JP3180362U - 用水路補修用梁部材 - Google Patents

用水路補修用梁部材 Download PDF

Info

Publication number
JP3180362U
JP3180362U JP2012006028U JP2012006028U JP3180362U JP 3180362 U JP3180362 U JP 3180362U JP 2012006028 U JP2012006028 U JP 2012006028U JP 2012006028 U JP2012006028 U JP 2012006028U JP 3180362 U JP3180362 U JP 3180362U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
irrigation channel
beam member
headboard
irrigation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012006028U
Other languages
English (en)
Inventor
繁明 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiwa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiwa Kogyo Co Ltd filed Critical Meiwa Kogyo Co Ltd
Priority to JP2012006028U priority Critical patent/JP3180362U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3180362U publication Critical patent/JP3180362U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract


【課題】用水路における両岸の笠木部の間に架設されている梁の老朽化対策を容易に行う用水路補修用梁部材を提供する。
【解決手段】補修対象の用水路の水路幅に対応した長さの梁体1の両端に、用水路の笠木部01の高さと対応する受け板部2を設けると共に、受け板部の上端から両外方に載置板部3を延設し、受け板部の下端から両外方に、用水路側壁面から笠木部分が張り出している長さ以下の抜け止め板部を延設する。さらに、補修対象の用水路において、抜け止め板部が両岸の笠木部01の間に入り込むように本梁部材を斜めに配置して、載置板部を笠木部の上面に載置し、梁部材をそのまま用水路方向に直交する位置まで捩じって両岸間に架設する。
【選択図】図2

Description

本考案は、主として矢板鋼板によって側壁形成された農業用水路の補修に使用する梁部材に関するものである。
矢板鋼板を両岸に打ち込み、矢板鋼板の上端に笠木コンクリート打設して形成した構造の用水路が知られている(特許文献1,特開2002−129537号公報の図2)。
これらの用水路は経年変化によって補修が必要であり、補修手段としてコンクリート矢板で被覆する手段(特許文献1)、補修対象範囲を新たな鋼板で被覆する手段(特許文献2,特開2012−180728号公報)などが知られている。
特開2002−129537号公報の図2。 特開2012−180728号公報。
矢板鋼板使用の農業用水路は、矢板を土中に打ち込んで両岸からの背圧を受け止めているものであり、前記背圧に対する耐久力を増すために笠木コンクリート間、または笠木コンクリートを形成するために矢板鋼板上に載置したH型鋼の間に、梁部材を架設している。
前記の梁部材に対しては、常時地盤からの圧力が加わっていると共に、用水路に水が流れているので当然に湿気があり、梁部材が金属製の場合には腐食して破損してしまう。梁部材が損傷して欠損すると、用水路が狭められ用水機能が低下してしまうので、用水路の全面改修に至らない前においては、梁部材の新規装着が即応的な対応である。
そこで本考案は、笠木コンクリートやH型鋼にネジ止めや溶接などの作業を行わずに速やかに用水路の必要箇所に取り付けることのできる新規な用水路補修用梁部材を提案したものである。
本考案(請求項1)に係る用水路補修用梁部材は、補修対象の用水路の水路幅に対応した長さの梁体の両端に、用水路の笠木部の高さと対応し、且つ適宜幅の受け板部を設けると共に、受け板部の上端から両外方に載置板部を延設し、受け板部の下端から両外方に、用水路側壁面から笠木部分が張り出している長さ以下の抜け止め板部を延設してなることを特徴とするものである。
而して補修対象の用水路において、抜け止め板部が両岸の笠木部分の間に入り込むように本梁部材を斜めに配置して、載置板部を笠木部の上面に載置し、梁部材をそのまま用水路方向に直交する位置まで捩じると、梁部材は用水路の両岸間に架設される。
尚前記の架設に際しては、用水路の両岸間にジャッキを介在させて両岸間隔を拡げて行っても良いし、架設後に笠木部前面と受け板部の間に適宜な介在物を充填しても良い。
また本考案(請求項2)に係る用水路補修用梁部材は、抜け止め板部の両側に、端縁からスリットを設けて適宜幅の折り返し板部を形成してなるもので、梁部材を架設後に、折り返し板部を、笠木部を構成するH型鋼の下縁背面に折り返し、架設後の梁部材の離脱を確実に防止する。
本考案の構成は上記のとおりで、補修対象の用水路の現場において、特に笠木部にネジ止め、溶接等の加工作業を施す必要が無く、簡単に装着できる梁部材を提供し、地盤背圧による用水路の狭幅化への対策がなされるものである。
本考案の実施形態の全体斜視図。 同装着作業の説明図。 同装着状態の要部断面図。 同装着後の用水路の斜視図。
次に本考案の実施形態について説明する。本考案に係る用水路補修用梁部材を使用する対象は、笠木部01を備えた用水路であれば良い。例えば矢板鋼板02を使用の農業用水路は、矢板鋼鈑02を土中に打ち込んで両岸からの背圧を受け止めて、水路03を確保し、更に前記矢板鋼板02の上縁に笠木部01を設けて用水路上縁を地面と仕切っているものである。この笠木部01は、矢板鋼板02に被冠したH型鋼04とH型鋼04の上部に打設した笠木コンクリート05で構成されているものである。
前記の用水路が補修対象とした用水路補修用梁部材は、梁体1と、笠木部01に装着される受け板部2、載置板部3、抜け止め板部4で構成される。
梁体1は、金属パイプで形成され、水路間隔(両岸の笠木部01の間隔)と対応する長さとしたものである。用水路は規格化されているので、その水路幅は定まっているので、当該規定長さとしておくものである。
受け板部2は、梁体1の両端部に設けたもので、高さは笠木部01と一致させ、幅は笠木部01を抑え込むに充分な幅としたものである。
載置板部3は、前記受け板部2の上端から両外方に延設したもので、笠木部01の笠木コンクリート05の上面を十分な範囲で覆うような大きさとしたものである。
抜け止め板部4は、前記受け板部2の下端から両外方に延設したもので、笠木部01のH型鋼04の前面と矢板鋼板02の前面までの距離以下、即ち用水路側壁面から笠木部分が張り出している長さ以下の突出長さとしたものである。
また前記抜け止め板部4の両側部分に、先端縁からスリット5を設けて、左右両側に適宜幅の折り返し板部6を形成したものである。
而して補修対象の用水路において、抜け止め板部4が両岸の笠木部01の間に入り込むように梁部材を斜めに配置して、載置板部3を笠木部01の笠木コンクリート05の上面に載置する。そして梁部材をそのまま用水路方向に直交する位置まで捩じると、梁部材は用水路の両岸間に架設されることになる。
更に梁部材を笠木部01間に架設した状態で、スリット5によって細幅に形成された折り返し部6を、笠木部01を構成するH型鋼の下縁背面に折り返すものである。
尚前記の架設に際しては、用水路の両岸の矢板鋼板02が地盤背圧によって水路側に傾斜している場合もあるので、笠木部01間にジャッキを介在させて両岸間隔を施工時の間隔に拡げ、梁部材を架設した後にジャッキを取り外すものである。また逆に水路間隙が拡がっていて受け板部2と笠木部01の間に隙間が生じている場合には、適宜な板状充填材を圧入する。
従って両岸の笠木部01間に梁部材を架設すると、梁部材は抜け止め板部4がH型鋼04の下縁に衝突して上方への離脱が防止され、更に折り返し板部6によって梁部材の離脱が確実に防止されるもので、既存用水路側に何らの加工を施すことなく、両岸の水路側への傾斜を防止する梁の老朽化対策を容易に行うことができるものである。
尚、前記実施態様として、矢板鋼板02を使用した用水路を対象例として説明したが、本考案に係る梁部材は、笠木部01を備えた用水路の全てに適用できるものであり、また笠木部01にH型鋼04を使用せずに、笠木部01が笠木コンクリートのみで形成されている用水路においても、単に折り返し部6の折り返し作業を行わないのみであり、そのまま適用できるものである。
1 梁体
2 受け板部
3 載置板部
4 抜け止め板部
5 スリット
6 折り返し板部
01 笠木部
02 矢板鋼板
03 水路
04 H型鋼
05 笠木コンクリート

Claims (2)

  1. 補修対象の用水路の水路幅に対応した長さの梁体の両端に、用水路の笠木部の高さと対応し、且つ適宜幅の受け板部を設けると共に、受け板部の上端から両外方に載置板部を延設し、受け板部の下端から両外方に、用水路側壁面から笠木部が張り出している長さ以下の抜け止め板部を延設してなることを特徴とする用水路補修用梁部材。
  2. 抜け止め板部の両側に、端縁からスリットを設けて適宜幅の折り返し板部を形成してなる請求項1記載の用水路補修用梁部材。
JP2012006028U 2012-10-03 2012-10-03 用水路補修用梁部材 Expired - Fee Related JP3180362U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012006028U JP3180362U (ja) 2012-10-03 2012-10-03 用水路補修用梁部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012006028U JP3180362U (ja) 2012-10-03 2012-10-03 用水路補修用梁部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3180362U true JP3180362U (ja) 2012-12-13

Family

ID=48006945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012006028U Expired - Fee Related JP3180362U (ja) 2012-10-03 2012-10-03 用水路補修用梁部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3180362U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078082A (ja) * 2017-10-25 2019-05-23 Jfe建材株式会社 水路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078082A (ja) * 2017-10-25 2019-05-23 Jfe建材株式会社 水路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4998646B2 (ja) 鋼管矢板と鋼矢板の連結壁構造およびその構築方法
TWI433981B (zh) Composite steel sheet pile and steel plate pile wall using the combined steel sheet pile
JP3180362U (ja) 用水路補修用梁部材
JP5730728B2 (ja) 柱脚構造
JP7168429B2 (ja) 床型枠材
JP2014020129A (ja) 鋼矢板及び鋼矢板壁体
JP5969397B2 (ja) 鋼矢板の位置合わせ用ガイド治具
JP2011157781A (ja) 鋼矢板擁壁およびその設計方法
JP5485465B1 (ja) 側溝
JP2014101745A (ja) 用水路補修用切梁部材
JP5633524B2 (ja) 鋼矢板地下壁構造
JP5939622B2 (ja) 土留壁
JP6606909B2 (ja) 山留め壁の変形抑止構造および山留め壁の変形抑止工法
JP3162329U (ja) グレーチングの連結構造
JP7102228B2 (ja) コンクリート矢板部材、土留め壁および土留め壁の構築方法
JP2016044495A (ja) ソーラーカーポート用基礎構造
KR200386922Y1 (ko) 씨-형강을 이용한 암 파쇄 방호용 패널
JP6433135B2 (ja) 河川構造物のライニングユニット及びライニング構造
JP2019173312A (ja) 土留壁補強構造
JP6590253B2 (ja) 鋼矢板の継手部固定金具
KR200339441Y1 (ko) 토목 건축 공사용 토류판
JP4798251B2 (ja) 組合せ鋼矢板および該組合せ鋼矢板を用いた鋼矢板壁
JP5434845B2 (ja) 鋼材の接合構造および鋼矢板の接合構造
JP5302028B2 (ja) 防護柵
JP3857673B2 (ja) 立体構築物のコンクリート床及び排水装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151121

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees