JP3257924B2 - 三次元レーザ加工機における法線検出方法およびその装置 - Google Patents

三次元レーザ加工機における法線検出方法およびその装置

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JP3257924B2 JP10874195A JP10874195A JP3257924B2 JP 3257924 B2 JP3257924 B2 JP 3257924B2 JP 10874195 A JP10874195 A JP 10874195A JP 10874195 A JP10874195 A JP 10874195A JP 3257924 B2 JP3257924 B2 JP 3257924B2
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弘之 堀井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体ワークを加工する
ための三次元レーザ加工機において、ティーチング時の
ワーク加工面に対する法線立てを自動化するための法線
検出方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からレーザ光を用いて立体ワークを
切断または溶接する三次元レーザ加工装置において、
X、Y、Z軸制御と加工ヘッドに備えたノズル姿勢を加
工面に対して、法線方向に姿勢制御する装置はよく知ら
れている。
【0003】図1は従来の三次元レーザ加工機の全体構
成図を示す。1は門型構造の加工機本体を示し、ベッド
2には立体形状のワークWを載置したテーブル3がX軸
方向すなわち紙面垂直方向に摺動自在に設けられ、この
テーブル3の上方において加工機本体1に対しサドル4
がY軸方向すなわち紙面左右方向に摺動自在に設けら
れ、さらにこのサドル4には加工ヘッド本体5がZ軸方
向すなわち紙面上下方向に摺動自在に設けられている。
テーブル3はX軸モータ(図示せず)、サドル4はY軸
モータ(図示せず)、加工ヘッド本体5はZ軸モータ
(図示せず)によりそれぞれ送り駆動される。
【0004】加工ヘッド本体5はレーザ光が通るように
円筒形をなし、その光軸LをZ軸方向に向けている。そ
して、この加工ヘッド本体5には加工ヘッド6が取り付
けられている。
【0005】この加工ヘッド6は、加工ヘッド本体5に
対しその光軸Lを中心に回転自在に取り付けられヘッド
本体5に対しレーザ光の光軸を2つのミラーM1、M2を
介して所定角度に導く第1回転筒7と、この第1回転筒
7に対しその光軸を中心に回転自在に設けられレーザ光
の光軸を第1回転筒7に対し2つのミラーM3、M4を介
して所定角度に導く第2回転筒8と、この第2回転筒8
の先端に光軸方向に移動自在に設けられたノズル9とで
構成されている。第1回転筒7はα軸モータ(図示せ
ず)、第2回転筒8はβ軸モータ(図示せず)によりそ
れぞれ回転駆動され、このα、β軸を制御することによ
ってノズル9の姿勢を変更可能にしている。
【0006】レーザ発振器10から発振されたレーザ光
はミラーM5を介して加工ヘッド本体5内に導かれ、加
工ヘッド6の第1回転筒7および第2回転筒8の内部に
設けたミラーM1、M2、M3、M4を介して先端のノズル
9へ導かれる。そして、レーザ光はノズル9内に設けた
レンズ24によって集光されノズル9先端からの所定の
点でその焦点Pを結ぶように照射される。この加工ヘッ
ド6の場合、加工ヘッド本体5、第1回転筒7そして第
2回転筒8から放射する位置のの各光軸の延長線が常に
1点Pで交わるように構成されている。図2で示す光軸
Lの、α軸とβ軸に対するヘッド姿勢が変化してもノズ
ル9からのレーザ光の焦点P位置は移動しないいわゆる
一点指向型の加工ヘッドになっている。つまり、加工位
置はX、Y、Zの直交3軸により決定され、ノズル姿勢
はα、βの2つの回転軸により決定される。
【0007】このような三次元レーザ加工機の加工プロ
グラムを作成する方法として、一般的にワークWのけが
き線から加工軌跡を予めティーチングしておき、そのテ
ィーチングされた加工プログラムに従って加工するティ
ーチングプレイバック方式が用いられている。
【0008】図2は従来のティーチング方法を説明する
ための加工ヘッド6部分の詳細図である。11はワーク
Wの表面に設定されたけがき線を示し、Pはレーザ光の
焦点位置を示している。
【0009】ティーチングの際はこの加工ヘッド6の先
端からノズル9を取り外し、代わりに図3で示すような
ティーチングホルダ12を取り付ける。ティーチングホ
ルダ12の先端には針の形状を成すピン13が設けら
れ、このピン13はティーチングホルダ12内でばねを
介して固定されており、外力が加わると上下、左右に揺
動するようになっている。ピン13の先端は前記ノズル
9から照射されるレーザ光の焦点Pと一致する位置に設
定されている。
【0010】そして、例えば図4で示すようなジョイス
テックレバー14や図5で示すようなティーチングボッ
クス15のヘッド教示手段を使ってX、Y、Z軸を操作
し、加工ヘッド6に取り付けられたティーチングホルダ
12の先端のピン13を、けがき線11に合わせたの
ち、ティーチングホルダ12の軸線がワークW表面に対
し法線方向に向くように上記ジョイステックレバー14
等を使って加工ヘッド6の姿勢を調整した後、その点の
座標データX、Y、Zおよび姿勢データα、βを制御装
置のメモリに記憶させる。このようにして、けがき線上
の複数の点をティーチングし、加工プログラムを作成し
ていた。
【0011】レーザ加工の際は図2に示すように、加工
ヘッド6からティーチングホルダ12を取り外し、再び
ノズル9に交換する。この場合、レーザ光の焦点Pは図
3で示すピン13の先端座標と一致した構成としている
ので、先にティーチングしたけがき線11の座標と一致
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の三次元レーザ加
工機におけるティーチング作業は、レーザ加工開始前に
加工ヘッド6からノズル9を取り外してティーチングホ
ルダ12に交換し、ティーチングが終了するとティーチ
ングホルダ12を取り外して再びノズル9に交換すると
いう作業が必要であり、作業時間のむだが生じていた。
【0013】また、ティーチングホルダ12のピン13
先をワークW表面のけがき線11に一致させることや、
ティーチングホルダ12を加工面に対し、法線方向に向
けるために、α軸およびβ軸をジョイステックレバー1
4等で操作しながら姿勢調整することが面倒で熟練を要
するものであり、時間のかかる作業であった。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、三次元レーザ加工機におけるティーチング作
業の軽減を図ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1および3の発明は、X、Y、Z軸の直角座標系とα、
β軸の姿勢軸とで制御される加工ヘッドの先端にノズル
を光軸方向に移動自在に設けたC軸で構成し、このノズ
ル先端とワークとの間のギャップ量を検出するギャップ
センサにより上記ギャップ量を一定に保持するようにノ
ズルの移動量を制御するギャップコントロール手段を設
けた三次元レーザ加工機において、ワークに設けられた
けがき線を指定してティーチングするための前記ノズル
先端から可視光スポットを発生させる手段を備え、加工
ヘッドのノズル先端をワーク表面の教示点に対しほぼ法
線方向に向けるように位置決めし、この時の座標データ
および姿勢データを基に、教示点を囲む教示点付近の3
点を算出して加工ヘッドをその都度C軸線上に、一端ワ
ークから遠ざかる方向に移動した後に、その3点に順次
移動させ、このときのノズルとワーク間の距離を一定に
保つ位置で、教示点付近のワーク表面における3点の座
標を検出し、この3点で形成される平面に対する法線ベ
クトルを求め、この法線ベクトルにノズル姿勢を一致さ
せるように加工ヘッドの姿勢データを演算し、この姿勢
データに基づいて加工ヘッドを上記教示点において姿勢
変更するようにしたものである。
【0016】また請求項2の発明は、上記教示点付近の
3点は、上記教示点に位置決めされたノズルの光軸と直
交する面で上記教示点を中心とする所定半径の円周上の
3点を求めるものである。
【0017】また請求項4の発明は、上記ヘッド位置決
め手段は、ノズルに設けられワーク表面のけがき線を映
し出す撮像手段と、ノズル内のレンズを通してワークに
照射される可視光スポット発生手段と、上記けがき線と
けがき線に対する可視光スポットを画面に表示するモニ
タ装置と、このモニタ装置を見ながら可視光スポットを
けがき線上に合わせるように加工ヘッドのX、Y、Z、
α、β軸を操作するためのヘッド操作手段とでなるもの
である。
【0018】また請求項5の発明は、上記教示姿勢変更
手段は、法線ベクトルで求められたα、βの姿勢データ
を用いて加工ヘッドの姿勢を変更したときに上記教示点
の位置が変わらないようにその教示点に対し加工ヘッド
のX、Y、Zの座標データを演算し、この座標位置に加
工ヘッドを移動させるものである。
【0019】
【作用】ティーチングの際、ノズルを立体ワーク表面の
教示点にほぼ法線方向に向けて近付け、その位置での
X、Y、Z、α、βデータおよびノズルの移動量データ
を取り込むことにより、教示点を囲む教示点付近におけ
る3点の座標が算出されてその位置へ加工ヘッドが移動
され、その位置でギャップコントロールされた加工ヘッ
ドのX、Y、Z、α、βおよびノズル移動量データから
教示点付近のワーク表面における3点の座標が検出さ
れ、この3点で形成される平面に対する法線ベクトルが
算出される。これにより、この法線ベクトルにノズル姿
勢を一致させるためのα、βの姿勢データが得られる。
したがって、従来のようなノズルとティーチングホルダ
との交換作業の必要がなく、ノズルのまま法線検出が自
動的に行われ、ティーチング作業が容易に行える。しか
も、教示点を囲む3点から平面座標を検出しているの
で、教示点が例えば変曲面上にあるときでも、その点お
ける加工面を正確に測定できる。
【0020】また、教示点付近座標は、教示点を中心と
する所定半径の円周上から3点を演算して求めるので、
教示点の加工面に最も近い平面を容易に設定でき、ヘッ
ド移動によりギャップコントロールによるノズル移動量
成分を含めた教示点付近のワーク表面上の3つの座標点
を容易に検知することができる。
【0021】また、教示点に対し位置決めする際、モニ
タを見ながらノズルから発生される可視光スポットをけ
がき線と一致させるように加工ヘッドを位置決め操作す
ることにより、作業性もよく、教示点座標が高精度に検
出でき、作業ティーチングを正確に行うことができる。
【0022】さらに、検出された法線データに対応する
α、βの姿勢データを用いて加工ヘッドの姿勢を変更し
たときに最初の教示点データに基づく教示点位置が変わ
らないようにその教示点に対し加工ヘッドのX、Y、Z
の座標データを演算し、この座標位置に加工ヘッドを移
動させることにより、いかなる形状の加工ヘッドにおい
ても、加工ヘッドを最初の教示点に法線方向の姿勢で正
確に位置決めできる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図6ないし図9に
基づいて説明する。本実施例の三次元レーザ加工機は上
述した図1および図2で示す従来のものとその制御軸構
成を同一にしているため、同一箇所は同一符号を付しそ
の説明は省略する。本発明の三次元レーザ加工機は上述
した制御軸X、Y、Z、α、βに加え、さらに加工ヘッ
ド16のノズル19を光軸方向に進退移動させるギャッ
プコントロール軸(C軸)を備えている。
【0024】図6は加工ヘッド16先端部分を示す断面
図である。ノズル19は、その取り付け筒部19aを第
2回転筒8の先端円筒部に挿入し、光軸方向に摺動自在
に取付けられている。そして、ノズル19は上記取り付
け筒部19aにおいて図示しないC軸モータによって光
軸方向に進退駆動されるノズル移動手段に連結されてい
る。また、ノズル19の先端には、ノズル19とワーク
W間のギャップ量を静電容量にて検出するギャップセン
サ20が設けられている。ギャップセンサ20は、セン
サケーブル21を介して後述するCNC装置22内のギ
ャップ制御部23に接続され、上記ギャップ量が常に一
定に保たれるようにC軸モータが制御されてノズル19
が移動調整される。このギャップセンサ20、センサ制
御部23、C軸モータおよびCNC装置22によってギ
ャップコントロール手段が構成されている。
【0025】また、ノズル19内部にはレーザ光を集光
させるためのレンズ24が設けられ、さらにレンズ24
より先端側の空間部に位置してノズル19の照射口19
bから覗ける範囲でワークW上の加工線11や可視光ス
ポット25を撮像する撮像手段としてのCCDカメラ2
6を備えている。このカメラ26は小型にしてレーザ光
と干渉しない様にレーザ光の光軸Cとは所定角度でノズ
ル19の内側側部に取り付けられている。
【0026】図7は三次元レーザ加工機を制御するCN
C装置22を示す。このCNC装置22内のCPU27
には教示点において加工ヘッド16を移動し、教示点付
近のワークW表面における3点の座標測定を行うための
平面座標測定手段28と、上記ワークW表面における3
点の座標から法線ベクトルを求めこの法線ベクトル方向
とノズル姿勢が一致するようにα、βの姿勢データを演
算する法線方向演算手段29と、この姿勢データによっ
て第1回転筒7および第2回転筒8を回転調整して姿勢
変更させるとともにもとの教示点にヘッド16を移動さ
せる教示姿勢変更手段30とを備えている。
【0027】上記CPU27にはデータバス32を介し
て位置検出部33、ギャップ制御部23、メモリ34、
モータ制御部35、I/Oインターフェイス部36、画
像処理部37がそれぞれ接続されている。
【0028】位置検出部33はX、Y、Z、α、β、C
軸のモータに取付けられたエンコーダ(図示せず)の位
置検出パルスから与えられるパルスを計数する位置カウ
ンタで構成している。ギャップ制御部23はギャップセ
ンサ20から検出された静電容量に基づいてモータ制御
部35に信号を送り、ノズル19先端とワークW間のギ
ャップ量が常に一定になるようにC軸モータを制御して
ノズル19を移動調整するものである。メモリ34は三
次元レーザ加工機を制御するシステムプログラムや、後
述する法線検出の過程において使用する複数の座標デー
タ、姿勢データおよびノズル19の移動量データ等を記
憶している。モータ制御部35は各制御軸X、Y、Z、
α、βおよびC軸のモータをそれぞれ制御する。I/O
インターフェース部36はヘッド教示手段としてのティ
ーチングボックス15やレーザ発振器10に接続され、
CNC装置22のCPU27との制御信号の中継を行っ
ている。画像処理部37にはモニタ装置38が接続さ
れ、このモニタ装置38は上記カメラ26から取り込ま
れたワークW上のけがき線11と可視光スポット25を
映し出すようになっている。
【0029】可視光スポット25は、レーザ発振器10
の内部に設けた可視光レーザとしてのHe−Neレーザ
発振部(図示せず)から、He−Neレーザ光を発振さ
せることで、加工ヘッド16内からレンズ24を介して
ノズル19先端部近くのワークW上にスポットとなって
表示される。
【0030】次に、ティーチングの際に上記平面座標測
定手段28、法線方向演算手段29、教示姿勢変更手段
30において行われる法線検出の処理フローを図8によ
り、そのときの加工ヘッド16の動作を図9より順を追
って説明する。
【0031】図9において、点P0は最初に教示される
ワークW表面のけがき線11上の1教示点であり、39
は加工ヘッド16にてこのP0点を教示したときのノズ
ル19の光軸を示す仮想線である。点P1、P2、P3は
教示点P0を囲む教示点付近の3点の仮想点で、上記光
軸39と直交する平面における点P0を中心とする所定
半径の円周上の等分割点である。また、P0’、P1’、
P2’、P3’はそれぞれP0、P1、P2、P3から光軸3
9方向に所定距離HだけワークW表面から遠ざかる方向
に設定される空間上の仮想点である。さらに、点Q1、
Q2、Q3は、教示点付近のワーク表面上における3点を
示し、加工ヘッド16を点P1、P2、P3にそれぞれ移
動させたときのギャップコントロールによるノズル移動
量成分(C軸成分)の増減量を含めて算出されるワーク
W上の座標点である。これらの座標値は上記平面座標測
定手段28により測定される。
【0032】そして、40は上記Q1、Q2、Q3の3点
を結んで形成される平面に対する法線ベクトルを示す。
この法線ベクトル40は上記法線ベクトル演算手段29
にて演算される。
【0033】図8において、まず作業者はヘッド位置決
め手段としての可視光スポット25とカメラ26とモニ
タ装置38とティーチングボックス15とを用いて、モ
ニタ装置38にワークW表面のけがき線11が映し出さ
れる位置にノズル19をワークW表面に対しほぼ法線方
向に向けた状態で移動させ、さらにモニタ装置38に映
し出されるスポット25をけがき線11上に一致させる
ようにヘッド16を教示点P0に位置決めする(S1)。
【0034】次に、この位置でティーチングボックス1
6に設けられた教示開始釦41を押す(S2)と、この
ときのヘッド16の教示点P0の座標データ(X0,Y0,Z
0)、姿勢データ(α0,β0)およびノズル移動量データ(C
0)がメモリ34の第1メモリ34aに記憶される(S
3)。
【0035】次に、平面座標測定手段28に設けられた
教示点付近座標演算手段により教示点P0付近の3点P
1、P2、P3の座標(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、(X
3,Y3,Z3)がヘッド16の光軸を法線としたP0を含む
面の所定円上の等配点として演算され、メモリ34に記
憶される(S4)。
【0036】続いて、教示点P0と上記3点P1、P2、
P3の座標から所定距離H上方の点P0’、P1’、P
2’、P3’の座標が演算される(S5)。
【0037】次に、ノズル19がP0位置での姿勢を保
ったまま、ヘッド16がP0→P0’→P1’→P1へ移動
される(S6)。この移動はP0から直接P1へヘッド1
6を移動させてもよいが、ワークW表面に突起物等があ
った場合にそれにノズル19が干渉しないように一旦ワ
ークW表面からHだけ離して移動させている。
【0038】このとき、ノズル19はギャップ制御部2
3によって移動調整され、ワークWとのギャップ量を一
定に保った位置を検出し停止している。すなわち、P1
として演算された座標値でノズル19がワークW表面に
近付き過ぎている場合には、ノズル19はP1よりも上
方に位置決めされ、逆の場合は下方へ位置決めされる。
【0039】そして、この位置P1でのヘッド16の座
標データ、姿勢データおよびノズル移動量データX1、
Y1、Z1、α0、β0、C1がメモリ34の第2メモリ3
4bに記憶される(S7)。
【0040】引き続き先の動作と同様にして、ノズル1
9の姿勢を変えずにヘッド16がP1→P1’→P2’→
P2へ移動される(S8)。同様にこの位置P2でのヘッ
ド16の座標データ、姿勢データおよびノズル移動量デ
ータX2、Y2、Z2、α0、β0、C2が第2メモリ34b
に記憶される(S9)。
【0041】さらに引き続き、ノズル19の姿勢を変え
ずにヘッド16がP2→P2’→P3’→P3へ移動される
(S10)。同様にこの位置P3でのヘッド16の座標
データ、姿勢データおよびノズル移動量データX3、Y
3、Z3、α0、β0、C3が第2メモリ34bに記憶され
る(S11)。
【0042】次に、平面座標測定手段28に設けられた
表面座標演算手段により、上記第2メモリ34bに記憶
された3点のデータから教示点付近のワークW表面にお
ける3点Q1、Q2、Q3の座標がそれぞれ演算され、メ
モリ34の第3メモリ34cに記憶される(S12)。
【0043】続いて、法線方向演算手段29により、上
記第3メモリ34cに記憶された3点Q1、Q2、Q3の
座標に基づいて教示点P0付近のワークW表面の平面A
が求められる。この平面Aに対する法線方向の法線ベク
トル40が、ベクトルQ1Q2とベクトルQ1Q3の外積に
よって算出される(S13)。そして、この法線ベクト
ル40にヘッド姿勢を一致させるための姿勢データα、
βが演算され、メモリ34の第4メモリ34dに記憶さ
れる(S14)。
【0044】次に、教示姿勢変更手段30により、ヘッ
ド16はさらにP3→P3’→P0’→P0へ移動され、再
び教示点P0に位置決めされる(S15)。この位置
で、法線方向に対応する上記第4メモリのα、βのデー
タに基づいてヘッド姿勢が変更される(S16)。これ
により、教示点P0に対しヘッド16を正確に法線方向
に向けた状態が確認できる。
【0045】この状態で、ティーチングボックス15の
座標記憶釦42を押すことにより(S17)、メモリ3
4に加工ヘッド16の現在の座標データ、姿勢データ、
ノズル移動量データX、Y、Z、α、β、Cがメモリ3
4に記憶され(S18)、まず1点目の教示が終了す
る。
【0046】以上のS1〜S18のステップを、次の教
示点においても繰り返し、全教示点の教示が完了する
と、ティーチングが終了される。
【0047】なお、上記実施例においては、一点指向型
の加工ヘッドを用いた三次元レーザ加工機に付いて説明
したが、これに限らず、姿勢軸α、βを備え、ヘッド姿
勢を変更できる構成の加工ヘッドであれば、どのような
加工ヘッドを用いてもよい。しかし、この場合、ヘッド
姿勢を変更することによって、ノズル先端位置が変化す
るため、上記図8におけるS1〜S14で、法線ベクト
ルが検出され法線方向のα、βが決まったとき、この
α、βのデータに基づいて教示点P0へ移動させるため
のヘッド移動座標を演算する必要がある。
【0048】そこで、上記教示姿勢変更手段30では、
第4メモリ34dに記憶されたα、βの姿勢データを用
いて加工ヘッド16の姿勢を変更したときに上記第1メ
モリ34aに記憶されたデータに基づく教示点P0が変
わらないようにX、Y、Zの座標データを演算し、この
座標位置に加工ヘッド16を移動させるようにしてい
る。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明では、ノズルのギ
ャップコントロール機能を利用して、ノズルを装着した
まま加工ヘッドから座標測定することにより、立体ワー
クの教示点に対し法線方向を自動的に検出でき、ティー
チング作業においてワーク面に対し、加工ヘッドを法線
方向に調整する作業が簡略化される。従来のようなノズ
ルとティーチングホルダとの交換作業の必要がなく、ノ
ズルのまま法線検出が自動的に行われ、ティーチング作
業が容易に行える。しかも、教示点を囲む教示点付近の
3点から平面座標を検出しているので、教示点が例えば
変曲面上にあるときでも、その点おける加工面を正確に
測定でき、したがって法線を正確に検出できる。
【0050】また、教示点付近の座標は、教示点を中心
とする所定半径の円周上から3点を演算して求めるの
で、教示点の加工面に最も近い平面を容易に設定でき、
ヘッド移動によりギャップコントロールによるノズル移
動量成分を含めた教示点付近のワーク表面上の3つの座
標点を容易に検知することができる。
【0051】また、教示点に対し位置決めする際、モニ
タを見ながらノズルから発生される可視光スポットをけ
がき線と一致させるように加工ヘッドを位置決め操作す
ることにより、作業性もよく、教示点座標が高精度に検
出でき、作業ティーチングを正確に行うことができる。
【0052】さらに、検出された法線データに対応する
α、βの姿勢データを用いて加工ヘッドの姿勢を変更し
たときに最初の教示点データに基づく教示点位置が変わ
らないようにその教示点に対し加工ヘッドのX、Y、Z
の座標データを演算し、この座標位置に加工ヘッドを移
動させることにより、いかなる形状の加工ヘッドにおい
ても、加工ヘッドを最初の教示点に法線方向の姿勢で正
確に位置決めできる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の三次元レーザ加工機の全体構成図であ
る。
【図2】従来における加工ヘッドの構成図である。
【図3】従来におけるティーチングホルダを示す正面図
である。
【図4】ジョイステックレバーを示す平面図である。
【図5】ティーチングボックスを示す平面図である。
【図6】本発明の一実施例としての三次元レーザ加工機
の加工ヘッドの先端部分を示す断面図である。
【図7】本発明で用いられるCNC装置を示すブロック
図である。
【図8】本発明のティーチング時における法線検出動作
の一実施例を示すフロー図である。
【図9】図8の法線検出時におけるワークWに対するヘ
ッド移動点を説明するための斜視酢図である。
【符号の説明】
11 けがき線 15 ヘッド教示手段としてのティーチングボックス 16 加工ヘッド 19 ノズル 20 ギャップセンサ 22 CNC装置 24 レンズ 25 可視光スポット 26 撮像手段としてのCCDカメラ 38 モニタ装置 P0 教示点 P1、P2、P3 教示点付近の3点 Q1、Q2、Q3 教示点付近のワーク表面における3点 40 法線ベクトル W ワーク

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X、Y、Z軸の直角座標系とα、β軸の
    姿勢軸とで制御される加工ヘッドの先端にノズルを光軸
    方向に移動自在に設けたC軸で構成し、このノズル先端
    とワークとの間のギャップ量を検出するギャップセンサ
    により上記ギャップ量を一定に保持するようにノズルの
    移動量を制御するギャップコントロール手段を設けた三
    次元レーザ加工機において、ワークに設けられたけがき
    線を指定してティーチングするための前記ノズル先端か
    ら可視光スポットを発生させる手段を備え、加工ヘッド
    のノズル先端をワーク表面の教示点に対しほぼ法線方向
    に向けるように位置決めし、この時のX、Y、Zの座標
    データおよびα、βの姿勢データを基に、上記教示点を
    囲む教示点付近の3点を算出して加工ヘッドをその都度
    C軸線上に、一端ワークから遠ざかる方向に移動した後
    に、その3点に順次移動させ、このときのノズルとワー
    ク間の距離を一定に保つ位置で、教示点付近のワーク表
    面における3点の座標を検出し、この3点で形成される
    平面に対する法線ベクトルを求め、この法線ベクトルに
    ノズル姿勢を一致させるように加工ヘッドの姿勢データ
    を演算し、この姿勢データに基づいて加工ヘッドを上記
    教示点において姿勢制御することを特徴とする三次元レ
    ーザ加工機における法線検出方法。
  2. 【請求項2】 上記教示点付近の3点は、上記教示点に
    位置決めされたノズルの光軸と直交する面で上記教示点
    を中心とする所定半径の円周上の3点であることを特徴
    とする請求項1記載の三次元レーザ加工機における法線
    検出方法。
  3. 【請求項3】 X、Y、Z軸の直角座標系とα、β軸の
    姿勢軸とで制御される加工ヘッドの先端にノズルを光軸
    方向に移動自在に設けたC軸で構成し、このノズル先端
    とワークとの間のギャップ量を検出するギャップセンサ
    により上記ギャップ量を一定に保持するようにノズルの
    移動量を制御するギャップコントロール手段を設けた三
    次元レーザ加工機において、ワーク表面の教示点に対し
    ノズル先端をほぼ法線方向に向けて位置決めするための
    ヘッド位置決め手段と、ワークに描かれたけがき線を指
    定してティーチングするための前記ノズル先端から可視
    光スポットを発生させる手段を備え、この位置決め手段
    によって位置決めされた加工ヘッドのX、Y、Zの座標
    データ、α、βの姿勢データおよびノズル移動量のデー
    タを記憶する第1メモリと、この第1メモリのデータに
    基づいて上記教示点を 中心とする所定半径の円周上の
    3点の座標を演算する教示点付近座標演算手段と、加工
    ヘッドの姿勢を変えずに上記教示点付近座標位置へ順次
    加工ヘッドを移動させるヘッド移動手段と、各教示点付
    近座標位置へそれぞれ移動したときの加工ヘッドのX、
    Y、Z、α、βおよびノズル移動量のデータを記憶する
    第2メモリと、この第2メモリの3点のデータに基づい
    て教示点付近のワーク表面における3点の座標を演算す
    る表面座標演算手段と、この演算された3点の座標を記
    憶する第3メモリと、この第3メモリの3点のデータに
    基づいてこの3点で形成される平面に対し、法線方向の
    法線ベクトルを求めこの法線ベクトルにノズル方向を前
    記教示点に一致させるためのα、βの姿勢データを演算
    する法線方向演算手段と、この演算されたα、βの姿勢
    データを記憶する第4メモリと、上記第1メモリおよび
    第4メモリの各データに基づいて加工ヘッドを教示点に
    移動させるとともに加工ヘッドの姿勢を変更させる教示
    姿勢変更手段とからなることを特徴とする三次元レーザ
    加工機における法線検出装置。
  4. 【請求項4】 上記ヘッド位置決め手段は、ノズルに設
    けられワーク表面のけがき線を映し出す撮像手段と、ノ
    ズル内のレンズを通してワークに照射される可視光スポ
    ット発生手段と、上記けがき線とけがき線に対する可視
    光スポットを画面に表示するモニタ装置と、このモニタ
    装置を見ながら可視光スポットをけがき線上に合わせる
    ように加工ヘッドのX、Y、Z、α、β軸を操作するた
    めのヘッド教示手段とでなることを特徴とする請求項3
    記載の三次元レーザ加工機における法線検出装置。
  5. 【請求項5】 上記教示姿勢変更手段は、第4メモリに
    記憶されたα、βの姿勢データを用いて加工ヘッドの姿
    勢を変更したときに上記第1メモリに記憶されたデータ
    に基づく教示点位置が変わらないようにその教示点に対
    し加工ヘッドのX、Y、Zの座標データを演算し、この
    座標位置に加工ヘッドを移動させることを特徴とする請
    求項3または4記載の三次元レーザ加工機における法線
    検出装置。
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