JP3173992B2 - 流動床式焼却炉 - Google Patents
流動床式焼却炉Info
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- JP3173992B2 JP3173992B2 JP10596596A JP10596596A JP3173992B2 JP 3173992 B2 JP3173992 B2 JP 3173992B2 JP 10596596 A JP10596596 A JP 10596596A JP 10596596 A JP10596596 A JP 10596596A JP 3173992 B2 JP3173992 B2 JP 3173992B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C10/00—Fluidised bed combustion apparatus
- F23C10/18—Details; Accessories
- F23C10/20—Inlets for fluidisation air, e.g. grids; Bottoms
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/30—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having a fluidised bed
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみや産業廃
棄物などを焼却する流動床式焼却炉に関する。
棄物などを焼却する流動床式焼却炉に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の流動床式ごみ焼却炉は、図１０に
示すように、燃焼室２およびフリーボード空間３を形成
する炉本体１の前部側壁１ａに、ごみ投入口４が形成さ
れるとともに、後方底部に流動媒体Ｓを除いて焼却灰や
不燃物を排出する排出装置５を備えた灰排出口６が形成
されている。燃焼室２の下部には複数の分散空気管７が
互いに平行に水平方向に貫設されていた。
示すように、燃焼室２およびフリーボード空間３を形成
する炉本体１の前部側壁１ａに、ごみ投入口４が形成さ
れるとともに、後方底部に流動媒体Ｓを除いて焼却灰や
不燃物を排出する排出装置５を備えた灰排出口６が形成
されている。燃焼室２の下部には複数の分散空気管７が
互いに平行に水平方向に貫設されていた。
【０００３】上記構成において、分散空気管７から炉本
体１内に噴射される分散空気により、流動媒体Ｓを流動
化させて加熱され、ごみ投入口４から投入されたごみに
混合されてごみを加熱、流動化することにより、燃焼室
２の上部の燃焼ゾーンで燃焼させる。これにより焼却さ
れた灰は流動媒体Ｓの流動により灰排出口６に運ばれて
排出される。
体１内に噴射される分散空気により、流動媒体Ｓを流動
化させて加熱され、ごみ投入口４から投入されたごみに
混合されてごみを加熱、流動化することにより、燃焼室
２の上部の燃焼ゾーンで燃焼させる。これにより焼却さ
れた灰は流動媒体Ｓの流動により灰排出口６に運ばれて
排出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、分散空気管
７は、左右の側壁を貫通して掛け渡されており、その間
隔は１００〜１５０ｍｍ程度に設定されているが、投入
されるごみ中に、これより大きい大形不燃物や針金など
の線状不燃物などが混入したり、あるいは大型のクリン
カ塊が生成されると、その間隔が狭いため、分散空気管
７上に溜まり、灰排出口６から抜き出せず、運転不能に
陥るという問題があった。
７は、左右の側壁を貫通して掛け渡されており、その間
隔は１００〜１５０ｍｍ程度に設定されているが、投入
されるごみ中に、これより大きい大形不燃物や針金など
の線状不燃物などが混入したり、あるいは大型のクリン
カ塊が生成されると、その間隔が狭いため、分散空気管
７上に溜まり、灰排出口６から抜き出せず、運転不能に
陥るという問題があった。
【０００５】本発明のうち請求項１記載の発明は、上記
問題点を解決して、大形や線状の不燃物やクリンカなど
をスムーズに排出できる流動床式焼却炉を提供すること
を目的とする。
問題点を解決して、大形や線状の不燃物やクリンカなど
をスムーズに排出できる流動床式焼却炉を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項１記載の発明は、底部に灰排出口を形
成した燃焼ゾーンの下部に、側壁から斜め下方に片持ち
状に突出されて多数の分散空気孔を有する複数の燃焼用
分散空気管を配設し、これら燃焼用分散空気管の先端部
と先端側の側壁の間に、幅の狭い通常不燃物排出空間と
幅の広い大形不燃物排出空間とを形成したものである。
に本発明の請求項１記載の発明は、底部に灰排出口を形
成した燃焼ゾーンの下部に、側壁から斜め下方に片持ち
状に突出されて多数の分散空気孔を有する複数の燃焼用
分散空気管を配設し、これら燃焼用分散空気管の先端部
と先端側の側壁の間に、幅の狭い通常不燃物排出空間と
幅の広い大形不燃物排出空間とを形成したものである。
【０００７】また、請求項２記載の発明は、底部に灰排
出口を形成した燃焼ゾーンの下部に、両側壁からそれぞ
れ斜め下方に片持ち状に突出されて多数の分散空気孔を
有する複数の燃焼用分散空気管を配設し、これら燃焼用
分散空気管の先端部間に、幅の狭い通常不燃物排出空間
と幅の広い大形不燃物排出空間とを形成したものであ
る。さらにまた請求項３記載の発明は、底部に灰排出口
を形成した燃焼ゾーンの下部に、対向する側壁からそれ
ぞれ斜め下方に片持ち状に突出されて多数の分散空気孔
を有する複数の燃焼用分散空気管を配設し、これら燃焼
用分散空気管の先端部間に、幅の狭い通常不燃物排出空
間と幅の広い大形不燃物排出空間とを形成したものであ
る。
出口を形成した燃焼ゾーンの下部に、両側壁からそれぞ
れ斜め下方に片持ち状に突出されて多数の分散空気孔を
有する複数の燃焼用分散空気管を配設し、これら燃焼用
分散空気管の先端部間に、幅の狭い通常不燃物排出空間
と幅の広い大形不燃物排出空間とを形成したものであ
る。さらにまた請求項３記載の発明は、底部に灰排出口
を形成した燃焼ゾーンの下部に、対向する側壁からそれ
ぞれ斜め下方に片持ち状に突出されて多数の分散空気孔
を有する複数の燃焼用分散空気管を配設し、これら燃焼
用分散空気管の先端部間に、幅の狭い通常不燃物排出空
間と幅の広い大形不燃物排出空間とを形成したものであ
る。
【０００８】また請求項４記載の発明は、燃焼用分散空
気管の傾斜角を３〜３０°の範囲としたものである。
気管の傾斜角を３〜３０°の範囲としたものである。
【０００９】さらに請求項５記載の発明は、燃焼用分散
空気管の本体に分散空気を噴出する多数の主分散空気孔
を形成するとともに、先端部に不燃物排出空間に向かっ
て分散用空気を噴射する先端分散空気孔を形成したもの
である。
空気管の本体に分散空気を噴出する多数の主分散空気孔
を形成するとともに、先端部に不燃物排出空間に向かっ
て分散用空気を噴射する先端分散空気孔を形成したもの
である。
【００１０】上記請求項１記載の発明によれば、流動媒
体内に含まれる大形の不燃物は、燃焼用空気分散管上を
下方に案内されて、滞留することなく幅の広い大形不燃
物排出空間から灰排出口に案内され、また線状の不燃物
は燃焼用空気分散管上から滞留することなく、先端部を
介して大形または通常不燃物排出空間から灰排出口に案
内され、スムーズに排出される。
体内に含まれる大形の不燃物は、燃焼用空気分散管上を
下方に案内されて、滞留することなく幅の広い大形不燃
物排出空間から灰排出口に案内され、また線状の不燃物
は燃焼用空気分散管上から滞留することなく、先端部を
介して大形または通常不燃物排出空間から灰排出口に案
内され、スムーズに排出される。
【００１１】また請求項２または３記載の発明によれ
ば、両側壁から燃焼用空気分散管をそれぞれ突出して、
その先端部間に不燃物排出空間を形成することにより、
片持ち状に突出された燃焼用空気分散管を短く設定する
ことができて、流動媒体およびごみを保持できる強度を
容易に確保することができる。
ば、両側壁から燃焼用空気分散管をそれぞれ突出して、
その先端部間に不燃物排出空間を形成することにより、
片持ち状に突出された燃焼用空気分散管を短く設定する
ことができて、流動媒体およびごみを保持できる強度を
容易に確保することができる。
【００１２】さらに請求項４記載の発明によれば、燃焼
用分散空気管の傾斜角を３〜３０°の範囲とすることに
より、分散管上に滞留される不燃物は重く、その自重で
下方に移動してよりスムーズに排出することができる。
用分散空気管の傾斜角を３〜３０°の範囲とすることに
より、分散管上に滞留される不燃物は重く、その自重で
下方に移動してよりスムーズに排出することができる。
【００１３】さらに請求項５記載の発明によれば、燃焼
用分散空気管の先端分散空気孔から不燃物排出空間に向
かって分散用空気を噴射することにより、燃焼用分散空
気管上の不燃物を不燃物排出空間への落下時、その部分
の流動媒体の流れを促進させ、抵抗なく落下させること
ができる。
用分散空気管の先端分散空気孔から不燃物排出空間に向
かって分散用空気を噴射することにより、燃焼用分散空
気管上の不燃物を不燃物排出空間への落下時、その部分
の流動媒体の流れを促進させ、抵抗なく落下させること
ができる。
【００１４】
【００１５】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る流動床式ご
み焼却炉の実施の形態を図１〜図９に基づいて説明す
る。なお、従来と同一の部材は同一符号を付し、説明は
省略する。
み焼却炉の実施の形態を図１〜図９に基づいて説明す
る。なお、従来と同一の部材は同一符号を付し、説明は
省略する。
【００１６】図１〜図４は、燃焼用分散空気管１１を左
右の両側壁１ｂ，１ｃに突設した第１の実施の形態を示
す。すなわち燃焼ゾーン２ｂの下部で流動媒体Ｓ中に
は、左右の両側壁１ｂ，１ｃからそれぞれ斜め下方傾斜
角θで片持ち状に突出された複数の燃焼用分散空気管１
１が互いに平行に配設されており、これら燃焼用分散空
気管１１の先端部間に不燃物排出空間１２が形成されて
いる。
右の両側壁１ｂ，１ｃに突設した第１の実施の形態を示
す。すなわち燃焼ゾーン２ｂの下部で流動媒体Ｓ中に
は、左右の両側壁１ｂ，１ｃからそれぞれ斜め下方傾斜
角θで片持ち状に突出された複数の燃焼用分散空気管１
１が互いに平行に配設されており、これら燃焼用分散空
気管１１の先端部間に不燃物排出空間１２が形成されて
いる。
【００１７】前記燃焼用分散空気管１１には、図４に示
すように、本体の側面に分散空気を側方に噴出する多数
の主分散空気孔１３が形成されるとともに、各燃焼用分
散空気管１１の先端部に、軸心方向に不燃物排出空間１
２に向かって分散用空気を噴射する先端分散空気孔１４
が形成され、この先端分散空気孔１４により、燃焼用分
散空気管１１上に滞留する不燃物を不燃物排出空間１２
側に流動させることができる。またこれら燃焼用分散空
気管１１は傾斜角θが３〜３０°の範囲に設定されてお
り、これは傾斜角θが３°未満では不燃物の滞留を解消
することが困難であり、また傾斜角θが３０°を越える
と流動媒体Ｓの分散に悪影響を与えるためである。
すように、本体の側面に分散空気を側方に噴出する多数
の主分散空気孔１３が形成されるとともに、各燃焼用分
散空気管１１の先端部に、軸心方向に不燃物排出空間１
２に向かって分散用空気を噴射する先端分散空気孔１４
が形成され、この先端分散空気孔１４により、燃焼用分
散空気管１１上に滞留する不燃物を不燃物排出空間１２
側に流動させることができる。またこれら燃焼用分散空
気管１１は傾斜角θが３〜３０°の範囲に設定されてお
り、これは傾斜角θが３°未満では不燃物の滞留を解消
することが困難であり、また傾斜角θが３０°を越える
と流動媒体Ｓの分散に悪影響を与えるためである。
【００１８】前記不燃物排出空間１２は、前後部で狭い
幅ｄの通常不燃物排出空間１２ａと、中央部で広い幅Ｄ
の大形不燃物排出空間１２ｂとで構成される。そして通
常不燃物排出空間１２ａの幅ｄは約１００〜１５０ｍｍ
以上に設定され、また灰排出口５の上方に対応する大形
不燃物排出空間１２ｂの幅Ｄは、大形の不燃物を確実に
排出できるように５００〜８００ｍｍ程度に設定され
る。
幅ｄの通常不燃物排出空間１２ａと、中央部で広い幅Ｄ
の大形不燃物排出空間１２ｂとで構成される。そして通
常不燃物排出空間１２ａの幅ｄは約１００〜１５０ｍｍ
以上に設定され、また灰排出口５の上方に対応する大形
不燃物排出空間１２ｂの幅Ｄは、大形の不燃物を確実に
排出できるように５００〜８００ｍｍ程度に設定され
る。
【００１９】上記構成において、ごみ投入口４から投入
されたごみは、乾燥熱分解ゾーン２ａで流動媒体Ｓと混
合され、攪拌加熱されて流動化され、乾燥熱分解された
後、さらに燃焼ゾーン２ｂで燃焼されて焼却され、焼却
灰は下降されて灰排出口６から排出装置５により排出さ
れる。
されたごみは、乾燥熱分解ゾーン２ａで流動媒体Ｓと混
合され、攪拌加熱されて流動化され、乾燥熱分解された
後、さらに燃焼ゾーン２ｂで燃焼されて焼却され、焼却
灰は下降されて灰排出口６から排出装置５により排出さ
れる。
【００２０】この時、ごみに大形不燃物や線状不燃物が
含まれていた場合でも、燃焼用分散空気管１１が傾斜し
ていることから、これら不燃物は燃焼用分散空気管１１
上に滞留することなく下方の先端側に案内され、大形不
燃物や線状不燃物は滞留したり絡まることなく不燃物排
出空間１２を通過して下方の灰排出口６に降下され、排
出される。この時、先端分散空気口１４から不燃物排出
空間１２に噴射される分散空気により、不燃物の落下移
動がさらに促進される。
含まれていた場合でも、燃焼用分散空気管１１が傾斜し
ていることから、これら不燃物は燃焼用分散空気管１１
上に滞留することなく下方の先端側に案内され、大形不
燃物や線状不燃物は滞留したり絡まることなく不燃物排
出空間１２を通過して下方の灰排出口６に降下され、排
出される。この時、先端分散空気口１４から不燃物排出
空間１２に噴射される分散空気により、不燃物の落下移
動がさらに促進される。
【００２１】なお、上記実施の形態において、流動媒体
Ｓやごみの重量に対して、燃焼用分散空気管１１の強度
が不足する場合には、図５，図６に示すように、サポー
ト板１６を側壁１ｂ，１ｃのスキンプレート１ｄから耐
火材１ｅを貫通して突設し、サポート板１６の上辺を燃
焼用分散空気管１１の下部に密着接合すればよい。
Ｓやごみの重量に対して、燃焼用分散空気管１１の強度
が不足する場合には、図５，図６に示すように、サポー
ト板１６を側壁１ｂ，１ｃのスキンプレート１ｄから耐
火材１ｅを貫通して突設し、サポート板１６の上辺を燃
焼用分散空気管１１の下部に密着接合すればよい。
【００２２】次に第２の実施の形態を図７，図８に示
す。すなわち、第２の実施の形態では、後部側壁１ｆか
らのみ第１の実施の形態と同一構造の燃焼用分散空気管
２１が傾斜角θで突設されて、これら燃焼用分散空気管
２１と下前部側壁１ｇとの間に不燃物排出空間２２が形
成されている。この不燃物排出空間２２は、中央部の大
形不燃物排出空間２２ａと両側部の通常不燃物排出空間
２２ｂからなる。また各燃焼用分散空気管２１には、図
５，図６と同一構造のサポート板２３が取り付けられて
いる。この構成によれば、第１の実施の形態と同様の効
果を奏し、部材や組立工程を少なくすることができる。
す。すなわち、第２の実施の形態では、後部側壁１ｆか
らのみ第１の実施の形態と同一構造の燃焼用分散空気管
２１が傾斜角θで突設されて、これら燃焼用分散空気管
２１と下前部側壁１ｇとの間に不燃物排出空間２２が形
成されている。この不燃物排出空間２２は、中央部の大
形不燃物排出空間２２ａと両側部の通常不燃物排出空間
２２ｂからなる。また各燃焼用分散空気管２１には、図
５，図６と同一構造のサポート板２３が取り付けられて
いる。この構成によれば、第１の実施の形態と同様の効
果を奏し、部材や組立工程を少なくすることができる。
【００２３】さらに第３の実施の形態を図９に示す。こ
れは周囲の左右の側壁１ｂ，１ｃおよび後部側壁１ｆ、
下前部側壁１ｇからそれぞれ第１の実施の形態と同一構
造の燃焼用分散空気管３１を突設して、燃焼用分散空気
管３１の先端部間に不燃物排出空間３２が形成されてい
る。そして不燃物排出空間３２は、中央部の大形不燃物
排出空間３２ａと、対角線に沿って形成された通常不燃
物排出空間３２ｂとで構成される。上記構成によれば、
第１の実施の形態と同様の効果を奏する。
れは周囲の左右の側壁１ｂ，１ｃおよび後部側壁１ｆ、
下前部側壁１ｇからそれぞれ第１の実施の形態と同一構
造の燃焼用分散空気管３１を突設して、燃焼用分散空気
管３１の先端部間に不燃物排出空間３２が形成されてい
る。そして不燃物排出空間３２は、中央部の大形不燃物
排出空間３２ａと、対角線に沿って形成された通常不燃
物排出空間３２ｂとで構成される。上記構成によれば、
第１の実施の形態と同様の効果を奏する。
【００２４】
【発明の効果】以上に述べたごとく、請求項１記載の発
明によれば、流動媒体内に含まれる大形の不燃物は、燃
焼用空気分散管上を下方に案内されて、滞留することな
く幅の広い大形不燃物排出空間から灰排出口に案内さ
れ、また線状の不燃物は燃焼用空気分散管上から滞留す
ることなく、先端部を介して大形または通常不燃物排出
空間から灰排出口に案内され、スムーズに排出される。
明によれば、流動媒体内に含まれる大形の不燃物は、燃
焼用空気分散管上を下方に案内されて、滞留することな
く幅の広い大形不燃物排出空間から灰排出口に案内さ
れ、また線状の不燃物は燃焼用空気分散管上から滞留す
ることなく、先端部を介して大形または通常不燃物排出
空間から灰排出口に案内され、スムーズに排出される。
【００２５】また請求項２または３記載の発明によれ
ば、両側壁から燃焼用空気分散管をそれぞれ突出して、
その先端部間に不燃物排出空間を形成することにより、
片持ち状に突出された燃焼用空気分散管を短く設定する
ことができて、流動媒体およびごみを保持できる強度を
容易に確保することができる。
ば、両側壁から燃焼用空気分散管をそれぞれ突出して、
その先端部間に不燃物排出空間を形成することにより、
片持ち状に突出された燃焼用空気分散管を短く設定する
ことができて、流動媒体およびごみを保持できる強度を
容易に確保することができる。
【００２６】さらに請求項４記載の発明によれば、燃焼
用分散空気管の傾斜角を３〜３０°の範囲とすることに
より、分散管上に滞留される不燃物は重く、その自重で
下方に移動してよりスムーズに排出することができる。
用分散空気管の傾斜角を３〜３０°の範囲とすることに
より、分散管上に滞留される不燃物は重く、その自重で
下方に移動してよりスムーズに排出することができる。
【００２７】さらに請求項５記載の発明によれば、燃焼
用分散空気管の先端分散空気孔から不燃物排出空間に向
かって分散用空気を噴射することにより、燃焼用分散空
気管上の不燃物を不燃物排出空間への落下時、その部分
の流動媒体の流れを促進させ、抵抗なく落下させること
ができる。
用分散空気管の先端分散空気孔から不燃物排出空間に向
かって分散用空気を噴射することにより、燃焼用分散空
気管上の不燃物を不燃物排出空間への落下時、その部分
の流動媒体の流れを促進させ、抵抗なく落下させること
ができる。
【００２８】
【図１】本発明に係る流動床式ごみ焼却炉の第１の実施
の形態を示す正面断面図である。
の形態を示す正面断面図である。
【図２】同流動床式ごみ焼却炉の平面断面図である。
【図３】同流動床式ごみ焼却炉の側面断面図である。
【図４】同流動床式ごみ焼却炉の燃焼用分散空気管を示
す説明図である。
す説明図である。
【図５】同流動床式ごみ焼却炉の燃焼用分散空気管に付
加される補強構造を示す側面図である。
加される補強構造を示す側面図である。
【図６】図５に示すＡ−Ａ断面図である。
【図７】本発明に係る流動床式ごみ焼却炉の第２の実施
の形態を示す側面断面図である。
の形態を示す側面断面図である。
【図８】同流動床式ごみ焼却炉の平面断面図である。
【図９】本発明に係る流動床式ごみ焼却炉の第３の実施
の形態を示す平面断面図である。
の形態を示す平面断面図である。
【図１０】従来の流動床式ごみ焼却炉を示す側面断面図
である。
である。
【符号の説明】 １ 炉本体 ２ 燃焼室 ２ａ 乾燥熱分解ゾーン ２ｂ 燃焼ゾーン ３ フリーボード空間 ４ ごみ投入口 ６ 灰排出口 １１，２１，３１ 燃焼用分散管 １２，２１，３１ 不燃物排出空間 １２ａ，２１ａ，３１ａ 通常不燃物排出空間 １２ｂ，２１ｂ，３１ｂ 大形不燃物排出空間 １３ 主分散空気孔 １４ 先端散空気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 智広 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 三浦 祥正 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 岡田 裕介 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平２−57813（ＪＰ，Ａ) 実開 平６−30638（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23G 5/30 F23G 5/44 F23C 10/00
Claims (5)
- 【請求項１】 底部に灰排出口を形成した燃焼ゾーンの
下部に、側壁から斜め下方に片持ち状に突出されて多数
の分散空気孔を有する複数の燃焼用分散空気管を配設
し、これら燃焼用分散空気管の先端部と先端側の側壁の
間に、幅の狭い通常不燃物排出空間と幅の広い大形不燃
物排出空間とを形成したことを特徴とする流動床式焼却
炉。 - 【請求項２】底部に灰排出口を形成した燃焼ゾーンの下
部に、両側壁からそれぞれ斜め下方に片持ち状に突出さ
れて多数の分散空気孔を有する複数の燃焼用分散空気管
を配設し、これら燃焼用分散空気管の先端部間に、幅の
狭い通常不燃物排出空間と幅の広い大形不燃物排出空間
とを形成したことを特徴とする流動床式焼却炉。 - 【請求項３】底部に灰排出口を形成した燃焼ゾーンの下
部に、対向する側壁からそれぞれ斜め下方に片持ち状に
突出されて多数の分散空気孔を有する複数の燃焼用分散
空気管を配設し、これら燃焼用分散空気管の先端部間
に、幅の狭い通常不燃物排出空間と幅の広い大形不燃物
排出空間とを形成したことを特徴とする流動床式焼却
炉。 - 【請求項４】燃焼用分散空気管の傾斜角を３〜３０°の
範囲としたことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか
に記載の流動床式焼却炉。 - 【請求項５】燃焼用分散空気管の本体に分散空気を噴出
する多数の主分散空気孔を形成するとともに、先端部に
不燃物排出空間に向かって分散用空気を噴射する先端分
散空気孔を形成したことを特徴とする請求項１乃至４の
いずれかに記載の流動床式焼却炉。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10596596A JP3173992B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 流動床式焼却炉 |
| ES97917458T ES2185926T3 (es) | 1996-04-26 | 1997-04-21 | Incinerador de lecho fluidizado. |
| PCT/JP1997/001375 WO1997041389A1 (fr) | 1996-04-26 | 1997-04-21 | Incinerateur du type a lit fluidise |
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