JPH05256090A - トンネル掘削工法 - Google Patents

トンネル掘削工法

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JPH05256090A
JPH05256090A JP11129791A JP11129791A JPH05256090A JP H05256090 A JPH05256090 A JP H05256090A JP 11129791 A JP11129791 A JP 11129791A JP 11129791 A JP11129791 A JP 11129791A JP H05256090 A JPH05256090 A JP H05256090A
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Fudeji Fujita
筆司 藤田
Tsukasa Inoue
司 井上
Hiroshi Ishibashi
弘志 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切羽の地盤状態の変化に対応して高作業効率
でトンネルを掘削する。 【構成】 切羽の硬質地盤に対しては、2台のドリルジ
ャンボの併行作業によるNATM工法で対処し、軟弱地
盤に対しては、シャフローダによるリングカット工法で
対処する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミニベンチカット工法
によりトンネルを掘削するトンネル掘削工法に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる工法に関し、特開平1−2873
94号公報には、少なくとも2基のチャージングケージ
および少なくとも3基の削孔機を有する削孔ブームを備
えた1台のドリルジャンボを使用し、まず切羽下方の短
いベンチの手前にドリルジャンボが位置している状態
で、チャージングケージを移動させながら発破孔および
ロックボルト孔のマーキングを行い、その後、少なくと
も3基の削孔ブームを稼働させて上半発破孔およびロッ
クボルト孔の削孔を併行して行い、次いでドリルジャン
ボを所定長後退させた状態でチャージングケージを移動
させながら上半にロックボルトを打設すると共に、3基
の削孔ブームを稼働させて下半発破孔及びロックボルト
孔の削孔を併行して行い、その後、チャージングケージ
を稼働させて下半にロックボルトを打設するとともに、
上半および下半の発破孔にダイナマイトを装薬し、次い
で上半および下半を発破させて、先の切羽を崩して新た
な上半切羽およびベンチ下の下半切羽を形成し、その後
は前記の工程を順次繰返すことを特徴とするいわゆるN
ATM工法が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の工法において
は、次の問題がある。
【0004】(1) 適用範囲は、上下併行の作業能力
から、ベンチ長が通常3〜4mと短い。
【0005】(2) ドリルジャンボ1台では、故障、
点検修理により、切羽掘削ができない場合が発生する。
【0006】(3) ショートベンチ(ベンチ長が15
〜30m程度)工法に切換えた場合、施工性が落ちる。
【0007】(4) 上、下半作業ともに、発破孔とロ
ックボルト孔とを併行削孔しているが、物理的に何らの
効率向上をもたらさない。
【0008】(5) 削孔ブームが干渉するおそれがあ
る。
【0009】(6) 3基の削孔ブームは、上半切羽及
びロックボルト削孔作業から個別に次の作業に移ること
ができない。
【0010】(7) 上半ロックボルト打設は、チャー
ジングケージから人力で行っているので、作業効率が悪
く、また、孔荒れにより人力で打設できない場合、併行
作業が不可能であり、更に、長尺のロックボルトを打設
する掘削パターンでは、打設するのが困難である。
【0011】(8) 硬質地盤に対しては有効である
が、軟弱地盤に対しては適用することが困難である。
【0012】他方、旋回及び前後移動が自在なロングブ
ームバケットと、ズリを搬出するコンベアとを備えたシ
ャフローダにより、上半切羽の外周部をアーチ状に掘削
して中央部に核を残し、支保工立込み位置まで上半切羽
をリング状に掘削するベンチカット工法におけるリング
カット工法が提案されている。しかし、このリングカッ
ト工法は、硬質地盤に適用することができない。
【0013】本発明は、切羽の地盤状態の変化に対応し
て高作業効率でトンネルを掘削するトンネル掘削工法を
提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による工法は、ミ
ニベンチカット工法によりトンネルを掘削するトンネル
掘削工法において、硬質地盤に対しては、1基のチャー
ジングケージ及び2基の削孔機を備えた2台のドリルジ
ャンボを使用し、先ず、下半切羽直前に2台のドリルジ
ャンボを平行に位置させた状態で、2台のドリルジャン
ボに備えられた4基の削孔ブームにより上半切羽の上半
ロックボルト孔の削孔を行ったのち、該4基の削孔ブー
ムにより上半発破孔の削孔を行い、次いで、2台のドリ
ルジャンボのうちの1台を下半発破孔の削孔位置まで後
退させた状態で、2台のドリルジャンボの2基のチャー
ジングケージを稼働させて上半ロックボルト孔に定着剤
を注入し、上半切羽側のドリルジャンボの2基の削孔ブ
ームを稼働させて削孔機によりロックボルトを打設し、
その間、後退させたドリルジャンボの2基の削孔ブーム
を稼働させて下半発破孔を削孔し、次いで、上半切羽側
のドリルジャンボを後退させ、先に後退させたドリルジ
ャンボと平行に位置させた状態で、2台のドリルジャン
ボの2基のチャージングケージを稼働させて上半切羽の
発破孔にダイナマイトを装薬し、その間に先に後退させ
たドリルジャンボの2基の削孔ブームを稼働させて該ド
リルジャンボに近い側の下半部のロックボルト孔の削孔
を行ったのち、該ロックボルト孔にロックボルトを打設
し、後から後退させたドリルジャンボの2基の削孔ブー
ムを稼働させて下半切羽の残りの発破孔を削孔し、次い
で該ドリルジャンボに近い側の下半部のロックボルト孔
の削孔を行ったのち、該ロックボルト孔にロックボルト
を打設し、次いで、下半切羽の発破孔にダイナマイトを
装薬して2台のドリルジャンボを後方に退避させた状態
で、上半及び下半切羽を同時に発破させてズリを搬出
し、新たなミニベンチの上半及び下半切羽を形成し、以
降前記の工程を繰返して掘削し、軟弱地盤に対しては、
旋回及び前後移動が自在なロングブームバケット及びズ
リ搬出用コンベアを備えたシャフローダを使用し、先ず
下半切羽直前にシャフローダを位置させた状態で、前記
ロングブームを旋回及び前後移動させながら上半切羽の
外周部をアーチ状に掘削して中央部に核を残し、掘削し
たズリを運搬車両に搬出して支保工立込み位置まで上半
切羽をリングカットすることを特徴としている。
【0015】
【作用】上記の工法において、硬質地盤の切羽に対して
は、上半切羽、下半切羽共に、ロックボルト孔を削孔し
てロックボルトを打設し、発破孔を削孔してダイナマイ
トを装薬したのち、2台のドリルジャンボを退避させて
両切羽を同時に発破し、ズリを搬出して新たなミニベン
チの両切羽をNATM工法により形成する。
【0016】軟弱地盤の切羽に対しては、ロングブーム
バケットを旋回及び前後移動させて上半切羽の外周部を
アーチ状に掘削して中央部に核を残し、ズリを運搬車両
に搬出して支保工立込み位置まで上半切羽をリングカッ
ト工法により形成する。
【0017】上記のように、切羽地盤の硬質又は軟弱の
変化に対し、適切なベンチ長を採用し、リングカット工
法を併用することによってトンネルを高能率で掘削す
る。
【0018】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0019】図1には、本発明を実施する硬質地盤に使
用するドリルジャンボすなわち全体を符号Aで示す2ブ
ーム油圧ホイールジャンボが示されている。このジャン
ボAの台車1の上部には、一対のスライドレール2、2
が敷設され、これらレール2、2には、スライドヨーク
3が図示しない駆動手段によりスライド自在に設けられ
ている。そのスライドヨーク3には、チャージングブー
ム4の一端が、俯仰用シリンダ5及び旋回用シリンダ6
により俯仰と旋回が自在に枢着され、チャージングブー
ム4の他端には、チャージングケージ7が俯仰用シリン
ダ8により俯仰自在に支持されている。そして、チャー
ジングケージ7は、スライドヨーク3の前進とチャージ
ングブーム4の伸長とにより距離Lの範囲で前進される
ようになっている。
【0020】他方、台車1の前部には、アーム9の一端
が枢着され、そのアーム9の他端には、一対のガイドレ
ール10、10が枢着されている。これらレール10、
10には、それぞれスライドヨーク11、11が図示し
ない駆動手段によりスライド自在に設けられている。こ
れらスライドヨーク11、11には、それぞれ削孔ブー
ム12の一端が俯仰用シリンダ13と旋回用シリンダ1
4とにより俯仰角αと旋回角β(図7)とが自在に変更
できるように枢着されている。この削孔ブーム12の他
端には、削孔機15が図示しない俯仰用シリンダにより
俯仰自在に枢着されている。なお、図中の符号16はア
ウトリガー、17は車輪、18はケーブルリール、19
はリフティンデッキ、Bはベンチ長L1が約5.5mの
ミニベンチである。
【0021】図2には、軟弱地盤に使用する全体を符号
Sで示すシャフローダが示されている。台車21には、
図示しないコンベアを備えた滑り台状の台枠22が傾動
用シリンダ23により傾動自在に設けられ、その台車2
1の前部に突設されたブラケット24には、全体を符号
25で示すロングブームが設けられている。このロング
ブーム25は、一端がブラケット24に枢着され、屈折
用シリンダ26で屈折されるジブ27と、一端がジブ2
7の他端に枢着され、旋回用シリンダ28により旋回角
γ(図13)の範囲で旋回される旋回アーム29と、一
端が旋回アーム29の他端に枢着され、屈折用シリンダ
30で屈折されるミドルアーム31と、一端がミドルア
ーム31の他端に枢着され、屈折用シリンダ32で屈折
されるディッパアーム33と、一端がディッパアーム3
3の他端に枢着され、バケット用シリンダ34で屈折さ
れるバケット35とからなっている。
【0022】次に、図3に示す施工フロー及び図4ない
し図9に示す工程図を参照して硬質地盤の切羽掘削の態
様を説明する。先ず、図4及び図5に示すように、1号
機ジャンボA1と2号機ジャンボA2を下半切羽CLの
直前に平行に位置させる。その状態で、両ジャンボA
1、A2の4基の削孔ブーム12を稼働して掘削機15
により、上半切羽CUに上半ロックボルト孔DRを削孔
したのち、上半発破孔DBの削孔を行う。
【0023】次いで、図6及び図7に示すように、例え
ば1号機ジャンボA1を下半発破孔Dbの削孔位置まで
後退させる。その状態で、両ジャンボA1、A2の2基
のチャージングケージ7、7を稼働させ、上半ロックボ
ルト孔DRにモルタル台車Fからのモルタル定着剤を注
入し、前方の2号機ジャンボA2の2基の削孔ブーム1
2、12を稼働し、削孔機15、15によりロックボル
トRBを打設する。その間に、後方の1号機ジャンボA
1の2基の削孔ブーム12、12を稼働させて下半発破
孔Dbを削孔する。
【0024】次いで、図8及び図9に示すように、前方
の2号機ジャンボA2を後退させて後方の1号機ジャン
ボA1と平行に位置させる。この状態で、両ジャンボA
1、A2の2基のチャージングケージ7、7を稼働させ
て上半切羽CUの発破孔DBにダイナマイトEを装薬す
る。その間に、先に後退させた1号機ジャンボA1の2
基の削孔ブーム15、15を稼働させ、1号機ジャンボ
A1に近い側の下半部の下半ロックボルト孔Drを削孔
したのち、それらロックボルト孔DrにロックボルトL
Bを打設する。次いで、2号機ジャンボA2の2基の削
孔ブーム12、12を稼働させて下半切羽CLの残りの
発破孔Dbを削孔し、続いて、2号機ジャンボA2に近
い側のロックボルト孔Rrを削孔したのち、ロックボル
トRBを打設する。次いで、下半切羽CLの発破孔Db
をダイナマイトEを装薬する。
【0025】次いで、両ジャンボA1、A2を後方に退
避させ、その状態で、上半切羽CU及び下半切羽CLの
ダイナマイトEを爆発させてズリを搬出し、新なミニベ
ンチBを形成する。以降、前記一連の工程を繰返して硬
質地盤を掘進する。
【0026】軟弱地盤の切羽掘削に際しては図10ない
し図13に示すように、ミニベンチBの下半切羽CLの
直前にシャフローダSを位置させ、そのシャフローダS
の後方にダンプトラックDTを位置させる。その状態
で、シャフローダSのロングブーム25を旋回及び前後
左右に稼働させながら、バケット35で上半切羽CUの
外周部をアーチ状に掘削して中央部に核Kを残す。そし
て、ズリをコンベアを介してダンプトラックDTに搬出
する。このようにして、支保工立込み位置まで上半切羽
をリングカット掘削する。なお、核K、ミニベンチBの
掘削は、上半切羽掘削後(支保工建込、吹付完了後)そ
の進行に応じて、核K、ミニベンチBの順にシャフロー
ダーで掘削すればよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0028】(1) 硬質地盤に対して、従来の通常ベ
ンチ長3〜4mに対し、ベンチ長5.5mまでの範囲の
ミニベンチに実施することができる。
【0029】(2) 従来不可能であったミニベンチ工
法でのリングカット工法が実施できる。
【0030】(3) 従来不可能であったショートベン
チ工法へ容易に切換えることができ、施工性が良くなっ
た。
【0031】(4) 故障、点検修理により切羽掘削不
能を回避することができる。
【0032】(5) 4基の削孔ブームにより、作業速
度を上げることができる。
【0033】(6) チャージングケージの干渉を避け
ることができる。
【0034】(7) 従来の3基の削孔ブームでは、上
半発破孔及びロックボルト孔の削孔作業から次の作業へ
個別に移れないのに対し、2基の削孔ブーム単位で移る
ことができる。
【0035】(8) ロックボルト打設作業は、削孔機
により行い、安全性を高めると共に、孔荒れにも対処す
ることができ、更に、長尺のロックボルトを打設する掘
削パターンにも適用することができる。
【0036】(9) 軟弱地盤に対しては、従来のバッ
クホーのブームを前後に屈折して掘削する際、核に妨げ
られて充分掘削できない、核を崩壊させるなどの危険を
解消することができる。
【0037】(10) ズリをコンベアでダンプトラッ
クに搬出し、作業効率を向上することができる。
【0038】(11) 以上のように、硬質地盤に対し
ては、2台のドリルジャンボによるNATM工法を適用
し、軟弱地盤に対しては、シャフローダによるリングカ
ット工法を適用し、切羽の地盤の変化に対応してトンネ
ルを高作業効率で掘削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するドリルジャンボを示す側面
図。
【図2】本発明を実施するシャフローダを示す側面図。
【図3】ドリルジャンボによる施工フロー図。
【図4】上半発破孔及びロックボルト削孔工程を示す側
面図。
【図5】図4の平面図。
【図6】上半及び下半ロックボルト打設工程を示す側面
図。
【図7】図6の平面図。
【図8】上半及び下半発破孔に対するダイナマイト装薬
工程を示す側面図。
【図9】図8の平面図。
【図10】シャフローダによる掘削状態を示す側面図。
【図11】図10の側面図。
【図12】図10の正面図。
【図13】バケットの旋回範囲を示す正面図。
【符号の説明】
A・・・2ブーム油圧ホイールジャンボ A1・・・1号機ジャンボ A2・・・2号機ジャンボ B・・・ミニベンチ CU・・・上半切羽 CL・・・下半切羽 DB・・・上半発破孔 Db・・・下半発破孔 DR・・・上半ロックボルト孔 Dr・・・下半ロックボルト孔 E・・・ダイナマイト K・・・核 S・・・シャフローダ RB・・・ロックボルト 1・・・台車 2・・・ガイドレール 3・・・スライドヨーク 4・・・チャージングブーム 5・・・俯仰用シリンダ 6・・・旋回用シリンダ 7・・・チャージングケージ 8・・・俯仰用シリンダ 9・・・アーム 10・・・ガイドレール 11・・・スライドヨーク 12・・・削孔ブーム 13・・・俯仰用シリンダ 14・・・旋回用シリンダ 15・・・削孔機 16・・・アウトリガー 17・・・車輪 18・・・ケーブルリレー 21・・・台車 22・・・台枠 23・・・傾動用シリンダ 24・・・ブラケット 25・・・ロングブーム 26・・・屈折用シリンダ 27・・・ジブ 28・・・旋回用シリンダ 29・・・旋回アーム 30・・・屈折用シリンダ 31・・・ミドルアーム 32・・・屈折用シリンダ 33・・・ディッパアーム 34・・・バケット用シリンダ 35・・・バケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミニベンチカット工法によりトンネルを
    掘削するトンネル掘削工法において、硬質地盤に対して
    は、1基のチャージングケージ及び2基の削孔機を備え
    た2台のドリルジャンボを使用し、先ず、下半切羽直前
    に2台のドリルジャンボを平行に位置させた状態で、2
    台のドリルジャンボに備えられた4基の削孔ブームによ
    り上半切羽の上半ロックボルト孔の削孔を行ったのち、
    該4基の削孔ブームにより上半発破孔の削孔を行い、次
    いで、2台のドリルジャンボのうちの1台を下半発破孔
    の削孔位置まで後退させた状態で、2台のドリルジャン
    ボの2基のチャージングケージを稼働させて上半ロック
    ボルト孔に定着剤を注入し、上半切羽側のドリルジャン
    ボの2基の削孔ブームを稼働させて削孔機によりロック
    ボルトを打設し、その間、後退させたドリルジャンボの
    2基の削孔ブームを稼働させて下半発破孔を削孔し、次
    いで、上半切羽側のドリルジャンボを後退させ、先に後
    退させたドリルジャンボと平行に位置させた状態で、2
    台のドリルジャンボの2基のチャージングケージを稼働
    させて上半切羽の発破孔にダイナマイトを装薬し、その
    間に先に後退させたドリルジャンボの2基の削孔ブーム
    を稼働させて該ドリルジャンボに近い側の下半部のロッ
    クボルト孔の削孔を行ったのち、該ロックボルト孔にロ
    ックボルトを打設し、後から後退させたドリルジャンボ
    の2基の削孔ブームを稼働させて下半切羽の残りの発破
    孔を削孔し、次いで該ドリルジャンボに近い側の下半部
    のロックボルト孔の削孔を行ったのち、該ロックボルト
    孔にロックボルトを打設し、次いで、下半切羽の発破孔
    にダイナマイトを装薬して2台のドリルジャンボを後方
    に退避させた状態で、上半及び下半切羽を同時に発破さ
    せてズリを搬出し、新たなミニベンチの上半及び下半切
    羽を形成し、以降前記の工程を繰返して掘削し、軟弱地
    盤に対しては、旋回及び前後移動が自在なロングブーム
    バケット及びズリ搬出用コンベアを備えたシャフローダ
    を使用し、先ず下半切羽直前にシャフローダを位置させ
    た状態で、前記ロングブームを旋回及び前後移動させな
    がら上半切羽の外周部をアーチ状に掘削して中央部に核
    を残し、掘削したズリを運搬車両に搬出して支保工立込
    み位置まで上半切羽をリングカットすることを特徴とす
    るトンネル掘削工法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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