JP2002001568A - Nc制御3次元レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法およびnc制御3次元レーザ加工機 - Google Patents
Nc制御3次元レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法およびnc制御3次元レーザ加工機Info
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- JP2002001568A JP2002001568A JP2000180339A JP2000180339A JP2002001568A JP 2002001568 A JP2002001568 A JP 2002001568A JP 2000180339 A JP2000180339 A JP 2000180339A JP 2000180339 A JP2000180339 A JP 2000180339A JP 2002001568 A JP2002001568 A JP 2002001568A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の課題はNC制御3次元レーザ加工機
におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定を正確な自
動測定で行う方法とNC制御3次元レーザ加工機の提
供。 【解決手段】 メジャーリングプローブ27を備えた5
軸制御レーザ加工ヘッド15を有するNC制御3次元レ
ーザ加工機1において、前記レーザ加工ヘッドのU、V
軸の姿勢を変えて平板材Wに原点測定穴およびオフセッ
ト誤差測定穴をそれぞれ切断加工し、これら測定穴の寸
法を前記メジャーリングプローブで測定し、前記U、V
軸原点の誤差を算出し、該U、V軸原点のパラメータ設
定を変更すると共に、オフセットの誤差を算出し、該オ
フセットのパラメータ設定を変更することを特徴とする
3次元レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドのパラメ
ータ設定方法。
におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定を正確な自
動測定で行う方法とNC制御3次元レーザ加工機の提
供。 【解決手段】 メジャーリングプローブ27を備えた5
軸制御レーザ加工ヘッド15を有するNC制御3次元レ
ーザ加工機1において、前記レーザ加工ヘッドのU、V
軸の姿勢を変えて平板材Wに原点測定穴およびオフセッ
ト誤差測定穴をそれぞれ切断加工し、これら測定穴の寸
法を前記メジャーリングプローブで測定し、前記U、V
軸原点の誤差を算出し、該U、V軸原点のパラメータ設
定を変更すると共に、オフセットの誤差を算出し、該オ
フセットのパラメータ設定を変更することを特徴とする
3次元レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドのパラメ
ータ設定方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はNC制御3次元レー
ザ加工機におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方
法およびNC制御3次元レーザ加工機に関する。
ザ加工機におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方
法およびNC制御3次元レーザ加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】三次元レーザ加工機に使用するオフセッ
ト式レーザ加工ヘッド200は、図16〜図18に示す
ように、X,Y,Zの3個の制御軸のほかに、Z軸を軸
心として回転するV軸と、このV軸に直交する軸を回転
軸とするU軸とを備えており、このU軸上にあって、前
記V軸芯からL1(第1アーム長)離隔する位置に、V
軸に平行な光軸を有する集光ノズル201が設けてあ
る。
ト式レーザ加工ヘッド200は、図16〜図18に示す
ように、X,Y,Zの3個の制御軸のほかに、Z軸を軸
心として回転するV軸と、このV軸に直交する軸を回転
軸とするU軸とを備えており、このU軸上にあって、前
記V軸芯からL1(第1アーム長)離隔する位置に、V
軸に平行な光軸を有する集光ノズル201が設けてあ
る。
【0003】上述のオフセット式レーザ加工ヘッド20
0において、U軸の回転中心と集光ノズル201先端と
の距離をL2(第2アーム長)とする。
0において、U軸の回転中心と集光ノズル201先端と
の距離をL2(第2アーム長)とする。
【0004】また、V軸をZ軸の(+)方向から見たと
き、集光ノズル201がY軸の(+)方向を向く位置を
V軸原点、U軸をY軸の(+)方向から見たとき、集光
ノズル201の中心軸(光軸)がZ軸方向に一致する位
置をU軸原点とする。
き、集光ノズル201がY軸の(+)方向を向く位置を
V軸原点、U軸をY軸の(+)方向から見たとき、集光
ノズル201の中心軸(光軸)がZ軸方向に一致する位
置をU軸原点とする。
【0005】したがって、上述のオフセット式レーザ加
工ヘッド200の集光ノズル201は、X,Y,Zの3
軸を移動位置決めできると同時に、V軸周りの回転と、
XY平面に直交する平面内での回動位置決めが可能であ
る。
工ヘッド200の集光ノズル201は、X,Y,Zの3
軸を移動位置決めできると同時に、V軸周りの回転と、
XY平面に直交する平面内での回動位置決めが可能であ
る。
【0006】上述のオフセット式レーザ加工ヘッド20
0によって正確なレーザ加工を行うにためには、前記第
1アーム長L1および第2アーム長L2の設定と、前記
U軸およびV軸の原点調節が必要である。
0によって正確なレーザ加工を行うにためには、前記第
1アーム長L1および第2アーム長L2の設定と、前記
U軸およびV軸の原点調節が必要である。
【0007】次に、オフセット式レーザ加工ヘッド20
0における第1アーム長L1および第2アーム長L2の
設定方法、並びにU軸とV軸の原点調節の方法につい
て、図19〜図22を参照しながら説明する。
0における第1アーム長L1および第2アーム長L2の
設定方法、並びにU軸とV軸の原点調節の方法につい
て、図19〜図22を参照しながら説明する。
【0008】(1)V軸原点の調節 図19に示す如く、V軸原点位置における集光ノズル2
01の中心P1のX座標(x1)と、V軸を180度回転
させたときの集光ノズル201の中心P2のX座標(x
2)とが一致するように(x1−x2=0,すなわち、l1=
0)、V軸のグリッドシフト量θvを変更してV軸原点
の調節をする。
01の中心P1のX座標(x1)と、V軸を180度回転
させたときの集光ノズル201の中心P2のX座標(x
2)とが一致するように(x1−x2=0,すなわち、l1=
0)、V軸のグリッドシフト量θvを変更してV軸原点
の調節をする。
【0009】(2)第1アーム長L1の測定 図20に示す如く、集光ノズル201の中心がV軸原点
P3に位置するとき、V軸を180度回転(集光ノズル
201の中心がP4に移動)させた後、Y軸+方向に集
光ノズルを移動させ、P3とP4とが一致するまでのY
軸方向の移動距離l2 を測定し、L1=l2 /2を第
1アーム長として設定する。
P3に位置するとき、V軸を180度回転(集光ノズル
201の中心がP4に移動)させた後、Y軸+方向に集
光ノズルを移動させ、P3とP4とが一致するまでのY
軸方向の移動距離l2 を測定し、L1=l2 /2を第
1アーム長として設定する。
【0010】(3)U軸原点の調節 図21に示す如く、U軸を±90度回転させたとき、集
光ノズル201先端のP5およびP6のZ軸座標(z5)
および(z6)が一致するように(z5−z6=0すなわち、
l3 =0)、U軸グリッドシフト量θuを変更してU軸
原点の調節をする。
光ノズル201先端のP5およびP6のZ軸座標(z5)
および(z6)が一致するように(z5−z6=0すなわち、
l3 =0)、U軸グリッドシフト量θuを変更してU軸
原点の調節をする。
【0011】(4)第2アーム長L2の測定 図22に示す如く、U軸原点位置における集光ノズル2
01の先端P7のZ軸座標(z7)と90度回転した位置
におけるP8のZ軸座標(z8)との差、l4=z8−z7を
測定し、L2=l4を第2アーム長として設定する。
01の先端P7のZ軸座標(z7)と90度回転した位置
におけるP8のZ軸座標(z8)との差、l4=z8−z7を
測定し、L2=l4を第2アーム長として設定する。
【0012】なお、上述の調整作業は目視によるもので
あり、また、軸の移動は手動パルス発生装置のハンドル
操作によるものである。また、測定精度を上げるため本
調整はX−Y平面に平行に定盤を設置しこの定盤表面を
基準としている。また、(3)および(4)項の調整に
はハイトゲージを使用する。
あり、また、軸の移動は手動パルス発生装置のハンドル
操作によるものである。また、測定精度を上げるため本
調整はX−Y平面に平行に定盤を設置しこの定盤表面を
基準としている。また、(3)および(4)項の調整に
はハイトゲージを使用する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のパラメータの設
定における作業は目視によるので、作業者によって設定
値にばらつきがある。また、測定に使用する測定器の準
備およびその調整などに時間がかかる。
定における作業は目視によるので、作業者によって設定
値にばらつきがある。また、測定に使用する測定器の準
備およびその調整などに時間がかかる。
【0014】上述の調整においては、光学系の光軸誤差
については加味されていないので実際の加工時にはこの
光軸誤差が残っており正確な調整とはなっていない。
については加味されていないので実際の加工時にはこの
光軸誤差が残っており正確な調整とはなっていない。
【0015】従来、加工プログラムはティーチングによ
り作成するのが主流であるので、調整が厳密になされて
いなくても加工精度に対する影響はあまりなかった。し
かし、今後は3次元の自動プログラミング装置による加
工プログラムの作成が増加するにしたがってより正確な
調整が必要となってくる。
り作成するのが主流であるので、調整が厳密になされて
いなくても加工精度に対する影響はあまりなかった。し
かし、今後は3次元の自動プログラミング装置による加
工プログラムの作成が増加するにしたがってより正確な
調整が必要となってくる。
【0016】本発明は上述の如き問題に鑑みて成された
ものであり、本発明の課題はNC制御3次元レーザ加工
機におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定を正確な
自動測定で行う方法とNC制御3次元レーザ加工機を提
供するものである。
ものであり、本発明の課題はNC制御3次元レーザ加工
機におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定を正確な
自動測定で行う方法とNC制御3次元レーザ加工機を提
供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として請求項1に記載の3次元レーザ加工機におけるレ
ーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法は、メジャーリン
グプローブを備えた5軸制御レーザ加工ヘッドを有する
NC制御3次元レーザ加工機において、前記レーザ加工
ヘッドのU軸またはV軸の姿勢を変えて平板材にU軸原
点測定穴、V軸原点測定穴およびオフセット誤差測定穴
をそれぞれ切断加工し、これらの測定穴の寸法を前記メ
ジャーリングプローブで測定し、該測定データを適宜に
演算して前記U軸原点とV軸原点の誤差を算出し、該U
軸原点およびV軸原点のパラメータ設定を変更すると共
に、集光ノズルの前記V軸からのオフセットの誤差を算
出し、該オフセットのパラメータ設定を変更することを
要旨とするものである。
として請求項1に記載の3次元レーザ加工機におけるレ
ーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法は、メジャーリン
グプローブを備えた5軸制御レーザ加工ヘッドを有する
NC制御3次元レーザ加工機において、前記レーザ加工
ヘッドのU軸またはV軸の姿勢を変えて平板材にU軸原
点測定穴、V軸原点測定穴およびオフセット誤差測定穴
をそれぞれ切断加工し、これらの測定穴の寸法を前記メ
ジャーリングプローブで測定し、該測定データを適宜に
演算して前記U軸原点とV軸原点の誤差を算出し、該U
軸原点およびV軸原点のパラメータ設定を変更すると共
に、集光ノズルの前記V軸からのオフセットの誤差を算
出し、該オフセットのパラメータ設定を変更することを
要旨とするものである。
【0018】請求項2に記載の3次元レーザ加工機にお
けるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法は、請求項
1に記載の発明において、前記U軸原点測定穴の切断加
工と測定は、次の工程からなることを要旨とするもので
ある。
けるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法は、請求項
1に記載の発明において、前記U軸原点測定穴の切断加
工と測定は、次の工程からなることを要旨とするもので
ある。
【0019】(1)前記U軸原点測定穴の切断加工プロ
グラムは、X軸に平行な辺P2P3およびY軸に平行な
辺P3P4を有する四辺形P2P3P4P5とする、
(2)前記四辺形P2P3P4P5の1辺P5P2のほ
ぼ中間の点P1を切断開始点として、前記レーザ加工ヘ
ッドのU、V軸を原点位置に設定し、P1からP 2まで
をY軸を移動させて切断する、(3)P2からP3まで
をX軸を移動させて切断する、(4)P3からP4まで
をY軸を移動させて切断する、(5)P4からP5まで
をX軸を移動させて切断する、(6)P5において、集
光ノズルの軸心を中心にして、V軸を180度回転させ
てP5からP1までをY軸を移動させて切断する、
(7)測定穴の直線P1P2上の点P6(p6x,p6y)
と、直線P3P4上の点P 7(p7x,p6y)および点P9
(p9x,p8y)と、P5P1’上の点P8(p8x,p8y)の各
点の座標を測定する、(ここで、P6、P7のY座標は
同値、P8、P9のY座標は同値である。)(8)
P6、P7間の距離d1とP8、P9間の距離d2と
を、次式、d1=p7x−p6x、d2=p9x−p8xから演算に
より求め、U軸原点の誤差θueを次式θue=arcsin
{(|d2−d1|/2)/L2}から演算により求め
る、(9)U軸パラメータの設定値θuを、θu=θu−
θue(d2<d1)またはθu=θu+θue(d2>
d1)に変更する。
グラムは、X軸に平行な辺P2P3およびY軸に平行な
辺P3P4を有する四辺形P2P3P4P5とする、
(2)前記四辺形P2P3P4P5の1辺P5P2のほ
ぼ中間の点P1を切断開始点として、前記レーザ加工ヘ
ッドのU、V軸を原点位置に設定し、P1からP 2まで
をY軸を移動させて切断する、(3)P2からP3まで
をX軸を移動させて切断する、(4)P3からP4まで
をY軸を移動させて切断する、(5)P4からP5まで
をX軸を移動させて切断する、(6)P5において、集
光ノズルの軸心を中心にして、V軸を180度回転させ
てP5からP1までをY軸を移動させて切断する、
(7)測定穴の直線P1P2上の点P6(p6x,p6y)
と、直線P3P4上の点P 7(p7x,p6y)および点P9
(p9x,p8y)と、P5P1’上の点P8(p8x,p8y)の各
点の座標を測定する、(ここで、P6、P7のY座標は
同値、P8、P9のY座標は同値である。)(8)
P6、P7間の距離d1とP8、P9間の距離d2と
を、次式、d1=p7x−p6x、d2=p9x−p8xから演算に
より求め、U軸原点の誤差θueを次式θue=arcsin
{(|d2−d1|/2)/L2}から演算により求め
る、(9)U軸パラメータの設定値θuを、θu=θu−
θue(d2<d1)またはθu=θu+θue(d2>
d1)に変更する。
【0020】請求項3に記載の3次元レーザ加工機にお
けるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法は、請求項
1に記載の発明において、前記V軸原点測定穴の切断加
工と測定は、次の工程からなることを要旨とするもので
ある。
けるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法は、請求項
1に記載の発明において、前記V軸原点測定穴の切断加
工と測定は、次の工程からなることを要旨とするもので
ある。
【0021】(1)前記V軸原点測定穴の切断加工プロ
グラムは、X軸に平行な辺P3P4およびY軸に平行な
辺P2P3を有する四辺形P1P2P3P4とする、
(2)前記レーザ加工ヘッドのV軸を原点に設定すると
共に、前記集光ノズルを前記四辺形P1P2P3P4の
1辺P1P2のほぼ中間に位置決めし、X、Y軸は動か
さずにU軸のみを回動させてP1からP2を切断する、
(3)U軸を原点に戻し、P2からP3までをY軸を移
動させて切断する、(4)P3からP4までをX軸を移
動させて切断する、(5)P4からP1までをY軸を移
動させて切断する、(6)測定穴の直線P1P2上の点
P5(p5x,p5y)、点P7(p7x,p7y)と、直線P3P4
上の点P6(p5x,p6y)、点P8(p7x,p8y)の各点の座
標を測定する、(7)P5とP6間の距離d1と、P7
とP8間の距離d2と、P6とP8間の距離d3とを、
次式d1=p6y−p5y、d2=p8y−p7yおよびd3=p5x
−p7xから演算により求め、V軸原点の誤差θveを次
式、θve =arctan(|d1−d2|/d3)から演算
により求める、(なお、ここでP5とP6およびP7と
P8のX座標はそれぞれ同値である)(8)V軸パラメ
ータの設定値θvを、θv=θv−θve(d1>d2)ま
たはθv=θv+θve(d1<d2)に変更する。
グラムは、X軸に平行な辺P3P4およびY軸に平行な
辺P2P3を有する四辺形P1P2P3P4とする、
(2)前記レーザ加工ヘッドのV軸を原点に設定すると
共に、前記集光ノズルを前記四辺形P1P2P3P4の
1辺P1P2のほぼ中間に位置決めし、X、Y軸は動か
さずにU軸のみを回動させてP1からP2を切断する、
(3)U軸を原点に戻し、P2からP3までをY軸を移
動させて切断する、(4)P3からP4までをX軸を移
動させて切断する、(5)P4からP1までをY軸を移
動させて切断する、(6)測定穴の直線P1P2上の点
P5(p5x,p5y)、点P7(p7x,p7y)と、直線P3P4
上の点P6(p5x,p6y)、点P8(p7x,p8y)の各点の座
標を測定する、(7)P5とP6間の距離d1と、P7
とP8間の距離d2と、P6とP8間の距離d3とを、
次式d1=p6y−p5y、d2=p8y−p7yおよびd3=p5x
−p7xから演算により求め、V軸原点の誤差θveを次
式、θve =arctan(|d1−d2|/d3)から演算
により求める、(なお、ここでP5とP6およびP7と
P8のX座標はそれぞれ同値である)(8)V軸パラメ
ータの設定値θvを、θv=θv−θve(d1>d2)ま
たはθv=θv+θve(d1<d2)に変更する。
【0022】請求項4に記載の3次元レーザ加工機にお
けるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法は、請求項
1に記載の発明において、前記オフセット誤差測定穴の
切断加工と測定は、次の工程からなることをを要旨とす
るものである。
けるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法は、請求項
1に記載の発明において、前記オフセット誤差測定穴の
切断加工と測定は、次の工程からなることをを要旨とす
るものである。
【0023】(1)前記オフセット誤差測定穴切断加工
プログラムは、X軸に平行な辺P2P 3およびY軸に平
行な辺P1P2を有する四辺形P1P2P3P4とす
る、(2)前記レーザ加工ヘッドのU軸とV軸を原点に
設定してP1からP2までをY軸を移動させて切断す
る、(3)P2からP3までをX軸を移動させて切断す
る、(4)P3において、集光ノズルの軸心を中心に、
V軸を180度回転させて、P3からP4までをY軸を
移動させて切断する、(5)P4からP1までをX軸を
移動させて切断する、(6)測定穴の直線P1P2上の
点P5(p5x,p5y)、P3P4上の点P6(p6x,p5y)、
P1P4上の点P7(p7x,p7y)、およびP2P3上の
点P8(p7x,p8y)の各点の座標を測定する、(7)P
5とP6間の距離d1と、P7とP8間の距離d2と
を、次式d1=p6x−p5x、d2=p8y−p7yから演算によ
り求め、オフセット(第1アーム長)L1の誤差deを
次式、de=|d1−d2|/2から演算により求め
る、(ここでP 5とP6およびP7とP8のX座標は同
値である)(8)オフセット(第1アーム長)のパラメ
ータの設定値L1を、L1=L1−de(d1>d2)
またはL1=L1+de(d1<d2)に変更する。
プログラムは、X軸に平行な辺P2P 3およびY軸に平
行な辺P1P2を有する四辺形P1P2P3P4とす
る、(2)前記レーザ加工ヘッドのU軸とV軸を原点に
設定してP1からP2までをY軸を移動させて切断す
る、(3)P2からP3までをX軸を移動させて切断す
る、(4)P3において、集光ノズルの軸心を中心に、
V軸を180度回転させて、P3からP4までをY軸を
移動させて切断する、(5)P4からP1までをX軸を
移動させて切断する、(6)測定穴の直線P1P2上の
点P5(p5x,p5y)、P3P4上の点P6(p6x,p5y)、
P1P4上の点P7(p7x,p7y)、およびP2P3上の
点P8(p7x,p8y)の各点の座標を測定する、(7)P
5とP6間の距離d1と、P7とP8間の距離d2と
を、次式d1=p6x−p5x、d2=p8y−p7yから演算によ
り求め、オフセット(第1アーム長)L1の誤差deを
次式、de=|d1−d2|/2から演算により求め
る、(ここでP 5とP6およびP7とP8のX座標は同
値である)(8)オフセット(第1アーム長)のパラメ
ータの設定値L1を、L1=L1−de(d1>d2)
またはL1=L1+de(d1<d2)に変更する。
【0024】請求項5に記載のメジャーリングプローブ
を備えた5軸制御レーザ加工ヘッドを有するNC制御3
次元レーザ加工機は、メジャーリングプローブを備えた
5軸制御レーザ加工ヘッドを有するNC制御3次元レー
ザ加工機であって、測定穴切断加工プログラムおよび測
定プログラムにしたがって、平板に切断加工した測定穴
を前記メジャーリングプローブで測定して得た測定デー
タを保存する測定データメモリーと、前記測定データか
らU軸およびV軸原点の誤差とオフセット誤差などを算
出する演算手段と、該演算手段で算出した誤差に基づい
てパラメータ設定手段に設定されたパラメータを補正す
るパラメータ補正手段とを備えたことを要旨とするもの
である。
を備えた5軸制御レーザ加工ヘッドを有するNC制御3
次元レーザ加工機は、メジャーリングプローブを備えた
5軸制御レーザ加工ヘッドを有するNC制御3次元レー
ザ加工機であって、測定穴切断加工プログラムおよび測
定プログラムにしたがって、平板に切断加工した測定穴
を前記メジャーリングプローブで測定して得た測定デー
タを保存する測定データメモリーと、前記測定データか
らU軸およびV軸原点の誤差とオフセット誤差などを算
出する演算手段と、該演算手段で算出した誤差に基づい
てパラメータ設定手段に設定されたパラメータを補正す
るパラメータ補正手段とを備えたことを要旨とするもの
である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
によって説明する。
【0026】図1〜図3は本発明に係るNC制御3次元
レーザ加工機の一例を示した図であり、以下この図面に
より3次元レーザ加工機の概要を説明する。
レーザ加工機の一例を示した図であり、以下この図面に
より3次元レーザ加工機の概要を説明する。
【0027】図1〜図3を参照するに、3次元レーザ加
工機1は、床面から立設した4本の支柱3を備えてお
り、この支柱3上にX軸方向に延伸する2本のX軸ガイ
ド5(a,b)が取付けてある。この2本のX軸ガイド
5(a,b)の両端部は、梁部材7(a,b)で連結し
て4角形の枠状に構成してある。そして、X軸ガイド5
(a,b)上に、X軸キャリッジ7(a,b)が図示し
ない駆動手段によりX軸方向に移動位置決め可能に設け
てある。
工機1は、床面から立設した4本の支柱3を備えてお
り、この支柱3上にX軸方向に延伸する2本のX軸ガイ
ド5(a,b)が取付けてある。この2本のX軸ガイド
5(a,b)の両端部は、梁部材7(a,b)で連結し
て4角形の枠状に構成してある。そして、X軸ガイド5
(a,b)上に、X軸キャリッジ7(a,b)が図示し
ない駆動手段によりX軸方向に移動位置決め可能に設け
てある。
【0028】前記X軸キャリッジ7(a,b)の間には
Y軸ガイド9が懸架してあって、このY軸ガイド9上に
Y軸キャリッジ11が図示しない駆動手段により移動位
置決め可能に設けてある。このY軸キャリッジ11に
は、図示しない駆動手段によりZ軸方向に移動位置決め
可能なZ軸キャリッジ13が設けてある。
Y軸ガイド9が懸架してあって、このY軸ガイド9上に
Y軸キャリッジ11が図示しない駆動手段により移動位
置決め可能に設けてある。このY軸キャリッジ11に
は、図示しない駆動手段によりZ軸方向に移動位置決め
可能なZ軸キャリッジ13が設けてある。
【0029】そして、Z軸キャリッジ13の下端部に
は、図1、図2に示す様にレーザ加工ヘッド15が装着
してあり、レーザ加工ヘッド15の先端部には集光ノズ
ル17が設けてある。
は、図1、図2に示す様にレーザ加工ヘッド15が装着
してあり、レーザ加工ヘッド15の先端部には集光ノズ
ル17が設けてある。
【0030】前記レーザ加工ヘッド15の下方の床面に
は、レーザ加工ヘッド15の移動領域をカバーできるワ
ークテーブル19が載置してある。また、前記レーザ加
工ヘッド15には、図示省略の集光レンズが内臓してあ
り、レーザ発振器21からのレーザビームLBが複数の
ベンドミラーBMを介してこの集光レンズに導かれるよ
うになっている。なお、レーザ発振器21に隣接する位
置にレーザ加工機を制御するNC制御装置23とレーザ
発振器の電源装置25が設置してある。
は、レーザ加工ヘッド15の移動領域をカバーできるワ
ークテーブル19が載置してある。また、前記レーザ加
工ヘッド15には、図示省略の集光レンズが内臓してあ
り、レーザ発振器21からのレーザビームLBが複数の
ベンドミラーBMを介してこの集光レンズに導かれるよ
うになっている。なお、レーザ発振器21に隣接する位
置にレーザ加工機を制御するNC制御装置23とレーザ
発振器の電源装置25が設置してある。
【0031】図4に示す様に、レーザ加工ヘッド15の
Z軸キャリッジ13には、Z軸を軸心として回転するV
軸と、このV軸に直交する軸を回転軸とするU軸とが設
けてあり、このU軸上にあって、前記V軸からL1(第
1アーム長)だけオフセットした位置に、V軸に平行な
光軸を有する集光ノズル17がU軸を軸に回動可能に設
けてある。
Z軸キャリッジ13には、Z軸を軸心として回転するV
軸と、このV軸に直交する軸を回転軸とするU軸とが設
けてあり、このU軸上にあって、前記V軸からL1(第
1アーム長)だけオフセットした位置に、V軸に平行な
光軸を有する集光ノズル17がU軸を軸に回動可能に設
けてある。
【0032】上述のように、レーザ加工ヘッド15は
X,Y,Zの3軸と、集光ノズル17の姿勢を制御する
U,V2軸の計5軸を備え、3次元形状のワークの任意
の面に対して、集光ノズル17の姿勢を垂直にした加工
を行うことができる。なお、U軸の回転中心から集光ノ
ズル17の先端までの距離を第2アーム長L2とする。
また、U軸およびV軸の回転駆動機構は図示を省略して
ある。
X,Y,Zの3軸と、集光ノズル17の姿勢を制御する
U,V2軸の計5軸を備え、3次元形状のワークの任意
の面に対して、集光ノズル17の姿勢を垂直にした加工
を行うことができる。なお、U軸の回転中心から集光ノ
ズル17の先端までの距離を第2アーム長L2とする。
また、U軸およびV軸の回転駆動機構は図示を省略して
ある。
【0033】また、レーザ加工ヘッド15には、ワーク
の位置座標P(X,Y,Z)を測定するときに使用するメジ
ャリングプローブ27が設けてある。このメジャリング
プローブ27の先端の球体29を被加工材の測定部に接
触させて、その接触面の座標P(X,Y,Z)をコンピュー
タなどの演算装置によって求めることができる。
の位置座標P(X,Y,Z)を測定するときに使用するメジ
ャリングプローブ27が設けてある。このメジャリング
プローブ27の先端の球体29を被加工材の測定部に接
触させて、その接触面の座標P(X,Y,Z)をコンピュー
タなどの演算装置によって求めることができる。
【0034】前記メジャリングプローブ27は、Z軸方
向に伸縮自在に設けてあり、測定を行わないときはメジ
ャリングプローブ収納部31に収納できるようになって
いる。測定を行うときには、図5に示す如く、メジャリ
ングプローブ27を伸長させると共に、レーザ加工ヘッ
ド15の集光ノズル17を測定の邪魔にならない様にU
軸回りに90度回転した状態で使用する。
向に伸縮自在に設けてあり、測定を行わないときはメジ
ャリングプローブ収納部31に収納できるようになって
いる。測定を行うときには、図5に示す如く、メジャリ
ングプローブ27を伸長させると共に、レーザ加工ヘッ
ド15の集光ノズル17を測定の邪魔にならない様にU
軸回りに90度回転した状態で使用する。
【0035】図6は、本発明に係る3次元レーザ加工機
1におけるレーザ加工ヘッド15を制御するNC制御装
置23のブロック構成図である。
1におけるレーザ加工ヘッド15を制御するNC制御装
置23のブロック構成図である。
【0036】NC制御装置23においては、中央演算処
理装置であるCPU33に前記プローブ27を制御する
コントローラ35が接続してある。また、CPU33
は、プログラムメモリーに格納した測定穴切断加工プロ
グラム37と測定プログラム39にアクセスできるよう
に設けてある。
理装置であるCPU33に前記プローブ27を制御する
コントローラ35が接続してある。また、CPU33
は、プログラムメモリーに格納した測定穴切断加工プロ
グラム37と測定プログラム39にアクセスできるよう
に設けてある。
【0037】なお、測定穴切断加工プログラム37に
は、レーザ加工ヘッド15の姿勢制御命令が含まれる。
は、レーザ加工ヘッド15の姿勢制御命令が含まれる。
【0038】また、CPU33には、前記レーザ加工ヘ
ッド15の駆動部41を制御する軸制御部43が設けて
あり、CPU33は軸制御部43に対して制御指令を出
力するように設けてある。この制御指令は、軸制御部4
3において、前記駆動部41の X,Y,Z,U,V各軸のサーボ
モータ45を駆動するサーボアンプ47に適宜に分配供
給されるようになっている。
ッド15の駆動部41を制御する軸制御部43が設けて
あり、CPU33は軸制御部43に対して制御指令を出
力するように設けてある。この制御指令は、軸制御部4
3において、前記駆動部41の X,Y,Z,U,V各軸のサーボ
モータ45を駆動するサーボアンプ47に適宜に分配供
給されるようになっている。
【0039】なお、サーボモータ45の位置は、エンコ
ーダ49を介して前記軸制御部43にフィードバックさ
れるようになっている。
ーダ49を介して前記軸制御部43にフィードバックさ
れるようになっている。
【0040】また、上述のCPU33には、前記メジャ
リングプローブ27で検出した測定値から、U軸原点誤
差(グリッドシフト量)θue、V軸原点誤差(グリッド
シフト量)θveおよびオフセット値の誤差deなどを算
出する演算手段51と、この算出した誤差に基づいて、
パラメータ設定手段50に設定されている設定パラメー
タを補正するパラメータ補正手段52とが設けてある。
なお、測定値は測定データメモリ53に保存される。
リングプローブ27で検出した測定値から、U軸原点誤
差(グリッドシフト量)θue、V軸原点誤差(グリッド
シフト量)θveおよびオフセット値の誤差deなどを算
出する演算手段51と、この算出した誤差に基づいて、
パラメータ設定手段50に設定されている設定パラメー
タを補正するパラメータ補正手段52とが設けてある。
なお、測定値は測定データメモリ53に保存される。
【0041】以下に、U,V軸の原点の誤差(グリッド
シフト量)θue、θveおよびオフセット誤差deの測定
とパラメータの設定値の変更について具体的について説
明する。
シフト量)θue、θveおよびオフセット誤差deの測定
とパラメータの設定値の変更について具体的について説
明する。
【0042】始めに、V軸原点の誤差(グリッドシフト
量)θveの測定について図7〜図9を参照しながら説明
する。
量)θveの測定について図7〜図9を参照しながら説明
する。
【0043】前記ワークテーブル19上に水平に載置し
た板金材Wに対して、測定穴切断加工プログラム37に
おいてプログラムされた四辺形P1P2P3P4の測定
穴20の切断を行う。この四辺形P1P2P3P4を構
成する2辺P1P2とP3P 4はX軸に平行に、2辺P
2P3とP1P4はY軸に平行になるようにプログラム
されている。
た板金材Wに対して、測定穴切断加工プログラム37に
おいてプログラムされた四辺形P1P2P3P4の測定
穴20の切断を行う。この四辺形P1P2P3P4を構
成する2辺P1P2とP3P 4はX軸に平行に、2辺P
2P3とP1P4はY軸に平行になるようにプログラム
されている。
【0044】最初に、集光ノズルの位置をP1P2のほ
ぼ中間に位置決めし、レーザ加工ヘッド15のV軸を原
点に設定(図7参照)して、X、Y軸は動かさずにU軸
のみを回動(図8参照)させてP1からP2を切断す
る。
ぼ中間に位置決めし、レーザ加工ヘッド15のV軸を原
点に設定(図7参照)して、X、Y軸は動かさずにU軸
のみを回動(図8参照)させてP1からP2を切断す
る。
【0045】次に、U軸を原点に戻してから、Y軸キャ
リッジ11を移動させてP2からP 3を切断する。次い
でX軸キャリッジ7を移動させてP3からP4を切断
し、最後にY軸キャリッジ11を移動させてP4からP
1を切断する。
リッジ11を移動させてP2からP 3を切断する。次い
でX軸キャリッジ7を移動させてP3からP4を切断
し、最後にY軸キャリッジ11を移動させてP4からP
1を切断する。
【0046】次に、測定穴切断加工プログラム37によ
って切断した四辺形の辺P1P2上の点P5(p5x,p5
y)の座標を測定する。続いてY軸を移動させて、辺P
3P4上の点P6(p5x,p6y)の座標を測定する。
って切断した四辺形の辺P1P2上の点P5(p5x,p5
y)の座標を測定する。続いてY軸を移動させて、辺P
3P4上の点P6(p5x,p6y)の座標を測定する。
【0047】次いで、X、Y軸を移動させて辺P1P2
上の点P7(p7x,p7y)の座標を測定する。続いて、Y
軸を移動させて、辺P3P4上の点P8(p7x,p8y)の
座標を測定する。なお、全ての測定データは前記測定デ
ータメモリ53に保存され、必要に応じて使用すること
ができる。
上の点P7(p7x,p7y)の座標を測定する。続いて、Y
軸を移動させて、辺P3P4上の点P8(p7x,p8y)の
座標を測定する。なお、全ての測定データは前記測定デ
ータメモリ53に保存され、必要に応じて使用すること
ができる。
【0048】上述の測定によって求めたP5とP6のY
座標値から、P5とP6間の距離d 1は、d1=p6y−p
5yとして演算手段51によって求めることができる。同
様に、P7とP8のY座標値から、P7とP8間の距離
d2は、d2=p8y−p7yとして演算手段51によって求
めることができる。
座標値から、P5とP6間の距離d 1は、d1=p6y−p
5yとして演算手段51によって求めることができる。同
様に、P7とP8のY座標値から、P7とP8間の距離
d2は、d2=p8y−p7yとして演算手段51によって求
めることができる。
【0049】また、P6とP8間の距離d3は、P6と
P8 のX座標値から、d3=p5x−p7xとして演算手段
51によって求めることができる。
P8 のX座標値から、d3=p5x−p7xとして演算手段
51によって求めることができる。
【0050】上述のd1、d2およびd3から、辺P1
P2の辺P3P4に対する傾き、すなわちV軸原点の誤
差(グリッドシフト量)θveは、演算手段51によって
次の計算式(1)を演算して求めることができる。
P2の辺P3P4に対する傾き、すなわちV軸原点の誤
差(グリッドシフト量)θveは、演算手段51によって
次の計算式(1)を演算して求めることができる。
【0051】
【数1】 θve =arctan(|d1−d2|/d3)……(1) したがって、パラメータ設定手段50に設定されている
V軸パラメータθv は、パラメータ補正手段52によっ
て次のように変更される。
V軸パラメータθv は、パラメータ補正手段52によっ
て次のように変更される。
【0052】
【数2】θv=θv−θve(d1>d2)……(2)
【数3】θv=θv+θve(d1<d2)……(3)
【数4】θv=θv(d1=d2)……………(4) 次に、U軸原点の誤差(グリッドシフト量)θueの測定
とパラメータの設定値変更について図10〜図12を参
照しながら説明する。
とパラメータの設定値変更について図10〜図12を参
照しながら説明する。
【0053】V軸の場合と同様に、始めに測定穴切断加
工プログラム37においてプログラムされた四辺形P2
P3P4P5の測定穴20の切断加工を行う。ただし、
このプログラムにおいての切断開始点と切断終了点は、
Y軸に平行な一辺P5P2上のほぼ中間の点P1とす
る。また、2辺P4P5、P2P3はX軸に平行、2辺
P5P2、P3P4はY軸に平行とする。
工プログラム37においてプログラムされた四辺形P2
P3P4P5の測定穴20の切断加工を行う。ただし、
このプログラムにおいての切断開始点と切断終了点は、
Y軸に平行な一辺P5P2上のほぼ中間の点P1とす
る。また、2辺P4P5、P2P3はX軸に平行、2辺
P5P2、P3P4はY軸に平行とする。
【0054】レーザ加工ヘッド15のU軸を原点に設定
し、辺P5P2上のほぼ中間点P1からP2までをY軸
を移動させて切断する。続いて、X軸を移動させてP2
からP3を切断する。次いで、Y軸を移動させてP3か
らP4を切断し、P4からP 5はX軸を移動させて切断
する。P5からP1にかけての切断時は、前記集光ノズ
ル17の軸心を中心にして、V軸を180度回転させて
切断する。
し、辺P5P2上のほぼ中間点P1からP2までをY軸
を移動させて切断する。続いて、X軸を移動させてP2
からP3を切断する。次いで、Y軸を移動させてP3か
らP4を切断し、P4からP 5はX軸を移動させて切断
する。P5からP1にかけての切断時は、前記集光ノズ
ル17の軸心を中心にして、V軸を180度回転させて
切断する。
【0055】次に、上述の方法で切断した四辺形の辺P
1P2上の点P6(p6x,p6y)の座標を測定する。続い
てX軸を移動させて、辺P3P4上の点P7(p7x,p6
y)の座標を測定する。次いで、X、Y軸を移動させて
P5P1上の点P8(p8x,p8y)の座標を測定する。引
き続いてX軸を移動させて、P3P4上の点P9(p9x,
p8y)の座標を測定する。
1P2上の点P6(p6x,p6y)の座標を測定する。続い
てX軸を移動させて、辺P3P4上の点P7(p7x,p6
y)の座標を測定する。次いで、X、Y軸を移動させて
P5P1上の点P8(p8x,p8y)の座標を測定する。引
き続いてX軸を移動させて、P3P4上の点P9(p9x,
p8y)の座標を測定する。
【0056】上述の測定によって求めたP6、P7の座
標値から、P6、P7間の距離d1は、d1=p7x−p6x
として演算手段51によって求めることができる。ま
た、P 8、P9の座標値から、P8、P9間の距離d2
は、d2=p9x−p8xとして、同様に求めることができ
る。
標値から、P6、P7間の距離d1は、d1=p7x−p6x
として演算手段51によって求めることができる。ま
た、P 8、P9の座標値から、P8、P9間の距離d2
は、d2=p9x−p8xとして、同様に求めることができ
る。
【0057】上述のd1、d2およびL2から、U軸原
点の誤差(グリッドシフト量)θueは、次の計算式
(5)を演算手段51に演算して求めることができる。
点の誤差(グリッドシフト量)θueは、次の計算式
(5)を演算手段51に演算して求めることができる。
【0058】
【数5】 θue=arcsin{(|d2−d1|/2)/L2}……(5) したがって、パラメータ設定手段50に設定されている
U軸パラメータθuは、パラメータ補正手段52によっ
て次のように変更される。
U軸パラメータθuは、パラメータ補正手段52によっ
て次のように変更される。
【0059】
【数6】θu=θu−θue(d2<d1)……(6)
【数7】θu=θu+θue(d2>d1)……(7)
【数8】θu=θu(d2=d1)……………(8) なお、上述の数式(5)中の第2アーム長L2(U軸の
回転中心から集光ノズル17の先端までの距離)は、光
軸ずれに対する影響が小さいので、従来の測定方法によ
る機械長を使用することができる。
回転中心から集光ノズル17の先端までの距離)は、光
軸ずれに対する影響が小さいので、従来の測定方法によ
る機械長を使用することができる。
【0060】また、上述のU軸原点およびV軸原点の測
定に使用する測定穴20は、四辺形としているが通常は
正方形を使用する。
定に使用する測定穴20は、四辺形としているが通常は
正方形を使用する。
【0061】次に、オフセット(第1アーム長)L1の
誤差測定とパラメータの設定値変更について図13〜図
15を参照しながら説明する。
誤差測定とパラメータの設定値変更について図13〜図
15を参照しながら説明する。
【0062】測定穴切断加工プログラム37においてプ
ログラムされた四辺形P1P2P3P4の測定穴20の
切断加工を行う。ただし、辺P1P2およびP3P4は
Y軸に平行、辺P1P4およびP2P3はX軸に平行と
する。
ログラムされた四辺形P1P2P3P4の測定穴20の
切断加工を行う。ただし、辺P1P2およびP3P4は
Y軸に平行、辺P1P4およびP2P3はX軸に平行と
する。
【0063】レーザ加工ヘッド15のU軸およびV軸を
原点に設定し、P1からP2の間をY軸を移動させて切
断し、次いでP2からP3まではX軸を移動させて切断
する。P3点において、集光ノズル17の中心を軸にV
軸を180度回転させた後、Y軸を移動させてP3から
P4を切断し、次いでX軸を移動させてP4からP1ま
でを切断する。
原点に設定し、P1からP2の間をY軸を移動させて切
断し、次いでP2からP3まではX軸を移動させて切断
する。P3点において、集光ノズル17の中心を軸にV
軸を180度回転させた後、Y軸を移動させてP3から
P4を切断し、次いでX軸を移動させてP4からP1ま
でを切断する。
【0064】次いで、上述の方法で切断した四辺形の辺
P1P2上の点P5(p5x,p5y)の座標を測定する。続
いて、X軸を移動させて、辺P3P4上の点P6(p6x,
p5y)の座標を測定する。
P1P2上の点P5(p5x,p5y)の座標を測定する。続
いて、X軸を移動させて、辺P3P4上の点P6(p6x,
p5y)の座標を測定する。
【0065】次いで、X、Y軸を移動させて、辺P1P
4上の点P7(p7x,p7y)の座標を測定し、続いて辺P
2P3上の点P8(p7x,p8y)を測定する。
4上の点P7(p7x,p7y)の座標を測定し、続いて辺P
2P3上の点P8(p7x,p8y)を測定する。
【0066】上述の測定によって求めたP5、P6の座
標値から、 P5、P6間の距離d 1は、d1=p6x−p5
xとして演算手段51によって求めることができる。ま
た、P7、P8の座標値から、P7、P8の距離d
2は、同様に、d2=p8y−p7yとして求めることができ
る。
標値から、 P5、P6間の距離d 1は、d1=p6x−p5
xとして演算手段51によって求めることができる。ま
た、P7、P8の座標値から、P7、P8の距離d
2は、同様に、d2=p8y−p7yとして求めることができ
る。
【0067】上述のd1、d2から、オフセット(第1
アーム長)L1の誤差deは、次の計算式(8)を演算
手段51に演算して求めることができる。
アーム長)L1の誤差deは、次の計算式(8)を演算
手段51に演算して求めることができる。
【0068】
【数8】de=|d1−d2|/2……(8) したがって、パラメータ設定手段50に設定されている
現在のオフセット(第1アーム長)のパラメータL
1は、パラメータ補正手段52によって次のように変更
される。
現在のオフセット(第1アーム長)のパラメータL
1は、パラメータ補正手段52によって次のように変更
される。
【0069】
【数9】L1=L1−de(d1>d2)……(9)
【数10】 L1=L1+de(d1<d2)……(10)
【数11】 L1=L1(d1=d2)……………(11)
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、レーザ加工ヘ
ッドのパラメータを実際に切断加工した測定穴の測定デ
ータに基づいて補正するので、レーザ加工機の光軸のズ
レも考慮したパラメータ補正を自動的に行うことができ
る。
ッドのパラメータを実際に切断加工した測定穴の測定デ
ータに基づいて補正するので、レーザ加工機の光軸のズ
レも考慮したパラメータ補正を自動的に行うことができ
る。
【0071】請求項2の発明によれば、四辺形の測定穴
の1辺を切断する時に、その辺の一部の区間は、集光ノ
ズルの軸心を中心にしてV軸を180度回転して切断
し、V軸を180度回転しないときの切断位置との差
を、平行な対辺を基準にして測定することにより、U軸
原点の誤差を容易に算出することができる。したがっ
て、この測定した誤差に基づいてパラメータ設定を自動
的に変更することができる。
の1辺を切断する時に、その辺の一部の区間は、集光ノ
ズルの軸心を中心にしてV軸を180度回転して切断
し、V軸を180度回転しないときの切断位置との差
を、平行な対辺を基準にして測定することにより、U軸
原点の誤差を容易に算出することができる。したがっ
て、この測定した誤差に基づいてパラメータ設定を自動
的に変更することができる。
【0072】請求項3の発明によれば、四辺形の測定穴
の1辺を切断する時に、V軸を原点に設定してU軸のみ
を回動させて切断し、この切断辺に平行な対辺を基準に
して、前記切断辺の傾斜を測定することにより、V軸原
点の誤差を容易に検出することができる。したがって、
この測定した誤差に基づいてパラメータ設定を自動的に
変更することができる。
の1辺を切断する時に、V軸を原点に設定してU軸のみ
を回動させて切断し、この切断辺に平行な対辺を基準に
して、前記切断辺の傾斜を測定することにより、V軸原
点の誤差を容易に検出することができる。したがって、
この測定した誤差に基づいてパラメータ設定を自動的に
変更することができる。
【0073】請求項4の発明によれば、四辺形の測定穴
を切断加工する時に、U軸とV軸を原点に設定して測定
穴の連続する2辺を切断し、続く連続する2辺の切断す
る時に、V軸を180度回転して切断し、V軸を180
度回転しないときの切断辺の長さと、回転後の長さの差
を測定することにより、オフセット誤差を容易に検出す
ることができる。したがって、この測定した誤差に基づ
いてパラメータ設定を自動的に変更することができる。
請求項5の発明によれば、請求項1の発明と同様な効果
を得ることができる。
を切断加工する時に、U軸とV軸を原点に設定して測定
穴の連続する2辺を切断し、続く連続する2辺の切断す
る時に、V軸を180度回転して切断し、V軸を180
度回転しないときの切断辺の長さと、回転後の長さの差
を測定することにより、オフセット誤差を容易に検出す
ることができる。したがって、この測定した誤差に基づ
いてパラメータ設定を自動的に変更することができる。
請求項5の発明によれば、請求項1の発明と同様な効果
を得ることができる。
【図1】本発明に係るNC制御3次元レーザ加工機の一
例(正面図)。
例(正面図)。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】レーザ加工ヘッド15の拡大図。
【図5】レーザ加工ヘッド15に備えたメジャリングプ
ローブ27を使用するときの状態を示した図。
ローブ27を使用するときの状態を示した図。
【図6】本発明に係る3次元レーザ加工機を制御するN
C制御装置23のブロック構成図。
C制御装置23のブロック構成図。
【図7】V軸原点の誤差θveの測定方法の説明図。
【図8】V軸原点の誤差θveの測定方法の説明図。
【図9】V軸原点の誤差θveの測定方法の説明図。
【図10】U軸原点の誤差θueの測定方法の説明図。
【図11】U軸原点の誤差θueの測定方法の説明図。
【図12】U軸原点の誤差θueの測定方法の説明図。
【図13】オフセットL1の誤差測定方法の説明図。
【図14】オフセットL1の誤差測定方法の説明図。
【図15】オフセットL1の誤差測定方法の説明図。
【図16】従来のオフセット式レーザ加工ヘッドにおけ
るV軸原点の説明図。
るV軸原点の説明図。
【図17】従来のオフセット式レーザ加工ヘッドにおけ
るオフセットL1(第1アーム長)と第2アーム長L2
の説明図。
るオフセットL1(第1アーム長)と第2アーム長L2
の説明図。
【図18】従来のオフセット式レーザ加工ヘッドにおけ
るU軸原点の説明図。
るU軸原点の説明図。
【図19】従来のオフセット式レーザ加工ヘッドにおけ
るV軸原点調節方法の説明図。
るV軸原点調節方法の説明図。
【図20】従来のオフセット式レーザ加工ヘッドにおけ
るオフセットL1(第1アーム長)調節方法の説明図。
るオフセットL1(第1アーム長)調節方法の説明図。
【図21】従来のオフセット式レーザ加工ヘッドにおけ
るU軸原点調節方法の説明図。
るU軸原点調節方法の説明図。
【図22】従来のオフセット式レーザ加工ヘッドにおけ
る第2アーム長L2の設定方法の説明図。
る第2アーム長L2の設定方法の説明図。
1 3次元レーザ加工機 3 支柱 5 X軸ガイド 7(a,b) 梁部材 9 Y軸ガイド 11 Y軸キャリッジ 13 Z軸キャリッジ 15 レーザ加工ヘッド 17 集光ノズル 19 ワークテーブル 20 測定穴 21 レーザ発振器 23 NC制御装置 25 電源装置 27 メジャリングプローブ 29 球体 31 メジャリングプローブ収納部 33 CPU 35 コントローラ 37 測定穴切断加工プログラム 39 測定プログラム 41 駆動部 43 軸制御部 45 サーボモータ 47 サーボアンプ 49 エンコーダ 50 パラメータ設定手段 51 演算手段 52 パラメータ補正手段 53 測定データメモリ θu U軸パラメータ θue U軸原点の誤差 θv V軸パラメータ θve V軸原点の誤差 W 板金材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E068 CB03 CD15 CE05 5H269 AB11 CC07 DD06 EE05 EE11 EE25 FF06 JJ02 JJ04 JJ18 QB15
Claims (5)
- 【請求項1】 メジャーリングプローブを備えた5軸制
御レーザ加工ヘッドを有するNC制御3次元レーザ加工
機において、前記レーザ加工ヘッドのU軸またはV軸の
姿勢を変えて平板材にU軸原点測定穴、V軸原点測定穴
およびオフセット誤差測定穴をそれぞれ切断加工し、こ
れらの測定穴の寸法を前記メジャーリングプローブで測
定し、該測定データを適宜に演算して前記U軸原点とV
軸原点の誤差を算出し、該U軸原点およびV軸原点のパ
ラメータ設定を変更すると共に、集光ノズルの前記V軸
からのオフセットの誤差を算出し、該オフセットのパラ
メータ設定を変更することを特徴とする3次元レーザ加
工機におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の3次元レーザ加工機に
おけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法におい
て、前記U軸原点測定穴の切断加工と測定は、次の工程
からなることを特徴とする3次元レーザ加工機における
レーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法。 (1)前記U軸原点測定穴の切断加工プログラムは、X
軸に平行な辺P2P3およびY軸に平行な辺P3P4を
有する四辺形P2P3P4P5とする、(2)前記四辺
形P2P3P4P5の1辺P5P2のほぼ中間の点P1
を切断開始点として、前記レーザ加工ヘッドのU、V軸
を原点位置に設定し、P1からP 2までをY軸を移動さ
せて切断する、(3)P2からP3までをX軸を移動さ
せて切断する、(4)P3からP4までをY軸を移動さ
せて切断する、(5)P4からP5までをX軸を移動さ
せて切断する、(6)P5において、集光ノズルの軸心
を中心にして、V軸を180度回転させてP5からP1
までをY軸を移動させて切断する、(7)測定穴の直線
P1P2上の点P6(p6x,p6y)と、直線P3P4上の
点P 7(p7x,p6y)および点P9(p9x,p8y)と、P5P
1’上の点P8(p8x,p8y)の各点の座標を測定する、
(8)P6、P7間の距離d1とP8、P9間の距離d
2とを、次式、d1=p7x−p6x、d2=p9x−p8xから演
算により求め、U軸原点の誤差θueを次式、θue=arcs
in{(|d2−d1|/2)/L2}から演算により求
める、(9)U軸パラメータの設定値θuを、θu=θu
−θue(d2<d1)またはθu=θu+θue(d2>d
1)に変更する。 - 【請求項3】 請求項1に記載の3次元レーザ加工機に
おけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法におい
て、前記V軸原点測定穴の切断加工と測定は、次の工程
からなることを特徴とする3次元レーザ加工機における
レーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法。 (1)前記V軸原点測定穴の切断加工プログラムは、X
軸に平行な辺P3P4およびY軸に平行な辺P2P3を
有する四辺形P1P2P3P4とする、(2)前記レー
ザ加工ヘッドのV軸を原点に設定すると共に、前記集光
ノズルを前記四辺形P1P2P3P4の1辺P1P2の
ほぼ中間に位置決めし、X、Y軸は動かさずにU軸のみ
を回動させてP1からP2を切断する、(3)U軸を原
点に戻し、P2からP3までをY軸を移動させて切断す
る、(4)P3からP4までをX軸を移動させて切断す
る、(5)P4からP1までをY軸を移動させて切断す
る、(6)測定穴の直線P1P2上の点P5(p5x,p5
y)、点P7(p7x,p7y)と、直線P3P4上の点P
6(p5x,p6y)、点P8(p7x,p8y)の各点の座標を測定
する、(7)P5とP6間の距離d1と、P7とP8間
の距離d2およびP6とP8間の距離d3とを、次式d
1=p6y−p5y、d2=p8y−p7yおよびd3=p5x−p7xか
ら演算により求め、V軸原点の誤差θveを次式、θve
=arctan(|d1−d2|/d3)から演算により求め
る、(8)V軸パラメータの設定値θvを、θv=θv−
θve(d1>d2)またはθv=θv+θve(d1<
d2)に変更する。 - 【請求項4】 請求項1に記載の3次元レーザ加工機に
おけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法におい
て、前記オフセット誤差測定穴の切断加工と測定は、次
の工程からなることを特徴とする3次元レーザ加工機に
おけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法。 (1)前記オフセット誤差測定穴切断加工プログラム
は、X軸に平行な辺P2P 3およびY軸に平行な辺P1
P2を有する四辺形P1P2P3P4とする、(2)前
記レーザ加工ヘッドのU軸とV軸を原点に設定してP1
からP2までをY軸を移動させて切断する、(3)P2
からP3までをX軸を移動させて切断する、(4)P3
において、集光ノズルの軸心を中心に、V軸を180度
回転させて、P3からP4までをY軸を移動させて切断
する、(5)P4からP1までをX軸を移動させて切断
する、(6)測定穴の直線P1P2上の点P5(p5x,p5
y)、P3P4上の点P6(p6x,p5y)、P1P4上の点
P7(p7x,p7y)、およびP2P3上の点P8(p7x,p8
y)の各点の座標を測定する、(7)P5とP6間の距
離d1と、P7とP8間の距離d2とを、次式d1=p6
x−p5x、d2=p8y−p7yから演算により求め、オフセッ
ト(第1アーム長)L1の誤差deを次式、de=|d1
−d2|/2から演算により求める、(8)オフセット
(第1アーム長)のパラメータの設定値L1を、L1=
L1−de(d1>d2)またはL1=L1+de(d1
<d2)に変更する。 - 【請求項5】 メジャーリングプローブを備えた5軸制
御レーザ加工ヘッドを有するNC制御3次元レーザ加工
機であって、測定穴切断加工プログラムおよび測定プロ
グラムにしたがって、平板に切断加工した測定穴を前記
メジャーリングプローブで測定して得た測定データを保
存する測定データメモリーと、前記測定データからU軸
およびV軸原点の誤差とオフセット誤差などを算出する
演算手段と、該演算手段で算出した誤差に基づいてパラ
メータ設定手段に設定されたパラメータを補正するパラ
メータ補正手段とを備えたことを特徴とするメジャーリ
ングプローブを備えた5軸制御レーザ加工ヘッドを有す
るNC制御3次元レーザ加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000180339A JP2002001568A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | Nc制御3次元レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法およびnc制御3次元レーザ加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002001568A true JP2002001568A (ja) | 2002-01-08 |
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ID=18681460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000180339A Pending JP2002001568A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | Nc制御3次元レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドのパラメータ設定方法およびnc制御3次元レーザ加工機 |
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Country | Link |
---|---|
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- 2000-06-15 JP JP2000180339A patent/JP2002001568A/ja active Pending
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