JP3415079B2 - 焼却炉 - Google Patents

焼却炉

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JP3415079B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/32Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor the waste being subjected to a whirling movement, e.g. cyclonic incinerators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23LSUPPLYING AIR OR NON-COMBUSTIBLE LIQUIDS OR GASES TO COMBUSTION APPARATUS IN GENERAL ; VALVES OR DAMPERS SPECIALLY ADAPTED FOR CONTROLLING AIR SUPPLY OR DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; INDUCING DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; TOPS FOR CHIMNEYS OR VENTILATING SHAFTS; TERMINALS FOR FLUES
    • F23L1/00Passages or apertures for delivering primary air for combustion 

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は焼却炉に関し、更に詳細
には例えば、産業廃棄物その他の各種の廃棄物を焼却処
理する焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えば、産業廃棄物その他の
各種の廃棄物の焼却処理は、有害物質であるダイオキシ
ンの発生等大きな社会問題になっている。そして、従来
の産業廃棄物等の焼却炉としては、特開平6ー2728
41号公報に示される燃焼炉が提案されていた。
【0003】この従来の燃焼炉は、燃焼炉本体15の燃
焼室11上部にエア加熱管16を設置し、燃焼室11の
底部には、エア加熱管16に連通する内管21を外套の
水管22内に配置してなる二重管構造のエア供給管20
を設置し、エア加熱管16で加熱された高圧のエアをエ
ア供給管20から吹出させる。その際、エア供給管20
において、内管21から外套の水管22を横断してその
外壁面に形成されたエア吹き出し部23、24が外套水
管22の両側面に位置を変えて設けられ、これにより高
圧エアが燃焼室11内に旋回流となって吹出す構成であ
る。
【0004】また、従来の燃焼炉の燃焼炉本体15は、
その高さ方向中間部付近から下側にその外周を覆うよう
にエア室区画ケーシング26が設置されており、このケ
ーシング26内のエア室27は水ジャケット14を横断
する補助エア吹出し管28により燃焼室11に連通して
いる。この補助エア吹出し管28は、燃焼炉本体15の
高さ方向に複数配列して設置されており、これらの補助
エア吹出し管28から燃焼室11全体に吹出されるエア
によって更に酸素の供給を行うと共に廃タイヤ燃焼後の
灰を吹上げる構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の燃焼炉
は、エアの吹き出し箇所が、底部と側壁部だけであるた
め、小型の燃焼炉の場合には、炉底及び炉壁近傍はもと
より、炉心部まで容易にエアを送給することができる
が、燃焼炉が大型化すると炉心部までエアが届かなくな
り、酸素不足となって不完全燃焼となる。特に炉内で発
生する炎は強い上昇気流となるため、側壁部からのエア
の送給は遮られてしまい、運転効率並びに燃焼効率に大
きな問題があった。
【0006】また、従来の燃焼炉においては、前記のよ
うに燃焼炉の大型化に伴って不完全燃焼が顕著となり、
燃焼残灰が多くなるばかりでなく、有害物質であるダイ
オキシンの発生の一因ともなり、その改善が求められて
いた。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、焼却炉が大型化した場合
であっても、各種の廃棄物の燃焼効率を高め且つダイオ
キシン、未燃物等の発生を極力抑制し、連続運転が可能
な焼却炉を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の焼却炉は、内部
に円筒状の燃焼室が形成され燃焼室の上部にエア
熱管が設置された焼却炉本体と、前記焼却炉本体の上部
に設置された蒸気発生装置と、炉心方向へ向って前記燃
焼室内に突設され、上下の水平部と垂直部とでコ字形状
に形成された複数のエア供給管とを備え、前記エア供給
管は、内部に水が通水する水管と、該水管の内部に同心
円状に配置され、内部にエアが通る内管とからなる二重
管構造で構成され、前記内管は、前記エア加熱管及び前
記蒸気発生装置に連通し、前記エア供給管の前記各水平
部には、その一方側の側面部に複数のエア吹出し管(2
3)が設けられていて前記燃焼室内に旋回流を発生させ
るべく一定方向へエアを吹出し可能とされ、前記エア供
給管の前記垂直部には、複数のエア吹出し管(24)が
水平方向及び垂直方向の設置位置を異ならせて設けら
れ、複数方向にエアを吹出し自在とされ、前記各エア吹
出し管(23,24)が、前記水管を横断して前記内管
に連通し、前記水管の側部から外方へ開口するように設
けられており、蒸気を含む高温高圧のエアが、前記エア
供給管の前記各水平部及び前記垂直部にそれぞれ設けら
れている前記各エア吹出し管(23,24)から吹き出
され、前記エア供給管の前記各水平部に設けられている
前記各エア吹出し管(23)から吹き出される前記エア
により前記燃焼室内に旋回流を起こし、かつ前記エア供
給管の前記垂直部に設けられている前記各エア吹出し管
(24)から吹き出される前記エアにより前記燃焼室に
おける前記各エア供給管で囲繞された中央部にくまなく
酸素を供給するようにしたことを特徴とする。
【0009】また、本発明の焼却炉は、前記エア供給管
垂直部に、先ず該供給管を炉心方向に等分する水平位
置の2箇所にエア吹出し管(24)を設けて炉心方向及
び炉壁方向に180度位置を変えて同時にエアを吹出し
自在とし、次いで前記エア供給管の垂直方向に位置を変
えて前記エア吹出し管を設けた位置と直交する水平位置
の2箇所にエア吹出し管を設けて炉心方向と直交する左
右方向に180度位置を変えて同時にエアを吹出し自在
とし、以下順次同様に交互に水平位置及び垂直位置をず
らした前記エア吹出し管(24)を複数箇所に設けて前
記燃焼室内の4方向に同時にエアを吹出し自在としたこ
とを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の焼却炉は、前記エア供給
管の垂直部に、先ず該供給管を等分する水平位置の
箇所に前記エア吹出し管(24)を設け、次いで前記エ
供給管の垂直方向に位置を変えて前記エア吹出し管
(24)を設けた位置とは、約45度水平位置をずらし
て前記供給管を4等分する水平位置の箇所に前記エア
吹出し管(24)を設け、以下順次同様に交互に水平位
置及び垂直位置をずらしたエア吹出し管を複数箇所に設
けて前記燃焼室内の方向に同時にエアを吹出し自在と
したことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】本発明の焼却炉10では、焼却炉本体15
の燃焼室11底部に産業廃棄物その他の各種の廃棄物等
が投入される。燃焼室11内に突設された二重管構造の
エア供給管20からは、ブロワー17からの高圧の空気
が送給される。または、燃焼室11上部に配置されたエ
ア加熱管16からの高温、高圧の空気が、ブロワー17
からの高圧の空気と混合されて燃焼室11内に送給され
る。更には、焼却炉本体15の上方に設けた蒸気発生装
置39からの水蒸気が高圧の空気と混合されて燃焼室1
1内に送給される。この空気の送給時にエア供給管20
の上下の水平部25のエア吹出し管23からは、常時一
定方向にエアが吹出されるため、高圧の空気または加熱
されかつ高圧の空気は、燃焼室11内を旋回するような
渦流となって流れ、燃焼を激しく促進させる。
【0018】また、エア供給管20の垂直部26には、
複数のエア吹出し管24が、水平方向及び垂直方向の設
置位置を異ならせて設けられているため、前記の旋回流
による燃焼の促進に加えて、360度複数方向に加熱さ
れた高圧のエアが吹出され、燃焼室11内にくまなく酸
素を供給することとなり、完全燃焼の状態に維持するこ
とができる。特に、焼却炉10が大型化すると炉中心
部、すなわち燃焼室中央部33は、酸素が不足しがちと
なるが、エア供給管20が燃焼室11の炉中心部に向っ
て突設されているため、容易に大量の酸素を供給するこ
とができ、炉内の燃焼温度は上昇し且つ燃焼効率も非常
に高くなり、単位時間当りの燃焼量も多く、またダイオ
キシン、未燃物等の発生は極力抑制される。
【0019】しかも、二重管構造のエア供給管20から
吹出される高圧空気が、旋回流となって焼却炉底部から
上方へ上昇するため、完全燃焼して残った灰は、この旋
回空気流で吹上げられる。吹上げられた灰は、焼却炉本
体15上部に設置された除塵装置31で回収することが
できる。従って、燃焼室11底部の灰除去作業も必要が
なくなる。更に、焼却炉本体15の上方に設けた蒸気発
生装置39からの水蒸気を高圧のエアと混合して燃焼室
11内に送給することで、水蒸気の作用で燃焼効率を飛
躍的に高めている。すなわち、エア供給管20から吹出
される高圧のエアに水蒸気を混合することで燃焼室11
内の炎の燃焼及び回転力が更に高まり、廃棄物の燃焼が
一層促進される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の焼却炉を図に示さ
れる実施形態について更に詳細に説明する。図1〜図4
には、本発明の一実施形態に係る焼却炉10が示されて
いる。この実施形態の焼却炉10は、内部に燃焼室11
を形成し、且つ内壁12と外壁13とを備えてその間を
水ジャケット14とした焼却炉本体15を備えている。
この焼却炉本体15内部の燃焼室11上部には、エア加
熱管16が設置されている。
【0021】前記エア加熱管16は、焼却炉本体15、
すなわち燃焼室11の上方中央部に配置され、これによ
りブロワーからのエアの加熱が容易とされている。この
エア加熱管16は、燃焼室11上方側を上流としてその
上流端部には、ブロワー17或いは他の独立したブロワ
ー(図示せず)から伸びる空気送給管18に接続されて
いる。他方、エア加熱管16の下流端は、焼却炉本体1
5の外壁13に沿って高さ方向に伸張する別の加熱空気
送給管19の一端に接続され、この加熱空気送給管19
の他端は、エア室27を介して燃焼室11内に突設され
たエア供給管20に接続されている。
【0022】前記エア供給管20は、二重管構造とされ
ており、これについて更に詳細に説明すると、燃焼室1
1内には、図1〜図4に示されるように断面コ字形状の
エア供給管20が設置されている。このエア供給管20
は内部に水が流れる水管22を備え、この水管22の両
端は、燃焼室11の内壁12と外壁13との間の水ジャ
ケット14に接続されている。
【0023】このように水管22は、内部に同心状に配
置された内管21からみると外套管としての作用をな
す。この内管21は、その両端をエア室27に接続され
ていると共に、図2〜図4から明らかなように、その複
数箇所にエア吹出し管23、24が取り付けられてい
る。
【0024】すなわち、前記エア供給管20は、上下2
つの水平部25と1つの垂直部26とでコ字形状に形成
されており、前記上下の水平部25の内管21の一方側
の側面部には、3個のエア吹出し管23が設けられ、エ
アの吹出しを常時一定方向とし、この水平部25の内管
21の3個のエア吹出し管23から吹出される高圧のエ
アは、燃焼室11内で旋回自在とされている。
【0025】これにより、内管21から複数のエア吹出
し管23を介して、それぞれ吹出されるエアは、その吹
出し方向を常時一定方向としている。従って、各エア吹
出し管23から吹出されたエアは図2に矢印28で示さ
れるように燃焼室11内に旋回流を形成する。このよう
な旋回エア流の供給が産業廃棄物その他の各種の廃棄物
の燃焼を促進する1つの大きな原因となっている。
【0026】また、前記エア供給管20の垂直部26の
内管21には、複数のエア吹出し管24が、水平方向及
び垂直方向の設置位置を異ならせて設けられており、水
平方向の360度複数方向にエアが吹出し自在とされて
いる。これらのエア吹出し管23、24は、水管22を
横断してその側部から外方へ開口している。前記垂直部
26の内管21に設けられたエア吹出し管24は、36
0度ほゞ全方向にエアを吹出させるために、水平方向及
び垂直方向の設置位置及び開口方向に工夫がなされてい
る。
【0027】すなわち、前記垂直部26の内管21に
は、先ず該内管21を炉心方向に等分する水平位置の2
箇所にエア吹出し管24を設けて、炉心方向及び炉壁方
向に180度位置を変えて同時にエアを吹出し自在とし
ている。次いで前記エア吹出し管24の垂直方向に位置
を変えて前記エア吹出し管24を設けた位置と直交する
水平位置の2箇所にエア吹出し管24を設けて、炉心方
向と直交する左右方向に180度位置を変えて同時にエ
アが吹出し自在とされている。そして、以下順次同様に
交互に水平位置及び垂直位置をずらしたエア吹出し管2
4を複数箇所に設けて燃焼室内の4方向に同時にエアを
吹出し自在としている。
【0028】また、本発明の他の実施形態では、前記エ
ア供給管20の垂直部26の内管21には、先ず該内管
21を4等分する水平位置の4箇所にエア吹出し管24
を設け、次いで前記エア吹出し管24の垂直方向に位置
を変えて前記エア吹出し管24を設けた位置とは、約4
5度水平位置をずらして該供給管を4等分する水平位置
の4箇所にエア吹出し管24を設け、以下順次同様に交
互に水平位置及び垂直位置をずらしたエア吹出し管24
を複数箇所に設けて燃焼室11内の8方向に同時にエア
を吹出し自在としている。
【0029】また、本発明の他の実施形態では、前記エ
ア供給管20の垂直部26の内管21には、該内管21
を8等分する水平位置の8箇所にエア吹出し管24を設
け、前記エア吹出し管24を順次同様に垂直位置をずら
して複数箇所に設けて燃焼室11内の8方向に同時にエ
アを吹出し自在としている。
【0030】このように燃焼室11内に旋回流を発生さ
せるエア吹出し管23と、360度ほゞ全方向にエアを
吹出させるエア吹出し管24とを設けた複数のエア供給
管20に囲繞された部分は、燃焼室中央部33として形
成されている。この燃焼室中央部33による空間が設け
られていることにより、燃焼室11内の炎の旋回が促進
されて燃焼効率が高まり、また、被焼却廃棄物の燃焼室
11内への投入が容易となる。この燃焼室中央部33
は、エア供給管20からのエアの吹出し、とりわけ垂直
部26に設けられたエア吹出し管24からのエアが届く
範囲に形成されている。
【0031】焼却炉本体15は、その高さ方向中間部付
近から下側にその外周を覆うようにエア室区画ケーシン
グ29が設置されており、このケーシング29内のエア
室27は、水ジャケット14を横断する内管21により
燃焼室11に連通している。この内管21のエア吹出し
管23、24から燃焼室11内に高圧のエアが送給され
る。
【0032】焼却炉本体15は、その下側にその外周を
覆うように第2のエア室区画ケーシング44が設置され
ており、このケーシング44内のエア室45は、水ジャ
ケット14を横断する補助エア吹出し管30により燃焼
室11に連通している。
【0033】この補助エア吹出し管30は図2から明ら
かなように焼却炉本体15の高さ方向に複数配列して設
置されており、これらの補助エア吹出し管30から燃焼
室11全体に吹出されるエアによって、更に酸素の供給
を行うと共に各種の廃棄物燃焼後の灰を吹上げる。これ
により未燃焼ガスの完全燃焼化が図られて燃焼効果が更
に向上し且つ吹上げられた灰は、焼却炉本体15の上部
に取り付けられた除塵装置31によって捕集除去される
ことから、燃焼室11からの灰の人為的な取除き作業の
必要も除去される。
【0034】エア室区画ケーシング29の上部における
焼却炉本体15には、産業廃棄物その他の各種の廃棄物
の投入口32が形成されており、この投入口32からベ
ルトコンベヤ等で順次供給されてくる産業廃棄物その他
の各種の廃棄物を連続的に燃焼室11内へ投入する。
【0035】なお、エア室区画ケーシング29のエア室
27への空気の供給は、前述したエア加熱管16へ加圧
空気を供給するブロワー17を共通に使用しても、或い
は全く別の加圧空気供給源を用いてもよい。ブロワー1
7を共通して使用する場合には、エア室区画ケーシング
29内への空気圧力をエア加熱管16への空気圧力より
低圧にする必要から配管途中に減圧用のバルブ等を設置
する必要がある。
【0036】次に、この実施形態に係る焼却炉10の動
作について説明する。焼却炉本体15の投入口32から
燃焼室11底部に産業廃棄物その他の各種の廃棄物が投
入される。燃焼室11内に突設された二重管構造のエア
供給管20からは、ブロワー17からの高圧の空気が送
給される。または、燃焼室11上部に配置されたエア加
熱管16からの高温、高圧の空気が、ブロワー17から
の高圧の空気と混合されて燃焼室11内に送給される。
更には、焼却炉本体15の上方に設けた蒸気発生装置3
9からの水蒸気が高圧の空気と混合されて燃焼室11内
に送給される。
【0037】エア供給管20のエア吹出し管23、24
から吹出される高圧のエアは、燃焼室11の上部のエア
加熱管16で加熱されているため、燃焼室11に供給さ
れたときの炉内温度低下を招かず、且つ前述したように
エア供給管20のエア吹出し管23から吹出される高圧
のエアは、燃焼室11全体を旋回する大きな渦流となる
ことから燃焼効果は著しく向上する。
【0038】また、焼却炉本体の上方に設けた蒸気発生
装置からの水蒸気を高圧のエアと混合して燃焼室内に送
給し、水蒸気の作用で燃焼効率を高めている。すなわ
ち、エア供給管から吹出される高圧のエアに水蒸気を混
合することで燃焼室内の炎の回転力が更に高まり、燃焼
が一層促進される。
【0039】また、燃焼残灰は、前述したエア吹出し管
23からの高圧エアの吹出しによる旋回流と燃焼室11
内部温度の上昇による上昇気流の勢いにより、殆ど燃焼
室11底部に推積することなく吹上げられ、焼却炉10
上部に設置された除塵装置31により完全に回収され
る。そのため、灰の除去作業の必要性は全くなく、前述
したように産業廃棄物その他の各種の廃棄物中の不燃物
のみを除去すればよいことになる。その結果この実施形
態の焼却炉10では、長時間の連続運転が可能となる。
【0040】更に、この実施形態の焼却炉10では、エ
ア供給管20、すなわち内管21が水管22で保護され
ていることと、水管22自体も内部を流れる水により極
端な温度上昇から守られている独特の構成であることか
ら熱劣化を起こすことは全くなく、従って産業廃棄物そ
の他の各種の廃棄物の投入による衝撃で破壊することも
ない。
【0041】前述した本発明の実施形態では、産業廃棄
物その他の各種の廃棄物を焼却処理する場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、焼
却可能な物であればあらゆる物の焼却処理に適用できる
ことは言うまでもない。
【0042】次に図1において、34はエア室45に高
圧のエアを送給するためのブロワーであり、このエア室
45は、補助エア吹出し管30に連通している。35は
焼却炉15の煙突部にエアを送給するためのブロワーで
あり、焼却炉10の排気を促進している。36は第1シ
ステムタンク、37は第2システムタンク、38は第3
システムタンク、39は蒸気発生装置であり、高温、高
圧の蒸気を高圧のエアと混合して燃焼室11内に送給
し、燃焼効率を高めている。すなわち、エア供給管20
から吹出される高圧のエアに蒸気を混合することで燃焼
室11内の炎の回転力が高まり、燃焼が一層促進され
る。40はポンプ、41は安全弁、42、43はエア室
27に蒸気を供給する送給管である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の焼却炉に
よると、二重管構造のエア供給管を燃焼室の中心部に向
けて突設し、このコ字形状に突設されたエア供給管から
加熱され且つ高圧のエアを燃焼室内部に旋回流を起こす
ように一方向に吹出させ、かつ360度複数方向にエア
を吹出させるようにしたことから、例えば廃棄物等を燃
焼処理したとき、旋回流の発生による燃焼の促進と共
に、炉壁近辺だけではなく、燃焼室の中心部の隅々まで
エアを供給することができ、ダイオキシン、未燃物等の
発生は極力抑制され、又灰の推積もなく、燃焼効率が著
しく向上し且つ連続運転が可能になることから、処理能
力を格段にアップさせることができる。
【0044】また、本発明の焼却炉によると、エア供給
管の垂直部には、複数のエア吹出し管が水平方向及び垂
直方向に設置位置を異ならせて設けられているため、旋
回流による燃焼の促進に加えて、360度複数方向に高
圧のエアが吹出され、燃焼室内にくまなく酸素を供給す
ることとなり、完全燃焼の状態に維持することができ
る。
【0045】更に、本発明の焼却炉によると、焼却炉が
大型化した場合であっても、エア供給管が燃焼室の炉中
心部に向って突設されているため、酸素が不足しがちな
燃焼室中央部にも容易に大量の酸素を供給することがで
き、炉内の燃焼温度は上昇し且つ燃焼効率も非常に高く
なり、単位時間当りの燃焼量も多く、またダイオキシ
ン、未燃物等の発生は極力抑制される。
【0046】更にまた、二重管構造のエア供給管から吹
出される熱風が旋回流となって焼却炉底部から上方へ上
昇するため、完全燃焼して残った灰は、この旋回空気流
で吹上げられる。吹上げられた灰は、焼却炉本体上部に
設置された除塵装置で回収することができる。従って、
燃焼室底部の灰除去作業も必要がなくなる。
【0047】更に、焼却炉本体の上方に設けた蒸気発生
装置からの水蒸気を高圧のエアと混合して燃焼室内に送
給し、水蒸気の作用で燃焼効率を高めている。すなわ
ち、エア供給管から吹出される高圧のエアに水蒸気を混
合することで燃焼室内の炎の回転力が更に高まり、燃焼
が一層促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る焼却炉を示す縦断面図
である。
【図2】図1に示される焼却炉の燃焼室の図1のA矢視
の横断面図である。
【図3】図1に示される焼却炉のエア供給管のB部分の
拡大横断面図である。
【図4】図1に示される焼却炉のエア供給管のB部分の
拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10 焼却炉 11 燃焼室 12 内壁 13 外壁 14 水ジャケット 15 焼却炉本体 16 エア加熱管 17 ブロワー 18 空気送給管 19 加熱空気送給管 20 エア供給管 21 内管 22 水管 23 エア吹出し管 24 エア吹出し管 27 エア室 28 矢印 29 エア室区画ケーシング 30 補助エア吹出し管 31 徐塵装置 32 廃棄物投入口 33 燃焼室中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−272841(JP,A) 特開 昭50−127472(JP,A) 特開 昭48−64763(JP,A) 特開 平10−281434(JP,A) 実開 平4−115226(JP,U) 実開 昭50−62981(JP,U) 実開 昭50−121577(JP,U) 登録実用新案3038295(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/44 F23G 5/00 119 F23G 5/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に円筒状の燃焼室が形成され
    焼室の上部にエア加熱管が設置された焼却炉本体と、前
    記焼却炉本体の上部に設置された蒸気発生装置と、炉心
    方向へ向って前記燃焼室内に突設され、上下の水平部と
    垂直部とでコ字形状に形成された複数のエア供給管とを
    備え、 前記エア供給管は、内部に水が通水する水管と、該水管
    の内部に同心円状に配置され、内部にエアが通る内管と
    からなる二重管構造で構成され、前記内管は、前記エア
    加熱管及び前記蒸気発生装置に連通し、 前記エア供給管の前記各水平部には、その一方側の側面
    部に複数のエア吹出し管(23)が設けられていて前記
    燃焼室内に旋回流を発生させるべく一定方向へエアを吹
    出し可能とされ、 前記エア供給管の前記垂直部には、複数のエア吹出し管
    (24)が水平方向及び垂直方向の設置位置を異ならせ
    て設けられ、複数方向にエアを吹出し自在とされ、 前記各エア吹出し管(23,24)が、前記水管を横断
    して前記内管に連通し、前記水管の側部から外方へ開口
    するように設けられており、 蒸気を含む高温高圧のエアが、前記エア供給管の前記各
    水平部及び前記垂直部にそれぞれ設けられている前記各
    エア吹出し管(23,24)から吹き出され、前記エア
    供給管の前記各水平部に設けられている前記各エア吹出
    し管(23)から吹き出される前記エアにより前記燃焼
    室内に旋回流を起こし、かつ前記エア供給管の前記垂直
    部に設けられている前記各エア吹出し管(24)から吹
    き出される前記エアにより前記燃焼室における前記各エ
    ア供給管で囲繞された中央部にくまなく酸素を供給する
    ようにした ことを特徴とする焼却炉。
  2. 【請求項2】 前記エア供給管の垂直部に、先ず該供給
    管を炉心方向に等分する水平位置の2箇所にエア吹出し
    管(24)を設けて炉心方向及び炉壁方向に180度位
    置を変えて同時にエアを吹出し自在とし、次いで前記エ
    ア供給管の垂直方向に位置を変えて前記エア吹出し管を
    設けた位置と直交する水平位置の2箇 所にエア吹出し管
    を設けて炉心方向と直交する左右方向に180度位置を
    変えて同時にエアを吹出し自在とし、以下順次同様に交
    互に水平位置及び垂直位置をずらした前記エア吹出し管
    (24)を複数箇所に設けて前記燃焼室内の4方向に同
    時にエアを吹出し自在としたことを特徴とする請求項1
    記載の焼却炉。
  3. 【請求項3】 前記エア供給管の垂直部に、先ず該供給
    管を等分する水平位置の箇所に前記エア吹出し管
    (24)を設け、次いで前記エア供給管の垂直方向に位
    置を変えて前記エア吹出し管(24)を設けた位置と
    は、約45度水平位置をずらして前記供給管を4等分
    る水平位置の箇所に前記エア吹出し管(24)を設
    け、以下順次同様に交互に水平位置及び垂直位置をずら
    したエア吹出し管を複数箇所に設けて前記燃焼室内の
    方向に同時にエアを吹出し自在としたことを特徴とする
    請求項1に記載の焼却炉。
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