JP3175895U - 車両用転落防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両100又はその荷台101の2箇所以上の部位に取付けた複数の支柱1に横架材2を架け渡し、この横架材2を車両100又はその荷台101の上方で水平方向に延在させ、横架材2には安全帯係留部3を設けてなる。作業者Pの身体に装着した安全帯4と安全帯係留部3とを接続する命綱7を備え、安全帯係留部3は、横架材2に対して変位可能に係止され、横架材2によって案内されて作業者の動きに追随するように移動可能である。支柱1a、1bは、車両100の最大高さ以内に収まるように収縮する。
【選択図】図3
Description
前記横架材は、例えばワイヤ又はパイプ等で構成することが好適である。また、命綱と横架材は、命綱に設けたフックを係留可能なリング状の安全体係留部を介して、接続するように構成することができる。
2 横架材(ワイヤ)
3 安全体係留部
4 安全帯
5 取付リング
6a 第1保持具、6b 第2保持具
7 命綱
8 上部フック
9 下部フック
21、22、23 管体
24 締結具
31 ガイド
32 保持具
33 取付部
34 操作レバー
41 回転部
51、61 リンク機構部
52 回動部
53、62 操作部
71 回転中心部
72 操作レバー
100 トラック
101 荷台
101a
101b 妻面
102 運搬物
図1は、本考案に係る転落防止装置を取付けた車両の一例を示す斜視図である。図2は、転落防止装置を所定高さ内に収納した状態を示す図である。
トラック100は、開放形荷台101を備え、その前後方向の荷台の妻面(直角方向に接する側面)101a、101bのそれぞれに支柱1a、1bが取付けられている。この一対の支柱1a、1bの間には、横架材であるワイヤ2が水平方向に架設されている。
一方、このような転落防止装置は、図2に示すように、支柱1a、1bを支持具6a、6bの内部に挿入することにより、車両限界高さ内に収納することができる。したがって、上記のような転落防止装置を搭載しても走行時に支障が生じることはない。
トラック100の荷台101上に積載した運搬物102は、輸送時の落下等を阻止すべく、荷締め用の紐又はロープ等を用いて荷積み時に堅固に荷締めされる。出荷地の荷積み作業および目的地到着時の荷卸し作業の際には、図3に示す如く、作業者Pが運搬物102上に載り、その荷解き及び荷卸しを行う。
図6は、本考案の転落防止装置の第2実施態様を示す斜視図である。図6には、荷台101の前後の妻面101a、101bに取付けられる支柱20を、伸縮構造とした転落防止装置が示されている。
この第2実施態様では、支柱20の構造のみが第1実施態様と異なり、他の部分は同一構造であるので説明を省略する。
図7は、本考案の転落防止装置の第3実施態様を示す斜視図である。図7には、荷台101の前後の妻面101a、101bに取付けられる支柱30を、伸縮構造とした転落防止装置が示されている。
この第3実施態様では、支柱30の構造が第1実施態様と異なり、他は同一の構造であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、本考案の転落防止装置の第4実施態様を示す斜視図である。図8には、荷台101の前後の妻面101a、101bに取付けられる支柱40を回転させることで、その不使用時と使用時の位置を変更可能な構造とした転落防止装置が示されている。
支柱40は、その基部に設けた回転部41の回転により、水平位置から垂直位置まで回転可能である。したがって、不使用時は水平に延在する状態となり車両限界高さ内に収納され、使用時には、垂直位置まで回転して直立し、所定の高さとなる。
この第4実施態様では、支柱40の構造のみが第1実施態様と異なり、他の部分は同一構造であるので説明を省略する。
図9は、本考案の転落防止装置の第4実施態様を示す斜視図である。図8には、荷台101の前後の妻面101a、101bに取付けられる支柱50を伸縮させることで、その不使用時と使用時の高さを変更可能な構造とした転落防止装置が示されている。
支柱50は、パンタグラフ状のリンク機構部51を備え、その基部に設けた操作部53を操作することにより、リンク機構部51の回動部52が回動することにより全体が上下方向に伸縮する。したがって、不使用時は収縮して車両限界高さ内に収納され、使用時には、伸張して所定の高さとなる。
この第5実施態様では、支柱50の構造のみが第1実施態様と異なり、他の部分は同一構造であるので説明を省略する。
図10は、本考案の転落防止装置の第4実施態様を示す斜視図である。図10には、荷台101の前後の妻面101a、101bに取付けられる支柱60を伸縮させることで、その不使用時と使用時の高さを変更可能な構造とした転落防止装置が示されている。
支柱60は、平行四辺形のリンク機構部61を備え、その基部に設けた操作部62を操作することにより、リンク機構部61の回動により全体が上下方向に伸縮する。したがって、不使用時は収縮して車両限界高さ内に収納され、使用時には、伸張して所定の高さとなる。
この第6実施態様では、支柱60の構造のみが第1実施態様と異なり、他の部分は同一構造であるので説明を省略する。
図11は、本考案の転落防止装置の第4実施態様を示す斜視図である。図11には、荷台101の前後の妻面101a、101bに取付けられる支柱70を伸縮させることで、その不使用時と使用時の高さを変更可能な構造とした転落防止装置が示されている。
支柱70は、回転中心部71を中心に回転可能であり、回転中心部71において所定角度で折り曲がった「く」の字型で、その一端には操作レバー72が連結されている。この操作レバー72を持って、回転中心部71を中心に回転させることで、不使用時は収縮して車両限界高さ内に収納され、使用時には、伸張して所定の高さとなる。
この第7実施態様では、支柱70の構造のみが第1実施態様と異なり、他の部分は同一構造であるので説明を省略する。
また、高い位置に配した横架材に安全帯のフック係留部を設けることで、作業者が誤って車両上から転落しても、地面まで落下しない高さが確保でき、落下距離が短いため、傷害の程度を軽減させることができる。
Claims (6)
- 車両又はその荷台の2箇所以上の部位に取付けた複数の支柱に架け渡した横架材を備え、この横架材を車両又はその荷台の上方で水平方向に延在させてなる車両用転落防止装置であって、
作業者の身体に装着した安全帯と前記横架材とを接続する命綱を備え、
前記安全帯は、前記横架材に対して変位可能に係止され、前記横架材によって案内されて作業者の動きに追随するように移動可能であり、
前記支柱は、車両の最大高さ以内に収まるように伸縮することを特徴とする車両用転落防止装置。 - 前記横架材はワイヤ又はパイプからなり、前記安全帯に接続された命綱の端部に設けたフックが横架材に係留され、前記命綱が横架材に沿って移動自在であることを特徴とする請求項1に記載の車両用転落防止装置。
- 前記支柱は、大径の外管を車両又はその荷台に取付け、外管よりも小径の内管を前記外管内に摺動可能に挿入し、この内管を前記外管から上方に突出させ、これらの突出した内管と内管の間に横架材を架け渡すことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用転落防止装置。
- 前記支柱は、少なくともその一部がスライド可能であり、不使用時は、車両最大高さ以内に収納され、一方、使用時には車両最大高さよりも上方に伸張され、これらの支柱間に横架材を架け渡すことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用転落防止装置。
- 前記支柱は、少なくともその一部が折り重なるように畳まれ、不使用時は、車両最大高さ以内に収納され、一方、使用時には伸張され、これらの支柱間に横架材を架け渡すことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用転落防止装置。
- 前記支柱は、支持軸を中心に回転自在であり、不使用時には車両の最大高さ以内に位置するようにセットされ、使用時には、回転してその先端が車両の最大高さ以上に突出し、これらの突出した支柱間に横架材を架け渡すことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用転落防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001438U JP3175895U (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 車両用転落防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001438U JP3175895U (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 車両用転落防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3175895U true JP3175895U (ja) | 2012-06-07 |
Family
ID=48002901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012001438U Expired - Lifetime JP3175895U (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 車両用転落防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3175895U (ja) |
-
2012
- 2012-03-15 JP JP2012001438U patent/JP3175895U/ja not_active Expired - Lifetime
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