JP2009274750A - 梱包構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス栓にガスコード(5)を介して接続されて使用されるガス機器(4)を梱包する梱包構造であり、ガス機器(4)の下部(41)は下箱(2)に下緩衝材(30)を介して収納され、ガス機器(4)の上部に被覆される上箱(1)は下箱(2)と連結される梱包構造に関し、ガス機器(4)の再梱包の際に、部品点数を増加させることなく、又、ガス機器(4)に傷を付けることなく、ガスコード(5)をガス機器(4)と容易に同梱すること。
【解決手段】下緩衝材(30)は下箱(2)の対向する内面に沿った各位置にそれぞれ配設され、下緩衝材(30)にはガス機器(4)の下部(41)の両端がそれぞれ載置される下部載置面(31)が設けられ、下部載置面(31)に下部(41)の両端を載置させたとき、ガス機器(4)の下方で且つ下緩衝材(30)の対向する面(33)相互間に、ガスコード(5)が収納可能な大きさの空間(55)を形成したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、梱包構造、特に、ガスコードを備えたガス機器を梱包する梱包構造に関する。
ガスファンヒーターのような使用時期が限定されるガス機器は、梱包箱内に緩衝材と共に収納されて運搬され、使用時に、使用者が、ガス機器を梱包箱から取り出して使用し、不使用時には、使用者によって前記梱包箱内に再度収納され、緩衝材と共に再梱包されて保管される。
例えば、図3に示すものでは、梱包箱は、上箱(1)と下箱(2)とからなり、初期の梱包時には、ガス機器(4)は、下箱(2)内に先に収納されている下緩衝材(30)(30)の上に、ガス機器(4)の下部を構成している脚部(41)を載置し、その後、天面を閉じる前の上箱(1)を、ガス機器(4)及び下箱(2)に被せ、上箱(1)と下箱(2)をジョイント(40)(40)で連結させている。そして、上箱(1)の上方開放部から、上緩衝材(3)(3)をガス機器(4)の上部両端の所定位置に載置した後、上箱(1)の上端から延長形成されている四枚のフラップ片(10a)(10b)を順に折り畳んで、粘着テープ(図示せず)で上箱(1)の天面を封印する。
上記梱包状態にあるガス機器(4)を取り出すには、ジョイント(40)(40)を外して、上箱(1)を引き上げて、ガス機器(4)を下箱(2)から取り出せば良く、上下緩衝材(3)(30)は上下箱(1)(2)内に収納しておく。
ガス機器(4)の使用時期が終わり、再梱包するには、下箱(2)内の所定位置に下緩衝材(30)(30)を設置し、その上にガス機器(4)の脚部(41)を載置するまでは、初期梱包と同様であるが、その後、ガス機器(4)の上端に上緩衝材(3)(3)を載置し、その上から、フラップ片(10a)(10b)と粘着テープによって天面が封印された状態にある上箱(1)を上緩衝材(3)(3)及びガス機器(4)の上から被せる。
尚、ガス機器(4)を使用するには、前記ガス機器(4)を壁面や床面に設置されているガス栓に繋ぐガスコード(5)が必要である。このガスコード(5)はガス機器(4)とは別売りのため、前記ガス機器(4)用の梱包箱内には、ガスコード(5)を収納するためのスペースが確保されていない。このため、ガスコード(5)は、ガス機器(4)とは別の梱包箱(50)内に梱包されて、ガス機器(4)とは別に保管されることが多い。
このように、ガス機器(4)とガスコード(5)を別梱包でそれぞれ別個に保管した場合、次の使用時期に、ガスコード(5)を梱包箱(50)に別梱包したことを忘れてしまっていたり、再梱包した人とは異なる人が取り出したりする場合、ガス機器(4)と同時にガスコード(5)を見つけることができず、ガスコード(5)を探す手間がかかるといった問題がある。
そこで、ガス機器(4)の再梱包の際に、ガスコード(5)も上下箱(1)(2)からなる梱包箱内に同梱させることが考えられるが、もともと、ガス機器(4)の上箱(1)及び下箱(2)には、ガスコード収納用のスペースは確保されていないため、前記上下箱(1)(2)内の空いた場所にガスコード(5)を無理矢理詰め込むしかない。
ガスコード(5)をガス機器(4)の上部に載置したり、ガス機器(4)の側面に沿わせたりして収納する場合、ガスコード(5)は、収納位置からずれたり、落下したりし易いため、ガスコード(5)を所望の位置に収納させた状態を維持したまま、上箱(1)を被せて下箱(2)にジョイント(40)(40)で連結する再梱包作業は困難である。
又、ガスコード(5)の両端には、ガス栓のガス出力プラグ部とガス機器(4)のガス入力プラグ部にそれぞれ着脱自在に接続可能な金属製のソケット(51)(51)が具備されているため、ガスコード(5)が、梱包箱内でずれたり、落下したり、さらには、上箱(1)の無理な被覆によってガス機器(4)に圧接させられたりした場合、これらソケット(51)(51)がガス機器(4)に強く摺れて、ガス機器(4)に傷を付けてしまう不都合が生じる。
特開2004-59047号に開示の発明(特許文献1参照)では、製品(受話器付き通信機器)の上面に、段ボール紙からなる緩衝材を介して、ケーブルを製品と同梱する梱包構造が開示されてある。このものでは、ケーブルと製品との間に段ボール紙製の緩衝材を介在させることにより両者の直接的な接触を避け、製品のパネル面にケーブルによって傷が付く不都合を防止している。
特開2004−59047号公報
しかしながら、このものでは、ケーブルを製品と同梱するために、ケーブルと製品との間に介在させるためのケーブル用の緩衝材を別途用意しなければならず、部品点数を増加させてしまい、その分コストアップを招来している。
本発明は、『壁面や床面等に設置されているガス栓にガスコードを介して接続されて使用されるガス機器を梱包する梱包構造であって、前記ガス機器の下部は上方開放の下箱に下緩衝材を介して収納されると共に、前記ガス機器の上部は下方開放の上箱が被覆され、梱包状態では、前記上箱と前記下箱が連結される梱包構造』において、ガス機器の再梱包の際に、部品点数を増加させることなく、又、前記ガス機器に傷を付けることなく、前記ガスコードをガス機器と容易に同梱できるようにすることを課題とする。
(1)上記課題を解決するための本発明の請求項1に係る発明の梱包構造は、『前記下緩衝材は、前記下箱の対向する内面に沿った各位置にそれぞれ配設され、
前記各下緩衝材には、前記ガス機器の下部の両端がそれぞれ載置される下部載置面が設けられ、
前記下部載置面に前記ガス機器の下部の両端を載置させたとき、前記ガス機器の下方で且つ前記下緩衝材の対向する面相互間に、前記ガスコードが収納可能な大きさの空間が形成される』ようにしたことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
下箱の対向する内面に各々沿うように、少なくとも一対の下緩衝材をそれぞれ配設させる。これにより、各下緩衝材は下箱の両側寄りに位置することとなり、これら下緩衝材間には所定の距離が介在される。よって、下緩衝材の下部載置面に、ガス機器の下部の両端をそれぞれ載置させると、前記ガス機器は、前記下緩衝材間に架設される態様となり、ガス機器の下方に空間が形成される。すなわち、前記空間は、前記各下緩衝材の内方に設けられ、その高さは、前記下箱の底面から前記下部載置面までの高さに一致することとなり、この空間内に、前記ガスコードが収納可能となるように、前記高さ、前記下緩衝材の対向する面相互間の距離を所定の寸法に設定する。前記空間内にガスコードを収納した後、下緩衝材の下部載置面にガス機器の下部を載置し、その後、ガス機器及び下箱に上箱を被せて、前記上箱を下箱に連結させれば良い。
(2)請求項2の発明のものは、請求項1に記載の梱包構造において、『前記下部載置面は、前記下緩衝材に前記下箱の内方及び上方にのみ開放するように形成された段部であり、
前記段部内に、前記ガス機器の下部の両端がちょうど収納可能である』もので、下緩衝材には、下箱の内方側及び上方側を除く三方側が囲まれた態様の段部が形成されている。前記段部の大きさを、ガス機器の下部の両端の大きさ形状に略一致させておくことにより、前記段部内に前記ガス機器の下部の両端を密に収納することができ、収納時にガス機器が梱包箱内でがたつくことがない。
(3)請求項3の発明のものは、請求項1又は請求項2に記載の梱包構造において、『前記ガスコードの両端には、前記ガス栓のガス出力プラグ部又は前記ガス機器に突設されているガス入力プラグ部のどちらか一方に着脱自在に接続可能な金属製のソケットがそれぞれ設けられている』ものでは、ガスコードは、その両端に設けられている金属製のソケットを、ガス出力プラグ部及びガス入力プラグ部からそれぞれ取り外し、ガスコード全体を巻き取った状態にして、前記空間内に収納すればよい。
(4)請求項4の発明のものは、上記各請求項に記載の梱包構造において、『前記空間を構成している前記下箱の底面に、前記ガスコードの収納を促す図や文字が描かれている』もので、ガス機器の再梱包時に、ガス機器を下箱に収納する前に使用者は下箱に下緩衝材をセットするが、このとき、使用者は必然的に下箱の底面を見る。これにより、別売りのガスコードもガス機器の梱包箱に同梱できることを使用者に気付かせることができる。
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
請求項1のものでは、下緩衝材の下部載置面に、ガス機器の下部の両端をそれぞれ載置させたときに、ガス機器の下方に形成される空間内に、ガスコードを収納できるようにしたから、ガスコードは、ガス機器に傷を付けることなく、ガス機器に容易に同梱することができる。又、ガス機器を下箱から取り出すと、その下方にガスコードが収納されていることを容易に確認することができるから、ガス機器の再使用の際にガスコードを探す手間が省ける。尚、ガスコードを収納する空間を構成している下緩衝材はガス機器の梱包に従来から使用されているものであるから、ガスコードを収納する空間を形成するための部品を増加させることもない。
請求項2のものでは、前記空間内にガスコードを収納した後、ガス機器の下部を、下緩衝材の段部内に所定の姿勢で且つ安定した状態で固定させることができるから、前記空間を確実に構成することができ、運搬時等に、ガス機器又は下緩衝材がずれて、前記空間が損なわれることない。よって、ガスコードは常に安定した状態でガス機器と同梱することができ、その状態を維持したまま、前記上箱をガス機器に被せて再梱包することができる。
請求項3のものでは、金属製のソケットが両端に設けられているガスコードは、比較的重量があるため、これを、ガス機器の上方ではなく下方に収納できるようにすることにより、重心を低くすることができ、ガス機器の梱包状態は安定し、外的衝撃による転倒も防止することができる。又、金属製のソケットが擦れると傷がつきやすいが、前記空間に収納状態にあるガスコードのソケットが擦れるおそれがあるのは、ガス機器の下部の下面であるから、万一傷がついてもガス機器の外観に問題はない。
請求項4のものでは、ガス機器を再梱包する際に、ガスコードの収納場所を使用者に容易に気付かせることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すものは、本発明実施の形態の梱包構造の分解斜視図であり、特に、ガス機器(4)として、ガスファンヒーターの出荷時における梱包の様子を示している。尚、図2は、梱包完了時の要部拡大断面図である。
前記ガスファンヒーターは、ガス機器(4)の下部に、前記ガス機器(4)の横幅とほぼ同じ幅の扁平な脚部(41)が設けられた構成であり、これを梱包する上箱(1)及び下箱(2)、さらに、一対の上緩衝材(3)(3)及び一対の下緩衝材(30)(30)は、すべて段ボール紙を折り曲げて組み立てられている。
上記したようなガス機器(4)を梱包するには、まず、上方に開放する矩形箱状に組み立てられている下箱(2)の、両短辺に沿うように、一対の下緩衝材(30)(30)をそれぞれ収納する。
下緩衝材(30)の長辺長さは、下箱(2)の短辺長さに略一致させてあり、下緩衝材(30)の前記長辺が下箱(2)の前記短辺に対応するように、各下緩衝材(30)(30)を下箱(2)内に収納することにより、下緩衝材(30)(30)は、下箱(2)内において不用意にずれたり、移動したりすることなく略固定状態に設置される。
尚、下箱(2)の底面(20)の中央部分には、下箱内にガスコードを収納させる様子を示す図柄(25)と、「商品収納時にはガスコード(別売)を丸めてここへ置いてください。」と書かれた文字(26)が印刷されている。
又、下緩衝材(30)(30)には、それぞれ、下箱(2)の内方及び上方に開放する段部(31)が水平に形成されている。言い換えれば、前記段部(31)は、下箱(2)の両長辺及び一短辺に沿った略コ字状の包囲部(32)で包囲された形状となっている。
この段部(31)の平面形状は、前記ガス機器(4)の脚部(41)の両端が略密嵌状態に収納可能な大きさ形状に設定されている。これにより、前記下緩衝材(30)(30)の各段部(31)に、前記ガス機器(4)の脚部(41)の両端をそれぞれ載置すると、脚部(41)の両端は、前記包囲部(32)によって、略コ字状に包囲され、段部(31)(31)にそれぞれ載置された状態で、不用意にずれることなく、略固定された状態に維持される。
尚、段部(31)から包囲部(32)の頂面までの高さは、前記脚部(41)の高さに略一致する程度に設定されてある。
前記段部(31)から、下箱(2)の底面(20)に接している下緩衝材(30)の下端までは、所定の高さを有するように構成されてあり、図2に示すように、下緩衝材(30)(30)の段部(31)(31)にガス機器(4)の脚部(41)を載置させると、脚部(41)の下面(42)と、下箱(2)の底面(20)と、下緩衝材(30)(30)の相互に対向する内側面(33)(33)と、下箱(2)の長辺側の内面(22)(22)とで囲まれた空間(55)が形成される。この空間(55)は、ガス機器(4)とガス栓とを繋ぐガスコード(5)が収納可能な大きさに設定されている。
ガスコード(5)は、両端に、ガス機器(4)に突設されているガス入力プラグ部と、壁面や床面に設置されているガス栓のガス出力プラグ部(共に図示せず)に、それぞれ着脱自在に接続させるソケット(51)(51)が具備された可撓管であり、通常、ガス機器(4)とは別売りとなっている。
このため、ガス機器(4)の出荷時の初期梱包時には、ガスコード(5)は同梱されておらず、前記空間(55)は、空状態である。
そして、下緩衝材(30)(30)に載置させたガス機器(4)の上方から、天面を閉じる前の上箱(1)を、ガス機器(4)と下箱(2)に被せ、上箱(1)の上端開放部から、上緩衝材(3)(3)を前記上箱(1)内に入れて、ガス機器(4)の両側上端部に適正な姿勢で載置する。その後、上箱(1)の上端開放部に延長形成されているフラップ片(10a) (10b)を折り畳んで、上箱(1)の天面を閉塞させ、粘着テープでフラップ片(10a) (10b)が開放しないように止着すると共に、上箱(1)と下箱(2)の係止孔(11)(21)を合わせて、ジョイント(40)(40)で連結させれば、ガス機器(4)の初期梱包は完了する。
尚、上緩衝材(3)(3)は、上箱(1)の両側面から内方へ突出させた係止片(23)(23)を、上緩衝材(3)(3)に設けた係止孔(34)(34)に抜け止め状態に差し込むことにより、上箱(2)の天面の両端近傍に固定される構成とする。
又、上箱(1)の前記両側面には、内方へ押し込むことにより、上箱(1)を持ち上げる際に指を差し込む、取手用の穴(24)(24)が形成されている。
上記梱包状態にあるガス機器(4)を取り出すには、ジョイント(40) (40)を外し、取手用の穴(24)(24)に指を差し込んで、上箱(1)を引き上げる。これにより、上箱(1)と上緩衝材(3)(3)が同時に取り外される。後は、ガス機器(4)を持ち上げて、脚部(41)を下緩衝材(30)(30)から取り出せば良い。これと同時に、ガス機器(4)とは別梱包されているガスコード(5)を取り出す。
ガス機器(4)の使用時期が終わり、ガス機器(4)を収納するには、まず、ガス機器(4)からガスコード(5)を取り外す。そして、ガス機器(4)を再梱包するために、下箱(2)内の両短辺に沿った所定位置に、一対の下緩衝材(30)(30)をそれぞれ配設する。
このとき、使用者は、前記下緩衝材(30)(30)の間に露出する下箱(2)の底面(20)の中央部分に印刷されている前記図柄(25)及び文字(26)を確認することができ、下緩衝材(30)(30)の内側面(33)(33)と下箱(2)の内面(22)(22)で囲まれた上方開放の空間(55)内に、ガス機器(4)から取り外したガスコード(5)が収納可能であることに気付く。
そこで、ガスコード(5)を空間(55)に収納可能な大きさとなるように巻き取り、空間(55)内に収納した後、下緩衝材(30)(30)の段部(31)(31)上に、ガス機器(4)の脚部(41)を載置する。下箱(2)の底面(20)に載置されている下緩衝材(30)の下端から段部(31)までの高さは、所定長さのガスコード(5)が巻き取られた状態で収納可能な高さに設定されてあり、ガスコード(5)は、脚部(41)の下面(42)よりも下方に形成される空間(55)内に収納される。
下緩衝材(30)(30)の長辺長さは上述したとおりであるから、下箱(2)内において略固定された状態となり、又、脚部(41)の両端は、下緩衝材(30)(30)に形成された段部(31)(31)に載置されると共に包囲部(32)で密に包囲される構成となっている。よって、下緩衝材(30)(30)は下箱(2)内にて、脚部(41)の両端は下緩衝材(30)(30)の段部(31)(31)上にて、それぞれ不用意にずれたり、がたついたりすることがなく、安定した状態に維持される。よって、脚部(41)の下方に形成される空間(55)は、ガスコード収納用スペースとして確保され、空間(55)が不用意に損なわれるようなことはない。
その後は、ガス機器(4)の上から上箱(1)を、上緩衝材(3)(3)と共に被せ、上箱(1)の係止孔(11)と下箱(2)の係止孔(22)を合わせてジョイント(40)(40)で上箱(1)と下箱(2)を結合すれば、ガス機器(4)の再梱包が終了する。
尚、前記ガスコード(5)の両端には、金属製のソケット(51)(51)が具備されてあり、前記ソケット(51)(51)が強く擦れたり、当接したりすると、対応する面に傷を付けるおそれがあるが、この実施の形態の梱包構造では、ガスコード(5)は、ガス機器(4)の下方に設けた空間(55)内に収納できるようにしたから、ガス機器(4)と共に収納しても、ガス機器(4)に傷をつける心配はない。ガスコード(5)の長さによっては、巻き取った状態の全体の高さが、前記空間(55)の高さに略一致する程度となってしまい、空間(55)への収納時に、ガスコード(5)の一端のソケット(51)が脚部(41)の下面(42)に擦れることがあるかもしれないが、傷が付くのは、脚部(41)の下面(42)であるから、ガス機器(4)の外観上なんら問題はない。
又、この再梱包状態において、比較的重量のあるガスコード(5)をガス機器(4)の下方に収納できるようにしたから、梱包物全体の重心を低くすることができ、梱包物全体の安定性が向上する。よって、外的衝撃によっても前記梱包物が転倒するようなことはなく、常に安定した状態でガス機器(4)を保管することができる。
この再梱包状態から、ガス機器(4)を取り出すと、ガス機器(4)の下方に収納されているガスコード(5)を容易に発見することができるから、ガスコード(5)を探す手間が省ける。
尚、この実施の形態では、ガス機器(4)としてはなんら限定されるものではないが、比較的重量のあるガスコードのような別売りの附属品を有し且つ特定の季節にのみ使用されるガス製品の梱包に利用すると、不使用時のガス機器の収納の際に、附属品も共に再梱包でき、次の使用時期に、前記附属品を探す手間が省けるから、特に有効である。
又、空間(55)には、ガスコード(5)のほか、取扱説明書や他の附属部品も同梱しておくことも可能である。
本発明の実施の形態の梱包構造の分解斜視図。 本発明の実施の形態の梱包構造の梱包状態を示す要部拡大断面図。 従来の梱包構造の分解斜視図。
符号の説明
(1) ・・・・・・・上箱
(13)・・・・・・・側面
(23)・・・・・・・係止片
(2) ・・・・・・・下箱
(30)・・・・・・・下緩衝材
(31)・・・・・・・段部(下部載置面)
(33)・・・・・・・内側面(対向する面)
(4) ・・・・・・・ガス機器
(41)・・・・・・・脚部(下部)
(5) ・・・・・・・ガスコード
(55)・・・・・・・空間

Claims (4)

  1. 壁面や床面等に設置されているガス栓にガスコードを介して接続されて使用されるガス機器を梱包する梱包構造であって、前記ガス機器の下部は上方開放の下箱に下緩衝材を介して収納されると共に、前記ガス機器の上部は下方開放の上箱が被覆され、
    梱包状態では、前記上箱と前記下箱が連結される梱包構造において、
    前記下緩衝材は、前記下箱の対向する内面に沿った各位置にそれぞれ配設され、
    前記各下緩衝材には、前記ガス機器の下部の両端がそれぞれ載置される下部載置面が設けられ、
    前記下部載置面に前記ガス機器の下部の両端を載置させたとき、前記ガス機器の下方で且つ前記下緩衝材の対向する面相互間に、前記ガスコードが収納可能な大きさの空間が形成されることを特徴とする梱包構造。
  2. 請求項1に記載の梱包構造において、前記下部載置面は、前記下緩衝材に前記下箱の内方及び上方にのみ開放するように形成された段部であり、
    前記段部内に、前記ガス機器の下部の両端がちょうど収納可能であることを特徴とする梱包構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の梱包構造において、前記ガスコードの両端には、前記ガス栓のガス出力プラグ部又は前記ガス機器に突設されているガス入力プラグ部のどちらか一方に着脱自在に接続可能な金属製のソケットがそれぞれ設けられていることを特徴とする梱包構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の梱包構造において、前記空間を構成している前記下箱の底面に、前記ガスコードの収納を促す図や文字が描かれていることを特徴とする梱包構造。
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