JP2767527B2 - 流動層焼却炉 - Google Patents

流動層焼却炉

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JP2767527B2 JP5027996A JP2799693A JP2767527B2 JP 2767527 B2 JP2767527 B2 JP 2767527B2 JP 5027996 A JP5027996 A JP 5027996A JP 2799693 A JP2799693 A JP 2799693A JP 2767527 B2 JP2767527 B2 JP 2767527B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石、レンガ、ガラス、
鉄及び非鉄金属等の不燃物を含む都市ごみや産業廃棄物
等を焼却処理する流動層焼却炉の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、流動層焼却炉としては、図7及
び図8に示す構造のものが知られている。即ち、前記流
動層焼却炉は、炉底21が漏斗状に形成された炉本体2
0と、炉内に形成された流動媒体層22と、流動媒体層
22内に並列配置されたノズル23付きの複数本の散気
管24と、炉内へごみや廃棄物等を投入する投入機25
と、炉底21の排出口26に接続された排出スクリュー
27と、排出スクリュー27に接続された振動スクリー
ン28と、振動スクリーン28に接続され、流動媒体を
炉内へ返送するコンベア29等から構成されている。
尚、図7及び図8に於いて、30はフリーボード部、3
1は燃焼ガス排出口、32は流動媒体投入口、33はウ
インドボックスである。
【0003】而して、前記流動層焼却炉に於いて、散気
管24のノズル23から空気を噴出すると、散気管24
より上方側の流動媒体層22部分には、ノズル23から
噴出される空気によって流動媒体が流動せしめられ、流
動層22Aが形成される。又、散気管24より下方側の
流動媒体層22部分には、流動媒体がノズル23から噴
出される空気による流動作用を受けずに静止せしめら
れ、貯留層22Bが形成される。投入機25によって炉
内に投入された廃棄物等は、その大部分が流動層22A
内で流動燃焼される。又、一部の極軽量の可燃性ごみ
は、流動層22Aからの灰と一緒にフリーボード部30
で浮遊燃焼される。
【0004】一方、不燃物34を含む廃棄物等を安定し
て連続焼却する為には、不燃物34と炉内で発生したク
リンカとを一部の流動媒体と共に炉外へ取り出し、不燃
物34等と流動媒体とを分離した後、流動媒体のみを炉
内へ戻す必要がある。その為、不燃物34等を含む流動
媒体は、排出スクリュー27を通して排出口26から順
次排出され、振動スクリーン28で不燃物34を除去さ
れた後、コンベア29により搬送されて流動媒体投入口
32から炉内へ戻されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の流動
層焼却炉に於いては、流動媒体の排出時に流動媒体が図
7及び図8に点線A1 、A2 、A3 、A4 で示すように
中心部から擂鉢状に排出されて行く。即ち、流動媒体の
排出が局部的に行われ、流動媒体層22全域に亘って流
動媒体が均一に排出されないことになる。このように、
流動媒体が擂鉢状に排出されると、流動層22A内の燃
焼中の高温の流動媒体が排出されることになる。その結
果、流動媒体による熱の持ち出しが多くなり、熱損失が
極めて大きくなる。然も、排出スクリュー27を水冷に
したり、振動スクリーン28を耐熱性等にしたりしなけ
ればならず、排出処理設備の能力を大幅に高める必要が
ある。又、流動媒体が擂鉢状に排出されると、流動媒体
層22の周辺部の流動媒体の動きが悪くなり、流動媒体
層22内に部分的に不燃物34やクリンカが滞留するこ
とになる。その結果、正常な流動燃焼を行えなくなる。
特に、不燃物34等の滞留が多くなると、流動媒体層2
2の中心部から高温の流動媒体がより排出されることに
なり、連続して運転できなくなるうえ、最終的には運転
不能(燃焼不能)となる。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
案されたものであり、流動媒体層全域に亘って流動媒体
を均一に排出できるようにした流動層焼却炉を提供する
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流動層焼却炉は、炉内に形成した流動媒体
層内に散気管を水平姿勢で配置し、当該散気管から流動
媒体層内に空気を吹き込んで流動媒体を流動させ、炉内
に投入したごみや廃棄物等を流動燃焼させると共に、炉
底から不燃物等を含む流動媒体を炉外へ順次取り出し、
不燃物等を除去した流動媒体を炉内へ戻すようにした流
動層焼却炉に於いて、前記散気管へ垂直状態で且つ遊動
可能に下方へ向って順次拡径する円錐形若しくは角錐形
のバッフルを取り付けると共に、当該バッフルを散気管
と炉底との間で且つ炉の中心位置に配置したことを発明
の基本構成とするものある。
【0008】
【作用】散気管から流動媒体層内へ空気を吹き込むこと
によって、散気管より上方側の流動媒体層部分には、散
気管から噴出される空気によって流動媒体が流動せしめ
られ、流動層が形成される。又、散気管より下方側の流
動媒体層部分には、流動媒体が散気管から噴出される空
気による流動作用を受けずに静止せしめられ、貯留層が
形成される。そして、炉内に投入された不燃物を含む都
市ごみや廃棄物等は、その大部分が流動層内で流動燃焼
される。一方、不燃物等を含む流動媒体は、炉底に形成
した排出口から順次排出され、不燃物等が除去された
後、炉内へ再投入される。
【0009】本発明の流動層焼却炉に於いては、散気管
と炉底との間にバッフルを配置している為、流動媒体が
排出口から排出される際、バッフルより上方にある流動
媒体は、バッフルによって落下が妨げられ、バッフルの
周辺に均一に分散される。その結果、流動媒体層全域に
亘って流動媒体が均一に落下することになる。このよう
に、流動媒体が均一に落下すると、流動層内の高温の流
動媒体が短時間で排出されることがなく、流動媒体は貯
留層で充分に冷却されてから排出される。その結果、熱
損失が少なく、熱効率が大幅に向上する。又、排出され
る流動媒体の温度が低いので、流動媒体を連続して均一
に排出することができる。その結果、不燃物等の分離を
効率的に行え、炉の連続運転を行える。然も、流動媒体
を連続して排出できると、流動媒体の単位時間当りの排
出が少量で済み、排出された流動媒体の温度が低いこと
とも相俟って排出スクリュー等の排出処理設備の設備能
力が小さくて済み、極めて経済的である。更に、流動媒
体が均一に落下すると、流動媒体層の周辺部での不燃物
等の滞留がなくなり、常時安定した正常な流動燃焼が行
われる。そのうえ、バッフルによって炉底の排出口に掛
かる流動媒体の荷重が軽減される為、流動媒体の排出が
容易になる。加えて、バッフルは、散気管に垂下状態で
且つ遊動可能に取り付けられている為、散気管が熱によ
り収縮しても何ら問題がない。又、バッフルを円錐形若
しくは角錐形にしている為、流動媒体の荷重がバッフル
に掛かっても、この力はバッフルにより分散され、バッ
フルの破損等が防止されると共に、バッフルが流動媒体
中に安定して保持される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係る
流動層焼却炉の要部を示すものであり、当該流動層焼却
炉は、炉本体1の炉底2に硅砂や石灰石等の流動媒体か
ら成る流動媒体層3を形成し、当該流動媒体層3内に散
気管4及びバッフル5を配置し、散気管4から流動媒体
層3内へ空気を供給して流動せしめると共に、この流動
媒体層3に都市ごみや廃棄物等を供給して流動燃焼させ
るようにしたものである。
【0011】前記炉本体1は、従来公知のものと同様に
円筒状に形成されて居り、その周壁及び上壁には、炉内
へ都市ごみや廃棄物等を供給する供給口(図示省略)
と、流動媒体を炉内へ再投入する流動媒体投入口(図示
省略)と、炉内の燃焼ガスを排出する燃焼ガス排出口
(図示省略)とが夫々形成されている。又、炉本体1の
炉底2は、下方へ向って順次縮径する逆円錐形の固定底
板2から形成されて居り、その中心位置には流動媒体及
び不燃物11等を排出する排出口6が形成されている。
この固定底板2の傾斜角度α2 は、流動媒体が排出口6
側へ容易に滑り落ちるように設定されている。更に、炉
本体1の炉底2には、硅砂や石灰石等の流動媒体から成
る流動媒体層3が形成されている。尚、図示していない
が、供給口には廃棄物等の投入機が、流動媒体投入口に
は流動媒体搬送用のコンベアが、燃焼ガス排出口にはガ
スダクトが、流動媒体等の排出口6には排出スクリュー
及び振動スクリーン等が夫々接続されている。
【0012】前記散気管4は、流動媒体層3内に空気を
吹き込んで流動媒体を流動させるものである。即ち、散
気管4は、上面側に適宜のピッチで突設された多数のノ
ズル7を備えて居り、流動媒体層3内に水平姿勢で並列
配置されている。又、各散気管4は、炉外に配置したウ
インドボックス8に接続されて居り、通風機(図示省
略)からウインドボックス8に供給された空気をノズル
7から流動媒体層3内へ噴出させるようになっている。
【0013】前記バッフル5は、下方へ向って順次拡径
する円錐形のバッフル本体5aと、バッフル本体5aを
補強する円板状の補強材5bとから形成されて居り、散
気管4と炉底2との間で且つ炉本体1の中心位置に配置
されている。即ち、バッフル5は、排出口6の上方に位
置する散気管4に固定された複数の取付け金具9と、取
付け金具9に遊動自在に取り付けられた吊り金具10と
により、散気管4へ垂下状態で且つ遊動可能に取り付け
られている。具体的には、取付け金具9は、図3及び図
4に示す如く、散気管4に対向状に固着されたL字形の
第1支持材9aと、各第1支持材9aの両端下面に固着
された板状の第2支持材9bとから成る。又、吊り金具
10は、図1、図3及び図4に示す如く、上端部が第1
支持材9aと第2支持材9bとで囲まれた空間内に遊嵌
状態で挿入された複数本の支柱10aと、支柱10a同
志を連結する横材10bと、支柱10aの上端に固着さ
れ、第1支持材9aへ係合して支柱10aを抜け止めす
る円板10cとから成り、支柱10aの上端部が図3及
び図4に矢印で示すように取付け金具9に対して一定の
範囲内で動くようになっている。従って、前記バッフル
5は、バッフル本体5aを吊り金具10の支柱10aの
下端部に取り付け固定することによって、散気管4に対
して垂下状態で且つ遊動可能に取り付けられることにな
る。尚、バッフル本体5aの頂角の角度α1 は、固定底
板2の傾斜角度α2 の倍以上で且つ60°〜120°の
範囲に収まるように設定されている。又、バッフル本体
5aの周縁部と固定底板2との隙間Sは、不燃物11の
最大寸法よりも大として居り、本実施例では250mm
以上に設定されている。
【0014】次に、前記流動層焼却炉の作用について説
明する。通風機からウインドボックス8へ供給された適
宜の温度の空気は、散気管4のノズル7から流動媒体層
3内に噴出される。これによって、散気管4より上方側
の流動媒体層3部分に於いては、ノズル7から噴出され
る空気によって流動媒体が流動せしめられ、流動層3A
が形成される。又、散気管4より下方側の流動媒体層3
部分に於いては、流動媒体がノズル7から噴出される空
気による流動作用を受けずに静止せしめられ、貯留層3
Bが形成される。そして、不燃物11を含む都市ごみや
廃棄物等は、投入口から炉内に投入され、大部分が流動
層3A内で流動燃焼される。又、一部の極軽量の可燃性
ごみや流動層3Aからの灰は、フリーボード部で浮遊燃
焼される。一方、不燃物11を含む流動媒体は、排出ス
クリューを通して排出口6から順次排出され、振動スク
リーンで不燃物11を除去された後、コンベアにより搬
送されて流動媒体投入口から炉内へ再投入されている。
流動媒体等が排出口6から排出される際、バッフル5よ
り上方の流動媒体は、バッフル5によって落下が妨げら
れ、バッフル5の周辺に均一に分散される。その結果、
流動媒体は、図1及び図2に点線A1 、A2 、A3 、A
4 、A5 、A6で示すように流動媒体層3全域に亘って
均一に落下することになる。このことは、実験と実機と
で確認されている。
【0015】このように、本発明の流動層焼却炉に於い
ては、流動媒体層3全域に亘って流動媒体が均一に落下
する為、流動層3A内の高温の流動媒体が短時間で排出
されることがなく、流動媒体は貯留層3Bで充分に冷却
されてから排出される。その結果、熱損失が少なく、熱
効率が大幅に向上する。又、排出される流動媒体の温度
が低いので、流動媒体を連続して均一に排出することが
できる。その結果、不燃物11等の分離を効率的に行
え、炉の連続運転を行える。然も、流動媒体を連続して
排出できる為、流動媒体の単位時間当りの排出が少量で
済み、排出された流動媒体の温度が低いこととも相俟っ
て排出スクリュー、振動スクリーン、コンベア等の排出
処理設備の設備能力が小さくて済み、極めて経済的であ
る。更に、流動媒体が均一に落下すると、流動媒体層3
の周辺部での不燃物11の滞留がなくなり、常時安定し
た正常な流動燃焼が行われる。そのうえ、バッフル5に
よって排出口6に掛かる流動媒体の荷重が軽減される
為、排出スクリューによる流動媒体の排出が容易にな
る。加えて、バッフル5は、散気管4に垂下状態で且つ
遊動可能に取り付けられている為、散気管4が熱により
収縮しても何ら問題がない。又、バッフル5を円錐形に
している為、流動媒体の荷重がバッフル5に掛かって
も、この力はバッフル5により分散され、バッフル5の
破損等が防止されると共に、バッフル5が流動媒体中に
安定して保持される。
【0016】図5及び図6は本考案の第2実施例に係る
流動層焼却炉の部分概略図であって、当該流動層焼却炉
は、炉本体1を角形にしたものであり、炉底2と散気管
4との間に角錐形のバッフル5を配置し、該バッフル5
を散気管4に上述の取付け金具9及び吊り金具10を介
して垂下状態で且つ遊動可能に取り付けたものである。
この流動層焼却炉も、上記第1実施例のものと同様の作
用効果を奏することができる。
【0017】尚、上記各実施例に於いては、バッフル5
を円錐形若しくは角錐形(四角)としたが、他の実施例
に於いては、バッフル5を六角錐や八角錐等に形成して
も良い。
【0018】上記各実施例に於いては、バッフル5を、
バッフル本体5aと補強材5bとで形成したが、他の実
施例に於いては、バッフル5をバッフル本体5aのみで
形成しても良く、或いはバッフル本体5aと補強部材5
bとを一体的に形成するようにしても良い。
【0019】上記各実施例に於いては、バッフル5を、
取付け金具9及び吊り金具10を介して散気管4へ垂下
状態で且つ遊動可能に取り付けるようにしたが、バッフ
ル5を散気管4へ取り付ける構成は、上記実施例のもの
に限定されるものではなく、バッフル5を散気管4へ遊
動可能に取り付けることができれば、如何なる構成であ
っても良い。
【0020】上記各実施例に於いては、取付け金具9
を、第1支持材9aと第2支持材9bとで形成したが、
他の実施例に於いては、第1支持材9aと第2支持材9
bとを一体的に形成しても良い。
【0021】上記各実施例に於いては、吊り金具10
を、支柱10aと、横材10bと、円板10cとで形成
したが、吊り金具10の構成は、上記実施例のものに限
定されるものではなく、任意である。
【0022】上記各実施例に於いては、バッフル5を、
取付け金具9及び吊り金具10を介して散気管4へ垂下
状態で且つ遊動可能に取り付けるようにしたが、他の実
施例に於いては、バッフル5を他の部材を介して炉底2
(固定底板)へ取り付けるようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】上述の通り、本発明の請求項1の流動層
焼却炉に於いては、散気管と炉底との間に円錐形若しく
は角錐形のバッフルを配置し、流動媒体層全域に亘って
流動媒体が均一に落下するようにしている為、流動層内
の高温の流動媒体が短時間で排出されることがなく、流
動媒体は貯留層で充分に冷却されてから排出される。そ
の結果、熱損失が少なく、熱効率が大幅に向上する。
又、排出される流動媒体の温度が低いので、流動媒体を
連続して均一に排出することができる。その結果、不燃
物等の分離を効率的に行え、炉の連続運転を行える。然
も、流動媒体を連続して排出できる為、流動媒体の単位
時間当りの排出が少量で済み、排出された流動媒体の温
度が低いこととも相俟って排出スクリュー等の排出処理
設備の設備能力が小さくて済み、極めて経済的である。
更に、流動媒体が均一に落下すると、流動媒体層の周辺
部での不燃物の滞留がなくなり、常時安定した正常な流
動燃焼が行われる。そのうえ、バッフルによって炉底の
排出口に掛かる流動媒体の荷重が軽減される為、流動媒
体の排出が容易になる。請求項2の流動層焼却炉に於い
ては、上記効果に加えて更に次のような効果を奏し得
る。即ち、バッフルを散気管へ遊動可能に取り付けてい
る為、散気管が熱により収縮しても何ら問題がない。
又、バッフルを散気管に遊動可能に取り付け、且つバッ
フルを円錐形若しくは角錐形にしている為、流動媒体の
荷重がバッフルに掛かっても、この力はバッフルによっ
て分散され、バッフルの破損等が防止されると共に、バ
ッフルが流動媒体中に安定して保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る流動層焼却炉の概略
部分縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】取付け金具及び吊り金具部分の拡大部分正面図
である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る流動層焼却炉の概略
横断面図である。
【図6】同じく概略部分縦断面図である。
【図7】従来の流動層焼却炉の概略縦断面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1は炉本体、2は炉底(固定底板)、3は流動媒体層、
3Aは流動層、3Bは貯留層、4は散気管、5はバッフ
ル、6は排出口、9は取付け金具、10は吊り金具、1
1は不燃物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 圭司 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目3番23号 株式会社タクマ内 (56)参考文献 特開 昭57−148115(JP,A) 特開 平2−97814(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23G 5/30 F23C 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に形成した流動媒体層内に散気管を
    水平姿勢で配置し、当該散気管から流動媒体層内に空気
    を吹き込んで流動媒体を流動させ、炉内に投入したごみ
    や廃棄物等を流動燃焼させると共に、炉底から不燃物等
    を含む流動媒体を炉外へ順次取り出し、不燃物等を除去
    した流動媒体を炉内へ戻すようにした流動層焼却炉に於
    いて、前記散気管へ垂直状態で且つ遊動可能に下方へ向
    って順次拡径する円錐形若しくは角錐形のバッフルを取
    り付けると共に、当該バッフルを散気管と炉底との間で
    且つ炉の中心位置に配置したことを特徴とする流動層焼
    却炉。
JP5027996A 1993-02-17 1993-02-17 流動層焼却炉 Expired - Lifetime JP2767527B2 (ja)

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JPS57148115A (en) * 1981-03-06 1982-09-13 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd Extracting device of non-combustible material in fluidized-bed incinerator
JPH0297814A (ja) * 1988-10-04 1990-04-10 Babcock Hitachi Kk 流動層焼却炉

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