JP3177879B2 - 多重化回線の状態遷移処理方法及び通信処理装置 - Google Patents

多重化回線の状態遷移処理方法及び通信処理装置

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JP3177879B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重化回線状態遷
移処理方法及び通信処理装置に係り、特に、相手装置か
ら多数の回線を収容し、相手装置との間の通信プロトコ
ルを終端し、多重化された回線の制御信号と通信情報を
一元的に処理する通信処理装置において、自装置が情報
フレーム受信不可状態が発生した場合、あるいは自装置
が情報フレーム受信不可状態から情報フレーム受信可状
態に回復した場合、あるいは、リンク確立時に情報フレ
ーム受信不可状態となった場合等の各状態遷移のケース
におけるフレーム送信のための多重回線の状態遷移方法
及び通信処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、交換網においては、網コストに
占める加入者系コストの割合が高いため、加入者回線の
多重化を行うことにより、網全体の経済化を図ってい
る。多重化装置を経由してきた回線は多重化されている
ため、通信装置の状態遷移時には、多重化された信号の
一処理が必要となる。これらの処理を行うのが、プロト
コル処理装置である。
【0003】従来は、1つのプロトコル処理装置に収容
する回線の多重数が少ない場合において、情報フレーム
受信不可状態への遷移の際には、自装置状態をビジーに
更新すると共に、対抗する信号処理装置に受信不可信号
を送信している。また、情報フレーム受信不可状態から
情報フレーム受信可能状態に回復した際には、自装置状
態を非ビジーに更新すると共に、対抗する信号処理装置
に受信可信号を送出する。
【0004】図8は、従来の状態遷移処理のシーケンス
チャートである。同図において、まず、自装置及び相手
装置共に、ビジー状態設定コマンド起動状態または、受
信バッファ残り面数無しの状態にある場合に(ステップ
10)、自装置側において、受信不可状態を設定し(ス
テップ11)、自装置の状態をビジー状態とし、受信不
可信号を相手装置に送信する(ステップ12)。
【0005】ここで、受信不可要因が解除されるかまた
は、回線切断後に再設定された場合には(ステップ1
3)、自装置は、受信可能状態を設定し(ステップ1
4)、自装置の状態を非ビジー状態とし、受信可能信号
を相手装置に送信する(ステップ15)。これにより、
相手装置では、受信可能信号の送信元の装置では、受信
可能状態に遷移したものとして情報フレームを送信する
(ステップ16)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、多重数の少ない回線を一元処理するプロ
トコル処理装置において、情報フレーム受信不可状態へ
の遷移の際には、自装置状態をビジーに更新すると共
に、対向する信号処理装置に受信不可信号を送信し、情
報フレーム受信不可状態から情報フレーム受信可能状態
に回復した際には、自装置状態を非ビジーに更新すると
共に、対向する信号処理装置に受信可信号を送信するこ
とで問題はないが、図9に示すように、信号装置で扱う
加入者回線の多重数が多くなると、収容されている全方
路に対して情報フレーム受信不可信号、あるいは、情報
フレーム受信可信号を送信するために必要となる処理の
負荷の増大、及び状態遷移処理に要する時間の増加が問
題となる。
【0007】また、この処理時間の短縮を図っても、リ
ンク確立直後に自装置内で受信準備が完了していない状
態で、情報フレームが相手装置より到着した場合には、
情報フレームが到着した全回線に対して、情報フレーム
受信不可信号を送信する必要がある。また、情報フレー
ム受信可能状態から情報フレーム受信不可状態に遷移し
た場合と同様に、情報フレーム受信不可信号を送信する
ために必要となる処理の負荷の増大が問題となる。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、従来の状態遷移処理方法を高多重化された回線を収
容する通信装置に適用した場合の問題点を解決し、状態
遷移処理時間の短縮を図ると共に、相手装置に対する情
報フレーム受信不可信号及び情報フレーム受信可信号を
送信するための処理負荷を軽減することが可能な多重化
回線の状態遷移処理方法及び通信処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、相手装置から
の多数の回線を収容し、相手装置との間の通信プロトコ
ルを終端し、多重化された回線の制御信号と通信情報を
一元的に処理する通信方法において、自装置が情報フレ
ーム受信不可状態が発生した場合、あるいは、自装置が
情報フレーム受信可能状態から情報フレーム受信不可状
態が回復した場合、あるいは、リンク確立時に情報フレ
ーム受信不可状態としたい場合における各状態遷移時
に、相手装置に自装置の状態信号を送信する多重化回線
の状態遷移処理方法において、収容している回線のう
ち、情報フレームを受信した相手装置にのみ、情報フレ
ーム受信不可信号または、情報フレーム受信可信号を送
信する。
【0010】図1は、本発明の原理を説明するための図
である。第1の発明は、相手装置からの複数の回線を収
容し、相手装置との間の通信を終端し、多重化された回
線の制御信号と通信情報を処理し、通信可及び不可を制
御する多重化回線の状態遷移処理方法において、相手装
置との間で制御信号と通信情報を送受信する多重化され
たリンクを確立し(ステップ1)、複数の回線での輻輳
状態や、コマンドの発行によって、情報フレームの受信
が不可能な状態への同期的な遷移が発生した際に、自装
置を通信不可状態(ビジー状態)に設定し(ステップ
2)、通信不可状態にあることを全相手装置へは通知せ
ず、相手装置から情報フレームもしくは状態問い合わせ
を受信した時点で(ステップ3)初めて受信不可信号を
送信元の相手装置にのみ送信する(ステップ4)。
【0011】第2の発明は、ビジー状態から、情報フレ
ームの受信が可能な状態に遷移する際に、自装置を受信
可能状態(非ビジー状態)に設定し、非ビジー状態で状
態問い合わせを受信した時点で情報フレームを送ってき
た相手装置に対してのみ受信可信号を送出する。
【0012】第3の発明は、多重化された回線の制御信
号と通信情報を処理する多重化回線の状態遷移処理方法
において、自装置と相手装置間のリンク確立前に、リン
ク確立後には即、情報フレーム受信不可状態に遷移する
ことが可能な新しい状態にあった場合に、リンク確立を
命令する制御信号を受信すると、リンク確立の応答を返
すと同時に、自装置を情報フレームもしくは、状態問い
合わせを受信した時点で初めて受信不可信号を相手装置
に送出し得る特殊なビジー状態に設定し、情報フレーム
受信不可状態から、情報フレームの受信可状態に遷移す
る際に、自装置を非ビジー状態に設定し、非ビジー状態
において状態問い合わせを受信した時点で情報フレーム
の送信元の相手装置に対してのみ受信信号を送出する。
【0013】図2は、本発明の原理構成図である。第4
の発明は、相手装置からの複数の回線を収容し、相手装
置との間の通信を終端し、多重化された回線の制御信号
と通信情報を処理し、通信可及び不可を制御する通信処
理装置において、相手装置との間で制御信号と通信情報
を送受信する多重化されたリンクを確立するリンク確立
手段100と、複数の回線での輻輳状態や、コマンドの
発行によって、情報フレームの受信が不可能な状態への
同期的な遷移が発生した際に、自装置を通信不可状態
(ビジー状態)に設定する状態遷移手段200と、状態
遷移手段200により通信不可状態となったことを相手
装置へは通知せず、相手装置から情報フレームもしくは
状態問い合わせを受信した時点で初めて受信不可信号を
相手装置に送信する送信制御手段300とを有する。
【0014】第5の発明において、状態遷移手段は、ビ
ジー状態から、情報フレームの受信が可能な状態に遷移
する際に、自装置を受信可能状態(非ビジー状態)に設
定し、送信制御手段は、非ビジー状態で状態問い合わせ
を受信した時点で情報フレームの送信元の相手装置に対
してのみ受信可信号を送出する。
【0015】第6の発明は、相手装置からの複数の回線
を収容し、相手装置との間の通信を終端し、多重化され
た回線の制御信号と通信情報を処理し、通信可及び不可
を制御する通信処理装置において、自装置と相手装置間
のリンク確立前に、リンク確立後には即、情報フレーム
受信不可状態に遷移することが可能な新しい状態にあっ
た場合に、リンク確立を命令する制御信号を受信する
と、リンク確立の応答を返却する第1の送信制御手段
と、第1の送信制御手段の動作と同時に、自装置を情報
フレームもしくは、状態問い合わせを受信した時点で初
めて受信不可信号を相手装置に送出し得る特殊なビジー
状態に設定する第1の状態遷移手段と、情報フレーム受
信不可状態から、情報フレームの受信可状態に遷移する
際に、自装置を非ビジー状態に設定する第2の状態遷移
手段と、非ビジー状態において、状態問い合わせを受信
した時点で情報フレームの送信元の相手装置に対しての
み、受信可信号を送出する第2の送信制御手段とを有す
る。
【0016】上記のように、本発明は、相手装置とのリ
ンクが確立している通信装置が情報フレーム受信可状態
から情報フレーム受信不可状態に遷移するとき、あるい
は、情報フレーム受信不可状態から情報フレーム受信可
状態に遷移する時、上記の第1、2、4及び第5の発明
に示すような状態遷移処理を行うことにより、状態遷移
時の一斉フレーム送信を抑制し、状態遷移処理を軽減す
ることが可能である。
【0017】また、本発明は、相手装置とのリンクが確
立する前に、第3,6の発明の状態遷移処理方法を用い
ることにより、通信装置が情報フレーム受信不可状態で
リンク確立を実現することが可能となる。さらに、この
情報フレーム受信不可状態から情報フレーム受信可状態
に遷移する時には、状態遷移時に受信可信号の一斉フレ
ーム送信を抑制することにより、状態遷移処理を軽減す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図3は、本発明が適用される交換
システムの全体構成を示す。同図に示す交換システム
は、プロトコル処理を行うプロトコル処理装置1、受信
したフレームの振分及び多重を行うフレーム振分・多重
化装置2、交換処理を行うスイッチ3、対向する通信装
置との回線を終端する回線終端装置4を有する交換機
A,B及び交換機A,Bに接続される通信装置5より構
成される。以下の説明において交換機Aの各構成部分の
各符号にはAを付与し、交換機Bの各構成部分の各符号
にはBを付与して説明するものとする。
【0019】交換機A側の通信装置5から送信されたフ
レームは、交換機Aの回線終端装置4Aを介してフレー
ム振分・多重化装置2Aが受信し、フレーム多重を行
い、多重化してプロトコル処理装置1Aに送出する。プ
ロトコル処理装置1Aでは、多重化されたフレーム内の
フレーム論理リンク識別子を参照し、論理リンク毎のプ
ロトコル処理を行う。プロトコル処理装置1Aでの処理
後は、多重化されたフレームとしてスイッチ3を経由し
て別の交換機B内のプロトコル処理装置1Bまたは、交
換機A内の自他プロトコル処理装置に送出される。
【0020】また、交換機Aのプロトコル処理装置1A
(或いは自交換機B内の自他プロセス処理装置)から多
重化されたフレームをプロトコル処理装置1Bが受信す
ると、多重化されたフレーム内のフレーム論理リンク識
別子を参照し、論理リンク毎のプロトコル処理を行い、
フレーム振分・多重化装置2Bに送信する。フレーム振
分・多重化装置2Bは、該当する回線に振り分けられた
情報を回線終端装置4Bを介して通信装置5Bに送出す
る。
【0021】図4は、本発明のプロトコル処理装置の構
成を示す。交換機のプロトコル処理装置1は、受信部1
1、送信部12、バッファ13、装置状態管理部14、
送受信制御部15、プロトコル処理部16より構成され
る。なお、プロトコル処理部16は、ソフトウェアによ
り制御されるものとする。
【0022】最初に交換機A・B間でハイレベルデータ
リンク制御手順(以下、HDLC手順)を用いて通信を
行う場合、コマンドによって、プロトコル処理装置1を
情報フレーム受信不可状態にする際の処理について説明
する。プロトコル処理装置1におけるプロトコル処理の
際に、任意の回線から転送されてきたフレームは、受信
部11において受信され、主情報部分はバッファ13に
送られ、制御情報部分はプロトコル処理部16で処理さ
れ、送受信制御部15でバッファ13に格納されていた
主情報と制御情報が1つのフレームに設定され送信部1
2に送出される。
【0023】情報フレーム受信可状態から情報フレーム
受信不可状態に遷移する場合には、装置状態管理部14
が自ら認識している自装置状態をビジーに更新し、送受
信制御部15に対して、 確立している全リンクに対しては受信不可信号を送信
しない: 情報フレームを受信したリンクに対してのみ、受信不
可フレームを返送する: 本ビジー状態において、リンク確立信号を受信した場
合は、ビジー状態を保持し、リンク確立応答の信号を返
送する: 本ビジー状態において、リンク切断信号を受信した場
合は、リンク切断応答の信号を返送し、ビジー状態を解
除する:ことを実行するように設定する。
【0024】この状態遷移処理は、送受信制御部15に
対して上記のを設置するという点で従来のビジー設定
とは異なる特徴を有する。上記の〜の状態遷移処理
より遷移する状態をサスペンド状態と呼ぶ。次に、上記
の処理によって遷移したサスペンド状態を解除する時の
処理について説明する。
【0025】図4に示すプロトコル装置1において、サ
スペンド状態から情報フレーム送受信可状態に遷移する
場合には、装置状態管理部14が自ら認識している自装
置状態を非ビジーに更新し、送受信制御部15に対し
て、 確立している全リンクに対しては受信可信号を送信し
ない: 情報フレームを受信したリンクに対してのみ、受信可
フレームを返送する:ことを実行するよう設定する。
【0026】この状態遷移処理は、送受信制御部15に
対して上記を設定するという点で、従来のビジー解除
とは異なる。次に、プロトコル処理装置1がリンク確立
前の状態において、装置状態管理部14から送受信制御
部15に対してサスペンド状態設定コマンドが発行され
た時には、プロトコル処理装置1は、リンク確立前の新
しい状態に遷移する。この新状態は、 リンク確立信号を受信した場合には、リンクを確立さ
せ、応答の信号を返送する: 上記によってリンクが確立した状態では、サスペン
ド状態に遷移し、確立している全リンクに対しては受信
不可信号を送信しない: 上記によってリンクが確立した状態では、サスペン
ド状態に遷移し、情報フレームまたは状態問い合わせを
受信したリンクに対してのみ受信不可信号を返送する。
【0027】サスペンド状態から、情報フレーム送受信
可状態に遷移する場合には、装置状態管理部14が自ら
認識している自装置状態を非ビジーに更新し、送受信制
御部15に対して、 確立している全リンクに対しては受信可信号を送信し
ない: 情報フレームを受信したリンクに対してのみ、受信可
信号を返送する:ことを実行するように設定する。
【0028】この状態遷移処理は、送受信制御部15に
対して上記を設定するという点で従来のビジー解除と
は異なる。
【0029】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。 [第1の実施例]最初に第1の実施例を説明する。第1
の実施例は、多重化回線を収容する信号処理装置におい
て状態遷移処理を行う場合には、まず、自装置がバッフ
ァ不足により受信不可状態になった時、あるいはコマン
ドにより受信不可状態にする時に、自装置をビジーに設
定し、全回線に対しては、受信不可信号を送信せずに、
相手装置からの情報フレームを受信した回線に対しての
み受信不可信号を送信する処理である。
【0030】図5は、本発明の第1の実施例の状態遷移
処理を多重回線に適用した場合のシーケンスチャートで
ある。以下の説明では、自側プロトコル装置を図3の交
換機Aのプロトコル処理装置1Aとして説明し、相手側
プロトコル処理装置を図3の交換機Bのプロトコル処理
装置1Bとして説明する。
【0031】ステップ101) プロトコル装置1A,
1Bは、サスペンド状態設定コマンドを受信する。ここ
で、プロトコル装置1Aは、情報フレーム受信不可状態
に遷移するものとする。 ステップ102) プロトコル装置1Aの装置状態管理
部14Aは、自装置をビジーに更新し、受信不可状態に
設定する。しかし、この時点では、送受信制御部15
は、受信不可信号を全回線に対して送出することはせ
ず、相手装置から情報フレームの受信を待機するよう制
御する。
【0032】ステップ103) プロトコル装置1Aの
受信部11Aが交換機Bから情報フレームまたは、状態
問い合わせフレームを受信する。この情報フレームのう
ち主情報部分をバッファ13Aに格納し、制御情報部分
を送受信制御部15を介してプロトコル処理部16Aに
転送する。
【0033】ステップ104) プロトコル処理部16
Aは、転送された制御情報部分を用いて受信不可信号の
ためのプロトコル処理を行い、処理情報を送受信制御部
15Aに転送する。送受信制御部15Aは、バッファ1
3Aの主情報とプロトコル処理部16Aより取得した情
報を取得して、それらの情報を1つのフレームに設定し
て、受信不可信号として送信部12Aに転送する。送信
部12Aは、当該受信不可信号を、交換機Bに送信す
る。
【0034】ステップ105) 装置状態管理部14A
は受信不可要因の解除または、回線切断後の再設定を行
い、サスペンド状態を解除する。 ステップ106) 装置状態管理部14Aは、自装置の
状態を非ビジー状態とし、送受信制御部15Aに通知す
る。送受信制御部A15は、ここで、受信可信号を全回
線に通知することはせず、相手装置からのフレーム受信
を待機する。
【0035】ステップ107) 受信部11Aが交換機
Bからの情報フレームまたは、状態問い合わせフレーム
を受信して、送受信制御部15Aにその旨を通知する。 ステップ108) 送受信制御部15は、受信した情報
フレームまたは、状態問い合わせフレームより相手先を
認識し、当該フレームの送信元のリンクに対してのみ受
信可信号を返送するため、当該受信可信号フレームを送
信部12Aを介して交換機Bに送信する。
【0036】ステップ109) 交換機Bの送受信制御
部15Bは、交換機Aから取得した受信可信号を認識
し、情報フレームを交換機Aに送信する。これにより、
交換機A側の状態遷移処理が軽減される。 [第2の実施例]次に、第2の実施例として、リンク確
立前の状態で、上記の受信不可状態へ遷移するコマンド
を受信した場合には、リンク確立命令を受け取った際
に、リンクを確立すると同時に、自装置をビジー状態に
遷移させることが可能な新しい状態に遷移し、リンク確
立コマンドを待つ処理を説明する。
【0037】図6は、本発明の第2の実施例の状態遷移
処理を多重化回線に適用した場合(リンク確立前にサス
ペンド状態設定コマンドを受信した場合)のシーケンス
チャートである。以下の説明では、自側プロトコル装置
を図3の交換機Aのプロトコル処理装置1Aとして説明
し、相手側プロトコル処理装置を図3の交換機Bのプロ
トコル処理装置1Bとして説明する。
【0038】ステップ201) リンク確立前に交換機
Aのプロトコル処理装置1Aの送受信制御部15Aが、
装置状態管理部14Aからサスペンド状態設定コマンド
を受信する。 ステップ202) これにより、プロトコル処理装置1
Aはリンク確立前の新しい状態に遷移する。
【0039】ステップ203) 交換機Bが交換機Aに
対してリンク設定信号を送信する。 ステップ204) 交換機Aの送受信制御部15Aは、
当該リンク確立信号を受信すると、リンクを確立させ、
応答信号を交換機Bに返送する。 ステップ205) リンク確立後、装置状態管理部14
Aにより自装置の状態がサスペンド状態に遷移すると、
送受信制御部15は、確立している全リンクに対して
は、受信不可信号は送信せずに、相手装置からの情報フ
レームまたは、状態問い合わせを待機する。
【0040】ステップ206) ここで、交換機Bより
情報フレームまたは状態問い合わせフレームを受信する
と、送受信制御部15は、受信不可信号を当該情報フレ
ームの送信元である交換機Bに送信する。これにより、
相手装置とのリンクが確立している通信装置が情報フレ
ーム受信可状態から情報フレーム受信不可状態に遷移す
るとき、あるいは、情報フレーム受信不可状態から情報
フレーム受信可状態に遷移する時に、状態遷移時の一斉
フレーム送信を抑制することにより状態遷移処理を軽減
することが可能となる。
【0041】[第3の実施例]本実施例は、リンク確立
後に、コマンドによって情報フレーム受信可状態に遷移
する場合に、自装置を非ビジーに設定し、全回線に対し
ては受信可信号を送信せずに、相手装置からの情報フレ
ームを受信した回線に対してのみ受信可信号を送信する
ものである。
【0042】図7は、本発明の第3の実施例の状態遷移
処理を多重化回線に適用した場合(リンク確立後にサス
ペンド状態が解除された場合)のシーケンスチャートで
ある。以下の説明では、自側プロトコル装置を図3の交
換機Aのプロトコル処理装置1Aとして説明し、相手側
プロトコル処理装置を図3の交換機Bのプロトコル処理
装置1Bとして説明する。
【0043】ステップ301) 次に、サスペンド状態
から情報フレーム送受信可状態に遷移したものとする。 ステップ302) 装置状態管理部14は、自装置Aを
受信可状態に設定する。ここで、送受信制御部15は、
受信可信号をどのリンクに対しても送信せずに、待機す
る。
【0044】ステップ303) 受信部11Aが交換機
Bから情報フレームまたは、状態問い合わせフレームを
受信する。 ステップ304) 受信部11Aは、受信した旨の通知
を送受信制御部15Aに転送する。これにより、送受信
制御部15Aは受信可信号を情報フレームの送信元のリ
ンク(交換機B)に対してのみ、送信部12Aを介して
送信する。
【0045】ステップ305) これにより、交換機B
は、情報フレームを交換機Aに送信する。上記の実施例
により情報フレーム受信可状態に遷移した場合に、状態
遷移時に受信可信号を全てのリンクに送信せず、情報フ
レームまたは、状態問い合わせがあった送信元のみに受
信可信号を送信することにより、状態遷移処理を軽減す
ることができる。
【0046】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0047】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、プロト
コル処理装置の情報フレーム受信不可状態、あるいは、
受信可状態への状態遷移時の一斉フレーム送信を抑制
し、状態遷移処理を軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明が適用される交換システムの全体構成図
である。
【図4】本発明のプロトコル処理装置の構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例の状態遷移処理を多重化
回線に適用した場合のシーケンスチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例の状態遷移処理を多重化
回線に適用した場合(リンク確立前にサスペンド状態設
定コマンドを受信したケース)のシーケンスチャートで
ある。
【図7】本発明の第3の実施例の状態遷移処理を多重化
回線に適用した場合(リンク確立後にサスペンド状態を
解除したケース)のシーケンスチャートである。
【図8】従来の状態遷移処理のシーケンスチャートであ
る。
【図9】従来の状態遷移処理を多重化回線に適用した場
合のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1 プロトコル処理装置 2 フレーム振分・多重化装置 3 スイッチ 4 回線終端装置 5 通信装置 11 受信部 12 送信部 13 バッファ 14 装置状態管理部 15 送受信制御部 16 プロトコル処理部 100 リンク確立手段 200 状態遷移手段 300 送信制御手段 400 相手装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/28 H04L 29/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手装置からの多数の回線を収容し、相
    手装置との間の通信プロトコルを終端し、多重化された
    回線の制御信号と通信情報を一元的に処理する通信方法
    において、自装置が情報フレーム受信不可状態が発生し
    た場合、あるいは、自装置が情報フレーム受信可能状態
    から情報フレーム受信不可状態が回復した場合、あるい
    は、リンク確立時に情報フレーム受信不可状態としたい
    場合における各状態遷移時に、相手装置に自装置状態信
    号を送信する多重化回線の状態遷移処理方法において、 収容している回線のうち、情報フレームを受信した相手
    装置にのみ、情報フレーム受信不可信号または、情報フ
    レーム受信可信号を送信することを特徴とする多重化回
    線の状態遷移処理方法。
  2. 【請求項2】 相手装置からの複数の回線を収容し、相
    手装置との間の通信を終端し、多重化された回線の制御
    信号と通信情報を処理し、通信可及び不可を制御する多
    重化回線の状態遷移処理方法において、 相手装置との間で制御信号と通信情報を送受信する多重
    化されたリンクを確立し、 複数の回線での輻輳状態や、コマンドの発行によって、
    情報フレームの受信が不可能な状態への同期的な遷移が
    発生した際に、自装置を通信不可状態(以下、ビジー状
    態と言う)に設定したことを全相手装置へは通知せず、
    相手装置から情報フレームもしくは状態問い合わせを受
    信した時点で初めて受信不可信号を該相手装置にのみ送
    信する請求項1記載の多重化回線の状態遷移処理方法。
  3. 【請求項3】 前記ビジー状態から、前記情報フレーム
    の受信が可能な状態に遷移する際に、 自装置を受信可能状態(以下、非ビジー状態)に設定
    し、 前記非ビジー状態で状態問い合わせを受信した時点で前
    記情報フレームの送信元の相手装置に対してのみ、受信
    可信号を送出する請求項2記載の多重化回線状態遷移処
    理方法。
  4. 【請求項4】 多重化された回線の制御信号と通信情報
    を処理する多重化回線の状態遷移処理方法において、 自装置と相手装置間のリンク確立前に、リンク確立後に
    は即、情報フレーム受信不可状態に遷移することが可能
    な新しい状態にあった場合に、リンク確立を命令する制
    御信号を受信すると、リンク確立の応答を返すと同時
    に、自装置を情報フレームもしくは、状態問い合わせを
    受信した時点で初めて受信不可信号を相手装置に送出し
    得る特殊なビジー状態に設定し、 前記情報フレーム受信不可状態から、情報フレームの受
    信可状態に遷移する際に、前記自装置を非ビジー状態に
    設定し、該非ビジー状態において状態問い合わせを受信
    した時点で情報フレームの送信元の相手装置に対しての
    み、受信可信号を送出する請求項1記載の多重化回線状
    態遷移処理方法。
  5. 【請求項5】 相手装置からの複数の回線を収容し、相
    手装置との間の通信を終端し、多重化された回線の制御
    信号と通信情報を処理し、通信可及び不可を制御する通
    信処理装置において、 相手装置との間で制御信号と通信情報を送受信する多重
    化されたリンクを確立するリンク確立手段と、 複数の回線での輻輳状態や、コマンドの発行によって、
    情報フレームの受信が不可能な状態への同期的な遷移が
    発生した際に、自装置を通信不可状態(以下、ビジー状
    態と言う)に設定する状態遷移手段と、 前記状態遷移手段により通信不可状態となったことを前
    記相手装置へは通知せず、前記相手装置から情報フレー
    ムもしくは状態問い合わせを受信した時点で初めて受信
    不可信号を、該情報フレームまたは状態問い合わせの送
    信元の相手装置に送信する送信制御手段とを有すること
    を特徴とする通信処理装置。
  6. 【請求項6】 前記状態遷移手段は、 前記ビジー状態から、前記情報フレームの受信が可能な
    状態に遷移する際に、自装置を受信可能状態(以下、非
    ビジー状態)に設定し、 前記送信制御手段は、 前記非ビジー状態で状態問い合わせを受信した時点で前
    記情報フレームの送信元の相手装置に対してのみ受信可
    信号を送出する請求項5記載の通信処理装置。
  7. 【請求項7】 相手装置からの複数の回線を収容し、相
    手装置との間の通信を終端し、多重化された回線の制御
    信号と通信情報を処理し、通信可及び不可を制御する通
    信処理装置において、 自装置と相手装置間のリンク確立前に、リンク確立後に
    は即、情報フレーム受信不可状態に遷移することが可能
    な新しい状態にあった場合に、リンク確立を命令する制
    御信号を受信すると、リンク確立の応答を返却する第1
    の送信制御手段と、 前記第1の送信制御手段の動作と同時に、自装置を情報
    フレームもしくは、状態問い合わせを受信した時点で初
    めて受信不可信号を相手装置に送出し得る特殊なビジー
    状態に設定する第1の状態遷移手段と、 前記情報フレーム受信不可状態から、情報フレームの受
    信可状態に遷移する際に、前記自装置を非ビジー状態に
    設定する第2の状態遷移手段と、 非ビジー状態において、状態問い合わせを受信した時点
    で情報フレームの送信元の相手装置に対してのみ、受信
    可信号を送出する第2の送信制御手段とを有することを
    特徴とする通信処理装置。
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