JP2021147087A - 包装用箱 - Google Patents

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【課題】上下に分割して開封する形態の包装用箱について、容易に開封することが可能な新規な形態を提案する。【解決手段】 包装用箱2に形成される略一直線状に伸びる破断線6の破断の起点となる手孔形成用破断部8であって、破断線6と直交する方向にオフセットした位置において略一直線状に伸びる直線部81と、直線部81の両端部と破断線6を結ぶように屈曲するコーナー部82と、を有し、コーナー部82には、内側に折り曲げて開口部87を形成するための折込片86が形成される、手孔形成用破断部8とする。【選択図】図4

Description

本発明は、飲料を充填したペットボトルや缶容器などを収容する包装用箱に関するものである。
従来、例えば、特許文献1に示すように、段ボール製のブランク(板紙)に内容物を載せ、内容物を包み込むようにブランクを罫線に沿って折り曲げ、箱の組立てと同時に内容物の包装が完了する所謂ラップアラウンド型の包装用箱が知られている。
特許文献1に開示されるラップアラウンド型の包装用箱では、対向する長側壁(側面板)と対向する短側壁(外フラップ)と、天板と、底板と、にて直方体形状が構成され、長側壁と短側壁には、水平方向に延びる一連の破断線が形成されている。
そして、開梱した後は、包装用箱の下半部をそのまま陳列用ケースとして使用し、陳列棚等に載置して商品を陳列することが可能となるものである。
特許文献1では、長側壁(側面板)に凹状の破断線を設け、手指で破断線を破断しつつ内側に折込むことで手孔部を形成し、この手孔部に手指を差し込んで上側に捲くり上げるようにして長側壁を上下に破断させる構成としている。手孔部は、カット線の切離開始部となる部分として定義されている。
特開2017−71438号公報
特許文献1に開示される構成では、手指を挿入するための手孔部を形成するために、凹状の破断線を連続的に破断させる必要があるが、この破断のために手指に負荷がかかるため、より破断しやすい構成が求められている。
手孔部は、手指を内側に差し込んでから捲くりあげるために、下側に凸形状、あるいは、上側に凸形状となるように形成されるものとなるが、この場合、コーナー部(角部)が存在することになり、このコーナー部において破断線の破断がし難くなることが懸念される。
本発明は、以上の問題に鑑み、上下に分割して開封する形態の包装用箱について、容易に開封することが可能な新規な形態を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
本発明の一態様によれば、
包装用箱に形成される略一直線状に伸びる破断線の破断の起点となる手孔形成用破断部であって、
前記破断線と直交する方向にオフセットした位置において略一直線状に伸びる直線部と、
前記直線部の両端部と前記破断線を結ぶように屈曲するコーナー部と、を有し、
前記コーナー部には、内側に折り曲げて開口部を形成するための折込片が形成される、
手孔形成用破断部とするものである。
また、本発明の一態様によれば、
前記コーナー部の前記折込片は、コーナー部破断線とコーナー部罫線で囲まれる領域で形成されるものであり、
前記コーナー部破断線は、前記破断線と前記直線部を結ぶように弧状に形成され、
前記コーナー部罫線は、前記破断線と前記直線部を結ぶように弧状に形成され、
前記コーナー部破断線と前記コーナー部罫線の弧状の形状が異なることで、前記折込片を画成するための領域が構成される、
こととするものである。
また、本発明の一態様によれば、
前記折込片には分割線が形成され、前記折込片は前記分割線にて2つに分割されつつ包装用箱の内側に折り曲げられる、こととするものである。
また、本発明の一態様によれば、
手孔形成用破断部を備えるラップアラウンド型の包装用箱であって、
包装用箱を構成する4つの側壁において、対向する2つの側壁を構成する側板に前記手孔形成用破断部が配置される、こととするものである。
また、本発明の一態様によれば、
前記手孔形成用破断部を起点として前記破断線を破断して上半分を取り除くことにより、下側に残された部分を陳列用ケースとして用いることが可能な包装用箱とするものである。
本発明の一態様によれば、
コーナー部に手指を差し込むとともに、斜め上方向に力を加えることで、手孔形成用破断部の直線部や破断線を連続的に破断させることができ、破断が予定される箇所を容易に破断させることができる。また、包装用箱に収容される収容物の重量がもたらす下向きの力を有効に利用することができる。
また、本発明の一態様によれば、
手指を開口部に入れて斜め上方に力を加えた際に、手指が当たるコーナー部罫線は弧状に構成されているため、手指にかかる反力が分散され、手指にかかる負担を低減することができる。つまり、手指が痛くならないようにすることができる。
また、本発明の一態様によれば、
分割線の箇所に力を加えることで、折込片が2つに分割されて小さくなり、各折込片,をより軽い力で押し込むことが可能となり、より容易に開口部を形成することが可能となる。ひいては、手孔部を形成するための一連の動作を容易なものとすることができる。
本発明の一実施形態に係る包装用箱について示す斜視図である。 包装用箱を組み立てる前のブランクの状態の展開図であり、組み立てた状態で内側になる面を示す図である。 (A)は手孔部を形成するための破断線について説明する図である。(B)は手孔部の角部の構成について示す図である。(C)は角部を開いた状態について示す図である。(D)は手指を引き上げるように力を加える様子を示す図である。 開封時において手孔部に手指を差し込んだ状態について説明する図である。 包装用箱の上半分を分離して取り外す状態について示す図である。 本発明に係る包装用箱の他の実施形態について示す図である。 本発明に係る包装用箱の他の実施形態の展開図であり、組み立てた状態で内側になる面を示す図である。
以下本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るラップアラウンド型の包装用箱2の外観の斜視図であり、図2は、包装用箱2を組み立てる前のブランクの状態の展開図であり、組み立てた状態で内側になる面を示す図である。
以下の説明では、便宜のため、図1,図2における矢印Y方向を上下方向、又は高さ方向とする。また、同様に、図1,図2における矢印X、X1、X2方向を左右方向、水平方向、又は横方向とする。
図1に示すように、包装用箱2は、直方体形状の箱型に構成されるものであり、図1における包装用箱2の手前側に現れる面が短側壁40となり、奥行き方向に現れる面が長側壁50となる。また、包装用箱2の上側の面が天板60で構成され、下側の面が底板70で構成される。なお、本実施例では、包装用箱は直方体形状に構成するが、立方体形状においても本発明は適用可能である。
図1に示すように、包装用箱2の短側壁40は、上下の外フラップ31a,32aと、その内側の内フラップ33a,34aにより構成されている。
図1に示すように、包装用箱2の長側壁50は、一枚の板状の側板51により構成されている。
なお、短側壁40と長側壁50の構成は、互いに逆とするものであってもよい。即ち、長側壁50が内フラップ33a,34aと外フラップ31a,32aの組み合わせにて構成され、短側壁40が側板51にて構成されるものであってもよい。また、図1において短側壁40の横幅(矢印X1方向)が長側壁50の横幅(矢印X2方向)が広い構成においても、本発明は適用可能である。
図2に示すように、包装用箱2を組み立てる前のブランクの状態では、側板51、底板70、側板52、天板60がそれぞれ折り目となる罫線を介して一方向に連続して配置される。なお、各板は、波状の紙(フルート)を両側の外紙で挟んでなる所謂ダンボールや、各種厚紙といった板紙で構成されるものである。
図2に示すように、一方の側板51には、天板60の表面に重ねて連結させるための長片状の継代53が折り目となる罫線を介して設けられている。また、一方の側板51における横方向の両端部には、それぞれ、折り目となる罫線を介して内フラップ33a,33bが設けられている。側板51には、幅方向に連続する破断線6が形成される。破断線6の幅方向(X軸方向)の中央部は、上側に平行にずれて配置され、上側に凸形状となる手孔形成用破断部8が形成される。
破断線6は、手孔形成用破断部8を起点とし、左右の幅方向に連続的に破断されることが予定されるものであり、手孔形成用破断部8の両側において直線状に構成される。なお、曲線などで構成してもよい。図3(A)にも示されるように、破断線6は、板紙材を厚み方向に貫通する線状の貫通穴6a,6aを所定間隔で配置してなるミシン目の形態にて構成される。
図2に示すように、内フラップ33a,33bには、破断線6と連続する破断線5が形成される。破断線5も同様にミシン目の形態にて構成され、破断線6と連続して破断することが予定されるものである。
図2に示すように、他方の側板52における横方向の両端部には、それぞれ、折り目となる罫線を介して内フラップ34a,34bが設けられている。側板52にも同様に破断線6や、手孔形成用破断部8が形成される。内フラップ34a,34bにも同様に、破断線6と連続する破断線5が形成される。
図2に示すように、天板60における横方向の両端部には、それぞれ、折り目となる罫線を介して外フラップ31a,31bが設けられている。
図2に示すように、底板70における横方向の両端部には、それぞれ、折り目となる罫線を介して外フラップ32a,32bが設けられている。
包装用箱により包装する際には、図2に示す底板70に商品を載置するとともに、各罫線にて折り曲げることにより、商品が包装用箱内に収容される。商品としては、例えば、飲料が充填されたペットボトル容器や、缶容器などが考えられる。
この包装の際には、内フラップ33a,34aの外側に外フラップ31a,32aが覆い被せられるとともに、両者の間の接着剤によって、内フラップ33a,34aと外フラップ31a,32aが接着される。
同様に、内フラップ33b,34bの外側に外フラップ31b,32bが覆い被せられるとともに、両者の間の接着剤によって、内フラップ33b,34bと外フラップ31b,32bが接着される。
また、天板60の縁に継代53が覆い被せられるとともに、両者の間の接着剤によって、天板60と継代53が接着される。
次に、図3(A)(B)に示される手孔形成用破断部8について説明する。
本実施例では、手孔形成用破断部8は、略直線状に伸びる直線部81と、直線部81の両端部と破断線6を結ぶように屈曲するコーナー部(角部)82と、を有して構成される。この構成により、破断線6と直交する方向(上側)にオフセットした位置に直線部81が配置され、直線部81とコーナー部82によって、上側に凸形状の手孔形成用破断部8が構成される。なお、図3(A)(B)は、箱に組み立てた状態で内側面に配置される手孔形成用破断部8を示すものであり、図3(C)(D)は、箱に組み立てた状態で外側面に配置される手孔形成用破断部8を示すものである。
図3(B)に示すように、直線部81は、板紙材を厚み方向に貫通する線状の貫通穴81a,81aを所定間隔で配置してなるミシン目の形態にて構成される。
図3(B)に示すように、コーナー部82は、直線部81の端部と、破断線6の端部を結ぶ弧状のコーナー部破断線83を有する。コーナー部破断線83は、板紙材を厚み方向に貫通する線状の貫通穴83a,83aを所定間隔で配置してなるミシン目の形態にて構成される。
図3(B)に示すように、コーナー部82は、コーナー部破断線83よりも外側となる位置において、直線部81の端部と、破断線6の端部を結ぶ弧状のコーナー部罫線84を有する。このコーナー部罫線84は、折目線(図3(B)においては谷折)を構成するものであって、板紙材の裏面、あるいは、両面に線状の折り目をつけることで形成することができる。本実施例では、板紙材の裏面側(箱に組み立てた状態で内側面)にのみコーナー部罫線84が形成される。折り目は、例えば、圧縮加工により形成することができる。
図3(B)に示すコーナー部罫線84の構成では、左上から順に、直線部84aと、分割線85側に中心が配置される第一円弧部84bと、分割線85とは反対側に中心が配置される第二円弧部84cと、を有して構成され、第一円弧部84bの略中央部に分割線85が接続される構成とするが、この構成に限定されるものではない。
図3(B)に示すように、コーナー部82は、コーナー部破断線83の中央部と、コーナー部罫線84の中央部を結ぶように、斜めに形成される分割線85を有する。分割線85は、板紙材を厚み方向に貫通する線状の貫通穴にて構成される。なお、分割線85を貫通穴を所定間隔で連続的に配置してなるミシン目の形態にて構成してもよい。
図3(B)に示すように、コーナー部82において、コーナー部破断線83とコーナー部罫線84で囲まれる領域には、分割線85により区画される2つの折込片86,86が形成される。
以上の構成において、包装用箱を開封する際には、まずは、図3(B)(C)に示すように、コーナー部82の折込片86,86の箇所に指で力を加えると、コーナー部破断線83が破断するとともに、分割線85の箇所で折込片86,86が2つに別れて内側へと押し込まれ、開口部87が形成される。分割線85とコーナー部罫線84が形成されていることにより、軽い力で、コーナー部破断線83を破断させ、手指を開口部87を通じて包装用箱の内側に挿入することができる。
そして、図3(C)に示すように、手指を開口部87に入れたまま、コーナー部罫線84(第一円弧部84b(図3(B)))に手指を引っ掛けるようにして、斜め上方向(矢印K1)方向に引き上げるように力を加えると、破断線81の伸びる方向(矢印K2)と、コーナー部破断線83の伸びる方向(矢印K3)や破断線6の伸びる方向(矢印K4)に力が分散され、各破断線81,83,6が連続して破断する。
ここで、図4に示すように、斜め上方向(矢印K1)方向に力を加えた際には、包装用箱2に収容される収容物の重量により包装用箱2が持ち上がることがない。いうなれば、この収容物の重量が包装用箱2を上下に破断させるための下向きの力Fとして作用し、各破断線81,83,6が容易に破断されることになる。
なお、以上の構成とするほか、分割線85を設けずに、一つの折込片86を設けることとし、この一つの折込片86を押し込んで開口部が形成されることとしてもよい。
次いで、図3(C)(D)に示す右側のコーナー部82について操作を、左側のコーナー部82についても同様に行う。この際、手指が引っ掛けられるコーナー部罫線84(第一円弧部84b(図3(B)))が弧状になっているため、手指にかかる反力が分散され、手指にかかる負担を低減することができる。つまり、手指が痛くならないようにすることができる。
図4に示すように、破断線6が連続的に破断することで、長側壁50を構成する側板51が上下方向に分裂される。側板51に形成される破断線6の破断は、内フラップ33a,34aに形成される破断線5にそのまま連続的に繋がり、内フラップ33a,34aが上下方向に分裂される。
以上のようにして、図5に示すように包装用箱の上半分2Bを分離して取り外すことができる。上半分2Bを取り外すと、内部に収容されていた容器が現れ、下側に残された部分をそのまま陳列用ケース2Aとして用いることができる。
以上の説明では、図1に示すラップアラウンド型の包装用箱における実施形態を説明したが、本発明は、図6,及び、図7に示されるいわゆるA型(A式)の包装用箱3においても適用することができる。なお、A型(A式)の包装用箱3は、各側板54〜57の上下両側にそれぞれ板状のフラップFが設けられ、各フラップFを折り込んで底板部TAと、天板部TBを構成する形態のものである。このA型(A式)の包装用箱3においても、図5に示すラップアラウンド型の場合と同様に、上半分を取り外すことにより、下側に残された部分をそのまま陳列用ケースとして用いることができる。
図6,及び、図7に示す包装用箱3においては、組み立てた状態で縦壁面(側面)を構成する4面の全ての側板54〜57について、手孔形成用破断部8Aを形成し、各手孔形成用破断部8Aをミシン目状の破断線6Aで接続するものである。
このような構成とすることで、A型(A式)の包装用箱3においても同様に、本発明に係る手孔形成用破断部8Aの構成を適用することができ、開放が容易な包装用箱3を実現することができる。
以上のようにして本発明を実施することができる。
即ち、図1乃至図4に示すように、
包装用箱2に形成される略一直線状に伸びる破断線6の破断の起点となる手孔形成用破断部8であって、
破断線6と直交する方向にオフセットした位置において略一直線状に伸びる直線部81と、
直線部81の両端部と破断線6を結ぶように屈曲するコーナー部82と、を有し、
コーナー部82には、内側に折り曲げて開口部87を形成するための折込片86が形成される、
手孔形成用破断部8とするものである。
この構成により、図3(C)(D)に示すように、コーナー部82に手指を差し込むとともに、斜め上方向に力を加えることで、手孔形成用破断部8の直線部81や破断線6を連続的に破断させることができ、破断が予定される箇所を容易に破断させることができる。また、包装用箱2に収容される収容物の重量がもたらす下向きの力Fを有効に利用することができる。
また、図3(B)に示すように、
コーナー部82の折込片86は、コーナー部破断線83とコーナー部罫線84で囲まれる領域で形成されるものであり、
コーナー部破断線83は、破断線6と直線部81を結ぶように弧状に形成され、
コーナー部罫線84は、破断線6と直線部81を結ぶように弧状に形成され、
コーナー部破断線83とコーナー部罫線84の弧状の形状が異なることで、折込片86を画成するための領域が構成される、こととするものである。
この構成により、図3(C)(D)に示すように、手指を開口部87に入れて斜め上方に力を加えた際に、手指が当たるコーナー部罫線84は弧状に構成されているため、手指にかかる反力が分散され、手指にかかる負担を低減することができる。つまり、手指が痛くならないようにすることができる。
また、図3(B)に示すように、折込片86には分割線85が形成され、折込片86は分割線85にて2つに分割されつつ包装用箱2の内側に折り曲げられる、こととするものである。
この構成により、図3(C)に示すように、分割線85の箇所に力を加えることで、折込片86が2つに分割されて小さくなり、各折込片86,86をより軽い力で押し込むことが可能となり、より容易に開口部87を形成することが可能となる。ひいては、手孔部89を形成するための一連の動作を容易なものとすることができる。
また、図1に示すように、手孔形成用破断部8を備えるラップアラウンド型の包装用箱2であって、包装用箱2を構成する4つの側壁において、対向する2つの側壁を構成する側板51,52に手孔形成用破断部8が配置される、こととするものである。
また、図6、及び、図7に示すように、手孔形成用破断部8Aを備えるA型の包装用箱3であって、包装用箱3を構成する4つの各側壁を構成する各側板54〜57に、それぞれ手孔形成用破断部8Aが配置される、こととするものである。
また、図4及び図5に示すように、手孔形成用破断部8を起点として破断線6を破断して上半分を取り除くことにより、下側に残された部分を陳列用ケース2Aとして用いることが可能な包装用箱2とするものである。
2 包装用箱
2A 陳列用ケース
2B 上半分
5 破断線
6 破断線
6a 貫通穴
8 手孔形成用破断部
31a 外フラップ
32a 外フラップ
33a 内フラップ
34a 内フラップ
40 短側壁
50 長側壁
51 側板
52 側板
53 継代
60 天板
70 底板
81 水平部
81a 貫通穴
82 コーナー部
83 破断線
83a 貫通穴
84 罫線
84a 直線部
84b 第一円弧部
84c 第二円弧部
85 分割線
86 折込片
87 開口部
88 押圧領域
89 手孔部

Claims (6)

  1. 包装用箱に形成される略一直線状に伸びる破断線の破断の起点となる手孔形成用破断部であって、
    前記破断線と直交する方向にオフセットした位置において略一直線状に伸びる直線部と、
    前記直線部の両端部と前記破断線を結ぶように屈曲するコーナー部と、を有し、
    前記コーナー部には、内側に折り曲げて開口部を形成するための折込片が形成される、
    手孔形成用破断部。
  2. 前記コーナー部の前記折込片は、コーナー部破断線とコーナー部罫線で囲まれる領域で形成されるものであり、
    前記コーナー部破断線は、前記破断線と前記直線部を結ぶように弧状に形成され、
    前記コーナー部罫線は、前記破断線と前記直線部を結ぶように弧状に形成され、
    前記コーナー部破断線と前記コーナー部罫線の弧状の形状が異なることで、前記折込片を画成するための領域が構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の手孔形成用破断部。
  3. 前記折込片には分割線が形成され、前記折込片は前記分割線にて2つに分割されつつ包装用箱の内側に折り曲げられる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の手孔形成用破断部。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の手孔形成用破断部を備えるラップアラウンド型の包装用箱であって、
    包装用箱を構成する4つの側壁において、対向する2つの側壁を構成する側板に前記手孔形成用破断部が配置される、包装用箱。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の手孔形成用破断部を備えるA型の包装用箱であって、
    包装用箱を構成する4つの各側壁を構成する各側板に、それぞれ前記手孔形成用破断部が配置される、包装用箱。
  6. 前記手孔形成用破断部を起点として前記破断線を破断して上半分を取り除くことにより、
    下側に残された部分を陳列用ケースとして用いることが可能である、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の包装用箱。

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