JP3178486B2 - エンジン始動用電源 - Google Patents

エンジン始動用電源

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JP3178486B2
JP3178486B2 JP27500792A JP27500792A JP3178486B2 JP 3178486 B2 JP3178486 B2 JP 3178486B2 JP 27500792 A JP27500792 A JP 27500792A JP 27500792 A JP27500792 A JP 27500792A JP 3178486 B2 JP3178486 B2 JP 3178486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のエンジン始動用電
源に関し、特に大容量コンデンサとバッテリとを併用し
たエンジン始動用電源に関する。
【0002】
【従来の技術】近距離用の配送車両では走行距離が短
く、エンジンの始動回数が多いため、大電力を要する始
動の頻度が大でバッテリが短命となるという問題があ
り、近年、大容量コンデンサをバッテリに併用して、エ
ンジンを始動させる提案が、例えば特開平2−1753
50号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、大容量
コンデンサの蓄電した電荷をエンジンの始動に用いるも
のでは、現在の大容量コンデンサはバッテリに比してエ
ネルギー密度が小のため、該コンデンサのみの単独では
エンジン始動に際し、始動が行えないという場合も生ず
る。
【0004】また、大容量コンデンサとバッテリとを並
列接続させて始動に用いる場合では、このようなことは
防げるが、両者を常に接続していると大容量コンデンサ
の内部の漏洩電流によりバッテリが放電されてしまった
り、車両のオルタネータの発電の如何に拘らず大容量コ
ンデンサが放電する毎に、バッテリから大容量コンデン
サに電流が流れて、結果的にバッテリに負担が掛るとい
う問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は大容量コンデンサの単独始動
と、バッテリとの併用との切換えを適切に制御し、従来
の不具合を解消しようとするエンジン始動用電源を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、エンジンのスタータの電源として
大容量コンデンサの電荷やバッテリを用いるエンジン始
動用電源において、大容量コンデンサとスタータとの間
に接続した第1の通電手段と、バッテリとスタータとの
間に接続した第2の通電手段と、エンジン温度を検出す
る温度検出手段と、前記の大容量コンデンサの電荷を検
出する電圧検出手段と、これらの検出手段からの信号に
応じて第1の通電手段と第2の通電手段とを選択して制
御する通電選択手段とを有するエンジン始動用電源が提
供される。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0008】図1は本発明にかかるエンジン始動用電源
の一実施例を示す構成図であり、図2は本実施例におけ
る切換時の各領域を示す曲線図である。
【0009】これらの図面において、1はスタータであ
り、モータやリレー回路、通電時に凸出するピニオンな
どを有する周知のもので、図示していないキースイッチ
が投入されると通電によりモータが駆動され、クランク
軸の歯車に噛合ったピニオンを介してエンジンを回転さ
せてエンジンを始動させるものである。
【0010】2はバッテリで鉛蓄電池が用いられ、その
+端子は後述するコントローラにより制御されるリレー
スイッチ4の常開の接点回路を介してスタータ1に接続
されている。
【0011】3は電気二重層コンデンサからなる大容量
のコンデンサで、例えば100F程度の静電容量を有す
るものが用いられてスタータ1に接続されており、端子
には電圧センサ31が取付けられ、その電圧信号Eはコ
ントローラ5に送出するように結線されている。
【0012】コントローラ5はマイクロコンピュータか
らなるもので、中央制御装置、各種メモリー、入/出力
回路などを備えており、エンジンの冷却水温度を検出す
る水温センサ51からの温度信号Tおよび前述の電圧信
号Eが入力されると、図2に示すような領域の曲線図に
基づいて、リレースイッチ4に指令を発するように構成
されている。
【0013】図3は本実施例の作動の一例を示す処理フ
ロー図であり、同図を用いて本実施例の作動を説明す
る。
【0014】まず、ステップ1にて水温センサ51から
の温度信号Tを読込み、ステップ2では温度信号Tに基
づき図2の曲線図から電圧VD を設定する。
【0015】ついでステップ3では電圧センサ31から
の電圧信号Eを読込み、ステップ4にて電圧信号Eと電
圧VD とを比較して、VD <Eの場合はステップ5に進
みリレースイッチ4の接点を開に制御して、大容量コン
デンサ3の電荷のみにて始動させ、また、ステップ4に
て否の場合はステップ6に移行してリレースイッチ4の
接点を閉じる制御を行い、大容量コンデンサ3とバッテ
リ2とを共に使用してエンジン始動を行うように制御す
る。
【0016】図4は前述の図1に示す実施例を用いた具
体的な回路の一例で、前記の各種の部分に加えキースイ
ッチ、オルタネータやグロープラグなどを付記したもの
である。
【0017】図5は図4の左上部の一点鎖線に囲まれた
部分を変形した実施例による具体的な回路図、図6はそ
の実施例における切換時の領域の曲線図である。
【0018】そして、図6においては大容量コンデンサ
は所定電圧V*以上、冷却水温は所定温度T*以上の時
のみコンデンサ単独始動領域とし、この状態以外はコン
デンサとバッテリとの並列領域としたものである。この
ような場合では図5の変形部分に示したように、前記の
所定電圧V*と電圧センサ31からの電圧信号Eとの比
較器61、所定温度T*と水温センサ51からの温度信
号Tとの比較器62、これらの比較器61,62からの
出力を演算する論理積回路63、および半導体ドライバ
64を設け、前述のリレースイッチ4を操作させること
により適切な制御が行えることになる。
【0019】図7は図6における切換時の領域を変形し
た曲線図であり、冷却水温が所定の保証温度以上の場合
は大容量コンデンサの電圧のみを切換基準電圧としたも
のである。この場合は温度と電圧との2項を切換条件と
していたものを電圧のみとしたため、切換えの判断が容
易となるものである。
【0020】つぎに図8は本発明の他の実施例を示す構
成図であり、前記の図1の構成図を変形したもので、大
容量コンデンサ3とスタータ1との間に第2の通電手段
となるリレースイッチ6を介在させて常時は大容量コン
デンサ3とスタータ1とを切離し、コントローラ5から
の指令によりリレースイッチ6を閉じるように構成した
ものである。
【0021】これは前述の図1に示す実施例では、車両
の長時間の放置などで大容量コンデンサ3の端子電圧が
殆んど0になった場合にリレースイッチ4を投入すると
バッテリ2からの電力がスタータ1以外に大容量コンデ
ンサ3に流入してバッテリ2の負荷が増大することにな
り、バッテリの蓄電量が低下している場合には始動が行
えない虞がある。したがって図8のように構成し、前述
の図2に示す切換基準電圧VD に応じて第1の通電手段
となるリレースイッチ4を閉にしてバッテリ2の電力を
スタータ1に通ずるか、またはリレースイッチ6を閉に
して大容量コンデンサ3の電荷によりスタータ1を作動
させるものである。
【0022】図9はこのような図8に示す実施例の作動
の一例の処理フロー図で、ステップ4までは前述の実施
例と同一であるが、ここでVD <Eの場合はステップ5
で第1の通電手段のリレースイッチ4はオフにし、ステ
ップ6にてリレースイッチ6をオンにして大容量コンデ
ンサ3の電荷をスタータ1に供給する。
【0023】また、ステップ4にて否の場合はステップ
7にてリレースイッチ4をオン、ステップ8にてリレー
スイッチ6をオフにしてバッテリ2の電力が大容量コン
デンサ3に流入しないようにしてスタータ1を作動させ
るように制御する。
【0024】なお、図10は図8に示す実施例を用いた
具体的な回路の一例で、キースイッチ、オルタネータや
グロープラグなどを付記したものである。
【0025】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で他にも種々の変形が可
能であり、これらを本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0026】
【発明の効果】上述した実施例のように本発明によれ
ば、通常は大容量コンデンサとバッテリとをリレースイ
ッチにより切離しておき、エンジンの始動時に設定した
領域に基づいたリレースイッチの選択制御が行われるた
め、大容量コンデンサの漏洩電流によるバッテリの放電
や、不用意なバッテリの負担が解消されるという効果が
得られる。
【0027】また本発明によれば、大容量コンデンサと
バッテリとをそれぞれリレースイッチによりスタータと
切離したので、バッテリからの電力が大容量コンデンサ
の充電用に流れて容量不足のバッテリでは始動不能とな
る不都合が防止され、バッテリの劣化が進むという欠点
から免れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるエンジン始動用電源の一実施例
を示す構成図である。
【図2】本実施例における切換時の各領域を示す図表図
である。
【図3】本実施例の作動の一例を示す処理フロー図であ
る。
【図4】本実施例を用いた具体的な回路図である。
【図5】上述の実施例を変形した実施例を用いた具体的
な回路図である。
【図6】変形した実施例における各領域を示す図表図で
ある。
【図7】切換時の領域を変形した一例を示す曲線図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図9】その作動の一例を示す処理フロー図である。
【図10】その実施例を用いた具体的な回路図である。
【符号の説明】
1…スタータ 2…バッテリ 3…大容量コンデンサ 4,6…リレースイッチ 5…コントローラ 31…電圧センサ 51…水温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−18665(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのスタータの電源として大容量
    コンデンサの電荷やバッテリを用いるエンジン始動用電
    源において、前記の大容量コンデンサとスタータとの間
    に接続した第1の通電手段と、バッテリとスタータとの
    間に接続した第2の通電手段と、エンジン温度を検出す
    る温度検出手段と、前記の大容量コンデンサの電荷を検
    出する電圧検出手段と、これらの検出手段からの信号に
    応じて第1の通電手段と第2の通電手段とを選択して制
    御する通電選択手段とを有することを特徴とするエンジ
    ン始動用電源。
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