JP2007062124A - 樹脂成形品 - Google Patents
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Abstract
【課題】縞模様を使用した樹脂成形品の外装の装飾を施し、且つ当該装飾を効果的に視覚に訴えるようにすること。
【解決手段】多層で構成される樹脂成形品1であって、複数の等間隔の縞が印刷された遮蔽縞11によってなるブラインド層10と、ブラインド層10の下部で基材となる樹脂層20と、樹脂層20の下部で遮蔽縞11と等間隔の縞状に形成される縞模様31、32、33を有する模様印刷層30と、模様印刷層30の下部の一面を白色の印刷が施された白地層40と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】多層で構成される樹脂成形品1であって、複数の等間隔の縞が印刷された遮蔽縞11によってなるブラインド層10と、ブラインド層10の下部で基材となる樹脂層20と、樹脂層20の下部で遮蔽縞11と等間隔の縞状に形成される縞模様31、32、33を有する模様印刷層30と、模様印刷層30の下部の一面を白色の印刷が施された白地層40と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、縞模様を施した樹脂成形品に関する。
樹脂成形品は単体で使用されることは少なく、製品の外装を保護する外装材として使用されることが多い。樹脂成形品を外装材として使用する場合、装飾性に優れるものが好ましい。
従来、縞状の模様を重ねることで模様を施した樹脂成形品として、モアレ(干渉縞)模様を施した樹脂成形品がある(例えば、特許文献1参照)。ここでモアレ模様とは、規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のずれにより視覚的に発生する模様のことである。
特許文献1によれば、装飾体としての樹脂成形品を成形する際に、樹脂成形品の表面に等間隔の縞模様を印刷し、樹脂成形品の裏面に表面の縞模様とは異なる間隔の縞状に凹凸を形成する。これにより、製作された樹脂成形品の表面にはモアレ模様が発生し、見る角度によって異なる柄の模様を見える。このようにして装飾性を高めていた。
ここで、モアレ模様を施す場合、表面は複数の縞状の印刷がなされている。このため、表面の縞状の印刷が、裏面の模様上に影を落とし、モアレ模様の変化が見えにくくなってしまうという問題がある。この変化を見やすくするため、バックライトを使用することも考えられるが、外装材の目的に比して高価になってしまう。
また、特許文献1のように、樹脂成形品の裏面に凹凸を形成する構成であると、射出成形により量産する場合には適しているが、樹脂成形品に多種類の模様を施し、多種類の樹脂成形品を製作する場合には適していない。裏面の模様の変更に応じて金型の凹凸をも変更させる必要があるからである。
更に、モアレ模様は見る角度によって見える模様を変化させることができるが、その変化の態様は、連続した模様が一定方向から徐々に見えにくくなったり見えたりするものである。このため、模様の変化の態様が予測できてしまい、趣向に欠けるという問題があった。
本発明の目的は、縞模様を使用した樹脂成形品の外装の装飾を施し、且つ当該装飾を効果的に視覚に訴えるようにすることである。
上記目的を達成するための本発明の樹脂成形品の構成は、次の通りである。
(1)多層で構成される樹脂成形品であって、複数の等間隔の縞が印刷された遮蔽縞によってなるブラインド層と、前記ブラインド層の下部で基材となる樹脂層と、前記樹脂層の下部で前記遮蔽縞と等間隔の縞状に形成される縞模様を有する模様印刷層と、前記模様印刷層の下部の一面を白色の印刷が施された白地層と、を有することを特徴とする樹脂成形品。
(2)(1)に記載の樹脂成形品であって、前記模様印刷層の縞模様の太さは、前記ブラインド層の遮蔽縞の太さと異なることを特徴とする樹脂成形品。
(3)(1)又は(2)に記載の樹脂成形品であって、前記模様印刷層の縞模様は、前記ブラインド層の遮蔽縞に対して傾斜していることを特徴とする樹脂成形品。
以上のような構成から、次のような効果が得られる。
(1)白地層を有することで、模様印刷層の縞模様の視認性を高めることができ、縞模様を効果的に観察者の視覚に訴えることができる。また、遮蔽縞と縞模様の間隔が等しいことで、縞模様の出現・消滅といった視覚効果を与えることができ、趣向に富んだ模様となる。
(2)縞模様の太さを遮蔽縞の太さと異なったものとすることで、縞模様の出現・消滅の頻度を変えたり、縞模様を完全に消滅させることなく濃淡のみを変更したりし、趣向を更に加えることができる。
(3)縞模様の縞の角度を遮蔽縞の縞の角度に対して傾斜させることで、更に趣向を加えることができる。
本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。図1は樹脂成形品1の全体説明をするための斜視図であり、図2は樹脂成形品1の構造を説明するための断面図及び平面図であり、図3及び図4は樹脂成形品1の図柄の変化の説明図である。説明においては、樹脂成形品1の構成、樹脂成形品1の模様の変化の態様、樹脂成形品1の構成から得られる作用・効果、の順で説明する。
(樹脂成形品1の構成)
図1及び図2を用いて樹脂成形品1の構成を説明する。図1(a)は樹脂成形品1の完成時の斜視図、図1(b)は樹脂成形品1の層構造を示す斜視図である。図2は中央の図が樹脂成形品1の断面図であり、上の図がブラインド層10を上方から見た平面図であり、下の図が模様印刷層30を上方から見た平面図である。
図1及び図2を用いて樹脂成形品1の構成を説明する。図1(a)は樹脂成形品1の完成時の斜視図、図1(b)は樹脂成形品1の層構造を示す斜視図である。図2は中央の図が樹脂成形品1の断面図であり、上の図がブラインド層10を上方から見た平面図であり、下の図が模様印刷層30を上方から見た平面図である。
図1及び図2に示すように、樹脂成形品1は、上部から、ブラインド層10、樹脂層20、模様印刷層30、白地層40を積層して構成される。
ブラインド層10は、複数の縞状の模様の印刷が施される。遮蔽縞11の各縞の太さWは均一であり、また各縞の間隔Lは等しく印刷される。この遮蔽縞があることより、後述の模様印刷層30に印刷された縞模様を、観察者の視点Vの位置によって、出現させたり消滅させたりすることができる。
樹脂層20は、プラスチック等の透明な合成樹脂から構成され、樹脂成形品1の基材となる。また、模様の変化を適切にブラインド層10と模様印刷層30との間に適度な間隔を付与する作用もある。
模様印刷層30は、樹脂成形品1の表面から観察する観察者に対し、視認させるための模様が縞状に形成されている。本実施形態では円形の縞模様31、32、及び四角形の縞模様33を例示して説明する。また、図2に示すように、各縞同士の間隔はブラインド層10の縞の間隔Lと等しいく、各縞の太さWもブラインド層10の太さWと等しい。尚、縞模様の色は白地層40と異なる色であればいずれの色を用いてもよい。
白地層40は、模様印刷層30の下面において一面に白色の印刷が施されている。尚、本実施形態では白地層として白色に限定して説明するが、模様印刷層30の下地は必ずしも白色である必要はない。下地層としては、ブラインド層10及び模様印刷層30の縞模様とのコントラストを明確にするような色を選択することが好ましい。例えば、縞模様と下地とを、色相環で相対する色(補色)を選択することが考えられる。
上述のように構成されたブラインド層10、模様印刷層30、白地層40の印刷はフィルム上に形成され、樹脂成形の過程において、樹脂層20に対して上下から印刷が施される。
(樹脂成形品1の模様の変化の態様)
図3及び図4を用いて樹脂成形品1の模様の変化の態様について説明する。図3(a)は観察者が樹脂成形品1に対して角度θ1で見た場合の断面図であり、図3(b)は観察者から見た樹脂成形品1の様子を示す斜視図である。また、図4(a)は観察者が樹脂成形品1に対して角度θ2で見た場合の断面図であり、図4(b)は観察者から見た樹脂成形品1の様子を示す斜視図である。
図3及び図4を用いて樹脂成形品1の模様の変化の態様について説明する。図3(a)は観察者が樹脂成形品1に対して角度θ1で見た場合の断面図であり、図3(b)は観察者から見た樹脂成形品1の様子を示す斜視図である。また、図4(a)は観察者が樹脂成形品1に対して角度θ2で見た場合の断面図であり、図4(b)は観察者から見た樹脂成形品1の様子を示す斜視図である。
図3(a)に示すように、観察者の視点Vと樹脂成形品1の表面とのなす角度がθ1だった場合、模様印刷層30に形成された模様のうち、円形縞模様31に関してはブラインド層10の遮蔽縞11に視界を遮られることなく円形縞模様31のほぼ全てを視認することができる。また同様に、円形縞模様32に関しては遮蔽縞11に視界の一部を遮られ、円形縞模様32の一部32aのみを視認することができる。一方、四角形縞模様33に関しては遮蔽縞11にほぼ全ての視界を遮られ、四角形縞模様33を視認することはできない。
この結果、視点Vと樹脂成形品1の表面とのなす角度がθ1だった場合には、図3(b)に示すように、模様印刷層30に印刷されている縞模様31、32、33のうち、円形縞模様31と円形縞模様32のみを視認することができ、四角形縞模様33は視認することができない。
尚、図3(a)に示すように、観察者の視点Vから見ると、円形縞模様31については遮蔽縞11の間から縞模様31の全てを視認することができるが、円形縞模様32については縞模様32の一部32aのみしか視認することができない。このため、円形縞模様31と円形縞模様32とを比較すると、円形縞模様31の方が濃度が濃く見え、円形縞模様32は円形縞模様31と比べて薄く見えることになる。
図4(a)に示すように、観察者の視点Vと樹脂成形品1の表面とのなす角度がθ1と異なるθ2だった場合、模様印刷層30に形成された模様のうち、円形縞模様31に関しては遮蔽縞11にほぼ全ての視界を遮られるため、円形縞模様31を視認することはできない。一方、円形縞模様32及び四角形縞模様33に関しては遮蔽縞11に視界を遮られることなく縞模様32、33のほぼ全てを視認することができる。
この結果、視点Vと樹脂成形品1の表面とのなす角度がθ2だった場合には、図4(b)に示すように、模様印刷層30に印刷されている縞模様31、32、33のうち、円形縞模様32と四角形縞模様33のみを視認することができ、円形縞模様31は視認することができない。
以上説明したように、樹脂成形品1の模様印刷層30に形成されている縞模様31、32、33は、観察者の視点Vと樹脂成形品1の表面のなす角度によって、視認可能な模様が異なる。ここで、各縞模様31、32、33は、ブラインド層10の遮蔽縞11と同様の太さW及び間隔Lで形成されている。このため、各縞模様31、32、33の一つ一つは、視認可能又は不可能になるタイミングがほぼ同時に訪れることになる。この結果、各縞模様ごとに視認可能な位置をずらしておけば、視点Vと樹脂成形品1の表面とのなす角度に応じて、それぞれ異なる模様が出現又は消滅することになる。これにより、樹脂成形品1の表面から見える模様に変化を与えることができる。
(樹脂成形品1の構成から得られる作用・効果)
樹脂成形品1は、上述のような構成及び視認可能な模様の変化の態様から次のような作用・効果を得ることができる。
樹脂成形品1は、上述のような構成及び視認可能な模様の変化の態様から次のような作用・効果を得ることができる。
本実施形態の樹脂成形品1においては、白地層40を有する。即ち、模様印刷層30の下層にいわゆる裏打ちをする。この構成についての作用効果を述べる。
一般にブラインド層10の遮蔽縞11は、模様印刷層30の縞模様の一部を視認不可能にするために濃い色の縞を用いる。このように濃い色で遮蔽縞11を形成すると、下方の模様印刷層30の縞模様にまで光が通りにくくなり、縞模様が見えにくくなることもある。
本実施形態においては、白色のように明るく且つ模様印刷層30とコントラストのある色を白地層40に用いている。このため、模様印刷層30の模様を際立たせ、模様印刷層30の変化を明確に示すことができる。また、本実施形態は単に白色の印刷をするのみでよいため、バックライトを用いる構成と比較すると安価な構成とすることができる。
本実施形態で形成される縞模様31、32、33は、ブラインド層10の遮蔽縞11と同じ間隔Lで形成される。この構成についての作用効果を述べる。
一般に、縞状の模様を用いて構成されるモアレ模様は、規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた点は本実施形態と同じである。しかし、モアレ模様は、上部の遮蔽縞と下部の縞模様の周期をずらすことにより、視覚的に模様が変化するようにしている。このような構成であると、各縞模様の中で濃淡が生じ、その濃淡の位置が、観察者の視点Vの位置によって異なるという視覚効果を生み出す。即ち、例えば縞模様を絵柄とした場合、当該絵柄の一部が濃く見え、他の一部が薄く見える。そして、絵柄全体で見ればグラデーションがかかったような視覚効果を与えるが、ほぼ絵柄全体は見えていることとなる。
本実施形態においては、上部の遮蔽縞と下部の縞模様の周期が同じであるため、同じタイミングで各縞模様が出現・消滅することとなる。例えば、図3では円形縞模様31及び円形縞模様32が出現しており、図4では円形縞模様32と四角形縞模様33が出現しているが、図3の状態から図4の状態に移行する過程で、円形縞模様31が消滅する。このとき、円形縞模様31は全体が同時期に消滅するという視覚効果がある。同様に、図3の状態から図4の状態に移行する過程では、四角形縞模様33が出現するが、出現する際は四角形縞模様33の全体が同時期に出現するような視覚効果を奏する。このため、模様を出現させたり消滅させたりすることができ、模様の変化に多様性・意外性を与えることができる。
本実施形態は樹脂層20の上下に挟むように遮蔽縞及び縞模様を配置している。これは模様の変化を効率的に見せるためにも好適である。これについて説明する。
例えば、ブラインド層10と模様印刷層30との間に何も部材が介在してない構成であると、ブラインド層10の遮蔽縞11と模様印刷層30の縞模様31、32、33とが一体の模様となってしまう。このため、たとえ観察者が視点Vの位置を変化させても、ブラインド層10の上部から見た模様が変化することはない。
本実施形態においては透明な樹脂層20を介在させているため、観察者の視点Vが変わると、ブラインド層10が模様印刷層30に対して相対的に平行移動した状態となる。このため、視点Vを変更すると、ブラインド層10と模様印刷層30の位置関係が相対的に変化することとなり、模様を変化させることができる。
また、本実施形態においては、樹脂層20が合成樹脂で構成されている。これにより、金型を変更するのみで厚みの変更が可能であるため、厚みの変更が容易である。このため、厚みの選択を容易に行うことができる。
尚、模様の変化を視点Vの移動速度に比べて速くするときは、樹脂層20の厚みを厚くすればよい。反対に、模様の変化を視点Vの移動速度に比べて遅くするときは、樹脂層20の厚みを薄くすればよい。
本実施形態においては、ブラインド層10及び模様印刷層30をインクジェット印刷により樹脂層20にじかに印刷する又はフィルムに印刷された縞模様をインモールド成形等で転写することによって構成されている。縞模様をこのように印刷することは、模様に多様性を与える上で好適である。これについて説明する。
例えば、上下の遮蔽縞及び縞模様を樹脂層の形成と共に凹凸を付与するように、金型を形成し、凸部のみに色を塗る方法がある。しかしながら、既に形成された凹凸に対して色を塗るためには手間がかかる。このため、一般には単色のような単純のものに限られてしまう。
本実施形態で用いられるブラインド層10及び模様印刷層30は、フィルムに予め形成された印刷を樹脂層に転写することによって得られる。ここで、一枚のフィルムに多色の縞模様を形成することは容易であり、樹脂材にフィルムを転写する作業の手間は単色の場合も多色の場合も同様である。このため、本実施形態によれば、多色の縞模様を樹脂材に形成することも容易であり、より樹脂成形品1の模様に多様性を付与することができる。
〔他の実施形態〕
前述の実施形態においては、ブラインド層10遮蔽縞11と模様印刷層30の縞模様が同じ太さWで構成されていたが、必ずしもこれに限るものではない。模様印刷層の縞模様の太さWを調整することで、更に装飾性を加えることができる。
前述の実施形態においては、ブラインド層10遮蔽縞11と模様印刷層30の縞模様が同じ太さWで構成されていたが、必ずしもこれに限るものではない。模様印刷層の縞模様の太さWを調整することで、更に装飾性を加えることができる。
まず、図5(a)に示すように、ブラインド層10の遮蔽縞11の太さWよりも細い太さw1で縞模様131を形成した模様印刷層130を使用してもよい。このように縞模様131の太さw1を遮蔽縞11の太さWよりも細くすると、より多くの種類の縞模様131を模様印刷層130内に配置することができる。このように多くの種類の縞模様を配置すると、図5(b)に示すように、観察者の視点Vの位置に応じて大きく異なる図柄131a、131bが出現することになる。このため、より樹脂成形品1の模様に対して、多様性、意外性を付与することができる。
また、遮蔽縞11の太さWよりも縞模様131の太さw1を細くすることで、縞模様131の中の各縞模様の位置を細かくずらすことで、多くの種類の縞模様を配置することができる。このように配置すると、観察者の視点Vの位置の変化量が少なくとも、各縞模様の出現・消滅の頻度が多くなる等、多様な変化をする。従って、樹脂成形品1の模様に更に多様性を与えることができる。
また、図6(a)に示すように、ブラインド層10の遮蔽縞11の太さWよりも太い太さw2で縞模様231を形成した模様印刷層230を使用してもよい。このように縞模様231の太さw2を遮蔽縞11の太さWよりも太くすると、いかなる視点Vからでも、縞模様231の少なくとも一部は必ず視認可能である。このため、縞模様231、232、233の図柄の出現・消滅はなくなるが、視点Vの位置に応じて各縞模様231、232、233ごとに、その濃淡が変わる。図6(b)においては、縞模様232が最も濃く、縞模様233、縞模様231の順で縞模様の濃度が薄くなった状態を示している。以上のように、樹脂成形品1の模様に装飾性を与えることができる。
更に、前述した実施形態においては、ブラインド層10の遮蔽縞11と模様印刷層30の縞模様が互いに平行になるように配置されていたが、必ずしも平行に限るものではない。例えば、図7(a)に示すように、ブラインド層10の遮蔽縞11に対して傾斜するように縞模様331を形成した模様印刷層330を使用してもよい。このように構成すると、図7(b)に示すように、規則的に濃淡が付いた模様が形成される。そして、観察者が視点Vに応じて、縞模様331の中の濃淡の位置が変化する。このように樹脂成形品1の模様に装飾性を与えることができる。
本発明は、変化する縞模様を付すことで装飾性を与える樹脂成形品の全てについて利用することができる。
L…間隔、V…視点、1…樹脂成形品、10…ブラインド層、11…遮蔽縞、20…樹脂層、30…模様印刷層、31…円形縞模様、32…円形縞模様、32a…一部、33…四角形縞模様、40…白地層、130…模様印刷層、131…縞模様、131a…図柄、230…模様印刷層、231…縞模様、232…縞模様、233…縞模様、330…模様印刷層、331…縞模様
Claims (3)
- 多層で構成される樹脂成形品であって、
複数の等間隔の縞が印刷された遮蔽縞によってなるブラインド層と、
前記ブラインド層の下部で基材となる樹脂層と、
前記樹脂層の下部で前記遮蔽縞と等間隔の縞状に形成される縞模様を有する模様印刷層と、
前記模様印刷層の下部の一面を白色の印刷が施された白地層と、を有することを特徴とする樹脂成形品。 - 請求項1に記載の樹脂成形品であって、
前記模様印刷層の縞模様の太さは、前記ブラインド層の遮蔽縞の太さと異なることを特徴とする樹脂成形品。 - 請求項1又は2に記載の樹脂成形品であって、
前記模様印刷層の縞模様は、前記ブラインド層の遮蔽縞に対して傾斜していることを特徴とする樹脂成形品。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009286076A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 加飾合成樹脂成形品 |
JP2017119416A (ja) * | 2015-05-22 | 2017-07-06 | 株式会社アートアンドクラフト | 装飾具 |
-
2005
- 2005-08-31 JP JP2005250603A patent/JP2007062124A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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