JP3174305U - 両肩用サポータ及びその機能を有する被服 - Google Patents

両肩用サポータ及びその機能を有する被服 Download PDF

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Abstract

【課題】肩から腕の動きを保障しつつ保温効果と伸縮性を保持するするとともに、両肩を引き寄せるような伸縮力を正しく発揮させて姿勢矯正に役立つ両肩用サポータ及びその機能を有する被服を提供する。
【解決手段】筒形状の中央にその長手方向に沿って切れ込み部が形成されて、中央の切れ込み部から左右端側の筒状肩部6に左右の手を通して左右の肩H1から腕を覆う。左右の筒状肩部6は、筒状の伸縮性を有する編物に伸縮性を補う凸状部3が所定箇所を表面側に隆起させることで形成され、左右の肩H1から腕を伸張した状態では、所定間隔をおいて凸状部3と凹状部4が交互に表れ、伸張状態を解除すると、隆起した凸状部3と凸状部4が接触してそれ以上には収縮しない構造になっている。
【選択図】図5

Description

本考案は、丸編みで筒形状に編成された肩用サポータであって、中央の切れ込み部から左右の手を通して、左右端側の筒状部で左右の肩から腕を覆う両肩用サポータ及びその機能を有する被服に関する。
従来、肘、脹脛や肘等の身体部位に用いる両肩用サポータとしては、伸縮性を有する糸を使用して筒状に形成したものが広く利用されている(例えば特許文献1)。本願出願人も、内部が中空で円環状の伸縮自在な編物、つまりヘッドバンド、ヘアーバンド、リストバンド、アームバンド、レッグバンド(レッグウオーマー)、ウエストバンド、サポータ、腹巻き、襟巻き等になる、手首、足首、肘、肘、首等の身体部位に装着して使用される両肩用サポータの特許出願等をしている(例えば特許文献2、3)。また、丸編みで筒形状に編成された肩用サポータも使用されている(図8)。さらに、中央の切れ込み部から左右の手を通して、左右端側の筒状部で左右の肩から腕を覆う両肩用サポータも開示されている(例えば特許文献4)。
しかし、従来から使用されている一般的な筒状の両肩用サポータは、上記身体部位に使用された場合、各部位の伸縮に対応しきれず、最初の装着位置から徐々にずれてしまうことがほとんどであった。例えば、肘に筒状の両肩用サポータを使用した状態で、肘を屈伸させたとき、肘の表側(肘頭側)は伸張し、逆に裏側は収縮することになる。このため、両肩用サポータ の肘の表側部分と裏側部分では伸縮方向が逆になり、肘の屈伸運動に付いていけなくなる。この結果、両肩用サポータの肘の表側部分は身体部位の伸張についていけず当初位置からずれてしまい、逆に裏側部分は、収縮についていけず、当初位置からずれてしまうこととなる。
そこで、本願出願人は、筒状の伸縮性を有する編物に伸縮性を補う凸状部が所定箇所を表面側に隆起させることで形成され、所定間隔をおいて凸状部と凹状部が交互に表れ、伸張状態を解除すると、隆起した凸状部と凸状部が接触してそれ以上には収縮しない構造になっている筒形状の身体用バンドを既に提供している。
特開2002−30505号公報 特開平11−61528号公報 登録実用新案第3062456号公報 意匠登録第1109672号公報 特許第4117303号公報
ところで、特許第4117303号公報の筒形状の身体用バンドは、その凹凸状構造から保温にも効果を発揮することが明らかになってきた。すなわち、所定間隔をおいて凸状部と凹状部が交互に表れ、伸張状態を解除すると、隆起した凸状部と凸状部が接触してそれ以上には収縮しない構造になっているからである。
また、特許第4117303号公報は、肘や肘などを部分的に保護するものであるが、丸編みのもつ機能に着目すれば、サポータの機能として、使用する身体部位によっては、よりその機能を発揮させることができると考えられる。すなわち、背筋の矯正などに効果を発揮するとともに、保温効果も発揮すると考えられる。なお、特許文献4の意匠登録第1109672号公報の両肩用サポータでは、編み種類についてもその伸縮性の方向についての記載がなく、背筋矯正や効果的な保温効果は十分ではないと考えられる。
そこで、本考案の目的は、肩から腕の動きを保障しつつ保温効果と伸縮性を保持するとともに、両肩を引き寄せるような伸縮力を正しく発揮させて姿勢矯正に役立つ両肩用サポータ及びその機能を有する被服を提供することにある。
本考案の両肩用サポータは、丸編みで筒形状に編成された肩用サポータであって、筒形状の中央に切れ込み部が形成されて、中央の切れ込み部から左右の手を通して、左右端側の筒状肩部で左右の肩から腕を覆うことを特徴とする。
この考案によれば、中央の切れ込み部から左右の手を通して、左右端側の筒状肩部で左右の肩から腕を覆うと、切れ込み部が形成された中央部を含めて丸編み持つ方向性の伸縮力が有効に発揮させて、左右の肩を引き寄せるような作用を発揮し、姿勢矯正のサポータとして好適なものとなる。また、丸編み持つ方向性の伸縮力は、左右の腕の動きにも追従して、左右の腕の動きを妨げることを可能な限り抑制する。
本考案としては、前記筒形状の中央は、前記左右端側の筒状肩部よりも径が小さく、かつ、周方向の締め付け力が強くされていることが好ましい。
この考案によれば、左右の肩を引き寄せるような作用をより強く発揮する。
本考案としては、前記左右端側の筒状肩部から延長されて、左右の肘の上部を覆う筒状腕部又は左右の肘を覆う筒状肘部が設けられていることが好ましい。
本考案によれば、肩から腕部又は肘部まで長手方向に延長したことから、左右の肩を引き寄せる方向の力が強くすることができるとともに、長さを延長した分、保温効果も高くなる。
本考案としては、少なくとも前記左右の筒状肩部又は左右の筒状肘部は、筒状の伸縮性を有する編物に伸縮性を補う凸状部が所定箇所を表面側に隆起させることで形成され、左右の肩から腕を伸張した状態では、所定間隔をおいて凸状部と凹状部が交互に表れ、伸張状態を解除すると、隆起した凸状部と凸状部が接触してそれ以上には収縮しない構造になっていることが好ましい。サポータの全体を上記構造にしても良い。
この考案によれば、筒状の伸縮性を有する編物に伸縮性を補う凸状部が所定間隔をおいて設けられているため、身体部位において、収縮部分と伸張部分が同時に現れても、編物本来の伸縮性に加えて凸状部が更にその伸縮性を補うため、十分に身体部位の伸縮に対応することができ、身体部位に対して位置ずれ難いものとなる。一方、身体部位の収縮部分では、この収縮に合わせて両肩用サポータも収縮するが、上記凸状部と凸状部との接触によってそれ以上の収縮は生じ難くなる。このため、凹状部の身体部位との接触位置をずらすことがない。また、この考案によれば、上記凸状部が、筒状の伸縮性を有する編物の所定箇所を表面側に隆起させることで形成されるため、身体部位の伸張部分では、この伸張に合わせて上記凸状部の隆起が直線形状(平坦な形状に)に変形する一方、身体部位の収縮部分では、この収縮に合わせて上記凸状部が更に隆起するように変形する。このように、上記編物本来の伸縮に加えて、身体部位の伸縮に合わせて上記凸状部が変形することで、身体部位の伸縮に十分に対応することができ、ずれが生じ難くなる。左右の腕の動きにもずれが生じ難くなるが、そのことは左右の肩を引き寄せる方向の力が正しく作用することを意味する。
また、前記凹凸構造は、全体の編地として凹状部に重ね合わせるように凸状部が所定間隔で設けられて形成されていることを特徴とする。このため、全体の長手方向の伸縮力を発揮させながら所定間隔の凸状部と凸状部とを接近させるようにもなる。
そして、上記両肩用サポータの機能を有する被服、すなわちシャツ(下着に使用する)やジャージや上着として使用すると、保温性と姿勢矯正機能を有する下着や上着となる。
本考案によれば、丸編みで筒形状の中央に切れ込み部を形成することにより、肩から腕の動きを保障しつつ保温効果と伸縮性を保持するするとともに、両肩を引き寄せるような伸縮力を発揮させて姿勢矯正に役立つ効果を発揮する。また、本考案によれば、肩から腕部又は肘部まで長手方向に延長すると、左右の肩を引き寄せる方向の力が強くできるとともに、長さを延長した分、保温効果も高くなる。上記両肩用サポータの機能を有する被服として使用すると、保温性と姿勢矯正機能を有する下着や上着となる。
本考案の基本的な構造(部分構造)を示す斜視図である。 上記基本的な構造の使用状態での断面図であり、(a)は、身体部位が伸縮していないときの上記実施の形態の断面図であり、(b)は、身体部位が伸張しているときの上記実施の形態の伸張部分での断面図であり、(c)は、身体部位が収縮しているときの上記実施の形態の収縮部分での断面図である。 本考案の第1ないし第3の実施の形態の基本構造を示す図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその筒状を伸長させた状態を示す図である。 本考案の第2の実施の形態を示す図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその斜視図である。 上記第1の実施の形態の使用状態を示す側面図である。 本考案の第2の実施の形態を示す正面図である。 上記第2の実施の形態の使用状態を示す正面図である。 上記第2の実施の両肩用サポータを被服として使用する正面図である。 本考案の第3の実施の形態を示す斜視図である。 上記第3の実施の形態の使用状態を示す背面図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本考案の実施の形態の両肩用サポータ1A,1B,1Cの基本構造Zは、図1の部分斜視図と図2(a)(b)(c)に示すように、筒状の伸縮性を有する編物に伸縮性を補う凸状部3が所定箇所に設けられ、凸状部3と凸状部3の間は凹状部4が設けられ、凸状部3と凹状部4が交互に設けられている基本構造Zである。
凹凸状の編物は、伸縮性を有する糸を一般的な緯編み機や複数本の編み棒等を用いて丸編みすることで形成される。具体的には、表面が裏目編みとなるように、凹凸状の外周方向に沿って1段ずつ編んでいくことで形成される。ここで、凹凸状の編物を得るために、上記丸編みを使用せず、平面形状に編みあげた編物の両端部を結合させて、筒形状としてもよい。本実施の形態では、伸縮性を有する糸として毛糸を使用しているが、他の糸を使用してもよく、又、トルマリン、ゲルマニウムの繊維やゴム糸等を使用すると、ヘルス効果のある両肩用サポータとなり、その用途が広がることとなる。
平面形状の編物には、所定間隔ごとに、伸縮性を有する糸が所定幅重ね編みされる。すなわち、平面形状の編物の表面から、伸縮性を有する糸(毛糸)を凹凸状の外周方向に沿って1段ずつ裏目編みしながら編み重ねていき、所定幅編み重ねた時点で、所定間隔離れた次の箇所に移り同様の作業を繰り返す。伸縮性を有する糸(毛糸)は、複数本を束ねるように使用されるものでも良い。このようにすると、平面形状の編物のうち、表面から重ね編みされた部分には、表面から重ね合わされた糸によって常に外側に引っ張られる力が働くことになる。このため、平面形状の編物に外部から力が加わっていない状態では、上記重ね編みされた部分が、外側に向かって隆起し、凸状部3を形成され、凸状部3と凸状部3との谷間部分に凹状部4が設けられた両肩用サポータZが製造される。ここで、凸状部3の幅をどうするか、或いは、その個数や配置間隔をどうするかは、重ね合わされる糸の範囲を変更することで任意に調整可能である。例えば、等間隔にしても良く、順次間隔が広くなったり狭くなったりするものでもよい。また、重ね合わせる糸の色を変化させることで、各凸状部の色を自在に調節できるので、糸が重ね合わされない部分の編物の色と合わせて、模様の変化を引き起こすファッション性に優れた両肩用サポータZを得ることができる。
図3(a)(b)は、上記基本構造Zの中央を細くした例Z1である。すなわち、筒形状の中央は、前記左右端側の筒状肩部6よりも径が小さく、かつ、周方向の締め付け力が強くされている例Z1の写真撮影した図であり、図3(b)は、筒状の内側から拡大した図であるが、黒色の糸aで凹状部4と凹状部4が編成され、これらの凹状部4と凹状部4の間の凸状部3にも黒色の糸aが所定間隔で丸編みで編まれている。すなわち、細い経糸aが全体的に配され、その所定間隔をおいて太い緯糸により更に凸状部3が細い黒の経糸aと重なり合って(ループを組んで)凸になり、その結果凹状部4が黒として認識できる。これにより、凸状部3と凸状部3とが接触し易くなっている(図3(a))とともに、全体の菜が手方向の引っ張りによる伸縮力も強く発揮する構造になっている。そして、黒色の凹状部4と凸状部3の糸の伸縮力をこれら相互間で変更することができる。例えば、黒色の凹状部4を凸状部3の糸の伸縮力よりも強くしたり弱くしたり(強くしたほうが緑色の凸状部3や黄色の凸状部3が接触し易くなる。)、又、一方の凸状部3を凹状部4を介して隣接する凸状部3の糸の伸縮力よりも強くしたり弱くしたりすることで、伸縮力に差を設けることが可能である。また、本実施の形態では、凸状部3の幅を黒色の凹状部4の幅よりも広くして、隣接する凸状部3と凸状部3が接触し易くしている。
このような図1と図2の基本構造Zや図3(a)(b)の基本構造Z1の長手方向に切り込み(スリット)を形成することで、後述する実施の形態の両肩用サポータ1A,1B,1Cが製造されるが、これら全体を伸張した状態では所定間隔をおいて凸状部3が表れ(凸状部3と凹状部4が交互に表れ)、伸張状態を解除すると凸状部3のみが連続するように表れる。つまり、収縮した場合でも、隆起した凸状部3と凸状部3が接触して、それ以上には収縮しない構造になっている(図3(a))。両肩に位置する部分が基本構造Z,Z1の構造になっており、基本構造Z1の表面には、凸状部3が所定間隔おきに現れている。凸状部3の内面3bは、凸状部3の隆起のため浮き上がった状態となっており、身体部位とは接触していない構造である。
また、筒状の伸縮性の編物の両端が上記凸状部3aとして設けられ、腰部や肘上や肘下に装着させたとき、両端の凸状部3aがストッパとして機能する。なお、上記凸状部3aは、他の凸状部3よりも広幅にしたり、その表面にウレタン樹脂の滑り止めを施しても良い。
図4(a)(b)は、本実施の形態の両肩用サポータ1Aの正面図と斜視図であり、筒形状の中央に切れ込み部5が大きく形成されて、中央の切れ込み部5から左右端側の筒状肩部6に左右の手を通して、左右の肩H1から腕を覆う構造である(図5)。なお、図3(a)のように中央を左右端側の筒状肩部6よりも径が小さくすると、より伸縮力を発揮する。また、切り込み部5の周囲は、ほつれ防止加工が施されていたり、又、伸縮性の強い糸でほつれ防止の縫製がされている。
したがって、本実施の形態の両肩用サポータ1Aを使用するときは、図4に示すように、中央の切れ込み部5から左右端側の筒状肩部6に左右の手を通して、左右の肩から腕を覆うことにより装着すると、左右から腕を中央に引き寄せるような力が働くようになる。そして、肩H1や腕を動かすと、伸長するが、上記凹凸構造3,4になっているので、保温性を維持しつつ伸長する。
図6と図7は、上記第1の実施の形態を更に長くした両肩用サポータ1Bの第2の実施の形態であり、肘H2の近くまで筒状肩部(半そでの袖)6Bが設けられている。したがって、その長さの分だけ保温性を維持できるとともに、左右から腕(更には肘H2)を中央に引き寄せるような力が強く働くことになる。また、腕から肩部H1にかけての動きに対しても上記凹凸構造3,4が機能して、動きの保障と保温効果を発揮する。
図8は、上記第2実施の形態を被服としたもので、下着のシャツSに適用したもの例Sである。すなわち、シャツの肩から半そでの袖の部分を上記第2の実施の形態の両肩用サポータ1Bとして取りこんで製造するものである。なお、このシャツSの全体を上記基本構造ZやZ1としても良い。このようにすると、矯正用の下着としてその保温効果の高いものを提供することができる。
図9と図10は、上記両肩用サポータ1Bを更に長くした両肩用サポータ1Cであり、肘H2を覆うようになっている両肩用サポータ1Cである。すなわち、筒状肘部7が設けられている。この場合、全体を上記凹凸構造3,4としても良いが、関節部分である肩H1と肘部分H2だけに上記凹凸構造3,4とした筒状肩部6Cと筒状肘部7を設けて、その他は通常の丸編みとしても良い。なお、全体を上記凹凸構造3,4とする方が保温性が高くなる。また、肘の部分には、切れ込み部5はない。このように肘H2も覆うことにより、その長さの分だけ保温性を維持できるとともに、左右から腕を中央に引き寄せるような力が強く働くことになる。そして、肘H2の部分のみ動かしても、上記凹凸構造3,4の伸縮の影響は肩H1には及ばない構造になっている。本実施の形態の両肩用サポータ1Cの切れ込み部5は、上記第1や第2のそれよりも小さく形成されている。
上記両肩用サポータ1Cの肘H2の部分の動作を説明すると、肘H2を伸長すると、基本構造Zの肘の表側部分では、身体部位に直接接触している凹状部4が身体部位との摩擦力によって伸張方向に引っ張られる。凹状部4が引っ張られると、その引張り力は凸状部3にも伝達され、凹状部4が伸張する前段階で、凸状部3の隆起した形状が、略直線形状(平坦形状)へと変化していく(図2(b))。これによって、凹状部4の身体部位との接触位置をずらすことなく、ある程度の身体部位の伸張に対応することができる。そして、凸状部3が直線形状へと変化し身体部位と接触した後に、更に身体部位の伸張が続く場合は、今度は、凹状部4の伸張と凸状部3の伸張が開始する。このように、編物の伸縮性、つまり凸状部3と凹状部4の伸縮性に加え、凸状部3の変形がこれらの伸縮性を補うことにより、従来の両肩用サポータのように、身体部位の伸張についていけず、当初の装着位置からずれてしまうといった問題を解消できる。
肘H2の屈伸をすると、肘の表側(肘頭側)が伸張するのと同時に、肘の裏側は収縮する。このとき、基本構造Zの肘の裏側部分では、身体部位に直接接触している凹状部4が身体部位との摩擦力によって伸縮方向に引っ張られる。凹状部4が引っ張られると、その引張り力は凸状部3にも伝達され、凸状部3の隆起した形状が、更に隆起するように変化していく(図2(c))。身体部位の収縮部分では、この収縮に合わせて基本構造Zも収縮するが、上記凸状部3と凸状部3との接触によってそれ以上の収縮は生じ難くなる(収縮状態は一定位置で停止する)。これによって、凹状部4の身体部位との接触位置をずらすことなく、ある程度の身体部位の収縮に対応することができる。すなわち、肘等の関節の動きに合わせて伸び縮みして、締め付けることなくずれ難い。この結果、従来の両肩用サポータのように、身体部位の収縮についていけず、当初の装着位置からずれてしまうといった問題を解消できる。
以上、上記各実施の形態では、それぞれ全体が、所定間隔をおいて凸状部3と凹状部4が交互に表れ、伸張状態を解除すると、隆起した凸状部3と凸状部4が接触してそれ以上には収縮しない構造になっているもので説明したが、必ずしも全部に施す必要はなく、特に関節部分以外の部分では通常の丸編みとしても良い。
1A,1B,1C 両肩用サポータ、
Z,Z1 基本構造の両肩用サポータ、
3 凸状部、
4 凹状部、
5 切れ込み部、
6,6B,6C 筒状肩部、
7 筒状肘部、
H1 肩、H2 肘、
S 被服(シャツ)

Claims (6)

  1. 丸編みで筒形状に編成された肩用サポータであって、筒形状の中央に切れ込み部が形成されて、この中央の切れ込み部から左右端側の筒状肩部に左右の手を通して、左右端側の筒状肩部で左右の肩から腕を覆うことを特徴とする両肩用サポータ。
  2. 前記筒形状の中央は、前記左右端側の筒状肩部よりも径が小さく、かつ、周方向の締め付け力が強くされていることを特徴とする請求項1記載の両肩用サポータ。
  3. 前記左右端側の筒状肩部から延長されて、左右の肘の上部を覆う筒状腕部又は左右の肘を覆う筒状肘部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の両肩用サポータ。
  4. 少なくとも前記左右の筒状肩部又は左右の筒状肘部は、筒状の伸縮性を有する編物に伸縮性を補う凸状部が所定箇所を表面側に隆起させることで形成され、左右の肩から腕を伸張した状態では、所定間隔をおいて凸状部と凹状部が交互に表れ、伸張状態を解除すると、隆起した凸状部と凸状部が接触してそれ以上には収縮しない構造になっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の両肩用サポータ。
  5. 前記凹凸構造は、全体の編地としての凹状部に重ね合わせるように凸状部が所定間隔で設けられて形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の両肩用サポータ。
  6. 前記両肩用サポータの機能を有するシャツ、ジャージ、上着として使用することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の被服。








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