JP4796721B2 - 貨物自動車の転落防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、転落防止装置に関するものであり、より詳細には、貨物自動車荷台上で高所作業中の作業者が積荷又は荷台上から転落するのを防止する貨物自動車の転落防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建設資材等の物資のトラック輸送は、現状では、最も重要且つ一般的な物流手段であり、2ton 車、4ton 車等の小型トラック、或いは、11ton 車以上の大型トラックが、日夜を問わず、様々な物資を目的地に輸送すべく、国内随所で運行している。物資輸送用トラックとして、荷台が開放した比較的小型又は中型のトラックや、後部に開閉扉を備えた箱型構造の荷台を有する荷箱形式の中型又は大型トラックなど、各種形式のトラックが知られている。荷箱形式のトラックとして、荷台を金属製の荷箱で囲み、荷積み作業又は荷卸し作業の際に、荷箱中央の屋根梁を中心に荷箱の屋根部及び側壁部をウイング式に開閉し、車体の両側からの荷積み又は荷卸し作業を可能にするウイングルーフ式の大型貨物自動車が知られている。
【0003】
いずれの形式の貨物自動車においても、荷台上の積荷が輸送中に移動して荷崩れしたり、輸送物資が破損又は損傷するのを防止すべく、通常は、出荷地の作業者が荷積み時に荷締め作業を行う。このため、目的地で物資を受取る作業者は、荷卸し時に荷締めを解く必要がある。このような荷積み及び荷卸し時の荷締め又は荷解き作業は、往々にして作業者が積荷上に昇って積荷の上で行う高所作業となり易いことから、荷台上又は積荷上から作業者が転落又は転倒する不慮の事態が一般に懸念されてきた。殊に、建築資材等の物資の荷積み又は荷卸し作業は、屋外作業となることが多く、予期せぬ突風等の影響を受ける不安定な作業環境の下で遂行せざるを得ない。
【0004】
このような高所作業の安全性を確保すべく、様々な安全対策が従来より講じられてきた。例えば、荷積み地又は荷卸し地の周辺にクレーンを設置し、荷締め又は荷解き時にクレーンのフックを作業者の腰部安全帯に係留したり、特開平11−291863号公報に開示される如く、車両に側部に隣接して立設した複数の支柱を車輪の接地圧により地盤に堅固に固定した上で、安全帯を係留可能な親綱を支柱上部間に架設するなどの対策が知られている。
【0005】
【発明が解決しよとうする課題】
このような対策は、荷積み場所又は荷卸し場所にクレーン等の昇降設備が既に設けられた既存の工場等や、車両の周囲に十分なスペースを確保することができる荷積み地又は荷卸し地においては採用し得るが、荷積み又は荷卸し作業は、このような良好な作業環境の下で必ずしも遂行し得るとは限らず、現実には、公道の道路脇に車両を停車し、限られた時間内に荷積み又は荷卸しの作業を行ったり、或いは、支柱を立設し難い未整備地盤や、限られた狭い空間に車両を停車して荷積み又は荷卸し作業を遂行せざるを得ない状況が、少なからず生じる。例えば、ボード建材等の建設資材の建設現場搬入時には、このような状況が頻繁に生じる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、荷積み地又は荷卸し地の状況及び作業環境に影響されることなく、荷積み時又は荷卸し時に簡易且つ迅速に作業者の転落防止措置を講ずることができる貨物自動車の転落防止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記目的を達成するために、本発明は、荷台が開放した物資輸送用の貨物自動車に配置され、荷積み時又は荷卸し時に荷台上の作業者の身体を荷台に係留して作業者の転落を防止する貨物自動車の開放形荷台の転落防止装置において、
荷台の前後部に夫々配置され、車体に固定された支柱支持具と、
該支持具に脱着可能に取付けられる長さ調節可能な支柱と、
前記支持具によって支持された前記支柱の上部を相互連結し、荷台の上方域において荷台の全長に亘って車長方向に実質的に水平に延び、前記支柱とともに門形の枠体を荷台上に形成する横架材と、
該横架材に脱着可能且つ相対変位可能に係止される第1係止部を備えるとともに、作業者の身体に取付けられた安全具に脱着可能に係止する第2係止部を備え、前記横架材の案内により作業者の動きに追随して車長方向に移動可能に作業者の身体を前記横架材に係留する懸吊装置とを有することを特徴とする転落防止装置を提供する。
【0008】
本発明の上記構成によれば、公道の路肩等の如く、非常に限られた空間、或いは、支柱を立設し難い未整備地盤などに車両を停車して荷積み又は荷卸し作業を遂行する場合、車体周辺の状況と関係なく、荷台上の適所に迅速且つ簡易に支柱及び横架材を組立てることができる。支柱及び横架材は、荷積み又は荷卸し作業の邪魔とならず、懸吊装置は、作業者の自由な動きを可能にするとともに、作業者の身体を横架材に係留する。従って、本発明の転落防止装置は、荷積み地又は荷卸し地の状況及び作業環境に影響を受けることなく、荷積み時又は荷卸し時に簡易且つ迅速に作業者の転落防止手段を形成する。
【0009】
本発明は又、荷箱の屋根及び側壁部分を構成する左右のL型ウイングを荷箱上部の梁部材回動可能に支持し、前記L型ウイングの開閉操作により荷積み時又は荷卸し時に荷台の屋根及び側壁部分を開閉するウイングルーフ式の物資輸送用貨物自動車の荷箱に配置され、荷積み時又は荷卸し時に荷台上の作業者の身体を荷台に係留して作業者の転落を防止する貨物自動車のウイングルーフ式荷箱の転落防止装置において、
前記梁部材又は屋根部分の下側に配置され、実質的に前記荷箱の全長に亘って荷箱の天井領域に水平に延びる常設の横架材と、
前記天井領域に前記横架材を水平に懸架するように前記荷箱内に設けられた横架材支持具と、
該横架材に脱着可能且つ相対変位可能に係止される第1係止部を備えるとともに、作業者の身体に取付けられた安全具に脱着可能に係止する第2係止部を備え、前記横架材の案内により作業者の動きに追随して車長方向移動可能に作業者の身体を前記横架材に係留する懸吊装置とを有することを特徴とする転落防止装置を提供する。
【0010】
本発明の上記構成によれば、転落防止装置の横架材は、ウイングルーフ式貨物自動車の荷箱内に常設される。作業者は、荷積み又は荷卸し作業の際に懸吊装置を横架材に係止し、自らの身体を横架材に係留すれば良い。横架材は、荷積み又は荷卸し作業の邪魔とならず、作業者の自由な動きを可能にするとともに、積荷又は荷台からの作業者の転落を確実に防止する。
【0011】
【実施の形態】
本発明の好適な実施形態において、横架材は、車体中心おいて車体前後方向に水平に延びる。変形例として、複数の横架材を荷台上方域又は荷箱天井領域に平行に配置しても良い。
【0012】
本発明の更に好適な実施形態によれば、上記懸吊装置は、上記第2係止部を先端部に備えたワイヤ、ロープ又はチェーン等の可撓性線型部材を巻取り又は繰出す巻取り器を備える。巻取り器は、作業者の動きに相応して線型部材を巻取り器本体から繰出し又は巻取るとともに、作業者の転落を感知して可撓性線型部材の繰出しを禁止するセルフロック機構を備える。
【0013】
好ましくは、第1係止部は、横架材上を円滑に移動可能な形態を有する。第1係止部の移動を容易にする鞘管又は走行輪等を横架材に設け、第1係止部を鞘管又は走行輪に係止するように構成しても良い。
【0014】
好適には、上記支柱は、直径が異なる複数の管体を入れ子式に組み合わせた伸縮管構造を備え、横架材は、上部管体の伸長量を調節することにより、積荷の高さ及び作業者の身長に相応した任意の高さ(レベル)に位置決めされる。変形例として、相互に螺子込み可能又は差し込み嵌合可能な複数の管材又は棒状材料により支柱を製作しても良い。
【0015】
本発明の好適な実施形態によれば、横架材は、円形断面を有する鋼管等の金属管からなる。変形例として、横架材は、角形断面の中空部材、中実の棒状材料、或いは、ワイヤ、紐、ロープ等の可撓性線型部材により形成しても良い。
【0016】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る転落防止装置の実施例について、詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施例を示す平面図及び側面図であり、開放形荷台を備えた貨物トラックが図1に示されている。
【0017】
貨物トラック1は、運転席を含む車体前部2と、開放形のトラック荷台3とからなる一般構造の貨物自動車である。荷台3には、石膏ボード等のボード建材Wが荷積みされる。荷台3上に積載した建材Wは、輸送時の落下等を阻止すべく、荷締め用の紐又はロープ等を用いて荷積み時に堅固に荷締めされる。出荷地の荷積み作業および目的地到着時の荷卸し作業の際には、図1に示す如く、作業者Pが建材W上に載り、建材Wの荷解き及び荷卸しを行う。
【0018】
トラック1は、荷台3の前後に配置された一対の垂直支柱4、5を備える。横架材6が支柱4、5の頂部間に水平に架設される。車体前部2の後壁2aには、支柱4の下端部を挿入可能な第1支持具7が予め固定され、荷台3の後面には、支柱5の下端部を挿入可能な第2支持具8が予め固定される。支柱4、5及び横架材6は、金属製且つ円形断面の管材、例えば、亜鉛メッキ又は樹脂被覆鋼管等からなり、金属製のエルボ管9によって一体的に相互連結される。
【0019】
第1及び第2支持具7、8は、支柱4、5を受入れ可能な中空部を備えるとともに、中空部内に挿入された支柱下端部を締付けるボルト又はクランプ等の締結具(図示せず)を備える。支持具7、8に係合した支柱4、5は、締結具の締付けにより、支持具7、8に堅固に定着する。
【0020】
支持具7、8に支持し且つ門形の枠体に組付けた支柱4、5及び横架材6は、車体の前後方向に延びる安全帯支持フレームを荷台3上に形成する。横架材6は、荷台3の全長に亘って車長方向に水平に延びる懸吊装置10の案内手段を荷台3の上方域に形成する。
【0021】
本実施例において、支柱4、5は、直径が異なる複数の管体4a:4b:4c・・・、5a:5b:5c・・・を入れ子式に組み合わせた伸縮管構造を備える。管体4a:4b:4c・・・、5a:5b:5c・・・の直径は、上部から下部に向かって下側に漸次拡大し、各管体の係合部分には、各管体の相対位置(伸縮位置)を固定するボルト等の締結具(図示せず)が配設される。横架材6は、支柱4、5の長さ調節により、積荷Wの高さおよび作業者Pの身長に相応した任意の高さ(レベル)に位置決めされる。
【0022】
図2は、横架材6に係止可能な懸吊装置10の構成を全体的に示す正面図であり、図2には、ワイヤ巻取り器の内部構造が示されている。
懸吊装置10は、上部ワイヤ12の末端部に取付けられた上部フック11と、吊輪25によって鋼製ワイヤ12の基端部に連結されたワイヤ巻取り器20と、下部ワイヤ13の先端部に取付けられた下部フック14とを備える。ワイヤ巻取り器20のケーンシグ21は、セルフロック機構23を備えた巻取りドラム22を内蔵する。ワイヤ巻取り器20は、鋼製ワイヤ13がドラム22から急激に繰り出したとき、ドラム22の回転を強制的に禁止する。
【0023】
出荷地の荷積み作業および目的地到着時の荷卸し作業の際に、作業者Pは、支柱4、5を支持具7、8に固定し且つ横架材6を支柱7、8に組付けた後、支柱4、5を所望の長さに調節し、作業に適したレベルに横架材6を位置決めする。作業者Pは、懸吊装置10の上部フック11を横架材6に係止するとともに、腰部に装着した安全帯Bの金具に懸吊装置10の下部フック14を係止し、これにより、懸吊装置10を介して自らの身体を横架材6に係留する。上部フック11は、作業者Pの動きに追随して横架材6上を自由に移動し、懸吊装置10は、作業者Pの動きに相応して下部ワイヤ13を繰出し又は巻取るので、作業者Pは、積荷W又は荷台3上で自由に動くことができる。
【0024】
不意の突風等により作業者Pが積荷W又は荷台3から転落しようとすると、懸吊装置10は、作業者Pの身体を横架材6により懸吊するので、作業者Pの転落は、確実に阻止することができる。この際、ワイヤ巻取り器20は、作業者Pの転落の可能性を感知し、下部ワイヤ13の繰出しを禁止するので、懸吊装置10は、実質的に固定長のワイヤとして機能する。
【0025】
なお、横架材6、支柱7、8及び懸吊装置10は、荷積み時又は荷卸し時に上述の如く簡易に組立てられるが、荷積み又は荷卸し作業の完了時に容易に分割することができ、車両の走行中には、荷台3上又は車体前部2の屋根部等に設けられた所定の収納部に車両の幌及びパレット等と一緒に収納される。
【0026】
また、上部フック11を横架材6上で円滑に移動可能にすべく、横架材6上を移動可能な鞘管又は走行輪等を横架材6に設け、上部フック11を鞘管又は走行輪に係止するように構成しても良い。
【0027】
図3は、本発明の転落防止装置の第2実施例を示す斜視図である。
図3には、ウイングルーフ式の貨物車両に設けられた本発明の転落防止装置が示されている。
【0028】
貨物車両1は、運転席を含む車体前部2と、ウイングルーフ式荷台3とから全体的に構成される。荷台3は、車長方向に配向された屋根梁33を中央上部に備える。屋根梁33に回動可能に支持された左右のL型ウイング35が、油圧作動型シリンダ等の駆動装置36によって荷積み時又は荷卸し時に開閉作動される。横架材6が、屋根梁33の下面に沿って屋根梁33と平行に配置される。横架材6は、支持具7、8によって屋根梁33の前端部及び後端部に固定され、前部壁31及び後部壁32の間で荷箱内に水平に懸架される。所望により、上記第1実施例同様に伸縮可能な支柱を介して横架材6を支持具7、8に固定し、横架材6を昇降可能に構成しても良い。
【0029】
荷台3には、ボード建材等の資材(図示せず)が出荷地で荷積み・荷締めされ、目的地で荷解き・荷卸しされる。荷積み又は荷卸し作業の際、作業者Pは、懸吊装置10の上部フック11を横架材6に係止するとともに、腰部安全帯Bの金具に懸吊装置10の下部フック14を係止し、これにより、自らを横架材6に係留する。上部フック11は、作業者Pの動きに追随して横架材6上を移動し、懸吊装置10は、作業者Pの動きに相応して下部ワイヤ13を繰出し又は巻取る。従って、作業者Pは、積荷上又は荷台3上で自由に作業することができる。
【0030】
作業者Pが積荷又は荷台3から転落しようとすると、懸吊装置10は、作業者Pの身体を横架材6により懸吊し、ワイヤ巻取り器20は、下部ワイヤ13の繰出しを禁止する。かくして、懸吊装置10は、作業者Pの不意の転落に備えて作業者Pを横架材6により懸吊するので、作業者Pは、荷台3又は積荷上から転落しない。
【0031】
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又は変更例も又、本発明の範囲内に含まれるものであることは、いうまでもない。
【0032】
例えば、上記実施例では、単一の横架材6が、車体中央上部に車長方向に配置されているが、複数の横架材6を車体前後方向に平行に配置しても良く、また、横架材6を荷台3の車幅方向又は対角線方向に配向しても良い。
【0033】
また、上記実施例では、横架材6を鋼管等の金属管として説明したが、横架材6は、木製、竹製又は樹脂製の線型部材により形成しても良く、或いは、横架材6の構造は、中空角材、中実棒状材料、或いは、ワイヤ、紐、ロープ等の可撓性線型部材であっても良い。
【0034】
更に、上記第1実施例では、支柱7、8を入れ子式伸縮構造の管状組立体として説明したが、相互に螺子込み可能又は差し込み嵌合可能な複数の管材又は棒状材料により支柱7、8を製作しても良く、最下部の管材又は棒状材料は、支持具7、8に螺合し又は螺入するように構成しても良い。
【0035】
また、上記実施例では、懸吊装置10は、セルフロック機構付きのワイヤ巻取り器20を備えているが、汎用のワイヤ、チェーンブロック又は走行ホイスト等により懸吊装置10を形成しても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る貨物自動車の転落防止装置によれば、荷積み地又は荷卸し地の状況及び作業環境に影響されずに、荷積み時又は荷卸し時に簡易且つ迅速に作業者の転落防止措置を講ずることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図及び側面図であり、開放形荷台を備えた貨物トラックが示されている。
【図2】図1に示す懸吊装置の構成を全体的に示す正面図であり、ワイヤ巻取り器の部分は、断面図として示されている。
【図3】本発明に係る転落防止装置の第2実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 貨物トラック
2 車体前部
3 トラック荷台
4、5 垂直支柱
6 横架材
7、8 支持具
9 エルボ管
10 懸吊装置
11 上部フック
12 上部ワイヤ
13 下部ワイヤ
14 下部フック
20 ワイヤ巻取り器
P 作業者
W ボード建材(積荷)
B 安全帯

Claims (4)

  1. 荷台が開放した物資輸送用の貨物自動車に配置され、荷積み時又は荷卸し時に荷台上の作業者の身体を荷台に係留して作業者の転落を防止する貨物自動車の開放形荷台の転落防止装置において、
    荷台の前後部に夫々配置され、車体に固定された支柱支持具と、
    該支持具に脱着可能に取付けられる長さ調節可能な支柱と、
    前記支持具によって支持された前記支柱の上部を相互連結し、荷台の上方域において荷台の全長に亘って車長方向に実質的に水平に延び、前記支柱とともに門形の枠体を荷台上に形成する横架材と、
    該横架材に脱着可能且つ相対変位可能に係止される第1係止部を備えるとともに、作業者の身体に取付けられた安全具に脱着可能に係止する第2係止部を備え、前記横架材の案内により作業者の動きに追随して車長方向に移動可能に作業者の身体を前記横架材に係留する懸吊装置とを有することを特徴とする転落防止装置。
  2. 荷箱の屋根及び側壁部分を構成する左右のL型ウイングを荷箱上部の梁部材回動可能に支持し、前記L型ウイングの開閉操作により荷積み時又は荷卸し時に荷台の屋根及び側壁部分を開閉するウイングルーフ式の物資輸送用貨物自動車の荷箱に配置され、荷積み時又は荷卸し時に荷台上の作業者の身体を荷台に係留して作業者の転落を防止する貨物自動車のウイングルーフ式荷箱の転落防止装置において、
    前記梁部材又は屋根部分の下側に配置され、実質的に前記荷箱の全長に亘って荷箱の天井領域に水平に延びる常設の横架材と、
    前記天井領域に前記横架材を水平に懸架するように前記荷箱内に設けられた横架材支持具と、
    該横架材に脱着可能且つ相対変位可能に係止される第1係止部を備えるとともに、作業者の身体に取付けられた安全具に脱着可能に係止する第2係止部を備え、前記横架材の案内により作業者の動きに追随して車長方向移動可能に作業者の身体を前記横架材に係留する懸吊装置とを有することを特徴とする転落防止装置。
  3. 複数の前記横架材を荷台上方域又は荷箱天井領域に平行に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の転落防止装置。
  4. 前記懸吊装置は、前記第2係止部を備えた可撓性線型部材を巻取り又は繰出すワイヤ巻取り器を備え、該巻取り器は、作業者の転落を感知して前記可撓性線型部材の繰出しを禁止するセルフロック機構を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の転落防止装置。
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