JP3175714B2 - クロック同期回路 - Google Patents

クロック同期回路

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/027Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information extracting the synchronising or clock signal from the received signal spectrum, e.g. by using a resonant or bandpass circuit
    • H04L7/0274Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information extracting the synchronising or clock signal from the received signal spectrum, e.g. by using a resonant or bandpass circuit with Costas loop

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力信号に同期
したクロックを生成するクロック同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直交変調による変調信号を扱うク
ロック同期回路では、復調ベースバンド信号の同相成分
と直交成分をそれぞれサンプラーでサンプリングしたも
のを用いてクロック位相を求めていた。図6はかかる従
来のクロック同期回路を示し、同図において、サンプラ
ー301では、同相入力信号SINIをサンプリングク
ロックSMPCLKでサンプリングし、同相入力サンプ
リング信号SISAMPとして出力する。また、サンプ
ラー302では、直交入力信号SINQをサンプリング
クロックSMPCLKでサンプリングし、直交入力サン
プリング信号SQSAMPとして出力する。さらに、角
度検出器109では、これらの同相入力サンプリング信
号SISAMPと直交入力サンプリング信号SQSAM
Pとを入力として、tan−1(SQSAMP/SIS
AMP)を求めることにより、シンボルクロックの位相
を求めて位相信号SPとして出力する。
【0003】さらに、シーケンサ303では、シーケン
ススタート信号SSTを入力として、初期位相設定信号
SSETPを出力し、これを入力として、同相入力信号
SINI及び直交入力信号SINQにシンボルクロック
が同期するよう位相制御したサンプリングクロックSM
PCLKを出力する。以上により、クロックの初期位相
同期を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のクロック同期回路は、直交変調による変調信号を
扱う場合には適用できるものの、それ以外の例えばFS
K等の変調方式を用いた場合には適用できないという課
題があった。
【0005】この発明は前記課題を解決するものであ
り、余弦正弦出力回路を用いて、シンボルクロックの初
期位相の余弦成分及び正弦成分を求めることにより、簡
単な構成で、直交変調以外の変調方式の場合でもクロッ
クの初期位相同期を実現できるクロック同期回路を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1の発明にかかるクロック同期回路は、入力信号と
サンプリングクロックを入力として、前記入力信号をシ
ンボルレートのN倍でサンプリングすることによりサン
プリング信号を出力するサンプラーと、シンボルクロッ
クとシーケンススタート信号と前記サンプリングクロッ
クを入力として、正負切替信号と余弦成分積算信号と正
弦成分積算信号と初期位相設定信号を出力するシーケン
サと、積算クロックと前記サンプリング信号と前記正負
切替信号と前記余弦成分積算信号と前記正弦成分積算信
号を入力として、シンボルクロックの初期位相の余弦成
分に相当する余弦信号と正弦成分に相当する正弦信号を
出力する余弦正弦出力回路とを設けて、前記余弦信号と
前記正弦信号を入力として、角度検出器に、シンボルク
ロックの初期位相を求めさせて、初期位相信号として出
力させ、前記初期位相信号と前記初期位相設定信号を入
力として、サンプリングクロック生成回路に、初期位相
設定以前は固定の位相を持ち、初期位相設定時には前記
入力信号に前記シンボルクロックが同期するよう位相制
御される前記サンプリングクロックと前記積算クロック
を出力させ、さらに分周器に、前記サンプリングクロッ
クをN分周したシンボルクロックを前記シーケンサに入
力させるようにしたものである。
【0007】また、請求項2の発明にかかるクロック同
期回路は、入力信号とサンプリングクロックを入力とし
て、前記入力信号をシンボルレートのN倍でサンプリン
グすることによりサンプリング信号を出力するサンプラ
ーと、シンボルクロックとシーケンススタート信号と前
記サンプリングクロックを入力として、正負切替信号と
余弦正弦選択信号と初期位相設定信号を出力するシーケ
ンサと、積算クロックと前記サンプリング信号と前記正
負切替信号と前記余弦正弦選択信号を入力として、シン
ボルクロックの初期位相の余弦成分に相当する余弦信号
と正弦成分に相当する正弦信号を出力する余弦正弦出力
回路と、前記余弦信号と前記正弦信号を入力として、角
度検出器に、シンボルクロックの初期位相を求めさせ
て、初期位相信号として出力させ、前記初期位相信号と
前記初期位相設定信号を入力として、サンプリングクロ
ック生成回路に、初期位相設定以前は固定の位相を持
ち、初期位相設定時には前記入力信号に前記シンボルク
ロックが同期するよう位相制御される前記サンプリング
クロックと前記積算クロックを出力させ、さらに分周器
に、前記サンプリングクロックをN分周したシンボルク
ロックを前記シーケンサに入力させるようにしたもので
ある。
【0008】また、請求項3の発明にかかるクロック同
期回路は、前記余弦正弦出力回路を、前記サンプリング
信号と前記正負切替信号を入力として、前記正負切替信
号に応じて、前記サンプリング信号または前記サンプリ
ング信号を反転した信号を切替サンプリング信号として
出力する正負切替回路と、前記切替サンプリング信号と
前記余弦成分積算信号と前記積算クロックを入力とし
て、前記余弦成分積算信号により有効となる期間のみ、
前記切替サンプリング信号を積算した積算余弦信号を出
力する第1の積算器と、前記切替サンプリング信号と前
記正弦成分積算信号と前記積算クロックを入力として、
前記正弦成分積算信号により有効となる期間のみ、前記
切替サンプリング信号を積算した積算正弦信号を出力す
る第2の積算器と、前記積算余弦信号を入力として、積
算回数により平均して前記余弦信号を出力する第1の平
均回路と、前記積算正弦信号を入力として、積算回数に
より平均して前記正弦信号を出力する第2の平均回路と
から構成したものである。
【0009】また、請求項4の発明にかかるクロック同
期回路は、前記余弦正弦出力回路を、前記サンプリング
信号と前記正負切替信号を入力として、前記正負切替信
号に応じて、前記サンプリング信号または前記サンプリ
ング信号を反転した信号を切替サンプリング信号として
出力する正負切替回路と、前記切替サンプリング信号と
前記余弦正弦選択信号を入力として、余弦成分として選
択されたときは、前記切替サンプリング信号を余弦成分
信号として、一方、正弦成分として選択されたときは、
前記切替サンプリング信号を正弦成分信号として出力す
る余弦正弦選択回路と、前記余弦成分信号と前記積算ク
ロックを入力として、前記余弦成分信号を積算した積算
余弦信号を出力する第1の積算器と、前記正弦成分信号
と前記積算クロックを入力として、前記正弦成分信号を
積算した積算正弦信号を出力する第2の積算器と、前記
積算余弦信号を入力として、積算回数により平均して前
記余弦信号を出力する第1の平均回路と、前記積算正弦
信号を入力として、積算回数により平均して前記正弦信
号を出力する第2の平均回路とから構成したものであ
る。
【0010】また、請求項5の発明にかかるクロック同
期回路は、前記入力信号に、前記シンボルクロックの半
周期で最大値から最小値へ変化し、さらに半周期後に最
大値へ戻るという変化を周期的に繰り返す区間を持た
せ、前記正負切替信号には前記シンボルクロックの1/
2倍の速度のクロックを用い、前記余弦成分積算信号に
は前記シンボルクロックを用い、前記正弦成分積算信号
には前記余弦成分積算信号を反転した信号を用い、前記
積算クロックには、前記シンボルクロックの2倍の速度
のクロックを用いるようにしたものである。
【0011】また、請求項6の発明にかかるクロック同
期回路は、前記入力信号に、前記シンボルクロックの半
周期で最大値から最小値へ変化し、さらに半周期後に最
大値へ戻るという変化を周期的に繰り返す区間を持た
せ、前記正負切替信号には前記シンボルクロックの1/
2倍の速度のクロックを用い、前記余弦正弦選択信号に
は前記シンボルクロックを用い、前記積算クロックに
は、前記シンボルクロックの2倍の速度のクロックを用
いるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1はこの発明のクロック同期回
路を示すブロック図である。同図において、101はサ
ンプラーで、これが入力信号SINとサンプリングクロ
ックSMPCLKを入力として、入力信号SINをシン
ボルレートのN倍、ここでは2倍でサンプリングし、サ
ンプリング信号SSAMPとして出力する。また、10
2はシーケンサで、これがシンボルクロックSCLKと
シーケンススタート信号SSTとサンプリングクロック
SMPCLKを入力として、シンボルクロックSCLK
の1/2倍の速度のクロックに相当する正負切替信号S
PMと、シンボルクロックSCLKと同一の余弦成分積
算信号SCCIと、シンボルクロックSCLKを反転し
た正弦成分積算信号SCSIと、初期位相設定信号SS
ETPを出力ように機能する。
【0013】さらに、104は余弦正弦出力回路103
の一部を構成する正負切替回路であり、これがサンプリ
ング信号SSAMPと正負切替信号SPMを入力とし
て、正負切替信号SPMに応じて、サンプリング信号S
SAMPまたはサンプリング信号SSAMPを反転した
ものを切替サンプリング信号SSWとして出力するよう
に機能する。105は第1の積算器としての積算器であ
り、これが切替サンプリング信号SSWと余弦成分積算
信号SCCIとシンボルクロックSCLKの2倍の速度
のクロックに相当する積算クロックICLKを入力とし
て、余弦成分積算信号SCCIにより有効となる期間の
み、切替サンプリング信号SSWを積算して積算余弦信
号SICOSとして出力する。106は第2の積算器と
しての積算器で、これが切替サンプリング信号SSWと
正弦成分積算信号SCSIと積算クロックICLKを入
力として、正弦成分積算信号SCSIにより有効となる
期間のみ、切替サンプリング信号SSWを積算して積算
正弦信号SISINとして出力するように機能する。
【0014】一方、107は第1の平均回路としての平
均回路で、これが積算余弦信号SICOSを入力とし
て、積算回数により平均して余弦信号SCOSを出力す
る。108は第2の平均回路としての平均回路であり、
これが積算正弦信号SISINを入力として、積算回数
により平均して正弦信号SSINを出力する。また、1
09は角度検出器で、これが余弦信号SCOSと正弦信
号SSINを入力として、シンボルクロックSCLKの
初期位相を求めて、初期位相信号SINIPとして出力
するように機能する。110はサンプリングクロック生
成回路であり、これが初期位相信号SINIPと初期位
相設定信号SSETPを入力として、初期位相設定以前
は固定の位相を持ち、初期位相設定時には入力信号SI
NにシンボルクロックSCLKが同期するよう位相制御
されるサンプリングクロックSMPCLKと積算クロッ
クICLKを出力するように機能する。111はサンプ
リングクロックSMPCLKをN分周してシンボルクロ
ックSCLKとして出力する分周器である。
【0015】次に動作を図2のタイミングチャートを参
照しながら説明する。まず、前記入力信号SINは、プ
リアンブルとして、シンボルクロックの半周期で最大値
から最小値へ変化し、さらに半周期後に最大値へ戻ると
いう変化を周期的に繰り返す区間を持つ。サンプリング
信号SSAMPは、入力信号SINをサンプリングクロ
ックSMPCLKの立ち上がりでサンプリングしたもの
であり、シンボルクロックSCLKの位相がθ進んでい
るとき、時刻t1ではcosθ、時刻t2ではsin
θ、時刻t3では−cosθ、時刻t4では−sinθ
となる。切替サンプリング信号SSWは、正負切替信号
SPMがHighのときはサンプリング信号SSAMP
と同一であり、Lowのときはサンプリング信号SSA
MPを符号反転したものとなる。従って、時刻t1,t
3ではcosθ、時刻t2,t4ではsinθとなる。
【0016】よって、余弦積算信号SCCIがHigh
のときのみ、積算クロックICLKの立ち上がりで切替
サンプリング信号SSWを積算すれば、余弦成分COS
θのみが積算され、これを平均することにより、余弦信
号cosθが得られる。また、正弦積算信号SCSIが
Highのときのみ、積算クロックICLKの立ち上が
りで切替サンプリング信号SSWを積算すれば、正弦成
分sinθのみが積算され、これを平均することによ
り、正弦信号sinθが得られる。積算回数を多くする
ほど、ノイズによる誤差は小さくなる。角度検出器10
9においてtan−1(SCOS/SSIN)を求める
ことにより、シンボルクロックSCLKの初期位相θが
得られる。
【0017】図3はこの発明の実施の他の形態を示すブ
ロック図である。ここでも、101はサンプラーで、こ
れが入力信号SINとサンプリングクロックSMPCL
Kを入力として、入力信号SINをシンボルレートの2
倍でサンプリングし、サンプリング信号SSAMPとし
て出力する。201はシーケンサで、これがシンボルク
ロックSCLKとシーケンススタート信号SSTとサン
プリングクロックSMPCLKを入力として、シンボル
クロックSCLKの1/2倍の速度のクロックに相当す
る正負切替信号SPMと、シンボルクロックSCLKと
同一の余弦正弦選択信号SCSSと、初期位相設定信号
SSETPを出力するように機能する。
【0018】また、104は正負切替回路であり、これ
がサンプリング信号SSAMPと正負切替信号SPMを
入力として、正負切替信号SPMに応じて、サンプリン
グ信号SSAMPまたはサンプリング信号SSAMPを
反転したものを切替サンプリング信号SSWとして出力
するように機能する。203は余弦正弦選択回路であ
り、これが切替サンプリング信号SSWと余弦正弦選択
信号SCSSを入力として、余弦成分として選択された
ときは、切替サンプリング信号SSWを余弦成分信号S
CCとして、正弦成分として選択されたときは、切替サ
ンプリング信号を正弦成分信号SSCとしてそれぞれ出
力するように機能する。204は第1の積算器としての
積算器であり、これが余弦成分信号SC とシンボルク
ロックSCLKの2倍の速度のクロックに相当する積算
クロックICLKを入力として、切替サンプリング信号
SSWを積算して積算余弦信号SICOSとして出力す
る。205は第2の積算器としての積算器で、これが正
弦成分信号SSCと積算クロックICLKを入力とし
て、切替サンプリング信号SSWを積算して積算正弦信
号SISINとして出力するように機能する。
【0019】また、107は第1の平均回路としての平
均回路であり、これが積算余弦信号SICOSを入力と
して、積算回数により平均して余弦信号SCOSを出力
する。108は第2の平均回路としての平均回路で、こ
れが積算正弦信号SISINを入力として、積算回数に
より平均して正弦信号SSINを出力する。109は角
度検出器であり、これが余弦信号SCOSと正弦信号S
SINを入力として、シンボルクロックSCLKの初期
位相を求めて、初期位相信号SINIPとして出力する
ように機能する。そして、110はサンプリングクロッ
ク生成回路であり、これが初期位相信号SINIPと初
期位相設定信号SSETPを入力として、初期位相設定
以前は固定の位相を持ち、初期位相設定時には入力信号
SINにシンボルクロックSCLKが同期するよう位相
制御されるサンプリングクロックSMPCLKと積算ク
ロックICLKを出力する。さらに、111は分周器で
あり、これがサンプリングクロックSMPCLKをN分
周してシンボルクロックSCLKとして出力する。
【0020】次に動作を図4のタイミングチャートを参
照しながら説明する。まず、前記入力信号SINは、プ
リアンブルとして、シンボルクロックの半周期で最大値
から最小値へ変化し、さらに半周期後に最大値へ戻ると
いう変化を周期的に繰り返す区間を持つ。サンプリング
信号SSAMPは、入力信号SINをサンプリングクロ
ックSMPCLKの立ち上がりでサンプリングしたもの
であり、シンボルクロックSCLKの位相がθ進んでい
るとき、時刻t1ではcosθ、時刻t2ではsin
θ、時刻t3では−cosθ、時刻t4では−sinθ
となる。切替サンプリング信号SSWは、正負切替信号
SPMがHighのときはサンプリング信号SSAMP
と同一であり、Lowのときはサンプリング信号SSA
MPを符号反転したものとなる。従って、時刻t1、t
3ではcosθ、時刻t2、t4ではsinθとなる。
【0021】余弦成分信号SCCは、余弦正弦選択信号
SCSSがHighのときのみ出力され、切替サンプリ
ング信号SSWと同じ値をとる。正弦成分信号SSC
は、余弦正弦選択信号SCSSがLowのときのみ出力
され、切替サンプリング信号SSWと同じ値をとる。従
って、積算クロックICLKの立ち上がりで余弦成分信
号SCCを積算すれば、余弦成分COSθのみが積算さ
れ、これを平均することにより、余弦信号cosθが得
られる。また、積算クロックICLKの立ち上がりで正
弦成分信号SSCを積算すれば、正弦成分sinθのみ
が積算され、これを平均することにより、正弦信号si
nθが得られる。積算回数を多くするほど、ノイズによ
る誤差は小さくなる。角度検出器109においてtan
−1(SCOS/SSIN)を求めることにより、シン
ボルクロックSCLKの初期位相θが得られる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明は、余弦正弦出
力回路において、積算クロックとサンプリング信号と正
負切替信号と余弦成分積算信号と正弦成分積算信号を入
力として、シンボルクロックの初期位相の余弦成分に相
当する余弦信号と正弦成分に相当する正弦信号を求め、
角度検出器において、余弦信号と正弦信号を入力とし
て、シンボルクロックの初期位相を求めるように構成し
たので、簡単な構成にて、直交変調以外の変調方式の場
合でも、クロックの初期位相同期を確実に実現できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態によるクロック同期
回路を示す回路図である。
【図2】 図1に示すブロック各部の信号を示すタイミ
ングチャートである。
【図3】 この発明の実施の他の形態によるクロック同
期回路を示す回路図である。
【図4】 図3に示すブロック各部の信号を示すタイミ
ングチャートである。
【図5】 従来のクロック同期回路を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
101 サンプラー 102,201 シーケンサ 103,202 余弦正弦出力回路 104 正負切替回路 105,204 積算器(第1の積算器) 106,205 積算器(第2の積算器) 107 平均回路(第1の平均回路) 108 平均回路(第2の平均回路) 109 角度検出器 110 サンプリングクロック生成回路 111 分周器 203 余弦正弦選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/22 H04L 7/00 H04L 27/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号とサンプリングクロックを入力
    として、前記入力信号をシンボルレートのN倍でサンプ
    リングすることによりサンプリング信号を出力するサン
    プラーと、 シンボルクロックとシーケンススタート信号と前記サン
    プリングクロックを入力として、正負切替信号と余弦成
    分積算信号と正弦成分積算信号と初期位相設定信号を出
    力するシーケンサと、 積算クロックと前記サンプリング信号と前記正負切替信
    号と前記余弦成分積算信号と前記正弦成分積算信号を入
    力として、シンボルクロックの初期位相の余弦成分に相
    当する余弦信号と正弦成分に相当する正弦信号を出力す
    る余弦正弦出力回路と、 前記余弦信号と前記正弦信号を入力として、シンボルク
    ロックの初期位相を求めて、初期位相信号として出力す
    る角度検出器と、 前記初期位相信号と前記初期位相設定信号を入力とし
    て、初期位相設定以前は固定の位相を持ち、初期位相設
    定時には前記入力信号に前記シンボルクロックが同期す
    るよう位相制御される前記サンプリングクロックと前記
    積算クロックを出力するサンプリングクロック生成回路
    と、 前記サンプリングクロックをN分周したシンボルクロッ
    クを前記シーケンサに入力する分周器とを備えたことを
    特徴とするクロック同期回路。
  2. 【請求項2】 入力信号とサンプリングクロックを入力
    として、前記入力信号をシンボルレートのN倍でサンプ
    リングすることによりサンプリング信号を出力するサン
    プラーと、 シンボルクロックとシーケンススタート信号と前記サン
    プリングクロックを入力として、正負切替信号と余弦正
    弦選択信号と初期位相設定信号を出力するシーケンサ
    と、 積算クロックと前記サンプリング信号と前記正負切替信
    号と前記余弦正弦選択信号を入力として、シンボルクロ
    ックの初期位相の余弦成分に相当する余弦信号と正弦成
    分に相当する正弦信号を出力する余弦正弦出力回路と、 前記余弦信号と前記正弦信号を入力として、シンボルク
    ロックの初期位相を求めて、初期位相信号として出力す
    る角度検出器と、 前記初期位相信号と前記初期位相設定信号を入力とし
    て、初期位相設定以前は固定の位相を持ち、初期位相設
    定時には前記入力信号に前記シンボルクロックが同期す
    るよう位相制御される前記サンプリングクロックと前記
    積算クロックを出力するサンプリングクロック生成回路
    と、 前記サンプリングクロックをN分周したシンボルクロッ
    クを前記シーケンサに入力する分周器とを備えたことを
    特徴とするクロック同期回路。
  3. 【請求項3】 前記余弦正弦出力回路が、 前記サンプリング信号と前記正負切替信号を入力とし
    て、前記正負切替信号に応じて、前記サンプリング信号
    または前記サンプリング信号を反転した信号を切替サン
    プリング信号として出力する正負切替回路と、 前記切替サンプリング信号と前記余弦成分積算信号と前
    記積算クロックを入力として、前記余弦成分積算信号に
    より有効となる期間のみ、前記切替サンプリング信号を
    積算した積算余弦信号を出力する第1の積算器と、 前記切替サンプリング信号と前記正弦成分積算信号と前
    記積算クロックを入力として、前記正弦成分積算信号に
    より有効となる期間のみ、前記切替サンプリング信号を
    積算した積算正弦信号を出力する第2の積算器と、 前記積算余弦信号を入力として、積算回数により平均し
    て前記余弦信号を出力する第1の平均回路と、 前記積算正弦信号を入力として、積算回数により平均し
    て前記正弦信号を出力する第2の平均回路とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のクロック同期回路。
  4. 【請求項4】 前記余弦正弦出力回路が、 前記サンプリング信号と前記正負切替信号を入力とし
    て、前記正負切替信号に応じて、前記サンプリング信号
    または前記サンプリング信号を反転した信号を切替サン
    プリング信号として出力する正負切替回路と、 前記切替サンプリング信号と前記余弦正弦選択信号を入
    力として、余弦成分として選択されたときは、前記切替
    サンプリング信号を余弦成分信号として、一方、正弦成
    分として選択されたときは、前記切替サンプリング信号
    を正弦成分信号として出力する余弦正弦選択回路と、 前記余弦成分信号と前記積算クロックを入力として、前
    記余弦成分信号を積算した積算余弦信号を出力する第1
    の積算器と、 前記正弦成分信号と前記積算クロックを入力として、前
    記正弦成分信号を積算した積算正弦信号を出力する第2
    の積算器と、 前記積算余弦信号を入力として、積算回数により平均し
    て前記余弦信号を出力する第1の平均回路と、 前記積算正弦信号を入力として、積算回数により平均し
    て前記正弦信号を出力する第2の平均回路とを有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のクロック同期回路。
  5. 【請求項5】 前記入力信号が前記シンボルクロックの
    半周期で最大値から最小値へ変化し、さらに半周期後に
    最大値へ戻るという変化を周期的に繰り返す区間を持
    ち、前記正負切替信号には前記シンボルクロックの1/
    2倍の速度のクロックが用いられ、前記余弦成分積算信
    号には前記シンボルクロックが用いられ、前記正弦成分
    積算信号には前記余弦成分積算信号を反転した信号が用
    いられ、前記積算クロックには、前記シンボルクロック
    の2倍の速度のクロックが用いられることを特徴とする
    請求項1に記載のクロック同期回路。
  6. 【請求項6】 前記入力信号が前記シンボルクロックの
    半周期で最大値から最小値へ変化し、さらに半周期後に
    最大値へ戻るという変化を周期的に繰り返す区間を持
    ち、前記正負切替信号には前記シンボルクロックの1/
    2倍の速度のクロックが用いられ、前記余弦正弦選択信
    号には前記シンボルクロックが用いられ、前記積算クロ
    ックには、前記シンボルクロックの2倍の速度のクロッ
    クが用いられることを特徴とする請求項2に記載のクロ
    ック同期回路。
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