JP3176672B2 - 抗ウイルス活性を有する新規なグルタールイミド系抗生物質およびその製造方法 - Google Patents
抗ウイルス活性を有する新規なグルタールイミド系抗生物質およびその製造方法Info
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Description
H-135Y、その製造方法並びにそれを有効成分とす
る抗ウイルス剤に関する。本発明の物質AH-135Y
は、ストレプトミセス(Streptomyces)属に属する抗ウイ
ルス性物質AH-135Y生産菌を培養して、その培養
物中から分離採取される文献未記載の抗ウイルス作用を
有する新規抗生物質である。
発明者は、新規な抗ウイルス剤の検索を目的として、広
く微生物の培養物を検討した結果、ストレプトミセス(S
treptomyces)属に属する微生物ストレプトミセス・アル
ボビナセウス・AH-135株(Streptomyces albovinace
us No.AH-135)の培養物中に、強い抗ウイルス活性
を有する新規なグルタールイミド系抗生物質(Antiherpe
s-135Y、以下AH-135Yと称する。)が産生、蓄積さ
れることの知見を得、その単離・精製に成功した。本発
明は、この知見に基づいて完成されたものである。
レプトミセス属に属し、新規グルタールイミド系抗ウイ
ルス性活性を有する抗生物質(AH-135Y)生産能を
有する放線菌である。
ウス・AH-135株 (Streptomycesalbovinaceus No.A
H-135)(以下"AH-135株")と呼称される微生物
は上記の特性を有し、本発明の抗ウイルス性活性を有す
る抗生物質AH-135Yを有利に生産するものであ
り、本発明の方法に有効に利用し得るものである。
工的変異株はもちろん、ストレプトミセス属に属する菌
種で後述の抗生物質AH-135Yの生産能を有する微
生物はすべて本発明の方法において使用することができ
る。
児島県熊毛郡屋久町で採取された土壌中より発見された
土壌放線菌であり、工業技術院微生物工業技術研究所に
平成3年11月13日付けで寄託され、その微生物受託番号
は、微工研菌寄第12603号(FERMP-1260
3)である。
する。
5株を光学及び電子顕微鏡により観察した。これによる
と、成熟気菌糸は直鎖状ないし波状(Rectus-flexibile
s)で、連なった胞子の数は長いものは50〜60個である。
胞子表面は平滑(smooth)であり、本菌株には遊走子、胞
子嚢、菌核は観察されなかった。
ン・ハート・インフュージョン・ブイヨン培地)で培養し、
菌体を分離し、これを6規定塩酸中で105℃、18時間加
水分解した。この加水分解物をジアミノピペリン酸分析
用のペーパークロマトグラフィーにかけて各成分の分析
をしたところ、LL型ジアミノピペリン酸のみを検出し
た。また、アミノ酸の薄層クロマトグラフィーではグリ
シンを検出した。
3週間培養) 1. ツアペック 寒天培地 生育: 普通 気菌糸の着生: 普通 可溶性色素: わずかに黄味を帯びる 2. グリセロール・ツアペック 寒天培地 生育: 良好 気菌糸の着生: 豊富 可溶性色素: 褐色 3. グルコース・アスパラギン 寒天培地 生育: 不良 気菌糸の着生: 乏しい 可溶性色素: なし 4. グリセロール・アスパラギン寒天培地 生育: 良好 気菌糸の着生: 豊富 可溶性色素: 淡緑褐色 5. 栄養寒天培地 生育: 不良 気菌糸の着生: なし 可溶性色素: なし 6. スターチ無機塩寒天培地 生育: 良好 気菌糸の着生: 豊富 可溶性色素: 淡橙色 7. 酵母エキス寒天培地 生育: 良好 気菌糸の着生: 豊富 気菌糸の色: 白色 可溶性色素: 褐色
リーブ寒天培地、28℃培養) 1. D-グルコース ++ 2. L-アラビノース ++ 3. シュクロース + 4. D-キシロース ++ 5. L-イノシトール − 6. D-マンニトール ++ 7. D-フラクトース ++ 8. ラムノース − 9. ラフィノース + 10. ガラクトース + 11. サリシン + 12. スターチ + 13. セルロース ±
にする。 3. スターチの加水分解 (スターチ・無機塩寒天培地) 加水分解する。 4. 脱脂牛乳の凝固・ペプトン化 ペプトン化するが凝固しない。 5. メラニン色素の形成 チロシン寒天培地、ペプトン・イースト・鉄寒天培地で典
型的な黒色のメラニン色素の生成は認められない。 6. 生育温度 12℃〜37℃ 最適温度: 28℃
LL型ジアミノピペリン酸を有すること、及びアミノ酸と
してグリシンが検出されることから、典型的なストレプ
トミセス属に属し、シュークロース、ラムノース及びラ
フィノースに対する資化性の挙動が異なるが、概ねスト
レプトミセス・アルボビナセウス(Streptomyces albo-vi
naceus)に属する菌株と同定し、ストレプトミセス・アル
ボビナセウス・AH-135株と命名する。
に当たっては、ストレプトミセス属に属するAH-13
5Y生産菌を、抗生物質を生産する通常の方法で培養す
ることができる。培養の形態は、液体培養でも固体培養
でもよく、工業的に有利に培養するためには、上記生産
菌の胞子懸濁液または培養液を培地に接種し、振盪培
養、通気撹拌培養等好気的条件下に培養が行なわれる。
なく、即ち、AH-135Y生産菌が資化しうる炭素
源、窒素源及び無機塩、更に必要ならば微量栄養素を含
有するものであればよい。
クトース、マルトース、スターチ、デキストリン、澱粉
加水分解物、廃糖蜜等の炭水化物、コハク酸、フマール
酸、酢酸等の有機酸類及びグリセリン等のアルコール類
が用いられる。窒素源としては、例えば硫酸アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アン
モニウム、酢酸アンモニウム等のアンモニウム塩、硝酸
ナトリウム、硝酸カリウム等の硝酸塩、尿素、アンモニ
ア水、アンモニアガス、アミノ酸類、さらにペプトン、
大豆ホエー、大豆粉及びそれらの加水分解物の蛋白質、
米糠類が用いられる。その他、無機塩としては、例えば
マグネシウム塩、リン酸塩が適宣用いられ、また、有機
微量栄養素としてはアミノ酸、ビタミン及びこれらを含
有するペプトン、酵母エキス等が適宣用いられる。ま
た、消泡剤としての動、植、鉱物油等を添加してもよ
い。
の発育に適し、しかも物質 AH-135Yの生産が最
高となるような条件が選ばれる。例えば、培地のpHは
6.0〜8.0が、培養の適温は20℃〜30℃程度が望
ましい。また、培養時間は通常48〜96時間程度が好
適であり、回転振盪培養、通気攪拌培養等好気的条件下
に行なわれる。
性、培養温度、攪拌条件などの培養条件は使用する菌株
の種類や外部の条件等に応じて好ましい結果が得られる
ように適宜調節選択されるべきであることは申すまでも
ない。
-135Y物質を得るには、代謝産物を採取するのに通
常用いられる手段が適宜に使用される。例えば、本発明
の物質AH-135Yと不純物質との溶解度差を利用す
る手段、吸着親和力の差を利用する手段、イオン結合力
の差を利用する手段、有機溶剤との間の分配の差を利用
する手段のいずれも、それぞれ単独で、または、適宜組
み合わせて、あるいは反復して利用される。
菌の培養液中及び菌体内に存在するが、大部分は培養液
中に存在する。AH-135Yを培養液より単離するに
は、例えばクロロホルム、酢酸エチル等の有機溶媒によ
る抽出、イオン交換、吸着、分配、ゲル濾過等のクロマ
トグラフィー、高速液体クロマトグラフィーを適宣組み
合わせて行なう。例えば、菌体を除去して得られる培養
濾液を多孔性カラムを用いて吸着クロマトを行ない、含
水メタノール等の有機溶媒で抽出し、濃縮後、酸性下に
酢酸エチル等の有機溶媒で抽出し、再度、多孔性カラム
を用いて吸着クロマトを行ない、含水メタノール等で溶
出する。要すれば、再度吸着クロマトを行なうことによ
り、有効に脱色することができる。
除去することにより白色粉末として得られる。また、該
化合物濃縮液をアセトン、エーテル存在下に放置して柱
状結晶として得ることもできる。
ミド系抗ウイルス性物質、AH-135Yは下記の特徴
を有し、以下に示す放線菌の生産する公知の当該抗生物
質とはその構造を異にしているので、明確に区別するこ
とができる。 1. イナクトン (Inacton) 文献 R.Paul, S.Tchelitcheff:Bull.Soc.Chim. France
1316(1955) 2. アクチフェノール (Actiphenol) 文献 R.J.Highet,V.Prelog:Helv.Chim.Acta 42,1523(19
59) 3. アクチケタール (Actiketal) 文献 T.Sonoda,H.Osada,J.Uzawa,K.Isono:J.Antibiot.
44(2),160(1991) 4. ノン・カン101-G (Nong-Kang 101-G) 文献 J-C.Hua,Y-Y.Xie:Hua Hsueh Hsueh Pao 38(3),275
(1980)(Chinese) 5. エピデルスタチン (Epiderstatin) 文献 T.Sonoda,H.Osaka,M.Uramoto,J.Uzawa,K.Isono:J.
Antibiot. 42(11)1607(1989)
的性質を示す。 元素分析: C:61.81%、H:5.98%、N:4.79%、
O:27.42% 分子量: 291 分子式: C15H17NO5 融点: 210〜230℃ (分解) 紫外線吸収スペクトル(メタノール中):図1のとおり λmax nm(E1%,1cm) = 218(634.8) = 259.5(311.5) = 342.5(138.4) 赤外線吸収スペクトル(臭化カリウム法):図2のとおり 3510, 1715, 1660, 1270cm-1 プロトン核磁気共鳴スペクトル(重ジメチルスルホキシ
ド中):図3のとおり 2.29, 2.39, 2.62, 3.19, 4.51, 5.17,7.49, 7.65,10.7
7, 12.2 (ppm)13 C核磁気共鳴スペクトル(重ジメチルスルホキシド中)
図4のとおり 20.1, 25.9, 36.9, 42.3, 57.1, 118.1, 127.2, 128.3,
130.6, 134.8, 156.2, 172.8, 205.3 (ppm) 溶剤に対する溶解性: 可 溶: メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エ
チル、ジメチルスル ホキシド 難 溶: ベンゼン、エーテル、ヘキサン、クロロホル
ム、水 呈色反応:アルコール性塩化第2鉄溶液で濃緑色を呈す
る。(Phenol環) 薄層クロマトグラフィー:キーゼル・ゲル60F254(メル
ク社製)、検出は紫外線照射またはヨウ素発色によっ
た。下記の条件下において単一のスポットを与える。 1. クロロホルム:アセトン(3:1) Rf=0.38 2. ヘキサン:酢酸エチル:メタノール:酢酸(10:
5:0.5;0.1)Rf=0.085 物質の色:白色粉末 抗菌活性:AH-135Yの各種微生物に対する最小生育
阻止濃度を第1表に示す。 抗ウイルス活性:AH-135Yは、当該抗生物質群でこ
れまで余り指摘されていない作用、すなわち強力、且つ
広範な抗ウイルス活性を有している。抗ウイルス活性と
しては、単純ヘルペスウイルスおよびインフルエンザウ
イルスに対して抗ウイルス効果を示す(第2表)。
状を有する新規物質であり、第1表中のグラム陽性菌及
び陰性菌には無効で、わずかにサッカロミセス・セレビ
シエの酵母に有効であり抗真菌活性を示すのみであっ
た。しかしながら、驚くべきことに優れた抗ウイルス活
性を示した(第2表参照)。
によって詳述するが、本発明はこれらに何ら限定される
ものではない。。
プトン5g、コーン・スティープ・リカー10g、大豆粉
10g、塩化ナトリウム3g、炭酸カルシウム5gを含
有する培養基をpH7.0に調整後、200mlエルレン
マイヤーフラスコ8本に、夫々50ml分注し、120℃
で15分間殺菌した。この培地にストレプトミセス・ア
ルボビナセウス・AH-135株の斜面培地より、夫々1
白金耳を接種し、28℃、48時間振盪培養(180回
/分)を行なった。
の入った10l容ガラス製ジャーファーメンター2バッ
チに移し、28℃で毎分4lの無菌空気を送り、400
回転の撹拌で本培養を行なった。96時間で培養をや
め、培養液(培養液のpHはほぼ中性)を遠心分離により
菌体を除去し、上清7.2lを得た。この上清液の1,8
00倍希釈液は、プラーク形成を50%減少させた。
H3〜4に調整した後、4.8lの酢酸エチルにて抽出を
行なう。酢酸エチル層を減圧にて濃縮し、完全に酢酸エ
チルを除去後、200mlになるように水を加えこれを予
め、水で十分に洗浄したDiaionHP−10(三菱
化成製)の3.2cm×25cmのカラムに注ぎ、カラムを1
lの水で洗浄後、20%、40%、60%、80%メタ
ノール各々500mlで段階溶出を行ない、活性分画であ
る40%、60%、80%メタノール溶出液600mlを
減圧にて濃縮し、メタノールを完全に除去し、水を加え
て400mlとした。
iaionHP−10(三菱化成製)の1.8cm×16cm
のカラムに注ぎ200mlの水で洗浄し、40%、60
%、80%メタノール各々200mlで溶出し、活性画分
を減圧にて濃縮する。この操作をHPLCによる純度が
50〜60%になるまで繰り返し行なう。Diaion
HP-10(三菱化成製)カラムクロマトグラフィーによ
って50mlの活性画分が得られ、この溶液の33,00
0倍希釈液は、プラーク形成を50%減少させた。
ノールに溶解させ、メタノールで洗浄した少量のDia
ion HP-20ss(三菱化成製)を加え、300mlの
ナス型フラスコを用いて減圧乾固し、微黄色の粉末を得
た。この粉末を水で十分に洗浄したDiaion HP-
20ss(三菱化成製)の1.8cm×18cmのカラムに重
層し、200mlの水、200mlの40%メタノールで洗
浄後、60%メタノールで溶出を行ない100mlの活性
画分を得た。この操作を色素が消失するまで繰り返し行
ない、HPLCによる純度が95%以上の活性画分50
mlが得られ、この溶液の30,000倍希釈は、プラー
ク形成を50%減少させた。
メタノールを加え、溶解させ、少量のアセトンを加え白
濁したところでエーテルを加えることにより、白色沈澱
を得た。デカンテーションによって有機溶媒を除去後、
減圧下にて乾固させ、1時間以上減圧下にてデシケータ
ー中に放置し、約20mgの白色粉末を得た。
製標品を1mg/mlの濃度でイーグルMEM培地に懸濁
し、同じ培地を用いて段階希釈した液を、200PFU
の単純ヘルペスウイルスを感染させたVero細胞に加
えた。同様に200PFUのインフルエンザウイルスを
感染させたMDCK細胞を段階希釈した標品を含む培地
で培養した。感染3日後にプラーク数を計測し、標品液
を加えない対照のプラーク数と比較した。対照として単
純ヘルペスの場合にはアシクロビールを、インフルエン
ザウイルスの場合にはアマンタジンを用いた。
溶液中での紫外部吸収スペクトルを示し、縦軸に吸光
度、横軸に波長(nm)を示す。図2はAH-135Yを臭
化カリウムに混ぜて測定した赤外線吸収スペクトルを示
す。縦軸に透過率(%)、横軸に波長(cm-1)を示す。図3
はAH-135Yの重ジメチルスルホキシド溶液中での
水素核(1H)の核磁気共鳴スペクトルを示し、縦軸にピ
ーク強度、横軸に化学シフト(ppm)を示す。図4はAH-
135Yの炭素核(13C)の核磁気共鳴スペクトルを示
し、縦軸にピーク強度、横軸に化学シフト(ppm)を示
す。
Claims (4)
- 【請求項1】下記の化学的性状を有し、式(I)で表され
る抗ウイルス性物質 AH-135Y。 【化1】 元素分析: C:61.81%、H:5.98%、N:4.79%、
O:27.42% 分子量: 291 分子式: C15H17NO5 融点: 210〜230℃ (分解) 紫外線吸収スペクトル(メタノール中): λmax nm(E1%,1cm) = 218(634.8) = 259.5(311.5) = 342.5(138.4) 赤外線吸収スペクトル(臭化カリウム法): 3510, 1715, 1660, 1270 cm-1 プロトン核磁気共鳴スペクトル(重ジメチルスルホキシ
ド中):ppm 2.29, 2.39, 2.62, 3.19, 4.51, 5.17,7.49, 7.65,10.7
7, 12.213 C核磁気共鳴スペクトル(重ジメチルスルホキシド
中):ppm 20.1, 25.9, 36.9, 42.3, 57.1, 118.1, 127.2, 128.3,
130.6, 134.8, 156.2, 172.8, 205.3 溶剤に対する溶解性: 可 溶: メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エ
チル、ジメチルスル ホキシド 難 溶: ベンゼン、エーテル、ヘキサン、クロロホル
ム、水 呈色反応:アルコール性塩化第2鉄溶液で濃緑色を呈す
る。(Phenol環) 薄層クロマトグラフィー:キーゼル・ゲル60F254(メル
ク社製)、検出は紫外線照射またはヨウ素発色によっ
た。下記の条件下において単一のスポットを与える。 1.クロロホルム:アセトン(3:1) Rf=0.38 2.ヘキサン:酢酸エチル:メタノール:酢酸(10:
5:0.5;0.1)Rf=0.085 物質の色:白色粉末 - 【請求項2】 ストレプトミセス(Streptomyces)属に属
する抗ウイルス性物質AH-135Y生産菌を培養し、
その培養物中に抗ウイルス性物質AH-135Yを生産
蓄積させ、該培養物から抗ウイルス性物質AH-135
Yを分離採取することを特徴とする抗ウイルス性物質A
H-135Yの製造方法。 - 【請求項3】 抗ウイルス性物質AH-135Y生産菌
がストレプトミセス・アルボビナセウス・AH-135株
(Streptomyces albovinaceus No.AH-135)である請
求項2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 抗ウイルス性物質AH-135Yを有効
成分として含有することを特徴とする抗ウイルス剤。
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---|---|---|---|
JP34033991A JP3176672B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 抗ウイルス活性を有する新規なグルタールイミド系抗生物質およびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH05148230A JPH05148230A (ja) | 1993-06-15 |
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1991
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上田 勝、外3名,"放線菌の産生する新規抗ウイルス剤について",平成3年度 日本薬学会九州支部大会 講演要旨集,社団法人 日本薬学会九州支部,平成3年11月3日 |
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