JP3173142B2 - ボルト締結工具 - Google Patents

ボルト締結工具

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JP3173142B2
JP3173142B2 JP18175792A JP18175792A JP3173142B2 JP 3173142 B2 JP3173142 B2 JP 3173142B2 JP 18175792 A JP18175792 A JP 18175792A JP 18175792 A JP18175792 A JP 18175792A JP 3173142 B2 JP3173142 B2 JP 3173142B2
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shaft
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hole
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義昭 久保田
哲 竹下
寿之 河野
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、6角ボルトおよびナッ
トの自動ねじ締め用のボルト締結工具に関する。
【従来の技術】6角ボルトやナットの締結を機械化する
ための自動ねじ締め用のボルト締結工具として、第1の
従来技術として、6角穴を有するテーパ・ソケットを2
つ割りし、底部をピンにより開動自在に支持し、先端部
付近に圧縮バネを介し2つ割りしたソケットのおのおの
を通常は離隔させておくようにしたクランプ体をスリー
ブ内に挿入し、スリーブを一方向に移動させ、6角ボル
トあるいはナットをクランプするものがある(例えば、
実開昭63−147228号公報)。また、第2の従来
技術として、120度円周等分に3個のピンを設け、こ
のピンに揺動爪の根元を回動自在に支持させ、揺動爪の
先端を引張りバネで常時は揺動爪が開放するようにして
おき、揺動爪の一端にプッシャーを当接させ、クランプ
時は、プッシヤーで揺動爪を押すことにより揺動爪を閉
鎖してゆき、揺動爪の側面でボルトをクランプするもの
がある(例えば、特開昭64−5743号公報)。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の従来技
術では、ボルトの大きさが変わる度にクランプ体を取替
ねばならず、従ってボルトの種類だけクランプ体を準備
する必要がある。また、第2の従来技術では、揺動爪の
長さと回動ピンの配置により、揺動爪のスウィングが制
約されるため、適用できるボルトの大きさに制限があ
る。本発明は、あらゆる形状のボルトに対しひとつの工
具で対応できるボルトの締結工具を提供することを目的
とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】可動ベースに設けたクラ
ンプ機構をアクチュエータにより回転させ、ワークに6
角ボルトやナットの締結する自動ねじ締め用のボルト締
結装置において、前記クランプ機構を、アクチュエータ
2の出力軸3の先端に設けた軸芯に中空の流体ガイド5
を有するシャフト4と、シャフト4の先端に設けた円筒
状のハウジング7と、ハウジング7の内部に形成した流
体ガイド5と連通する円筒状の圧力室8と、圧力室8の
下部に形成した鏡板状の板にシャフト4の軸芯を中心と
してピッチ円上に設けた段付き穴よりなる複数のシリン
ダ9a、9b、・・・9nと、シリンダ9a、9b、・
・・9n内に嵌合するハンマヘッド部と下部の穴に嵌合
するピン11部を有する円筒状のピストン10a、10
b・・・10nと、シャフト4の外周を回転自在に支持
するベアリング12、12と、内径側にベアリング1
2、12を嵌合した円環状のケーシング13と、ケーシ
ング13の途中に設けた前記シャフト4に設けた流体ガ
イド5とロータリージョイント14を介し連通する流体
ガイド穴15と、流体ガイド穴15に接続し流体を供給
する配管16とで構成する。
【0004】
【作用】まず、圧力室8を負圧もしくは無与圧の状態に
し、ピストン10のピン11部を引き上げるか自由な状
態にしておき、ベース1をボルト17に向かってシャフ
ト4の軸芯とボルト17の軸芯が一致するように接近さ
せ、ピン11部を6角ボルト17の頭部に当接させる。
つぎに、配管16を介し作動流体を圧力室8に供給する
と、ボルト17の頭部平面にピン11部の先端が当接し
たピストン10は、シリンダ9内にそのままの位置を保
持し、ピン11部の先端がボルト17の頭部平面に当接
していないものは突出しボルト17の側面を仮保持す
る。この状態で、シャフト4をわずかに回転させると、
ボルト17の側面の辺とピン11の側面が当接する。さ
らに、シャフト4を回転させると、ピン11を介してボ
ルト17が回転し、ボルトをワークのネジに締結する。
【0005】
【実施例】以下に、本発明の具体的実施例を図1、図2
および図3に示し説明する。図1に示すように、ロボッ
トのエンドエフェクタ等の取り付けベ−ス1に、工具を
回転するアクチュエータ2を固定してある。アクチュエ
ータ2の出力軸3の先端には、軸芯に中空の流体ガイド
5を設けたシャフト4を固定してある。シャフト4の途
中には、流体ガイド5と連通する径方向の穴6を、先端
には、円筒状のハウジング7を一体に形成してある。ハ
ウジング7の内部には、前記流体ガイド5と連通する円
筒状の圧力室8を形成してある。圧力室8の下部には、
鏡板状の板にシャフト4の軸芯を中心とする円周上に、
ハウジング7の下端に向けて、上部の直径を大きくした
段付き穴よりなる1組を6個以上としたシリンダ9a、
9b、・・・9nを、図2に示すように、等円周ピッチ
で、多数のピッチ円上に各々が干渉しないよう放射状に
設けてある。前記シリンダ9a、9b、・・・9nの穴
の直径は、ピッチ円が小さい程小さくしてある。また、
ピッチ円の直径は軸芯に向かうほど小さくしてある。シ
リンダ9a、9b、・・・9n内には、直径をおのおの
のシリンダの直径より僅かに小さくし、シリンダ9の上
部の穴に嵌合するハンマヘッド部と下部の穴に嵌合する
ピン11部を有する円筒状のピストン10a、10b・
・・10nを摺動自在に嵌合してある。一方、アクチュ
エータ2の出力軸3とハウジング7の間には、シャフト
4の外周を回転自在に支持するベアリング12、12
を、円環状のケーシング13の内径側に設けてある。ケ
ーシング13の途中には、前記シャフト4の途中に設け
た径方向の穴6と、ロータリージョイント14を介し、
連通する流体ガイド穴15を設けてある。流体ガイド穴
15の端部は、流体を供給する配管16に連結してあ
る。ケーシング13の上端は、取り付けベース1に固定
してあり、内部に前記アクチュエータ2を内装するよう
にしてある。
【0006】以下に、動作を説明する。まず図3(a)
に示すように、配管16を介し流体を抜き、圧力室8
を、負圧もしくは無与圧の状態にし、ピストン10のピ
ン11部を引き上げるか自由な状態にしておく。ベース
1をボルト17に向かってシャフト4の軸芯とホルト1
7の軸芯が一致するように接近させ、ピン11部を6角
ボルト17の頭部に当接させる。つぎに、図3(b)に
示すように、配管16を介し作動流体を圧力室8に供給
すると、ボルト17の頭部平面にピン11部の先端が当
接したピストン10はシリンダ9内にそのままの位置を
保持し、ピン11部の先端がボルト17の頭部平面に当
接していないものは突出し、ボルト17の側面を仮保持
する。この状態で、シャフト4をわずかに回転させる
と、ボルト17の側面の辺とピン11の側面が当接す
る。さらに、シャフト4を回転させると、図3(c)に
示すように、ピン11を介してボルト17が回転し、ワ
ークのネジ(図示せず)にボルトを締結する。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ボ
ルトサイズに適合した位置にあるピンがボルトあるいは
ナットをクランプするので、ひとつの工具であらゆる形
状・寸法のボルトに対応できクランプ工具交換の必要が
ない。その結果、作業時間を短縮することができると同
時に、工具を設置するためのスペースが不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側断面図
【図2】シリンダの配置を示す平面図
【図3】ボルトとピンの当接状況を示す部分断面図と平
面図
【符号の説明】
1 取り付けベ−ス 2 アクチュエータ 3 出力軸 4 シャフト 5 流体ガイド 6 穴 7 ハウジング 8 圧力室 9 シリンダ 10 ピストン 11 ピン 12 ベアリング 13 ケーシング 14 ロータリージョイント 15 ガイド穴 16 配管 17 ボルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−34030(JP,A) 特開 昭61−178183(JP,A) 特開 昭64−5743(JP,A) 特開 昭64−48441(JP,A) 特開 昭63−99192(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/06 B25B 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動ベースに設けたクランプ機構をアク
    チュエータにより回転させ、ワークに6角ボルトやナッ
    トの締結する自動ねじ締め用のボルト締結装置におい
    て、 前記クランプ機構を、アクチュエータの出力軸の先端に
    設けた軸芯に中空の流体ガイドを有するシャフトと、シ
    ャフトの先端に設けた円筒状のハウジングと、ハウジン
    グの内部に形成した流体ガイドと連通する円筒状の圧力
    室と、圧力室の下部に形成した鏡板状の板にシャフトの
    軸芯を中心としてピッチ円上に設けた段付き穴よりなる
    複数のシリンダと、シリンダ内に嵌合するハンマヘッド
    部と下部の穴に嵌合するピン部を有する円筒状のピスト
    ンと、シャフトの外周を回転自在に支持するベアリング
    と、内径側にベアリングを嵌合した円環状のケーシング
    と、ケーシングの途中に設けた前記シャフトに設けた流
    体ガイドとロータリージョイントを介し連通する流体ガ
    イド穴と、流体ガイド穴に接続し流体を供給する配管と
    で構成したことを特徴とするボルト締結工具。
JP18175792A 1992-06-15 1992-06-15 ボルト締結工具 Expired - Fee Related JP3173142B2 (ja)

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