JP3180644B2 - ボーリングヘッドの基準出し治具 - Google Patents

ボーリングヘッドの基準出し治具

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JP3180644B2
JP3180644B2 JP32027395A JP32027395A JP3180644B2 JP 3180644 B2 JP3180644 B2 JP 3180644B2 JP 32027395 A JP32027395 A JP 32027395A JP 32027395 A JP32027395 A JP 32027395A JP 3180644 B2 JP3180644 B2 JP 3180644B2
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雅元 水野
貢 竹林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のクレイ
モデルの造形作業において、ボーリングヘッド(ドリ
ル)により、モデル線図から得られた測定データをクレ
イモデル上に基準点として設定する際の、ボーリングヘ
ッドの基準値設定(零点設定)に用いられる基準出し治
具に関する。
【0002】
【従来の技術】定盤上にセットされたコア表面にクレイ
を盛りつけることにより造形されたクレイモデル上への
基準点の設定作業(通常、20〜30mmピッチで行われ
る)は、縦(X軸)方向、横(Y軸)方向及び高さ(Z
軸)方向の3方向に移動することのできるレイアウトマ
シンの先端アームに、穴開け用のドリルを先端に備えた
ボーリングヘッドを装着して行っている。図6にはレイ
アウトマシンの先端アーム31に装着されたボーリング
ヘッド32のドリル33により、自動車の内装レリーフ
モデル35に基準点を設定するときの点突き方向が模式
図として示されている。
【0003】ボーリングヘッド32の点突き方向は、水
平方向及び上下方向が一般的であり、モデル形状によっ
ては斜め方向に突く場合もある。そして、このような突
き方向の変更に対応するためにボーリングヘッド32
は、先端アーム31に対してその軸方向に直交する水平
な軸線回りにピン34を介して回動調整できる構成とな
っている。
【0004】上記のようなクレイモデル35に対する点
突き作業のための準備作業としてボーリングヘッド32
の基準値設定作業を行うが、その作業には、図7に示す
ような基準出し治具が用いられていた。なお、図6の円
内拡大部に示すように、ドリル33の先端面中心にはセ
ンターピン33aが設けられており、このセンターピン
33aの付け根、即ちドリル33の先端面がドリル33
の軸線に直角をなす基準面33bとなっている。
【0005】従来の基準出し治具は、定盤上にセッティ
ング可能な略円柱状に形成された治具本体41の頂部
に、横突き基準出し用としての長さ方向と幅方向の相互
に直角をなす2つの垂直な基準面43,44と、下突き
基準出し用としての水平な基準面45を備えた1/4円
柱状の基準出し部42を形成したものであり、各基準面
43,44,45には、基準値設定時にそれぞれボーリ
ングヘッド32のセンターピン33aを差し込むための
基準孔46が形成されている。
【0006】図8の(A)にはボーリングヘッド32の
横突き方向(X軸、Y軸)の基準出し方法が示され、
(B)には下突き方向(Z軸)の基準出し方法が示され
ており、ドリル33先端のセンターピン33aを治具の
横突き基準出し用の基準面43又は44の基準孔46に
差し込むとともにドリル33先端の基準面33bを治具
の基準面43又は44に突き当てることにより横突き方
向の基準値を設定する。。一方、(C)には斜め突き方
向の基準出し方法が示されており、治具の三つの基準面
43,44,45が交差する角部を基準点としてここに
ドリル33先端の基準面33bを合わせることにより斜
め方向の基準値を設定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のボー
リングヘッドの基準出し治具では、斜め突きに関する基
準値設定、特に上斜め方向の基準値設定は、ドリル33
先端の基準面33bの中心を治具の基準点に合わせづら
いため、作業者の感と経験によるところが大であり、精
度にバラッキが発生するとともに、基準出しの所要時間
も長くなるという問題がある。
【0008】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、ボーリングヘッ
ドの斜め突き方向の基準値設定作業を容易にしかも精度
良く行うことが可能なボーリングヘッドの基準出し治具
を提供することにある。
【0009】上記課題を解決するために、本発明は以下
の手段を講じている。即ち、請求項1の発明は、ボーリ
ングヘッドの基準出し治具であって、治具本体と、その
治具本体の上部に水平軸線を中心として回転可能に取着
された基準値設定部とを備え、前記基準値設定部は、そ
の回転中心線を通りしかも回転中心線に平行な平面を基
準面として備え、さらにその基準面における前記回転中
心線上には基準孔が形成されたことを特徴とする。
【0010】上記のように構成された請求項1の発明に
よれば、基準値設定部の基準面の中心の基準孔にボーリ
ングヘッドのドリル先端のセンターピンを差し込むとと
もに基準値設定部の基準面に対してドリル先端の基準面
を突き当ててボーリングヘッドの基準値設定作業を行う
場合、治具の基準面が水平軸線回りに回転してドリルの
傾斜に直角をなすよう対応する。そのため、ボーリング
ヘッドの斜め突き方向の基準出しを容易かつ精度良く行
うことか可能となる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載のボーリ
ングヘッドの基準出し治具において、前記基準値設定部
が治具本体に対して基準孔を通るとともに前記水平軸線
の回転中心に直交する垂直軸線回りに回転可能とされて
いることを特徴とする。
【0012】従って、上記のように構成された請求項2
の発明によれば、ボーリングヘッドの斜め突き方向の基
準値を設定する場合、基準孔の位置を変えることなく、
基準面の向きが3次元に変わるため、ボーリングヘッド
の上下方向の斜め突きのみならず、あらゆる角度方向の
変則斜め突きの基準出しを容易かつ精度良く行うことが
可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実施の形
態に関する基準出し治具を示す正面図であり、図2は拡
大平面図、図3は図1のA部拡大図である。基準出し治
具は、下端部に図示省略の定盤上にセッティング可能な
着座部1を有する略円柱状の治具本体2と、その治具本
体2の上部に設けられた基準値設定部3とから構成され
る。着座部1の底面には、直交する4個の突起1aが円
周方向に形成されており、この突起1aを定盤の溝に嵌
合するとで基準位置にセッティングできるようになって
いる。
【0014】基準値設定部3は、略U字形に形成された
ホルダー4の対向片4a間に横架された略円柱状の基準
値設定部材5を備えている。この基準値設定部材5は、
その軸方向の両端部に形成された軸部5aが前記ホルダ
ー4の対向片4aに水平軸線O−O回りに回転可能に取
着されている。また、基準値設定部材5にはその外周の
一部を前記水平軸線、即ち水平回転中心線O−Oを通る
平面に沿って切り欠いて形成された基準面6を備え、さ
らにその基準面6の中心には基準孔7が形成されてい
る。
【0015】なお、基準値設定部材5の軸方向の一端部
には、基準値設定部材5を必要に応じて回転操作するた
めの操作撮み8及び基準値設定部材5を回転された位置
に固定可能なネジ止め式のストッパ9が設けられてい
る。
【0016】さらにまた、前記基準値設定部3は治具本
体2に対して垂直軸線P−P回りに回転可能に取着され
ている。即ち、基準値設定部3におけるホルダー4の底
部には、前記基準孔7と同芯の縦孔4bが形成され、こ
の縦孔4bが前記治具本体2の上端部中心に形成された
軸部2aに回転可能に嵌合されている。なお、ホルダー
4は治具本体2の軸部2a上端面にネジ10にて固定さ
れたプレート11により抜け止めされている。かくし
て、基準値設定部3は治具本体2に対して基準孔7を通
って水平回転中心線O−Oに直交する垂直軸線P−P回
りに回転可能とされている。
【0017】本実施の形態に係るボーリングヘッドの基
準出し治具は、上述のように構成したものであり、レイ
アウトマシンの先端アームに装着されたボーリングヘッ
ドを用いて、クレイモデルに基準点を設定するための点
突き作業に先立って行われるボーリングヘッドの基準値
設定作業は、図4に示す如く行われる。
【0018】即ち、基準値設定部3の基準面6の中心の
基準孔7に対してボーリングヘッドのドリル33先端の
センターピン33aを差し込むとともに基準値設定部3
の基準面6にドリル先端の基準面33bを押し当てる。
このとき、基準値設定部材5が水平軸線回りに回転して
基準面6の面方向を変え得る構成であるから、図4の
(A)の如く水平方向から突き当てる場合、(B)の如
く垂直方向から突き当てる場合、及び(C)の如く斜め
突き方向から突き当てる場合のいずれにおいても、基準
値設定部材5の基準面6が水平軸線回りに回動してドリ
ル33先端の基準面33bに対応する。
【0019】かくして、ボーリングヘッドの各突き方向
に関する基準値を設定することができる。このように、
本実施例の基準出し治具によれば、ボーリングヘッドの
各点突き方向の基準値設定を容易かつ精度良く行うこと
が可能となる。
【0020】ところで、クレイモデルに基準点を設定す
るときのボーリングヘッドの突き方向が斜め突きの場合
において、その傾斜方向が、レイアウトマシンの先端ア
ームの軸方向に対して一方向(上下方向)のみの場合
は、前述の如く基準値設定部材5が水平軸線回りに回動
することで対応できるが、図5に示すように、ボーリン
グヘッド32の傾斜方向が先端アーム31の軸方向に対
して上下方向のみならず横方向にも傾斜しているような
場合は、基準値設定部材5を水平軸線O−O回りに回転
させることに加え、治具本体2に対してホルダー4ごと
垂直軸線P−P回りにも回転させることにより対応する
ことができる。
【0021】即ち、ドリル33の斜め突き方向の基準出
しをする場合、基準孔7の位置を変えずに基準面6の向
きが3次元に変わることにより、ドリル33の基準面3
3bに対して基準値設定部材5の基準面6の面方向が対
応するため、ボーリングヘッドの上下方向の斜め突きの
みならず、あらゆる角度方向の変則斜め突きの基準値設
定を容易かつ精度良く行うことが可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、ボーリングヘッドの斜め突き方向の基準値設定
を水平方向や垂直方向と同様に容易かつ精度良く行うこ
とが可能となり、基準出し作業の能率を向上することが
できる。また、請求項2の発明によれば、ドリルの変則
斜め突き方向の基準値設定を容易かつ精度良く行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るボーリングヘッドの
基準出し治具を示す正面図である。
【図2】基準出し治具の拡大平面図である。
【図3】図1のA部詳細図である。
【図4】基準出し治具による基準値設定の作業説明図で
あり、(A)は水平方向の基準値設定を示し、(B)は
垂直方向の基準値設定を示し、(C)斜め突き方向の基
準値設定を示す。
【図5】変則斜め突きの基準値設定説明図である。
【図6】クレイモデルに対するボーリングヘッドの点突
き方向の説明図である。
【図7】従来の基準出し治具の斜視図である。
【図8】従来の基準出し治具を用いてのボーリングヘッ
ドの基準点の設定に関する説明図である。
【符号の説明】
2…治具本体 3…基準値設定部 4…ホルダー 5…基準値設定部材 6…基準面 7…基準孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−159601(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 49/00 B23Q 17/22 G01B 5/20 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボーリングヘッドの基準出し治具であっ
    て、治具本体と、その治具本体の上部に水平軸線を中心
    として回転可能に取着された基準値設定部とを備え、前
    記基準値設定部は、その回転中心線を通りしかも回転中
    心線に平行な平面を基準面として備え、さらにその基準
    面における前記回転中心線上には基準孔が形成されたボ
    ーリングヘッドの基準出し治具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボーリングヘッドの基準
    出し治具において、前記基準値設定部が治具本体に対し
    て基準孔を通るとともに前記水平軸線の回転中心に直交
    する垂直軸線回りに回転可能とされているボーリングヘ
    ッドの基準出し治具。
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JP5550383B2 (ja) * 2010-02-26 2014-07-16 三菱電機株式会社 制御装置
CN108145375B (zh) * 2018-02-05 2023-07-28 苏州斯宾耐特化纤科技有限公司 一种化纤喷丝板微孔加工中定位基准转换夹具

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