JP6078603B1 - 梱包ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】精密電子機器の形状に依存することなく、誰もが迅速かつ同程度の品質で梱包でき、精密電子機器を安全に輸送できる繰り返し使用可能な梱包ケースを提供する。【解決手段】上面が開口したケース本体1と、ケース本体に対しケース本体を閉じた状態に固定され得る蓋体2と、一対の取っ手12と、ケース本体の内側底面に固定されて十字状にのびる一対の結束バンド13、14と、ケース本体内に嵌め込まれ、内部に被梱包物を保持可能な第1の緩衝体16と、蓋体内に嵌め込まれた第2の緩衝体22を備える。第1の緩衝体は、底壁と、角筒状の側壁18a、18bと、底壁および側壁によって囲まれたスペースに嵌合される上壁19とからなる。底壁の各側縁と側壁との間の隙間を通って結束バンドが突出する。被梱包物が、底壁内面上に置かれた後、その上から上壁が被せられた状態で、結束バンドによってケース本体に十字状に固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、引っ越しまたは修理に際し、精密機器、特にパソコン等の精密電子機器を安全に輸送するための梱包ケースに関するものである。
パソコン等の精密電子機器は衝撃や振動によって損傷を受けやすく、そのため、その輸送に際しては、これらの精密電子機器に衝撃や振動ができるだけ及ぼされないように細心の注意を払う必要がある。
そして、従来技術においては、引っ越しあるいは修理のためにこの種の精密電子機器が引っ越し業者や宅配業者によって輸送される場合には、精密電子機器の輸送専用の梱包ケースが使用される。
従来のこの種の梱包ケースとしては、例えば、それぞれ中央開口が弾性フィルムによって被覆された上下フィルム枠体と、容器とを備え、上下フィルム枠体間に精密電子機器を挟んだ状態で容器内に収容し、精密電子機器を梱包するようにしたものがある(例えば、特許文献1等参照)。
この梱包ケースによれば、弾性フィルムは柔軟性に優れているので、精密電子機器の形状に依存することなく、精密電子機器を上下フィルム枠体間に挟んで、それを容器内に収容するだけで、誰が梱包しても、迅速にかつ同程度の品質で梱包することができる。
しかしながら、この構成によれば、輸送中に精密電子機器を容器内の定位置に固定することはできるものの、精密電子機器を挟持した上下フィルム枠体と容器との間に適切な緩衝部が存在しないので、外部から容器に及ぼされる衝撃や振動がそのまま精密電子機器に伝わりやすい。
加えて、弾性フィルムは、一度使用されて伸張すると元の状態に戻らないので、繰り返し使用ができないという欠点を有している。
また、従来技術においては、繰り返し使用可能な梱包ケースがこれまでに提案されている。
この種の梱包ケースとしては、例えば、折り畳み式の箱体の内底板に緩衝材を敷設するとともに、面ファスナーを配置し、緩衝材の上に精密電子機器を載置した後、面ファスナーによって精密電子機器を固定するようにした梱包ケース(例えば、特許文献2等参照)や、折り畳み式の箱体の内面の所定箇所に、緩衝部材を面ファスナーによって着脱自在に取り付けるようにした梱包ケース(例えば、特許文献3等参照)がある。
しかしながら、前者においては、精密電子機器は面ファスナーのみによって箱体内に固定されるので、輸送中の衝撃や振動等によって面ファスナーが緩んだ場合に、精密電子機器が箱体内で荷崩れして転動し、損傷するおそれがあり、後者においては、梱包作業に手間がかかり、さらには、対応可能な精密電子機器の形状が限られるという問題がある。
特開2013−79081号公報 特開2003−34324号公報 特開2009−102053号公報
したがって、本発明の課題は、精密電子機器の形状に依存せずに、誰もが迅速かつ同程度の品質で梱包でき、しかも精密電子機器を安全に輸送できる繰り返し使用可能な梱包ケースを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、底面が矩形状をなし、上面が開口した箱体からなるケース本体と、前記ケース本体の上面開口を開閉可能な蓋体と、を備え、前記蓋体は、前記ケース本体の上面開口に対応した下面開口を有する矩形箱状をなしていて、前記蓋体の下面開口が前記ケース本体の上面開口に対向する配置で前記ケース本体の上面開口を閉じるようになっており、さらに、前記ケース本体および前記蓋体に設けられ、前記蓋体を前記ケース本体に対し前記ケース本体の上面開口を閉じた状態に固定する固定手段と、前記蓋体または前記ケース本体の一外側面と、前記蓋体または前記ケース本体の前記一外側面と反対側の外側面とに取り付けられた一対の取っ手と、前記ケース本体の内側底面の中央に固定されて十字状にのびる一対の結束バンドと、前記ケース本体の内部空間に対応する形状をなし、前記ケース本体内に前記ケース本体との間に隙間が生じることなく嵌め込まれ、内部に被梱包物を保持可能な第1の緩衝体と、を備え、前記第1の緩衝体は、直方体形状の底壁と、前記底壁の周囲を包囲する角筒状の側壁と、前記底壁および前記側壁によって囲まれたスペースに対応する直方体形状を有する上壁と、からなり、少なくとも前記上壁が前記底壁および前記側壁とは別体として形成され、前記底壁の各側縁と前記側壁との間にはそれぞれ隙間またはスリットが設けられ、前記結束バンドが前記隙間または前記スリットを通って上向きに突出し、前記被梱包物が、前記底壁内面上に置かれた後、その上から前記上壁が被せられた状態で、前記結束バンドによって前記ケース本体に十字状に締め付け固定されるようになっており、さらに、前記蓋体の内部空間に対応する形状をなすとともに、前記蓋体内に前記蓋体との間に隙間が生じることなく嵌め込まれた第2の緩衝体を備えたものであることを特徴とする梱包ケースを構成したものである。
上記構成において、好ましくは、前記第1の緩衝体の前記底壁と前記側壁とが互いに別体として形成され、前記底壁および前記側壁は互いに着脱自在に接合されており、より好ましくは、前記第1の緩衝体の前記側壁が、互いに間隔をあけて平行にのびる一対の直方体形状の第1の側壁部分と、前記一対の第1の側壁部分の対向する側縁間にのびる平行な一対の直方体形状の第2の側壁部分とから構成され、前記第1および第2の側壁部分のそれぞれが前記底壁に対し着脱自在に接合されている。
また、前記第1の緩衝体の前記底壁が、軟質の上層および硬質の下層からなる2層構造を有し、前記第1の緩衝体の前記側壁は前記底壁の下層と同じ硬度を有する一方、前記上壁は前記底壁の上層と同じ硬度を有していることが好ましい。
前記蓋体の下端一側縁と前記ケース本体の上端一側縁がヒンジ手段によって互いに連結されていることが、また好ましい。
また、前記第2の緩衝体は、別の被梱包物を収容する少なくとも1つの凹部と、前記第2の緩衝体または前記蓋体またはその両方に取り付けられた、前記凹部を開閉可能なシートカバーと、前記第2の緩衝体および前記シートカバーに取り付けられ、前記シートカバーを前記第2の緩衝体に対し前記凹部を閉じた状態に固定する第2の固定手段と、を備えていることが好ましい。
本発明によれば、梱包ケースを開き、被梱包物を第1の緩衝体の底壁内面上に置き、上から第1の緩衝体の上壁を被せ、その上から結束バンドで十字状にケース本体に固定し、梱包ケースを閉じ、閉じた状態に固定するだけで、極めて簡単に、かつ誰もが同程度の品質で被梱包物を梱包することができる。
しかも、この梱包状態において、被梱包物は、ほぼ全体が第1の緩衝体の底壁および上壁によって包み込まれた状態で、その上から一対の結束バンドによってケース本体に固定され、さらにその周囲が第1の緩衝体の側壁によって包囲される。さらには、第1および第2の緩衝体が上下に密着することで、第1の緩衝体の底壁および上壁によって包み込まれた被梱包物は、梱包ケース内部において第1および第2の緩衝体によって包囲された状態で固定される。
したがって、被梱包物が梱包ケース内で荷崩れするおそれもないし、梱包ケースの外部から衝撃が及ぼされても、それが被梱包物に直接伝わることがなく、被梱包物を損傷させることなく安全に輸送することができる。
本発明の1実施例による梱包ケースを開いた状態の斜視図である。 図1の梱包ケースを閉じた状態の図であり、(A)は正面図であり、(B)は背面図である。 図1の梱包ケースから第1の緩衝体を取り外した状態を示す図1に類似の図である。 図1の梱包ケースの第1の緩衝体の分解斜視図である。 図1の梱包ケースを使用方法を説明する斜視図である。なお、図中、第1の緩衝体の上壁は省略してある。
以下、本発明の構成を、添付図面を参照しつつ好ましい実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の1実施例による梱包ケースを開いた状態の斜視図である。また、図2は、図1の梱包ケースを閉じた状態の図であり、(A)は正面図であり、(B)は背面図である。また、図3は、図1の梱包ケースから第1の緩衝体を取り外した状態を示す図1に類似の図である。
図1〜図3を参照して、本発明によれば、底面が矩形状をなし、上面が開口した箱体からなるケース本体1と、ケース本体1の上面開口を開閉可能な蓋体2が備えられる。蓋体2は、ケース本体1の上面開口に対応した下面開口を有する矩形箱状をなしている。
ケース本体1および蓋体2は、それぞれ、プラスチック段ボールを組み立てて箱形状とし、その全体を不透明な合成樹脂製シート(例えば、ポリエチレンシート)で被覆し、さらに、ケース本体1の上端縁および蓋体2の下端縁に、プラスチック製フレーム3、4を嵌め込んで固定したものからなっている。
なお、ケース本体1および蓋体2の形成材料および構成はこの実施例に限定されず、ケース本体1および蓋体2は、それぞれ、軽量で、一定程度の強度を備え、耐水性を有する適当な公知の材料から形成された箱体であればよい。
そして、図2(B)に示すように、蓋体2の下端周縁とケース本体1の上端周縁とが当接した状態(ケース本体1の上面開口が蓋体2によって閉じられた状態)で、互いに隣接する蓋体2のフレーム4の一側部分4aおよびケース本体1のフレーム3の一側部分3aが、ヒンジ手段5によって互いに連結され、蓋体2がケース本体1の上端一側縁のまわりに回動可能になっている。
ヒンジ手段5は、この実施例では、合成繊維の織物からなり、フレーム3の一側部分3aおよびフレーム4の一側部分4aを跨いで当該一側部分3a、4aの長手方向にのびるストリップ5aと、ストリップ5aの長手方向に間隔をあけた位置において、ストリップ5aをフレーム3の一側部分3aおよびフレーム4の一側部分4aに固定するリベット5bとからなっている。
ケース本体1のフレーム3の一側部分3aに対向する側部分3bには、細長い矩形状の第1のフラップ6が取り付けられ、側部分3bの長手方向にのびている。また、第1のフラップ6は、短手方向に、ケース本体1が蓋体2によって閉じられた状態で、蓋体2のフレーム4を超える長さを有していて、第1のフラップ6における蓋体2の外側面に対向する面に面ファスナー7が取り付けられる一方、図示はしないが、蓋体2の対応する外側面領域にそれと対をなす面ファスナーが取り付けられている。
同様に、蓋体2のフレーム4の一側部分4aに直交する一対の側部分4b、4cには、それぞれ、細長い矩形状の第2のフラップ8が取り付けられ、関係する側部分4b、4cの長手方向にのびている。第2のフラップ8は、短手方向に、ケース本体1が蓋体2によって閉じられた状態で、ケース本体1のフレーム3を超える長さを有していて、第2のフラップにおけるケース本体1の外側面に対向する面に面ファスナー9aが取り付けられる一方、ケース本体1の対応する外側面領域にそれと対をなす面ファスナー9bが取り付けられている。
また、ケース本体1の外側面における第1のフラップ6の下側領域中央には、バックルの受け部10aがリベット11によって取り付けられる一方、蓋体2の上面における第1のフラップ6側の側縁の中央には、バックルの受け部10aに係合し得るロック爪部10bがリベットによって取り付けられる。なお、この場合、バックルの受け部10aおよびロック爪部10bの取付けを逆にしてもよいことは言うまでもない。
そして、第1のフラップ6、面ファスナー7、第2のフラップ8、面ファスナー9a、9b、およびバックル(受け部10aとロック爪部10b)から、蓋体2をケース本体1に対しケース本体1の上面開口を閉じた状態に固定する固定手段が構成されている。
なお、固定手段の構成はこの実施例に限定されず、固定手段は、蓋体2をケース本体1に対しケース本体の上面開口を閉じた状態に固定可能な任意の構成をとり得る。
また、ケース本体1におけるバックルの受け部10aが取り付けられた外側面と、ヒンジ手段5が取り付けられた外側面に、一対の取っ手12が取り付けられている。
取っ手12は、この実施例では、合成繊維の織物からなるストリップ12aを逆U字状に湾曲させ、その両端をケース本体の外側面にリベット12bによって固定したものからなっている。
また、図3に示すように、ケース本体の内側底面の中央には、一対の結束バンド13、14がリベット15によって十字状に固定されている。
一対の結束バンド13、14のそれぞれの一端部の一面側および他端部の他面側には一対の面ファスナー13a、13b;14a、14bが取り付けられている。
本発明によれば、さらに、ケース本体1の内部空間に対応する形状をなし、ケース本体1内にケース本体1との間に隙間が生じることなく嵌め込まれ、内部に被梱包物を保持可能な第1の緩衝体16が備えられる。
図4は、第1の緩衝体16の構成を示す分解斜視図である。
図4を参照して、第1の緩衝体16は、直方体形状の底壁17と、互いに平行な一対の第1の側壁部分18aと、一対の第1の側壁部分18aの対向する側縁間にのびる平行な一対の第2の側壁部分18bと、第1および第2の側壁部分18a、18bおよび底壁17の内側に形成されたスペースに対応する直方体形状を有する上壁19と、から構成されている。
この実施例では、底壁17、第1および第2の側壁部分18a、18b、および上壁19は、それぞれ、ウレタンフォームのブロックを合成繊維の織物で被覆したものからなっている。
第1および第2の側壁部分18a、18bのそれぞれの、底壁17に対向する面の下部両側には面ファスナー20aが固定される一方、底壁17の側面の対応する位置には、面ファスナー20aと対をなす面ファスナー20bが固定されている。そして、第1および第2の側壁部分18a、18bがそれぞれ、面ファスナー20a、20bによって底壁17に接合されるようになっている。
また、上壁19の一側面と底壁17の一側面とが、合成樹脂製シート21によって接続されている。この場合、シート21の一側側が上壁19の側面に固定され、シート21の底壁17の側面に対向する面の先端部に、面ファスナー21aが取り付けられる。そして、底壁17の側面の対応する領域には、面ファスナー21aと対をなす面ファスナーが取り付けられ、シート21が面ファスナーによって底壁17の側面に接合されるようになっている。
なお、シート21は必要に応じて備えられる(上壁19が常時底壁17から分離していてもよい)。
底壁17は、軟質の上層17aおよび硬質の下層17bからなる2層構造を有し、第1および第2の側壁部分18a、18bは底壁17の下層17bと同じ硬度を有する一方、上壁19は底壁の上層17aと同じ硬度を有している。
また、底壁17の各側縁と各側壁部分18a、18bとの間に生じた隙間を通って、結束バンド13、14が収容スペース内に突出している。
この実施例では、第1の緩衝体16を、底壁17と、第1および第2の側壁部分18a、18bと、上壁17とから構成したが、第1の緩衝体16の構成は、この実施例に限定されず、少なくとも上壁17が底壁16および側壁18a、18bとは別体として形成されておればよい。
よって、例えば、第1および第2の側壁部分18a、18bを角筒状の側壁として一体形成し、当該角筒状の側壁を面ファスナーによって底壁に接合する構成としてもよいし、また、例えば、底壁と当該角筒状の側壁を一体形成してもよい。
なお、いずれの構成においても、底壁の各側縁と側壁との間に、結束バンドを挿通する隙間またはスリットが設けられている必要がある。
さらに、蓋体2の内部空間に対応する形状をなすとともに、蓋体2内に蓋体2との間に隙間が生じることなく嵌め込まれた第2の緩衝体22が備えられる。
第2の緩衝体22は、第1の緩衝体16と同様、ウレタンフォームのブロックを合成繊維の織物で被覆したものから形成されており、別の被梱包物を収容する少なくとも1つの凹部(この実施例では、第1の凹部23と、図示しない第2の凹部)を有している。
第1の凹部23は、第1のシートカバー24aによって開閉可能になっている。第1のシートカバー24aは、メッシュ状に形成され、一側縁が第2の緩衝体22の被覆織物に縫合されて片開き状になっており、他側縁の両側に、面ファスナー25aを備えている。
第2の凹部は、第2のシートカバー24bによって被覆されている。第2のシートカバー24bは、メッシュ状に形成され、一側縁を除く周縁が第2の緩衝体22の被覆織物に縫合されている。そして、当該一側縁の裏面側と第2の緩衝体22のそれに対向する部分とに、一対の面ファスナー(図示はしない)が取り付けられ、第2の凹部と第2のシートカバー24bによって、当該一側縁を開口部とする収納ポケットが形成されている。
また、第2のシートカバー24bにおける第1のシートカバー24aの面ファスナー25aと重なり合う部分には、それと対をなす面ファスナー25bが取り付けられている。
図5は、本発明による梱包ケースの使用方法を説明する斜視図である。なお、明瞭にするために、図5中、第1の緩衝体16の上壁19は省略してある。
図5と図1を参照して、梱包ケースの使用時は、まず、梱包ケースが開かれ、被梱包物(デスクトップパソコンやノートパソコンの本体等)26が第1の緩衝体16の底壁17内面上に置かれる。そして、被梱包物26の上から第1の緩衝体16の上壁19が被せられた後、その上から結束バンド13、14が十字状に締結され、それによって被梱包物26がケース本体1に固定される。
さらに、必要に応じて、別の被梱包物(デスクトップパソコンやノートパソコンの周辺機器等)27が第2の緩衝体22の第1の凹部23に収容された後、凹部23がシートカバー24aによって閉じられ、シートカバー24aが面ファスナー25a、25bによって第2の緩衝体22に固定される。
また、図示はしないが、必要に応じて、さらに別の梱包物(保証書等)が、収納ポケット(カバーシート24bおよび第2の凹部間)に入れられ、その開口が閉じられる。
被梱包物26、27の収容が完了すると、梱包ケースが閉じられ、第1および第2のフラップ6、8がそれぞれ面ファスナー7;9a、9bによって梱包ケースの外側面に固定され、また、バックルのロック爪部10bが受け部10aに連結される。それによって、蓋体2がケース本体1に対しケース本体1を閉じた状態に固定され、被梱包物26、27の梱包が完了する。
こうして、本発明によれば、極めて簡単に、かつ誰もが同程度の品質で被梱包物26、27を梱包することができる。
しかも、梱包状態において、被梱包物26は、ほぼ全体が第1の緩衝体16の底壁17および上壁19に包み込まれた状態で、その上から結束バンド13、14によってケース本体1に固定され、さらにその周囲が第1の緩衝体16の側壁18a、18bによって包囲される。
さらには、第1および第2の緩衝体16、22が上下に密着することで、第1の緩衝体16の底壁17および上壁19によって包み込まれた被梱包物26は、さらに、梱包ケース内部において第1および第2の緩衝体16、22によって包囲された状態で固定され、また、被梱包物27は、梱包ケース内部において、第1および第2の緩衝体16、22によって包囲された状態で固定される。
したがって、被梱包物26、27が梱包ケース内で荷崩れするおそれもないし、梱包ケースの外部から衝撃が及ぼされても、それが被梱包物26、27に直接伝わることがなく、被梱包物26、27を損傷させることなく安全に輸送することができる。
1 ケース本体
2 蓋体
3 フレーム
3a、3b 側部分
4 フレーム
4a〜4c 側部分
5 ヒンジ手段
5a ストリップ
5b リベット
6 第1のフラップ
7 面ファスナー
8 第2のフラップ
9a、9b 面ファスナー
10a バックルの受け部
10b バックルのロック爪部
11 リベット
12 取っ手
12a ストリップ
12b リベット
13、14 結束バンド
13a、13b;14a、14b 面ファスナー
15 リベット
16 第1の緩衝体
17 底壁
17a 上層
17b 下層
18a 第1の側壁部分
18b 第2の側壁部分
19 上壁
20a、20b 面ファスナー
21 シート
21a 面ファスナー
22 第2の緩衝体
23 第1の凹部
24a 第1のシートカバー
24b 第2のシートカバー
25a、25b 面ファスナー
26、27 被梱包物

Claims (6)

  1. 底面が矩形状をなし、上面が開口した箱体からなるケース本体と、
    前記ケース本体の上面開口を開閉可能な蓋体と、を備え、前記蓋体は、前記ケース本体の上面開口に対応した下面開口を有する矩形箱状をなしていて、前記蓋体の下面開口が前記ケース本体の上面開口に対向する配置で前記ケース本体の上面開口を閉じるようになっており、さらに、
    前記ケース本体および前記蓋体に設けられ、前記蓋体を前記ケース本体に対し前記ケース本体の上面開口を閉じた状態に固定する固定手段と、
    前記蓋体または前記ケース本体の一外側面と、前記蓋体または前記ケース本体の前記一外側面と反対側の外側面とに取り付けられた一対の取っ手と、
    前記ケース本体の内側底面の中央に固定されて十字状にのびる一対の結束バンドと、
    前記ケース本体の内部空間に対応する形状をなし、前記ケース本体内に前記ケース本体との間に隙間が生じることなく嵌め込まれ、内部に被梱包物を保持可能な第1の緩衝体と、を備え、
    前記第1の緩衝体は、
    直方体形状の底壁と、
    前記底壁の周囲を包囲する角筒状の側壁と、
    前記底壁および前記側壁によって囲まれたスペースに対応する直方体形状を有する上壁と、からなり、
    少なくとも前記上壁が前記底壁および前記側壁とは別体として形成され、前記底壁の各側縁と前記側壁との間にはそれぞれ隙間またはスリットが設けられ、前記結束バンドが前記隙間または前記スリットを通って上向きに突出し、前記被梱包物が、前記底壁内面上に置かれた後、その上から前記上壁が被せられた状態で、前記結束バンドによって前記ケース本体に十字状に締め付け固定されるようになっており、さらに、
    前記蓋体の内部空間に対応する形状をなすとともに、前記蓋体内に前記蓋体との間に隙間が生じることなく嵌め込まれた第2の緩衝体を備えたものであることを特徴とする梱包ケース。
  2. 前記第1の緩衝体の前記底壁と前記側壁とが互いに別体として形成され、前記底壁および前記側壁は互いに着脱自在に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包ケース。
  3. 前記第1の緩衝体の前記側壁が、互いに間隔をあけて平行にのびる一対の直方体形状の第1の側壁部分と、前記一対の第1の側壁部分の対向する側縁間にのびる平行な一対の直方体形状の第2の側壁部分とから構成され、前記第1および第2の側壁部分のそれぞれが前記底壁に対し着脱自在に接合されていることを特徴とする請求項2に記載の梱包ケース。
  4. 前記第1の緩衝体の前記底壁が、軟質の上層および硬質の下層からなる2層構造を有し、前記第1の緩衝体の前記側壁は前記底壁の下層と同じ硬度を有する一方、前記上壁は前記底壁の上層と同じ硬度を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の梱包ケース。
  5. 前記蓋体の下端一側縁と前記ケース本体の上端一側縁がヒンジ手段によって互いに連結されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の梱包ケース。
  6. 前記第2の緩衝体は、
    別の被梱包物を収容する少なくとも1つの凹部と、
    前記第2の緩衝体または前記蓋体またはその両方に取り付けられた、前記凹部を開閉可能なシートカバーと、
    前記第2の緩衝体および前記シートカバーに取り付けられ、前記シートカバーを前記第2の緩衝体に対し前記凹部を閉じた状態に固定する第2の固定手段と、を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の梱包ケース。
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