JP5643573B2 - 封筒の封緘構造 - Google Patents
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Description
また、比較的厚みのある物品を収容するための包装容器として、容器本体を長方形の略袋状に成形し、容器本体の下部には左右の隅角を起点として容器本体の前面体及び後面体に互いに重なるように曲線状の折れ線を形成し、前面体及び後面体を折れ線で容器本体内部方向に折り曲げることにより容器本体下部に厚みを作り、さらに容器本体の上部には、左右の隅角を起点として前面体及び後面体に互いに重なるように上蓋片を形成し、前面体及び後面体の上蓋片を折り曲げることにより、断面が紡錘形となるようにした容器等も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、エアーキャップ付き封筒を用いた場合、物品を保護することは可能であるが、エアーキャップ封筒を廃棄する場合、エアーキャップと封筒とは廃棄する際の分類が異なるため、これらを別々に分離してそれぞれに決められた場所に廃棄する必要がある。そのため、使用後のエアーキャップ付き封筒を廃棄する際に手間がかかるという問題がある。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、緩衝性を有し容易に梱包ができ且つ簡便廃棄可能な封筒の封緘構造を提供することを目的としている。
さらに、請求項3にかかる封筒の封緘構造は、封筒の表面の少なくとも一部に、印刷層を設けたことを特徴としている。
さらに、請求項5にかかる封筒の封緘構造は、前記開口部を上とする封筒の上下方向と、前記フルート面の波形の頂点により形成されるラインの伸びる方向とが一致するように成形することを特徴としている。
また、フルート面が緩衝材として作用するため封入物を保護することができると共に、別途エアーキャップなどの緩衝材を設ける必要がないため、封入物を封筒に収納するだけで保護用の梱包を行なうことができ、一方、封筒廃棄時には緩衝材等を分別する必要がないため、梱包作業及び廃棄作業を容易に行なうことができる。
図1は、本発明を適用した封筒の一実施形態を示す外画面の展開平面図、図2は、その平面図である。
本実施形態における封筒1は、図1に示すように、封筒1の封筒本体1aを形成する第1の面部2と第2の面部3とが封筒1の下端となる折れ罫線4を介して連接され、第1の面部2の左右の両側部にはそれぞれリード罫2aを介して糊代2bが連接されている。また、前記第2の面部3の、前記折れ罫線4とは反対側の端部には封鎖片10が連接して設けられている。
第1の面部2の折れ罫線4と反対側の端部12は、端部12の左右端11a、11bを起点にして折れ罫線4側に湾曲した弧状に成形されている。
前記係合孔21は、例えば、第1の面部2の左右方向に伸びる切り込み21aとこの切り込み21aの左右両端の一部を残した位置に形成された横条孔21bとから構成され、この横条孔21bは、中央部がやや端部12側に突出する弓型に形成される。前記切り込み21aは、舌片16を挿入可能な、舌片16の左右方向最大長さと同等程度の長さに形成され、横条孔21bは舌片16が後述の切り込み部分で横条孔21bと掛かり合うように形成されている。
なお、係合孔21は第1の面部2内であればどの位置に設けてもよい。また、係合孔21は舌片16を固定することができればどのような形状であってもよい。
これら折れ罫線13a、13bで囲まれる紡錘形の領域は、紡錘形の上蓋(蓋部に対応)14を区画形成している。
また、舌片16に切り込み17を設けて突出部17a、17bを形成し、第1の面部2に横条孔21bを設けることにより、舌片16を取り外しにくいワンウェイ構造とした場合について説明したが、これに限るものではなく、封鎖片10を容易に第1の面部2に固定し且つ第1の面部2から外しにくい構造であれば、どのような構造であってもよい。
なお、前記切取り用断続切込み線19は、上蓋14部分、又は、上蓋14と舌片16との間等、封筒1を開封することができればどの位置に設けてもよい。
そして、第1の面部2と第2の面部3とが重なるように折れ罫線4で折り曲げ、第1の面部2と第2の面部3とを重ね合わせた状態で、第1の面部2の両側部に設けられた糊代2bをリード罫2aで第2の面部3側に折り曲げて接着剤等により接着する。これにより、図2に示すように、第1の面部2及び第2の面部3からなる封筒本体1aと、この第2の面部3に連接された封鎖片10とからなる封筒1が形成される。
ここで、この封筒1は、図3の断面図に示すように、平板面31と波形のフルート面32とが重ね合わされてなる1枚の片段ボールから成形され、封筒1の内面側がフルート面となるように成形される。つまり、図2に示すように、第1の面部2と第2の面部3とがフルート面を内側にして対向配置され、さらに、第2の面部3のフルート面と同じ側が封鎖片10のフルート面32となるように成形される。
片段ボールは、G段(0.8〔mm〕)、E段(1.6〔mm〕)、B段(3〔mm〕)、A段(5〔mm〕)を適用することができる。
封筒1の下部には、第1の面部2及び第2の面部3それぞれに一対の折れ罫線6a、6bが形成されているため、封筒1が膨らむにしたがって折れ罫線6a、6bが自然に折れ曲がる。
この状態で、この封筒1の宛先などが記載され且つ裏面に粘着テープが添付された送り状を、係合孔21を塞ぐように第1の面部2、舌片16、封鎖片10に跨がって張り付ける。これによって、舌片16は第1の面部2に固定される。以上により封入物の梱包及び送り状の添付が終了し輸送可能な状態となる。
これにより、封筒1は開封され、封筒1内の封入物を取り出すことが可能となる。
ここで、封筒1は、内側をフルート面とした片段ボールで形成されている。このため、フルート面が緩衝材として作用することになり、封入物を保護することができる。したがって、封入物として潰れやすいもの、或いは輸送中の振動や衝撃から保護する必要のあるものを収納する場合であっても、別途エアーキャップ等を設ける必要はない。
したがって、封筒1を廃棄する際には、エアーキャップ等と片段ボールとに分別する等といった分別作業を伴うことなく廃棄することができ、廃棄作業を容易に行なうことができる。
また、封筒1は、開口部1bを上としたとき封筒1の上下方向とフルート面方向とが一致するように成形されている。このため、フルート面の波形により形成される凹凸によっても封筒1内の封入物の左右方向の移動を制限することができる。
また、上蓋14は内側がフルート面であるため、封入物の上下方向の移動に伴う衝撃も抑制することができる。
ちなみに、本封筒1を用いて輸送を行なった場合と、エアーキャップなどの緩衝材で包みダンボールケースを用いて輸送を行なった場合とで、封入物の保護度合及び破損の発生状況を比較したところ、同等レベルであることが確認できた。
また、封筒1を封鎖するための封鎖片10を備えており、この封鎖片10は、封筒1の開口部1bを覆いさらに第1の面部2の上端部側の一部を覆うように形成されている。
しかしながら、上蓋14部分の縁部を第1の面部2に固定する方法の場合、特に、比較的重量物を封入する場合等には十分に固定する必要があり、また、上蓋14の縁部は曲線状であるため、これを第1の面部2に固定するためには比較的手間がかかる。
また、上記実施の形態においては、封筒1として、上下縦長の封筒において上側に開口部1bを設けた縦位置開きの封筒を適用した場合について説明したが、これに限るものではなく、図6に示すように、上下縦長の封筒において左右何れかに開口部を設けた横位置開きの封筒を適用した場合でも適用することができる。この場合にも、封筒1の左右方向とフルート面方向とが一致するように成形すればよい。なお、縦位置開きの封筒と横位置開きの封筒とは、開口部を上としたとき、左右方向の幅が異なるだけであるので、その詳細な説明は省略する。なお図6において、図2と同一部分に同一符号を付与している。
2 第1の面部
3 第2の面部
4 折れ罫線
6a、6b 折れ罫線(第1の折れ罫線)
13a 折れ罫線(第2の折れ罫線)
13b 折れ罫線(第3の折れ罫線)
10 封鎖片
14 上蓋(蓋部)
16 舌片
19 切取り用断続切込み線
31 片段ボールの平板面
32 片段ボールのフルート面
Claims (5)
- フルート面及び平板面で構成される片段ボールからなる第1の面部と第2の面部とが前記フルート面を内側にして対向配置され且つ一辺だけが開口して開口部が形成された袋状の封筒本体と、
前記第2の面部と一体に形成され且つ前記第1の面部よりも前記開口部外方に突出して前記開口部を封鎖する封鎖片と、からなる封筒の封緘構造であって、
前記封筒本体の底部の左右隅角を起点にして、前記開口部側に湾曲した弧状の第1の折れ罫線を前記第1の面部及び前記第2の面部のそれぞれに対をなして設け、
前記第1の面部の前記開口部側の端部を前記封筒本体の前記底部側に湾曲する弧状に形成し、
さらに、前記第2の面部の、前記第1の面部の前記開口部側の端部と重なる位置に、当該開口部側の端部の形状と重なる弧状の第2の折れ罫線を設けると共に、当該第2の折れ罫線の左右端を結ぶ線を基準として線対称の関係にある第3の折れ罫線を設け、
前記第2及び第3の折れ罫線を前記第1の面部側に折り曲げることにより前記封鎖片と前記第2の面部との連接部分に前記開口部を覆う紡錘形の蓋部を形成し、
前記封鎖片に舌片を設け、前記第1の面部の、前記開口部を上とする封筒の上下方向の中央部若しくは中央よりもやや前記開口部寄りの位置に前記舌片を係止させる係合孔を形成すると共に前記舌片及び前記係合孔をワンウェイ構造に形成し、
さらに、前記封鎖片の、前記蓋部と前記舌片との間に前記封鎖片の全幅にわたって当該封鎖片を切断する切取り用断続切込み線を設け、
前記舌片を前記係合孔に係合させた後、前記舌片と前記係合孔と前記封鎖片とを跨ぐように送り状を添付したことを特徴とする封筒の封緘構造。 - 前記舌片の前記係合孔への差し込み部分の段目を潰したことを特徴とする請求項1記載の封筒の封緘構造。
- 封筒の表面の少なくとも一部に、印刷層を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の封筒の封緘構造。
- 封筒の表面の少なくとも一部に、撥水加工層を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の封筒の封緘構造。
- 前記開口部を上とする封筒の上下方向と、前記フルート面の波形の頂点により形成されるラインの伸びる方向とが一致するように成形することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の封筒の封緘構造。
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