JP4010538B2 - 焼却炉 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は焼却炉に関し、更に詳細には例えば、産業廃棄物その他の各種の廃棄物を焼却処理する焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業廃棄物その他各種の廃棄物を焼却処理する焼却炉は、特開2001−108221号公報に開示されているように既に周知である。この公開特許公報に開示されている従来の焼却炉では、産業廃棄物等を燃焼室で焼却する際に炉内炎が、一定方向に回転しながら上昇し、煙突を経由して外部に排出されていた。
【0003】
すなわち、前記公開特許公報に開示されている従来の焼却炉は、円筒状の燃焼室を備え、この燃焼室に複数のエア供給管を炉中心方向に向って突設し、各エア供給管に複数のエア吹出し口を設けて燃焼室の周方向に高圧高温のエアを吹き出し、酸素の供給と共に高圧高温エアの吹き出しによって燃焼室に旋回流を起こすことで燃焼効率を上げかつ未燃物の発生を抑制するようにしたものであった。
【0004】
この焼却炉には、燃焼室の上部に除塵装置が設置されている。この除塵装置は、排煙通路内で水をシャワーのように噴射させ、産業廃棄物が燃焼室で焼却された際に発生するダイオキシンや微細な焼却灰などを専ら捕集除去するためのものであり、未燃物のような比較的に大きなもの及び重さのあるものを捕集除去するためのものではない。と言うのも、この焼却炉では、前述したように燃焼室で炉内炎を旋回流として燃焼効率を上げるようにしたものであるから、本来的に未燃物などはほとんど発生しないことを前提としているからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の焼却炉では、燃焼室で炉内炎を旋回流として燃焼効率を上げ、未燃物の発生を抑制するようにしていたが、実際には焼却する産業廃棄物によって未燃物の発生も認められることがあった。しかし、この焼却炉で未燃物が発生すると、前述したように除塵装置では十分に捕集することができず、焼却炉の外部(炉外)に排出されてしまうという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、各種の廃棄物の燃焼効率を高め、かつ未燃物が発生してもこれを効率よく捕集して燃焼室に環流させ、これを完全に燃焼するまで繰り返すようにした焼却炉を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明の焼却炉は、燃焼室と、前記燃焼室の上部に設置され、底板を逆円錐形状に形成し、前記燃焼室で発生した熱により蒸気を発生する蒸気生成用タンクと、前記燃焼室内で燃焼時の炉内炎に旋回流を起こすようにエアを吹き出し可能に前記燃焼室の内壁に設けられた多数のエア吹出し口と、前記燃焼室の上部に設けられ、前記燃焼室の外部に連通する排煙通路と、前記排煙通路における燃焼室側の開口部周囲に位置し、この開口部より前記燃焼室の高さ方向上部に前記燃焼室の内壁周方向に沿って形成された未燃物捕集空間部であって、前記蒸気生成用タンクの前記逆円錐形状の底板を逆円錐形状の未燃物捕集板とし、前記燃焼室を縦断面で見て、前記未燃物捕集板と前記内壁とにより該内壁の周方向に沿って形成された三角形状の空間部である未燃物捕集空間部と、前記未燃物捕集空間部と前記燃焼室とを連通する未燃物環流管と、前記未燃物捕集空間部に捕集された未燃物を前記未燃物環流管に吸い込み、前記燃焼室へ送給する吸引手段と、前記蒸気発生タンクで発生した蒸気を前記燃焼室下部から吹出し、前記エア吹出し口から吹き出された高温高圧のエアに水蒸気を混合させて燃焼力を高める蒸気吹出しノズルとを備えて構成されていることを特徴としている。
【0008】
また、本発明の焼却炉は、前記未燃物捕集空間部に連通する前記未燃物環流管の導出用開口が、その導出方向を炉内炎の旋回流の流れ方向と同方向に向けて設けられていることを特徴としている。
【0009】
さらにまた、本発明の焼却炉は、前記燃焼室に連通する前記未燃物環流管の導入用開口が、その導入方向を炉内炎の旋回流の流れ方向と同方向に向けて設けられていることを特徴とし、更に前記排煙通路における前記燃焼室側の開口部が、逆円錐形状の前記未燃物捕集板のほぼ中心部に形成されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の焼却炉を図に示される実施形態について更に詳細に説明する。図1には本発明の一実施形態に係る焼却炉10の主要部が概略的に示されている。この焼却炉10は、内壁12によってその内部に形成された円筒状の燃焼室11を備えている。内壁12の外側には外壁13が設けられ、内壁12と外壁13との間は水ジャケット14とされている。
【0011】
焼却炉10の高さ方向中間部付近から下側における燃焼室11の主たる部分及びそれより下方の基台部分では、その外壁13の周囲を囲うジャケット区画壁15が設置され、外壁13とこのジャケット区画壁15とで形成されるジャケットは高圧高温のエア室16とされている。焼却炉10の内壁12には、多数のエア吹出し口17aが設けられ、これらのエア吹出し口17aは、図1に示されるように水ジャケット14を横断しかつ外壁13を貫通するエア供給通路17によってエア室16に連通している。
【0012】
これによりエア室16内の高圧高温エアは、エア供給通路17を介してエア吹出し口17aから燃焼室11に吹き込み可能となるが、多数のエア吹出し口17aは、燃焼室11で産業廃棄物などが燃焼されているときに炉内炎に旋回流を起こすように燃焼室11において一定の周方向に向いて設けられている。
【0013】
燃焼室11の上部には、蒸気生成用タンク18が設置されている。この蒸気生成用タンク18の底板19は、図1から明らかなように逆円錐形状をしており、この底板19が未燃物捕集板として機能する。この蒸気生成用タンク18のほぼ中心部には、焼却炉10の上部を介して外部に連通する排煙通路20が形成されている。従って、排煙通路20における燃焼室11側の開口部20aは、蒸気生成用タンク18における逆円錐形状の底板19のほぼ中央部に形成されていることになる。この蒸気生成用タンク18の内部は、前述した水ジャケット14と連通し、内部に水が貯溜されている。19aは対流遮断板である。
【0014】
このように燃焼室11の上部に設置された蒸気生成用タンク18の底板19が逆円錐形状をしているため、焼却炉10を図1のように縦断面で見ると、蒸気生成用タンク18の底板19と燃焼室11の内壁12とにより囲まれた三角形状の空間部21が内壁12に沿って周方向に形成される。そして、この空間部21は、排煙通路20における燃焼室11側の開口部20aより燃焼室11の高さ方向上部に位置していることになる。この三角形状の空間部21が未燃物捕集空間部となる。
【0015】
この未燃物捕集空間部21の外周側を区画している内壁12、水ジャケット14及び外壁13には、図1及び図2に示されるようにこれらの部分を貫通する導出口22が設けられている。この導出口22は、その軸線方向が図2から明らかなように燃焼室11で発生する炉内炎の旋回方向(矢印30)に向くように形成されている。具体的には、燃焼室11を横断面で見たとき、導出口22の中心軸線が、燃焼室11を形成している円形空間の中心線に平行でかつ径方向外側に離れた位置にあって、しかも導出方向が旋回流30の流れ方向とほぼ同じ方向となるように導出口22が形成されている。
【0016】
この導出口22には、未燃物環流管23の一端23aが接続されている。この未燃物環流管23の他端23bは、図1及び図3に示さるように燃焼室11の高さ方向における適所において、前述した導出口22と同様に、内壁12、水ジャケット14及び外壁13を貫通して設けられた導入口24に接続されている。この導入口24は、前述した導出口22とは逆に、燃焼室11で発生する炉内炎の旋回流に導入未燃物がスムーズに乗るように導入方向を旋回方向(矢印30)とほぼ同方向に向けて設けられている。
【0017】
燃焼室11上部の未燃物捕集空間部21から未燃物を未燃物環流管23に吸引し、燃焼室11へ送給するために未燃物環流管23の一端23a側における内部気圧を下げる必要がある。そのため、図1及び図3に示されるように未燃物環流管23の他端23b側には、ブロワーのような空気圧送機(図示せず)から延びるエア圧送管25が、未燃物環流管23の一端23a側内部を減圧するように接続されている。
【0018】
具体的には、図1及び図3から明らかなように、エア圧送管25と未燃物環流管23とは、未燃物環流管23の他端23b近傍で、双方共が導入路24に向かうように斜めに合流している。そのため、エア圧送管25から合流部23cを介して導入口24へ高圧高温のエアを圧送すると、合流部23cより未燃物環流管23の上流側(一端23a側)における内部気圧が低下する。その結果、燃焼室11上部の未燃物捕集空間部21に存在する未燃物等が導出口22を介して未燃物環流管23に吸引されることになる。このように未燃物環流管23の他端23b近傍にエア圧送管25を、未燃物環流管23の上流側における内部気圧が低下するように合流させて高圧エアを送る一連の機構が吸引手段となる。
【0019】
本発明において、未燃物環流管23に吸引力を付与する吸引手段は、前述した機構に限定されず、他にも種々の機構を用いることができる。例えば、未燃物環流管23の途中にポンプを直接介在させてもよい。ただし、この未燃物環流管23は、燃焼室11内から排煙通路20を通って炉外へ出ようとする未燃物を回収して再び燃焼室11へ戻すためのものであるから、未燃物の通過に障害とならない図1に示されるような構造が最も好ましい。
【0020】
燃焼室11の下部には、蒸気吹出し管26が配置され、この蒸気吹出し管26には多数の蒸気吹出しノズル26aが設けられている。この蒸気吹出し管26は連通管27を介して蒸気生成用タンク18に接続されており、この蒸気生成用タンク18で生成した蒸気が蒸気吹出しノズル26aから燃焼室11内に吹き出される。
【0021】
また、蒸気吹出し管26に接続している連通管27は、炉外に設置された別の蒸気発生装置(図示せず)にも連通接続部27aを介して接続されている。このように連通管27が別の蒸気発生装置にも連通されている理由は、焼却炉10の動作開始時点では蒸気生成用タンク18が未だ十分に加熱されていないために蒸気の十分な供給が望めず、よって焼却炉10の動作開始から蒸気生成用タンク18の蒸気発生が安定化するまでの間、別の蒸気発生装置から蒸気の供給を受けるためである。
【0022】
また、エア室16は、図示しない高圧エア供給源に連通され、この高圧エア供給源から高圧のエアが供給されている。その際、この高圧エア供給源から供給される高圧エアを、焼却炉10の上部に設置されたエア加熱装置(図示せず)に送り、ここで加熱されて高温にされた後にエア室16に供給されている。
【0023】
次に、この焼却炉10の動作について説明する。従来の焼却炉と同様に投入口28から燃焼室11に産業廃棄物その他の各種の廃棄物が投入され、燃焼室11で燃焼される。その際、エア供給通路17を介してエア吹出し口17aから燃焼室11に高圧高温のエア(酸素)が吹き込まれる。エア吹出し口17aから吹出されるエアは、前述したように焼却炉10の上部に設置されたエア加熱装置で加熱されているため、燃焼室11に供給されたときに炉内温度の低下を招かず、しかも前述したように各エア吹出し口17aから吹出されたエアは、燃焼室11全体を旋回する大きな渦流即ち旋回流となることから燃焼効果が著しく向上する。
【0024】
また、燃焼室11の上部に設けられた蒸気生成用タンク18で発生した蒸気又は炉外に設置された別な蒸気発生装置から送られた蒸気は、連通管27及び蒸気吹出し管26を介して多数の蒸気吹出しノズル26aから燃焼室11に吹き出される。この水蒸気の作用で燃焼効率を更に高めることができる。すなわち、エア吹出し口17aから吹き出される高圧高温のエアに水蒸気を混合することで燃焼力が高まり、燃焼が一層促進されるのである。
【0025】
つまり、高圧高温のエアを燃焼室11に供給するのは、エアに含まれる約21%弱の酸素を助燃剤として利用するためであるが、これに対して水蒸気、即ち水の酸素含有量は33%強である。従って、21%弱の酸素含有率のエアで物を燃やすよりも、33%強の酸素含有率の水を供給して物を燃やす方が燃焼効率はよいことになる。もっとも、水そのものが常態で燃えるわけではなく、水素と酸素に分離する高温状態下で燃焼させる必要がある。よって、本発明では、水を蒸気化し蒸気を燃焼室11内に供給することで気化潜熱を奪われない高温・高濃度酸素の供給を行ない、炉内温度の上昇保持が図れる。
【0026】
従って、高圧高温エアと加熱された水蒸気との供給量を調整し、適当なバランスをとることにより最も最適な燃焼効率を得ることができるのである。その点、この焼却炉10では、図示しない制御装置により、燃焼室11への高圧高温のエアと蒸気の供給量を制御できるようになっている。
【0027】
この焼却炉10では、前述したように燃焼室11で炉内炎を旋回流とし、これにより燃焼効率を上げて未燃物の発生を抑制するようにしているが、実際には焼却する産業廃棄物によって未燃物が発生し、その未燃物は旋回流に乗って燃焼室1の上部に吹き上げられる。ところが、未燃物は、ほぼ燃焼し尽くしている燃焼排ガスに比べると重量があり、そのため燃焼室11で発生する旋回流に乗って旋回させられると遠心作用が働いて内壁12の近くを該内壁に沿って旋回しながら吹き上げられる。
【0028】
そして、燃焼室11の上部に設置された蒸気生成用タンク18の逆円錐形状をした底板19の下まで吹き上げられた未燃物は、内壁12の近くをこれに沿って旋回しているため中央の排煙通路20に入らずに、その開口部20a外側の断面三角形状をした未燃物捕集空間部21に集まり、下方からの吹き上げ力が作用して浮遊した状態で旋回する。その時、比較的に重量の軽い小さな未燃物も図1に矢印29で示されるように逆円錐形状の底面19に沿って、狭い未燃物捕集空間部21に集まり、他の未燃物と一緒になって未燃物捕集空間部21を浮遊状態で旋回することになる。
【0029】
この未燃物捕集空間部21には、未燃物環流管23の一端23aが導出口22を介して連通し、しかもこの未燃物環流管23には前述したように一端23aから他端23bに向かって吸引力が作用していることから未燃物捕集空間部21に集まった未燃物は、この未燃物捕集空間部21を旋回中に未燃物環流管23に吸い込まれて再び燃焼室11に送給され、再燃焼させられる。それでもなお完全燃焼できずに未燃物となると、再び旋回流に乗って燃焼室11の上部に吹き上げられ、未燃物捕集空間部21で捕集された後に、未燃物環流管23を介して再度燃焼室11に送り込まれ、これが繰り返される。
【0030】
その結果、この焼却炉10では、未燃物が発生しても、未燃物は何度でも捕集されて燃焼室11に環流され、再燃焼される構造となっているため、最終的には極めて未燃物の発生が少なく、更に排煙通路20から排出される燃焼排ガスもその途中の集塵装置(図示せず)を通すことにより、大気に放出される燃焼排ガスは相当に浄化されることになる。
【0031】
このように前述した焼却炉10では、炉内炎の旋回流を利用して、未燃物を排煙通路20から炉外に出すことなく、未燃物捕集空間部21に効率よく集めることができ、しかも捕集された未燃物は未燃物環流管23を介して燃焼室11に何度でも環流されて再燃焼されることから、最終的には未燃物の発生を非常に抑制することが可能となる。
【0032】
なお、前述した焼却炉10では、未燃物捕集空間部21おいて浮遊状態で旋回する未燃物を燃焼室へ環流する未燃物環流管23が、未燃物捕集空間部21と燃焼室11とを、どこも迂回することなく直接連通させていたが、本発明はこのような例に限定されるものではない。すなわち、未燃物環流管23内は未燃物だけが流れるのではなく、一緒に燃焼排ガスも流れるため未燃物環流管23は相当の高温となる。そのため、この未燃物環流管23を炉外の遠方に延長して、例えばハウス栽培の加温として、又は各種建物の暖房用としてこの未燃物環流管23から発生する熱を利用することもできる。
【0033】
前述した本発明の実施形態では、産業廃棄物その他の各種の廃棄物を焼却処理する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、焼却可能な物であればあらゆる物の焼却処理に適用できることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の焼却炉によると、炉内炎の旋回流を利用して未燃物を排煙通路から炉外に出すことなく、未燃物捕集空間部に効率よく集めることができ、更に未燃物捕集空間部に捕集された未燃物は未燃物環流管を介して燃焼室に何度でも環流されて再燃焼させるようにしたことから、最終的には未燃物の発生を非常に抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る焼却炉の主要部を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に示される焼却炉のA−A線で切断して示す横断図である。
【図3】図1に示される焼却炉のB−B線で切断して示す横断図である。
【符号の説明】
10 焼却炉
11 燃焼室
12 内壁
13 外壁
14 水ジャケット
15 ジャケット区画壁
16 エア室
17 エア供給通路
17a エア吹出し口
18 蒸気生成用タンク
19 蒸気生成用タンクにおける逆円錐形状の底板
19a 対流遮断板
20 排煙通路
20a 排煙通路の開口部
21 未燃物捕集空間部
22 環流入口
23 未燃物環流管
23a 未燃物環流管の一端
23b 未燃物環流管の他端
23c 未燃物環流管と空気圧送管との合流部
24 環流出口
25 エア圧送管
26 蒸気吹出し管
26a 蒸気吹出しノズル
27 連通管
28 廃棄物投入口

Claims (4)

  1. 燃焼室と、
    前記燃焼室の上部に設置され、底板を逆円錐形状に形成し、前記燃焼室で発生した熱により蒸気を発生する蒸気生成用タンクと、
    前記燃焼室内で燃焼時の炉内炎に旋回流を起こすようにエアを吹き出し可能に前記燃焼室の内壁に設けられた多数のエア吹出し口と、
    前記燃焼室の上部に設けられ、前記燃焼室の外部に連通する排煙通路と、
    前記排煙通路における燃焼室側の開口部周囲に位置し、この開口部より前記燃焼室の高さ方向上部に前記燃焼室の内壁周方向に沿って形成された未燃物捕集空間部であって、前記蒸気生成用タンクの前記逆円錐形状の底板を逆円錐形状の未燃物捕集板とし、前記燃焼室を縦断面で見て、前記未燃物捕集板と前記内壁とにより該内壁の周方向に沿って形成された三角形状の空間部である未燃物捕集空間部と、
    前記未燃物捕集空間部と前記燃焼室とを連通する未燃物環流管と、
    前記未燃物捕集空間部に捕集された未燃物を前記未燃物環流管に吸い込み、前記燃焼室へ送給する吸引手段と、
    前記蒸気発生タンクで発生した蒸気を前記燃焼室下部から吹出し、前記エア吹出し口から吹き出された高温高圧のエアに水蒸気を混合させて燃焼力を高める蒸気吹出しノズルと
    を備えて構成されていることを特徴とする焼却炉。
  2. 前記未燃物捕集空間部に連通する前記未燃物環流管の導出用開口が、その導出方向を炉内炎の旋回流の流れ方向と同方向に向けて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の焼却炉。
  3. 前記燃焼室に連通する前記未燃物環流管の導入用開口が、その導入方向を炉内炎の旋回流の流れ方向と同方向に向けて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の焼却炉。
  4. 前記排煙通路における前記燃焼室側の開口部が、逆円錐形状の前記未燃物捕集板のほぼ中心部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の焼却炉。
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