JP3173124B2 - ファクシミリ中継機 - Google Patents

ファクシミリ中継機

Info

Publication number
JP3173124B2
JP3173124B2 JP13616692A JP13616692A JP3173124B2 JP 3173124 B2 JP3173124 B2 JP 3173124B2 JP 13616692 A JP13616692 A JP 13616692A JP 13616692 A JP13616692 A JP 13616692A JP 3173124 B2 JP3173124 B2 JP 3173124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
facsimile
data
external
interface
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13616692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05308456A (ja
Inventor
博史 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP13616692A priority Critical patent/JP3173124B2/ja
Publication of JPH05308456A publication Critical patent/JPH05308456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3173124B2 publication Critical patent/JP3173124B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回線を介してデー
タを送受信するファクシミリ中継機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な会社において、ファクシ
ミリ装置には1本ファクシミリ専用の電話回線が与えら
れていて、この通信回線にファクシミリ装置が1台のみ
接続されている。通常、1台のファクシミリ装置は、1
つの部署単位で共有しており、多人数で共有する部署で
は1台のファクシミリ装置の稼働率が上がる。よって、
各個人が効率よく共有する必要性が出てくる。
【0003】そこで、各個人がファクシミリを占有する
時間を少なくするような機能を持つファクシミリ装置が
ある。例えば、外部との通信時間を短縮するために、1
44kBPSの能力を持つ高速モデム等を有するもの、
あるいは、冗長度抑圧符号化技術を用いたG4(グルー
プ4)ファクシミリ装置等である。また、外部からのデ
ータを受信している間の待ち時間を解消するために、外
部からファクシミリ受信中であっても、内部の複数のフ
ァクシミリは送信原稿を読み込んで、一時メモリに保存
し、外部からのデータ受信が終了した時点でメモリに保
存したデータを外部に送信するファクシミリ装置があ
る。
【0004】一方、大規模な会社になると、ファクシミ
リ装置専用の電話回線は、通常、各部署に引かれてい
て、各々にファクシミリが1台ずつ設置されている。こ
こで、例えば、外部の事務所と頻繁にファクシミリで情
報のやりとりをする場合、たいてい、外部からは営業部
など代表のファクシミリ装置にデータを送付する。その
後、他の部署、例えば商品企画部や設計部に営業部の担
当者が受信データを整理して、受信データを各部署に転
送していた。また必要な場合には外部から直接、ファク
シミリ装置が有する順次同報機能を利用して各々の部署
にデータを送付していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、144
kBPSの能力を持つ高速モデムを有するファクシミリ
装置やG4ファクシミリ装置は、通信すべき相手が同じ
機能を持つファクシミリ装置でないと通信時間の短縮に
はならない。また、送信データをメモリに一時保存して
おくファクシミリ装置においても、同時に二台以上で送
信データを読み込ますことはできないといった問題があ
る。さらに、これらの機能を付加したファクシミリ装置
は高価であると共に、使い方がなかなか覚えらない。ま
た、特に広い事務所や工場等、ファクシミリ装置まで距
離がある場合、ファクシミリ送信をする度に、ファクシ
ミリ装置のある場所までの距離を往復しなければなら
ず、この時間が無駄となっていた。このため、ファクシ
ミリを増設することも考えられるが、敷設費用と以後の
回線使用料が余分にかかると共に、電話回線を有効に使
用するという点の解決にはならない。
【0006】また、代表のファクシミリ装置に送付され
てきたデータを各部署に転送する場合、各部署が同じ情
報を得るためにはかなりの時間を必要とする。まず、フ
ァクシミリ当番が受信データを整理し、営業部の各担当
宛に受信データを配布する。その後、各担当者は必要な
受信データを関係する部署に会社内のファクシミリで転
送する。ファクシミリは各担当者が一度に使用できない
ので、関係する部署にファクシミリが届くまでかなりの
時間滞ることになる。このような受信データの滞りを防
ぐために、外部から直接二つ以上の宛先にファクシミリ
データを送ることもあるが通信費が馬鹿にならない。ま
た、ファクシミリで受信したデータをコピーして各部署
に転送することが多いため、画像品質が落ちるといった
問題がある。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたもので、電話回線に直接または間接に複数の
ファクシミリを接続し、この複数のファクシミリの送受
信の制御を行うことにより、複数のファクシミリにて送
信データを同時に読み込ませることができ、複数のファ
クシミリにて同時に送信受信を行うことが可能となる。
従って、待ち時間を少なくすることができ、1本の電話
回線を効率よく利用できるファクシミリ中継機を提供す
ることを目的とする。
【0008】また、外部からデータ受信の際、外部から
送られてきたデータを同時に複数のファクシミリへ送出
することができ、データを転送する手間が省けるファク
シミリ中継機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1の発明は、少なくとも一本の電話回線に接続
されるとともに複数本の専用回線を介して複数のファク
シミリ子機に接続されるファクシミリ中継機であって、
前記ファクシミリ子機より前記専用回線および電話回線
を通して外部ファクシミリ装置へ送信されるデータを複
数個記憶する送信記憶手段と、この送信記憶手段に記憶
されたデータを順次送信する送信手段と、前記電話回線
を介した外部の複数のファクシミリ装置から前記ファク
シミリ子機に送られてくるデータを受信する受信手段と
を有したものである。
【0010】請求項2の発明は、上記構成に加えて、電
話回線を通した外部ファクシミリ装置からのデータを受
信したとき、このデータに含まれる非標準機能識別信号
に基づいて、該外部ファクシミリ装置からのデータを、
専用回線を通して接続された複数のファクシミリ子機の
各々へ同時に送出する送出手段を備えたものである。
【0011】
【作用】上記の構成を有する請求項1記載のファクシミ
リ中継機においては、電話回線は1本、あるいは少数本
のみが接続される。そして、このファクシミリ中継機に
対して、複数の専用回線を介してファクシミリ子機が多
数接続される。従って、ファクシミリ子機が上記1本あ
るいは少数本の電話回線を共有することになる。このと
き、多数のファクシミリ子機より送信データが本ファク
シミリ中継機に送出されると、該ファクシミリ中継機
は、その送信データを順次電話回線を介して送出する。
前記送信記憶手段は多数のデータを記憶可能となってい
るので、本ファクシミリ中継機にあっては、電話回線の
使用中あるいは非使用中に関わらず、殆ど待ち時間無し
で、ファクシミリ子機からのデータ受信が可能となる。
そのため、子機側にあっては、多数のデータを待ち時間
無しで送出可能となる。
【0012】さらに、また請求項2のファクシミリ中継
機にあっては、上記請求項1のファクシミリ中継機の作
用に加えて、次の作用をなす。まず、前記受信手段によ
って受信されたデータより、非標準機能識別信号を抽出
する。そして本ファクシミリ中継機は、その非標準機能
識別信号を基に、そのデータを専用回線を介して同時に
送出する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。図1は、ファクシミリ装置の構成を示した図で
ある。ファクシミリサーバ1はモジュラージャック2に
よって電話回線3に接続されている。また、ファクシミ
リサーバ1には第1ファクシミリインターフェース4
(以下、第1インターフェースという。)、第2ファク
シミリインターフェース5(以下、第2インターフェー
スという。)、第3ファクシミリインターフェース6
(以下、第3インターフェースという。)が設けられて
いる。第1インタフェース4はモジュラージャック4a
に接続された専用回線7aを介してファクシミリ7と接
続されている。同様にして、ファクシミリ8,9はモジ
ュラージャック5a,6a及び専用回線8a,9aを介
してそれぞれ第2インターフェース5、第3インターフ
ェース6に接続されている。ファクシミリ7,8,9に
は読取り、記録、通信というファクシミリを構成する上
での3つの基本要素がそれぞれ備わっている必要があ
り、汎用の卓上型ファクシミリを用いることができる。
また、ファクシミリサーバ1に設けられたオプション部
10には、インターフェースが増設可能であり、本実施
例では最大4台のファクシミリが接続可能である。
【0014】図2は、ファクシミリサーバ1のブロック
図を示す。例えば、第1インタフェース4は、ファクシ
ミリ7に電流を供給する電流供給回路11、ファクシミ
リ7の状態を検出する電流検出回路12、ファクシミリ
7にベル信号を送るベル鳴動回路13を有し、さらに、
ファクシミリ7の送受信を制御をする内部ファクシミリ
データ記憶部14、内部ファクシミリデータ送信受信部
15、インターフェースCPU16が設けられている。
【0015】第1インターフェース4とファクシミリ7
とのデータのやりとりはスイッチ17、回線トランス1
8を介して内部ファクシミリデータ送信受信部15によ
って行われる。内部ファクシミリデータ記憶部14はイ
ンタフェースCPU16の制御に基づき、2種類のデー
タを記憶する手段となる。1つはファクシミリ7からの
受信データであり、2つ目は外部から送られてきたファ
クシミリ7への送信データである。以上が第1インタフ
ェース4の構成であるが、第2インタフェース5、第3
インタフェース6も同一の構成となっているので、その
図示を省略する。
【0016】一方、電話回線3と各々のインタフェース
とを仲介するファクシミリサーバ1のマザー部21に
は、電話回線3とモジュラージャック2からスイッチ2
2を介して直流検出回路23、ダイヤル回路24が接続
され、さらに、制御部であるマザーCPU25、外部フ
ァクシミリデータ記憶部27、外部ファクシミリデータ
送信受信部28が設けられている。なお、第1、第2、
第3各々のインターフェースCPUはマザーバス20を
介してマザーCPU25に接続されている。
【0017】マザー部21と電話回線3を介した外部と
のデータのやりとりは、回線トランス29を介して外部
ファクシミリデータ送信受信部28によって行われる。
外部ファクシミリデータ記憶部27はマザーCPU25
の制御に基づいて、2種類のデータを記憶する手段とな
る。1つは電話回線3を介した外部からの受信データで
あり、マザーバス20を介して各インタフェースに送ら
れる。2つ目はマザーバス25を介して送られてきた各
インターフェースからのデータであり、電話回線3を介
した外部へ送信するためのものである。ファクシミリ7
と電話回線3とは、スイッチ17を開き、スイッチ30
を閉じることにより直接通信可能(外部直結モード)と
なる。
【0018】図3はファクシミリサーバ1の外観パネル
の一例を示している。第1インターフェース4、第2イ
ンターフェース5、第3インターフェース6はファクシ
ミリサーバ1の本体にプラグイン式になっている。オプ
ション部10はユーザーが簡単にインターフェースを増
設できるようになっている。各々のインターフェースに
は、インジケータ4b、インジケータ5b、インジケー
タ6bが設けられ、どのインターフェースが使用中かを
示すことができる。また、インジケータ1a、インジケ
ータ1bはマザーCPU25の動作状況を示すものであ
る。
【0019】次に、本ファクシミリ装置における送受信
の制御方法を図面を参照して説明する。図4は、複数の
ファクシミリの一機から外部のファクシミリ装置へ送信
するまでのフローチャートである。図5は、受信優先モ
ードにおける、外部のファクシミリ装置からの受信デー
タを複数のファクシミリの一台に転送するまでのフロー
チャートである。図6は、機器優先モードにおける、外
部のファクシミリ装置からの受信データを複数のファク
シミリの一台に転送するまでのフローチャートである。
【0020】図4で、ファクシミリ7からデータが送ら
れてきた場合、電話回線3が使用中か否かで(ステップ
S1、以下S1と記す、以下も同様)、電話回線3にデ
ータが送られる経路が状態により2つある。1つは電話
回線3が使用されていない場合で、スイッチ17とスイ
ッチ22を開き、スイッチ30を閉じてリレーを外部直
結モードに切替え(S2)、直接、データを外部に送る
(S3)。なおファクシミリ7の通信の状態は電流検出
回路12により検出される。
【0021】もう1つは、S1で、電話回線3が使用中
の場合で、スイッチ30を開きスイッチ17を閉じて回
線トランス18を介して内部ファクシミリデータ送信受
信部15にデータを送る。送られたデータは内部ファク
シミリデータ記憶部14に一時的に保存される。ここ
で、ファクシミリ7が送信する外部の電話番号を記憶し
(S4)、インターフェースCPU16にデータを送信
する(S5)。その後、再度電話回線3が使用中か判断
して(S6)、S6で電話回線3が空いていれば、内部
ファクシミリデータ記憶部14に一時的に保存されたフ
ァクシミリ7の送信データは、インタフェースCPU1
6によりマザーバス20を通って、マザーCPU25に
より外部ファクシミリデータ記憶部27に移される(S
7)。
【0022】次に、スイッチ22を閉じた後、ダイヤル
回路24によりファクシミリ7が送信したい相手にダイ
ヤルをする(S8)。S4にて、ファクシミリ7が送出
したダイヤル番号は電流検出回路12により検出されて
いる。外部に接続されたなら外部ファクシミリデータ送
信受信部28により回線トランス29を介して外部ファ
クシミリデータ記憶部27にあるファクシミリ7からの
送信データが外部に送られる(S9)。
【0023】なお、S6〜S9の処理は、ファクシミリ
7,8,9側には関与しない処理であるので、S5が終
了した時点で、ファクシミリ7,8,9側は次の処理を
行うことができる。また上記S5の処理が終了したら、
専用回線7a,8a,9aについても同様に開放され
る。このため、インターフェースCPU16を公知のマ
ルチタスク制御により作動させることによりファクシミ
リ7,8,9側は、連続して多数の送信用データを続け
て送ることができる。すなわち、1つ目の送信用データ
のファクシミリ7,8,9側からの受信が終了すると
(S5終了)、S6以降の処理と同時に、マルチタスク
処理により、ファクシミリ7,8,9側より次の送信用
データを受信可能となるのである。従って、内部ファク
シミリデータ記憶部14の容量の許す限り、ファクシミ
リ7,8,9側は待ち時間無しで送信用データを送出す
ることができる。
【0024】また、S7〜S9の処理以外は、各インタ
ーフェースCPU16側単独で殆どの処理を行うため、
同時に複数のファクシミリから対応するインターフェー
スに向けて送信することができる。すなわち、第1イン
ターフェース4に接続されるファクシミリ7によって外
線直結モードで送信している際に、第2インターフェー
ス5に接続されるファクシミリ8と第3インターフェー
ス6に接続されるファクシミリ9とが同時に対応するイ
ンターフェースに向けて送信可能となる。
【0025】次に、図5において、外部からのデータを
受信した際、受信優先モードの場合、電話回線3を介し
た外部からの受信データをどのファクシミリに転送する
かを判断する制御方法を示す。マザーCPU25は第1
インターフェース4が使用中か否かを判断し(S1
1)、第1インターフェース4が使用中でなければ、前
述S2同様の動作にて外線直結モードにリレーを切替え
る(S12)。その後、前述S3同様の直結モードにて
ファクシミリ7は外部のファクシミリ装置からのデータ
を受信する(S13)。
【0026】また、S11で、第1インターフェース4
が使用中であれば、マザーCPU25によりスイッチ2
2を閉じて回線トランス29を介して外部ファクシミリ
データ送信受信部28から外部ファクシミリデータ記憶
部27に移される(S14)。次に、外部ファクシミリ
データ記憶部27の受信データはマザーバス20を介し
てマザーCPU25が判断する第2インターフェース
5、または第3インターフェース6に送られ、適切なイ
ンターフェースに接続されたファクシミリに送信され
る。ここに、ファクシミリ8への送信であれば、S15
〜S17の処理を実行し、ファクシミリ9へ送信であれ
ば、S18〜S20の処理を実行する。
【0027】さらに、機器優先モードの場合、電話回線
3を介した外部からのファクシミリ受信があった時、マ
ザーCPU25が何れかのインターフェースCPUと交
信中で外部からのファクシミリ受信ができない時は、図
6に示すように事前にマザーCPU25が電話回線3
を、スイッチを切り換えることにより最適のファクシミ
リ(優先機)に接続しておき、外部からのデータは直接
そのファクシミリに送られるようにすることも可能であ
る。本実施例ではファクシミリ7を優先機として受信デ
ータを転送する場合を示す。この場合、S21〜S23
で、図5に示したS11〜S13と同様の動作をし、S
21で、第1インターフェース4を使用中であれば、S
24〜S27で、図5に示したS14〜S17と同様の
動作を第1インターフェース4にて行う。
【0028】次に、非標準機能識別信号(以下、NSF
と記す。)を用いて、外部のファクシミリ装置側が、個
別の子機ファクシミリにデータを送出する構成につい
て、図7を用いて説明する。この場合にあっては、外部
の送信側ファクシミリ装置は、プロトコル中のNSFに
子機ファクシミリを示すコード(複数でも可)を埋め込
んで送信する。ファクシミリサーバ1は、図7に示す処
理により、送信側が所望する子機に対してのみそのプロ
トコルに続くデータを送出する。
【0029】まず、電話回線3を介して外部のファクシ
ミリ装置より送られた信号のプロトコルのNSFに子機
ファクシミリを表すコードが存在するか否かを判断する
(S50)。S50で、コードが付与されたプロトコル
が送出されたならば、その受信したプロトコルよりコー
ドを抽出し、記憶する(S51)。そしてコードによっ
て示される全ての子機ファクシミリに接続されるインタ
ーフェースに対し、データ受信を指示する(S52)。
そして受信したデータをマザーバス20に送り出す(S
53)。データの受信が指示された各インターフェース
CPU16は、そのマザーバス20に表れるデータを受
信して記憶する。このとき、所定量のデータを受信し、
それを処理する毎に、受信完了を示すステータス信号を
マザーCPU25に対して送出する。
【0030】マザーCPU25はデータ受信を指示した
全てのインターフェースより受信完了を示すステータス
信号が受信されるまで待機し、その後に次のデータを送
る。よって、多数のインターフェースに対して高速にデ
ータ転送が可能となる。そして全てのデータを転送し終
わると、コードにより示される子機ファクシミリに接続
されるインターフェースにそのデータを対応する子機フ
ァクシミリに送信するように指示する(S54)。
【0031】なお、S50で、そのコードが存在しなけ
れば、図5のフローチャートと同様の処理を行う(S5
5)。インターフェースCPU16は、その指示を受け
て、記憶したデータを対応する子機ファクシミリに送出
する、この処理はマザーCPU25等を介さずに行われ
るため、各インターフェース毎に独立して行うことがで
きる。すなわちコードが複数ある場合には、対応する複
数の子機ファクシミリに同時に送信が行われることにな
る。
【0032】このように、外部からのデータを一時、保
存しておくことができ、かつ複数のファクシミリからの
データも記憶しておくことができるため、電話回線を使
用中であっても、同時に複数のファクシミリが送受信す
ることができる。また、従来は、複数の子機ファクシミ
リにメモリ手段を設けていたが、本発明では、ファクシ
ミリサーバ1の各インターフェースに設けたため、子機
ファクシミリの低コスト化が図れる。
【0033】次に、他の実施例を図面を参照して説明す
る。図8は、ファクシミリ装置の概略構成を示した図で
ある。ファクシミリ51は専用回線51aを介してモジ
ュラージャック52に接続されており、ファクシミリサ
ーバ50の内部では第1ファクシミリデータ制御部53
に接続されている。同様にしてファクシミリ55は専用
回線55aを介してモジュラージャック56に接続され
ており、ファクシミリサーバ50の内部では第2ファク
シミリデータ制御部57に接続されている。また、外部
のファクシミリ装置60とはファクシミリサーバ50の
モジュラージャック58に電話回線70を接続すること
により送受信することができるようになる。また、ファ
クシミリサーバ50には外部ファクシミリデータ制御部
61と、この外部ファクシミリデータ制御部61と第
1、第2ファクシミリ制御部53,57とを接続するマ
ザーバス62を有している。
【0034】上記構成において、ファクシミリ51,5
5に同時に同一データを転送する動作を図9、図10を
参照して説明する。図9は、非標準装置信号である同時
同報ビットをセットするまでのフローチャート、図10
は、データ転送動作を示すフローチャートである。ま
ず、図9において、外部のファクシミリ装置60は送信
時にスイッチ等で同時同報送信の設定ができるようにな
っているものとする(S31)。まずS31において同
時同報送信をするか否かを決める。使用者はその送信デ
ータを全ての子機に送信する必要があるならば同時同報
送信を指定する。同時同報送信の設定が指定されると、
外部のファクシミリ装置60では内部的にNSFの同時
同報ビットをセットする(S32)。なお、S31で、
同時同報ビットをセットしないならば、別処理を行う
(S33)。
【0035】一方、図10において、ファクシミリサー
バ50側では、外部のファクシミリ装置60からの受信
があった場合(S41)、まず外部のファクシミリ装置
60からのNSFのうち同時同報ビットがセットされて
いるかどうかを判定する(S42)。同時同報ビットが
セットされていれば、外部からのデータを外部ファクシ
ミリデータ制御部61に一時保存する(S43)。一時
保存されたデータは外部ファクシミリデータ制御部61
からマザーバス62を介して、順次第1ファクシミリデ
ータ制御部53と第2ファクシミリデータ制御部57に
移される(S44,S45)。第1ファクシミリデータ
制御部53と第2ファクシミリデータ制御部57はそれ
ぞれ接続されているファクシミリ51とファクシミリ5
5に独立して電話をかけ、外部のファクシミリ装置60
からのデータを転送する。なお、S42で、同時同報ビ
ットがセットされていなければ別処理を行う(S4
6)。
【0036】このように、NSFに基づいて、受信デー
タを複数のファクシミリのそれぞれに送出するため、同
時に同一データを複数のファクシミリに転送することが
でき、人間が転送する手間が省けるとともに、コピーな
どによる文字のつぶれがなくなる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、一本の電話回線に直接又は間接に複数のファクシ
ミリを接続し、制御するようにしているので、複数のフ
ァクシミリで同時に送信動作又は受信動作が可能となる
ため、従来、通信中は一台のファクシミリが電話回線を
占有していたのに対し、1つの電話回線を共有して有効
に使用することができ、待ち時間が少なくなり、ファク
シミリ送信受信の効率化が図れる。
【0038】また、請求項2の発明では、電話回線を通
した外部のファクシミリ装置からのデータを受信したと
き、このデータに含まれる非標準機能識別信号に基づい
て、該外部のファクシミリ装置からのデータを、専用回
線を通して接続された複数のファクシミリ本体部の各々
へ同時に送出するようにしているので、複数のファクシ
ミリにデータを同時に送出でき、ファクシミリを転送す
る手間が省けるとともに、転送の繰り返しによる文字の
つぶれをなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図2】ファクシミリサーバの内部構成を示すブロック
図である。
【図3】ファクシミリサーバの一例を示す外観パネル図
である。
【図4】外部へのファクシミリデータの送信を示すフロ
ーチャートである。
【図5】外部からのファクシミリデータの受信を示すフ
ローチャートである。
【図6】外部からのファクシミリデータの受信を示すフ
ローチャートである。
【図7】外部からのファクシミリデータの受信を示すフ
ローチャートである。
【図8】他の実施例におけるファクシミリ装置の概略構
成図である。
【図9】同時同報設定動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】データ転送動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ファクシミリサーバ 3 電話回線 4 第1ファクシミリインターフェース 5 第2ファクシミリインターフェース 6 第3ファクシミリインターフェース 7 ファクシミリ 7a 専用回線 8 ファクシミリ 8a 専用回線 9 ファクシミリ 9a 専用回線 14 内部ファクシミリデータ記憶部 15 内部ファクシミリデータ送信受信部 16 インターフェースCPU 25 マザーCPU 20 マザーバス 27 外部ファクシミリデータ記憶部 28 外部ファクシミリデータ送信受信部 50 ファクシミリサーバ 51 ファクシミリ 51a 専用回線 53 第1ファクシミリデータ制御部 55 ファクシミリ 55a 専用回線 57 第2ファクシミリデータ制御部 60 ファクシミリ装置 61 外部ファクシミリデータ制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一本の電話回線に接続される
    とともに複数本の専用回線を介して複数のファクシミリ
    子機に接続されるファクシミリ中継機であって、前記フ
    ァクシミリ子機より前記専用回線および電話回線を通し
    て外部ファクシミリ装置へ送信されるデータを複数個記
    憶する送信記憶手段と、この送信記憶手段に記憶された
    データを順次送信する送信手段と、前記電話回線を介し
    た外部の複数のファクシミリ装置から前記ファクシミリ
    子機に送られてくるデータを受信する受信手段とを有し
    たことを特徴とするファクシミリ中継機。
  2. 【請求項2】 電話回線を通した外部ファクシミリ装置
    からのデータを受信したとき、このデータに含まれる非
    標準機能識別信号に基づいて、該外部ファクシミリ装置
    からのデータを、専用回線を通して接続された複数のフ
    ァクシミリ子機の各々へ同時に送出する送出手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ中継
    機。
JP13616692A 1992-04-28 1992-04-28 ファクシミリ中継機 Expired - Fee Related JP3173124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13616692A JP3173124B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 ファクシミリ中継機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13616692A JP3173124B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 ファクシミリ中継機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05308456A JPH05308456A (ja) 1993-11-19
JP3173124B2 true JP3173124B2 (ja) 2001-06-04

Family

ID=15168870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13616692A Expired - Fee Related JP3173124B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 ファクシミリ中継機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3173124B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05308456A (ja) 1993-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002344673A (ja) 画像形成システム
US6147774A (en) Multifunction interface card for interfacing a facsimile machine, secure modem, and a personal computer
JP3173124B2 (ja) ファクシミリ中継機
JPH05899B2 (ja)
JP2002374383A (ja) 通信装置、制御プログラムおよび制御方法
JPS5833351A (ja) フアクシミリ同報装置
JPH1027150A (ja) 情報処理装置及び外部装置
JPH02278965A (ja) ファクシミリ受信システム
JPH0329225B2 (ja)
JPH01318456A (ja) ファクシミリ通信方式
JP3299640B2 (ja) ネットワーク対応ファクシミリ装置
JP3028682B2 (ja) ファクシミリ中継機
JP3175378B2 (ja) ファクシミリ接続制御装置
JPH08340411A (ja) ファクシミリ装置
KR100213916B1 (ko) 복합기의 팩스데이터 출력방법
JP2861037B2 (ja) ファクシミリ装置の画情報転送装置
JP2983342B2 (ja) 通信端末装置
JP2590773B2 (ja) ファクシミリ通信システム
JPH03214964A (ja) 情報検索システム
JPH04245846A (ja) ファクシミリ装置
JP2000151850A (ja) 通信装置
JPH0211060B2 (ja)
JPH06295270A (ja) 情報処理装置
JP2003023511A (ja) 通信装置および通信装置の制御方法
JP2003125187A (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080330

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090330

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090330

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees