JP3178252U - 折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる大きさの物品を同一の緩衝部材及び同一の収納容器により対応できるようにし、その収納手段も、板体を単に折り曲げるだけの簡単な操作により行うことができるようにした緩衝部材を提供する。
【解決手段】折曲板体と該折曲板体上の可撓性フィルム3間とで物品W2を保持する緩衝部材において、物品を保持する折曲板体の中央片部10の左・右に所定間隔を有して複数の折り曲げ部を設けることにより複数の側片部及び折り曲げ片部を各々形成する。また、上記左・右の最外部に位置する折り曲げ片部に該可撓性フィルム3の両端部4a、4bを固定し、該中央片部、該側片部及び該折り曲げ片部上に該可撓性フィルムを跨るようにして浮かせて配設し、該左・右の複数の側片部の折り曲げにより該両端部の固定間寸法の変動を物品保持のための可撓性フィルムの引張力調整手段とする。
【選択図】図4

Description

本考案は、物品収納体となる収納容器に様々な大きさの衝撃に弱い物品を収納する際に使用する緩衝用物品保持手段となる折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材に関する。
壊れ易い物品や精密機器類等の衝撃に弱い物品を収納容器により運搬或いは保管する際 、外部からの衝撃が当該物品に直接伝わらないようにするために各種の衝撃緩衝手段が考えられているが、その内の最も有効な手段として可撓性フィルムを利用するものがある。
上記可撓性フィルムを利用する手段は、図5(a)に示すように、段ボール紙や他の材料からなる保持体としての枠体Aと該枠体A間に保持された上下の該可撓性フィルムBとで形成された緩衝部材間に物品Cを挟持し、或いは図5(b)に示すように、可撓性フィルムDを弾力性のある保持体としての板体E上にその端部Fのみを固定し、該可撓性フィルムDと板体E間に物品Cを該板体E側に押し付け支持することにより、外部からの衝撃を該可撓性フィルムD或いは弾力性を有する保持体としての板体Eにより吸収し、大きな衝撃が該物品Cに直接伝わることを防止している技術がある。
上記可撓性フィルムB、Dは、収納容器の一部或いは別体の仕切部材等の段ボール紙や他の材料からなる枠体A、Fや保持体となる板体Eに接着剤等によりその端部が固定されることになるが、該可撓性フィルムB、Dには物品Cを保持するために大きな引張力がかかり、保持するための対象物となる物品Cの大きさ、特に高さ方向等において限度があり、予め収納する物品Cに合わせてそのつど該可撓性フィルムの引張力の限界を設定しておく必要があった。
また、図5(c)に示すように、板体Eの左・右に折り曲げ片Gを突出させて設け、該折り曲げ片Gを物品C側に折り曲げることにより他の物品収納体となる収納容器Hへの収納案内手段及び取り出しのための取り出し手段とするタイプの緩衝部材があるが、これも上記同様、可撓性フィルムの引張力の限界内で大きさの限られた物品Cが収納できるものであった。
特開2007−290741号公報 特開平11−208726号公報
上記事情により、異なる大きさの物品Cを収納する場合、その物品Cの大きさに合った引張力が得られる様々な大きさの可撓性フィルムB、D、Hを予め用意し、それらにより対応せざるを得ないため、物品Cの大きさに合わせて多くの種類の緩衝部材を準備しなくてはならなかった。また、緩衝部材の大きさが様々なものとなるため、それを収める収納容器Hも様々な大きさのものを準備しなくてはならなかった。
本考案は、上記欠点を解決したもので、異なる大きさの物品を同一の緩衝部材及び同一の収納容器により対応できるようにし、その収納手段も従来と同様、板体を単に折り曲げるだけの簡単な操作により行うことができるようにした緩衝部材を提供するものである。
本考案は、折曲板体と該折曲板体上の可撓性フィルム間とで物品を保持する緩衝部材において、物品を保持する折曲板体の中央片部の左・右に所定間隔を有して複数の折り曲げ部を設けることにより複数の側片部及び折り曲げ片部を各々形成し、上記左・右の最外部に位置する折り曲げ片部に該可撓性フィルムの両端部を固定し、該中央片部、該側片部及び該折り曲げ片部上に該可撓性フィルムを跨るようにして浮かせて配設し、該左・右の複数の側片部の折り曲げにより該両端部の固定間寸法の変動を物品保持のための可撓性フィルムの引張力調整手段としてなる折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
また、上記折曲板体は、段ボール紙等の弾力性のある材料とした折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
更に、上記中央片部の上・下に各々横折り曲げ部を設け、該中央片部に連続して上・下側側片部を形成した折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
また、上記左・右の側片部は、中央片部より左・右の折り曲げ部、左・右側第1側片部、左・右側谷折り曲げ部、左・右側第2側片部とで形成し、その最外部の左・右側山折り曲げ部に連続して左・右の第1、第2折り曲げ片部を形成してなる折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材を特徴とする。
本考案は、同一の大きさの折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材により、高さや幅の異なる様々な大きさの物品に対し強固な引張力を与えて緩衝保持する緩衝部材を得ることが可能となった。
また、上記引張力は、様々な大きさの物品を支持する同一の大きさの折曲板体と可撓性フィルムとによって可能とすることができるので、該緩衝部材を別体の同一の大きさの収納容器に収めることが可能となった。これにより大きさの異なる様々な物品に対してそれらに対応したそれぞれの緩衝部材や収納容器を用意することなく、同一の大きさで対応のできる汎用性の高い収納手段を得ることが可能となった。
更に、物品を取り出すのが簡単で、且つ使用後において側片部や折り曲げ片部等を元に戻すことにより平板状となり、当初と同じ状態として再使用することができ、また、使用前・後においては平板状なので、ストックする上でかさばらず、使用時における運搬や収納作業も場所をとらずに合理的に行うことが可能となった。
本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材の板体の展開平面図。 (a)本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材の可撓性フィルムの貼着位置を示す展開平面図、(b)同側面図。 (a)本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材へ物品を収納した状態を示す平面図、(b)本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材の左右側片部、左右折り曲げ片部等を中央片部の裏面側へ折り曲げた状態を示す平面図、(c)本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材に物品を固定して収納容器に収めた状態を示す側断面図。 (a)本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材の使用状態の実施例で、各々の左右側片部を重ねた状態を示す平面図、(b)同断面図、(c)左右折り曲げ片部を左右側片部側へ折り曲げて可撓性フィルムに引張力を付与した状態を示す断面図、(d)本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材に物品を固定して収納容器に収めた状態を示す実施例の側断面図。 (a)折曲と可撓性フィルムとを組み合わせた従来の緩衝部材の側断面図、(b)同従来の他の実施例の緩衝部材の側断面図、(c)同従来の他の実施例の緩衝部材を収納容器に収めた状態を示す側断面図。
以下、図面を参考に本考案の実施例を説明する。
図1は、本考案の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材1を構成する保持体としての板体2の平面図を示している。該板体2は、段ボール紙や他の材料からなり、収納の対象となる物品W1に揺れが生じても破損しないような弾力が得られるものを採用する。
該板体2の表面上には、図2に示すように、可撓性フィルム3が該板体2の中央部に敷設され、その両端部4a、4bのみが該板体2に固定され、その間を非固定部分としている。該板体2と可撓性フィルム3とにより緩衝部材1を構成し、該板体2と可撓性フィルム3との間に適宜大きさの物品W1を収納することになる。
該緩衝部材1は、該板体2と可撓性フィルム3との間に物品W1を収納し、該板体2の左右に設けられた折れ曲がり部を裏面側へ折曲することにより該可撓性フィルム3に引張力を付与し、その折り曲げた状態で、図3(c)に示すように、別体の収納容器5に収納することになる。
本実施例1に示す板体2は、平板上の物品W1を保持する箇所の上下の横方向及び左右の縦方向に折り曲げ部を設けている。図1に示すように、物品W1を保持する箇所の板体2の上方部に上横折り曲げ部6、下方部に下横折り曲げ部7を各々設け、他方、左右の縦方向には該板体2を裏面側に折り曲げたときに山が形成されるように左側折り曲げ部8及び右側折り曲げ部9を各々設け、上記上下の横折り曲げ部6、7間及び上記左右側折り曲げ部8、9間の板体2の表面側を物品W1の載置スペースとなる中央片部10としている。
該左側折り曲げ部8の外方には該板体2の表面側に谷が形成されるように左側谷折り曲げ部8a及び該板体2の表面側に山が形成されるように左側山折り曲げ部8bが各々形成され、該左側折り曲げ部8を表面側に山が形成されるように裏面側方向に折り曲げ、及び左側山折り曲げ部8bも同様に裏面側方向に折り曲げ、両者とも表面側に山が形成されるように折り曲げることができ、その両者間にある左側谷折り曲げ部8aは表面側に谷が形成されるように折り曲げ可能に形成されている。
また、該右側折り曲げ部9も上記同様、その外方に右側谷折り曲げ部9a及び右側山折り曲げ部9bが各々形成され、該右側折り曲げ部9及び右側山折り曲げ部9bを表面側に山が形成されるように折り曲げ、右側谷折り曲げ部9aを表面側が谷となるように折り曲げ可能に形成されている。
上記上横折り曲げ部6側となる物品W1の収納スペースの中央片部10に接して上側側片部11、下横折り曲げ部7側となる中央片部10に接して下側側片部12が各々形成されている。
また、左側折り曲げ部8側となる中央片部10に接して可撓性フィルムの引張力調整用の左側第1側片部13が形成され、該左側谷折り曲げ部8aを折り曲げ部として該左側第1側片部13に接して左側第2側片部14が各々形成されている。
更に、右側折り曲げ部9側となる中央片部10に接して可撓性フィルム3の引張力調整用の右側第1側片部15が形成され、該右側谷折り曲げ部9aを折り曲げ部として該右側第1側片部15に接して右側第2側片部16が各々形成されている。
また、左側山折り曲げ部8bに接してその外方には第1折り曲げ片部17、右側山折り曲げ部9bに接してその外方には第2折り曲げ片部18が各々形成されている。
上側側片部11の左右の縦方向の左側には該左側折り曲げ部8を延長して左上側折り曲げ部8′が形成され、右側には該右側折り曲げ部9を延長して右上側折り曲げ部9′が各々形成されている。
該左上側折り曲げ部8´の外方には該左側谷折り曲げ部8aを延長して左上側谷折り曲げ部8′aが形成され、更に、該左側山折り曲げ部8bを延長して左上側山折り曲げ部8′bが各々形成されている。
また、該右上側折り曲げ部9′の外方には該右側谷折り曲げ部9aを延長して右上側谷折り曲げ部9′aが形成され、更に、該右側山折り曲げ部9bを延長して右上側山折り曲げ部9′bが各々形成されている。
更に、下側側片部12の左右の縦方向の左側には該左側折り曲げ部8を延長して左下側折り曲げ部8″が形成され、右側には該右側折り曲げ部9を延長して右下側折り曲げ部9″が各々形成されている。
該左下側折り曲げ部8″の外方には該左側谷折り曲げ部8aを延長して左下側谷折り曲げ部8″aが形成され、更に、該左側山折り曲げ部8bを延長して左下側山折り曲げ部8″bが各々形成されている。
また、該右下側折り曲げ部9″の外方には該右側谷折り曲げ部9aを延長して右下側谷折り曲げ部9″aが形成され、更に、所定間隔を有して該右側山折り曲げ部9bを延長して右下側山折り曲げ部9″bが各々形成されている。
該左上側折り曲げ部8´側には上側側片部11に接して左上側第1側片部19が形成され、該左上側谷折り曲げ部8′aにより該左上側第1側片部19に接して左上側第2側片部20が各々形成されている。
更に、該右上側折り曲げ部9´側には上側側片部11に接して右上側第1側片部21が形成され、該右上側谷折り曲げ部9′aにより該右上側第1側片部21に接して右上側第2側片部22が各々形成されている。
また、該左上側山折り曲げ部8′bに接してその外方には第3折り曲げ片部23が形成され、該右上側山折り曲げ部9′bに接してその外方には第4折り曲げ片部24が各々形成されている。
他方、該左下側折り曲げ部8″側には該下側側片部12に接して左下側第1側片部25が形成され、該左下側谷折り曲げ部8″aにより該左下側第1側片部25に接して左下側第2側片部26が各々形成されている。
更に、該右下側折り曲げ部9″側には該下側側片部12に接して右下側第1側片部27が形成され、該右下側谷折り曲げ部9″aにより該右下側第1側片部27に接して右下側第2側片部28が各々形成されている。
また、該左下側山折り曲げ部8″bに接してその外方には第5折り曲げ片部29が形成され、該右下側山折り曲げ部9″bに接してその外方には第6折り曲げ片部30が各々形成されている。
また、該上・下の横折り曲げ部6、7と該左・右側折り曲げ部8、9及び該左・右側山折り曲げ部との直交する交点箇所には板体2を折り曲げ易くするために打ち抜き穴31を設けている。
図2(a)、(b)に示すように、該中央片部10、左側第1側片部13、左側第2側片部14、第1折り曲げ片部17、右側第1側片部15、右側第2側片部16及び第2折り曲げ片部18上には可撓性フィルム3が上記各片部を被覆するように配設し、その両端部4a、4bを各々第1折り曲げ片部17及び第2折り曲げ片部18に固定している。
物品の異なる大きさや高さに対応できるように該可撓性フィルム3は各片部上に両端部4a、4b以外は固定されることなく、且つ緩んだ状態での非固定状態で配設されることになる。
図3(a)、(b)は、上記した折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材1により比較的小さな物品を保持する場合の実施例を示している。図3(a)は、緩衝部材1に物品W1を収納した状態を示している。中央片部10、左側第1側片部13、左側第2側片部14、右側第1側片部15、右側第2側片部16、第1折り曲げ片部17及び第2折り曲げ片部18上に可撓性フィルム3の両端部4a、4bが第1折り曲げ片部17及び第2折り曲げ片部18に固定され、該両端部4a、4bから中央片部10の中心位置までの寸法H1間で緩んだ状態で可撓性フィルム3が配設されているので、物品W1を中央片部10上と該可撓性フィルム3間に容易に挿入することができる。
物品W1の挿入後、図3(b)に示すように、左右側折り曲げ部8、9を板体2の裏面側に向けて折り曲げて重ねることにより可撓性フィルム3に引張力が付与され、該物品W1を中央片部10側へ強く押さえ込むことが可能となる。
この状態で、上横折り曲げ部6及び下横折り曲げ部7を板体2の表面側方向へ各々略90度折り曲げることにより別体の収納容器5への入出が容易となるようにすることができる。図3(c)に示すように、別体の収納容器5に、折り曲げて重ねた左側第1側片部13、左側第2側片部14及び第1折り曲げ片部17並びに右側第1側片部15、右側第2側片部16及び第2折り曲げ片部18の各々が該収納容器5の内底へ位置するように板体2の表面側へ折り曲げた上・下側側片部11、12、第3、第4、第5、第6折り曲げ片部23、24、29、30により誘導して緩衝部材1を入れ込むことにより該緩衝部材1が該収納容器5内でがたつくことなく収納することが可能となる。
なお、収納容器5からの緩衝部材1の取り出しを容易とするために上側側片部11及び下側側片部12の各々に貫通孔32を設けている。該貫通孔32に指を引っ掛けて持ち上げることにより物品W1が収められた緩衝部材1を収納容器5から取り出すことができる。
図4(a)、(b)、(c)は、同一の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材1に高さの高い及び/又は幅のある大きな物品W2を保持するときの対応を示すものである。左右側谷折り曲げ部8a、9aを谷折りし、左側第1側片部13と左側第2側片部14の表面側相互が重なるようにし、同様に、右側第1側片部15と右側第2側片部16とが重なるように折り曲げる。
更に、左上側第1側片部19及び左上側第2側片部20、右上側第1側片部21及び右上側第2側片部22の表面側相互、左下側第1側片部25及び左下側第2側片部26、右下側第1側片部27及び右下側第2側片部28が各々接する或いは近接するように折り曲げることにより図4(a)に示す状態とすることができる。
上記状態では、図4(a)に示すように、板体2の左・左上・左下側第1側片部13、19、25と左・左上・左下側第2側片部14、20、26の表面側相互及び右・右上・右下側第1側片部15、21、27と右・右上・右下側第2側片部16、22、28とが重なるため、該可撓性フィルム3が固定されている両端部4a、4bより該板体2の中心位置までの寸法H2は図2(a)に示す寸法H1より、上記重なり分だけ短くなり、可撓性フィルム3には大きな緩みが生じることになる。従って、図4(b)に示すように、高さのある大きな物品W2を中央片部10と可撓性フィルム3との間に入れ込むことが可能となる。
物品W2を収納した後、左・左上・左下側折り曲げ部8、8′、8″及び右・右上・右下側折り曲げ部9、9′、9″を板体2の裏面側へ各々折り曲げ、第1、3、5折り曲げ片部17、23、29及び第2、4、6折り曲げ片部18、24、30を、図4(c)に示すように、中央片部10の裏面側へ重なるように折り曲げる。
上記折り曲げにより、図4(b)に示すように、可撓性フィルム3は、その中心部の位置から左・右の両端部4a、4bの位置までの寸法H3が、図4(c)に示すように引き伸ばされて寸法H4へと変化し、それにより該可撓性フィルム3に大きな引張力が付与されることになる。これにより物品W2は該中央片部10と可撓性フィルム3とにより強固に保持されることになる。
上記状態で上・下横折り曲げ部6、7の各々を該中央片部10の表面側方向へ略90度折り曲げることにより左側第1、2側片部13、14及び右側第1、2側片部15、16を該第1折り曲げ片部17及び第2折り曲げ片部18とにより下方側より該中央片部10側へ強く押し付け保持することが可能となる。
その後、図4(d)に示すように、別体の収納容器5に、折り曲げた上下側側片部11、12、左上側第1、2側片部19、20、右上側第1、2側片部21、22、第3、4折り曲げ片部23、24、左下側第1、2折り曲げ部25、26、右下側第1、2折り曲げ部27、28及び第5、6折り曲げ片部29、30の各々を該収納容器5の内壁に沿うようにして誘導して緩衝部材1を入れ込むことにより該緩衝部材1が該収納容器5内でがたつくことなく収納することが可能となる。該緩衝部材1の取り出しは、上記実施例1と同様、貫通孔32により容易に行うことができる。
上記実施例1、2で明らかなように、大きさの異なる物品W1、W2であっても、同一の大きさの緩衝部材1により収納保持対応することが可能となり、且つ該物品W1、W2が保持される中央片部10の大きさを同一とすることができるので、該緩衝部材1を収納する別体の収納容器5を同一の大きさとすることが可能となり、同一部材により異なった大きさの様々な物品を強固に収納保持対応することが可能となった。
上記実施例1、2では、左右の側片部を各々2片とした実施例を記載したが、必要に応じてそれより多くの片或いは蛇腹状に形成してもよい。
1 緩衝部材
2 板体
3 可撓性フィルム
4a、4b 両端部
5 収納容器
6 上横折り曲げ部
7 下横折り曲げ部
8 左側折り曲げ部
8a 左側谷折り曲げ部
8b 左側山折り曲げ部
8′ 左上側折り曲げ部
8′a 左上側谷折り曲げ部
8′b 左上側山折り曲げ部
8″ 左下側折り曲げ部
8″a 左下側谷折り曲げ部
8″b 左下側山折り曲げ部
9 右側折り曲げ部
9a 右側谷折り曲げ部
9b 右側山折り曲げ部
9′ 右上側折り曲げ部
9′a 右上側谷折り曲げ部
9′b 右上側山折り曲げ部
9″ 右下側折り曲げ部
9″a 右下側谷折り曲げ部
9″b 右下側山折り曲げ部
10 中央片部
11 上側側片部
12 下側側片部
13 左側第1側片部
14 左側第2側片部
15 右側第1側片部
16 右側第2側片部
17 第1折り曲げ片部
18 第2折り曲げ片部
19 左上側第1側片部
20 左上側第2側片部
21 右上側第1側片部
22 右上側第2側片部
23 第3折り曲げ片部
24 第4折り曲げ片部
25 左下側第1側片部
26 左下側第2側片部
27 右下側第1側片部
28 右下側第2側片部
29 第5折り曲げ片部
30 第6折り曲げ片部
31 打ち抜き穴
32 貫通孔

Claims (4)

  1. 折曲板体と該折曲板体上の可撓性フィルム間とで物品を保持する緩衝部材において、物品を保持する折曲板体の中央片部の左・右に所定間隔を有して複数の折り曲げ部を設けることにより複数の側片部及び折り曲げ片部を各々形成し、上記左・右の最外部に位置する折り曲げ片部に該可撓性フィルムの両端部を固定し、該中央片部、該側片部及び該折り曲げ片部上に該可撓性フィルムを跨るようにして浮かせて配設し、該左・右の複数の側片部の折り曲げにより該両端部の固定間寸法の変動を物品保持のための可撓性フィルムの引張力調整手段としてなることを特徴とする折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
  2. 折曲板体は、段ボール紙等の弾力性のある材料としたことを特徴とする請求項1記載の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
  3. 中央片部の上・下に各々横折り曲げ部を設け、該中央片部に連続して上・下側側片部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
  4. 左・右の側片部は、中央片部より左・右の折り曲げ部、左・右側第1側片部、左・右側谷折り曲げ部、左・右側第2側片部とで形成し、その最外部の左・右側山折り曲げ部に連続して左・右の第1、第2折り曲げ片部を形成してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の折曲板体と可撓性フィルムとを組み合わせた緩衝部材。
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JP2015509471A (ja) * 2012-03-09 2015-03-30 シールド・エアー・コーポレイション(ユーエス) 包装アセンブリ
JP2020001735A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 ジャパン・プラス株式会社 物品保持部材及び物品収納箱
EP3892556A1 (de) * 2020-04-06 2021-10-13 Emba-Protec GmbH & Co. KG Verpackungselement und verpackungsanordnung damit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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