JP7335151B2 - 梱包箱、および物品の梱包構造 - Google Patents

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Description

本発明は、長芋などの長尺な物品を梱包するのに適した梱包箱、および物品の梱包構造に関するものである。
この種の梱包箱として、下記の特許文献1に開示された梱包箱が知られている。この梱包箱は、底板および底板の周囲に連結された第1から第4までの構成側壁で構成されて物品(被梱包物)が収容される箱本体と、第1構成側壁に連結されてこの箱本体の開放部を開放自在に閉塞する蓋体とからなり、蓋体の周縁の一部に、箱本体に着脱自在に係止されて開放部を開放阻止状態に維持する開放阻止舌片が折り曲げられて連設されている。また、この梱包箱では、蓋体の周縁のうち、開放阻止舌片の非連設域に、箱本体の構成側壁の内面に沿って箱本体内に差し込み可能な差込舌片が折り曲げられて連設されている。また、蓋体の周縁は、開放阻止舌片と差込舌片によって包囲される構成となっている。また、差込舌片の折り曲げ位置は、構成側壁における開放阻止舌片の係止位置から構成側壁の内面までの肉厚分だけ、開放阻止舌片の折り曲げ位置よりも蓋板の内方に設けられている。
この構成により、この梱包箱では、箱本体の構成側壁の上端と蓋体との隙間は、蓋体の周縁に設けられた開放阻止舌片及び差込舌片によって閉塞されるため、箱本体内に収容させる被梱包物と同梱される取扱説明書や薄肉の部品等が前記隙間から抜け落ちる不都合を防止することが可能であると共に、差込舌片を、箱本体の構成側壁の内面に滑らせながら箱本体内に挿入させることが可能となっている。
特開2009-1307号公報(第3-6頁。第1-2図)
ところが、上記した従来の梱包箱には、以下のような解決すべき課題が存在する。すなわち、この梱包箱では、第2構成側壁(蓋体が連結された第1構成側壁に対向する構成側壁)は内板と外板とで二重に構成されるが、第1構成側壁、第3構成側壁、第4構成側壁、底板および蓋体は二重に構成されていない(1枚構造)ため、強度が不足して、外力が加わった際に、収容されている物品(被梱包物)が損傷する可能性が高くなるという課題が存在している。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、収容されている物品が損傷する可能性を十分に低減し得る梱包箱および物品の梱包構造を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の梱包箱は、一枚のブランクが予め規定された折り目で折り曲げられることによって形成される箱体と蓋体とで構成され、前記箱体は、長方形の底壁、前記底壁における一対の長辺からそれぞれ起立する一対の長方形の長側壁、および前記底壁における一対の短辺からそれぞれ起立する一対の方形の短側壁で形成されて、前記底壁と対向する開口部を介して内部に長尺な物品を収容可能に構成され、かつ前記蓋体は、前記箱体の前記開口部の口縁の一部を構成する前記一対の長側壁の各長辺のうちの一方の長側壁の長辺に連設されて前記開口部を開放自在に閉塞可能に構成される梱包箱であって、前記一枚のブランクは、前記長側壁と同等の平面形状に形成された長側壁第1形成部、前記底壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第1形成部における一対の長辺のうちの一方の長辺に折り目を介して連設された底壁第1形成部、前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記底壁第1形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第2形成部、前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第2形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第3形成部、方形の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第3形成部における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第1形成部、前記短側壁第1形成部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第3形成部における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第2形成部、前記底壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第3形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された底壁第2形成部、前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記底壁第2形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第4形成部、前記短側壁と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第4形成部における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第3形成部、前記短側壁第3形成部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第4形成部における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第4形成部、前記短側壁第3形成部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第1差込舌片、前記短側壁第4形成部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第2差込舌片、一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第4形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長方形の前記蓋体、前記蓋体と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第1形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された内蓋形成部、前記短側壁と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記蓋体における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された第1延長部、前記第1延長部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記蓋体における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された第2延長部、前記蓋体における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された第3差込舌片、前記第1延長部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第4差込舌片、前記第2延長部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第5差込舌片、前記長側壁第3形成部の前記一方の短辺に沿って形成された前記第1差込舌片用の第1差込溝、前記長側壁第3形成部の前記他方の短辺に沿って形成された前記第2差込舌片用の第2差込溝、および前記長側壁第3形成部の前記一方の長辺に沿って形成された前記第3差込舌片用の第3差込溝を備えて構成されている。
また、請求項1記載の梱包箱は、一枚のブランクが予め規定された折り目で折り曲げられることによって形成される箱体と蓋体とで構成され、前記箱体は、長方形の底壁、前記底壁における一対の長辺からそれぞれ起立する一対の長方形の長側壁、および前記底壁における一対の短辺からそれぞれ起立する一対の方形の短側壁で形成されて、前記底壁と対向する開口部を介して内部に長尺な物品を収容可能に構成され、かつ前記蓋体は、前記箱体の前記開口部の口縁の一部を構成する前記一対の長側壁の各長辺のうちの一方の長側壁の長辺に連設されて前記開口部を開放自在に閉塞可能に構成される梱包箱であって、前記一枚のブランクは、前記長側壁と同等の平面形状に形成された長側壁第1形成部、前記底壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第1形成部における一対の長辺のうちの一方の長辺に折り目を介して連設された底壁第1形成部、前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記底壁第1形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第2形成部、前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第2形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第3形成部、方形の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第3形成部における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第1形成部、前記短側壁第1形成部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第3形成部における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第2形成部、前記底壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第3形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された底壁第2形成部、前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記底壁第2形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第4形成部、前記短側壁と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第4形成部における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第3形成部、前記短側壁第3形成部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第4形成部における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第4形成部、前記短側壁第3形成部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第1差込舌片、前記短側壁第4形成部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第2差込舌片、一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第4形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長方形の前記蓋体、前記短側壁と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記蓋体における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された第1延長部、前記第1延長部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記蓋体における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された第2延長部、前記蓋体における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された第3差込舌片、前記第1延長部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第4差込舌片、前記第2延長部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第5差込舌片、前記長側壁第3形成部の前記一方の短辺に沿って形成された前記第1差込舌片用の第1差込溝、前記長側壁第3形成部の前記他方の短辺に沿って形成された前記第2差込舌片用の第2差込溝、および前記長側壁第3形成部の前記一方の長辺に沿って形成された前記第3差込舌片用の第3差込溝を備え、前記短側壁第1形成部および前記短側壁第2形成部の長さが、前記短側壁の長さよりも長く規定されて構成されている。
また、請求項3記載の梱包箱は、請求項1または2記載の梱包箱において、前記ブランクは、前記長側壁第1形成部および前記底壁第1形成部には、当該長側壁第1形成部および当該底壁第1形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成され、かつ前記長側壁第2形成部および前記底壁第1形成部には、当該長側壁第2形成部および当該底壁第1形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成されて構成されている。
また、請求項4記載の梱包箱は、請求項記載の梱包箱において、前記ブランクは、前記長側壁第1形成部および前記底壁第1形成部には、当該長側壁第1形成部および当該底壁第1形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成され、前記長側壁第2形成部および前記底壁第1形成部には、当該長側壁第2形成部および当該底壁第1形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成され、かつ前記長側壁第1形成部および前記内蓋形成部には、当該長側壁第1形成部および当該内蓋形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成されて構成されている。
また、請求項記載の梱包構造は、前記物品を収容する請求項1からのいずれかに記載の梱包箱と、前記物品の外面を覆う状態で当該物品と共に前記梱包箱内に収容されて、当該物品の当該梱包箱内での位置ずれを防止する樹脂製の緩衝材とを備えている。
請求項1,2記載の梱包箱、およびこの梱包箱を備えた請求項記載の梱包構造では、梱包箱は、箱体の底壁が底壁第1形成部および底壁第2形成部から成る二層構造となり、箱体の他方の長側壁が長側壁第2形成部および長側壁第3形成部から成る二層構造となり、箱体の一方の長側壁が長側壁第1形成部および長側壁第4形成部から成る二層構造となり、箱体の一方の短側壁が短側壁第1形成部および短側壁第3形成部から成る二層構造となり、かつ箱体の他方の短側壁が短側壁第2形成部および短側壁第4形成部から成る二層構造となって、蓋体以外の壁が二重以上の構成となる。したがって、この梱包箱、およびこの梱包箱を使用した物品の梱包構造によれば、梱包箱だけで輸送に使用したとしても、収容されている物品が損傷する可能性を十分に低減することができる。
また、請求項記載の梱包箱、およびこの梱包箱を備えた請求項記載の梱包構造では、ブランクは、長側壁第1形成部に折り目を介して連設された内蓋形成部を備えて構成されている。したがって、この梱包箱、およびこの梱包箱を使用した物品の梱包構造によれば、蓋体についても、内蓋形成部と相まって実質的に二重構造となることから、収容されている物品が損傷する可能性を一層十分に低減することができる。
また、請求項2記載の梱包箱、およびこの梱包箱を備えた請求項5記載の梱包構造では、短側壁の長さよりも長く規定された短側壁第1形成部および短側壁第2形成部が、中央部位において折れ曲がって、この中央部位が梱包箱の内側に突出するく字状の状態で配置される。したがって、この梱包箱、およびこの梱包箱を使用した物品の梱包構造によれば、物品にその長さ方向に沿った力が作用したときには、短側壁第1形成部または短側壁第2形成部が当初のく字状の形状から若干潰れて変形することで、この力を吸収することができるため、物品の損傷を回避することができる。
請求項3記載の梱包箱、およびこの梱包箱を備えた請求項記載の梱包構造では、底壁第1形成部に対して長側壁第1形成部および長側壁第2形成部をそれぞれの折り目で折り曲げる(この場合は、谷折りする)際に、一対の切り込みで挟まれた部位については、逆に山折りする。これにより、この梱包箱、およびこの梱包箱を用いた物品の梱包構造では、山折りされてL字状に形成された部位(一対の切り込みで挟まれた部位)の角部分において、物品が保持される(例えば緩衝材を介した状態で保持される)構造となる。したがって、この梱包箱、およびこの梱包箱を用いた物品の梱包構造によれば、収容された物品について、斜め方向への位置ずれを防止することができる。
請求項4記載の梱包箱、およびこの梱包箱を備えた請求項記載の梱包構造では、底壁第1形成部に対して長側壁第1形成部および長側壁第2形成部をそれぞれの折り目で折り曲げる(この場合は、谷折りする)際に、一対の切り込みで挟まれた部位については、逆に山折りする。また、長側壁第1形成部に対して内蓋形成部を折り目で折り曲げる(この場合は、谷折りする)際に、一対の切り込みで挟まれた部位については、逆に山折りする。これにより、この梱包箱、およびこの梱包箱を用いた物品の梱包構造では、山折りされてL字状に形成されたより多くの部位(一対の切り込みで挟まれた部位)の角部分において、物品が保持される(例えば緩衝材を介した状態で保持される)構造となる。したがって、この梱包箱、およびこの梱包箱を用いた物品の梱包構造によれば、収容された物品について、斜め方向への位置ずれを一層確実に防止することができる。
ブランク1Aの構成を示す平面図である。 ブランク1Aの構成を示す斜視図である。 ブランク1Aの組み立て手順を説明するための説明図である。 ブランク1Aの組み立て手順を説明するための他の説明図である。 ブランク1Aの組み立て手順を説明するための他の説明図である。 梱包箱50Aの構成と、物品100(長芋100)の梱包構造を説明するための説明図である。 梱包箱50Aの構成と、物品100(長芋100)の梱包構造を説明するための他の説明図である。 物品100(長芋100)が収容された梱包箱50Aの斜視図である。 図8におけるY-Y線断面図である。 ブランク1Bの構成を示す平面図である。 梱包箱50Bの構成を説明するための説明図である。 物品100(長芋100)が収容された梱包箱50Bについての断面図である。 ブランク1Cの構成を示す平面図である。 ブランク1Cの他の構成を示す平面図である。 ブランク1Cで構成された梱包箱50Cを使用した物品100(長芋100)の梱包構造を説明するための説明図である。 ブランク1Aの他の構成を説明するための平面図である。 図16のブランク1Aで構成された梱包箱50Aを使用した梱包構造を説明するための断面図である。 ブランク1Bの他の構成を説明するための平面図である。 図18のブランク1Bで構成された梱包箱50Bを使用した梱包構造を説明するための断面図である。
以下、梱包箱、および物品の梱包構造の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
まず、「ブランク」の一例としてのブランク1Aの構成と、「梱包箱」の一例としての梱包箱50Aの構成とについて図1,2,6を参照して説明する。
図1,2に示すブランク1Aは、中芯の両側にライナを貼り合わせて形成された両面段ボールで構成されている。図6に示す梱包箱50Aは、この1枚のブランク1Aが予め規定された複数の折り目で折り曲げられることによって形成される箱体60Aと蓋体70とで構成されている。
この場合、箱体60Aは、図6に示すように、平面視形状が長方形の底壁61、底壁61における一対の長辺からそれぞれ起立する平面視形状が長方形の一対の長側壁62,63、および底壁61における一対の短辺からそれぞれ起立する平面視形状が方形の一対の短側壁64,65で形成されて、底壁61と対向する開口部66を介して内部に長尺な物品100を収容可能に構成されている。本例では、箱体60Aは、長尺な物品100の一例として、長芋(以下、長芋100ともいう)を1本だけ収容可能に構成されている。通常、長芋100は、長さ方向Xと直交する方向に沿った断面形状が円形または円形に近い楕円形であることから、各短側壁64,65の平面視形状はこの長芋100の断面形状に合わせて、方形の一例としての正方形に形成されている。なお、長芋100については、実際の形状とは異なるが、図6では理解の容易のため、円柱体として表記するものとする。
蓋体70は、図6に示すように、箱体60Aの開口部66の口縁(長側壁62,63および短側壁64,65の各上辺)の一部を構成する一対の長側壁62,63の各上辺(各長辺)のうちの一方の長側壁63の上辺(長辺)に連設されて、開口部66を開放自在に閉塞可能に構成されている。
この箱体60Aと蓋体70とを構成するブランク1Aは、図1,2に示すように、長側壁第1形成部11、底壁第1形成部12、長側壁第2形成部13、長側壁第3形成部14、短側壁第1形成部15、短側壁第2形成部16、底壁第2形成部17、長側壁第4形成部18、短側壁第3形成部19、短側壁第4形成部20、第1差込舌片21、第2差込舌片22、蓋体70、第1延長部23、第2延長部24、第3差込舌片25、第4差込舌片26、第5差込舌片27、第1差込溝28、第2差込溝29、および第3差込溝30を備えて構成されている。また、本例のブランク1Aは、さらに、短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32を備えているが、これらの形成部31,32については省くこともできる。
具体的には、長側壁第1形成部11は、箱体60Aを構成する各長側壁62,63の平面形状(長方形形状)と同等の平面形状に形成されている。底壁第1形成部12は、箱体60Aを構成する底壁61の平面形状(長方形形状)と同等の平面形状に形成されている。また、底壁第1形成部12は、その一対の長辺のうちの一方の長辺(図1,2中の下側の長辺)が長側壁第1形成部11における一対の長辺のうちの一方の長辺(図1,2中の上側の長辺)に折り目L1(図1,2において細実線の線分。以下の各折り目についても同様に、細実線の線分で表すものとする)を介して連設されている。
長側壁第2形成部13は、各長側壁62,63の平面形状と同等の平面形状に形成されている。また、長側壁第2形成部13は、その一対の長辺のうちの一方の長辺(図1,2中の下側の長辺)が底壁第1形成部12における一対の長辺のうちの他方の長辺(図1,2中の上側の長辺)に折り目L2を介して連設されている。長側壁第3形成部14は、各長側壁62,63の平面形状と同等の平面形状に形成されている。また、長側壁第3形成部14は、その一対の長辺のうちの一方の長辺(図1,2中の下側の長辺)が長側壁第2形成部13における一対の長辺のうちの他方の長辺(図1,2中の上側の長辺)に折り目L3を介して連設されている。
短側壁第1形成部15は、方形の平面形状(本例では、箱体60Aを構成する各短側壁64,65の平面形状と同等の平面形状(正方形状))に形成されている。また、短側壁第1形成部15は、その一辺(図1,2中の右側の一辺)が長側壁第3形成部14における一対の短辺のうちの一方の短辺(図1,2中の左側の短辺)に折り目L4を介して連設されている。短側壁第2形成部16は、短側壁第1形成部15と同等の平面形状(正方形状)に形成されている。また、短側壁第2形成部16は、その一辺(図1,2中の左側の一辺)が長側壁第3形成部14における一対の短辺のうちの他方の短辺(図1,2中の右側の短辺)に折り目L5を介して連設されている。
底壁第2形成部17は、底壁61の平面形状と同等の平面形状に形成されている。また、底壁第2形成部17は、その一対の長辺のうちの一方の長辺(図1,2中の下側の長辺)が長側壁第3形成部14における一対の長辺のうちの他方の長辺(図1,2中の上側の長辺)に折り目L6を介して連設されている。長側壁第4形成部18は、各長側壁62,63の平面形状と同等の平面形状に形成されている。また、長側壁第4形成部18は、その一対の長辺のうちの一方の長辺(図1,2中の下側の長辺)が底壁第2形成部17における一対の長辺のうちの他方の長辺(図1,2中の上側の長辺)に折り目L7を介して連設されている。
短側壁第3形成部19は、方形の平面形状(本例では、箱体60Aを構成する各短側壁64,65の平面形状と同等の平面形状(正方形状))に形成されている。また、短側壁第3形成部19は、その一辺(図1,2中の右側の一辺)が長側壁第4形成部18における一対の短辺のうちの一方の短辺(図1,2中の左側の短辺)に折り目L8を介して連設されている。短側壁第4形成部20は、短側壁第3形成部19と同等の平面形状(正方形状)に形成されている。また、短側壁第4形成部20は、その一辺(図1,2中の左側の一辺)が長側壁第4形成部18における一対の短辺のうちの他方の短辺(図1,2中の右側の短辺)に折り目L9を介して連設されている。
第1差込舌片21は、短側壁第3形成部19における上記の一辺(長側壁第4形成部18に連設される一辺)と平行な対向辺(図1,2中の左側の一辺)に折り目L10を介して連設されている。また、第1差込舌片21は、短側壁第3形成部19における上記の対向辺の中央部位に1つ連設されている。第2差込舌片22は、短側壁第4形成部20における上記の一辺(長側壁第4形成部18に連設される一辺)と平行な対向辺(図1,2中の右側の一辺)に折り目L11を介して連設されている。また、第2差込舌片22は、短側壁第4形成部20における上記の対向辺の中央部位に1つ連設されている。
蓋体70は、一対の長辺のうちの一方の長辺(図1,2中の下側の長辺)が長側壁第4形成部18における一対の長辺のうちの他方の長辺(図1,2中の上側の長辺)に折り目L12を介して連設されている。第1延長部23は、各短側壁64,65の平面形状と同等の平面形状に形成されている。また、第1延長部23は、その一辺(図1,2中の右側の一辺)が蓋体70における一対の短辺のうちの一方の短辺(図1,2中の左側の短辺)に折り目L13を介して連設されている。第2延長部24は、第1延長部23の平面形状と同等の平面形状に形成されている。また、第2延長部24は、その一辺(図1,2中の左側の一辺)が蓋体70における一対の短辺のうちの他方の短辺(図1,2中の右側の短辺)に折り目L14を介して連設されている。
第3差込舌片25は、蓋体70における一対の長辺のうちの他方の長辺(図1,2中の上側の長辺)に折り目L15を介して連設されている。また、本例では、第3差込舌片25は、蓋体70における上記の他方の長辺の中央部位に1つ連設されている。なお、図示はしないが、第3差込舌片25の個数は1つに限定されず、2つ、3つ等、複数個であってもよい。本例では、箱体60Aの開口部66を蓋体70で閉塞する際の作業性を考慮して、第3差込舌片25の個数は1つに規定している。
第4差込舌片26は、第1延長部23における上記の一辺(蓋体70に連設される一辺)と平行な対向辺(図1,2中の左側の一辺)に折り目L16を介して連設されている。また、第4差込舌片26は、この対向辺に沿った長さはこの対向辺の長さとほぼ同等に規定されている。第5差込舌片27は、第2延長部24における上記の一辺(蓋体70に連設される一辺)と平行な対向辺(図1,2中の右側の一辺)に折り目L17を介して連設されている。また、第5差込舌片27は、この対向辺に沿った長さはこの対向辺の長さとほぼ同等に規定されている。
第1差込溝28は、第1差込舌片21用の差込溝であって、長側壁第3形成部14の上記の一方の短辺(左側の短辺。折り目L4)に沿って、この一方の短辺の中央部位に1つ、かつ第1差込舌片21の折り目L10に沿った長さに対応した長さで形成されている。第2差込溝29は、第2差込舌片22用の差込溝であって、長側壁第3形成部14の上記の他方の短辺(右側の短辺。折り目L5)に沿って、この他方の短辺の中央部位に1つ、かつ第2差込舌片22の折り目L11に沿った長さに対応した長さで形成されている。第3差込溝30は、第3差込舌片25用の差込溝であって、長側壁第3形成部14の上記の一方の長辺(下側の長辺。折り目L3)に沿って、この一方の長辺の中央部位に1つ、第3差込溝30の折り目L5に沿った長さに対応した長さで形成されている。なお、第3差込溝30の個数は第3差込舌片25の個数と同数であることから、図示はしないが、第3差込舌片25が複数個のときには、第3差込溝30の個数はこれに対応して複数個形成される。
短側壁第5形成部31は、方形の平面形状(各短側壁64,65の平面形状と同等の平面形状)に形成されている。また、短側壁第5形成部31は、その一辺(図1,2中の右側の一辺)が底壁第1形成部12における一対の短辺のうちの一方の短辺(図1,2中の左側の短辺)に折り目L18を介して連設されている。短側壁第6形成部32は、短側壁第5形成部31と同等の平面形状(正方形状)に形成されている。また、短側壁第6形成部32は、その一辺(図1,2中の左側の一辺)が底壁第1形成部12における一対の短辺のうちの他方の短辺(図1,2中の右側の短辺)に折り目L19を介して連設されている。
また、本例のブランク1Aでは、図1,2に示すように、底壁第2形成部17における一対の短辺のそれぞれの中央部位に、親指の指先が進入し得る程度の大きさの切欠き部33,34が形成されている。この切欠き部33,34は、後述するように、箱体60Aの開口部66を蓋体70で閉塞した状態(図8参照)において、底壁第2形成部17の短辺側から底壁第2形成部17と底壁第1形成部12との隙間S(図5参照)に挿入した第4差込舌片26をこの隙間Sから引き抜くときと、底壁第2形成部17の一方の短辺側から底壁第2形成部17と底壁第1形成部12との隙間Sに挿入した第5差込舌片27をこの隙間から引き抜くときとに、第4差込舌片26や第5差込舌片27に指先を接触させるために使用されるものであるが、これらの形成については任意であり、省くことも可能である。なお、後述するように、底壁第2形成部17の内側に、底壁第2形成部17に密着して配置される底壁第1形成部12は、実際には、各側壁の厚み分だけ底壁第2形成部17よりも外形が小さいが、本例では理解の容易のため、ブランク1Aの厚さについては無視するものとする。
ブランク1Aを用いた梱包箱50Aの組立手順について、図2~図6を参照して説明する。なお、物品100(本例では一例として長芋100)に関する情報(「物品名」、「販売元の名称」、「産地名」など)を梱包箱50Aの外面に印刷する場合には、図2におけるブランク1Aの下面が印刷面となることを前提として説明するものとする。また、図2,3,4では、ブランク1Aの厚みを省略して、ブランク1Aの構成を簡易的に示している。
最初に、ブランク1Aを、図2の初期状態から、図3に示すように、底壁第1形成部12に対して、長側壁第1形成部11を折り目L1で、また短側壁第5形成部31を折り目L18で、また短側壁第6形成部32を折り目L19で、それぞれ下方にほぼ直角に折り曲げる。また、長側壁第2形成部13に対して、底壁第1形成部12を折り目L2で下方にほぼ直角に折り曲げる。また、長側壁第3形成部14に対して、長側壁第2形成部13を折り目L3でほぼ直角に上方に折り曲げる。
次いで、ブランク1Aを、図3の折り曲げ状態から、図4に示すように、底壁第2形成部17に対して、長側壁第3形成部14を折り目L6で上方にほぼ直角に折り曲げる。また、長側壁第3形成部14に対して、短側壁第1形成部15を折り目L4で短側壁第5形成部31側にほぼ直角に折り曲げると共に、短側壁第2形成部16を折り目L5で短側壁第6形成部32側にほぼ直角に折り曲げる。
続いて、ブランク1Aを、図4の折り曲げ状態から、図5に示すように、短側壁第3形成部19に対して、第1差込舌片21を折り目L10で上側にほぼ直角に折り曲げると共に、図5には示されていないが、短側壁第4形成部20に対して、第2差込舌片22を折り目L11で上側にほぼ直角に折り曲げる。また、この状態で、底壁第2形成部17に対して、長側壁第4形成部18を折り目L7(図4参照)で長側壁第1形成部11側にほぼ直角に折り曲げる。また、長側壁第4形成部18に対して、短側壁第3形成部19を折り目L8で短側壁第1形成部15側にほぼ直角に折り曲げて、太矢印で示すように、第1差込舌片21を第1差込溝28に挿入する。また、図5には示されていないが、長側壁第4形成部18に対して、短側壁第4形成部20を折り目L9で短側壁第2形成部16側にほぼ直角に折り曲げて、第2差込舌片22を第2差込溝29に挿入する。
第1差込舌片21が第1差込溝28に挿入され、かつ第2差込舌片22が第2差込溝29に挿入された状態においては、図6に示すように、底壁第1形成部12の外面に底壁第2形成部17が密着することにより、底壁第1形成部12および底壁第2形成部17から成る二層構造の底壁61が構成される。また、長側壁第2形成部13の外面に長側壁第3形成部14が密着することにより、長側壁第2形成部13および長側壁第3形成部14から成る二層構造の長側壁62が構成される。また、長側壁第1形成部11の外面に長側壁第4形成部18が密着することにより、長側壁第1形成部11および長側壁第4形成部18から成る二層構造の長側壁63が構成される。また、短側壁第5形成部31の外面に短側壁第1形成部15が密着し、さらに短側壁第1形成部15の外面に短側壁第3形成部19が密着することにより、短側壁第5形成部31、短側壁第1形成部15および短側壁第3形成部19から成る三層構造の短側壁64が構成される。また、短側壁第6形成部32の外面に短側壁第2形成部16が密着し、さらに短側壁第2形成部16の外面に短側壁第4形成部20が密着することにより、短側壁第6形成部32、短側壁第2形成部16および短側壁第4形成部20から成る三層構造の短側壁65が構成される。
以上により、両面段ボールの二層構造で構成される底壁61、両面段ボールの二層構造でそれぞれ構成される長側壁62,63、および両面段ボールの三層構造でそれぞれ構成される短側壁64,65で形成されると共に、上辺に蓋体70が連設された長側壁63と対向する長側壁62の上辺に、蓋体70に連設された第3差込舌片25用の第3差込溝30が形成された箱体60Aの組み立てが完了する。
続いて、このようにして組み立てられた箱体60Aと、第1延長部23、第2延長部24、第4差込舌片26、第5差込舌片27および第3差込舌片25が連設された蓋体70とで構成される梱包箱50Aを用いた物品100(本例では長芋100)の梱包構造について説明する。この梱包構造においては、図6に示すように、梱包箱50Aに加えて、短側壁64,65の平面視形状と同等の平面視形状(本例では正方形)に形成されると共に、均一な厚みの樹脂製の緩衝材81,82、および長芋100と同等の長さで、長芋100の外周の長さと同等の幅で、かつ均一な厚みの樹脂製のシート状緩衝材83についても使用する。
この物品100(本例では長芋100)の梱包構造は、図6に示すように、緩衝材81が短側壁64の内面に密着するようにして梱包箱50A内に配置され、緩衝材82が短側壁65の内面に密着するようにして梱包箱50A内に配置され、外周面にシート状緩衝材83が巻かれた長芋100(短側壁64と短側壁65との間の距離と同等の長さに調整された長芋100)が図7に示すように2つの緩衝材81,82間に位置するように梱包箱50A内に配置され、長側壁第4形成部18に対して折り目L12で折り曲げられると共に第3差込舌片25が第3差込溝30に挿入された状態の蓋体70で梱包箱50Aの開口部66が閉塞されることにより、図8に示すように、梱包箱50Aの内部に1本の長芋100が梱包される構造となっている。
この梱包状態では、梱包箱50A内の1本の長芋100は、図8におけるY-Y線断面図である図9に示すように、その外周面のうちの底壁61との対向面(同図中の下側面)はシート状緩衝材83を介して底壁61で押圧され、長側壁62との対向面(同図中の右側面)はシート状緩衝材83を介して長側壁62で押圧され、長側壁63との対向面(同図中の左側面)はシート状緩衝材83を介して長側壁63で押圧され、かつ蓋体70との対向面(同図中の上側面)はシート状緩衝材83を介して蓋体70で押圧されている。つまり、1本の長芋100は、この梱包構造により、図9中における上下および左右方向への位置ずれが防止されている。また、図示はしないが、長芋100は、その長さ方向に沿った各端面のうちの短側壁64側の端面は、緩衝材81を介して短側壁64で押圧され、かつ短側壁65側の端面は、緩衝材82を介して短側壁65で押圧されている。つまり、1本の長芋100は、この梱包構造により、梱包箱50A内での長さ方向への位置ずれについても防止されている。
さらに、この梱包構造では、蓋体70に対して第1延長部23を折り目L13で、短側壁第3形成部19側にほぼ直角に折り曲げると共に、第4差込舌片26を折り目L16でほぼ直角に折り曲げて、底壁第2形成部17の短辺側から底壁第2形成部17と底壁第1形成部12との隙間S(図5参照)に挿入して、第1延長部23を短側壁第3形成部19に密着させる。同様にして、第2延長部24についても、図示はしないが、蓋体70に対して第2延長部24を折り目L14で、短側壁第4形成部20側にほぼ直角に折り曲げると共に、第5差込舌片27を折り目L17でほぼ直角に折り曲げて、底壁第2形成部17のもう一方の短辺側から底壁第2形成部17と底壁第1形成部12との隙間Sに挿入して、第2延長部24を短側壁第4形成部20に密着させる。これにより、この梱包構造では、第3差込溝30から第3差込舌片25が抜ける方向の外力が蓋体70に加わったとしても、蓋体70の梱包箱50Aの開口部66からの離反を第1延長部23および第2延長部24が阻止することから、蓋体70による梱包箱50Aの開口部66の閉塞状態を維持することが可能となっている。
このように、この梱包箱50A、およびこの梱包箱50Aを使用した物品100(本例では長芋100)の梱包構造では、梱包箱50Aが、長側壁第1形成部11、一方の長辺が長側壁第1形成部11の一方の長辺に折り目L1を介して連設された底壁第1形成部12、一方の長辺が底壁第1形成部12の他方の長辺に折り目L2を介して連設された長側壁第2形成部13、一方の長辺が長側壁第2形成部13の他方の長辺に折り目L3を介して連設された長側壁第3形成部14、一辺が長側壁第3形成部14の一方の短辺に折り目L4を介して連設された短側壁第1形成部15、一辺が長側壁第3形成部14の他方の短辺に折り目L5を介して連設された短側壁第2形成部16、一方の長辺が長側壁第3形成部14の他方の長辺に折り目L6を介して連設された底壁第2形成部17、一方の長辺が底壁第2形成部17の他方の長辺に折り目L7を介して連設された長側壁第4形成部18、一辺が長側壁第4形成部18の一方の短辺に折り目L8を介して連設された短側壁第3形成部19、一辺が長側壁第4形成部18の他方の短辺に折り目L9を介して連設された短側壁第4形成部20、短側壁第3形成部19の上記の一辺と平行な対向辺に折り目L10を介して連設された第1差込舌片21、短側壁第4形成部20の上記の一辺と平行な対向辺に折り目L11を介して連設された第2差込舌片22、一方の長辺が長側壁第4形成部18の他方の長辺に折り目L12を介して連設された蓋体70、一辺が蓋体70の一方の短辺に折り目L13を介して連設された第1延長部23、一辺が蓋体70の他方の短辺に折り目L14を介して連設された第2延長部24、蓋体70の他方の長辺に折り目L15を介して連設された第3差込舌片25、第1延長部23の上記の一辺と平行な対向辺に折り目L16を介して連設された第4差込舌片26、第2延長部24の上記の一辺と平行な対向辺に折り目L17を介して連設された第5差込舌片27、長側壁第3形成部14の一方の短辺に沿って形成された第1差込舌片21用の第1差込溝28、長側壁第3形成部14の他方の短辺に沿って形成された第2差込舌片22用の第2差込溝29、および長側壁第3形成部14の一方の長辺に沿って形成された第3差込舌片25用の第3差込溝30を備えて構成された1枚のブランク1Aを上記の各折り目で折り曲げられることによって形成される箱体60Aと蓋体70とで構成されている。
したがって、この梱包箱50Aは、箱体60Aの底壁61が底壁第1形成部12および底壁第2形成部17から成る二層構造となり、箱体60Aの長側壁62が長側壁第2形成部13および長側壁第3形成部14から成る二層構造となり、箱体60Aの長側壁63が長側壁第1形成部11および長側壁第4形成部18から成る二層構造となり、箱体60Aの短側壁64が短側壁第5形成部31、短側壁第1形成部15および短側壁第3形成部19から成る三層構造となり、かつ箱体60Aの短側壁65が短側壁第6形成部32、短側壁第2形成部16および短側壁第4形成部20から成る三層構造となって、蓋体70以外の壁が二重以上の構成となることから、この梱包箱50A、およびこの梱包箱50Aを使用した物品100(本例では長芋100)の梱包構造によれば、梱包箱50Aだけで輸送に使用したとしても、収容されている物品100(本例では長芋100)が損傷する可能性を十分に低減することができる。なお、上記したように、短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32については省くこともできるが、省いた場合であっても、短側壁64および短側壁65は二層以上の構成となることから、収容されている物品100(本例では長芋100)が損傷する可能性を十分に低減することができる。
また、この梱包箱50A、およびこの梱包箱50Aを使用した物品100(本例では長芋100)の梱包構造によれば、箱体60Aの各短側壁64,65の平面視形状がこの長芋100の断面形状に合わせて、方形の一例としての正方形に形成されているため、上記のような緩衝材81,82およびシート状緩衝材83を使用することにより、1本の長芋100を梱包箱50A内での位置ずれを防止しつつ確実に梱包箱50A内に収容して輸送することができる。
なお、物品100(本例では長芋100)の梱包箱は、上記の構成の梱包箱50Aに限定されるものではない。例えば、図10に示す1枚のブランク1Bを使用して構成される梱包箱50Bであってもよい。以下において、このブランク1Bおよび梱包箱50Bについて説明するが、ブランク1Aおよび梱包箱50Aと同一の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略し、相違する構成について主として説明する。
ブランク1Bは、図10に示すように、図1に示すブランク1Aの構成に加えて、内蓋形成部35を備えて構成されている。この内蓋形成部35は、蓋体70と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺(同図中の上側の長辺)が長側壁第1形成部11における上記した一対の長辺のうちの他方の長辺(同図中の下側の長辺)に折り目L20を介して連設されている。
このブランク1Bについても、上記したブランク1Aと同様の組立手順で、箱体60Bと蓋体70とで構成される梱包箱50B(図12参照)を組み立てるが、箱体60Bでは、図11に示すように、長側壁第1形成部11に折り目L20を介して連設された内蓋形成部35が蓋体70の内側に位置する状態となる。このため、梱包箱50Bを使用した物品100(本例では長芋100)の梱包構造によれば、図12に示すように、蓋体70についても、内蓋形成部35と相まって実質的に二重構造となることから、収容されている物品100(本例では長芋100)が損傷する可能性を一層十分に低減することができる。
また、上記の各梱包箱50A,50B、およびこれらのうちのいずれかの梱包箱を使用した物品100(本例では長芋100)の梱包構造では、長芋100の梱包箱50A(50B)内での長さ方向への位置ずれについては、緩衝材81,82によって防止されているが、この構成に限定されるものではない。例えば、図13に示すブランク1Cのように、ブランク1A,1Bと同じように短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32を備えた構成のときには、短側壁64や短側壁65を構成する各短側壁形成部(短側壁64では、短側壁第1形成部15、短側壁第3形成部19および短側壁第5形成部31であり、短側壁65では、短側壁第2形成部16、短側壁第4形成部20および短側壁第6形成部32である)のうちの最も内側に位置する短側壁形成部である短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32を、短側壁64や短側壁65の長さ(図7における高さ)よりも長く規定する(一点鎖線で示すブランク1A,1Bでの短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32の折り目L1に沿った長さよりも長く規定する)構成を採用することもできる。
また、図14に示すブランク1Cのように、短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32を備えていない構成のときには、最も内側に位置する短側壁第1形成部15および短側壁第2形成部16を、短側壁64や短側壁65の長さ(図7における幅)よりも長く規定する(一点鎖線で示すブランク1A,1Bでの短側壁第1形成部15および短側壁第2形成部16の折り目L3に沿った長さよりも長く規定する)構成を採用することもできる。
これらのいずれかのブランク1Cで構成される梱包箱50Cでは、図15において模式的に示すように、短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32を備えて、これらが長く規定されているときには、短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32は、中央部位において折れ曲がって、この中央部位が梱包箱50Cの内側に突出するく字状の状態で配置される。したがって、この構成の梱包箱50C、およびこの梱包箱50Cを使用した物品100(本例では長芋100)の梱包構造によれば、長芋100にその長さ方向に沿った力が作用したときには、緩衝材81,82においてその力を吸収し得ると共に、緩衝材81,82においてその力を吸収し切れないときには、短側壁第5形成部31または短側壁第6形成部32が当初のく字状の形状から若干潰れて変形することで、この力を吸収することができるため、物品100(本例では長芋100)の損傷を回避することができる。なお、図示はしないが、短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32を備えていない構成のときには、短側壁第5形成部31および短側壁第6形成部32に代えて、長く規定された短側壁第1形成部15および短側壁第2形成部16が中央部位において折れ曲がって、この中央部位が梱包箱50Cの内側に突出するく字状の状態で配置される。よって、この構成においても、短側壁第1形成部15または短側壁第2形成部16が当初のく字状の形状から若干潰れて変形することで、長芋100に加わる長さ方向に沿った力を吸収することができるため、物品100(本例では長芋100)の損傷を回避することができる。
また、例えば、ブランク1Aにおいて、図16に示すように、長側壁第1形成部11および底壁第1形成部12に、長側壁第1形成部11および底壁第1形成部12間の折り目L1を横切る状態で少なくとも一対の切り込み(同図では一例として、所定距離だけ離間して同じ長さで形成された切り込み41,41と、切り込み41,41と同じ構成で形成された切り込み42,42の二対)が形成され、かつ長側壁第2形成部13および底壁第1形成部12に、長側壁第2形成部13および底壁第1形成部12間の折り目L2を横切る状態で少なくとも一対の切り込み(同図では一例として、切り込み41,41と同じ構成で形成された切り込み43,43と、切り込み43,43と同じ構成で形成された切り込み44,44の二対)が形成されていてもよい。なお、各切り込みは、ブランク1Aの表裏を貫通して形成されている。
この構成のブランク1Aでは、底壁第1形成部12に対して長側壁第1形成部11および長側壁第2形成部13をそれぞれの折り目L1,L2で折り曲げる(この場合は、谷折りする)際に、一対の切り込み41,41で挟まれた部位P1、一対の切り込み42,42で挟まれた部位P2、一対の切り込み43,43で挟まれた部位P3、および一対の切り込み44,44で挟まれた部位P4については、逆に山折りする。これにより、この構成のブランク1Aで構成された梱包箱50A、および梱包箱50Aを用いた物品100(本例では長芋100)の梱包構造では、例えば、部位P1、およびこの部位P1に対向する位置にある部位P3を横切る仮想平面に沿った梱包箱50Aの断面図である図17に示すように、山折りされてL字状に形成された部位P1,P3の各角部分において、長芋100がシート状緩衝材83を介して保持される構造となる。なお、図示はしないが、他の部位P2,P4においても、シート状緩衝材83を介して長芋100が保持される。したがって、この梱包箱50A、およびこの梱包箱50Aを用いた物品100(本例では長芋100)の梱包構造によれば、収容された1本の長芋100について、図17中における上下および左右方向への位置ずれに加えて、斜め方向への位置ずれについても防止することができる。
また、例えば、ブランク1Bにおいて、図18に示すように、長側壁第1形成部11および底壁第1形成部12に、長側壁第1形成部11および底壁第1形成部12間の折り目L1を横切る状態で少なくとも一対の切り込み(同図では一例として、所定距離だけ離間して同じ長さで形成された切り込み41,41と、切り込み41,41と同じ構成で形成された切り込み42,42の二対)が形成され、長側壁第2形成部13および底壁第1形成部12に、長側壁第2形成部13および底壁第1形成部12間の折り目L2を横切る状態で少なくとも一対の切り込み(同図では一例として、切り込み41,41と同じ構成で形成された切り込み43,43と、切り込み43,43と同じ構成で形成された切り込み44,44の二対)が形成され、かつ長側壁第1形成部11および内蓋形成部35に、長側壁第1形成部11および内蓋形成部35間の折り目L20を横切る状態で少なくとも一対の切り込み(同図では一例として、切り込み41,41と同じ構成で形成された切り込み45,45と、切り込み45,45と同じ構成で形成された切り込み46,46の二対)が形成されていてもよい。
この構成のブランク1Bでは、底壁第1形成部12に対して長側壁第1形成部11および長側壁第2形成部13をそれぞれの折り目L1,L2で折り曲げる(この場合は、谷折りする)際に、一対の切り込み41,41で挟まれた部位P1、一対の切り込み42,42で挟まれた部位P2、一対の切り込み43,43で挟まれた部位P3、および一対の切り込み44,44で挟まれた部位P4については、逆に山折りする。また、長側壁第1形成部11に対して内蓋形成部35を折り目L20で折り曲げる(この場合は、谷折りする)際に、一対の切り込み45,45で挟まれた部位P5、および一対の切り込み46,46で挟まれた部位P6については、逆に山折りする。これにより、この構成のブランク1Bで構成された梱包箱50B、および梱包箱50Bを用いた物品100(本例では長芋100)の梱包構造では、例えば、部位P1、この部位P1に対向する位置にある部位P3、およびこの部位P1に対向する位置にある部位P5を横切る仮想平面に沿った梱包箱50Bの断面図である図19に示すように、山折りされてL字状に形成されたより多くの部位P1,P3,P5の各角部分において、長芋100がシート状緩衝材83を介して保持される構造となる。なお、図示はしないが、他の部位P2,P4,P6においても、シート状緩衝材83を介して長芋100が保持される。
したがって、この梱包箱50B、およびこの梱包箱50Bを用いた物品100(本例では長芋100)の梱包構造によれば、収容された1本の長芋100について、図19中における上下および左右方向への位置ずれに加えて、斜め方向への位置ずれについてもより一層確実に防止することができる。
1A,1B,1C ブランク
70 蓋体
11 長側壁第1形成部
12 底壁第1形成部
13 長側壁第2形成部
14 長側壁第3形成部
15 短側壁第1形成部
16 短側壁第2形成部
17 底壁第2形成部
18 長側壁第4形成部
19 短側壁第3形成部
20 短側壁第4形成部
21 第1差込舌片
22 第2差込舌片
23 第1延長部
24 第2延長部
25 第3差込舌片
26 第4差込舌片
27 第5差込舌片
28 第1差込溝
29 第2差込溝
30 第3差込溝
35 内蓋形成部
41~46 切り込み
70 蓋体
L1~L20 折り目

Claims (5)

  1. 一枚のブランクが予め規定された折り目で折り曲げられることによって形成される箱体と蓋体とで構成され、前記箱体は、長方形の底壁、前記底壁における一対の長辺からそれぞれ起立する一対の長方形の長側壁、および前記底壁における一対の短辺からそれぞれ起立する一対の方形の短側壁で形成されて、前記底壁と対向する開口部を介して内部に長尺な物品を収容可能に構成され、かつ前記蓋体は、前記箱体の前記開口部の口縁の一部を構成する前記一対の長側壁の各長辺のうちの一方の長側壁の長辺に連設されて前記開口部を開放自在に閉塞可能に構成される梱包箱であって、
    前記一枚のブランクは、
    前記長側壁と同等の平面形状に形成された長側壁第1形成部、
    前記底壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第1形成部における一対の長辺のうちの一方の長辺に折り目を介して連設された底壁第1形成部、
    前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記底壁第1形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第2形成部、
    前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第2形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第3形成部、
    方形の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第3形成部における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第1形成部、
    前記短側壁第1形成部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第3形成部における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第2形成部、
    前記底壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第3形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された底壁第2形成部、
    前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記底壁第2形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第4形成部、
    前記短側壁と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第4形成部における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第3形成部、
    前記短側壁第3形成部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第4形成部における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第4形成部、
    前記短側壁第3形成部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第1差込舌片、
    前記短側壁第4形成部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第2差込舌片、
    一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第4形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長方形の前記蓋体、
    前記蓋体と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第1形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された内蓋形成部、
    前記短側壁と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記蓋体における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された第1延長部、
    前記第1延長部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記蓋体における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された第2延長部、
    前記蓋体における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された第3差込舌片、
    前記第1延長部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第4差込舌片、
    前記第2延長部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第5差込舌片、
    前記長側壁第3形成部の前記一方の短辺に沿って形成された前記第1差込舌片用の第1差込溝、
    前記長側壁第3形成部の前記他方の短辺に沿って形成された前記第2差込舌片用の第2差込溝、
    および前記長側壁第3形成部の前記一方の長辺に沿って形成された前記第3差込舌片用の第3差込溝を備えて構成されている梱包箱。
  2. 一枚のブランクが予め規定された折り目で折り曲げられることによって形成される箱体と蓋体とで構成され、前記箱体は、長方形の底壁、前記底壁における一対の長辺からそれぞれ起立する一対の長方形の長側壁、および前記底壁における一対の短辺からそれぞれ起立する一対の方形の短側壁で形成されて、前記底壁と対向する開口部を介して内部に長尺な物品を収容可能に構成され、かつ前記蓋体は、前記箱体の前記開口部の口縁の一部を構成する前記一対の長側壁の各長辺のうちの一方の長側壁の長辺に連設されて前記開口部を開放自在に閉塞可能に構成される梱包箱であって、
    前記一枚のブランクは、
    前記長側壁と同等の平面形状に形成された長側壁第1形成部、
    前記底壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第1形成部における一対の長辺のうちの一方の長辺に折り目を介して連設された底壁第1形成部、
    前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記底壁第1形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第2形成部、
    前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第2形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第3形成部、
    方形の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第3形成部における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第1形成部、
    前記短側壁第1形成部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第3形成部における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第2形成部、
    前記底壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第3形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された底壁第2形成部、
    前記長側壁と同等の平面形状に形成されると共に一対の長辺のうちの一方の長辺が前記底壁第2形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長側壁第4形成部、
    前記短側壁と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第4形成部における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第3形成部、
    前記短側壁第3形成部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記長側壁第4形成部における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された短側壁第4形成部、
    前記短側壁第3形成部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第1差込舌片、
    前記短側壁第4形成部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第2差込舌片、
    一対の長辺のうちの一方の長辺が前記長側壁第4形成部における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された長方形の前記蓋体、
    前記短側壁と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記蓋体における一対の短辺のうちの一方の短辺に折り目を介して連設された第1延長部、
    前記第1延長部と同等の平面形状に形成されると共に一辺が前記蓋体における前記一対の短辺のうちの他方の短辺に折り目を介して連設された第2延長部、
    前記蓋体における前記一対の長辺のうちの他方の長辺に折り目を介して連設された第3差込舌片、
    前記第1延長部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第4差込舌片、
    前記第2延長部における前記一辺と平行な対向辺に折り目を介して連設された第5差込舌片、
    前記長側壁第3形成部の前記一方の短辺に沿って形成された前記第1差込舌片用の第1差込溝、
    前記長側壁第3形成部の前記他方の短辺に沿って形成された前記第2差込舌片用の第2差込溝、
    および前記長側壁第3形成部の前記一方の長辺に沿って形成された前記第3差込舌片用の第3差込溝を備え
    前記短側壁第1形成部および前記短側壁第2形成部の長さが、前記短側壁の長さよりも長く規定されて構成されている梱包箱。
  3. 前記ブランクは、
    前記長側壁第1形成部および前記底壁第1形成部には、当該長側壁第1形成部および当該底壁第1形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成され、かつ前記長側壁第2形成部および前記底壁第1形成部には、当該長側壁第2形成部および当該底壁第1形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成されて構成されている請求項1または2記載の梱包箱。
  4. 前記ブランクは、
    前記長側壁第1形成部および前記底壁第1形成部には、当該長側壁第1形成部および当該底壁第1形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成され、 前記長側壁第2形成部および前記底壁第1形成部には、当該長側壁第2形成部および当該底壁第1形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成され、
    かつ前記長側壁第1形成部および前記内蓋形成部には、当該長側壁第1形成部および当該内蓋形成部間の前記折り目を横切る状態で少なくとも一対の切り込みが形成されて構成されている請求項記載の梱包箱。
  5. 前記物品を収容する請求項1からのいずれかに記載の梱包箱と、
    前記物品の外面を覆う状態で当該物品と共に前記梱包箱内に収容されて、当該物品の当該梱包箱内での位置ずれを防止する樹脂製の緩衝材とを備えている梱包構造。
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