A JP H08177364A JP 33655894 A JP33655894 A JP 33655894A JP 33655894 A JP33655894 A JP 33655894A JP H08177364 A JPH08177364 A JP H08177364A
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auger
auger drill
ground
casing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 舗装地における穴掘作業を効率よく行い、し
かも作業開始前にアタッチメントの着脱を行わずに各種
地面の穴掘作業に対応する。。 【構成】 オーガドリル20と、このオーガドリルを上
下方向に延びるように吊下げて支持する支持手段11
と、支持手段にブレード24の外周を囲むように着脱自
在且つ周方向に回転自在に装着されるドラムケーシング
50と、オーガドリルがドラムケーシングの下端よりも
上方に引込んで位置する縮小状態とこのドラムケーシン
グの下端よりも下方に突出して位置する伸長状態との間
でシャフト21を伸縮させる伸縮手段22と、少なくと
もシャフトが縮小状態にあるときに、オーガドリルの回
転力を支持手段に装着されたドラムケーシングに伝達す
る回転力伝達手段27,42と、ドラムケーシングの下
端部に設けられ、地面を円筒状に切断可能な切断歯53
とから穴掘装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地面に電柱等を建て入
れるための穴を掘る穴掘装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような穴掘装置として、起伏ブー
ムの先端等から吊下げられた状態で回転駆動されるオー
ガドリルを有するものがある。オーガドリルは、回転中
心となるシャフトの外周に螺旋状のブレードを設けてな
るものであり、このオーガドリルを回転駆動してブレー
ドを地中にめり込ませた後、起伏ブーム等の作動によっ
てこのオーガドリルを引き上げることにより、ブレード
の上に載った土砂を地中から搬出して地面に穴を形成す
ることができる。このようなオーガドリルの地中へ挿入
および土砂の搬出を繰り返し行うことによって所望の深
さの穴を掘削することができる。
【0003】ところで、道路等のようにアスファルトや
コンクリートによって覆われた地面(舗装地)に穴を掘
る場合には、予めアスファルト層等を除去して土砂面を
露出させておき、この土砂面をオーガドリルによって掘
削するようにしている。また、湧水地等の軟弱地に穴を
掘る場合には、例えば、実開昭54−114302号公
報にて提案されているように、オーガドリルの外周に管
状体(アタッチメント)を取り付けてこれをオーガドリ
ルとともに地中に押し込んだ後、管状体をオーガドリル
から切り離して土留めとして地中に残したまま、オーガ
ドリルによる管状体内の土砂の搬出を行うようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アスフ
ァルト層等の除去作業は作業員の手作業によって行われ
ることが多く、これでは作業効率が悪いという問題があ
る。また、アスファルト層等の除去面積が掘削する穴よ
りも大きくなってしまうことが多く、後の埋め戻し作業
が必要となったり、埋め戻し作業後の外観(仕上がり)
が悪くなるという問題もある。さらに、掘削する地面の
種類に応じて作業開始前にいちいち穴掘装置にアタッチ
メントを取り付けたり取り外したりするのでは、手間が
かかりその分作業の開始が遅れるという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、特に舗装地における穴掘作業を、必要最
低限のアスファルト層等の除去のみで且つ効率よく行う
ことができ、しかも作業開始前にアタッチメントの着脱
を行わずに各種地面の穴掘作業に対応できるようにした
穴掘装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するため、本発明では、シャフトの外周に螺旋状の
ブレードが設けられてなるオーガドリルと、このオーガ
ドリルを、シャフトが上下方向に延びるように吊下げて
且つシャフトを中心として回転自在に支持する支持手段
と、この支持手段に取り付けられ、オーガドリルを回転
駆動する回転駆動手段と、円筒状に形成され、支持手段
にブレードの外周を囲むように着脱自在且つ周方向に回
転自在に装着されるドラムケーシングと、ドラムケーシ
ングが支持手段に装着された状態で、オーガドリルがド
ラムケーシングの下端よりも上方に引込んで位置する縮
小状態とこのドラムケーシングの下端よりも下方に突出
して位置する伸長状態との間でシャフトを伸縮させる伸
縮手段と、少なくともシャフトが縮小状態にあるとき
に、回転駆動手段によるオーガドリルの回転駆動力を支
持手段に装着されたドラムケーシングに伝達してこのド
ラムケーシングをも回転させる回転力伝達手段と、支持
手段に装着されたドラムケーシングの下端部に設けら
れ、このドラムケーシングが回転力伝達手段によって回
転されたときに地面を円筒状に切断可能な切断歯とから
穴掘装置を構成している。
【0007】このような穴掘装置によって通常の土砂の
地面に穴を掘るときには、シャフトを伸長状態にしてオ
ーガドリルをドラムケーシングの下方に突出させて地面
を掘削する。これにより、ドラムケーシングを穴掘装置
に取り付けたままでも地面の掘削を行うことができる。
また、アスファルト等によって覆われた地面に穴を掘る
ときには、まず、シャフトを縮小状態にしてオーガドリ
ルを引っ込めておき、このオーガドリルを回転駆動する
とともに、回転力伝達手段によってドラムケーシングを
回転駆動し、このドラムケーシングの下端の切断歯でア
スファルト層等を円形に切断する。これにより、アスフ
ァルト層等の除去面積を必要最低限に抑えることができ
る。次に、シャフトを伸長状態にして、切断除去したア
スファルト等の下の地面を通常の地面と同様にしてオー
ガドリルによって掘削する。これにより、手作業でアス
ファルト層等を除去する場合に比べて効率よく穴掘作業
を行うことができる。
【0008】さらに、湧水地等の軟弱地に穴を掘るとき
には、シャフトを縮小状態にしてオーガドリルとともに
ドラムケーシングを回転させ、これらを地中に押し込
む。その後、支持手段からドラムケーシングを切り離し
て(ドラムケーシングが長手方向、即ち上下に分割でき
る場合には、下側の部分を上側の部分から切り離し
て)、オーガドリルによってドラムケーシング内の土砂
の搬出を行う。このようにドラムケーシングを地中に残
すことによりこれを土留めとして用いることができ、且
つオーガドリルの周囲からドラムケーシングが外される
ため、土砂の搬出もスムーズに行える。
【0009】なお、オーガドリルの下端に、このオーガ
ドリルとともに回転して地面を破砕する破砕歯を有した
オーガ歯先を取り付ける場合において、破砕歯を、ドラ
ムケーシングの外径よりも大きな径の範囲で回転する拡
大位置と、ドラムケーシングの内径よりも小さな径の範
囲内で回転する格納位置との間で移動自在に取り付ける
のが望ましい。
【0010】破砕歯を拡大位置に位置させてオーガドリ
ルによって地面を掘削する(このとき、シャフトは伸長
状態となっている)と、その掘削範囲(径)はドラムケ
ーシングの外径よりも大きくなる。このため、例えば、
深い穴を掘る必要がある場合においては、ドラムケーシ
ングごと無理なく地中に挿入しながら掘り進むことがで
きる。一方、破砕歯を格納位置に位置させておけば、既
に地中に押し込んだドラムケーシング内を掘り進んだ
り、伸長状態にあるシャフトを、破砕歯が邪魔になるこ
となく縮小状態に縮小させたり(即ち、ドラムケーシン
グ内に引き込んだり)することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本発明に係
る穴掘装置を備えた穴掘建柱車を示している。この穴掘
建柱車1は、前部に運転キャビン1aを有した車体(ト
ラックシャシ)1をベースに構成されている。車体1の
後部には、車体1に対して水平旋回が自在な旋回台2が
取り付けられており、この旋回台2は車体1に内蔵され
た油圧旋回モータ(図示せず)の作動によって旋回駆動
される。なお、車体1の前後左右の4箇所には、車体1
の側方に張り出して下端部を設置させることにより車体
1を支持するアウトリガジャッキ9が取り付けられてい
る。
【0012】また、旋回台2の上部には、3段伸縮ブー
ム3が取り付けられている。このブーム3は、旋回台2
に起伏自在に取り付けられた基端ブーム部材3aと、こ
の基端ブーム部材3a内に長手方向に移動自在に挿入さ
れた中間ブーム部材3bと、同様に中間ブーム部材3b
内に挿入された先端ブーム部材3cとからテレスコピッ
ク(入れ子式)に伸縮自在に構成されている。なお、ブ
ーム3は、基端ブーム部材3aと旋回台2との間に取り
付けれられた油圧起伏シリンダ4の作動によって起伏駆
動される。また、ブーム3に内蔵された油圧伸縮シリン
ダ(図示せず)の作動によって伸縮駆動される。
【0013】先端ブーム部材3cの先端には、ブームヘ
ッド5が取り付けられている。また、基端ブーム部材3
aの基端部上側には油圧ウインチ6が取り付けられてお
り、このウインチ6から繰り出されたワイヤ6aがブー
ムヘッド5に回転自在に取り付けられたシーブ(図示せ
ず)に巻掛けられてブームヘッド5の下方に垂らされて
いる。さらに、ワイヤ6aの下端には、電柱等を吊上げ
るためのフック6bが取り付けられている。なお、車体
1の前部には、起伏シリンダ4等の油圧アクチュエータ
に作動油を供給する油圧パワーユニットPUが搭載され
ている。
【0014】中間ブーム部材3bおよび先端ブーム3c
の外周には、オーガ取付枠7が取り付けられている。こ
のオーガ取付枠7は、基端ブーム部材3aの先端および
ブームヘッド5に選択的に連結が可能である。このオー
ガ取付枠7の下部には、ブーム3の幅方向に揺動自在に
連結棒8が取り付けられており、この連結棒8の下端に
は、本発明に係る穴掘装置10が取り付けられている。
このため、オーガ取付枠7をブームヘッド5に連結させ
てブーム3を作動させれば、穴掘装置10を任意の掘削
位置に移動させることができる。以下、この穴掘装置1
0の詳細について図2を併せ用いて説明する。
【0015】穴掘装置10は、連結棒8の下端にブーム
3の長手方向に揺動自在に取り付けられたモータ・減速
機ハウジング11を有する。このハウジング11には、
油圧オーガモータ(駆動手段)12およびこのオーガモ
ータ12の出力軸に連結された減速機13とが内蔵され
ている。そして、ハウジング11の下方に突出する減速
機13の出力軸13aには、スイベルジョイントの内周
部材14がピン15によって連結されている。このた
め、オーガモータ12に図示しない油圧回路を介して油
圧パワーユニットPUから作動油を供給しこれを作動さ
せれば、減速機13によって減速された速度で内周部材
14を回転させることができる。この内周部材14の径
方向中央には、下方に向かって開口するシリンダ受容孔
14aが形成されている。また、この内周部材14の内
部には、シリンダ受容孔14aの内周面と内周部材14
の外周面に形成された環状溝(図示せず)とを繋ぐ油路
14bが形成されている。
【0016】内周部材14の外周には、環状に形成され
たスイベルジョイントの外周部材16が回転摺動自在に
取り付けられている。この外周部材16の内部には、外
周面と内周面とを繋ぐ油路16bが形成されており、こ
の油路16bと内周部材14の油路14bとは、上記環
状溝を介して外周部材16の内周部材14に対する回転
位置にかかわらず接続される。
【0017】外周部材16とハウジング11の側面から
斜め下方に延びるよう形成されたアーム11aとの間に
は、ハウジング11に対する外周部材16の回転を阻止
するストッパ18が取り付けられている。また、外周部
材16の油路16bの外周面側開口には、油圧パワーユ
ニットPUからブーム3に沿って延びてきた油圧ホース
17が接続されている。さらに、外周部材16の下部に
は、内周部材14の下部を囲むように環状部材19が外
周部材16と一体的に取り付けられている。なお、ハウ
ジング11,外周部材16および環状部材19からなる
ブーム3に対する非回転部分が請求の範囲にいう「支持
手段」に相当する。
【0018】内周部材14の下部には、オーガドリル2
0が取り付けられている。このオーガドリル20は上下
方向に延びるシャフト21を有して構成されており、こ
のシャフト21は、内周部材14の下端部に固定された
インナシャフト部材21aと、このインナシャフト部材
21aの外周にインナシャフト部材21aの長手方向
(上下方向)に移動自在に取り付けられたアウタシャフ
ト部材21bとからテレスコピックに伸縮自在に構成さ
れている。なお、アウタシャフト部材21bは、インナ
シャフト部材21aに対して回転が阻止された状態で取
り付けられており(例えば、平面視において、インナシ
ャフト部材21bを矩形状に形成し、アウタシャフト部
材21bをその内部にインナシャフト部材21bを収容
可能な矩形穴を有した形状に形成する)、後述するよう
にインナシャフト部材21aが回転されるとアウタシャ
フト部材21bもこれと一体になって回転する。また、
インナシャフト部材21aの内部には、油圧オーガ伸縮
シリンダ(以下、単にオーガシリンダという)22がピ
ストンロッド22aを下側に向けた状態で配設されてい
る。
【0019】ピストンロッド22aの先端(下端)は、
アウタシャフト部材21bの下部に連結されている。ま
た、オーガシリンダ22のシリンダチューブ22bの上
端は、シリンダ受容孔14a内に挿入された状態でピン
23によって内周部材14に固定されている。なお、内
周部材14に形成された油路14bは、シリンダチュー
ブ22bに形成された油圧給排口(図示せず)に繋がっ
ている。このため、油圧ホース17および油路16b,
14bを介してオーガシリンダ22に対して作動油の給
排を行うことができ、オーガシリンダ22を伸縮作動さ
せてシャフト21を伸縮させることができる。なお、図
2は、シャフト21が全縮小した状態を示している。ま
た、オーガモータ12の作動により内周部材14が回転
駆動されると、この内周部材14と一体となって、シャ
フト21およびオーガシリンダ22(即ち、オーガドリ
ル20全体)が回転する。
【0020】アウタシャフト部材21bの下端部から上
下方向中間部にかけての部分の外周には、螺旋状に連な
るブレード24が取り付けられている。さらに、アウタ
シャフト部材21bの外周におけるブレード24の上端
よりもやや上の部分には、ストッパプレート25が取り
付けられている。なお、ストッパプレート25の外径
は、後で説明する下側ドラムケーシング50の周壁上部
の内径より若干小さく、また、ブレード24の外径は、
ストッパプレート25の外径と同じか又はこれよりも小
さい。さらに、図3にも示すように、アウタシャフト部
材21bの上端外周の周方向4箇所(90度ごとの位
置)には、上下方向に延び且つシャフト部材21bの径
方向外方に向かって張り出す板状のオーガ側トルク伝達
歯(回転力伝達手段)27が取り付けられている。この
ため、シャフト21を伸縮させてアウタシャフト部材2
1bを上下させると、オーガ側トルク伝達歯27も一緒
に上下に移動する。
【0021】また、アウタシャフト部材21bの下端部
には、オーガ歯先30が取り付けられている。このオー
ガ歯先30は、上下方向に延びて、その上端部がアウタ
シャフト部材21bの下端部に取り付けられるセンタビ
ット31と、このセンタビット31の上部から径方向に
延びるアーム部32と、このアーム部32の下面側に取
り付けられた3本の破砕歯33,34,35とから構成
される。
【0022】センタビット31の下部は、後に説明する
穴掘作業において掘削中心の位置決めを行うのに適した
形状を有する。また、図4に示すように、センタビット
31の中心からアーム部32の外端部までの寸法は、後
に説明する下側ドラムケーシング50の内周の半径より
も若干小さい。3本の破砕歯33,34,35はそれぞ
れ硬質金属によって形成されており、その先端部は土砂
の破砕・攪拌に適した形状を有する。なお、このアーム
部32の最も内側に取り付けられた第1破砕歯33は、
平面視における破砕方向(図中に矢印Fで示す方向:以
下、前方という)に対して回転方向(図中に矢印F′で
示す方向)に大きく傾いており、その外側に取り付けら
れた第2破砕歯34も回転方向F′に若干傾いている。
また、アーム部32の最も外側に取り付けられた第3破
砕歯35は、前方Fにまっすぐ延びている。
【0023】ここで、アーム部32は、図5(A),
(B)に詳しく示すように、前方Fおよび斜め上方に面
するように傾斜したガイド面32aを有する。また、ア
ーム部32における第3破砕歯35の取付部分周辺をア
ーム部32の長手方向に直交する面で切断して見ると、
下向きに開口した断面略U字状に形成された歯収容空間
32bと、この歯収容空間32bにおける前方F側の内
面下端から前方斜め下側に傾斜して延びる突出側当接面
32cと、歯収容空間32bにおける前方Fと反対側の
内面下端から前方斜め下側に傾斜して延びる格納側当接
面32dとを有している。ここで、格納側当接面32d
の傾斜角の方が、突出側当接面32cのそれよりも深く
なっている。なお、格納側当接面32dは必ずしも設け
る必要はない。
【0024】歯収容空間32b内には第3破砕歯35の
基端部が挿入され、この基端部は歯収容空間32b内に
おいてピン34によって上下方向に揺動自在に支持され
る。こうしてアーム部32に取り付けられた第3破砕歯
35は、図5(A)に示すように基端部の上面が突出側
当接面32cに当接することによってそれ以上の上方へ
の揺動が阻止され(この揺動位置を以下、拡大位置とい
う)、また、図5(B)に示すように基端部の下面が格
納側当接面32dに当接することによってそれ以上の下
方への揺動が阻止される(この揺動位置を以下、格納位
置という)。
【0025】図2に示すように、外周部材16の下部に
取り付けられた環状部材19の外周には、円筒状に形成
されてその周壁を上下方向に延ばした上側ドラムケーシ
ング40が、ベアリング41を介して周方向に回転自在
に取り付けられている。この上側ドラムケーシング40
の周壁は、外周部材16の下端部よりも若干低い位置か
ら、シャフト21が全縮状態にあるときにおけるオーガ
側トルク伝達歯27の下端よりも若干低い位置まで延び
ている。この周壁の内周における上下方向中間部の周方
向4箇所(90度ごとの位置)には、図3および図6に
示すように、上下方向に延び且つ回転中心に向かって張
り出す板状のケーシング側トルク伝達歯42が取り付け
られている。なお、図6では、上側ドラムケーシング4
0をその上部を省略したかたちで示している。このケー
シング側トルク伝達歯42の内端部側面は、図3に示す
ように、時計回りおよび反時計回りに回転するオーガ側
トルク伝達歯27の外端部側面に当接(噛合)する。こ
れにより、オーガドリル20の回転を上側ドラムケーシ
ング40に伝達してこの上側ドラムケーシング40を回
転させることができる。
【0026】また、図6に詳しく示すように、上側ドラ
ムケーシング40の周壁下部の外周における周方向4箇
所(90度ごとの位置)には、上下に延びる短冊状に形
成された係合プレート43が、その下端部を周壁の下端
よりも下方に突出させて取り付けられている。4つの係
合プレート43のうち周方向に180度離れて位置する
一対の係合プレート43の下端には、この係合プレート
43を貫通して周壁の径方向に向かって押し込みおよび
引出しが自在なセットピン44が取り付けられている。
【0027】さらに、図2に示すように、上側ドラムケ
ーシング40の下端には、円筒状の下側ドラムケーシン
グ50がその周壁を上下方向に延ばした状態で、着脱自
在に取り付けられている。この下側ドラムケーシング5
0の周壁の少なくとも上部は上側ドラムケーシング40
と同じ内外径を有する。なお、本実施例においては周壁
の下部の内外径は上部と同じであるが、これよりも大き
くしてもよい。そして、下側ドラムケーシング50の周
壁の下端は、シャフト21が全縮小した状態でのオーガ
ドリル20の下端(オーガ歯先30の下端)よりも下方
に突出して位置する(逆に言えば、オーガドリル20が
下側ドラムケーシング50の下端よりも上方に引っ込ん
でいる)。全縮小したオーガドリル20の下端と下側ド
ラムケーシング50の下端との間の距離は、後で説明す
るアスファルト層の厚さに相当するように設定されてい
る。なお、シャフト21を伸長させることにより、オー
ガドリル20を下側ドラムケーシング50の下端よりも
下方に突出させることができる。また、下側ドラムケー
シング50の周壁の内周は、オーガドリル20のストッ
パプレート25の外周にほぼ接する。
【0028】図6に示すように、下側ドラムケーシング
50の周壁上端の外周における周方向4箇所(90度ご
との位置)にはそれぞれ、間に係合プレート43の幅に
ほぼ等しい幅の隙間を空けた2枚の短冊状の板材からな
るプレート押え51が設けられている。これら4つのプ
レート押え51のうち周方向に180度離れて位置する
一対のプレート押え51の隙間に面した下側ドラムケー
シング50の周壁には、この周壁を貫通するセット穴5
2が形成されている。また、周壁の下部外周における8
箇所(45度ごとの位置)には、係合プレート43とほ
ぼ同じ幅を有する切断歯53がその下端を周壁下端より
も下方に突出させて取り付けられている。この切断歯5
3は、短冊状の板材の下部を先細り形状にしたように形
成されている。8つの切断歯53のうち180度離れて
位置する一対の切断歯53の下端には、継ぎ足し用セッ
ト穴53aが形成されている。なお、図6では、下側ド
ラムケーシング50をその上下方向中間部を省略したか
たちで示している。
【0029】このように構成された下側ドラムケーシン
グ50を上側ドラムケーシング40の下端に取り付ける
ときには、各プレート押え51の隙間に係合プレート4
3を挿入するようにしながら下側ドラムケーシング50
の上端面を上側ドラムケーシング40の下端面に突き合
わせる。この際、セット穴52を有したプレート押え5
1にセットピン44を有した係合プレート43を挿入さ
せる。そして、セットピン44を押し込んでセット穴5
2に挿入させることにより、下側ドラムケーシング50
の上側ドラムケーシング40からの脱落が防止される。
また、係合プレート43の周方向側面とプレート押え5
1の周方向内側面との係合により、下側ドラムケーシン
グ50の上側ドラムケーシング40に対する回転が阻止
される。このため、上側ドラムケーシング40が回転す
るとこれと一体となって下側ドラムケーシング50も回
転する。なお、セットピン44を引き出して下側ドラム
ケーシング50を下方に引っ張れば(又は、上側ドラム
ケーシング40を上方に引っ張れば)、下側ドラムケー
シング50と上側ドラムケーシング40とを離脱させる
ことができる。
【0030】次に、以上のように構成された穴掘装置1
0を用いた地面への穴掘作業について図7〜図9を用い
て具体的に説明する。まず、図7には、通常の土砂から
なる地面Gにおいて穴掘作業を行う場合について示して
いる。この場合には、同図(A)に示すように、下側ド
ラムケーシング50を上側ドラムケーシング40に取り
付けておき、ブーム3等の作動によって穴掘装置10を
所望の掘削位置の上方に移動させる。次に、オーガドリ
ル20のシャフト21を伸長させて、オーガ歯先30を
含むオーガドリル20の下端を下側ドラムケーシング5
0の下端よりも下方に突出させる。そして、オーガドリ
ル20を回転駆動し、ブレード24を地面Gにめり込ま
せる。この際、オーガ側トルク伝達歯27はケーシング
側トルク伝達歯42に対して下方に離脱しており、両者
は噛合しない。このため、オーガドリル20が回転して
も、上側ドラムケーシング40および下側ドラムケーシ
ング50は回転しない。
【0031】ここで、オーガドリル20による地面Gの
掘削は、オーガ歯先30の破砕歯33〜35によって地
面Gを破砕しながらブレード24のほぼ全体が埋没する
ようにオーガドリル20を地面Gにめり込ませ、次に、
オーガドリル20を地面Gから引き抜いて、ブレード2
4の上に残った土砂を別の場所に捨てるようにして行
う。オーガドリル20を地面Gにめり込ませた際、スト
ッパプレート25により、ケーシング50の内周空間に
おけるストッパプレート25よりも上側の部分、即ち、
ベアリング41やアウタシャフト部材21bの上端開口
等が存在する部分への土砂の侵入が防止される。
【0032】オーガ歯先30(オーガドリル20)が下
側ドラムケーシング50の下方に突出した状態での地面
Gの掘削中には、図5(A)に示すように、第3破砕歯
35が地面G(穴Hの底面)から上方に掘削反力Rを受
けて拡大位置に揺動する。この拡大位置では、第3破砕
歯35の先端は、下側ドラムケーシング50の周壁の外
周よりも径方向外方に位置する。このため、図4からも
分かるように、第3破砕歯35により破砕される範囲
(つまりは掘削される穴H)の径は、下側ドラムケーシ
ング50の周壁の外径よりも若干大きくなる。したがっ
て、図7(B)に示すように、下側ドラムケーシング5
0を地中に無理なく挿入させながら深い位置まで掘り進
むことができる。
【0033】さらに、図7(C)に示すように、下側ド
ラムケーシング50ごと穴H内に押し込んで深く掘るこ
とも可能である。この際、図中に鎖線で示すように一旦
オーガドリル20を全縮状態まで縮小させてトルク伝達
歯27,42を噛合させれば、下側ドラムケーシング5
0を回転させながらこれをよりスムーズに押し込むこと
ができる。なお、オーガドリル20を縮小させて破砕歯
33を穴Hの底面から離脱させると、図5(B)に示す
ように、破砕歯33は自らの重量又は下側ドラムケーシ
ング50との当接によって格納位置に下動(揺動す
る)。格納位置に位置した破砕歯33の先端は、下側ド
ラムケーシング50の周壁の内周よりも径方向内方に位
置する。このため、オーガドリル20およびオーガ歯先
30をスムーズに下側ドラムケーシング50内に引き込
むことができる。
【0034】以上のようにして穴Hを掘った後は、オー
ガ取付枠7を基端ブーム部材3aに連結させるととも
に、連結棒8をブーム3の側方に延びるように揺動さ
せ、さらに穴掘装置10をブーム3の側面に沿って延び
るように引き上げて格納する。そして、ウインチ6によ
って電柱等を吊り上げて、これを穴Hに建て入れる。
【0035】図8には、アスファルトによって舗装され
た地面G′において穴掘作業を行う場合を示している。
この場合は、同図(A)に示すように、下側ドラムケー
シング50を上側ドラムケーシング40に取り付けてお
くとともに、オーガドリル20を全縮状態から両トルク
伝達歯27,42の噛合が外れない程度に伸長させる。
これにより、オーガ歯先30のセンタビット31の下端
と下側ドラムケーシング50の下端(切断歯53の下
端)とがほぼ同じ高さとなる。そして、オーガドリル2
0および下側ドラムケーシング50を回転駆動して、セ
ンタビット31をアスファルト層Aに立てて回転中心の
位置決めを行いながら下側ドラムケーシング50の切断
歯53をアスファルト層Aにある程度食い込ませる。
【0036】次に、図8(B)に示すように、オーガド
リル20に全縮状態に戻すとともにオーガドリル20お
よび下側ドラムケーシング50を回転駆動して、切断歯
53によってアスファルト層Aを円形に切断する。切断
したアスファルト層Aは、その周囲を下側ドラムケーシ
ング50によって囲んだままオーガ歯先30によって破
砕するか、一旦穴掘装置10を上昇させて作業員(図示
せず)が取り去るかする。オーガ歯先30によってアス
ファルト層Aを破砕する場合でも、回りを下側ドラムケ
ーシング50によって囲んであるため、破砕範囲が広が
ることがない。後は、図8(C)に示すように、通常の
地面Gにおける穴掘作業と同様(図7(B),(C)参
照)にしてアスファルト層Aの下の地面G′に穴H′を
掘る。穴H′には、前述のようにして電柱等が建て入れ
られる。
【0037】図9には、湧水地の地面G″において穴掘
作業を行う場合について示している。この場合は、当初
下側ドラムケーシング50を上側ドラムケーシング40
に取り付けておくとともに、オーガドリル20を全縮状
態にしてこのオーガドリル20とともに下側ドラムケー
シング50を回転駆動する。そして、図9(A)に示す
ように、オーガドリル20と下側ドラムケーシング50
とを一緒に地面G″に押し込む。この際、オーガ歯先3
0において格納位置に位置する第3破砕歯35は、地面
G″から上向きの掘削反力を受けるが、第3破砕歯35
の先端と下側ドラムケーシング50の周壁の内面との当
接によってほぼ格納位置に位置したまま地面G″を破砕
する。なお、ストッパプレート25によって下側ドラム
ケーシング50内の上部空間への土砂の侵入が防止され
るのは、通常の地面の場合と同様である。
【0038】次に、図9(B)に示すように、上側ドラ
ムケーシング40と下側ドラムケーシング50とを切り
離し、下側ドラムケーシング50を地中に残したままオ
ーガドリル20によって下側ドラムケーシング50に囲
まれた土砂を搬出する。これにより、地面G″に穴H″
が形成されるのであるが、下側ドラムケーシング50
は、この穴H″内に周囲の土砂が崩れ落ちないようにす
る土留めの役割を果たすことができる。
【0039】さらに穴H″を深くしたい場合には、図9
(C)に示すように、別の下側ドラムケーシング50′
を上側ドラムケーシング40に取り付けるとともに、こ
の下側ドラムケーシング50′の下端を既に地中に押し
込んだ下側ドラムケーシングの上端に連結する。これら
下側ドラムケーシング50,50′の連結は、上側の下
側ドラムケーシング50′の4つの切断歯(図5におけ
る53参照:以下、括弧内の数字について同様とする)
を下側の下側ドラムケーシング50のプレート押え51
に挿入して行う。この際、継ぎ足し用セット穴(53
a)を有した切断歯(53)は、セット穴52を有した
プレート押え51に挿入し、これら継ぎ足し用セット穴
(53a)とセット穴52内に図示しないピンを挿入す
る。これにより、両下側ドラムケーシング50,50′
および上側ドラムケーシング40は、一体回転可能に連
結される。
【0040】そして、オーガドリル20を全縮状態にし
て両下側ドラムケーシング50,50′を回転させなが
ら所望の深さまで地中に押し込んだ後、図9(D)に示
すように、オーガドリル20により下側の下側ドラムケ
ーシング50に囲まれた範囲内で穴H′を掘り進む。
【0041】なお、所望の深さまで穴H″を掘った後
は、まず、前述のようにして電柱等を建て入れる。その
後、ウインチ6を用いて両下側ドラムケーシング50,
50′を地中から引き抜く。
【0042】なお、図8においてはアスファルト層に覆
われた地面での穴掘作業について説明したが、本発明の
穴掘装置は、軌道内のようにバラスト層に覆われた地面
での穴掘作業も行うことができる。この場合に、下側ド
ラムケーシング50を、バラストが掘削中の穴内に崩れ
落ちないように抑えておく土留めとして用いることがで
きる。
【0043】また、上記実施例においては、破砕歯が移
動自在に取り付けられたオーガ歯先を用いた場合につい
て説明したが、本発明の穴掘装置においては、これに限
らず普通の(破砕歯が格納位置に相当する位置に固定さ
れている)オーガ歯先を用いてもよい。さらに、上記実
施例においては、トルク伝達歯27,42を周方向4箇
所に取り付けた場合について説明したが、本発明の穴掘
装置においては周方向2箇所以上であればいくつでもよ
い。また、上記実施例では、ストッパプレート25をオ
ーガドリル20のアウタシャフト部材21bに取り付け
た場合について説明したが、本発明の穴掘装置において
は、中央にシャフト21を通すための穴を形成した環状
のストッパプレートを上側ドラムケーシング40の内周
下端に取り付けるようにしてもよい。さらに、上記実施
例における下側ドラムケーシング50を、上下に分割で
きたり左右に分割できたりするように構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の穴掘装置
によれば、シャフトを伸長状態にしてオーガドリルをド
ラムケーシングの下方に突出させ、このオーガドリルを
回転駆動することにより、ドラムケーシングが邪魔にな
ることなく通常の地面を掘削することができる。また、
シャフトを縮小状態にしてオーガドリルをドラムケーシ
ング内に引っ込めておき、ドラムケーシングを回転駆動
すれば、ドラムケーシングの下端部に取り付けられた切
断歯によってアスファルト層等を切断除去することがで
き、さらにその下の地面は通常の地面と同様にしてオー
ガドリルを用いて掘削することができる。このため、手
作業でアスファルト層等を除去する場合に比べて効率よ
く穴掘作業を行うことができる。また、下の地面をオー
ガドリルによって掘削するため、ドラムケーシングによ
って掘削していく場合に比べて小さな回転駆動力で済ま
せることができる。
【0045】さらに、シャフトを縮小状態にしてオーガ
ドリルとドラムケーシングとを回転させながら地中に埋
め込み、支持手段から切り離したドラムケーシング(ド
ラムケーシングが上下方向に分割できる場合には、上側
の部分から切り離した下側の部分)を土留めとして地中
に残したままオーガドリルによる軟弱地での穴掘りを行
うことができる。なお、この際、オーガドリルの外周か
らドラムケーシングが外されることにより、ドラムケー
シング内からの土砂の搬出もスムーズに行うことができ
る。このように、シャフトの伸縮を行うだけで種々の地
面における穴掘作業に対応することができる。
【0046】なお、オーガドリルの下端に取り付けられ
たオーガ歯先において、破砕歯を拡大位置と格納位置と
の間で揺動自在に構成すれば、上記穴掘装置による作業
がよりスムーズに行える。即ち、破砕歯を拡大位置に位
置させれば、ドラムケーシングの外径よりも大きな径の
穴を掘ることができるため、深い穴を掘る必要がある場
合でもドラムケーシングを無理なく地中に挿入しながら
オーガドリルによって掘り進むことができる。一方、破
砕歯を格納位置に位置させておけば、既に地中に押し込
んだドラムケーシング内を掘り進んだり、伸長状態にあ
るシャフトを破砕歯が邪魔になることなく縮小状態に縮
小させたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穴掘装置を備えた穴掘建柱車の側
面図である。
【図2】上記穴掘装置の側面断面図である。
【図3】図2におけるIII−III線で切断した場合
の矢視断面図である。
【図4】上記穴掘装置に取り付けられるオーガ歯先の平
面図てある。
【図5】上記オーガ歯先の側面断面図である。
【図6】上記穴掘装置に取り付けられるドラムケーシン
グの斜視図である。
【図7】上記穴掘装置による作業工程図である。
【図8】上記穴掘装置による作業工程図である。
【図9】上記穴掘装置による作業工程図である。
【符号の説明】
10 穴掘装置 11 モータ・減速機ハウジング(支持手段) 20 オーガドリル 21 シャフト 24 ブレード 27,42 トルク伝達歯 30 オーガ歯先 33〜35 破砕歯 40 上側ドラムケーシング 50 下側ドラムケーシング 53 切断歯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの外周に螺旋状のブレードが設
    けられてなるオーガドリルと、 このオーガドリルを、前記シャフトが上下方向に延びる
    ように吊下げて且つ前記シャフトを中心として回転自在
    に支持する支持手段と、 この支持手段に取り付けられ、前記オーガドリルを回転
    駆動する回転駆動手段と、 円筒状に形成され、前記支持手段に前記ブレードの外周
    を囲むように着脱自在且つ周方向に回転自在に装着され
    るドラムケーシングと、 前記ドラムケーシングが前記支持手段に装着された状態
    で、前記オーガドリルが前記ドラムケーシングの下端よ
    りも上方に引込んで位置する縮小状態とこのドラムケー
    シングの下端よりも下方に突出して位置する伸長状態と
    の間で前記シャフトを伸縮させる伸縮手段と、 少なくとも前記シャフトが前記縮小状態にあるときに、
    前記回転駆動手段による前記オーガドリルの回転駆動力
    を前記支持手段に装着された前記ドラムケーシングに伝
    達してこのドラムケーシングをも回転させる回転力伝達
    手段と、 前記支持手段に装着された前記ドラムケーシングの下端
    部に設けられ、このドラムケーシングが前記回転力伝達
    手段により回転されたときに地面を円筒状に切断可能な
    切断歯とからなることを特徴とする穴掘装置。
  2. 【請求項2】 前記オーガドリルの下端に、このオーガ
    ドリルとともに回転して地面を破砕する破砕歯を有した
    オーガ歯先を備えており、 このオーガ歯先は、前記破砕歯を、前記ドラムケーシン
    グの外径よりも大きな径の範囲で回転する拡大位置と、
    前記ドラムケーシングの内径よりも小さな径の範囲内で
    回転する格納位置との間で移動自在に取り付けているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の穴掘装置。
  3. 【請求項3】 前記ドラムケーシングが長手方向に分割
    可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の穴
    掘装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014001496A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Tama Kayaku Kiko Kk 穿孔装置
KR101495867B1 (ko) * 2013-03-07 2015-03-03 송채연 대구경 전용 지반 천공기
CN108930512A (zh) * 2018-08-27 2018-12-04 长江岩土工程总公司(武汉) 一种可拼接的钻探设备及应用该设备的钻探方法
CN110469289A (zh) * 2019-08-20 2019-11-19 天津市水利勘测设计院 一种钻孔填封设备

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