JP2011229714A - ステント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステントのマーカ固定部3には、マーカ2が配置される配置孔3aがマーカ固定部3の厚さ方向に貫通するように形成され、配置孔3aには、配置孔3aの径方向内側に向かって突出する凸部3bが形成されている。マーカ固定部3の厚さ方向における凸部3bの断面形状は、マーカ固定部3の一方の表面3dからマーカ固定部3の中間部3cに向かうにしたがって配置孔3aの径方向内側に傾斜する第1傾斜辺3hと、マーカ固定部3の他方の表面3fから中間部3cに向かうにしたがって配置孔3aの径方向内側に傾斜する第2傾斜辺3jとを有する略三角形状に形成されている。
【選択図】図3
Description
図1は、本発明の実施の形態にかかるステント1の概略斜視図である。図2は、図1のE部の拡大図である。図3(A)は、図2のF−F断面の断面図であり、図3(B)は、図3(A)に示す配置孔3aにマーカ2を取り付けた状態を示す断面図である。なお、図2では、マーカ2の図示を省略している。
図4は、図1に示すステント1を加工するためのレーザ加工装置20の斜視図である。以下の説明では、図4に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。なお、本形態では、Z方向が上下方向と一致する。
以上説明したように、本形態では、配置孔3aに、その径方向内側に向かって突出する凸部3bが形成されている。そのため、配置孔3aに充填されるマーカ2の体積を凸部3bの分だけ減らすことができ、マーカ2を構成する放射線不透過材料の使用量を減らすことができる。特に本形態では、配置孔3aの周方向の全域に凸部3bが形成されているため、マーカ2を構成する放射線不透過材料の使用量を効果的に減らすことができる。
図5(A)は、本発明の変形例1にかかる配置孔4aの断面図であり、図5(B)は、(A)の配置孔4aにマーカ2を取り付けた状態を示す断面図である。
図6(A)は、本発明の変形例2にかかる配置孔5aの断面図であり、図6(B)は、(A)の配置孔5aにマーカ2を取り付けた状態を示す断面図である。
図7(A)は、本発明の変形例3にかかる配置孔6aの断面図であり、図7(B)は、(A)の配置孔6aにマーカ2を取り付けた状態を示す断面図である。
図8は、本発明の変形例4にかかる配置孔7aにマーカ2を取り付けた状態を示す断面図である。
図9(A)は、本発明の変形例5にかかる配置孔8aの断面図であり、図8(B)は、(A)の配置孔8aにマーカ2を取り付けた状態を示す断面図である。
上述した形態では、配置孔3aは、V方向から見たときの形状が略円形状となるように形成されているが、配置孔3aは、V方向から見たときの形状が略四角形状等の多角形状となるように形成されても良い。たとえば、図10(A)に示すように、配置孔3aは、V方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成されても良い。また、配置孔3aは、図10(B)に示すように、V方向から見たときの形状が略長円形状となるように形成されても良いし、V方向から見たときの形状が略楕円形状となるように形成されても良い。また、配置孔3aは、V方向から見たときの形状がその他の形状となるように形成されても良い。これらの場合にも、たとえば、配置孔3aには、その周方向の全域に、その径方向内側に向かって突出する凸部3bが形成される。
2 マーカ
3 マーカ固定部
3a、4a、5a、6a、7a、8a 配置孔
3b、4b、5b 凸部
3c マーカ固定部の中間部
3d マーカ固定部の一方の表面
3f マーカ固定部の他方の表面
3h 第1傾斜辺
3j 第2傾斜辺
4h 第3傾斜辺
4j 第4傾斜辺
4p、8p 第1の中間位置
4q、8q 第2の中間位置
4s 凸曲線
6b、7b、8b 凹部
6c マーカ固定部の中間部
6h 第5傾斜辺
6j 第6傾斜辺
8h 第7傾斜辺
8j 第8傾斜辺
8s 凹曲線
20 レーザ加工装置
21 管状部材
24 第1移動機構(移動機構の一部)
25 第2移動機構(移動機構の一部)
26 第3移動機構(移動機構の一部)
V マーカ固定部の厚さ方向
Claims (5)
- 人体内の管状部分を内側から広げるためのステントにおいて、
放射線不透過性材料で形成されたマーカと、前記マーカが固定されるマーカ固定部とを備え、
前記マーカ固定部には、前記マーカが配置される配置孔が前記マーカ固定部の厚さ方向に貫通するように形成され、
前記配置孔の周方向における前記配置孔の少なくとも一部には、前記配置孔の径方向内側に向かって突出する凸部が形成され、
前記マーカ固定部の厚さ方向における前記凸部の断面形状は、前記マーカ固定部の厚さ方向における前記マーカ固定部の一方の表面から前記マーカ固定部の厚さ方向における前記マーカ固定部の中間部に向かうにしたがって前記配置孔の径方向内側に傾斜する第1傾斜辺と、前記マーカ固定部の厚さ方向における前記マーカ固定部の他方の表面から前記マーカ固定部の前記中間部に向かうにしたがって前記配置孔の径方向内側に傾斜する第2傾斜辺とを有する略三角形状、または、前記一方の表面から前記マーカ固定部の厚さ方向における前記一方の表面寄りの第1の中間位置に向かうにしたがって前記配置孔の径方向内側に傾斜する第3傾斜辺と、前記他方の表面から前記マーカ固定部の厚さ方向における前記他方の表面寄りの第2の中間位置に向かうにしたがって前記配置孔の径方向内側に傾斜する第4傾斜辺と、前記第1の中間位置と前記第2の中間位置とを結ぶ凸曲線とを有する略山形状、あるいは、前記一方の表面と前記他方の表面とを結ぶ凸曲線状に形成されていることを特徴とするステント。 - 前記配置孔は、前記マーカ固定部の厚さ方向から見たときの形状が略円形状となるように形成され、
前記凸部は、前記マーカの形状が略鼓状になるように、前記配置孔の周方向の全域に形成されていることを特徴とする請求項1記載のステント。 - 人体内の管状部分を内側から広げるためのステントにおいて、
放射線不透過性材料で形成されるマーカと、前記マーカが固定されるマーカ固定部とを備え、
前記マーカ固定部には、前記マーカが配置される配置孔が前記マーカ固定部の厚さ方向に貫通するように形成され、
前記配置孔の周方向における前記配置孔の少なくとも一部には、前記配置孔の径方向外側に向かって窪む凹部が形成され、
前記マーカ固定部の厚さ方向における前記凹部の断面形状は、前記マーカ固定部の厚さ方向における前記マーカ固定部の一方の表面から前記マーカ固定部の厚さ方向における前記マーカ固定部の中間部に向かうにしたがって前記配置孔の径方向外側に傾斜する第5傾斜辺と、前記マーカ固定部の厚さ方向における前記マーカ固定部の他方の表面から前記マーカ固定部の前記中間部に向かうにしたがって前記配置孔の径方向外側に傾斜する第6傾斜辺とを有する略三角形状、または、前記一方の表面から前記マーカ固定部の厚さ方向における前記一方の表面寄りの第1の中間位置に向かうにしたがって前記配置孔の径方向外側に傾斜する第7傾斜辺と、前記他方の表面から前記マーカ固定部の厚さ方向における前記他方の表面寄りの第2の中間位置に向かうにしたがって前記配置孔の径方向外側に傾斜する第8傾斜辺と、前記第1の中間位置と前記第2の中間位置とを結ぶ凹曲線とを有する略山形状、あるいは、前記一方の表面と前記他方の表面とを結ぶ凹曲線状に形成されていることを特徴とするステント。 - 前記配置孔は、前記マーカ固定部の厚さ方向から見たときの形状が略円形状となるように形成され、
前記凹部は、前記マーカ固定部の厚さ方向における前記マーカの断面形状が略六角形状または略長円形状あるいは略楕円形状となるように、前記配置孔の周方向の全域に形成されていることを特徴とする請求項3記載のステント。 - 前記配置孔は、管状部材をレーザ加工して前記ステントを製造するためのレーザ加工装置であって、前記管状部材の中心軸を第1軸とし、前記第1軸に直交する所定の軸を第2軸としたときに、前記管状部材を前記第1軸回りに回転させる第1回転機構と、前記管状部材に向かってレーザを照射するレーザヘッドを前記第2軸回りに回転させる第2回転機構と、前記レーザヘッドに対して前記管状部材を互いに直交する3方向へ相対移動させる移動機構とを有するレーザ加工装置によって形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のステント。
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KR101761713B1 (ko) | 2016-03-28 | 2017-07-26 | 주식회사 시브이바이오 | 마커를 구비한 혈관용 생분해성 고분자 스텐트 |
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2010
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