JP3179518B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP3179518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やファクシミリ
等のような画像形成装置における画像読み取り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、PPC(プレーンペーパコピ
ー)等の画像形成装置では、原稿面を照明するための光
源として、光量の安定性、制御の容易さ、寿命、コスト
等の理由により蛍光灯やハロゲンランプ等が広く用いら
れている。この光源を用いた画像形成装置では、光源を
読み取り開始指示により点灯し、読み取り終了後に消灯
して光源等の読み取り光学系(キャリッジ)を初期位置
に戻すように構成されているが、連続読み取りを行う場
合には、光源の点灯時間と光量の安定時間の合計時間が
重要となる。尚、この時間は、光源や電源に応じて例え
ば数10〜数100msec程度を要し、読み取り回数
が増加するにつれて無視できなくなる。
【0003】このような問題点を解決するために、従来
の画像読み取り装置としては、特開平2−109462
号公報に示すように、照明灯が読み取り終了後直ちに消
灯するモードと、読み取り終了後所定の時間が経過する
まで次の読み取り指示を待ち、この指示がない場合に消
灯するモードを有し、連続読み取りを行う場合の読み取
り時間を短縮するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像読み取り装置では、連続読み取りを行う場合に
光源を消灯しないので、光源等のキャリッジのリターン
中の消費電力が増加するという問題点がある。尚、光源
とキャリッジ駆動用のモータに対して同一の電源を用い
た場合、キャリッジのリターン時の消費電力が大きいの
でこの問題点が顕著となる。
【0005】また、ブック原稿等の厚手の原稿を読み取
る場合、操作者が原稿押さえ板を開いて原稿を手で押さ
えるので、目に悪影響を与える。更に、ディジタル画像
形成装置では、光源の消灯時にCCDの黒データの出力
信号を保持して画像処理を行うので、読み取る間、黒デ
ータを更新することができなくなり、画像の品質が劣化
するという問題点がある。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、連続読
み取りを行う場合の読み取り時間を短縮することができ
るとともに、消費電力を減少し、また、安全かつ、画像
の品質を向上することができる画像読み取り装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明 は上記目的を達成
するために、原稿面を照明する光源と、前記光源を原稿
面の副走査方向に移動するためのキャリッジと、ユーザ
が高画質モード、超高速モードまたは高速高画質モード
を設定する手段と、前記光源を点灯して光源の光量が安
定した後、前記キャリッジのホームポジションから副走
査方向への移動を開始させ、走査終了後、前記光源を消
灯して前記キャリッジがホームポジションに戻るように
制御し、高画質モードが設定されている場合には黒レベ
ルを読み取ることなく前記光源を消灯した状態で次の走
査指示を待ち、超高速モードが設定されている場合には
前記キャリッジがホームポジションに戻る前に黒レベル
を読み取り、その後、前記光源を所定時間再点灯して次
の走査指示を待ち、高速高画質モードが設定されている
場合には前記キャリッジがホームポジションに戻った後
に黒レベルを読み取り、その後、前記光源を所定時間再
点灯して次の走査指示を待つように制御する手段とを備
えたことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】 前記 手段では、高画質モードが設定されている
場合には黒レベルを読み取ることなく光源を消灯した状
態で次の走査指示を待ち、超高速モードが設定されてい
る場合にはキャリッジがホームポジションに戻る前に黒
レベルを読み取った後、光源を所定時間再点灯して次の
走査指示を待ち、高速高画質モードが設定されている場
合にはキャリッジがホームポジションに戻った後に黒レ
ベルを読み取り、光源を所定時間再点灯して次の走査指
示を待つので、連続読み取りを行う場合の読み取り時間
を短縮することが可能となるとともに、これによって消
費電力を削減することができる。また、ユーザの目に悪
影響を与えることもなく、画像の品質を向上させること
ができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る画像読み取り装置の一実施例
を示すブロック図、図2は図1の画像読み取り装置の光
学系の構成を示す側面図、図3は図1の画像読み取り装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【0020】先ず、図2を参照して本実施例の画像読み
取り装置が適用される光学系1の構成を説明する、蛍光
灯2はコンタクトガラス3上の原稿を照明するために左
右方向A、A’に水平に移動し、コンタクトガラス3の
ホームポジション側(図示右側)の周辺には、白レベル
補正用の基準白板21が設けられている。
【0021】原稿や基準白板21の反射光は、ミラー6
〜8により反射された後レンズ4によりCCD5の受光
面に結像する。蛍光灯2とミラー6は第1キャリッジ1
0により支持され、ミラー7、8は第2キャリッジ11
により支持されている。第1キャリッジ10と第2キャ
リッジ11は、ワイヤ又はベルト12により支持され、
モータ(M)13によりホームポジションから左方向A
に移動した後右方向A’に戻り、ホームポジションセン
サ9により検出される。
【0022】第1図において、CCD5により読み取ら
れた画像信号は、増幅器(AMP)15により増幅され
た後A/D変換器16により6〜8ビット程度のディジ
タル信号に変換され、次いで、黒補正回路17、白補正
回路19によりシェーディング補正される。黒補正回路
17と白補正回路19はそれぞれ、RAM(ランダムア
クセスメモリ)18、20に格納された蛍光灯2の消灯
時の黒レベル、蛍光灯2の点灯時の基準白板21の白レ
ベルによりシェーディング補正を行い、したがって、黒
レベルの補正を行うためにはRAM18の黒データを随
時更新することが重要となる。
【0023】シェーディング補正された信号は、フィル
タ21によりMTF、平滑化の補正が施され、次いで、
変倍回路22により主走査方向が変倍され、画像処理回
路23によりγ補正、中間調処理が施され、インタフェ
ース(I/F)24を介してプリンタ等の外部装置35
に出力される。尚、副走査方向の変倍は、光学系1の第
1キャリッジ10と第2キャリッジ11の駆動速度を変
更することにより光学的に行われる。
【0024】CPU(中央処理装置)25は、双方向バ
ッファ26を介して外部装置35との間で通信を行い、
外部装置35から与えられた各種パラメータによりフィ
ルタ21と、変倍回路22と画像処理回路23を制御す
る。CPU25はまた、ドライバ27を介して蛍光灯2
の点灯信号をオン、オフし、蛍光灯安定器28により蛍
光灯2を点灯又は消灯する。CPU25はまた、ホーム
ポジションセンサ9の検出信号を取り込み、モータドラ
イブ信号29によりモータ13を正転又は逆転して第1
キャリッジ10と第2キャリッジ11を往復移動させ
る。タイミング信号発生回路32は、基準発振器(OS
C)34の基準クロックにより画像読み取り用クロック
や各種ゲート信号を生成し、CPU25の制御によりC
CD駆動回路33を介してCCD5に印加する。
【0025】次に、図3を参照して上記実施例の動作、
特にCPU25の動作を説明する。先ず、外部装置35
からの画像パラメータや制御データを受信すると(ステ
ップS1)、フィルタ21と、変倍回路22と画像処理
回路23の各コマンドをセットし、また、キャリッジ1
0、11の速度や距離等の駆動条件を決定する(ステッ
プS2)。尚、この実施例では、連続読み取りの場合、
最初の読み取り開始前に外部装置35から指示される。
【0026】次いで、外部装置35からの読み取り開始
指示を受信すると(ステップS3)、蛍光灯2を点灯し
(ステップS4)、蛍光灯2の光量が安定する時間t1
の経過後にキャリッジ10、11の読み取り方向Aへの
移動を開始する(ステップS5、S6)。次いで、読み
取りが終了すると(ステップS7)、蛍光灯2を消灯し
(ステップS8)、キャリッジ10、11のリターン方
向A’への移動を開始する(ステップS9)。
【0027】次いで、外部装置35から連続読み取りが
最初の読み取り開始前に指示されている否かを判別し
(ステップS10)、連続読取の場合には所定の時間t
2 の経過後(ステップS11)、又はキャリッジ10、
11が所定の位置P1 を通過した後(ステップS1
2)、蛍光灯2を再点灯する(ステップS13)。蛍光
灯2の光量が安定する時間t1 が経過すると(ステップ
S14)、キャリッジ10、11がホームポジションに
戻ったか否かを判別し(ステップS15)、戻った場合
にステップS6に戻り、キャリッジ10、11を読み取
り方向Aへの移動を再度行う。画像の読取が完了する
と、蛍光灯2を再点灯することなくステップS10から
ステップS16に分岐し、キャリッジ10、11がホー
ムポジションに戻るとステップS1に戻る。
【0028】したがって、上記実施例によれば、蛍光灯
2の再点灯時間と光量の安定時間をキャリッジ10、1
1のリターン時に確保するので、連続読み取りを行う場
合の読み取り時間を短縮して消費電力を減少することが
でき、また、キャリッジ10、11のリターン時に蛍光
灯2を消灯するので安全である。
【0029】次に、図4を参照して第2の実施例を説明
する。図4は第2の実施例の画像読み取り装置の動作を
説明するためのフローチャートである。上記第1の実施
例では、外部装置から連続読み取りが最初の読み取り開
始前に指示されていたが、この第2の実施例では、最初
の読み取り開始前に指示されていない。先ず、ステップ
S21〜S29において蛍光灯2を点灯してキャリッジ
10、11を読み取り方向Aに移動し、キャリッジ1
0、11をリターン方向A’への移動を開始するまでの
動作は、上記ステップS1〜S9に示す動作と同一であ
るので、その詳細な説明を省略する。
【0030】次いで、所定の時間t2 の経過後(ステッ
プS30)、又はキャリッジ10、11が所定の位置P
1 を通過した後(ステップS31)、蛍光灯2を再点灯
する(ステップS32)。そして、所定の時間t3 の経
過前に次の読み取りが指示された場合には(ステップS
33、S36)、蛍光灯2の光量が安定する時間t1が
経過すると(ステップS34)、キャリッジ10、11
がホームポジションに戻ったか否かを判別し(ステップ
S35)、戻った場合にステップS26に戻って連続読
み取りを行う。他方、所定の時間t3 の経過前に次の読
み取りが指示されなかった場合には(ステップS33、
S36)、蛍光灯2を消灯し(ステップS37)、ステ
ップS21に戻る。
【0031】したがって、この第2の実施例によれば、
外部装置から連続読み取りが最初の読み取り開始前に指
示されていない場合においても、蛍光灯2の再点灯時間
と光量の安定時間をキャリッジ10、11のリターン時
に確保するので、連続読み取りを行う場合の読み取り時
間を短縮して消費電力を減少することができ、また、蛍
光灯2を消灯するので安全である。
【0032】次に、図5を参照して第3の実施例を説明
する。図5は、第3の実施例の画像読み取り装置の動作
を説明するためのフローチャートである。ステップS4
1〜S49において蛍光灯2を点灯してキャリッジ1
0、11を読み取り方向Aに移動し、キャリッジ10、
11をリターン方向A’への移動を開始するまでの動作
は、上記第1の実施例のステップS1〜S9に示す動作
と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
【0033】キャリッジ10、11がホームポジション
に戻ると(ステップS50)、蛍光灯2を再点灯し(ス
テップS51)、所定の時間t4 の経過前に次の読み取
りが指示された場合には(ステップS52、S53)、
ステップS45に戻り、蛍光灯2の光量が安定する時間
t1 の経過後にキャリッジ10、11を読み取り方向A
への移動を再び開始する(ステップS46)。他方、所
定の時間t4 の経過前に次の読み取りが指示されなかっ
た場合には(ステップS52、S53)、蛍光灯2を消
灯し(ステップS54)、ステップS41に戻る。
【0034】したがって、この第3の実施例では、蛍光
灯2をキャリッジ10、11がリターン中には再点灯し
ないで、ホームポジションに戻った後再点灯するので、
消費電力のピーク値を減少することができ、また、連続
読み取り時の高速性を確保することができる。
【0035】次に、図6を参照して第4の実施例を説明
する。図6は、第4の実施例の画像読み取り装置の動作
を説明するためのフローチャートである。先ず、外部装
置からの画像パラメータや制御データを受信すると(ス
テップS61)、フィルタ21、変倍回路22と画像処
理回路23の各コマンドをセットし、また、キャリッジ
10、11の速度や距離等の駆動条件を決定する(ステ
ップS62)。次いで、外部装置からの読み取り開始指
示を受信すると(ステップS63)、蛍光灯2の消灯時
の黒レベルを読み取る(ステップS64)。
【0036】次いで、蛍光灯2を点灯し(ステップS6
5)、蛍光灯2の光量が安定する時間t1 の経過後にキ
ャリッジ10、11の読み取り方向Aへの移動を開始し
(ステップS66、S67)。次いで、読み取りが終了
すると(ステップS68)、蛍光灯2を消灯し(ステッ
プS69)、キャリッジ10、11のリターン方向A’
への移動を開始する(ステップS70)。
【0037】次いで、キャリッジ10、11がホームポ
ジションに戻ると(ステップS71)、蛍光灯2の消灯
時の黒レベルを再度読み取り(ステップS72)、次い
で、蛍光灯2を再点灯する(ステップS73)。次い
で、上記第3の実施例のステップS52〜S54の場合
と同様に、所定の時間t4 の経過前に次の読み取りが指
示された場合には(ステップS74、S75)、ステッ
プS66に戻り、蛍光灯2の光量が安定する時間t1 の
経過後にキャリッジ10、11の読み取り方向Aへの移
動を再び開始する。他方、所定の時間t4 の経過前に次
の読み取りが 指示されなかった場合には(ステップS
74、S75)、蛍光灯2を消灯し(ステップS7
6)、ステップS61に戻る。
【0038】したがって、この第4の実施例では、蛍光
灯2の消灯時に黒レベルを読み取るので、画像の品質を
向上することができ、また、第3の実施例と同様に、キ
ャリッジ10、11がホームポジションに戻った後蛍光
灯2を再点灯するので、消費電力のピーク値を減少する
ことができ、また、連続読み取り時の高速性を確保する
ことができる。
【0039】次に、図7を参照して第5の実施例を説明
する。図7は、第5の実施例の画像読み取り装置の動作
を説明するためのフローチャートである。先ず、プS8
1〜S90において蛍光灯2を点灯してキャリッジ1
0、11を読み取り方向Aに移動し、キャリッジ10、
11をリターン方向A’への移動を開始するまでの動作
は、上記第4実施例のステップS61〜S70に示す動
作と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
【0040】ステップ91以下では、第1の実施例と同
様に、所定の時間t2の経過後(ステップS91)、又
はキャリッジ10、11が所定の位置P1を通過した後
(ステップS92)、蛍光灯2の消灯時に黒レベルを読
み取り(ステップS93)、次いで、蛍光灯2を点灯す
る(ステップS94)。そして、所定の時間t4 の経過
前に次の読み取りが指示された場合には(ステップS9
5、S96)、ステップS86に戻り、蛍光灯2の光量
が安定する時間t1 の経過後にキャリッジ10、11の
読み取り方向Aへの移動を再び開始する。他方、所定の
時間t4 の経過前に次の読み取りが指示されなかった場
合には(ステップS95、S96)、蛍光灯2を消灯し
(ステップS97)、ステップS81に戻る。
【0041】したがって、この第5の実施例では、黒デ
ータのサンプリング時間と、蛍光灯2の再点灯時間と光
量の安定時間をキャリッジ10、11のリターン時に確
保するので、連続読み取りを行う場合の読み取り時間を
短縮して消費電力を減少することができ、また、蛍光灯
2を消灯するので安全かつ、画像の品質を向上すること
ができる。
【0042】次に、第6の実施例を説明する。図8は第
6の実施例の画像読み取り装置の操作パネルを示す説明
図、図9は第6の実施例の画像読み取り装置の概略を示
すブロック図、図10は、第6の実施例の画像読み取り
装置の動作を説明するためのフローチャートである。こ
の画像読み取り装置は、図8に示すように高速モードを
選択するための高速モードキー35と、高速モードが選
択されている場合に点灯するLED(発光ダイオード)
36を有し、図9に示すように、高速モードキー35に
より高速モードが選択されている場合に、CPU25が
LED36を点灯する。
【0043】図10において、先ず、ステップS101
〜S110において、蛍光灯2を点灯してキャリッジ1
0、11を読み取り方向Aに移動し、キャリッジ10、
11がホームポジションに戻るまでの動作は、第3の実
施例のステップS41〜S50の動作と同一である。次
いで、ステップS111において、高速モードキー35
により高速モードが選択されていない場合にはステップ
S101に戻って通常の消灯モードを実行する。他方、
高速モードキー35により高速モードが選択されている
場合には、第3の実施例のステップS51〜S54と同
様な無条件点灯モードを実行する(ステップS112〜
S115)。
【0044】したがって、この第6の実施例によれば、
ユーザが高速モードと通常モードを選択することができ
るので、原稿の読み取り回数や種類に応じた条件を選択
することができる。
【0045】次に、第7の実施例を説明する。図11
は、第7の実施例の画像読み取り装置の操作パネルを示
す説明図、図12は第7の実施例の画像読み取り装置の
動作を説明するためのフローチャートである。この画像
読み取り装置は、図11に示すように、超高速モード、
高速高画質モード、高画質モードをそれぞれ選択するた
めのキー37〜39と、この各モードが選択されている
場合に点灯するLED40〜42を有する。
【0046】図12に示すステップS121〜S130
において、蛍光灯2の消灯時の黒レベルを読み取った後
蛍光灯2を点灯し、読み取り終了後に蛍光灯2を消灯
し、キャリッジ10、11がホームポジションに戻るま
での動作は、図6に示すステップS61〜S70に示す
動作と同一である。そして、この第7の実施例では、続
くステップS131において、キー37〜39により選
択されているモードを判別する。
【0047】ここで、図7に示す第5の実施例では、キ
ャリッジ10、11がリターン中に黒レベルを読み取る
とともに蛍光灯2の光量を安定化するので、最も高速で
あるが、リターン中にはモータ12に大電流が流れるの
で、ノイズによりサンプリング黒データに乱れが発生
し、画質が劣化する(超高速モード)。他方、図6に示
す第4の実施例では、キャリッジ10、11がホームポ
ジションに戻った後黒レベルを読み取るので、画質はよ
いが速度がやや遅くなる(高速高画質モード)。また、
黒レベルを読み取らない場合には、速度は最も遅いが消
費電力は最も小さく、画質が最もよい(高画質モー
ド)。
【0048】そこで、この第7実施例では、キー39に
より高画質モードが選択されている場合にはステップS
121に戻り、キー37により超高速モードが選択され
ている場合には、ステップS132〜S138に分岐し
て、キャリッジ10、11がリターン中に黒レベルを読
み取り、キー38により高速高画質モードが選択されて
いる場合には、ステップS139〜S143に分岐し
て、キャリッジ10、11がホームポジションに戻った
後黒レベルを読み取る。
【0049】したがって、この第7の実施例によれば、
ユーザが画質と、読み取り速度と経済性を考慮して3種
類の読み取りモードを選択することができる。
【0050】ここで、外部装置に出力される画像データ
のサイズや読み取り倍率は、外部装置からCPU25に
与えられる両パラメータにより、副走査方向の距離すな
わちモータ13の駆動距離の形式で決定される。画像の
大きさがA4横サイズであって倍率が50%の場合、走
査距離は420mm{=210mm×(100/5
0)}となる。
【0051】したがって、上記第1、第2、第5の実施
例において、蛍光灯2を再点灯する所定の時間t2 は、
図13に示すようなテーブルにより走査距離に応じて決
定することができる。また、蛍光灯2を再点灯するキャ
リッジ10、11の位置P1は、図14に示すようなテ
ーブルにより走査距離に応じて決定することができる。
この場合、時間t2 や位置P1 は、キャリッジ10、1
1のリターン中において電源変動が最も少ない時間を予
め設定することができるので、電源や蛍光灯安定器28
の長寿命化や低コスト化を図ることができる。
【0052】尚、この位置P1 は、数1により決定して
も良く、また、図15及び図16に示すようにテンキー
44を介して設定可能に構成してLCDパネルの画面4
3に表示するようにしてもよく、又は外部から設定可能
に構成してもよい。この場合、キャリッジ10、11の
駆動系のばらつきに応じて位置P1 を以下の式から設定
することができる。 P1 =S−100(S:走査距離) 但し、S<0の場合、S=0
【0053】また、上記第2〜第4の実施例において、
蛍光灯2を再点灯して連続読み取りでない場合に再消灯
する時間t3 、t4 は、外部装置の処理速度等の条件に
より可変であることが望ましく、図17の画面45に示
すように設定可能に構成してもよい。この場合、外部装
置の条件に応じて再消灯する時間t3 、t4 を変更する
ことができるので、外部装置に応じて読み取り時間を高
速化することができ、また、無駄な再点灯時間を防止し
て経済性を向上することができる。
【0054】
【0055】
【発明の効果】 発明によれば、ユーザが3種類のモー
ドのいずれかを選択する手段を備え、選択された各モー
ドが実行されるので、ユーザは画質と、読み取り速度
と、経済性を考慮して3種類の読み取りモードを選択す
ることができる。また、高画質モードが設定されている
場合には黒レベルを読み取ることなく光源を消灯した状
態で次の走査指示を待つので、ユーザの目に悪影響を与
えることがなくなるとともに、画像品質を向上させるこ
とができる。さらに、超高速モードが設定されている場
合にはキャリッジがホームポジションに戻る前に黒レベ
ルを読み取り、その後、光源を所定時間再点灯して次の
走査指示を待ち、高速高画質モードが設定されている場
合にはキャリッジがホームポジションに戻った後に黒レ
ベルを読み取り、その後、光源を所定時間再点灯して次
の走査指示を待つので、連続読み取りを行う場合の読み
取り時間を短縮することができるとともに、消費電力を
削減することができる。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読み取り装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1の画像読み取り装置の光学系の構成を示す
側面図である。
【図3】図1の画像読み取り装置の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図4】第2の実施例の画像読み取り装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図5】第3の実施例の画像読み取り装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】第4の実施例の画像読み取り装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図7】第5の実施例の画像読み取り装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図8】第6の実施例の画像読み取り装置の操作パネル
を示す説明図である。
【図9】第6の実施例の画像読み取り装置の概略を示す
ブロック図である。
【図10】第6の実施例の画像読み取り装置の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図11】第7の実施例の画像読み取り装置の操作パネ
ルを示す説明図である。
【図12】第7の実施例の画像読み取り装置の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図13】蛍光灯を再点灯する時間のテーブルを示す説
明図である。
【図14】蛍光灯を再点灯するキャリッジの位置のテー
ブルを示す説明図である。
【図15】蛍光灯を再点灯するキャリッジの位置の入力
手段を示す説明図である。
【図16】図15の入力手段を示す斜視図である。
【図17】蛍光灯を再消灯する時間のテーブルを示す説
明図である。
【符号の説明】
2 蛍光灯 10,11 キャリッジ 25 CPU(中央処理装置)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面を照明する光源と、 前記光源を原稿面の副走査方向に移動するためのキャリ
    ッジと、ユーザが高画質モード、超高速モードまたは高速高画質
    モードを設定する手段と、 前記光源を点灯して光源の光量が安定した後、前記キャ
    リッジのホームポジションから副走査方向への移動を開
    始させ、走査終了後、前記光源を消灯して前記キャリッ
    ジがホームポジションに戻るように制御し、高画質モードが設定されている場合には黒レベルを読み
    取ることなく前記光源を消灯した状態で次の走査指示を
    待ち、 超高速モードが設定されている場合には前記キャリッジ
    がホームポジションに戻る前に黒レベルを読み取り、そ
    の後、前記光源を所定時間再点灯して次の走査指示を待
    ち、 高速高画質モードが設定されている場合には前記キャリ
    ッジがホームポジションに戻った後に黒レベルを読み取
    り、その後、前記光源を所定時間再点灯して次の走査指
    示を待つように制御する手段と、 を備えた 画像読み取り装置。
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