JP3180277U - 盤ゲームセット - Google Patents

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Abstract

【課題】新規な盤ゲームセットを提供する。
【解決手段】適宜サイズのマス目をその表面に多数連設した平板状もしくはシート状のゲーム盤1を設けるとともに、平行平面を有するブロック状の2色の駒を複数個同数設けるとともに、同色駒について、その一方の平面に数を意味する1から6の点状部を各々表現し、他方の平面に数を意味する1から6の点状部を表現するとともに、表と裏の点状部の合計数が7となるよう点状部を選択して表現し、以上の駒を数駒12として、一方、数駒12と別色のゴールキーパー駒16を設け、以上のゲーム盤1と数駒12およびゴールキーパー駒16との組み合わせよりなることを特徴とする。
【選択図】図10

Description

この考案は、専用の盤と駒を用いる新規に発案した盤ゲームセットに関する。
従来より、種々の盤ゲームが多用されているが、本案にて示すような新規な盤と専用の駒を用いる盤ゲームセットは見あたらない。
盤ゲームは古来より親しまれており、日本では囲碁、将棋、オセロ、チェスその他多くの盤ゲームが存在し、各々専用の駒等を用いてプレイしている。今般、創案したのは二人でプレイする盤ゲームであり、そのゲームに用いる専用の駒および専用の盤を権利化せんとするものである。
課題を解決する手段として本案は以下の構成とした。
すなわち、適宜サイズのマス目をその表面に多数連設した平板状もしくはシート状のゲーム盤を設けるとともに、平行平面を有するブロック状の2色の駒を複数個同数設けるとともに、同色駒について、その一方の平面に数を意味する1から6の点状部を各々表現し、他方の平面に数を意味する1から6の点状部を表現するとともに、表と裏の点状部の合計数が7となるよう点状部を選択して表現し、以上の駒を数駒として、一方、数駒と別色のゴールキーパー駒を設け、以上のゲーム盤と数駒およびゴールキーパー駒とを組み合わせる。本案は以上の構成よりなる盤ゲームセットである。
本案ゲームは以下の効果を有する。
1.ゲームルールがシンプルなので、誰でも容易に覚えてゲームを楽しむことができる。
2.勝負は数駒の相手キーパー枠内への侵入まで判定せず、一発逆転の楽しみがある。
3.勝敗がつくまで比較的短時間なので、限られた時間でも何回も楽しむことができる。
本考案のゲーム盤の平面図 本考案の数駒(1を表す)の拡大平面図 本考案の数駒(1を表す)の拡大正面図 本考案の数駒(2を表す)の拡大平面図 本考案の数駒(3を表す)の拡大平面図 本考案の数駒(4を表す)の拡大平面図 本考案の数駒(5を表す)の拡大平面図 本考案の数駒(6を表す)の拡大平面図 本考案のゴールキーパー駒の拡大平面図 本考案の駒の配置例図(対局開始前) 本考案の駒の機能説明図 本考案の駒の機能説明図 本考案の駒の機能説明図 本考案の駒の機能説明図 本考案の駒の禁止事項説明図 本考案の駒の禁止事項説明図
以下、本考案の実施形態について説明する。
本ゲームは7種一対の駒と1枚の盤を用いて二人でプレイするものである。
1は本ゲームに用いるゲーム盤で、ラシャ布地面に縦12列横10列の四角枠状のマス目2を連設している。盤中央の縦8列横6列のマス目部分はセンターエリア3として、センターエリアにつながる縦4列横2列のマス目部分はキーパーエリア4として用いられる。その他のマス目部分は通常エリア5である。また、センターエリアとキーパーエリアを囲む部分は太線にて表現される。これらのエリアの最外郭部分を除いてマス目を表す線の交差部分には黒点が表現される。なお、キーパーエリアにつながる突出した2マス分面積の小四角部分はキーパー枠6である。
図2〜図9は、本ゲームに用いる駒である。これらの駒は、平面視円形正面視横長長方形の短円柱形であり、その一方の平面に、サッカーボールを模した模様と駒を識別する数字を示すドットとして、1〜6が各駒ごとに表現される。他方の平面にも同様の模様とドットが表現されるが、上下双方の数の合計がサイコロと同じように7となるよう設けられる。以上の各駒は、数別に4個ずつ設けられ、また赤駒と青駒とが同数設けられる。
駒色は任意に決めてよいが、本例では黄色を地色とし、赤駒は赤の模様とドット、青駒は青の模様とドットにて表現した。以上の駒とは別に、ゴールキーパー駒(以下、キーパー駒と略称する)が各1個設けられる。このキーパー駒は地色を金色とし、その一方の平面にGKなる文字が、赤駒は赤で、青駒は青にて表現される。
なお、図中にて赤駒は太線にて、青駒は細線にて表現している。
次に、本ゲームの進行について説明する。
まず、ゲーム盤を向かい合う対局者にキーパー枠が各々手前に来るようにおく。
対局者は赤駒もしくは青駒のいずれかを自駒とするかを決めて、盤上に自駒を並べる。
この並べる駒位置は、図10にて示すように、手前側の通常エリア二列に並べる。
また、キーパー駒を自陣のキーパー枠内に置く。
そして、まず先攻側が空きマスに接している自駒のいずれかを選択して、移動を開始する。後攻側も同様に自駒を動かしていく。
本ゲームのルール等は以下の通りである。
1.先攻側より、配列駒上段の任意に選択した駒より駒の移動を行い、先攻と後攻が交互に自駒を動かしていく。
2.駒の移動は、数駒の表面ドット数に対応するマス目数を移動する。
3.駒が必要分移動して停止したとき、その駒を反転させる。
4.自駒および相手駒を飛び越えての移動はできない。
5.通常エリア内の駒移動は、縦横斜めのいずれも可能。
6.センターエリア内の駒移動は斜め方向のみ可能。
7.通常エリアとセンターエリアを駒は行き来できるが、その場合は斜め方向のみ可能。
8.自駒の移動後に停止場所に相手駒があるときは、その相手駒を盤上から除去することができる。
9.キーパー駒はキーパー枠内であれば、数駒を飛び越えての移動が可能であり、(1回1移動)相手駒を捕獲して除去することができる。キーパー駒は除去されない。
10.盤上より除去した数駒は盤外に溜めおく。
11.相手の数駒およびキーパー駒を避けて、相手のキーパー枠内に自駒を進めて(ゴール)自陣の勝ちとなる。
12.ゴールとなった数駒の表す数が勝ち点となる。また、相手駒が先にすべて盤上から無くなったときは、無駒勝ち(1点)となる。
13.数駒移動において、盤上にてのUターンはできない。(図15)
14.数駒移動において、踏み跡通過はできない。(図16)
このようにして勝敗が決し、また駒を並べ直して再プレイすることができる。
図11〜図14はゲーム進行における駒の機能説明図である。
図11において、手前が青側の自陣、向こうが赤側の相手陣である。左から2マス目の自陣側の数駒(表示数3)を動かして前方へ3マス分進めて停止となり、駒は裏返って数駒(表示数4)となる。相手駒のこの部分への動きがないときは、この数駒を前方に4マス進めると、相手駒(表示数6)の位置となるので、この相手駒を捕獲除去し、再び反転して(表示数3)の数駒となる。
図12では、相手のキーパー枠に近づいて自陣の数駒(表示数3)が位置し、手番の時は横に1マス、斜めに1マス、前方に1マス進んでキーパー枠内に入り込み、ゴール達成となり、勝ち点3となる。
図13では、自陣駒(表示数5)が図中の数字のごとく進んで、5の位置に至り、裏返って数駒表示は2となる。すると、点線にて示す3通りの進行のいずれかが可能となり、相手の3種の駒のうち相手駒の動きがなければ任意の駒を捕獲できる。また、1度に複数駒の移動は不可なので、必ずいずれかの相手駒を捕獲して盤上より除去することができる。
図14では、自駒が3マス進んだとき、相手駒が図示のように4マス進んで自駒は捕獲される。
図15〜図16は駒移動の禁止事例である。図15はUターン移動禁止を示すもので、駒進行の3から4に至る動きはUターンとなり、禁止される。図16は踏み跡禁止を示すもので、駒進行の4から5に至る動きは1から2に至る動きと同じとなるので、禁止される。
本ゲームは、数駒を相手のキーパー枠内に侵入させてゴールとなるものであり、キーパー枠内の相手数駒をまず除去することが必要となる。しかし、キーパー枠内にとどまった場合は、相手のキーパー駒にて除去されてしまう。これらの駆け引きにより、本ゲームの面白さが発揮される。
盤ゲームは通常、盤とこの盤上に配置される駒とから成り立ち、そのゲーム特有のルールにて駒を操作して勝敗を競うものである。広く親しまれている将棋を例に取ると、王または玉を護るゲームであり、飛車、角行、金、銀、桂馬、香車、歩の駒を使い、各駒特有の性質を有して、この性質つまり移動機能の違いをまず頭に入れてからでなければゲームを進めることができないのであるが、各駒にその移動機能の表示はなく、あらかじめ学んでおく必要があって、覚えるまでにそれなりのトレーニングが必要である。
一方、オセロゲームは挟んだ相手駒を裏返して自陣駒とするシンプルなゲームであり、一発逆転の要素もあるが、駒特有の性質と差異は存在しない。
これに対し本案ゲームは、数駒のキーパー枠内への侵入(ゴール)による一発逆転の要素を含んで誰でも楽しめるものとなっている。また、対局中にどの駒をどのように配置し、かつどのように動かすかを考える要素も含んで頭脳トレーニングにも適している。
ゲームルールはシンプルなので、比較的短時間で勝敗が決して、限られた時間内でもゲームを楽しむことができる。なお、既述の例は実施の一例であって、盤のサイズやマス目の数、駒の形状等は適宜に変更して制作してもよい。以上のごとく、本案によって斬新でありながら覚えやすく、老若男女誰でも楽しめるとともに一発逆転の要素も含んだ新たなる盤ゲームを得ることができる。
1 ゲーム盤
2 マス目
3 センターエリア
4 キーパーエリア
5 通常エリア
6 キーパー枠
10〜15 数駒
16 ゴールキーパー駒

Claims (3)

  1. 適宜サイズのマス目をその表面に多数連設した平板状もしくはシート状のゲーム盤を設けるとともに、平行平面を有するブロック状の2色の駒を複数個同数設けるとともに、同色駒について、その一方の平面に数を意味する1から6の点状部を各々表現し、他方の平面に数を意味する1から6の点状部を表現するとともに、表と裏の点状部の合計数が7となるよう点状部を選択して表現し、以上の駒を数駒として、一方、数駒と別色のゴールキーパー駒を設け、以上のゲーム盤と数駒およびゴールキーパー駒との組み合わせよりなることを特徴とする盤ゲームセット。
  2. ゲーム盤のマス目を縦12列と横10列とし、このマス目内にセンターエリアおよびキーパーエリアからなる特定エリアを設けてなる請求項1記載の盤ゲームセット。
  3. ゲーム盤のマス目に接して突出するキーパー枠を設けてなる請求項1または2記載の盤ゲームセット。
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