JP2006264782A - 梱包用緩衝包装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリウレタンフイルムを対向させ、その間に収納物を挟み込む、又は被覆周縁部から押し込むといった従来の使用上不便な構造を改善し、作業性が良く生産効率の高い梱包用緩衝材を提供する。
【解決手段】紙ダンボール材で構成し、背面側の内側に折曲できる左右対向端と、表面側に折曲できる上下対向端に囲まれる中央部は、切込み線と開閉線を有する収納用開閉部に形成し、左右対向端との境に左右対向端を内側に折曲時に厚みを形成する厚み部を設け、左右対向端には背面側に折曲して収納用開閉部背面側の厚み形成片を突設すると共に、フイルム左右端止め穴を穿設し、上下対向端にはフイルム上下端止め穴を穿設し、収納用開閉部の表面側を被覆するポリウレタンフイルムは左右上下の四端部を両フイルム左右端止め穴及び両フイルム上下端止め穴に嵌入固定し、収納物の収納はポリウレタンフイルムの背面側の収納用開閉部より行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品を梱包する際に使用する、ポリウレタンフイルム張りの梱包用緩衝包装材に関し、一枚のダンボール紙材を折りたたんで構成するもので、小型、軽量、扁平状の製品や損傷し易い電子機器、精密機器等の梱包、包装分野に適応するものである。
[背景技術]
従来、ダンボール紙材を折り曲げて構成する梱包用緩衝包装材は、中央部に樹脂フイルムにより被覆した物品収納穴を設け、四囲は折曲して箱状に組立て、側壁の四面を構成する。使用の際には図16に例示する通り、梱包用緩衝材12と12’を2個使用し、樹脂フイルム15を対向させた状態で重ね合わせ、樹脂フイルム15の間に収納物品13を収納し、ダンボール紙材で構成した梱包箱14内に入れる事により、樹脂フイルム15の強靭性と伸縮性に富む特性により収納物品13に対する緩衝効果を維持させていた。
[発明が解決しようとする課題]
ダンボール紙材で構成する従来の梱包用緩衝材は、緩衝材本体に張設した樹脂フイルムの全周を熔着していたので、梱包用緩衝材と樹脂フイルムの間に収納物品を入れる構造ではないので、使用する時は、必ず2個を対向させ、重なる樹脂フイルムの間に収納物品を収納して緩衝支持していた。従って、どんなに扁平状で小型、軽量な収納物であっても、梱包や包装の場合には、梱包用緩衝材は必ず2個対向させて使用した為、梱包体積が必要以上に大きくなり、資材面だけでなく、取扱上からも不経済、かつ不便であった。
[課題を解決するための手段]
本発明は、従来の問題点を解決するもので、ポリウレタンフイルムを張設した一枚のダンボール紙材を、順次折り曲げて梱包用包装緩衝材を構成するものであり、使用に際しては、従来の如く2個を必要とせず、1個だけで収納物品を緩衝支持した状態に梱包、包装ができるものである。
本発明は、緩衝包装本体は略四角形状の紙ダンボール材で構成し、左右対向端部分と上下対向端部分は折り曲げ可能に構成する。折曲できる両左右対向端と両上下対向端に囲まれる中央部は、収納物品を出し入れする場合に開閉する為の、切込み線と折曲できる開閉線を有する収納用開閉部に形成すると共に、両左右対向端との境に、両左右対向端を内側に折曲した時、厚み部分を形成する厚み部をそれぞれ設ける。前記の両左右対向端には、端部側に折曲して厚みを形成する厚み形成片を突設すると共に、中央部側にフイルム左右端止め穴をそれぞれ穿設する。前記の上下対向端には、中央部近接位置にフイルム上下端止め穴をそれぞれ穿設する。又、前記中央部の収納用開閉部を被覆するポリウレタンフイルムは、左右上下の四端部を、それぞれフイルム左右端止め穴及びフイルム上下端止め穴で固定して張設する。
[発明の効果]
本発明は、中央部の収納用開閉部の表面側を、強靭性と伸縮性に富み、緩衝効果の大きいポリウレタンフイルムで被覆した一枚のダンボール紙材を、順次折り曲げて組立てる事により、強固な構造の梱包用緩衝材を構成するものであり、使用の際には従来の2個使用梱包形式に比べて全体を大幅に縮小する事が可能となり、従来の折曲型梱包形式に比べて底面背後に厚みを保持し、緩衝支持が増加する。両側壁は、両左右対向端を背面側に折曲する事により、収納用開閉部と両左右対向端の間に設けた厚み部により簡単に構成できる。更に、両左右対向端の外側に突出する厚み形成片を背面側に折り曲げる事により、厚み形成片が側壁の厚み間隔を支持し、収納用開閉部の面との所定間隔を維持する。中央部の収納用開閉部を被覆するポリウレタンフイルムは、収納用開閉部の全面で有効に作用し、収納用開閉部の面とポリウレタンフイルムとの間に収納された収納物品は、ポリウレタンフイルムの強靭性と伸縮性に富む特性による緩衝作用により保護される電子機器、精密機器等の破損しやすい物品を完全に緩衝維持する事ができる。
又、本発明は、表面側をポリウレタンフイルムで被覆してある中央部の収納用開閉部の切込み線と開閉線により、中央部の収納用開閉部を開いて、背面側から収納物品を入れる事に最も特徴があり、この構造により、従来2個使用していたのが1個だけで収納物品を梱包、包装する事ができる事になる。収納開閉部に掛かる収納物品の荷重は、背面側に折曲した厚み形成片により支持されると共に、この厚み形成片は側壁の厚み部により形成される所定の厚みを保持する。
又、両左右対向端を裏面側に折曲する事により、表面側に張設したポリウレタンフイルムは緊張し、収納物品の保持力が強固となる利点を有する。更に、本発明は、格納や運搬の場合には展開状態で行う事ができ、使用時に折り曲げて組立る事ができるので、取扱、保管に極めて便利である。
[発明を実施するための最良の形態]
本発明は、張設したポリウレタンフイルムにより、収納用開閉部の表面側を被覆してあるので、収納用開閉部とポリウレタンフイルムとの間に物品を収納する時は、収納用開閉部の切込み線、開閉線を開いて、ポリウレタンフイルムの間に背面側から物品を入れる。切込み線、開閉線は、収納物品の寸法、形状に応じて最適な図形を選定する。収納部開閉部の表面を被覆するポリウレタンフイルムは、上下左右の四隅が固定され、かつ、周縁は二重となり、折り曲げた際にポリウレタンフイルムは緊張するので、物品を押さえる力は増加し、又、収納物品の荷重の掛かる収納用開閉部は、その背面側に折り込んだ厚み形成片が支持するので、収納物品は四面が完全に緩衝支持される。
収納用開閉部の表面側を被覆するポリウレタンフイルムは、図14に実施例を示す通り、点線図示の四角形の四隅の折曲する部分4’を折曲すると、新たに菱形が形成される。この菱形の四隅を両左右対向端止め穴7、7’及び両上下対向端止め穴8、8’へそれぞれ嵌入し、折曲した部分4”を背面側で溶着して固定すると、表面側の菱形の周縁部は二重に重なり、強靭性を更に向上する事が可能となる。
[実施例]
以下、図1に示す展開図により本発明の実施例について説明する。添付の図1から図13において、点線図示は折曲線を表す。緩衝包装本体1は略四角形状の紙ダンボール材で構成し、背面側の内側に折曲できる両左右対向端2と2’と、表面側に折曲できる上下対向端3と3’に囲まれる中央部は、収納物品を出し入れする場合に、開閉する為の切込み線10と折曲できる開閉線11を有する収納用開閉部9に形成する。又、この収納用開閉部9と両左右対向端2、2’の境界に、両左右対向端2と2’を内側に折曲した時に厚み部分を形成する厚み部5、5’を設ける。
前記の両左右対向端2と2’には、背面側に折曲して収納用開閉部9の背面側に厚みを保持する厚み形成片6をそれぞれ外方側に突設すると共に、略中央部に、ウレタンフイルム4の左右端を嵌入させて熔着固定する為のフイルム左右端止め穴7と7’をそれぞれ穿設する。前記の両上下対向端3と3’には、中央部近接位置に、ウレタンフイルム4の上下端を嵌入させて熔着固定する為のフイルム上下端止め穴8と8’をそれぞれ穿設する。前記中央部の収納用開閉部9の表面側に張設して中央部を被覆するポリウレタンフイルム4は、左右上下の四端部を、両フイルム左右端止め穴7と7’及び両フイルム上下端止め穴8と8’に嵌入して背面側で熔着して固定する。
上述のように構成される本発明は、順次折り曲げて緩衝包装材に組立る場合は、図1に示す表面側の展開図を裏返して、先ず、図2及び図3に示す通り、両左右対向端2と2’を内側へ折り曲げて起立させると共に、その外方に突設した両厚み形成片6と6’を更に内側に折曲する。次に、図4及び図5、図6に示す通り、両左右対向端2と2’を更に内側へ折り曲げる。図6は、図4のA−A’部端面図である。その後、図7及び図8、図9に示す通り、上下対向端3と3’を下側に折曲する。従って、図9の斜視図に示す状態になるまで順次折り込む事により、本発明の緩衝包装材が完成する。
中央部の収納用開閉部9に設ける切断された切込み線10、及び開閉できる開閉線11は、予め収納物品が判明している場合は、その寸法、形状に対応させて、線の寸法や形状、図形を決定する。図10から図13までは切込み線10と開閉線11の実施例であるが、これらの形状、図形に限定するものではない。図10は1枚開き、図11は上下2枚開き、図12は観音開き、図13は4枚開きの例を示す。
図14は、収納用開閉部9の表面側を被覆するポリウレタンフイルム4の張設と固定状態を説明する為の実施例である。点線図示の四角形のポリウレタンフイルム4は、点線図示の四隅の折曲する部分4’をそれぞれ内側に折り曲げると、実線図示の通り菱形に形成される。この菱形の上下左右の四隅を、それぞれフイルム左右止め穴7と7’及びフイルム上下止め穴8と8’に嵌入し、点線図示の折曲した部分4”をそれぞれ溶着して固定する。従って、収納用開閉部9の表面側を被覆する菱形のポリウレタンフイルム4の周縁は、当初に折り曲げた折曲する部分4’が二重に重なり、引張強度が増加し、弾力性は倍加し、緩衝効果は増大する。又、ポリウレタンフイルムの四端部は、両フイルム左右端止め穴7’と7、両フイルム上下端止め穴8’と8を嵌入させて、左右対向端2と2’、又は収納用開閉部9の背面側に熱溶着する事により、ポリウレタンフイルム4と同じ表面側に溶着するのに比べて、表面のポリウレタンフイルム4は充分に伸長する事ができるので、収納物を緩衝支持する効果は増大する。
図15及び図16は、本発明に係る梱包用緩衝包装材の使用状態を示し、図15は図9のA−A’部分の拡大断面図、図16は図15のB−B’部分の拡大断面図である。図において、収納用開閉部9の背面側から入れた収納物品13は、上面側は、ポリウレタンフイルム4により完全に緩衝支持され、下面側は、折り曲げた両厚み部5と5’により背面側を支持された収納用開閉部9の面により緩衝支持される。従って、電子機器、精密機器等の損傷し易い物品でも、完全に緩衝支持する事ができ、特に、小型、軽量で扁平状の製品に最適であり、従来の梱包に比較すると、コストは著しく低減する経済効果もある。
[図1] 本発明に係る緩衝包装材の実施例の展開図で、表面側を示す。
[図2] 図1に示す展開図の両左右対向端を折り曲げて起立させた状態の裏面側の平面図である。
[図3] 図2の状態の正面図である。
[図4] 図2の状態から、起立する両左右対向端を内側に折り曲げた状態の平面図である。
[図5] 図4の状態の正面図である。
[図6] 図4のA−A’部端面図である。
[図7] 図4の状態から、両上下対向端を下側に折り曲げた状態の平面図である。
[図8] 図7の状態の1部切開正面図である。
[図9] 図7の状態の斜視図である。
Figure 2006264782
Figure 2006264782
[図14] 収納用開閉部の表面側を被覆するポリウレタンフイルムの張設と固定状態を説明する為の平面図である。
[図15] 本発明に係る梱包用緩衝包装材の使用状態を示し、図9の斜視図のA−A’部の上下逆にした拡大断面図である。
[図16] 本発明に係る梱包用緩衝包装材の使用状態を示し、図15のB−B’部の拡大断面図である。
[図17] 従来の梱包用緩衝材の使用状態を示す1部切開斜視図である。
符号の説明
1 緩衝包装本体
2.2’ 左右対向端
3.3’ 上下対向端
4. ポリウレタンフイルム
4’. 折曲する部分
4”. 折曲した部分
5.5’ 厚み部
6.6’ 厚み形成片
7.7’ フイルム左右端止め穴
8.8’ フイルム上下端止め穴
9. 収納用開閉部
10. 切込み線
11. 開閉線
12.12’ 従来の梱包用緩衝材
13. 収納物品
14. 梱包箱
15. 樹脂フイルム

Claims (1)

  1. 緩衝包装本体は略四角形状の紙ダンボール材で構成し、背面側の内側に折曲できる両左右対向端と、表面側に折曲できる両上下対向端に囲まれる中央部は、収納物品を出し入れする場合に開閉する為の、切込み線と折曲できる開閉線を有する収納用開閉部に形成し、かつ、両左右対向端との境に、両左右対向端を内側に折曲した時に厚み部分を形成する厚み部を設け、前記の両左右対向端には、背面側に折曲して収納用開閉部の背面側に厚みを保持する厚み形成片を突設すると共に、フイルム左右端止め穴をそれぞれ穿設し、前記の両上下対向端には、中央部近接位置にフイルム上下端止め穴をそれぞれ穿設し、前記中央部の収納用開閉部の表面側を被覆するポリウレタンフイルムは、左右上下の四端部を、両フイルム左右端止め穴及び両フイルム上下端止め穴に嵌入して固定する事を特徴とする梱包用緩衝包装材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108472916A (zh) * 2016-02-12 2018-08-31 利乐拉瓦尔集团及财务有限公司 包装材料以及制造这种包装材料的工艺

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