JP6333449B1 - 内設ボード及び包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、外箱内にしっかりと固定され易い内設ボードを提供する。【解決手段】物品Xを載置させる設置ボード2と、設置ボード2の上面18に物品Xを固定する押えフィルム3とを備え、設置ボード2は、設置ボード2の端部15を上方に折り曲げる第1の折り曲げ線16を有し、第1の折り曲げ線16は、その延在方向の中間部が設置ボード2の外側に張り出すように角度を有し、第1の折り曲げ線16で設置ボード2を折り曲げ、端部15を立ち上げた状態で外箱内に配される。【選択図】図4

Description

本発明は、内設ボード及び包装箱に関する。
物品を運送する際に物品を包装箱内で移動させて損壊等することを防止するための内設用の部材として、ベースボードに押えシートを貼着した内設ボードが開示されている(例えば、下記特許文献1及び2)。
特許文献1に記載の物品運送用梱包具は、ベースボードと、抑えシートとを有している。ベースボードは、物品搭載面と、立下り部と、立上り部と、支え部とに区画されている。物品搭載面は、梱包物品を搭載する面であり、立下り部は、その両側縁を一定の幅で下向きに折り返す部分であり、立上り部は、両端縁を一定の幅で上向きに折り返す部分である。抑えシートは、ベースボード上の物品の表面を覆い、立下り部の折り曲げにより、緊張して物品を定位置に保持させるようになっている。
特許文献2に記載の梱包具は、筒状のフィルムが板に巻かれた構造を有している。板は、その幅方向中央部において主折曲げ線によって区画され、配置面と、配置面に隣接する隣接面とを有している。また、主折り曲げ線の両端においてはこの主折り曲げ線に直交する方向に副折り曲げ線が設けられており、副折り曲げ線で谷折りにして外側の端部を立ち下られるようになっている。
特開2011−111205号公報 特許第6042581号公報
包装箱の外箱の寸法と内設ボードの寸法とは、若干異なることがある。しかし、上記いずれの内設用のボード部材についても、端部を上方に折り返して立ち上げる折り曲げ線(副折り曲げ線)が直線状に形成されているため、内設ボードの寸法の方が僅かに小さい場合、外箱内で内設ボードが動きやすくなってしまうという懸念があった。
そこで、本発明は、外箱内にしっかりと固定され易い内設ボードを提供する。
本発明の内設ボードは、物品を載置させて外箱の底面に配置させる設置ボードと、この設置ボードの上面に前記物品を固定する押えフィルムとを備え、前記設置ボードは、設置ボードの端部を上方に折り曲げる第1の折り曲げ線を有し、前記第1の折り曲げ線は、その延在方向の中間部が設置ボードの外側に張り出すように1度以上3度以下の角度を有し、前記設置ボードの前記物品を載置する面を前記底面に略平行にした状態で且つ前記第1の折り曲げ線で前記設置ボードを折り曲げ、前記端部を立ち上げた状態で外箱内に配される。
本発明の第1の折り曲げ線は、その延在方向の中間部が設置ボードの外側に張り出すように角度を有しているため、外箱に内設ボードを設置した際に第1の折り曲げ線において上方に折り曲げられる端部を外箱の内壁面に押し付けてしっかりと固定することができる。また、この構成によれば、第1の折り曲げ線において上面側に折り曲げられる端部の弾性復帰力を良好にすることができる。
本発明の内設ボードの前記設置ボードと押えフィルムとが部分的に貼着している区画部が設けられ、物品の収納部が2以上に分割されていてもよい。
この構成によれば、物品を収納部を分けて収納することが可能となる。
本発明の内設ボードの前記区画部を取り囲む切り抜き線が形成され、前記区画部を前記設置ボードから切り抜き、分割された収納部同士が連結可能になっていてもよい。
この構成によれば、分割された収納部を物品の大きさに応じて拡大することができる。
本発明の内設ボードの前記設置ボードを上面から視て山折りにする第2の折り曲げ線と、この第2の折り曲げ線に平行でかつ前記第2の折り曲げ線を挟んで隣り合う複数の第3の折り曲げ線が形成され、前記複数の第3の折り曲げ線と前記第1の折り曲げ線との交点と、前記第2の折り曲げ線上の点とをそれぞれ結んだ線上で折り曲げて傾斜壁部を形成し、又は、前記複数の第3の折り曲げ線と前記第1の折り曲げ線との交点と、前記第2の折り曲げ線上の点とをそれぞれ結んだ線上で切り欠いて開口孔を形成し、前記第2の折り曲げ線及び前記第3の折り曲げ線をそれぞれ折り曲げて突条部を形成し、前記物品の収納部を分割可能にしてもよい。
この構成によれば、物品の収納部を分割することができるとともに、突条部により設置ボードと押えフィルムとの間に高さを形成することができる。
本発明の包装箱は、上記いずれか一に記載の内設ボードと、この内設ボードを内部に配置可能な外箱とを備えている。
本包装箱によれば、上記いずれかの作用又は機能を奏する。
本発明の内設ボード及び包装箱は、内設ボードが外箱内にしっかりと固定されやすくひいては物品が外箱内で動き難くすることができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る内設ボードを示した展開図である。 本発明の第1の実施形態に係る包装箱を示した上面図である。 本発明の第1の実施形態に係る内設ボードに物品を収納する方法を示した斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る内設ボードに物品を収納する方法を示した斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る包装箱に物品を収納した状態を示した上面斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る内設ボードを示した展開図である。 本発明の第2の実施形態に係る内設ボードに物品を収納する方法を示した斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る内設ボードに物品を収納する方法を示した斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る内設ボードに物品を収納する方法を示した斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る内設ボードに物品を収納する他の方法を示した斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る内設ボードの変形例を示した展開図である。 本発明の第2の実施形態に係る内設ボードの変形例を示した展開図である。 本発明の第3の実施形態に係る内設ボードを示した展開図である。 本発明の第3の実施形態に係る包装箱に物品を収納した状態を示した上面斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の内設ボード及び包装箱の各実施形態について説明する。なお、以下の説明で用いる図の各部分の寸法は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態の内設ボード1Aは、設置ボード2と、押えフィルム3とを備えている。
また、本発明の第1の実施形態の包装箱は、図2に示すように、外箱5と、外箱5の内部に設置される本実施形態の内設ボード1Aとを備えている。
外箱5は、矩形の底面部6と底面部6の四辺から立ち上がる側面部7とを少なくとも有している。本実施形態では、側面部7の上端開口部10を開閉自在にする蓋部8を有しているが、側面部7の上端開口部10を閉塞する手段としては蓋部8に限定されるものではなく、筒状に形成されたスリーブ等が用いられてもかまわない。また、蓋部8を連接している側面部7の両側に隣接する側面部7の上端縁には短フラップ9が連接されているとよい。
また、外箱5は、折り畳んで平坦にした状態で保管するための折り曲げ線(不図示)が形成されているとよい。
図1に示すように、内設ボード1Aは、矩形に形成された設置ボード2と、可撓性を有する押えフィルム3とを備えている。
設置ボード2は、梱包対象となる物品(以下単に「物品」という)を載置させる板状部材であり、特に限定されないが、折り曲げ可能な程度に剛性がある紙製又は合成樹脂製等の素材により形成されている。
設置ボード2の長手方向の両端部15には、短辺2aに略沿う第1の折り曲げ線16が設けられている。詳細には、第1の折り曲げ線16は、短辺2aからの距離が図2に示す外箱5の側面部7の高さ寸法と略同一になる位置に設けられている。
設置ボード2は、第1の折り曲げ線16において谷折りにすることにより第1の折り曲げ線16よりも外側の端部15を、物品Xを載置する方の面(以下「上面」という)18側に折り曲げて起立できるようになっている。
第1の折り曲げ線16は、その延在方向の中間部において設置ボード2の外側、すなわち短辺2a側に張り出すように「<」又は「>」の形状に僅かに屈曲している。短辺2aに平行な仮想線L1に対する第1の折り曲げ線16の屈曲角度θ1は、1度以上3度以下、好ましくは1.5度以上2.5度以下、最も好ましくは2度である。言い換えると、第1の折り曲げ線16の成す角θ2は、174℃以上178℃以下、好ましくは、175度以上177℃以下、最も好ましくは176度である。
押えフィルム3は、可撓性及び伸縮性のある合成樹脂製のフィルムであり、必須ではないが透明または半透明に形成されている。
押えフィルム3は、設置ボード2の長手方向には設置ボード2の第1の折り曲げ線16よりも中央寄りの位置に亘って配され、短手方向には、長辺2bの近傍の端部をわずかに残して略全体を覆うように配されている。
押えフィルム3の設置ボード2に対する張りは、設置ボード2を展開した状態で押えフィルム3が略弛みない程度又は皺が殆ど出ない程度のごく僅かな弛みを残して開口しやすい程度となっている。
設置ボード2の短手方向に沿って配されている押えフィルム3の端部3aは、設置ボード2に貼着されずに解放端となっている。一方、設置ボード2の長手方向に沿って配されている押えフィルム3の端部3bには、貼着部Sが設けられ、貼着部Sにおいて接着テープ又は接着剤により設置ボード2に貼着され、閉じられている。このようにして、内設ボード1Aには、押えフィルム3と設置ボード2との間に長手方向の両端に開口部3eを設けた物品の収納部20が形成されている。
次に、内設ボード1Aに物品Xを梱包する方法、その作用及び機能、及び物品Xを梱包した内設ボード1Aを外箱5内に配置した際の作用及び機能について説明する。
内設ボード1Aに物品を梱包するには、設置ボード2を若干撓ませて、押えフィルム3を弛ませた状態にして、図3に示すように、設置ボード2と押えフィルム3との間の開口部3eから収納部20に物品Xを挿入する。なお、図では開口部3eは閉じたように示されているが、物品Xの大きさ又は押えフィルム3の材質によっては、若干開口する。
端部15は、図4に示すように、第1の折り曲げ線16において上面18側から視て谷折りにして起立させる。
この際、第1の折り曲げ線16は「<」及び「>」形状に形成されているため、端部15を手で支えることなく立ち上がらせておくことが難しい。すなわち、第1の折り曲げ線16は、端部15を押えていないと端部15を平坦に寝かせてしまう形状となっているため、端部15をしっかりと保持した状態で、図5に示すように外箱5内に収納する。
このようにして内設ボード1Aを外箱5に収納すると、起立した端部15は、平坦に戻ろうとする(即ち弾性復帰しようとする)ため外箱5の側面部7を押しながら配置され、外箱5の内側にしっかりと固定される。
また、端部15の高さ寸法、すなわち第1の折り曲げ線16から短辺2aまでの寸法は、外箱5の側面部7の高さと略同じで形成されているため、内設ボード1Aを外箱5内に配置した際に、蓋部8又は側面部7上端の短フラップ9で外箱5の上端開口部10を閉じた際に、端部15の上端が短フラップ9等に当たる。したがって内設ボード1Aが上下方向に動くことを防止することができる。
このように、本発明の内設ボード1A及び包装箱4によれば、物品Xを安定的に収納した内設ボード1Aを外箱5内で移動又は搖動することを防止しつつ収納することができる。特に内設ボード1Aの端部15,15間の寸法が外箱5の寸法よりもやや小さい場合であっても、端部15を側面部7に押し付けながら配置させることができるため、外箱5に収納した内設ボード1Aの移動を効果的に防止し、物品Xを安定的に収納することができる。
なお、本実施形態において、第1の折り曲げ線16で折り曲げて上面18側に起立させる端部15は、短辺2aに沿って形成したが、第1の折り曲げ線16は長辺2bに沿って形成されてもよい。また、押えフィルム3は、短辺2a近傍の端部において貼着部Sが形成され、長辺2b側に開口することになる。また、外箱5の形状も内設ボード1Aの形状に合わせて形成される。
なお、図1に示すように、設置ボード2の短手方向の中間部、好ましくは略中央には、設置ボード2を上面18から視て谷折りに折り曲げ可能とする第2の折り曲げ線17が設けられていてもよい。
設置ボード2にこのような第2の折り曲げ線17を設けた場合には、第2の折り曲げ線17において設置ボード2を谷折りにして押えフィルム3を十分に弛ませることができるため、収納部20に物品を挿入し易くなる。
また、第1の折り曲げ線16において折り曲げられて立ち上がる端部15の上縁の両端部は、図1に示すように、端部15の高さを徐々に小さくする傾斜辺15a,15aとなっていてもよい。このような傾斜辺15a,15aを設けた場合には、内設ボード1Aの外箱5への収まり具合により端部15が浮き気味になったときにも、端部15の上縁の角部が蓋部8又は短フラップ9を押し上げて蓋部8が閉まり難くすることを防止することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図を用いて説明する。
図6に示すように、第2の実施形態の内設ボード1Bは、第1の実施形態の内設ボード1Aの一部の構成において異なっている。すなわち、内設ボード1Bには、長辺2bに沿う端部29、すなわち短手方向の一方の端部29を折り畳むことを可能とする第4の折り曲げ線25が設けられている点で第1の実施形態の内設ボード1Aと相違している。そこで、第2の実施形態の内設ボード1B又は包装箱4については、第1の実施形態の内設ボード1A又は包装箱4と同一の構成について同一の符号を付してその説明を省略し、相違する点を中心に説明する。
第4の折り曲げ線25は、設置ボード2の短手方向の一方の端部29を設置ボード2の上面18側又は下面19側に折り曲げるための線であり、短辺2a間に亘って設けられている。押えフィルム3は、設置ボード2の長手方向には第1の実施形態と同様に、短手方向には、一端が長辺2bの近傍まで他端が第4の折り曲げ線25を覆って長辺2bの近傍まで覆っている。押えフィルム3は、長辺2bの近傍の貼着部Sにおいて長手方向に沿って接着剤等により設置ボード2に貼着されている。
内設ボード1Bに物品Xを収納するには、端部29を立ち上げることにより押えフィルム3を弛ませ、図7に示すように、物品Xを設置ボード2と押えフィルム3との間の収納部20に挿入する。端部29は、図8に示すように第4の折り曲げ線25において折り曲げ、設置ボード2の下面19側に折り畳む。そうすると、押えフィルム3の貼着部S,S間(一方は下面19側に位置している)の方向に押えフィルム3が引っ張られ、物品Xが設置ボード2に強く押さえ付けられる。
この状態で、図9に示すように更に第1の折り曲げ線16に沿う端部15を立ち上げると、端部29の長手方向の両端29T(すなわち端部15と交わる部分)が端部15の下面19に回り込んだ状態で端部15と共に立ち上がる。したがって、端部29の全体が浮くことなく下面19にぴったりと押し付けられる状態になるため、押えフィルム3の張りが一層強くなり、物品Xの押えがより確実となる。
この内設ボード1Bを、外箱5の短辺2aと長辺2bの向きに合わせて、図5に示すのと同様に外箱5内に収納する。
第2の実施形態の内設ボード1B及び包装箱4によれば、押えフィルム3により強いテンションを掛けることができるため、物品Xを設置ボード2上によりしっかりと押えて収納しておくことができるという効果を奏する。
また、内設ボード1Bは、図9に示すように、押えフィルム3と設置ボード2との貼着部Sの一方が設置ボード2の下面19側に回り込み、押えフィルム3が第4の折り曲げ線25において一旦留められるため、押えフィルム3に強いテンションが掛かっても、押えフィルム3の貼着部Sが設置ボード2から剥離するということを防止することができる。
また、本実施形態においても、第1の実施形態の内設ボード1Aで説明したのと同様に、第1の折り曲げ線16に略直交する方向に延びる第2の折り曲げ線17が短手方向の略中央に設けられていてもよい。
なお、物品Xの厚さ又は高さ寸法が大きいために、第4の折り曲げ線25に沿う端部29を設置ボード2の下面19側に折り畳めない場合には、図10に示すように、第4の折り曲げ線25に沿う端部29を上面18側に起立させてもよい。
この場合、図10,図11に示すように、端部29の両端において余る折り畳み片部26を第1の折り曲げ線16に沿う端部に重ねることができるようにする折り畳み罫線27(図11参照)が形成されていてもよい。
また更に、折り畳んで形成された折り畳み片部26を挿入させて係止させる切込み28が端部29に隣接する第1の折り曲げ線16において立ち上がった端部15に形成されているとよい。
端部29をこのように上面18側に起立させることによって、内設ボード1Bは、嵩の大きい物品Xを安定的に梱包することもできるという効果を奏する。
なお、第2の実施形態の内設ボード1Bは、第4の折り曲げ線25を一方の長辺2b側のみに設けたが、第4の折り曲げ線25は、一対の長辺2bの双方に沿って、短手方向の両端側に設けられていてもよい。
また、図11に示すような折り畳み片部26を設けずに、図12に示すような端部29,29を設けてもよい。この際、第1の折り曲げ線16と第4の折り曲げ線25との交差部分にスリット50を形成しておくと、端部29の両端29Tの折り畳みを容易にすることができる。
内設ボード1Bに第4の折り曲げ線25を対向する両長辺2bに沿って設けた場合には、押えフィルム3をより一層効果的に張ることができる。また、第4の折り曲げ線25に沿う端部29が設置ボード2の下面19側に回り込むことにより、押えフィルム3と設置ボード2との貼着部Sの双方の剥離を防止することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について図13,図14を用いて説明する。第3の実施形態の内設ボード1C又は包装箱4は、第2の実施形態の内設ボード1Bを応用した別の態様であるので、第2の実施形態の内設ボード1Bと同一の構成について同一の符号を付してその説明を省略し、相違する点を中心に説明する。
第3の実施形態の内設ボード1Cは、第2の実施形態の内設ボード1Bの収納部20の1ヶ所以上において押えフィルム3と設置ボード2とを部分的に貼着し、物品Xの収納部20を複数に分割している点で第2の実施形態の内設ボード1Bと相違している。
具体的に、第3の実施形態の内設ボード1Cは、図13に示すように、収納部20の短手方向の中間部及び長手方向の中間部において押えフィルム3と設置ボード2とを貼着する区画部35が形成されており、収納部20を複数(本実施形態では2つの領域に)区画している。
区画部35は、分割された各収納部20a,20b,20cの周りを連続的に貼着するのではなく、分割された収納部20a,20b,20cの1辺において1,2箇所をポイント箇所をドット状に貼着することによって収納部20を分割している。収納部20a,20b,20cの周囲をポイント的に貼着することにより、各収納部20a,20b,20cの周りを連続的に貼着するよりも、小さく分割された収納部20a,20b,20cの嵩をできるだけ高くして使用することができる。また、収納する物品Xの大きさに応じた収納部20を形成することができる。
なお、分割された収納部20a等は、区画部35の設定位置によって適宜形成することができる。
また、区画部35を取り囲むように設置ボード2に切り抜き線36を設け、この切り抜き線36に沿って設置ボード2の一部を切り抜いて押えフィルム3側に貼り付けておくことができるようにしてもよい。このような構成にすることで、区画部35における押えフィルム3と設置ボード2との貼着を解除し、分割した収納部20b及び20cを物品Xのサイズに応じて拡大することができるという効果を奏する。
また更に、内設ボード1Cは、図13及び図14に示すように、設置ボード2の一部を折り曲げて突条部40を形成し、分割された収納部20a等に区画してもよい。また、突条部40において押えフィルム3と設置ボード2とを貼着させる区画部35を設けてもよい。
具体的には例えば、第2の折り曲げ線17を挟むように第2の折り曲げ線17に平行な2つの第3の折り曲げ線30,30を第2の折り曲げ線17を間隔を空けて設け、図14に示すような略三角形の突条ないし畝を形成してもよい。
この場合、図13に示すように、第3の折り曲げ線30と第1の折り曲げ線16との交点P1,P1を結んだ線上に切込み31を形成し、更に第1の折り曲げ線16よりも内側の第2の折り曲げ線17上の点P2と交点P1のそれぞれと結んだ線32,32上で折り曲げを可能にして、三角形の傾斜壁部34を形成し、第2の折り曲げ線17を頂部とする突条部40を形成することができる。なお、この突条部40の両端に形成された傾斜壁部34,34は、切り抜かれていてもよい。
内設ボード1Cのように、収納部20を分割し、又は突条部40と区画部35とを組み合わせて分割された収納部20a等を形成することで、物品Xの大きさ又は嵩に応じた収納部20を形成することができる。
なお、図13,図14においては、区画部35と突条部40とを共に採用した内設ボード1Cを例示したが、区画部35と突条部40とは一緒に設けられる必要はなく、それぞれ別々に適用されてもよい。
1A,1B,1C 内設ボード
2 設置ボード
3 押えフィルム
4 包装箱
5 外箱
15 端部
16 第1の折り曲げ線
17 第2の折り曲げ線
20 収納部
30 第3の折り曲げ線
35 区画部
36 切り抜き線
34 傾斜壁部
40 突条部
P1 交点
P2 点
X 物品

Claims (5)

  1. 物品を載置させて外箱の底面に配置させる設置ボードと、この設置ボードの上面に前記物品を固定する押えフィルムとを備え、
    前記設置ボードは、設置ボードの端部を上方に折り曲げる第1の折り曲げ線を有し、
    前記第1の折り曲げ線は、その延在方向の中間部が設置ボードの外側に張り出すように1度以上3度以下の角度を有し、
    前記設置ボードの前記物品を載置する面を前記底面に略平行にした状態で且つ前記第1の折り曲げ線で前記設置ボードを折り曲げ、前記端部を立ち上げた状態で外箱内に配される内設ボード。
  2. 前記設置ボードと前記押えフィルムとが部分的に貼着している区画部が設けられ、物品の収納部が2以上に分割されている請求項1に記載の内設ボード。
  3. 前記区画部を取り囲む切り抜き線が形成され、前記区画部を前記設置ボードから切り抜き、分割された収納部同士が連結可能になっている請求項に記載の内設ボード。
  4. 前記設置ボードを上面から視て山折りにする第2の折り曲げ線と、この第2の折り曲げ線に平行でかつ前記第2の折り曲げ線を挟んで隣り合う複数の第3の折り曲げ線が形成され、
    前記複数の第3の折り曲げ線と第1の折り曲げ線との交点と、前記第2の折り曲げ線上の点とをそれぞれ結んだ線上で折り曲げて傾斜壁部を形成し、又は、前記複数の第3の折り曲げ線と第1の折り曲げ線との交点と、前記第2の折り曲げ線上の点とをそれぞれ結んだ線上で切り欠いて開口孔を形成し、
    前記第2の折り曲げ線及び前記第3の折り曲げ線をそれぞれ折り曲げて突条部を形成し、前記物品の収納部を分割可能になっている請求項1からのいずれか一項に記載の内設ボード。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の内設ボードと、
    この内設ボードを内部に配置可能な外箱とを備えた包装箱。
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