JP3235452U - 中仕切り付き包装箱 - Google Patents

中仕切り付き包装箱 Download PDF

Info

Publication number
JP3235452U
JP3235452U JP2021003912U JP2021003912U JP3235452U JP 3235452 U JP3235452 U JP 3235452U JP 2021003912 U JP2021003912 U JP 2021003912U JP 2021003912 U JP2021003912 U JP 2021003912U JP 3235452 U JP3235452 U JP 3235452U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
plate
piece
partition
partition plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021003912U
Other languages
English (en)
Inventor
智昭 赤井
Original Assignee
富山スガキ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富山スガキ株式会社 filed Critical 富山スガキ株式会社
Priority to JP2021003912U priority Critical patent/JP3235452U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3235452U publication Critical patent/JP3235452U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】シンプルな構造で収容物を安全に保護することができ、組み立て工程で、収容物を収容空間の中にスムーズに入れることができる中仕切り付き包装箱を提供する。【解決手段】中仕切り付き包装箱は、仕切り板30の蓋側の端辺に延設され、組み立て工程で収容物を筒体の蓋側の開口から収容空間の中に入れる時、収容物を収容空間に向けて案内するガイド片80を備える。組み立て状態で、第一の糊付け板28が第一の側面板20の端部に糊付けされ、側面板20、22、24、26で成る筒体が形成される。第二の糊付け板32が第三の側面板24の内面に糊付けされ、仕切り板30が第二の側面板22に対向し、蓋側端部30aが開封部86の内側に配置される。第一及び第二の蓋片54、72が重なって互いに糊付けされて蓋部が形成される。ガイド片80は、仕切り板30との境界部分が折り曲げられて蓋部の内側に収まる。【選択図】図2

Description

本考案は、箱体の中に中仕切りが設けられた中仕切り付き包装箱に関する。
従来、本願出願人による特許文献1に開示されているように、四角形の筒体の両端が蓋部及び底部で各々閉鎖され、筒体の中が仕切られて収容物を入れる収容空間が形成された中仕切り付き包装箱があった。この中仕切り付き包装箱は、組み立て状態で、筒体の中を区画する仕切り板が第二の側面板に対向する位置に支持され、第二の側面板の蓋側の端部に、開封時に指で押し込まれる開封部が設けられ、仕切り板の蓋側端部が開封部の内側に配置される。この構造により、開封部が押し破られた時、開封部が収容物(医薬品等が入ったPTPシート等)に直接接触するのが阻止され、収容物が保護されるという特徴がある。
実用新案登録第3224238号公報
特許文献1の中仕切り付き包装箱は、組み立て工程で収容物を筒体の蓋側の開口から収容空間の中に入れる時、収容物が仕切り板の上端面(蓋側端部の上端面)に引っ掛かって入れにくい場合があった。
この考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、シンプルな構造で収容物を安全に保護することができ、組み立て工程で、収容物を収容空間の中にスムーズに入れることができる中仕切り付き包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、四角形の筒体の両端が蓋部及び底部で各々閉鎖され、前記筒体の中が仕切られて収容物を入れる収容空間が形成された包装箱であって、
一枚の箱体形成片によって形成され、前記箱体形成片は、順に一列に連接された第一、第二、第三及び第四の側面板、第一の糊付け板、仕切り板及び第二の糊付け板と、前記第二の側面板の蓋側の端辺に延設された第一の蓋片と、前記第四の側面板の蓋側の端辺に延設された第二の蓋片と、前記仕切り板の蓋側の端辺に延設された板片であって、組み立て工程で収容物を前記筒体の蓋側の開口から前記収容空間の中に入れる時に収容物を前記収容空間に向けて案内するガイド片とを備え、
前記第二の側面板の内側の、蓋側の端部には、蓋側の端辺が前記第一の蓋片に連続する開封部と、開封時に前記開封部及び前記第一の蓋片を前記第二の側面板から切り離すための開封用破断線とが設けられ、
開封前の組み立て状態で、前記第一の糊付け板が前記第一の側面板の端部に糊付けされて、4つの前記側面板で成る前記筒体が形成され、前記第二の糊付け板が前記第三の側面板の内面に糊付けされて、前記仕切り板が前記第二の側面板に対向する位置に支持され、前記仕切り板の蓋側端部が前記第二の側面板の前記開封部の内側に配置され、前記仕切り板と前記第四の側面板との間に形成された前記収容空間に収容物が入れられ、前記第一及び第二の蓋片が重なって互いに糊付けされて前記蓋部が形成され、前記ガイド片は、前記仕切り板との境界部分が折り曲げられて前記蓋部の内側に収まり、前記開封用破断線を破断させて開封する時、前記第二の側面板から切離した前記開封部が前記収容物に接触するのを、前記仕切り板の前記蓋側端部が阻止することによって、前記収容物が保護される中仕切り付き包装箱である。
前記ガイド片は、内側に糊付け孔が設けられ、前記仕切り板との境界部分がガイド片切離用破断線で区切られており、開封前の組み立て状態で、前記ガイド片は、外面側の前記第一の蓋片と内面側の第二の蓋片との間に配置されて前記蓋部の内側に収まり、前記第一の蓋片、第二の蓋片及び前記ガイド片が前記糊付け孔を通じて相互に糊付けされ、前記蓋部を開くと、前記ガイド片が引っ張られて前記ガイド片切離用破断線が破断し、前記ガイド片が前記仕切り板から切り離される構成にすることができる。
また、前記箱体形成片の、前記仕切り板及び前記第二の糊付け板の底側の端部には、前記第二の糊付け板の連接方向の端部から前記仕切り板の途中の位置まで延びる切り込み線によって区切られた収容物支持部が設けられ、開封前の組み立て状態で、前記収容物支持部が折れ曲がり、前記収容物支持部の特定部分が前記収容空間を横切り、前記特定部分の上端面によって収容物の下端部が緩衝的に支持される構成にすることができる。
さらに、前記仕切り板は、内側に収容物に関する情報が表示され、隣接する前記第一及び第二の糊付け板との各境界が仕切り板切離用破断線で区切られており、前記蓋部が開かれた状態で前記ガイド片を摘まんで引っ張ると、前記仕切り板が前記第一及び第二の糊付け板から切り離されて情報表示カードとなる構成にすることができる。
この考案の中仕切り付き包装箱は、シンプルな構造で組み立てやすく、組み立て工程で収容物を筒体の蓋側の開口から収容空間の中に入れる時、筒体の外に突出するガイド片によって収容物が収容空間に向けて案内されるので、収容物が仕切り板の上端面に引っ掛かることが防止され、収容物をスムーズに収容空間に入れることができる。しかも、ガイド片は、仕切り板との境界部分が折り曲げられて蓋部の内側に収まる形状なので、包装箱の外形が大型化することもない。
また、特許文献1の包装箱と同様に、開封部を押し破る等の開封が行われた時、仕切り板の蓋側端部が、開封部が収容物(医薬品等が入ったPTPシート等)に直接接触するのを阻止するので、収容物が適切に保護される。
本考案の中仕切り付き包装箱の第一の実施形態の、開封前の組み立て状態の外観を示す斜視図(a)、内部構造を示す縦断面図(b)である。 第一の実施形態の中仕切り付き包装箱を展開した箱体形成片を裏面側から見た平面図である。 第一の実施形態の中仕切り付き包装箱の組み立て工程を順に示す平面図(a)、(b)である。 第一の実施形態の中仕切り付き包装箱の組み立て工程を順に示す平面図(a)、(b)である。 第一の実施形態の中仕切り付き包装箱の組み立て工程の途中の、立体的な筒体を形成した状態を示す斜視図(a)、底面図(b)である。 第一の実施形態の中仕切り付き包装箱の組み立て工程(収容物を収容空間の中に入れる工程)を示す縦断面図である。 第一の実施形態の中仕切り付き包装箱の、開封した状態の外観を示す斜視図(a)、内部構造を示す縦断面図(b)である。 第一の実施形態の中仕切り付き包装箱の、再封した状態の外観を示す斜視図(a)、内部構造を示す縦断面図(b)である。 本考案の中仕切り付き包装箱の第二の実施形態の、開封前の組み立て状態の外観を示す斜視図(a)、内部構造を示す縦断面図(b)である。 第二の実施形態の中仕切り付き包装箱を展開した箱体形成片を裏面側から見た平面図である。 第二の実施形態の中仕切り付き包装箱の組み立て工程を順に示す平面図(a)、(b)、(c)である。 第二の実施形態の中仕切り付き包装箱の組み立て工程の途中の、立体的な筒体を形成した状態の外観を示す斜視図(a)、内部構造を示す底面図(b)である。 第二の実施形態の中仕切り付き包装箱の組み立て工程(収容物を収容空間の中に入れる工程)を示す縦断面図である。 第二の実施形態の中仕切り付き包装箱の、開封した状態の外観を示す斜視図(a)、内部構造を示す縦断面図(b)である。 第二の実施形態の中仕切り付き包装箱の、再封した状態の外観を示す斜視図(a)、内部構造を示す縦断面図(b)である。
以下、本考案の中仕切り付き包装箱の第一の実施形態について、図1〜図8に基づいて説明する。この実施形態の中仕切り付き包装箱10は、錠剤を封止したPTPシート等の収容物Sを包装する用途に使用される包装箱で、図1(a)に示す組み立て状態で、四角形の筒体12の両端が蓋部14及び底部16で閉鎖されている。
中仕切り付き包装箱10は、厚紙等で成る一枚の箱体形成片18を組み立てることによって形成される。図2は、箱体形成片18を裏面側から見た平面図で、以下、箱体形成片18の構成について、紙面の上側を蓋側と称し、紙面の下側を底側と称して説明する。
箱体形成片18は、順に一列に連接された第、第二、第三及び第四の側面板20,22,24,26を有している。これらは、連接方向と直角な幅方向の長さがほぼ同じで、連接方向の長さは、第一及び第三の側面板20,24が短くて互いにほぼ等しく、第二及び第四の側面板22,26が長くて互いにほぼ等しい。さらに、第四の側面板26の連接方向の端辺には、第一の糊付け板28が連接されている。第一の糊付け板28の連接方向の長さは、第一及び第三の側面板20,24の連接方向長さよりも少し短い。
第一の糊付け板28の連接方向の端辺には、仕切り板30が連接されている。仕切り板30の連接方向の長さは、第二及び第四の側面板22,26の連接方向の長さとほぼ同じであり、連接方向と直角な幅方向の長さは、第二及び第四の側面板22,26の幅方向の長さとほぼ同じか僅かに短い。さらに、仕切り板30の連接方向の端辺には、第二の糊付け板32が連接されている。第二の糊付け板32の連接方向の長さは、第一の糊付け板28の連接方向長さとほぼ同じである。
上記の第一、第二、第三及び第四の側面板20,22,24,26、第一の糊付け板28、仕切り板30及び第二の糊付け板32は、各々折罫線34,36,38,40,42,44で区切られている。
第一の側面板20の蓋側の端辺には台形状のサイドフラップ46が延設され、折罫線48で第一の側面板20と区切られている。サイドフラップ46は、延出長さが第二及び第四の側面板22,26の連接方向長さの約2/5で、後述する第一の蓋片54に近い先端角部が、鈍角のV字形に大きく切り欠かれている。また、第一の側面板20の底側の端辺には、台形状のサイドフラップ50が延設され、折罫線52で第一の側面板20と区切られている。サイドフラップ50の内側には、折罫線34の底側の一端から斜めに延びる補助折罫線50aが設けられている。
第二の側面板22の蓋側の端辺には、略長方形の第一の蓋片54が延設され、折罫線56で第二の側面板22と区切られている。第一の蓋片54の延出長さは、第一及び第三の側面板20,24の連接方向長さと同じか僅かに短い。また、第二の側面板22の底側の端辺には、略長方形の第一の底片60が延設され、折罫線62で第二の側面板22と区切られている。第一の底片60の延出長さは、第一及び第三の側面板20,24の連接方向長さと同じか僅かに短い。
第三の側面板24の蓋側の端辺には台形状のサイドフラップ64が延設され、折罫線66で第三の側面板24と区切られている。サイドフラップ64は、延出長さが第二及び第四の側面板22,26の連接方向長さの約2/5で、第一の蓋片54に近い先端角部が鈍角のV字形に大きく切り欠かれている。また、第三の側面板24の底側の端辺には、台形状のサイドフラップ68が延設され、折罫線70で第三の側面板24と区切られている。
第四の側面板26の蓋側の端辺には、略長方形の第二の蓋片72が延設され、折罫線74で第四の側面板26と区切られている。第二の蓋片72の延出長さは、第一の蓋片54の延出長さよりも少し短い。また、第四の側面板26の底側の端辺には、略長方形の第二の底片76が延設され、解体用破断線78で第四の側面板26と区切られている。第二の底片76の延出長さは、第一の底片60の延出長さよりも少し短い。
仕切り板30の蓋側の端辺には、先端が丸く面取りされた略三角形のガイド片80が延設され、ガイド片切離用破断線82で仕切り板30と区切られている。ガイド片80の延出長さは、第一の蓋片54の延出長さよりも少し短く、第二の蓋片72の延出長さと同じか僅かに長い。
その他、第二の側面板22の内側の、蓋側の端部には、第二の側面板22の中央部に向かって膨出する略V字形状(又は等脚台形状)にレイアウトされた開封用破断線84が設けられ、開封用破断線84と折罫線56とで囲まれた内側が開封部86になっている。開封部86は、折罫線56を介して第一の蓋片54に連続しており、開封時、開封用破断線84を破断させると、開封部86及び第一の蓋片54が第二の側面板22から切り離される。
さらに仕切り板30の内側には、略四角形の領域である蓋側端部30aが設けられている。蓋側端部30aは、左右の側端部が、折罫線42,44の蓋側の一端を延長した位置に設けられた細長いスリット88a,88bによって第一及び第二の糊付け板28,32から切り離され、基端部が、仕切り板30の他の部分に連続している。そして、蓋側端部30aの、ガイド片切離用破断線82の中央部と接する位置に、底側に向かって膨出する半円形の補助透孔30bが設けられている。また、ガイド片80の内側の先端寄りの位置に、糊付け孔80aが設けられている。
さらに、第二の糊付け板32及び仕切り板30の底側の端部には、第二の糊付け板32の連接方向の端部から仕切り板30の途中の位置まで延びる切り込み線90によって区切られた収容物支持部92が設けられている。収容物支持部92は、折罫線42と平行な折罫線94で仕切り板30と区切られており、収容物支持部92の内側は、折罫線94と平行な折罫線96により、折罫線94,96に挟まれた特定部分92aと、それ以外の糊付け部分92bとに区切られている。
次に、中仕切り付き包装箱10の組み立て方法の一例を説明する。ここでは、図2に示す箱体形成片18の各折罫線及び破断線の折り曲げ方について、表面が凸になる折り方を正折り、裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、図3(a)に示すように、収容物支持部92の糊付け部分92bの裏面に糊98を塗布し、図3(b)に示すように、仕切り板30及び第二糊付け板32を、折罫線42で正折りして第四の側面板26及び第一の糊付け板28に重ね、糊付け部分92bを第四の側面板26に糊付けする。
その後、第二の糊付け板32の表面に糊100を塗布した後、図4(a)に示すように、仕切り板30及び第二糊付け板32を、折罫線38で正折りして第二及び第三の側面板22,24に重ね、第二の糊付け板32を第三の側面板24に糊付けする。
そして、第一の糊付け板28の表面に糊102を塗布した後、図4(b)に示すように、第一の側面板20を、折罫線34で正折りして第一の糊付け板28に重ね、第一の側面板20を第一の糊付け板28に糊付けする。箱体形成片18は、この折り畳み状態で中仕切り付き包装箱10の製造工場等から出荷される。
次に、収容物Sの包装を行う工場等において、箱体形成片18の折罫線34,36,38,40を各々90度に正折りし、図5(a)に示すように、4つの側面板20,22,24,26で四角形の筒体12を形成する。この時、所定の部位が糊98,100,102で糊付けされているので、図5(b)に示すように、折罫線42,44,94が自動的に90度に折れ曲がり(折罫線42,44が正折り、折罫線94が逆折りされ)、仕切り板30と収容物支持部の特定部分92aが所定の位置に移動する。
次に、底部16を形成するため、サイドフラップ50,68を折罫線52,70で各々90度に正折りし、第二の底片76を解体用破断線78で90度に正折りし、第二の底片76をサイドフラップ50,68に重ねる。そして、第二の底片76の表面に糊104を塗布した後、第一の底片60を折罫線62で90度に正折りして第二の底片76に重ね、第一の底片60を第二の底片76に糊付けする。これで、筒体12の一端部が底部16で閉鎖される。
この状態で、図5(b)、図6に示すように、仕切り板30は、第二の側面板22に対向する位置に支持され、仕切り板30と第四の側面板26との間に収容空間106が形成される。また、仕切り板30の蓋側端部30aは、開封部86の内側に対向するように配置されて、第二の側面板22の方向及び第四の側面板26の方向に傾倒可能に支持される。また、収容物支持部92が折れ曲がり、特定部分92aが収容空間16の下方を横切る角度に配置される。
そして、開放している筒体12の蓋側の端部から収容空間106の中に、収容物Sを入れる。収容物Sを入れる時は、収容物Sの下端部を筒体12の外に突出しているガイド片80の内面に摺接させて差し込む。ガイド片80が無いとすると、収容物Sが仕切り板30の上端面に引っ掛かって少し入れにくい場合があるが、ガイド片80があるので、ガイド片80によって収容物Sが収容空間106に向けて案内され、収容物Sをスムーズに入れることができる。そして、収容空間106に入った収容物Sは、下端部が特定部分92aの上端面によって緩衝的に支持される。
収容物Sを入れた後、蓋部14を形成する。まず、サイドフラップ46,64を罫線48,66で各々90度に正折りし、第二の蓋片72を折罫線74で90度に正折りしてサイドフラップ46,64に重ね、さらに、筒体12の外に突出しているガイド片80をガイド片切離用破断線82でほぼ90度に正折りして第二の蓋片72に重ねる。そして、ガイド片80の糊付け孔80aから見える第二の蓋片72の表面と糊付け孔80aの周縁部とに跨るように糊108を塗布した後、第一の蓋片54を折罫線56で90度に正折りしてガイド片80に重ね、第一の蓋片54を第二の蓋片72及びガイド片80に糊付けする。これで、筒体12の他端部が蓋部14で閉鎖され、ガイド片80が蓋部14の中に収まって、図1(a)、(b)に示す組み立て状態になる。
中仕切り付き包装箱10を開封する時は、例えば開封部86を指で押し込んで開封用破断線84を破断させる。開封部86の内側近傍には仕切り板30の蓋側端部30aが配置されているが、蓋側端部30aは、スリット88a,88bによって第一及び第二の糊付け板28,32から切り離されているので、開封部86に押されると第四の側面板26の方向に傾倒し、開封部86を押し込む障害にはならない。そして、蓋側端部30aは、開封部86に押されて第四の側面板26の方向に傾倒しつつ、開封部86が収容物S(PTPシート)に直接接触するのを阻止し、収容物Sを保護する。
開封用破断線84を破断させると、第一の蓋片54及び開封部86が第二の側面板22から切り離される。さらに第一及び第二の蓋片54,72及びガイド片80を少し引き上げてガイド片切離用破断線82を破断させると、ガイド片80が仕切り板30から切り離される。これで、2つの蓋片54,72及びガイド片80が開閉可能になり、これらを大きく引き上げた後、サイドフラップ46,64を引き上げると、図7(a)、(b)に示すように、蓋部14が広く開放し、中の収容物Sを取り出すことができる。第一の蓋片54、開封部86及びガイド片80は、糊108を介して第二の蓋片72に接続されているのでゴミにはならない。
なお、開封用破断線84を破断させる時は、開封部86を内向きに押し込むのではなく、開封部86の表面に指を当てて蓋部14の方向に移動させ(スライド開封)てもよい。開封用破断線84は、第一の蓋片54に連続する基端部が幅広で、先端部が幅狭な略V字状(又は等脚台形状)にレイアウトされているので、スライド開封した場合でも、容易に破断させることができる。スライドして開封すれば、収容物Sをより安全に保護することができ、しかも、開封用破断線84を破断させる動作と第一及び第二の蓋片54,72及びガイド片80を引き上げる動作とが連続動作になるので、1アクションで簡単に開封することができる。
中仕切り付き包装箱10を開封した後、再封する時は、まず、サイドフラップ46,64を折罫線48,66で90度に正折りして倒す。次に、折罫線74を正折りして2つの蓋片54,72及びガイド片80をサイドフラップ46,64に重ねるとともに、開封部86の先端部を、サイドフラップ46,64の先端角部の切り欠きと蓋側端部30aの内面とで囲まれ開口に案内し、蓋側端部30aを第二の側面板22の方向に傾倒させながら深く差し込み、2つの蓋片54,72及びガイド片80をサイドフラップ46,64に重ねる。これで、図8(a),(b)に示すように、蓋部14が再封された状態になる。
この状態で、開封部86の表面及び裏面が蓋側端部30aの端縁及びサイドフラップ46,64の端縁で係止され、第二の側面板22の、開封前に開封部86が在った部分が開放し、その内側の少し離れた位置に、蓋側部分30aが視認可能に配置される。したがって、再封された状態と開封前の組み立て状態とを比較すると、第二の側面板22の側から見た時の外観が大きく異なるので、再封された箱か開封前の箱かを容易に判別することができる。
再封された状態から再び第一及び第二の蓋片54,72を開くときは、第一の蓋片54と開封部86との境界部のほぼ中央部、すなわち蓋側端部30aの半円形の補助透孔30bの部分から露出している箇所に指を掛けて、2つの蓋片54,72及びガイド片80を引き上げる。
中仕切り付き包装箱10を開封した後、廃棄する時は、底部16を解体するため、筒体12の対角に位置する折罫線36及び40の途中の位置(底部16に近い位置)を互いに近づけるように押圧する。これにより、サイドフラップ50が補助折罫線50aで折れ曲がって筒体12がスムーズに変形し、解体用破断線78が破断して第二の底片76は第四の側面板26から切り離され、底部16が解体される。これで、全体を薄く折り畳むことが可能になり、中仕切り付き包装箱10をコンパクトに廃棄することができる。
以上説明したように、中仕切り付き包装箱10は、シンプルな構造で組み立てやすく、組み立て工程で収容物Sを筒体12の蓋側の開口から収容空間106の中に入れる時、筒体12の外に突出するガイド片80によって収容物Sが収容空間に向けて案内されるので、収容物Sが仕切り板30(蓋側端部30a)の上端面に引っ掛かることが防止され、収容物Sをスムーズに収容空間106に入れることができる。しかも、ガイド片80は、仕切り板30との境界部分(ガイド片切離用破断線82)が折り曲げられて蓋部14の内側に収まる形状なので、包装箱の外形が大型化することもない。また、開封するとガイド片80が仕切り板30から切離するので、収容物Sを取り出す時にガイド片80が邪魔にならない。
また、開封部86を押し破る等の開封が行われた時、仕切り板30の蓋側端部30aが、開封部86が収容物S(医薬品等が入ったPTPシート等)に直接接触するのを阻止するので、収容物Sが適切に保護される。さらに、底部16には、収容物Sを緩衝的に支持する収容物支持部92(特定領域92a)が設けられているので、収容物Sを安全に輸送したり取り扱ったりすることができる。
次に、本発明の中仕切り付き包装箱の第二の実施形態について、図9〜図15に基づいて説明する。なお、この実施形態は、上記の中仕切り付き包装箱10と同様の構成が多いので、同様の構成については同一の符号を付して説明する。この実施形態の中仕切り付き包装箱108は、上記と同様に、錠剤を封止したPTPシート等の収容物Sを包装する用途に使用される包装箱で、図9(a)に示す組み立て状態で、四角形の筒体12の両端が蓋部14及び底部16で閉鎖されている。
中仕切り付き包装箱108は、厚紙等で成る一枚の箱体形成片110を組み立てることによって形成される。図10は、箱体形成片110を裏面側から見た平面図で、以下、箱体形成片110の構成について、紙面の上側を蓋側と称し、紙面の下側を底側と称して説明する。
箱体形成片110は、順に一列に連接された第、第二、第三及び第四の側面板20,22,24,26を有している。これらは、連接方向と直角な幅方向の長さがほぼ同じで、連接方向の長さは、第一及び第三の側面板20,24が短くて互いにほぼ等しく、第二及び第四の側面板22,26が長くて互いにほぼ等しい。さらに、第四の側面板26の連接方向の端辺には、第一の糊付け板28が連接されている。第一の糊付け板28の連接方向の長さは、第一及び第三の側面板20,24の連接方向長さよりも少し短い。
第一の糊付け板28の連接方向の端辺には、仕切り板30が連接されている。仕切り板30の連接方向の長さは、第二及び第四の側面板22,26の連接方向の長さとほぼ同じであり、連接方向と直角な幅方向の長さは、第二及び第四の側面板22,26の幅方向の長さほぼ同じか僅かに短い。さらに、仕切り板30の連接方向の端辺には、第二の糊付け板32が連接されている。第二の糊付け板32の連接方向の長さは、第一の糊付け板28の連接方向長さとほぼ同じである。
上記の第一、第二、第三及び第四の側面板20,22,24,26及び第一の糊付け板28は各々折罫線34,36,38,40で区切られ、第一の糊付け板28、仕切り板30及び第二の糊付け板32は各々仕切り板切離用破断線112a,112bで区切られている。
第一の側面板20の蓋側の端辺には台形状のサイドフラップ46が延設され、折罫線48で第一の側面板20と区切られている。サイドフラップ46は、延出長さが第二及び第四の側面板22,26の連接方向長さの約1/4で、後述する第一の蓋片54に近い先端角部が、鈍角のV字形に切り欠かれている。また、第一の側面板20の底側の端辺には、台形状のサイドフラップ50が延設され、折罫線52で第一の側面板20と区切られている。
第二の側面板22の蓋側の端辺には、略長方形の第一の蓋片54が延設され、折罫線56で第二の側面板22と区切られている。第一の蓋片54の延出長さは、第一及び第三の側面板20,24の連接方向の長さより僅かに短い。また、第二の側面板22の底側の端辺には、略長方形の第一の底片60が延設され、折罫線62で第二の側面板22と区切られている。第一の底片60の延出長さは、第一及び第三の側面板20,24の連接方向の長さより僅かに短い。
第三の側面板24の蓋側の端辺には台形状のサイドフラップ64が延設され、折罫線66で第三の側面板24と区切られている。サイドフラップ64は、延出長さが第二及び第四の側面板22,26の連接方向長さの約1/4で、第一の蓋片54に近い先端角部が鈍角のV字形に切り欠かれている。また、第三の側面板24の底側の端辺には、台形状のサイドフラップ68が延設され、折罫線70で第三の側面板24と区切られている。
第四の側面板26の蓋側の端辺には、略長方形の第二の蓋片72が延設され、折罫線74で第四の側面板26と区切られている。第二の蓋片72の延出長さは、第一の蓋片54の延出長さとほぼ同じである。さらに、第二の蓋片72の先端部には差し込み片114が延設され、折罫線116で第二の蓋片72と区切られている。また、第四の側面板26の底側の端辺には、略長方形の第二の底片76が延設され、折罫線118で第四の側面板26と区切られている。第二の底片76の延出長さは、第一の底片60の延出長さよりも少し短い。
仕切り板30の蓋側の端辺30cの中央部には、円弧状に膨出した形状のガイド片80が延設され、折罫線120で仕切り板30と区切られている。ガイド片80の延出長さは、第一及び第二の蓋片54,72の延出長さよりも短い。
その他、第二の側面板22の蓋側の端部には、開封用破断線84が設けられている。開封用破断線84は、外側の両端部が折罫線56に重なり、中央部が第二の側面板22の中央部に向かって膨出した形状にレイアウトされ、開封用破断線84と折罫線56とで囲まれた内側が開封部86になっている。開封部86は、折罫線56を介して第一の蓋片54に連続しており、開封時、開封用破断線84を破断させると、開封部86及び第一の蓋片54が第二の側面板22から切り離される。
また、第四の側面板26の底側の端部に、第四の側面板26の中央部に向かって膨出する円弧形状にレイアウトされた解体用破断線78が設けられ、開封用破断線78と折罫線118とで囲まれた内側が押圧部120になっている。押圧部120は、折罫線118を介して第二の底片76に連続しており、解体時、押圧部120を押し込んで解体用破断線84を破断させると、押圧部120及び第二の底片76が第四の側面板26から切り離される。
さらに仕切り板30の内側には、略四角形の領域である蓋側端部30aが設けられている。蓋側端部30aは、左右の側端部が、仕切り板切離用破断線112a、112bの蓋側の一端を延長した位置に設けられた細長いスリット88a及びほぼ直角な切り欠き88cによって第一及び第二の糊付け板28,32から切り離され、基端部が、仕切り板30の他の部分に連続している。
次に、中仕切り付き包装箱108の組み立て方法の一例を説明する。ここでは、図10に示す箱体形成片110の各折罫線及び破断線の折り曲げ方について、表面が凸になる折り方を正折り、裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、図11(a)に示すように、仕切り板30及び第二糊付け板32を、仕切り板切離用破断線112aで正折りして第四の側面板26及び第一の糊付け板28に重ね、第二の糊付け板32の表面に糊100を塗布する。
その後、図11(b)に示すように、仕切り板30及び第二糊付け板32を、折罫線38で正折りして第二及び第三の側面板22,24に重ね、第二の糊付け板32を第三の側面板24に糊付けする。
そして、第一の糊付け板28の表面に糊102を塗布した後、図11(c)に示すように、第一の側面板20を、折罫線34で正折りして第一の糊付け板28に重ね、第一の側面板20を第一の糊付け板28に糊付けする。箱体形成片110は、この折り畳み状態で中仕切り付き包装箱108の製造工場等から出荷される。
次に、収容物Sの包装を行う工場等において、箱体形成片110の折罫線34,36,38,40を各々90度に正折りし、図12(a)に示すように、4つの側面板20,22,24,26で四角形の筒体12を形成する。この時、所定の部位が糊100,102で糊付けされているので、図12(b)に示すように、仕切り板切離用破断線112a,112bも自動的に90度に正折りされ、仕切り板30が所定の位置に移動する。
次に、底部16を形成するため、サイドフラップ50,68を折罫線52,70で各々90度に正折りし、第二の底片76を折罫線118で90度に正折りし、第二の底片76をサイドフラップ50,68に重ねる。そして、第二の底片76の表面に糊104を塗布した後、第一の底片60を折罫線62で90度に正折りして第二の底片76に重ね、第一の底片60を第二の底片76に糊付けする。これで、筒体12の一端部が底部16で閉鎖される
この状態で、図12(b)、図13に示すように、仕切り板30は、第二の側面板22に対向する位置に支持され、仕切り板30と第四の側面板26との間に収容空間106が形成される。また、仕切り板30の蓋側端部30aは、開封部86の内側に対向するように配置されて、第二の側面板22の方向及び第四の側面板26の方向に傾倒可能に支持される。
そして、開放している筒体12の蓋側の端部から収容空間106の中に、収容物Sを入れる。収容物Sを入れる時は、収容物Sの下端部を筒体12の外に突出しているガイド片80の内面に摺接させて差し込む。ガイド片80が無いとすると、収容物Sが仕切り板30の上端面に引っ掛かって少し入れにくい場合があるが、ガイド片80があるので、ガイド片80によって収容物Sが収容空間106に向けて案内され、収容物Sをスムーズに入れることができる。
収容物Sを入れた後、蓋部14を形成する。まず、サイドフラップ46,64を罫線48,66で各々90度に正折りし、筒体12の外に突出しているガイド片80を折罫線122でほぼ90度に正折りする。そして、差し込み片114を折罫線116でほぼ90度に正折りした後、第二の蓋片72を折罫線74で90度に正折りしてサイドフラップ46,64及びガイド片80に重ねるとともに、差し込み片114を第二の側面板22の内側(開封部86の内側)に差し込む。さらに、第二の蓋片72の表面に糊108を塗布した後、第一の蓋片54を折罫線56で90度に正折りして第二の蓋片72に重ね、第一の蓋片54を第二の蓋片72に糊付けする。これで、筒体12の他端部が蓋部14で閉鎖され、ガイド片80が蓋部14の中に収まって、図9(a)、(b)に示す組み立て状態になる。
中仕切り付き包装箱108を開封する時は、開封部86を指で押し込み、開封用破断線84の一部(開封部86の周囲)を破断させる。開封部86の内側近傍には仕切り板30の蓋側端部30aが配置されているが、蓋側端部30aは、スリット88a及び切り欠き88cによって第一及び第二の糊付け板28,32から切り離されているので、開封部86に押されると第四の側面板26の方向に傾倒し、開封部86を押し込む障害にはならない。そして、蓋側端部30aは、開封部86に押されて第四の側面板26の方向に傾倒しつつ、開封部86が収容物S(PTPシート)に直接接触するのを阻止し、収容物Sを保護する。
開封部86が第二の側面板22から切り離された後、さらに第一及び第二の蓋片54,72を少し引き上げて開封用破断線84の残りの部分を破断させると、第一の蓋片54も第二の側面板22から切り離される。これで、第一及び第二の蓋片54,72が開閉可能になり、これらを大きく引き上げた後、サイドフラップ46,64を引き上げると、図14(a)、(b)に示すように、蓋部14が広く開放し、中の収容物Sを取り出すことができる。第一の蓋片54及び開封部86は、糊108を介して第二の蓋片72に接続されているのでゴミにはならない。
また、中仕切り付き包装箱108の場合、ガイド片80を指で摘まんで引っ張ると、仕切り板切離用破断線112a,112bが破断して、仕切り板30を箱体から切り離すことができる。したがって、あらかじめ仕切り板30に収容物Sの取り扱い説明等の情報を表示しておくことによって、仕切り板30を情報表示カードとして使用することができる。
中仕切り付き包装箱108を開封した後、再封する時は、まず、サイドフラップ46,64を折罫線48,66で90度に正折りして倒す。そして、差し込み片114を折罫線116で90度に正折りした後、折罫線74を90度に正折りして第一及び第二の蓋片54,72をサイドフラップ46,64に重ねるとともに、差し込み片114を第二の側面板22の内側に差し込み片114を第二の側面板22の内側(開封部86の内側)に差し込む。これで、差し込み片114の表面が第二の側面板22の内面に係止され、図15(a),(b)に示すように、蓋部14が再封された状態になる。
この状態で、開封部86は、第二の側面板22の前方に斜めに吊り下げられる形になる。したがって、再封された状態と開封前の組み立て状態とを比較すると、開封部86が第二の側面板22から分離しているという点で外観が大きく異なるので、再封された箱か開封前の箱かを容易に判別することができる。
再封された状態から再び第一及び第二の蓋片54,72を開くときは、差し込み片116と第二の蓋片72との境界部、又は開封部86と第一の蓋片54との境界部に指を掛けて引き上げる。
中仕切り付き包装箱108を開封した後、廃棄する時は、底部16を解体するため、押圧部120を押し込むと、解体用破断線78が破断し、押圧部120及び第二の底片76が第四の側面板26から切り離され、底部16が解体される。これで、全体を薄く折り畳むことが可能になり、中仕切り付き包装箱108をコンパクトに廃棄することができる。
以上説明したように、中仕切り付き包装箱108は、上記の中仕切り付き包装箱10と構成の一部が異なるものの、ほぼ同様の効果を得ることができ、さらに仕切り板30を情報表示カードとして使用できるという特徴がある。
なお、本考案の中仕切り付き包装箱は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、収容物を収容空間に向けて案内するガイド片は、組み立て状態で蓋部の内側に収まる形状であれば、上記と異なる形状にしてもよい。また、底部は、上記のようなシールエンド型の底部に限定されず、自由に変更することができ、例えばワンタッチ型の底部にしてもよいし、蓋部と同じ構成の底部にしてもよい。
その他、上記実施形態では、第二の側面板と仕切り板との間の空間に物品を入れない場合を説明したが、この空間を補助収容空間とし、説明書類等を同封してもよい。
10,108 中仕切り付き包装箱
12 筒体
14 蓋部
16 底部
18,110 箱体形成片
20 第一の側面板
22 第二の側面板
24 第三の側面板
26 第四の側面板
28 第一の糊付け板
30 仕切り板
30a 蓋側端部
32 第二の糊付け板
54 第一の蓋片
72 第二の蓋片
80 ガイド片
80a 糊付け孔
82 ガイド片切離用破断線
84 開封用破断線
86 開封部
90 切り込み線
92 収容物支持部
92a 特定部分
98,100,102,104 糊
106 収容空間
112a,112b 仕切り板切離用破断線
S 収容物

Claims (4)

  1. 四角形の筒体の両端が蓋部及び底部で各々閉鎖され、前記筒体の中が仕切られて収容物を入れる収容空間が形成された包装箱であって、
    一枚の箱体形成片によって形成され、前記箱体形成片は、順に一列に連接された第一、第二、第三及び第四の側面板、第一の糊付け板、仕切り板及び第二の糊付け板と、前記第二の側面板の蓋側の端辺に延設された第一の蓋片と、前記第四の側面板の蓋側の端辺に延設された第二の蓋片と、前記仕切り板の蓋側の端辺に延設された板片であって、組み立て工程で収容物を前記筒体の蓋側の開口から前記収容空間の中に入れる時に収容物を前記収容空間に向けて案内するガイド片とを備え、
    前記第二の側面板の内側の、蓋側の端部には、蓋側の端辺が前記第一の蓋片に連続する開封部と、開封時に前記開封部及び前記第一の蓋片を前記第二の側面板から切り離すための開封用破断線とが設けられ、
    開封前の組み立て状態で、前記第一の糊付け板が前記第一の側面板の端部に糊付けされて、4つの前記側面板で成る前記筒体が形成され、前記第二の糊付け板が前記第三の側面板の内面に糊付けされて、前記仕切り板が前記第二の側面板に対向する位置に支持され、前記仕切り板の蓋側端部が前記第二の側面板の前記開封部の内側に配置され、前記仕切り板と前記第四の側面板との間に形成された前記収容空間に収容物が入れられ、前記第一及び第二の蓋片が重なって互いに糊付けされて前記蓋部が形成され、前記ガイド片は、前記仕切り板との境界部分が折り曲げられて前記蓋部の内側に収まり、
    前記開封用破断線を破断させて開封する時、前記第二の側面板から切離した前記開封部が前記収容物に接触するのを、前記仕切り板の前記蓋側端部が阻止することによって、前記収容物が保護されることを特徴とする中仕切り付き包装箱。
  2. 前記ガイド片は、内側に糊付け孔が設けられ、前記仕切り板との境界部分がガイド片切離用破断線で区切られており、
    開封前の組み立て状態で、前記ガイド片は、外面側の前記第一の蓋片と内面側の第二の蓋片との間に配置されて前記蓋部の内側に収まり、前記第一の蓋片、第二の蓋片及び前記ガイド片が前記糊付け孔を通じて相互に糊付けされ、
    前記蓋部を開くと、前記ガイド片が引っ張られて前記ガイド片切離用破断線が破断し、前記ガイド片が前記仕切り板から切り離される請求項1記載の包装箱。
  3. 前記箱体形成片の、前記仕切り板及び前記第二の糊付け板の底側の端部には、前記第二の糊付け板の連接方向の端部から前記仕切り板の途中の位置まで延びる切り込み線によって区切られた収容物支持部が設けられ、
    開封前の組み立て状態で、前記収容物支持部が折れ曲がり、前記収容物支持部の特定部分が前記収容空間を横切り、前記特定部分の上端面によって収容物の下端部が緩衝的に支持される請求項1又は2記載の包装箱。
  4. 前記仕切り板は、内側に収容物に関する情報が表示され、隣接する前記第一及び第二の糊付け板との各境界が仕切り板切離用破断線で区切られており、
    前記蓋部が開かれた状態で前記ガイド片を摘まんで引っ張ると、前記仕切り板が前記第一及び第二の糊付け板から切り離されて情報表示カードとなる請求項1記載の包装箱。
JP2021003912U 2021-10-11 2021-10-11 中仕切り付き包装箱 Active JP3235452U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003912U JP3235452U (ja) 2021-10-11 2021-10-11 中仕切り付き包装箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003912U JP3235452U (ja) 2021-10-11 2021-10-11 中仕切り付き包装箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3235452U true JP3235452U (ja) 2021-12-23

Family

ID=79169961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021003912U Active JP3235452U (ja) 2021-10-11 2021-10-11 中仕切り付き包装箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3235452U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7540467B2 (ja) 2022-08-02 2024-08-27 アステラス製薬株式会社 包装用箱、包装用箱組立シート及び包装用箱への包装方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7540467B2 (ja) 2022-08-02 2024-08-27 アステラス製薬株式会社 包装用箱、包装用箱組立シート及び包装用箱への包装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3235452U (ja) 中仕切り付き包装箱
KR20180087242A (ko) 소비재용 팩
JP3147084U (ja) 包装箱
JP2004175455A (ja) カートン、カートンの開放構造、カートンを開ける方法及びカートンを組立てる方法
JP2003246319A (ja) 展示機能付包装用箱
JP3183777U (ja) 陳列兼用段ボール箱用シート及び陳列兼用段ボール箱
JP3145639U (ja) 収容箱のフラップ蓋用冶具
JP3224238U (ja) 中仕切り付き包装箱
KR101901274B1 (ko) 포장용 박스
JP3235356U (ja) 緩衝仕切り付き包装箱
JP3235369U (ja) 包装箱
JP3243576U (ja) 開封口動作スペース付き包装用箱
KR20210019262A (ko) 절첩형 종이 포장상자
JP3071404B2 (ja) 包装箱
JP3235355U (ja) 包装箱
JP7409989B2 (ja) 包装箱
JP4640808B2 (ja) 収納箱
JP7158227B2 (ja) 化粧品サンプルと説明用冊子を包装する箱及びその使用方法
KR102682226B1 (ko) 서로 다른 크기의 날개판이 형성되어 테이프를 사용하지 않고 포장이 가능한 포장박스
JP2018104097A (ja) 二次包装体
JP7335151B2 (ja) 梱包箱、および物品の梱包構造
JP5061003B2 (ja) 化粧箱
JP3789114B2 (ja) 輸送箱
JP7102291B2 (ja) 包装容器
JP7187978B2 (ja) 包装箱

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3235452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150