JP3174630B2 - Romデバッガー装置 - Google Patents

Romデバッガー装置

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JP3174630B2
JP3174630B2 JP20709892A JP20709892A JP3174630B2 JP 3174630 B2 JP3174630 B2 JP 3174630B2 JP 20709892 A JP20709892 A JP 20709892A JP 20709892 A JP20709892 A JP 20709892A JP 3174630 B2 JP3174630 B2 JP 3174630B2
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rom
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尚人 藤井
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株式会社ハドソン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイコンソフトウェアを
開発するためのROMデバッガーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ROMに焼きこんで使用するプロ
グラムを開発する場合、ICE(インサーキットエミュ
レータ)でソフトウェアをデバッグしていた。ICEは
内部のプログラムの動作をみることのできないマイコン
を使った装置の開発に用いられる。
【0003】ターゲットマシンのCPUを抜き取り、こ
れにICEを接続してCPUへの全ての入力信号を取り
込み、ICE内で入力信号に基づいてターゲットマシン
のCPUの動作をシミュレートでき、プログラムはIC
Eに接続されるMDS(マイコン開発システム)上でデ
バッギングすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この作業はプ
ログラムをROMなどに焼くのに時間がかかり、ソフト
ウェアの開発効率が非常に悪いという問題点がある。
【0005】またCPUをハンダ付けしている場合に
は、ICEを接続するだけでも困難な仕事となってく
る。本発明はターゲットマシンのROMに直接テスト用
プログラムを焼き付けなくても、ターゲットマシンでテ
ストの行える装置を開発することを目的とする。
【0006】通常、マイコン用ソフトウェアの開発はパ
ソコンなどの上位機種で行う。開発のためのシステムが
整備されているからである。上位機種で完成したソフト
ウェアは、販売の対象になる下位機種いわゆるターゲッ
トマシンのROMに焼き付けてはじめて完成品となる。
【0007】ただしこの場合、上位機種で正常に動作し
たからといって、ターゲットマシンで正常に動作すると
は限らない。なぜなら、ターゲットマシンのCPUはソ
フトウェアを開発した上位機種よりも機能が落ち、処理
速度も遅いからである。またメモリ容量も一般に小さ
く、システム全体の処理能力も劣ったものとなっている
からだ。
【0008】このため、上位機種で開発したソフトウェ
アは必ずターゲットマシンでテストしなければならな
い。一度でテストが終了するということはなく、何度か
ターゲットマシンでテストを繰り返すことになる。ター
ゲットマシンでテスト結果、発生した問題点は、再度上
位機種で修正が行われ、再びターゲットマシンでの再試
験となる。
【0009】その度に、上位機種からターゲットマシン
のROMへのソフトウェア焼き付けが行われる。これは
非常に時間のかかる作業であるために、マイコン用ソフ
トウェアの開発に多大な時間を要していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、図1
に示すような、ターゲットマシンのROMにソフトウェ
アを焼き付けなくてもテストが行えるROMデバッガー
装置を開発した。
【0011】ROMデバッガーは、ROM、RAM、パ
ラレル通信I/Oの3種類のデバイスと、ROMプロー
ブからなる装置である。これを、ターゲットマシンのR
OMアドレスに、インバースNMI信号をROMプロー
ブを通して接続する。
【0012】NMI(non maskable in
terrupt)は、割り込み要因が発生しても、割り
込みが発生しないようにマスクレジスタが動作する信号
である。すなわち、強制的にターゲットマシンのROM
に代わって、ROMデバッガーをターゲットマシンのR
OMの代用をさせるわけである。
【0013】まず、ROMの中にNMIを使用したデバ
ッガープログラム、パラレル通信I/Oを使用した通信
プログラムならびにIPLをコンパクトにして焼いてお
く。
【0014】また、ROMデバッガーはパラレル通信ポ
ートを通してホストパソコンと接続する。このとき、ホ
ストパソコンはターゲットマシン用ソフトウェアを開発
する上位マシンになるわけであるから、ホストパソコン
にはターゲットマシンのソフトウェア開発用のシステム
を移植しておく。
【0015】このようなシステム構成にしてから、ホス
トコンピュータでソフトウェアの開発を行う。ホストで
完成したら、それをパラレル通信ポートよりROMデバ
ッガーのRAMに転送する。転送されたソフトウェアは
すぐにターゲットマシンでテストが行える。
【0016】ROMデバッガーのRAMとROMが、タ
ーゲットマシンのROMの働きをしているからである。
このテスト結果、発生した問題点は再びホストコンピュ
ータで修正し、修正後は再びROMデバッガーに送り、
ターゲットマシンでテストを繰り返す。RAMはROM
と違って読み書きが自由に行えるメモリであるから、こ
のような処理が短時間で繰り返し行えるわけである。
【0017】図2は、以上の開発手順を流れ図にしたも
のである。ROMデバッガーのROMには、ターゲット
マシンの機種ごとに固定したシステム要素(IPLや通
信プログラム等)をあらかじめ焼き付けておく必要があ
るが、一度焼付けを行っておけば、ROMの内容は電源
を落としてもそのまま維持されるから、それ以降はこの
焼付け作業は必要ない。
【0018】ROMデバッガーは汎用性があるから、タ
ーゲットマシンの機種が代わるたびにROMの内容をタ
ーゲットマシンに、その機種に合わせたシステム(IP
L等)を焼き付ければ、機種が変わっても同じROMデ
バッガーで対応が取れる。
【0019】RAMには、頻繁に変わる内容をコピーす
るときに使う。ソフトウェアはもちろんのこと、ソフト
ウェアが利用するデータもこのRAM上にコピーしてテ
ストを行う。
【0020】ターゲットマシンでテストが完了すれば、
ソフトウェアは完成したことになる。出荷時は、ROM
デバッガーを外し、ROMデバッガーの部分にターゲッ
トマシンのROMを装着する。このとき初めて、ROM
デバッガーのROMの内容と開発したソフトウェアおよ
びデータを、ターゲットマシンのROMに焼き付ける。
したがって、ターゲットマシンへの焼き付け作業は完成
品のみであるから、時間のかかるROMへの焼き付け作
業は1回ですむ。
【0021】
【発明の効果】時間のかかるターゲットマシンのROM
への焼き付け作業が完成品のみでよいので、ROM焼き
付けという面倒な作業もなく、開発期間が大幅に短縮化
できる。またROMデバッガーは汎用性のあるシステム
であるから、ターゲットマシンの機種によらず、幅広い
応用ができる。もっともこの場合には、ROMデバッガ
ーにターゲットマシンの機種に対応した、IPL等のシ
ステムプログラムを焼き付けることは必要となるが。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のROMデバッガーの構成の説明図であ
る。
【図2】本発明のROMデバッガーを利用した場合の開
発手順の流れ図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットマシンのROMに書き込まれて
    用いられるソフトウエアを開発するROMデバッガー装
    置において、 (1)NMI(non maskable interrupt)を用いたデバッ
    ガープログラム、パラレル通信I/Oを用いた通信プロ
    グラム、およびIPLを含むROM、 (2)前記ターゲットマシンのROMに記録して用いら
    れるソフトウエアを収納するRAM、 (3)前記ターゲットマシンのROMアドレスに接続す
    るROMプローブ、 を備えたことを特徴とするROMデバッガー装置。
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