JP3179861U - スライドファスナー - Google Patents

スライドファスナー Download PDF

Info

Publication number
JP3179861U
JP3179861U JP2012005518U JP2012005518U JP3179861U JP 3179861 U JP3179861 U JP 3179861U JP 2012005518 U JP2012005518 U JP 2012005518U JP 2012005518 U JP2012005518 U JP 2012005518U JP 3179861 U JP3179861 U JP 3179861U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
pattern
pair
film member
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012005518U
Other languages
English (en)
Inventor
昌芳 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
Priority to JP2012005518U priority Critical patent/JP3179861U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3179861U publication Critical patent/JP3179861U/ja
Priority to EP13183425.1A priority patent/EP2705770B1/en
Priority to US14/020,954 priority patent/US9700106B2/en
Priority to CN201310415083.6A priority patent/CN103653568B/zh
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/24Details
    • A44B19/26Sliders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/24Details
    • A44B19/34Stringer tapes; Flaps secured to stringers for covering the interlocking members
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/24Details
    • A44B19/34Stringer tapes; Flaps secured to stringers for covering the interlocking members
    • A44B19/346Woven stringer tapes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/25Zipper or required component thereof
    • Y10T24/2532Zipper or required component thereof having interlocking surface with continuous cross section

Abstract

【課題】ファスナーテープに、例えばパイソン柄の模様などの動物の革模様に類似した質感のある装飾が施されたスライドファスナーを提供する。
【解決手段】表面22にパイソン柄の模様が形成されたファスナーテープ20と、表面に凹凸形状31が設けられ、ファスナーテープ20の上記模様を視認可能にファスナーテープ20に固着されたフィルム部材30と、を備える。ファスナーテープ20の上記模様及びフィルム部材30の凹凸形状31は、動物の革の模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされており、ファスナーテープ20の長手方向に亘ってそれぞれ連続形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、スライドファスナーに関し、特に、ファスナーテープ表面に、例えば、パイソン柄の模様などの装飾が施されたスライドファスナーに関する。
従来、ファスナーテープの表面にパイソン柄の模様を印刷し、該模様が印刷された表面に透明なフィルムを接着するものが知られている。
また、特許文献1では、図6に示すように、インクジェットによりファスナーテープ101の表面に模様102を印刷し、更にその表面を透明なフィルム103でコーティングしたスライドファスナー100が記載されている。また、図7に示すスライドファスナー100では、透明なフィルム103の表面に溝形状の凹凸104を形成することで、滑り易さの低減や装飾性の向上が図られている。
国際公開第2009/68848号
ところで、パイソン柄の模様を有したファスナーテープでは、パイソン調の風合いがでないという課題があった。上記特許文献1に記載のスライドファスナーでは、ファスナーテープ表面に模様を印刷して、透明なフィルムをコーティングしたものや、複数の溝からなる凹凸パターンを有したものが記載されているが、上記課題を解決するものではない。
本考案は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ファスナーテープに、例えばパイソン模様などの動物の革模様に類似した質感のある装飾が施されたスライドファスナーを提供することにある。
本考案の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)表面に模様が形成された一対のファスナーテープと、
一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列と、
一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダーと、
模様を視認可能に一対のファスナーテープの表面に固着された透明フィルムと、を備えるスライドファスナーであって、
フィルム部材には、その表面に凹凸形状が設けられ、
ファスナーテープの模様及び透明フィルムの凹凸形状は、動物の革の模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされていることを特徴とするスライドファスナー。
(2)ファスナーテープの模様及び透明フィルムの凹凸形状は、長さが異なる対角線を有する略矩形状の複数の単位パターンをそれぞれ備え、
模様及び凹凸形状は、対角線のうち長い方の対角線がファスナーテープの長手方向に沿うように配置された状態で、ファスナーテープの長手方向に亘ってそれぞれ連続形成されていることを特徴とする(1)に記載のスライドファスナー。
(3)表面に模様が形成された一対のファスナーテープと、
一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列と、
一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダーと、
模様を視認可能に一対のファスナーテープの表面に固着された透明フィルムと、を備えるスライドファスナーであって、
フィルム部材透明フィルムには、その表面に凹凸形状が設けられ、
模様及び凹凸形状は、繊維や竹ひごを織編することで形成される織編物の模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされていることを特徴とするスライドファスナー。
(4)表面に模様が形成された一対のファスナーテープと、
一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列と、
一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダーと、
模様を視認可能に一対のファスナーテープの表面に固着された透明フィルムと、を備えるスライドファスナーであって、
フィルム部材透明フィルムには、その表面に凹凸形状が設けられ、
ファスナーテープの模様及びフィルム部材の凹凸形状は、木目の模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされていることを特徴とするスライドファスナー。
(5)表面に模様が形成された一対のファスナーテープと、
一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列と、
一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダーと、
模様を視認可能に一対のファスナーテープの表面に固着された透明フィルムと、を備えるスライドファスナーであって、
フィルム部材透明フィルムには、その表面に凹凸形状が設けられ、
ファスナーテープの模様及びフィルム部材の凹凸形状は、石張りの模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされていることを特徴とするスライドファスナー。
(6)表面に模様が形成された一対のファスナーテープと、
一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列と、
一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダーと、
模様を視認可能に一対のファスナーテープの表面に固着された透明フィルムと、を備えるスライドファスナーであって、
透明フィルムには、その表面に凹凸形状が設けられ、
ファスナーテープの模様及び透明フィルムの凹凸形状は、長さが異なる対角線を有する略矩形状の複数の単位パターンをそれぞれ備え、
模様及び凹凸形状は、対角線のうち長い方の対角線がファスナーテープの長手方向に沿うように配置された状態で、ファスナーテープの長手方向に亘ってそれぞれ連続形成されていることを特徴とするスライドファスナー。
本考案のスライドファスナーによれば、表面に模様が形成されたファスナーテープと、表面に凹凸形状が設けられ、ファスナーテープの模様を視認可能にファスナーテープに固着された透明フィルムと、を備え、ファスナーテープの模様及び透明フィルムの凹凸形状は、動物の革、織編物、木目、石張りのいずれかの模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされているので、ファスナーテープに形成された模様に特有の質感のある装飾とすることができ、スライドファスナーの商品価値が向上する。
また、本考案のスライドファスナーによれば、ファスナーテープの模様及び透明フィルムの凹凸形状は、長さが異なる対角線を有する略矩形状の複数の単位パターンをそれぞれ備え、模様及び凹凸形状は、対角線のうち長い方の対角線がファスナーテープの長手方向に沿うように配置された状態で、ファスナーテープの長手方向に亘ってそれぞれ連続形成されているので、パイソン革と同様の質感のある装飾が施されたスライドファスナーが得られ、商品価値を高めることができる。
本考案に係るスライドファスナーの斜視図である。 (a)はファスナーテープに施された模様の一例であるパイソン柄の模様の平面図、(b)はパイソン柄の模様に同調する凹凸形状が形成されたフィルム部材の平面図であり、(c)は(a)のII部拡大図、(d)は(b)のII´部拡大図である。 (a)はファスナーテープに施された模様の他の一例であるワニ柄模様の平面図、(b)はワニ柄模様に同調する凹凸形状が形成されたフィルム部材の平面図である。 (a)はファスナーテープに施された模様の他の一例である木目模様の平面図、(b)は木目模様に同調する凹凸形状が形成されたフィルム部材の平面図である。 (a)はファスナーテープに施された模様の他の一例である石張り模様の平面図、(b)は石張り模様に同調する凹凸形状が形成されたフィルム部材の平面図である。 従来のスライドファスナーの斜視図である。 従来の他のスライドファスナーの斜視図である。
以下、本考案に係るスライドファスナーの一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以後の説明において、ファスナーテープに関しては、表側とはファスナーテープに施された模様のある側であるとともに、スライダーの摺動操作を行う引手を有する側であり、裏側とは前記表側の反対面側でファスナーテープの模様のない側、上側とは後述するコイル状ファスナーエレメントを噛合させるようにスライダーを摺動する側、下側とはコイル状ファスナーエレメントを分離させるようにスライダーを摺動する側、左側とはファスナーテープの表側に正対したときの左側、右側とはファスナーテープの表側に正対したときの右側として説明する。また、ファスナーテープの左右方向を幅方向、ファスナーテープの上下方向を長手方向とも言う。ここで、模様は、ファスナーテープの表面に2色以上の染料で着色されたものを言う。
本実施形態のスライドファスナー10は、図1に示すように、左右一対のファスナーテープ20と、一対のファスナーテープ20の表面に固着されるフィルム部材30と、左右一対のファスナーテープ20の対向するテープ側縁部21に沿ってそれぞれ設けられるファスナーエレメント列である左右一対のコイル状ファスナーエレメント40と、左右のコイル状ファスナーエレメント40列に取り付けられ、左右のコイル状ファスナーエレメント40を噛合・分離させるスライダー42と、を備える。なお、左右のコイル状ファスナーエレメント40の上、下端部には、図示しない上、下止部が設けられている。フィルム部材30は、フィルム部材30を透過してファスナーテープ20の表面の模様が視認可能で、透明や半透明である。また、フィルム部材30は、無色透明に限らず、色がついていてもよい。
そして、スライダー42を上下方向に移動させることにより、左右一対のコイル状ファスナーエレメント40が噛合・分離される。また、スライダー42の下方への摺動は下止部により制限され、スライダー42の上方への摺動は上止部により制限されて、スライダー42がコイル状ファスナーエレメント40から抜け落ちないようになっている。
左右一対のファスナーテープ20は、長手方向(上下方向)に連続し、同一幅を有しており、織製されてなる左右一対のテープ部材を有する。織組織は、後述する模様を印刷する観点、或いは見映え上の観点から平坦であることが好ましく、1−1の平織や、2−2の平織や、斜文織など、同一の組織がほぼテープ全体に亘って織製されるものがよい。また、テープ部材は、編製されるものであってもよい。
一対のファスナーテープ20の表面22には、例えば、インクジェットなどの印刷により模様が形成されている。つまり、模様は、テープ部材の表面側に形成される。そして、模様は、テープ側縁部21に跨って、左右一対のファスナーテープ20の全面に亘って連続して形成されている。これにより、左右のファスナーテープ20の境界で、模様の連続性が途切れることがなくできる。なお、模様の形成はインクジェットによる印刷に限らず、例えば、転写フィルムにインクジェットで模様を印刷し、その転写フィルムをテープ部材の表面に載せた状態で加熱することで、転写フィルム上の模様をテープ部材に転写して形成することもできる。
本実施形態では、図2(a)に示すように、ファスナーテープ20には、パイソン柄の模様26が施されている。ここでのパイソンは蛇を表しており、パイソン柄は、その蛇の革の柄を表したものである。パイソン柄の模様26は、図2(c)に示すように、斑な色彩を有するとともに、長さが異なる対角線v1、v2を有する略矩形状の複数の単位パターン25が、長い方の対角線v1をファスナーテープ20の長手方向に沿うように配置されて、ファスナーテープ20の長手方向に亘って連続形成されてなる平面形状を有する。ここで、テープ部材に形成される模様の単位パターン25は、斑な色彩を構成し、その斑を構成する1つを表している。つまり、斑な色彩は、1つの色に対し、その色に隣合う色とは色合いが異なることで、隣合う色と境界を識別させ、その境界に囲まれる色を模様26の単位パターン25と定義する。
また、フィルム部材30は、左右一対のファスナーテープ20の表面22(パイソン柄の模様26が印刷された側の面)に、熱溶着、接着などによって固着される透明なフィルムであり、その表面側には、パイソン柄の模様26に同調した凹凸形状31が施されている。この凹凸形状31も、図2(d)に示すように、長さが異なる対角線v3、v4を有する略矩形状の複数の単位パターン35が凹凸を施すことで形成され、長い方の対角線v3をフィルム部材30の長手方向、即ち、固着した後のファスナーテープ20の長手方向に沿うように配置され、ファスナーテープ20の長手方向に亘って連続形成されてなる。これは、実際のパイソン(蛇)において、その革の柄が、頭部から延びる長手方向に沿うように配置されていることから、このようにすることで、パイソン柄を施したファスナーテープ20を、より実際のパイソンに近いものに表現することができる。ここで、フィルム部材30に形成される凹凸形状31の単位パターン35は、フィルム部材30の最もテープ部材の表面に近い部分が凹部とした場合に、凹部から突出する凸部を有し、隣合う凸部同士は、互いに境界がある。この境界によって識別される凸部を凹凸形状31の単位パターン35と定義する。
なお、長い方の対角線v1、v3がファスナーテープ20の長手方向に沿うように配置されるとは、短い方の対角線v2、v4よりもファスナーテープ20の長手方向に近ければよく、長い方の対角線v1、v3がファスナーテープ20の長手方向に完全に一致しない場合も含まれる。
また、フィルム部材30の凹凸形状31がファスナーテープ20のパイソン柄の模様26に同調するとは、上述した共通の特徴を持った、模様26の単位パターン25と凹凸形状31の単位パターン35とによって構成されればよく、互いに固着された状態で、模様26の単位パターン25と凹凸形状31の単位パターン35が完全に一致しない場合も含まれる。なお、対角線は、単位パターン25、35がひし形に近似することで対角線とする。ただし、ここでのひし形は、その角は丸みがあるが、その丸みの頂点を角と規定して対角線を引く。
フィルム部材30は、不図示の離型紙の表面に樹脂層と、接着剤層とが層状に形成されてなり、これをファスナーテープ20のテープ部材の表面22に押圧し、離型紙から樹脂層及び接着剤層が剥離して、ファスナーテープ20のテープ部材の表面22に固着される。なお、接着剤層に換えて熱溶着剤層であってもよい。熱溶着剤層は加熱することで溶融し、ファスナーテープ20のテープ部材の表面に固着される。
このようなフィルム部材は、例えば、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルクロライドなどの液状樹脂を、表面に略矩形状の単位パターンの凹凸が連続形成された離型紙に塗布して固化させた後、更にその上に熱溶着剤や接着剤などを塗布することで製作可能である。この場合、離型紙に塗布した液状樹脂が固化することでフィルム部材30となる。
また、パイソン柄の模様26に同調した凹凸形状31は、外周面に凹凸形状31が形成されたローラを透明シートに加圧しながら転動させたり、透明シートにレーザを照射してレーザ加工することでも製作可能である。
フィルム部材30は、パイソン柄の模様26を有するファスナーテープ20の表面22に熱溶着や接着などにより固着することで、フィルム部材30を透過してパイソン柄の模様26を視認することができ、且つ表面に凹凸を有する本物のパイソン革に近い立体感のある質感が得られる。
図1に示すように、コイル状ファスナーエレメント40は、例えば、ポリアミドあるいはポリエステルのモノフィラメントをコイル状に捲回して形成され、内部に芯紐43を挿通してテープ側縁部21に沿い、ファスナーテープ20の裏面23(模様26が印刷されていない側)に縫着糸44によって縫着して固定される。または、ファスナーテープ20のテープ部材の織製、編製と同時にモノフィラメントをコイル状に捲回して織り込み、あるいは編み込んで固定される。
本実施形態のスライドファスナー10は、左右一対のファスナーテープ20のテープ側縁部21に沿い、ファスナーテープ20の裏面23に左右一対のコイル状ファスナーエレメント40を縫着し、左右一対のコイル状ファスナーエレメント40が噛合した状態で、一対のファスナーテープ20の表面22の全面に亘ってパイソン柄の模様26を同時に印刷する。
次いで、一対のファスナーテープ20の表面22に、左右一対のファスナーテープ20の幅と同じ幅を有する広幅の1枚のフィルム部材30を熱溶着や接着などによりパイソン柄の模様26に上に固着した後、一対のファスナーテープ20のテープ側縁部21の中間にて、テープ側縁部21に沿ってフィルム部材30を切断することにより製作される。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー10によれば、表面22に模様26、27が形成されたファスナーテープ20と、表面に凹凸形状31、33が設けられ、ファスナーテープ20の模様26、27を視認可能にファスナーテープ20に固着されたフィルム部材30と、を備え、ファスナーテープ20の模様26、27及びフィルム部材30の凹凸形状31、33は、パイソン革の模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされており、且つ、ファスナーテープ20の長手方向に亘ってそれぞれ連続形成されているので、ファスナーテープ20に形成されたパイソン柄の模様26に特有の質感のある装飾とすることができ、スライドファスナー10の商品価値が向上する。
また、本考案のスライドファスナー10によれば、ファスナーテープ20の模様26及びフィルム部材30の凹凸形状31は、長さが異なる対角線v1、v2、v3、v4を有する略矩形状の複数の単位パターン25、35をそれぞれ備え、模様26及び凹凸形状31は、対角線のうち長い方の対角線v1、v3がファスナーテープ20の長手方向に沿って配置された状態で、ファスナーテープ20の長手方向に亘ってそれぞれ連続形成されているので、パイソン革と同様の質感のある装飾が施されたスライドファスナー10が得られ、スライドファスナー10の商品価値を高めることができる。
なお、本考案は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、パイソン柄について述べたが、これに限定されず、例えば、ワニ柄や、オーストリッチ柄などの動物の革の模様及び凹凸形状を有するものであってもよい。
具体的に、図3では、他の一例として、ワニ柄が例示される。図3(a)に示すように、ワニ柄模様27は、略矩形形状の単位パターン28が、左右一対のファスナーテープ20の表面22の全面に亘って連続して形成されている。また、フィルム部材30には、図3(b)に示すように、その表面側にワニ柄模様27と同調した略矩形形状の多数の単位パターン34からなる凹凸形状33が形成されている。
従って、フィルム部材30は、ワニ柄模様27を有するファスナーテープ20の表面22に熱溶着や接着などにより固着することで、フィルム部材30を透過してファスナーテープ20に形成されたワニ柄模様27を視認することができ、且つ表面に凹凸を有するので、本物のワニ革に近い立体感のある質感が得られる。
また、模様は動物の革に限らず、織製されたテープ部材の表面に、繊維を平織り又は綾織りにより織編したときにできる模様を印刷することで形成される織物の模様にしてもよい。また、竹ひごを編んだときにできる模様をテープ部材の表面に印刷し、その模様に同期するように、フィルム部材の表面に凹凸形状を形成することもできる。
また、図4に表すように、テープ部材の表面に木目の模様50を付け、左右一対のファスナーテープ20の表面22(木目の模様50が印刷された側の面)に、熱溶着、接着などによってフィルム部材30が取り付けられ、そのフィルム部材30の表面には、木目の模様50に同調した凹凸形状60が施されている。この場合、木目の模様50は、相対的に明るい部分と暗い部分とで構成され、凹凸形状60は、相対的に明るい部分を凹部、相対的に暗い部分を凸部とすることで形成される。
また、図5に表すように、テープ部材の表面に石張りの模様51を付け、左右一対のファスナーテープ20の表面22(石張りの模様51が印刷された側の面)に、熱溶着、接着などによってフィルム部材30が取り付けられ、そのフィルム部材30の表面には、石張りの模様51に同調した凹凸形状61が施されている。ここで、石張りの模様51とは、複数の石を隙間が埋まるように並べた状態を表した模様である。この石にあたる部分が石張りの模様の単位パターン52であり、その石の模様に同調した凹凸のうち、石にあたる凸部が凹凸形状61の単位パターン62である。なお、石張りの模様には、図5のような模様の他に、石の模様が長方形としてレンガを並べたような模様にすることもできる。この場合には、凹凸形状も長方形となる。
また、本実施形態のスライドファスナー10によれば、模様及び凹凸形状は、動物の革に限らず、前記織編することで形成される織物の模様にそれぞれ関連付けされてもよく、即ち、所望の対象物の模様及び凹凸形状に関連付けられることで、本物の対象物と同様の質感のある装飾が施されたスライドファスナーが得られる。
10 スライドファスナー
20 ファスナーテープ
21 テープ側縁部
22 表面
25、28、34、35、52、62 単位パターン
26、27、50、51 模様
30 フィルム部材
31、33、60、61 凹凸形状
40 コイル状ファスナーエレメント(ファスナーエレメント列)
42 スライダー

Claims (6)

  1. 表面(22)に模様(26、27)が形成された一対のファスナーテープ(20)と、
    前記一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部(21)に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列(40)と、
    前記一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダー(42)と、
    前記模様を視認可能に前記一対のファスナーテープの表面に固着されたフィルム部材(30)と、を備えるスライドファスナー(10)であって、
    前記フィルム部材には、その表面に凹凸形状(31、33)が設けられ、
    前記ファスナーテープの模様(26、27)及び前記フィルム部材の凹凸形状(31、33)は、動物の革の模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされていることを特徴とするスライドファスナー(10)。
  2. 前記ファスナーテープの模様(26、27)及び前記フィルム部材の凹凸形状(31、33)は、長さが異なる対角線(v1、v2、v3、v4)を有する略矩形状の複数の単位パターン(25、35)をそれぞれ備え、
    前記模様(26、27)及び凹凸形状(31、33)は、前記対角線のうち長い方の対角線(v1、v3)が前記ファスナーテープの長手方向に沿うように配置された状態で、前記ファスナーテープの長手方向に亘ってそれぞれ連続形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー(10)
  3. 表面(22)に模様が形成された一対のファスナーテープ(20)と、
    前記一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部(21)に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列(40)と、
    前記一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダー(42)と、
    前記模様を視認可能に前記一対のファスナーテープの表面に固着されたフィルム部材(30)と、を備えるスライドファスナー(10)であって、
    前記フィルム部材には、その表面に凹凸形状が設けられ、
    前記ファスナーテープの模様及び前記フィルム部材の凹凸形状は、繊維や竹ひごを織編することで形成される織編物の模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされていることを特徴とするスライドファスナー(10)。
  4. 表面(22)に模様(50)が形成された一対のファスナーテープ(20)と、
    前記一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部(21)に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列(40)と、
    前記一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダー(42)と、
    前記模様を視認可能に前記一対のファスナーテープの表面に固着されたフィルム部材(30)と、を備えるスライドファスナー(10)であって、
    前記フィルム部材には、その表面に凹凸形状(60)が設けられ、
    前記ファスナーテープの模様(50)及び前記フィルム部材の凹凸形状(60)は、木目の模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされていることを特徴とするスライドファスナー(10)。
  5. 表面(22)に模様(51)が形成された一対のファスナーテープ(20)と、
    前記一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部(21)に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列(40)と、
    前記一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダー(42)と、
    前記模様を視認可能に前記一対のファスナーテープの表面に固着されたフィルム部材(30)と、を備えるスライドファスナー(10)であって、
    前記フィルム部材には、その表面に凹凸形状(61)が設けられ、
    前記ファスナーテープの模様(51)及び前記フィルム部材の凹凸形状(61)は、石張りの模様及び凹凸形状にそれぞれ関連付けされていることを特徴とするスライドファスナー(10)。
  6. 表面(22)に模様(26)が形成された一対のファスナーテープ(20)と、
    前記一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部(21)に沿って設けられた一対のファスナーエレメント列(40)と、
    前記一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダー(42)と、
    前記模様を視認可能に前記一対のファスナーテープの表面に固着されたフィルム部材(30)と、を備えるスライドファスナー(10)であって、
    前記フィルム部材には、その表面に凹凸形状(31)が設けられ、
    前記ファスナーテープの模様(26、27)及び前記フィルム部材の凹凸形状(31、33)は、長さが異なる対角線(v1、v2、v3、v4)を有する略矩形状の複数の単位パターン(25、35)をそれぞれ備え、
    前記模様(26、27)及び凹凸形状(31、33)は、前記対角線のうち長い方の対角線(v1、v3)が前記ファスナーテープの長手方向に沿うように配置された状態で、前記ファスナーテープの長手方向に亘ってそれぞれ連続形成されていることを特徴とするスライドファスナー(10)。
JP2012005518U 2012-09-10 2012-09-10 スライドファスナー Expired - Fee Related JP3179861U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012005518U JP3179861U (ja) 2012-09-10 2012-09-10 スライドファスナー
EP13183425.1A EP2705770B1 (en) 2012-09-10 2013-09-06 Decorated slide fastener tapes
US14/020,954 US9700106B2 (en) 2012-09-10 2013-09-09 Slide fastener
CN201310415083.6A CN103653568B (zh) 2012-09-10 2013-09-10 拉链

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012005518U JP3179861U (ja) 2012-09-10 2012-09-10 スライドファスナー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3179861U true JP3179861U (ja) 2012-11-22

Family

ID=48006477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012005518U Expired - Fee Related JP3179861U (ja) 2012-09-10 2012-09-10 スライドファスナー

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9700106B2 (ja)
EP (1) EP2705770B1 (ja)
JP (1) JP3179861U (ja)
CN (1) CN103653568B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016157536A1 (ja) * 2015-04-03 2016-10-06 Ykk株式会社 止水性ファスナーテープの製造方法及び止水性ファスナーテープ
JP2020065919A (ja) * 2018-10-19 2020-04-30 Ykk株式会社 ファスナーストリンガー、スライドファスナー及びスライドファスナーを備えた物品
KR20210025781A (ko) * 2019-08-28 2021-03-10 강준우 기하패턴을 갖는 지퍼

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104470398B (zh) * 2012-07-09 2016-12-14 Ykk株式会社 链带、具有该链带的拉链以及链带的制造方法
CN103844452B (zh) * 2014-03-26 2015-12-09 上海泽普拉链技术服务有限公司 一种注塑拉链布带
WO2016103426A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 Ykk株式会社 スライドファスナーチェーン、当該ファスナーチェーンを備えたスライドファスナー及びスライドファスナーチェーンの製造方法
CN111150182B (zh) * 2020-01-14 2022-08-26 开易(广东)服装配件有限公司 薄翼型拉链
CN111109774B (zh) * 2020-01-14 2022-09-20 开易(广东)服装配件有限公司 薄翼一体型拉链

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2251137A (en) * 1939-04-11 1941-07-29 Novel Slide Mfg Corp Ornamental facing for closures
US3811915A (en) * 1971-04-27 1974-05-21 Inmont Corp Printing method for forming three dimensional simulated wood grain,and product formed thereby
JPS61239983A (ja) * 1985-04-18 1986-10-25 Niwa Insatsu Kk 凝似印刷方法
JPH0315402A (ja) * 1989-03-24 1991-01-23 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> マーク・模様入りスライドファスナー
JP2576583Y2 (ja) * 1992-08-31 1998-07-16 ワイケイケイ株式会社 スライドファスナー用テープ
JPH0866208A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Ykk Kk 2層構造を有するスライドファスナーテープ
JP3463114B2 (ja) * 1995-04-29 2003-11-05 Ykk株式会社 スライドファスナーの補強テープ
JP3580725B2 (ja) * 1999-04-30 2004-10-27 Ykk株式会社 防水性を有するスライドファスナーの製造方法
JP4116827B2 (ja) * 2002-06-20 2008-07-09 Ykk株式会社 スライドファスナーの止部
JP4071095B2 (ja) * 2002-12-04 2008-04-02 Ykk株式会社 反射性スライドファスナー
TWI220106B (en) * 2003-05-27 2004-08-11 Sun Yen Ping Method for producing zipper with waterproof layer lined in the cloth belt and product thereof
JP4646783B2 (ja) * 2005-11-16 2011-03-09 Ykk株式会社 隠しスライドファスナー用スライダー
JP4689454B2 (ja) * 2005-12-06 2011-05-25 Ykk株式会社 ファスナーエレメント及び隠しスライドファスナー
GB0723494D0 (en) * 2007-11-30 2008-01-09 Ykk Europ Ltd Zip fastener
KR101616593B1 (ko) * 2008-12-19 2016-05-12 플로어링 인더스트리즈 리미티드 에스에이알엘 코팅 패널 및 이러한 패널의 제조 방법
BE1018680A5 (nl) 2008-12-19 2011-06-07 Flooring Ind Ltd Sarl Werkwijzen voor het vervaardigen van panelen en paneel hierbij bekomen.
KR101315661B1 (ko) * 2009-01-13 2013-10-08 와이케이케이 가부시끼가이샤 슬라이드 파스너
GB0912179D0 (en) * 2009-07-13 2009-08-26 Ykk Europ Ltd Watertight zip fastener

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016157536A1 (ja) * 2015-04-03 2016-10-06 Ykk株式会社 止水性ファスナーテープの製造方法及び止水性ファスナーテープ
JPWO2016157536A1 (ja) * 2015-04-03 2017-08-24 Ykk株式会社 止水性ファスナーテープの製造方法及び止水性ファスナーテープ
US10426233B2 (en) 2015-04-03 2019-10-01 Ykk Corporation Method for manufacturing waterproof fastener tape
JP2020065919A (ja) * 2018-10-19 2020-04-30 Ykk株式会社 ファスナーストリンガー、スライドファスナー及びスライドファスナーを備えた物品
JP7017545B2 (ja) 2018-10-19 2022-02-08 Ykk株式会社 ファスナーストリンガー、スライドファスナー及びスライドファスナーを備えた物品
KR20210025781A (ko) * 2019-08-28 2021-03-10 강준우 기하패턴을 갖는 지퍼

Also Published As

Publication number Publication date
CN103653568B (zh) 2016-01-06
US20140068899A1 (en) 2014-03-13
EP2705770B1 (en) 2016-01-06
CN103653568A (zh) 2014-03-26
US9700106B2 (en) 2017-07-11
EP2705770A1 (en) 2014-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3179861U (ja) スライドファスナー
US5624732A (en) Bright printed sheet
JP5913755B1 (ja) 座席用表皮材、座席用表皮材の製造方法、及びエンボスロール
US20180195216A1 (en) Mesh fabric structure and mesh fabric material
JP6335748B2 (ja) 加飾フィルム
EP2638820A1 (en) Sliding fastener
JP3180989U (ja) スライドファスナー
CN104382283A (zh) 一种4d透气鞋面的制造方法
JP3116517U (ja) 人造爪
KR20190002123U (ko) 로고 라벨 구조
KR101305483B1 (ko) 반짝이시트 제조방법
JP7142508B2 (ja) 化粧シート、及び該シートを用いた化粧金属板
KR200461716Y1 (ko) 결을 갖는 박지를 이용하여 제조된 장식판
JP2003225104A (ja) 刺繍ストラップ
JP3156838U (ja) 団扇
JP3245354U (ja) 装飾用リボン
JP3237701U (ja) 紙バンド
JP2007062124A (ja) 樹脂成形品
JP6336803B2 (ja) 装飾層を備える物品
TWI611070B (zh) 具2d圖樣之布料
JP2009191401A (ja) 表裏色違いのリボンテープ及びその製造方法
JP3144697U (ja) シート状生地及びシート状生地を用いた縫製加工品
US20080102723A1 (en) Ribbon Regula Device
JP3141951U7 (ja)
TWD179560S (zh) 編織布面

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3179861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151031

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees