JP3175377B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3175377B2
JP3175377B2 JP02318393A JP2318393A JP3175377B2 JP 3175377 B2 JP3175377 B2 JP 3175377B2 JP 02318393 A JP02318393 A JP 02318393A JP 2318393 A JP2318393 A JP 2318393A JP 3175377 B2 JP3175377 B2 JP 3175377B2
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国臣 長谷川
寛 林
孝 中島
浩二 寄本
篤 高橋
康男 小松
渡辺  誠
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、特
にイメージセンサから入力した画信号のDCオフセット
をキャンセルする方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子複写機やイメージスキャナ等
において、CCD等のイメージセンサから入力される画
信号には、個々のイメージセンサによって異なるDCオ
フセットが含まれており、このオフセット値は温度や経
年変化によっても変動する。このDCオフセットをキャ
ンセルする方式としては、つぎのようなものがあった。
【0003】特開昭57−80869号公報、あるいは
特開昭60−76876号公報には、コンデンサを用い
て直流分をカットし、DCレベルをクランプ回路で基準
値に固定する方式が開示されている。また特開昭60−
28183号公報には、オフセットレベルをサンプルホ
ールドし、その信号を入力信号から減算することによ
り、DCオフセットをキャンセルする方式が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
オフセットキャンセル方式において、前者のクランプ方
式のものでは、画信号にノイズが含まれているためにク
ランプする値に誤差を生じ、またクランプする素子とし
ては、高速でスイッチング特性の良いものを使用する必
要があるため、部品選定やコスト面で問題があった。
【0005】また、後者のサンプルホールド方式では、
正確なレベル検出を行うために、サンプルホールドのタ
イミングを合わせることが難しいという問題点があっ
た。
【0006】本発明の目的は、前記のような従来技術の
問題点を解決し、安定して正確なDCオフセットのキャ
ンセルが可能な画像処理装置を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、イメージセン
サから出力される画信号を処理する画像処理装置におい
て、画信号を一方の入力端子に入力する差動増幅器と、
前記差動増幅器の出力信号をA/D変換するA/D変換
手段と、前記A/D変換手段の出力データに基づき、D
Cオフセットを打ち消すための補正値を設定する補正値
設定手段と、前記補正値をD/A変換し、前記差動増幅
器の他方の入力端子に入力するD/A変換手段とを備え
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】このような手段により、デジタルデータを用い
て制御を行うため、安定して正確なDCオフセットのキ
ャンセルが可能となる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明が適用される画像処理装置の
オフセットキャンセル回路の1例を示すブロック図であ
る。差動増幅器1は、マイナス入力端子にCCD等のイ
メージセンサから出力される画信号が入力されている。
またプラス入力端子には、D/A変換器5の出力が接続
されており、2つの入力の差電圧が出力される。
【0010】A/D変換器2は差動増幅器1の出力電圧
をサンプルホールドし、例えば8ビットにA/D変換す
る。この出力データは、図示しない後段の補正回路等を
経由して、用途に応じてメモリ等に取り込まれ、信号処
理され、あるいは出力される。データ保持回路3は、画
信号の無信号区間において、A/D変換器2の出力デー
タを取り込み、保持する。
【0011】補正値演算回路4は、データ保持回路3か
らのデータに基づき、DCオフセットを打ち消すための
補正値を演算により求める。D/A変換器5は補正値演
算回路4の出力データ(例えば8ビット)をD/A変換
し、差動増幅器1のプラス端子に出力する。なお6はD
/A変換器5の基準電圧Vrefを発生させるための抵
抗器である。
【0012】つぎに、動作を説明する。図2(a)は、
図1のa点における信号波形を示している。通常CCD
イメージセンサは電子複写機等のプラテン上の原稿を横
方向に1ライン読み取り、直列信号として出力する。図
2(a)においては、キャンセル前(左側)とキャンセ
ル後(右側)の1ライン分の信号波形を図示している。
図において、読み取られた画信号区間の両側には、光を
検出しない部分のセンサから出力された信号の区間であ
る無信号区間が存在している。この部分のレベルV1が
DCオフセットに相当する。
【0013】まずキャンセル前には、D/A変換器5に
設定される補正値Daはオール1(8ビットの場合25
5)、つまりD/A変換器の最大出力電圧(VaH)に
設定される。これは、入力される画信号が、予想される
最大電圧値をとっても差動増幅器1の出力が負(A/D
変換器の許容入力電圧範囲以下)にならないようにする
ためである。従って、D/A変換器5の最大出力電圧
は、予想される入力最大電圧よりも大にする必要があ
る。
【0014】図2(b)は、図1のb点の信号波形を示
している。b点の電圧V2は、V2=(Va−V1)と
なる。ここでVaはD/A変換器5の出力電圧である。
また画信号入力がマイナス端子に接続されているので、
波形は上下が反転したものとなる。b点の信号はA/D
変換器2によって常にサンプリングされ、A/D変換さ
れる。
【0015】データ保持回路3は入力信号の無信号区間
の中央に同期して、A/D変換器の出力D2をラッチす
る。このタイミング信号は、図示しないイメージセンサ
制御回路から供給される。補正値演算回路3において
は、出力として図2(b)の右側のような波形を得るた
めにD/A変換器5が出力すべき電圧に対応するデータ
を、以下のような演算により求める。
【0016】まず、図2(b)のV2を0にするために
は、Va=V1にすればよい。従って、補正値演算回路
3においては、上記式の関係になるように、データ保持
回路3の出力D2から電圧V1に相当するデータDaを
求めれば良いことになる。Vaは下記のようになる。
【0017】Va=V1=VaH−V2 。
【0018】ここで上記式の内、Vaは、Va=VaH
×Da/255、V2は、V2=ViM×D2/255
と表すことができる。ここでViMはA/D変換器がオ
ール1(255)を出力するような入力電圧である。従
って、上記式は下記のようになる。
【0019】 VaH×Da/255=VaH−ViM×D2/255
【0020】 ∴Da=255−(ViM/VaH)D2 (式
1)。
【0021】従って、例えばVaHがViMの2倍であ
れば、DaはD2を2分の1(1ビットシフト)したも
のを255から引けば求められることになる。一般に上
記式1のような演算は乗算器と加算器(減算器)を用い
れば実行できる。以上のような回路により、安定して正
確なDCオフセットのキャンセルが可能となる。
【0022】つぎに第2の実施例について説明する。図
3はオフセットキャンセル回路の第2の実施例を示すブ
ロック図である。図3において図1と同様の部分には図
1と同じ番号が付与してある。レベル変換回路7は入力
される電圧を(ViM/VaH)倍する。この(ViM
/VaH)の値が1より大きい場合には、増幅器が必要
であるが、1より小さい値に設定すれば、レベル変換回
路7は単なる抵抗器を用いた減衰器でよい。
【0023】スイッチSWは図示しない制御回路によっ
て制御され、DCオフセットを求める場合にはレベル変
換回路7の出力を選択し、その後は差動増幅器1の出力
を選択する。データ保持回路8は、入力信号の無信号区
間の中央に同期して、A/D変換器の出力D2をラッチ
する。このタイミング信号は、図示しないイメージセン
サ制御回路から供給される。ラッチされたデータは単に
反転して、D/A変換器5に出力される。
【0024】つぎに、動作について説明する。図4は図
3のd点の信号波形を示す波形図である。図に示すよう
に、b点の電圧V2がレベル変換されてA/D変換器2
に入力される。このようなレベル変換を行った結果、A
/D変換されたデータD2´は、第1の実施例のD2の
値に較べると、D2´=(ViM/VaH)D2となっ
ている。従って、前記式1はつぎのようになる。
【0025】Da=255−D2´ (式2)。
【0026】上記演算はD2´の8ビットデータの補数
を求めることになり、0と1を反転することによって容
易に得られる。従ってDaとしては、データ保持回路8
のデータを反転して出力すればよいことになる。このよ
うにレベル変換回路を用いることにより、補正値の演算
が不要になり、回路構成が簡単になる。
【0027】つぎに第3の実施例について説明する。図
5はオフセットキャンセル回路の第3の実施例を示すブ
ロック図である。図5において図1と同様の部分には図
1と同じ番号が付与してある。ローパスフィルタ9は差
動増幅器1の出力信号からノイズ成分を除去する。スイ
ッチSWは図示しない制御回路によって制御され、DC
オフセットを求める場合にはローパスフィルタ9の出力
を選択し、その後は差動増幅器1の出力を選択する。以
下は第1の実施例と同じである。
【0028】図6(a)は図5のb点の信号波形であ
り、図2(b)より更に時間軸を拡大して示してある。
図に示すように、信号にはCCDイメージセンサの駆動
クロックによるノイズが乗っている。これをそのままサ
ンプリングするとノイズによる誤差が生ずるが、ローパ
スフィルタを通した信号は図6(b)に示すようにノイ
ズ成分が除去されて、DCオフセット値を正確にサンプ
リングすることが可能となる。なお、図6(c)はA/
D変換器2に入力されるサンプリングパルスである。
【0029】以上3つの実施例を説明したが、他の変形
例として、A/D変換器2の出力をCPUに取り込み、
補正値を計算してD/A変換器5にセットすることも可
能である。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、デジ
タルデータを用いて制御するため、安定で正確なDCオ
フセットのキャンセルが可能であり、また1回の制御で
補正が可能な画像処理装置を得ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 オフセットキャンセル回路の1例を示すブロ
ック図である。
【図2】 図1の各点における信号波形を示す波形図で
ある。
【図3】 オフセットキャンセル回路の第2実施例のブ
ロック図である。
【図4】 図3のd点の信号波形を示す波形図である。
【図5】 オフセットキャンセル回路の第3実施例のブ
ロック図である。
【図6】 図5の各点における信号波形を示す波形図で
ある。
【符号の説明】
1…差動増幅器、2…A/D変換器、3…データ保持回
路、4…補正値演算回路、5…D/A変換回路、6…抵
抗器、7…レベル変換回路、8…データ保持回路、9…
ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寄本 浩二 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 高橋 篤 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 小松 康男 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 渡辺 誠 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−113775(JP,A) 特開 昭63−272169(JP,A) 特開 平4−167668(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/407

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサから出力される画信号を
    処理する画像処理装置において、画信号を一方の入力端
    子に入力する差動増幅器と、前記差動増幅器の出力信号
    をA/D変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手
    段の出力データに基づき、DCオフセットを打ち消すた
    めの補正値を設定する補正値設定手段と、前記補正値を
    D/A変換し、前記差動増幅器の他方の入力端子に入力
    するD/A変換手段とを具備し、前記差動増幅器と前記
    A/D変換手段との間に、前記A/D変換手段と前記D
    /A変換手段の単位ステップ当たりのレベル比に応じた
    レベル変換手段を設けたことを特徴とする画像処理装
    置。
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