JP3175191B2 - 自動洗濯機 - Google Patents

自動洗濯機

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JP3175191B2
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脱水槽が被脱水物のアン
バランス分布によって異常振動をすることを抑制するよ
うにした自動洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動洗濯機は図6、図7
に示すような構造になっていた。図において、1は外
枠、2は後記する脱水槽を外包する外槽、3は外槽2内
に同心的に取り付けられている脱水槽で、側面には多数
の脱水孔4があり、底部中央にある撹拌翼5とともに洗
濯兼脱水の役割を果している。6は変速機、7はモータ
で、これらは外槽2の下面に固定されている。8、9は
プーリで、モータ7の回転をVベルト10を介して変速
機6に伝えている。また、外槽2は吊り棒14、スライ
ダ16、圧縮ばね17などを介して外枠1の上部より防
振支持されている。12は球面座、13は止め金具、1
5は外槽支持部、18はばね座である。
【0003】前記スライダ16は、外槽支持部15と球
面摺動する球面部16aと、吊り棒14が摺動する円筒
部16bと、この円筒部16bの先端に形成した鉤部1
6cとから成り、ナイロン等の合成樹脂により成形して
いる。このスライダ16の鉤部16cと外槽支持部15
との間には板ばね状に成形したスライダ押え19が介在
しており、このスライダ押え19は外槽支持部15の材
質とは異なる例えばナイロンにより成形される。
【0004】この構成により吊り下げ部の自重の大小に
かかわらず水平方向にほぼ一定の摺動摩擦力を与え、脱
水時の被脱水物の不つりあいによって生ずる脱水槽3の
横振動を低減するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものでは、常時摺動摩擦力が働いているため、各部
品の劣化が激しく耐久性に乏しいという課題があった。
また、脱水起動時の横振動の低減には有効であるが、脱
水定常時には、摺動摩擦力によって外槽2の振動が外枠
1に伝わり易くなり、外枠1の振動が大きくなったり騒
音が発生するという課題もあった。
【0006】本発明は従来の課題を解決するもので、摺
動摩擦力を維持しつつ、吊り部の各部品の耐久性を向上
させた自動洗濯機を提供することを第1の目的としてい
る。
【0007】第2の目的は、脱水起動時のみ摺動摩擦力
を大きくして横振動を低減し、更に定常時には摺動摩擦
力を小さくして振動、騒音を低減した自動洗濯機を提供
することにある。
【0008】第3の目的は、脱水起動時に発生する横振
動と縦振動の両方を低減し、スムーズな起動が得られる
自動洗濯機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の第1の目的を達成
するために、本発明の自動洗濯機は、底部中央に撹拌翼
を設けた脱水槽と、この脱水槽を外包する外槽と、この
外槽を吊り棒と外槽支持部に球面摺動するスライダとこ
のスライダを付勢する防振ばねを介して支持する外枠と
を有し、前記スライダと外槽支持部の間のスライダ上に
スライダ磁石を設け、外槽支持部の上側には、前記スラ
イダ磁石と極性の異なる支持磁石を設けたものである。
【0010】第2の目的を達成するために、本発明の自
動洗濯機は、支持磁石を電磁石で構成し、脱水起動時の
み支持磁石を動作させたものである。
【0011】第3の目的を達成するために、本発明の自
動洗濯機は、前記支持磁石を円筒状の電磁石で構成し、
スライダの先端部を円錐状に成形してスリットを数箇所
設け、前記支持磁石をスライダの先端部に挿入し、支持
磁石と外槽支持部上面の間に圧縮ばねを介在させたもの
である。
【0012】
【作用】上記構成により本発明の自動洗濯機は、外槽と
スライダの接合部に設けたスライダ磁石と外槽支持部に
設けた支持磁石を異極にして互いに吸引するようにした
ため、外槽支持部とスライダが摺動するのを抑制するよ
うになり、脱水起動時の横振動を低減することができる
ものである。
【0013】また本発明の自動洗濯機は、支持磁石に電
磁石を使用し、脱水起動時のみ動作させてスライダ磁石
を吸引することによって横振動を低減し、定常時には電
磁石への通電を停止して外槽支持部とスライダを自由に
摺動させ、外枠への振動伝達を小さくしている。
【0014】また本発明の自動洗濯機は、脱水起動時、
スライダの先端に設けた円錐部に挿入した円筒状の電磁
石が吸引力によって、円錐部の径を小さくする方向に移
動し、数箇所設けたスリットが変形して吊り棒を圧迫す
るようになり、結果としてスライダが吊り棒にそって縦
に移動するのを抑制し外槽の縦振動を低減するようにな
る。定常時には電磁石への通電を停止するので、電磁石
は圧縮ばねによって上方に移動し、スリット部の圧迫が
解除されてスライダは自由に吊り棒にそって摺動するよ
うになり外枠への振動伝達は小さくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を添付図面にも
とづいて説明する。図1、図2に示す自動洗濯機は、底
部中央に撹拌翼24を設けた脱水槽26と、この脱水槽
26を外包する外槽20と、この外槽20を吊り棒30
と外槽支持部35に球面摺動するスライダ31と、この
スライダ31を付勢する防振ばね32を介して支持する
外枠28とを有し、前記スライダ31と外槽支持部35
の間のスライダ31上にスライダ磁石34を設け、外槽
支持部35の上側には、前記スライダ磁石34と極性の
異なる支持磁石36を設けたものである。
【0016】なお、外槽20の底部には動力伝達機構2
1が固着されており、この動力伝達機構21は外槽20
の底部に固着されたモータ22とベルトで連結されてい
る。動力伝達機構21の内側の撹拌翼軸23には撹拌翼
24が固定され、外側の軸25には脱水槽26が固定さ
れている。脱水槽26の上部には流体バランサー27が
具備されている。外槽20は外枠28の上端よりサスペ
ンション29を介して弾性的に吊り下げ支持されてい
る。サスペンション29は、吊り棒30とスライダ31
と防振ばね32とばね支持板33より構成されている。
そして、スライダ磁石34は外槽20とサスペンション
29の接合部のスライダ31上に固着され、支持磁石3
6は外槽支持部35の上側に固定されている。
【0017】上記構成により、洗濯終了後発生した布の
アンバランスによって、脱水起動時に外槽20は大きく
横振動しようとするが、スライダ磁石34と支持磁石3
6の吸引作用により、外槽支持部35とスライダ31の
摺動が抑制され、横振動が低減されるものである。
【0018】次に、第2の実施例について図3をもとに
説明する。自動洗濯機の全体構成は第1の実施例と同一
であるので、同一部分は同一符号を付けて説明を省略す
る。図において37は電磁石で構成された支持磁石、3
8は脱水起動後一定時間支持磁石37に通電する制御回
路、39は支持磁石37と制御回路38を接続するリー
ド線である。
【0019】上記構成により、洗濯終了後発生した布の
アンバランスによって脱水起動時外槽20は大きく横振
動しようとするが、スライダ磁石34と支持磁石37の
吸引作用により、外槽支持部35とスライダ31の摺動
が抑制され、横振動が低減されるものである。脱水起動
後一定時間経過して制御回路38は支持磁石37への通
電を停止する。スライダ磁石34と支持磁石37の吸引
作用が無くなり、外槽支持部35とスライダ31の摺動
が自由になり、外槽20の振動が外枠28に伝わりにく
くなり脱水定常時の外枠28の振動が低減されるもので
ある。
【0020】次に第3の実施例について図4、図5をも
とに説明する。自動洗濯機の全体構成は第1の実施例と
同一であるので、同一部分は同一符号を付けて説明を省
略する。図において、40は円筒状の電磁石で構成され
た支持磁石、41は支持磁石40を付勢する圧縮ばね、
31aはスライダ31の先端に形成された円錐部で、ス
リット31bが数箇所設けられて、スリット部31cが
構成されている。他の構成は第2の実施例と同様であ
る。
【0021】上記構成により、洗濯終了後発生した布の
アンバランスによって脱水起動時に外槽20は大きく横
振動しようとするが、スライダ磁石34と支持磁石40
の吸引作用により、外槽支持部35とスライダ31の摺
動が抑制され、横振動が低減されるものである。同時に
支持磁石40は円錐部31aの径を小さくするように下
方へ移動し、スリット部31cが変形して吊り棒30を
圧迫し、スライダ31が吊り棒30にそって摺動するの
を抑制して縦振動が低減される。脱水起動後、一定時間
経過して制御回路38は支持磁石40への通電を停止す
る。スライダ磁石34と支持磁石40の吸引作用が無く
なり、外槽支持部35とスライダ31の摺動が自由にな
る。一方支持磁石40は圧縮ばね41によって上方へ移
動し、スリット部31cの吊り棒30に対する圧迫が解
除され、外槽20の横振動及び縦振動が外枠28に伝わ
りにくくなり脱水定常時の外枠28の振動が低減され
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、スライダ磁
石と支持磁石を異極にして互いに吸引するようにしたた
め、外槽支持部とスライダが摺動するのを抑制するよう
になり、脱水起動時の横振動を低減することができると
同時に、摩擦を利用していないので各部品の耐久性も良
くなるものである。
【0023】また本発明は、支持磁石に電磁石を使用
し、脱水起動時のみ動作させてスライダ磁石を吸引する
ことによって横振動を低減し、定常時には電磁石への通
電を停止して外槽支持部とスライダを自由に摺動させ、
外枠への振動伝達を小さくして、定常時の振動騒音を低
減することができるものである。
【0024】さらにまた本発明は、脱水起動時にスライ
ダの先端に設けた円錐部に挿入した円筒状の電磁石が吸
引力によって、円錐部の径を小さくする方向に移動し、
数箇所設けたスリットが変形して吊り棒を圧迫すること
によって、結果としてスライダが吊り棒にそって縦に移
動するのを抑制して外槽の縦振動を低減し、定常時には
電磁石への通電を停止して電磁石を圧縮ばねによって上
方に移動させ、スリット部の圧迫を解除してスライダを
自由に吊り棒にそって摺動するようにしたため、低振動
で低騒音な脱水工程を実現することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における自動洗濯機の断
面図
【図2】第1の実施例における自動洗濯機の要部断面図
【図3】本発明の第2の実施例における自動洗濯機の要
部断面図
【図4】本発明の第3の実施例における自動洗濯機の要
部断面図
【図5】本発明の第3の実施例における自動洗濯機の要
部斜視図
【図6】従来の自動洗濯機の断面図
【図7】従来の自動洗濯機の要部断面図
【符号の説明】
20 外槽 24 撹拌翼 26 脱水槽 28 外枠 30 吊り棒 31 スライダ 31a 円錐部 31b スリット 31c スリット部 32 防振ばね 34 スライダ磁石 35 外槽支持部 36、37、40 支持磁石 41 圧縮ばね

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部中央に撹拌翼を設けた脱水槽と、この
    脱水槽を外包する外槽と、この外槽を吊り棒と外槽支持
    部に球面摺動するスライダとこのスライダを付勢する防
    振ばねを介して支持する外枠とを有し、前記スライダと
    外槽支持部の間のスライダ上にスライダ磁石を設け、外
    槽支持部の上側には、前記スライダ磁石と極性の異なる
    支持磁石を設けた自動洗濯機。
  2. 【請求項2】支持磁石を電磁石で構成し、脱水起動時の
    み動作させた請求項1記載の自動洗濯機。
  3. 【請求項3】支持磁石を円筒状の電磁石で構成し、スラ
    イダの先端部に円錐状に成形した円錐部を設け、前記円
    錐部にスリットを数箇所形成してスリット部を構成し、
    前記支持磁石を円錐部に挿入し、支持磁石と外槽支持部
    上面の間に圧縮ばねを介在させた請求項1または2記載
    の自動洗濯機。
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