JP3173249U - 廃棄物再生機能を有する自走車輌 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップをボトル本体から分離して回収できるとともに、切断したボトル本体に口部付設物が混入するおそれの少ない廃棄物再生機能を有する自走車輌を提供する。
【解決手段】ペットボトルPを縦断する縦断部と横断する横断部とを備える。縦断部は、キャップP4が取り付けられた状態のボトル本体P1を、そのキャップP4と共に、先端側から後端側に順次縦断する。横断部は、縦断部によってボトル本体の先端側の口部近傍が縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態におけるボトル本体の口部近傍を横断する。
【選択図】図5

Description

本考案は、走行しながら回収した容器廃棄物に再生のための処理を所定の段階まで施し得るように構成された、廃棄物再生機能を有する自走車輌に関するものである。
従来から、走行しながら回収した容器廃棄物に再生のための処理を所定の段階まで施し得るように構成された、廃棄物再生機能を有する自走車輌は知られている。この廃棄物再生機能を有する自走車輌として、例えば特許文献1に提案されたものがある。
このものは、使用済みボトルを、ボトル本体の口部にキャップが付設された状態でそのキャップを含めてその使用済みボトルの長手方向に沿って少なくとも2つに縦断するようにしたものである。このようにキャップを含めてその使用済みボトルの長手方向に沿って縦断することにより、ボトル本体とは材質の異なるキャップと、ボトル本体とを夫々、分断して回収できる。
特許第4446016号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、キャップをボトル本体から分離して回収できるが、例えばボトル本体の口部に、ボトル本体とは材質の異なる口部付設物が付設されているような場合には、ボトル本体を縦断しても口部付設物がボトル本体から離れ難く、その結果、切断したボトル本体に材質の異なる口部付設物が混入してしまうおそれがある。
本考案は、キャップをボトル本体から分離して回収できるとともに、ボトル本体の口部にボトル本体とは材質の異なる口部付設物が付設されている場合でも、切断したボトル本体に口部付設物が混入するおそれの少ない廃棄物再生機能を有する自走車輌を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本考案の請求項1は、ボトル本体の先端側の口部にキャップが取り付けられた使用済みボトルを順次切断部で切断して所定の段階まで分解処理する廃棄物再生機能を有する自走車輌であって、前記切断部は、前記使用済みボトルを、その長手方向に沿って縦断する縦断部と、前記使用済みボトルを、前記長手方向を横切るように横断する横断部とを備え、前記縦断部は、前記キャップが取り付けられた状態の前記ボトル本体を、そのキャップと共に縦断し、前記横断部は、前記縦断部により縦断された前記ボトル本体の口部近傍を横断することを特徴とする廃棄物再生機能を有する自走車輌を提供する。
又、前記請求項1において、前記縦断部は、前記ボトル本体を、前記先端側から後端側に順次縦断し、前記横断部は、前記縦断部によって前記ボトル本体の先端側の口部近傍が縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態における前記ボトル本体の口部近傍を横断する構成とできる。
又、前記請求項1又は2において、前記ボトル本体を着脱自在に保持し前記縦断部に対して移動可能なボトル保持部と、前記ボトル保持部に保持された前記ボトル本体の口部近傍が前記縦断部によって縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態における前記ボトル保持部の前記縦断部に対する設定位置を検出する検出手段とを備え、前記横断部は、前記検出手段によって前記設定位置が検出されるとその検出に基いて、前記ボトル保持部に保持されたボトル本体に対して移動して前記口部近傍を横断する構成とできる。
請求項1によれば、キャップが付設された状態のボトル本体を、キャップと共に縦断部によって縦断するため、キャップをボトル本体から分離できるとともに、キャップを回収できる。又、縦断部で縦断したボトル本体の口部近傍を横断部により横断するため、ボトル本体の口部近傍から先端側を分離できる。従って、例えばボトル本体の口部に、ボトル本体と材質の異なる口部付設部材が付設されてその口部付設部材が縦断して圧縮等しても分離させ難いような場合でも、その付設部材が付設された口部近傍をボトル本体から除外でき、材質の異なる口部付設部材が付設された先端側の部分が混入するのを防止できる。
請求項2によれば、横断部は、縦断部によってボトル本体の先端側の口部近傍が縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態におけるボトル本体の口部近傍を横断する。例えば縦断部によってボトル本体の全体を縦断して2分割にした後に横断部によってボトル本体の口部近傍を横断する場合には、保持していたボトル本体が縦断により2分割されると保持した状態を維持し難くなって保持させておくのが困難になり、その後の横断に際してボトル本体が動いてしまって円滑に切断できなくなるおそれがある。しかし、上述のように、ボトル本体の後端側が未だ縦断されていない状態におけるボトル本体の口部近傍を横断することによって、ボトル本体の口部近傍を容易且つ円滑に切断できる。
請求項3によれば、横断部は、前記検出手段によってボトル本体の口部が縦断部によって縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態におけるそのボトル本体の縦断部に対する設定位置が検出されるとその検出に基いて、ボトル保持部に保持された使用済みボトルに対して移動して口部近傍を横断するため、横断部で、確実に、ボトル本体の後端側が縦断される前の状態におけるボトル本体の口部近傍を横断することができ、ボトル本体の口部近傍を、より一層、容易且つ円滑に切断できる。
本考案の一実施形態の廃棄物再生機能を有する自走車輌の側面視の説明図である。 図1の平面視の説明図である。 整列部の斜視図である。 分断部の平面図である。 分断部の正面図である。 縦断部でペットボトルを縦断している状態の平面図である。 横断部でペットボトルを横断している状態の平面図である。 縦断部でペットボトルを後端まで縦断し終えた状態の平面図である。 圧縮部の斜視図である。 第1篩分部材上にきたボトル本体主部とボトル本体先端部とキャップとの要部の平面図である。 裁断部及びチップ貯留部の要部の斜視図である。
図1は、本考案に係るファクトリートラック10の一実施形態を説明するための側面視の説明図であり、図2は、その平面視の説明図である。なお、図1および図2においてX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
本考案のファクトリートラック(廃棄物再生機能を有する自走車輌)10は、回収されるべき容器廃棄物として合成樹脂製のボトルの一種であるペットボトル(PET(Polyethylene terephthalate)bottle、キャップが付設された使用済みボトル)Pの使用済みのものを対象としてチップ化処理を施すものである。
図1および図2に示すように、ファクトリートラック10は、エンジンや運転席等を有するキャビン部11と、このキャビン部11の後部に連設された荷台12とを備えている。
このファクトリートラック10は、荷台12に空のペットボトルPを投入して貯留する、荷台12の後部位置に設定された投入部20と、この投入部20から引き出されたペットボトルPを処理し易いように整列させる整列部30と、この整列部30で直列に整列されたペットボトルPに対し順次チップ化処理を施すチップ化処理部40と、このチップ化処理部40でチップ化されることにより得られたチップP7を貯留するチップ貯留部80とが装備されることによって構成されている。
そして、これら投入部20、整列部30およびチップ貯留部80は、全体的に外観視で直方体状を呈するカバー体13によって覆われている。カバー体13の内面側には、例えば発泡性合成樹脂などからなる防音材131が施工され、これによってカバー体13の内部で発生した騒音の外部への漏洩を防止している。
カバー体13の後面には、その略全面に亘ってペットボトルPを投入するための投入開口132が設けられているとともに、この投入開口132を閉止することができる開閉可能なリヤドアー133が設けられている。このリヤドアー133は、普段は閉止されているが、ペットボトルPを投入部20に投入するに際し図1に示すように開放される。
前記投入部20は、荷台12の後端部に据え付けられた投入ホッパー21と、この投入ホッパー21に付設されたベルトコンベヤ22とを備えている。前記投入ホッパー21は、図2に示すように、平面視で矩形状を呈し、上下寸法がカバー体13の上下寸法の略1/2に設定されているとともに、投入ホッパー21の構成要素である前方の板が、図1に示すように、先上がりに傾斜した(本実施形態では略60°に傾斜した)傾斜板211とされている。
前記ベルトコンベヤ22は、投入ホッパー21内における傾斜板211の直後方で軸心が左右方向に延びるように配設された駆動ローラ221と、この駆動ローラ221の若干前方の上部で、かつ、カバー体13の天板と干渉しないように当該駆動ローラ221と対向配置された従動ローラ222と、これら駆動ローラ221および従動ローラ222間に張設された無端ベルト223とを備えている。
前記駆動ローラ221は、第1駆動モータ224の駆動で反時計方向に向けて駆動回転する。従って、第1駆動モータ224が駆動されることによる駆動ローラ221の駆動によって駆動ローラ221および従動ローラ222間に張設されている無端ベルト223が両ローラ221,222間で反時計方向に向けて周回することになる。
そして、前記無端ベルト223の表面側には、その長手方向に向けて所定ピッチで複数枚の引っ掛け突片223aが設けられている。従って、無端ベルト223が反時計方向に向けて周回すると、投入ホッパー21内に貯留されているペットボトルPは、この引っ掛け突片223aに引っ掛けられた状態で上方に向かって搬送され、無端ベルト223が従動ローラ222の位置で折り返されるときに整列部30へ供給される。
前記整列部30は、投入ホッパー21から無端ベルト223の周回によって送り込まれたペットボトルPを直列に整列させて以後の処理の容易化を図るためのものである。以下、整列部30について図3を基に必要に応じて図1および図2を参照しながら説明する。図3は、整列部30の一実施形態を示す斜視図である。なお、図3におけるXおよびYによる方向表示は、図2の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
図3に示すように、整列部30は、投入部20からのペットボトルPを受け入れる整列ホッパー31と、この整列ホッパー31の底部に前後方向へ延びるように前方に向けて先下がりで敷設された複数本の整列ローラ32と、これら複数本の整列ローラ32を同時に軸心回りに同一方向に向けて回転させる第2駆動モータ33と、この第2駆動モータ33の駆動力を各整列ローラ32に伝達する駆動力伝達機構34とを備えている。
前記整列ホッパー31は、左右方向一対の側板311と、これら一対の側板311の前縁部間に架設された前板312と、各側板311の後縁部間に架設された後板313と、各側板311の前後方向の略中央位置から前方に向かって漸次互いに接近し合うように延設された左右方向一対のガイド板314とを備えている。
前記後板313は、上縁部が側板311の上縁部より若干低めに設定されている。この低めに設定された部分に前記無端ベルト223の上端部が嵌め込まれ、これによって無端ベルト223により運び込まれたペットボトルPが整列ホッパー31へ確実に受け渡されるようになっている。
前記前板312は、上縁部が側板311の上縁部と面一に設定されているのに対し、下縁部が整列ローラ32の上面よりペットボトルPが通過し得る分だけ離間して設けられている。前記ガイド板314は、上縁部が側板311の上縁部と面一とされているとともに、下縁部が整列ローラ32の上面と略摺接されている。かかる各ガイド板314の前端縁は、前後方向に向いたペットボトルPが通過し得る距離だけ互いに離間している。従って、各ガイド板314間の前端位置には、前後方向に向いたペットボトルPを1つだけ通過させ得るボトル通過開口315が形成された状態になっている。
又、このボトル通過開口315には、ペットボトルPを開閉自在に閉鎖する閉鎖部材315aが設けられている。この実施形態の閉鎖部材315aは、2本の棒状体から構成されて、前板312の下端からボトル通過開口315に出没可能に配設されている。
又、閉鎖部材315aは、図示しない閉鎖部材用制御部によって、後述の分断部のボトル保持部本体151が設定位置から前方側に移動して再度設定位置まで戻ってくると、設定時間だけ、前板312に没入しボトル通過開口315を開放してペットボトルPを1つだけ通すようになっている。
また、ボトル通過開口315の前方には、樋部材52が設けられている。この樋部材52は、整列ホッパー31の下流端においてボトル通過開口315に対向して設けられ、前方に向かって整列ローラ32と同一の傾斜角度で先下がりに設定されている。かかる樋部材52の端面視の曲率径寸法は、ペットボトルPの外径寸法と略同一に設定されている。これによって整列ホッパー31からボトル通過開口315を介して排出されたペットボトルPは、安定した状態で当該樋部材52上を滑落し、チップ化処理部40へ供給される。
前記整列ローラ32は、前記一対の側板311間に前方に向かって先下がりになるように複数本が傾斜して並設されている。かかる各整列ローラ32は、それぞれ中心位置に同心で一体回転可能に貫通されたローラ軸321を有している。各ローラ軸321は、その前後が図略のフレームに摺接状態で貫通され、これによって各整列ローラ32はローラ軸321回りに一体回転することができる。
前記第2駆動モータ33は、整列ホッパー31の前端における左右方向の一方の側部より若干外方に寄った位置に前後方向に延びた状態で横置きで据え付けられ、その駆動力が駆動力伝達機構34を介して各整列ローラ32に伝達される。
前記駆動力伝達機構34は、第2駆動モータ33の駆動軸に同心で一体回転可能に外嵌された駆動スプロケット341と、各ローラ軸321に同心で一体回転可能に外嵌された複数の従動スプロケット342と、これら各従動スプロケット342および前記駆動スプロケット341に掛け回された無端チェーン343とを備えている。
前記駆動スプロケット341は、整列ホッパー31の前板312の下端左方の外側にお
いて、駆動軸が整列ローラ32と平行で、かつ、そのローラ軸321と左右方向で重なり合うように傾斜して据え付けられている。前記駆動スプロケット341は、このような第2駆動モータ33の駆動軸に同心で一体回転可能に外嵌されている。また、前記各従動スプロケット342は、前記駆動スプロケット341と同一高さ位置で各ローラ軸321にそれぞれ同心で一体回転可能に取り付けられている。
かかる駆動力伝達機構34によれば、第2駆動モータ33を駆動させることにより、この駆動力は、駆動スプロケット341および無端チェーン343を介して各従動スプロケット342伝達され、これによって各整列ローラ32は、ローラ軸321回りに同一方向に向けて一斉に回転する。
従って、第1駆動モータ224の駆動による無端ベルト223の周回で投入部20から整列部30へ搬入されたペットボトルPは、これら各整列ローラ32の同一方向に向かう回転に誘導されて逆方向に回転され、これによって前後方向に向くように姿勢設定される。そして、前後方向に向いたペットボトルPは、整列ローラ32の前方へ向かう先下がりの傾斜を滑り降り、一対のガイド板314によって左右方向の中央部へ誘導され、1本ずつがボトル通過開口315を通ってチップ化処理部40へ供給される。
前記チップ化処理部40は、図1および図2に示すように、前記整列部30から供給された1本ずつのペットボトルPを、ボトル本体P1における先端側の、口部付設部材P6(図10参照)が付設された口部及び口部近傍部からなるボトル本体先端部P2、ボトル本体P1からそのボトル本体先端部P2が取り除かれたボトル本体主部P3、キャップP4、及びラベルP5それぞれに分別する分別部50と、この分別部50で分別されたボトル本体主部P3に対し裁断処理を施してチップP7にする裁断部60とを備えている。
キャップP4は、通常、PET(Polyethylene terephthalate)製のボトル本体P1とは異なる合成樹脂材料、例えばPE(ポリエチレン)で形成されている場合が多く、また、口部付設部材P6及びラベルP5がボトル本体P1とは異なる合成樹脂材料で形成されている場合に、PETからなるチップP7に混入すると、当該材料がチップP7の再生処理時に不純物となって当該再生処理の障害になる。かかる障害を除くべく、分別部50において付属物が分別されるのである。又、キャップP4だけを分別することにより、キャップP4を再生できる。
分別部50は、図1、図2に示すように、ペットボトルPを分断する分断部51と、この分断部51によって分断されたボトル本体主部P3に圧縮処理を施す圧縮部56とを備えている。
分断部51によって分断されることによりボトル本体P1から分離されたラベルや、分断部51では分離されなかったが圧縮部56において分離されたラベルは、後述の吸引装置(付属物回収部)70によって吸引除去される。
前記分断部51は、図4に示すように、整列部30の樋部材52から出てくるペットボトルPを受けて保持するボトル保持部150と、ペットボトルPを切断する切断部161、162と、ボトル保持部150及び切断部161、162を制御する制御部170とを備えている。
ボトル保持部150は、ボトル保持部本体151と、ボトル保持部本体151に受けられたペットボトルPを保持する保持部材152とを備えている。
ボトル保持部本体151は、板状体-からなり、左右の略中央部に、切り欠き151aを備えている。この切り欠き151aは、後述の縦断部161の丸鋸刃161aを通すためのもので、前端から後端近傍にかけて形成されている。
また、ボトル保持部本体151は、その前部側に、ペットボトルPの先端(キャップP4)を当てて止める板状片からなる当て止め部材151dを備えている。当て止め部材151dは、ボトル保持部本体151の上面から上方に突出可能に配設されている。
そして、このように構成されたボトル保持部本体151は、図1に示すように整列部30と圧縮部56との間に配設された基台150a上に、前下がりの傾斜状態で前後方向移動可能に配設されており、基台150a上に設けられた本体用移動操作部材151bの作動に伴って、ボトル保持部本体151は基台150a上を前後方向に移動操作される。
保持部材152は、図4に示すように左(+X)右(−X)方向に対向するように配設された左右一対のものから構成されている。各保持部材152は、ペットボトルPの外周面に当接する円弧状の当接面152aを備えている。
そして、これらの保持部材152は、夫々、ボトル保持部本体151に取り付けられた保持部材用移動操作部材152cに連結されており、保持部材用移動操作部材152cの作動に伴い保持部材152は互いに接近する方向に移動操作されてペットボトルPの外周面を挟持するようになっている。
切断部は、ペットボトルPを、その長手方向に沿って縦断する縦断部161と、ペットボトルPを、その長手方向を横切るように横断する横断部162とを備えている。
縦断部161は、この実施形態では、外周の全周に歯を有する丸鋸刃161aを備えたものから構成されている。そして、この縦断部161は、基台150上に移動不能に取り付けられている。
横断部162は、上記縦断部161によって縦断されたペットボトルPの口部近傍を横断するもので、この実施形態では、外周の全周に歯を有する丸鋸刃162aを備えたものから構成されている。
そして、横断部162は、ボトル保持部本体151に左右方向に移動可能に配設されており、横断部用移動操作部材162bの作動に伴ってボトル保持部本体151を左右方向に移動操作されるようになっている。この横断部162の移動により、縦断されたボトル本体P1の口部近傍が横断され、これにより、ボトル本体P1は、口部近傍から先端側のボトル本体先端部P2と、ボトル本体先端部P2が取り除かれたボトル本体主部P3とに分離される。
制御部170は、当て止め部材151d、本体用移動操作部材151b、保持部材用移動操作部材152c及び横断部用移動操作部材162b夫々と通電可能に接続されており、それらの動きを制御する。
例えば制御部170は、丸鋸刃161aがペットボトルPのキャップP4及びボトル本体P1の口部近傍を切断し且つボトル本体P1の後端を未だ切断していない状態、即ち、丸鋸刃161aがボトル本体P1の口部近傍と後端との間に位置した図6に示す状態まで、丸鋸刃161aに対してボトル保持部本体151が進行すると、制御部170は、図示しない検出装置によってボトル保持部150の縦断部161に対する設定位置として検出しその検出に基いて、一旦、本体用移動操作部材151bの作動を中断させるとともに、横断部用移動操作部材162bを作動させる。
次に、圧縮部56について説明する。圧縮部56は、図9に示すように、ボトル本体主部P3を圧縮するための圧縮ローラ部57と、この圧縮ローラ部57による圧縮処理を受け台座として補佐するとともに、ボトル本体主部P3を篩い上産物としボトル本体先端部P2及びキャップP4を篩い下産物として篩い分ける篩分部58、58aとを備えて構成されている。
圧縮ローラ部57は、分断部51の下流端に配設されている。かかる圧縮ローラ部57は、左右方向に延びたローラ571と、このローラ571をローラ軸571a回りに回転させる回転機構572とを備えている。
前記回転機構572は、ローラ571の左方の外方位置において横置きで据え付けられた第3駆動モータ573と、この第3駆動モータ573の駆動軸と前記ローラ571のローラ軸571aとの間に介設された減速ギヤ機構574とを備えている。そして、第3駆動モータ573の駆動力が減速ギヤ機構574を介してローラ軸571aに伝達され、これによるローラ571のローラ軸571a回りに時計方向へ向かう回転によって、分断部51から送り込まれた2つ割れ状態のボトル本体主部P3が篩分部58との間で圧縮処理される。
篩分部は、第1篩分部材58と、第2篩分部材58a(図1に図示)とを備えている。第1篩分部材58は、ローラ571によるボトル本体主部P3の圧縮処理時に台座として使用されるとともに、圧縮状態のボトル本体主部P3と、ボトル本体先端部P2及びキャップP4とを分離するためので、図9、図10に示すように矩形状を呈する枠体581と、この枠体581の内部に縦横に架設された格子体582と、この格子体582に振動を与える振動機構583とを備えている。
前記枠体581における前記ローラ571と対向した位置には、その上縁から左右へ向けて突出した支持軸581aが設けられている。これらの支持軸581aは、軸心回りに回動可能に図略のフレームに支持されている。従って、枠体581は、ローラ571との干渉が回避された状態で支持軸581a回りに揺動することができる。
前記格子体582は、ボトル本体先端部P2及びキャップP4を篩下として通過させることができる大きさの格子目582aが形成されるように設定されており、破断されたボトル本体主部P3を篩上として篩い分けることができるようになっている。
前記振動機構583は、後方側で枠体581の下面を摺接状態で左右方向に横断したカム軸584と、このカム軸584に一体回転可能に外嵌された左右方向一対の偏心カム585と、前記カム軸584を軸心回りに回転させるための第4駆動モータ586とを備えている。第4駆動モータ586の駆動軸は、同心でカム軸584に一体回転可能に連結されている。
各偏心カム585は、偏心状態の同一位相でカム軸584に固定されているとともに、各周面が枠体581の前後方向に延びる左右一対の各縦杆の前方位置の裏面側に当接されている。従って、第4駆動モータ586の駆動でカム軸584を軸心回りに回転させることにより、各偏心カム585が偏心回転し、これによって格子体582が支持軸581a回りに振動的に正逆回動する。かかる格子体582の揺動によって第1篩分部材58に供給された破断後のボトル本体先端部P2及びキャップP4は、格子体582の格子目582aを通って確実に篩い分けられる。
第2篩分部材58aは、ボトル本体先端部P2とキャップP4とを分離するためのもので、図1に示すように上記第1篩分部材58の下方側に配設されており、第1篩分部材58から落下してくるボトル本体先端部P2とキャップP4とを受けて篩い分ける。この第2篩分部材58bは、キャップP4を篩下として通過させることができる大きさの格子目となるように設定されており、破断されたボトル本体先端部P2を篩上として篩い分けることができるようになっている点以外は、上記第1篩分部材58と略同構成を採っている。
そして、この第2篩分部材58aは、図1に示すように上記第1篩分部材58の下方側に配設されており、第1篩分部材58から落下してくるボトル本体先端部P2とキャップP4とを受けて篩い分ける。
一方、前記整列部30等の下方位置には、図1に示すように第2篩分部材58aで篩下として篩い分けられたキャップP4を貯留するためのキャップ貯留部59と、ボトル本体先端部P2を貯留するための図示しないボトル本体先端貯留部とが設けられている。
これらの貯留部59には、上面を全面に亘って開放した状態で付属物回収用のフレコンバッグ591が装着されている。そして、篩分部58、58aで篩い分けられたキャップP4とボトル本体先端部P2とは、別個にフレコンバッグ591に回収される。フレコンバッグ591が満杯になると、上面開口が閉止された状態で付属物貯留部59から荷下ろしされる。
また、本実施形態においては、篩分部58,58aに、ラベルなどの軽量付属物を回収するための吸引装置70が設けられている。この吸引装置70は、第1篩分部材58の枠体581の左右両側部にそれぞれ対向配置された第1吸引フード71と、吸引フード71に接続された吸引ダクト72と、この吸引ダクト72の下流端に接続された軽量付属物を回収するための回収部73と、この回収部73の下流端に接続された吸引ブロワ74とを備えている。
回収部73は、直方体状を呈する内部が空洞のケーシング731と、このケーシング731に着脱自在に装着されるバッグフィルタ732とを有している。
かかる吸引装置70によれば、ボトル本体P1に巻き付けられていたシート状のラベルは、ペットボトルPが分断部51で縦断されることによってボトル本体P1からバラバラ状態で分離され、吸引ブロワ74の駆動による気流によって第1吸引フード71に吸引され、吸引ダクト72を介してバッグフィルタ732に捕捉回収されることになる。
次に、裁断部60について説明する。裁断部60は、篩分装置58から送り込まれた篩上としての2つ割れのボトル本体主部P3に、さらに裁断処理を施してチップP6を形成させるためのものである。かかる裁断部60は、図1、図2に示すように、篩分部58、58aの直下流側に設けられている。
図11に示すように、裁断部60は、互いに噛合した上下一対の裁断用ギヤ61と、これら一対の裁断用ギヤ61を回転させるための第5駆動モータ62と、この第5駆動モータ62と前記裁断用ギヤ61との間に介設された減速ギヤ63とを備えている。
前記各裁断用ギヤ61は、前記篩分装置58より左右方向に長尺に設定されている。かかる裁断用ギヤ61は、それぞれギヤ軸611と、各ギヤ軸611に同心で一体回転可能に外嵌されたギヤ本体612とを備えている。ギヤ本体612には、周面に周方向に等ピッチで複数のギヤ刃613が形成されている。これらのギヤ刃613の先端は先鋭に形成されている。従って、これら上下の裁断用ギヤ61の噛合位置に供給された破断処理後のボトル本体P1は、ギヤ刃613の噛合位置において各ギヤ刃613により裁断されてチップP7が形成される。
前記第5駆動モータ62は、駆動軸621が左右方向に延びるように横置きで一方の裁断用ギヤ61(図8に示す例では上方の裁断用ギヤ61)の左方位置に据え付けられている。前記減速ギヤ63は、駆動軸621に同心で一体回転可能に外嵌された小径ギヤ631と、一方(図8の例では上方)のギヤ軸611に同心で一体回転可能に外嵌された、小径ギヤ631に噛合する大径ギヤ632とからなっている。
従って、第5駆動モータ62の駆動は、駆動軸621、小径ギヤ631および大径ギヤ632を介して上方のギヤ軸611に伝達され、これによる上方の裁断用ギヤ61の回転により、当該裁断用ギヤ61に噛合している下方の裁断用ギヤ61も回転する。これら一対の裁断用ギヤ61の回転により、これらの噛合位置に供給された破断処理済みのボトル本体主部P3は細かく裁断され、チップP7とされる。
前記チップ貯留部80は、裁断部60の直下流側(前方位置)に設けられている。かかるチップ貯留部80は、上面全面が開放された直方体状のチップ貯留容器81と、上面が開放状態でこのチップ貯留容器81に装着されるチップP7用のフレコンバッグ82とを備えている。そして、ボトル本体P1が前記裁断部60で裁断されることによって形成されたチップP7は、フレコンバッグ82内に回収される。
次に、本考案の自走車輌の廃棄物再生機能の動作について説明する。回収されたペットボトルPは、キャップP4が付された状態で、整列部30に順次投入されることにより整列されて直列に並び、順次、ボトル通過開口315から樋部材52を介してボトル保持部本体151に滑り込むように入る。尚、ボトル通過開口315からペットボトルPが1つ、ボトル保持部本体151に入ると、閉鎖部材315aがボトル通過開口315に突出して塞ぎ、次のペットボトルPをボトル通過開口315で留めておく。
ボトル保持部本体151に入ったペットボトルPは、図4に示すように、その先端(キャップP4)が当て止め部材151dに当たってとまる。又、当て止め部材151dにペットボトルPが当たると、制御部170がそれを検出して保持部材用移動操作部材152cを作動させる。そして、その作動に伴い保持部材152が互いに接近する方向に移動してペットボトルPの外周面を左右方向から挟持する。
又、制御部170は、本体用移動操作部材151bを作動させ、その作動によって、図6に示すようにボトル保持部本体151は基台150上を前方側に押圧されて移動操作される。又、ボトル保持部本体151の前方側への移動に際して、縦断部161の丸鋸刃161aがボトル保持部本体151の切り欠き151aに入り込んで、相対的に前方から後方に進行する。
そして、その進行に際して、丸鋸刃161aがペットボトルPを先端側のキャップP4から後端側に順次縦断していく。
そして、丸鋸刃161aがペットボトルPのキャップP4及びボトル本体P1の口部近傍を切断し且つボトル本体P1の後端を未だ切断していない図6に示す状態まで、丸鋸刃161aに対してボトル保持部本体151が進行すると、制御部170は、それを検出しその検出に基いて、一旦、本体用移動操作部材151bの作動を中断させるとともに、横断部用移動操作部材162bを作動させる。
この横断部用移動操作部材162bの作動に伴い、図7に示すように横断部162はボトル保持部本体151を左側のペットボトルP側に移動する。そして、その移動に際して、横断部162の丸鋸刃162aがボトル本体P1を口部近傍を横断する。これにより、ボトル本体P1はボトル本体先端部P2とボトル本体主部P3とに分離する。
又、横断部162は、ボトル本体P1を切断し終えると、図8に示すように横断部用移動操作部材162bによって右方向に移動して元の位置に戻される。尚、切断された口部切断片P5は、その位置を維持しないが、図8では、説明の都合上、その位置に表示している。
又、横断部162が右方向へ移動し始めると、制御部170は、中断していた本体用移動操作部材151bを再度作動開始させ、その作動によって、ボトル保持部本体151は、更に前方側に移動する。又、この移動により、縦断部161の丸鋸刃161aがボトル本体P1の後端まで切断し、ボトル本体主部P3は2分割した状態になる。
そして、縦断部161がボトル本体P1を切断し終えると、制御部170は、本体用移動操作部材151bの作動を停止させる。又、制御部170の制御によって、ボトル保持部本体151の上面から突出していた当て止め部材151dがボトル保持部本体151に没入するとともに、保持部材用移動操作部材152cが保持部材152を引き操作し、それに伴い、保持部材152は互いに退行する方向に移動する。これにより、挟持されていたボトル本体主部P3は開放される。
開放されたボトル本体主部P3、ボトル本体先端部P2及びキャップP4は、ボトル保持部本体151の傾斜に沿って滑り、圧縮部56のローラ571と第1篩分部材58との間に入り込む。そして、ボトル本体主部P3は圧縮され、その後、裁断部60に送られる。
一方、ボトル本体先端部P2及びキャップP4は、図9、図10に示すように第1篩分部材58の格子目582aから下方の第2篩分部材58aに落下する。又、第2篩分部材58bに落下したキャップP4は、第2篩分部材58aの格子目582aからキャップ貯留部59に入る(図1参照)。一方、ボトル本体先端部P2は、第2篩分部材58aの前方側から口部切断片貯留部に入る。
裁断部60に送られたボトル本体主部P3は、図11に示すように裁断部60で細かく裁断されてチップP7とされ、チップ貯留容器81に入る。
ボトル本体主部P3を開放したボトル保持部本体151の上面から当て止め部材151dが突出するとともに、ボトル保持部本体151は本体用移動操作部材151bの引き操作によって図4に示す元の後方位置まで戻される。又、ボトル保持部本体151が元の後方位置まで戻ると、図3に示す整列部30の閉鎖部材315aが作動してボトル通過開口315を開放する。これにより、閉鎖部材315aによって止められていた次のペットボトルPが樋部材52を介してボトル保持部本体151に供給される。
尚、上記実施形態では、縦断部と横断部とは、1枚の丸鋸刃を備えたものとされ、その丸鋸刃によって縦断、横断を行っているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば縦断部を、上下に配した2枚の丸鋸刃を備えたものとし、上側の丸鋸刃でペットボトルの上部側を、下側の丸鋸刃でペットボトルの下部側を、夫々、縦断させる、或いは、外周に歯を有する丸鋸刃に代えて1側面側に歯を有する鋸刃を用いるようにしてもよい。
又、上記実施形態では、横断部は、縦断部によってボトル本体の先端側の口部近傍が縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態におけるボトル本体の口部近傍を横断するように構成されているが、この形態のものに限らず、例えば横断部は、縦断部によってボトル本体の先端側から後端側に縦断した後の状態におけるボトル本体の口部近傍を横断するようにしてもよく、適宜変更できる。
10 ファクトリートラック(廃棄物再生機能を有する自走車輌)
20 投入部
30 整列部
40 チップ化処理部
80 チップ貯留部
150 ボトル保持部
161 縦断部
162 横断部
P ペットボトル(使用済みボトル)
P1 ボトル本体
P2 ボトル本体先端部
P3 ボトル本体主部
P4 キャップ
前記課題を解決するため、本考案の請求項1は、ボトル本体の先端側の口部にキャップが取り付けられた使用済みボトルを順次切断部で切断して所定の段階まで分解処理する廃棄物再生機能を有する自走車輌であって、前記切断部は、前記使用済みボトルを、その長手方向に沿って縦断する縦断部用鋸刃を有する縦断部と、前記使用済みボトルを、前記長手方向を横切るように横断する横断部用鋸刃を有する横断部とを備え、前記縦断部用鋸刃は、前記キャップが取り付けられた状態の前記ボトル本体を、そのキャップと共に縦断し、前記横断部用鋸刃は、前記縦断部用鋸刃により縦断された前記ボトル本体の口部近傍を横断することを特徴とする廃棄物再生機能を有する自走車輌を提供する。
又、前記請求項1において、前記縦断部用鋸刃は、前記ボトル本体を、前記先端側から後端側に順次縦断し、前記横断部用鋸刃は、前記縦断部用鋸刃によって前記ボトル本体の先端側の口部近傍が縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態における前記ボトル本体の口部近傍を横断する構成とできる。
又、前記請求項1又は2において、前記ボトル本体を着脱自在に保持し前記縦断部用鋸刃に対して移動可能なボトル保持部と、前記ボトル保持部に保持された前記ボトル本体の口部近傍が前記縦断部用鋸刃によって縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態における前記ボトル保持部の前記縦断部用鋸刃に対する設定位置を検出する検出手段とを備え、前記横断部用鋸刃は、前記検出手段によって前記設定位置が検出されるとその検出に基いて、前記ボトル保持部に保持されたボトル本体に対して移動して前記口部近傍を横断する構成とできる。
請求項1によれば、キャップが付設された状態のボトル本体を、キャップと共に縦断部用鋸刃によって縦断するため、キャップをボトル本体から分離できるとともに、キャップを回収できる。又、縦断部用鋸刃で縦断したボトル本体の口部近傍を横断部用鋸刃により横断するため、ボトル本体の口部近傍から先端側を分離できる。従って、例えばボトル本体の口部に、ボトル本体と材質の異なる口部付設部材が付設されてその口部付設部材が縦断して圧縮等しても分離させ難いような場合でも、その付設部材が付設された口部近傍をボトル本体から除外でき、材質の異なる口部付設部材が付設された先端側の部分が混入するのを防止できる。
請求項2によれば、横断部用鋸刃は、縦断部用鋸刃によってボトル本体の先端側の口部近傍が縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態におけるボトル本体の口部近傍を横断する。例えば縦断部用鋸刃によってボトル本体の全体を縦断して2分割にした後に横断部用鋸刃によってボトル本体の口部近傍を横断する場合には、保持していたボトル本体が縦断により2分割されると保持した状態を維持し難くなって保持させておくのが困難になり、その後の横断に際してボトル本体が動いてしまって円滑に切断できなくなるおそれがある。しかし、上述のように、ボトル本体の後端側が未だ縦断されていない状態におけるボトル本体の口部近傍を横断することによって、ボトル本体の口部近傍を容易且つ円滑に切断できる。
請求項3によれば、横断部用鋸刃は、前記検出手段によってボトル本体の口部が縦断部用鋸刃によって縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態におけるそのボトル本体の縦断部用鋸刃に対する設定位置が検出されるとその検出に基いて、ボトル保持部に保持された使用済みボトルに対して移動して口部近傍を横断するため、横断部用鋸刃で、確実に、ボトル本体の後端側が縦断される前の状態におけるボトル本体の口部近傍を横断することができ、ボトル本体の口部近傍を、より一層、容易且つ円滑に切断できる。
縦断部161は、この実施形態では、外周の全周に歯を有する丸鋸刃(縦断部用鋸刃)161aを備えたものから構成されている。そして、この縦断部161は、基台150上に移動不能に取り付けられている。
横断部162は、上記縦断部161によって縦断されたペットボトルPの口部近傍を横断するもので、この実施形態では、外周の全周に歯を有する丸鋸刃(横断部用鋸刃)162aを備えたものから構成されている。

Claims (3)

  1. ボトル本体の先端側の口部にキャップが取り付けられた使用済みボトルを順次切断部で切断して所定の段階まで分解処理する廃棄物再生機能を有する自走車輌であって、
    前記切断部は、前記使用済みボトルを、その長手方向に沿って縦断する縦断部と、前記使用済みボトルを、前記長手方向を横切るように横断する横断部とを備え、
    前記縦断部は、前記キャップが取り付けられた状態の前記ボトル本体を、そのキャップと共に縦断し、
    前記横断部は、前記縦断部により縦断された前記ボトル本体の口部近傍を横断することを特徴とする廃棄物再生機能を有する自走車輌。
  2. 前記縦断部は、前記ボトル本体を、前記先端側から後端側に順次縦断し、
    前記横断部は、前記縦断部によって前記ボトル本体の先端側の口部近傍が縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態における前記ボトル本体の口部近傍を横断することを特徴とする請求項1記載の廃棄物再生機能を有する自走車輌。
  3. 前記ボトル本体を着脱自在に保持し前記縦断部に対して移動可能なボトル保持部と、前記ボトル保持部に保持された前記ボトル本体の口部近傍が前記縦断部によって縦断され且つ後端側が未だ縦断されていない状態における前記ボトル保持部の前記縦断部に対する設定位置を検出する検出手段とを備え、
    前記横断部は、前記検出手段によって前記設定位置が検出されるとその検出に基いて、前記ボトル保持部に保持されたボトル本体に対して移動して前記口部近傍を横断することを特徴とする請求項2記載の廃棄物再生機能を有する自走車輌。
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