JP3194153U - 梱包箱 - Google Patents

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    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/64Lids
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Abstract

【課題】収容した製品が輸送中に生じた振動等によって大きく動くのを抑えると共に箱本体の水平方向に外力が作用しても変形し難い梱包箱を提供する。【解決手段】梱包箱10の箱本体12の背面板26には外側フラップ30が連続形成されている。箱本体12の一側には第1側面板42が立設され、第1側面板42には第1内側フラップ46が連続形成されている。この第1内側フラップ46には嵌合片嵌合切欠が形成されている。第1内側フラップ46には第1内側フラップ押圧片52が連続形成されている。箱本体12の他側には第2側面板54が立設され、第2側面板54には第2内側フラップ58が連続形成されている。第2内側フラップ58には嵌合片60が形成されている。第2内側フラップ58には第2内側フラップ押圧片64が連続形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、梱包箱に関し、詳しくは輸送時等に振動や衝撃等が発生しても梱包箱に収容した製品が動くの抑えると共に箱本体が水平方向に変形するのを抑えることが可能な梱包箱に関する。
従来より各種製品等を輸送する場合に使用される収容容器として段ボール等で形成された梱包箱が知られている(特許文献1)。
このタイプの梱包箱を使用して製品を輸送する場合、梱包箱の収容部の深さ寸法と収容される製品の高さ寸法が略一致すれば梱包箱の内側フラップと製品の上面との間に隙間がほとんど生じないので輸送中において振動や衝撃が発生しても前記製品が自由に動いてしまうのを抑えることができる。
しかし、梱包箱の収容部の深さ寸法よりも収容される製品の高さ寸法が小さ過ぎると梱包箱の内側フラップと製品の上面との間の隙間が大きくなるため輸送中に振動や衝撃が発生すると収容部内で製品が動いてしまう場合がある。
このことは衝撃や振動等に弱い電子機器等の製品を輸送等する場合、特に好ましくないことである。
そこで、輸送中における振動や衝撃によって製品が収容部内で動くのを防止するため、製品と梱包箱の内側フラップとの間にできた隙間に適宜材料で形成された緩衝体を入れて製品が動くのを抑えたり、製品に緩衝体シートを何重にも巻いて緩衝体シートで巻いた製品と梱包箱の内側フラップとの間に隙間ができるのを防止して製品が動くのを抑えたりしている。
しかし、この場合、緩衝体や緩衝体シートを別途に用意する必要があると共に製品と梱包箱の内側フラップとの間にできた隙間に緩衝体を配設する手間や緩衝体シートを製品に巻く手間が生じ、梱包作業の作業効率が低下するという不具合がある。
また、従来の段ボール等で形成された梱包箱は水平方向の外力が作用した場合に梱包箱が水平方向に変形してしまうおそれがある。
実用新案登録第3148522号
本考案は、上記事実に鑑みなされたものであり、収容した製品が輸送中に生じた振動や衝撃によって大きく動くのを抑えると共に箱本体の水平方向に外力が作用しても変形し難い梱包箱を提供するものである。
請求項1の考案は、有底で収容部が設けられた箱本体と、この箱本体の正面に立設された正面板と、前記箱本体の背面に立設された背面板と、この背面板に外側フラップ折り線を介して連続形成された外側フラップと、前記箱本体の一側面に立設された第1側面板と、この第1側面板に第1内側フラップ折り線を介して連続形成された第1内側フラップと、前記箱本体の他側面に立設された第2側面板と、この第2側面板に第2内側フラップ折り線を介して連続形成された第2内側フラップと、を備えてなる梱包箱において、
前記第1内側フラップに形成された嵌合片嵌合切欠と、前記第1内側フラップに第1内側フラップ押圧片折り線を介して連続形成されると共に第1内側フラップを閉じた場合に前記収容部に位置するように折り曲げられた第1内側フラップ押圧片と、
前記第2内側フラップに形成されると共に前記嵌合片嵌合切欠と嵌合可能な嵌合片と、前記第2内側フラップに第2内側フラップ押圧片折り線を介して連続形成されると共に第2内側フラップを閉じた場合に前記収容部に位置するように折り曲げられた第2内側フラップ押圧片と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の考案は、前記正面板の上部に正面板係止片を突設し、前記第1内側フラップの正面側に第1正面板係止片用切欠を形成し、前記第2内側フラップの正面側に第2正面板係止片用切欠を形成したことを特徴としている。
請求項3の考案は、前記嵌合片嵌合切欠と前記嵌合片を平面視台形状に形成したことを特徴としている。
本考案の梱包箱は、収容部に収容された製品が自由に動くのを抑えることができるという優れた効果を有する。
本考案の梱包箱は、箱本体の水平方向に外力が作用しても箱本体が水平方向に変形するのを抑えることができるという優れた効果を有する。
本考案の梱包箱は、緩衝体や緩衝体シートを使用しないので、廃棄物の量を減らすことができるという優れた効果を有する。
本考案の梱包箱は、梱包箱の中に緩衝体を入れたり、製品に緩衝体シートを巻いたりしないので、製品を受け取った受取人は直ぐに製品を手にすることができるため、緩衝体や緩衝体シートを取り除く手間がないのでストレスの軽減を図ることができるという優れた効果を有する。
実施例の梱包箱の外側フラップと第1内側フラップ、第2内側フラップを開けた状態の全体斜視図である。 実施例の梱包箱の外側フラップを開けた状態の全体斜視図である。 実施例の梱包箱の全体斜視図である。 実施例の梱包箱の展開図である。 実施例の梱包箱の作用を示す一部拡大概略縦断面図である。
考案を実施するために最良の形態の例として以下のような実施例を示す。
図1〜図5には本考案の梱包箱の一実施例が示されている。
図1〜図4に示されるように、実施例の梱包箱10は一枚の段ボールを多数の折り線で折り曲げて形成されている。
図1に示されるように、梱包箱10の有底の箱本体12の内部には製品1(図5参照)を収容することができる収容部14が形成されている。
この収容部14の上面には収容部開口部16が形成され、収容部14に製品1を出し入れできるようになっている。
前記箱本体12の正面側には正面板20が立設されている。この正面板20の上部中央にはスリット22が形成されると共に正面板係止片24が突設形成されている。この正面板係止片24には正面係止片折り線25A,25Bが形成され、正面板係止片24を正面係止片折り線25A,25Bで折り曲げることができるようになっている。
前記箱本体12の背面側には前記正面板20と対向して背面板26が立設されている。この背面板26には外側フラップ折り線28を介して外側フラップ30が連続形成されている。また、外側フラップ30には外側フラップ差込片折り線32を介して外側フラップ差込片34が連続形成されている。
図4に示されるように、この外側フラップ差込片折り線32の中央部には正面板係止片用スリット36が形成され、前記正面板係止片24を差し込むことができるようになっている(図3参照)。
また、前記背面板26の側部には糊代片折り線38を介して糊代片40が連続形成されている。
図1に示されるように、前記箱本体12の一側には第1側面板42が立設されている。この第1側面板42には第1内側フラップ折り線44を介して第1内側フラップ46が連続形成されている。
図2に示されるように、この第1内側フラップ46には平面視台形状の嵌合片嵌合切欠48が形成されている。また、第1内側フラップ46の正面側には第1正面板係止片用切欠49が形成されている。
前記第1内側フラップ46には第1内側フラップ押圧片折り線50を介して第1内側フラップ押圧片52が連続形成されている。
この第1内側フラップ押圧片52は前記第1内側フラップ46を閉じた場合に前記収容部14内に位置するように第1内側フラップ押圧片折り線50で折り曲げられている。
図1に示されるように、前記箱本体12の他側には前記第1側面板42と対向して第2側面板54が立設されている。この第2側面板54には第2内側フラップ折り線56を介して第2内側フラップ58が連続形成されている。この第2内側フラップ58には平面視台形状の嵌合片60が形成されている。
図2に示されるように、この嵌合片60は前記嵌合片嵌合切欠48に嵌め込むことができるようになっている。なお、前記嵌合片嵌合切欠48と嵌合片60は共に平面視台形状であるので、嵌合片嵌合切欠48に嵌合片60を嵌合させると水平方向には嵌合片嵌合切欠48と嵌合片60を解除できなくなっている。
また、第2内側フラップ58の正面側には第2正面板係止片用切欠61が形成されている。
前記第2内側フラップ58には第2内側フラップ押圧片折り線62を介して第2内側フラップ押圧片64が連続形成されている。
この第2内側フラップ押圧片64は前記第2内側フラップ58を閉じた場合に前記収容部14内に位置するように第2内側フラップ押圧片折り線62で折り曲げられている。
図4に示されるように、前記正面板20には第1底面形成片折り線70を介して第1底面形成片72が、前記背面板26には第2底面形成片折り線74を介して第2底面形成片76が、前記第1側面板42には第3底面形成片折り線78を介して第3底面形成片80が、前記第2側面板54には第4底面形成片折り線82を介して第4底面形成片84が、それぞれ連続形成されている。
これら第1底面形成片72、第2底面形成片76、第3底面形成片80、第4底面形成片84を折り畳むことにより前記箱本体12の底部86(図1参照)を形成するようになっている。
次に、実施例の梱包箱10の作用を説明する。
実施例の梱包箱10を使用して電子機器等の製品1(図5参照)を輸送する場合は、図1に示されるように外側フラップ30、第1内側フラップ46、第2内側フラップ58を開いた状態にして収容部開口部16から収容部14に製品1を収容する。
次に、図2に示されるように、前記第1内側フラップ46と前記第2内側フラップ58を閉めると共に前記嵌合片60を前記嵌合片嵌合切欠48に嵌め込んで外側フラップ30を閉じて、外側フラップ差込片34を収容部14に差し込む。
最後に前記正面板係止片24を正面係止片折り線25Bで折り曲げて正面板係止片用スリット36に差し込むことにより正面板係止片24は第1正面板係止片用切欠49と第2正面板係止片用切欠61に配設されて梱包作業が終了する(図3参照)。
この場合、収容される前記製品1の高さ寸法が箱本体12の収容部14の深さ寸法と略同じである場合は第1内側フラップ46の収容部14側に位置する第1内側フラップ押圧片52と第2内側フラップ58の収容部14側に位置する第2内側フラップ押圧片64が、製品1の上面1Aと当接するので輸送時に振動が発生しても製品1が動くのを抑えることができる。
これに対し、図5に示されるように収容される前記製品1の高さ寸法が箱本体12の収容部14の深さ寸法よりも小さくて製品1の上面1Aと第1内側フラップ46、第2内側フラップ58との間の隙間が大きい場合は折り曲げられた第1内側フラップ押圧片52と第2内側フラップ押圧片64が図5矢印方向に回動する。
この結果、第1内側フラップ押圧片52の先端部と第2内側フラップ押圧片64の先端部が製品1の上面1Aと当接し、第1内側フラップ押圧片52と第2内側フラップ押圧片64が製品1を押圧する状態となる。
このため、収容される前記製品1の高さ寸法が箱本体12の収容部14の深さ寸法よりも小さくて製品1の上面1Aと第1内側フラップ46、第2内側フラップ58との間の大きな隙間が生じても、輸送中に振動や衝撃が発生した場合に製品1が収容部14内を動くことを抑えることができる。
従って、実施例の梱包箱10を使用すれば緩衝体や緩衝体シートを別途に用意する必要がなく、また、緩衝体を製品と梱包箱の内側フラップとの間にできた隙間に配設する手間や製品に緩衝体シートを巻いたりする手間を省けるので経済的であると共に梱包作業の作業効率を向上させることができる。
また、実施例の梱包箱10は、緩衝体や緩衝体シートを使用しないので、廃棄物の量を減らすことができ、地球環境にやさしい。
さらに、実施例の梱包箱10は、梱包箱10の中に緩衝体を入れたり、製品1に緩衝体シートを巻いたりする必要がないので、製品1を受け取った受取人は緩衝体や緩衝体シートを取り除かないで直ぐに製品1を手にすることができるため、緩衝体や緩衝体シートを取り除くことによって生じるストレスは溜らない。
また、前記第1内側フラップ46の平面視台形状の嵌合片嵌合切欠48には前記第2内側フラップ58の平面視台形状の嵌合片60が確実に嵌め込まれているので、前記箱本体12に水平方向の外力が作用しても箱本体12は水平方向に変形し難いので梱包箱10の強度を保持すると共に製品1に水平方向に外力が作用するのを抑えることができる。
しかも、前記正面板係止片24も第1正面板係止片用切欠49と第2正面板係止片用切欠61に配設されるため、前記箱本体12に水平方向の外力が作用した場合、箱本体12の水平方向に作用する外力をより一層抑えて梱包箱10の強度をより一層保持することができる。
なお、実施例では梱包箱10を段ボールで形成したが、梱包箱10を形成するのは段ボールに限定されるものでなく、段ボール以外の厚紙や他の材料で形成してもよいことは勿論である。
また、実施例では嵌合片嵌合切欠48と嵌合片60を平面視台形状に形成したが、嵌合片嵌合切欠48と嵌合片60は平面視台形状以外の形状でもよいことは勿論である。
本考案の梱包箱は、電子機器以外の製品を輸送する場合にも使用することができる。
10 梱包箱
12 箱本体
14 収容部
16 収容部開口部
20 正面板
22 スリット
24 正面板係止片
26 背面板
30 外側フラップ
34 外側フラップ差込片
36 正面板係止片用スリット
40 糊代片
42 第1側面板
46 第1内側フラップ
48 嵌合片嵌合切欠
49 第1正面板係止片用切欠
52 第1内側フラップ押圧片
54 第2側面板
58 第2内側フラップ
60 嵌合片
61 第2正面板係止片用切欠
64 第2内側フラップ押圧片
72 第1底面形成片
76 第2底面形成片
80 第3底面形成片
84 第4底面形成片
86 底部

Claims (3)

  1. 有底で収容部が設けられた箱本体と、この箱本体の正面に立設された正面板と、前記箱本体の背面に立設された背面板と、この背面板に外側フラップ折り線を介して連続形成された外側フラップと、前記箱本体の一側面に立設された第1側面板と、この第1側面板に第1内側フラップ折り線を介して連続形成された第1内側フラップと、前記箱本体の他側面に立設された第2側面板と、この第2側面板に第2内側フラップ折り線を介して連続形成された第2内側フラップと、を備えてなる梱包箱において、
    前記第1内側フラップに形成された嵌合片嵌合切欠と、前記第1内側フラップに第1内側フラップ押圧片折り線を介して連続形成されると共に第1内側フラップを閉じた場合に前記収容部に位置するように折り曲げられた第1内側フラップ押圧片と、
    前記第2内側フラップに形成されると共に前記嵌合片嵌合切欠と嵌合可能な嵌合片と、前記第2内側フラップに第2内側フラップ押圧片折り線を介して連続形成されると共に第2内側フラップを閉じた場合に前記収容部に位置するように折り曲げられた第2内側フラップ押圧片と、を有してなることを特徴とする梱包箱。
  2. 前記正面板の上部に正面板係止片を突設し、前記第1内側フラップの正面側に第1正面板係止片用切欠を形成し、前記第2内側フラップの正面側に第2正面板係止片用切欠を形成したことを特徴とする請求項1記載の梱包箱。
  3. 前記嵌合片嵌合切欠と前記嵌合片を平面視台形状に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の梱包箱。
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