JP3172660U - 浸透円形側溝 - Google Patents

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Abstract

【課題】降雨時に流入する大量の雨水等を、円形水路を介して流水しつつ地中へ浸透させることで、環境に配慮しつつ優れた排水性能を有する側溝を提供する。
【解決手段】全体が略直方体形状にコンクリート成型され、かつ、内部に円形水路3を備える側溝ブロック本体2において、所定高さ位置Pより下方領域Rにおける一部若しくは全部が透水性コンクリート4により構成されている。該側溝ブロック本体2について、その上面2aから円形水路3まで連通する取水口6を備える構成を採用し得る。
【選択図】図2

Description

本考案は、円形水路を備え、雨水等を地中に浸透させて排水する機能を有する側溝に関するものである。
従来、汚水や雨水の排水用として使用されている側溝は、U字型水路を備えるものや円形水路を備えるものなど、多種多様なものが存在する。そのうち、円形水路を備えた側溝は、排水と水路面との接触面積が小さいことから、他の水路形状のものに比し、水路内の排水の流れがスムーズで、流水性に優れていることが知られている。
ところで、現代社会はあらゆる地面がコンクリート等で覆われているため、雨水の地中浸透が妨げられており、降雨時の雨水は側溝等へ流れ込んで排水されている。したがって、豪雨時など大量の雨水が側溝等に一挙に流れ込んだ場合に、該側溝等の排水能力の限界を超え、排水処理しきれずに側溝内で滞留して溢れ出してしまう場合があった。また、雨水が地中に浸透されないため、地下水が枯渇状態になりつつあると言われており、地盤沈下との因果関係さらには環境への配慮が問題視されてきている。
特開平10−280514号公報 特開2009―102913号公報
そこで本考案は、上記問題点に鑑み、降雨時に流入する大量の雨水等を、円形水路を介して流水しつつ地中へ浸透させることで、環境に配慮しつつ優れた排水性能を有する側溝を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、全体が略直方体形状にコンクリート成型され、かつ、内部に円形水路を備える側溝ブロック本体において、所定高さ位置より下方領域における一部若しくは全部が透水性コンクリートにより構成されている。
また、請求項2に記載の考案は、前記側溝ブロック本体の上面から円形水路まで連通する取水口が設けられている構成を採用する。
さらに、請求項3に記載の考案は、前記側溝ブロック本体の上面の一部若しくは全部が、前記取水口に向けて下り勾配となっている構成となっている。
そしてまた、請求項4に記載の考案は、前記側溝ブロック本体の上面に、前記取水口へつながる流水スリットが設けられている構成となっている。
本考案にかかる浸透円形側溝によれば、円形水路を採用するとともに一部を透水コンクリートにより成型することで、優れた流水性能を有しつつ、水路内に流入した雨水等を地下に浸透させることができるため、環境に配慮しつつ、排水性能の向上に優れた効果を奏するものである。
本考案にかかる浸透円形側溝の実施形態を示す斜視図である。 本考案にかかる浸透円形側溝の実施形態を示す説明図である。 本考案にかかる浸透円形側溝の実施形態を示す説明図である。 本考案にかかる浸透円形側溝の実施態様を示す説明図である。
本考案は、水路内に流入した雨水等について、円形水路3により流水するとともに、透水性コンクリート4により速やかに地中へ浸透させることが可能であることを最大の特徴とする。以下、本考案にかかる浸透円形側溝1の実施形態を、図面に基づき説明する。
なお、本考案は、下記の実施形態に示した構成・態様に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の要旨に逸脱しない範囲で、任意に変更することができるものである。
図1は、本考案にかかる浸透円形側溝1の実施形態を示す斜視図であり、また、図2及び図3は、本発明にかかる浸透円形側溝1の実施形態を示す説明図である。
すなわち、本考案にかかる浸透円形側溝1は、全体が略直方体形状にコンクリート成型され、かつ、内部に円形水路3を備える側溝ブロック本体2から構成されている。
なお、側溝ブロック本体2の形状については、全体が略直方体形状とされるが、図2及び図3に示すように、用途に応じて適宜形状変更は可能である。
該側溝ブロック本体2は、所定高さ位置Pより下方領域Rにおいて、その一部若しくは全部が透水性コンクリート4により構成されている。図2は、下方領域R全部が透水性コンクリート4により構成されている場合、図3は、下方領域Rの一部が透水性コンクリート4により構成されている場合について示している。
透水性コンクリート4で構成される部分として、図2に示すように、所定高さ位置Pより下方領域Rの全部を透水性コンクリート4で構成した場合、側溝ブロック本体2の両側方から下方域までの広い範囲で、円形水路3内に流入した雨水等の地中浸透処理が為されることとなる。
また、所定高さ位置Pより下方領域Rの一部を透水性コンクリート4で構成する場合については、図3に示すように、あらゆる態様が考え得る。例えば、図3(a)に示すように、側溝ブロック本体2の両側面部を透水性コンクリート4で構成したり、図3(b)に示すように、いずれか一方の側面部のみを透水性コンクリート4で構成したり、さらには、図3(c)に示すように、側溝ブロック本体2の底面部のみを透水性コンクリート4で構成する態様などが考え得る。そして、透水性コンクリート4で構成された部分に応じて、円形水路3内に流入した雨水等の地中浸透処理が為されることとなる。
前記側溝ブロック本体2における透水性コンクリート4で構成すべき所定高さ位置Pについては、特に限定するものではなく、雨水等の地中への浸透処理能力などを考慮して、任意に設定される。
なお、前記側溝ブロック本体2において、透水性コンクリート4により構成された部分以外については、不透水性コンクリート5により構成されることとなる。
以上の通り構成される本考案にかかる浸透円形側溝1について、前記側溝ブロック本体2の上面2aから円形水路3まで連通する取水口6を設ける構成を採用し得る。すなわち、道路や歩道など地上面に降り注いだ雨水等Wを円形水路3内へ流入すべく、取水口6を介して流入させるためのものである。
かかる取水口6は、図1(a)に示すように、側溝ブロック本体2の上面2aにおいて、円形水路3の長手方向に沿って貫通溝状に設ける態様が考え得る。また、図1(b)に示すように、側溝ブロック本体2の上面2aにおいて、円形水路3の長手方向に沿って、所定間隔を空けて複数の取水口6を設ける態様も可能である。
側溝ブロック本体2に取水口6を設ける場合において、該側溝ブロック本体2の上面2aが、該取水口6に向けて下り勾配となっている態様が考え得る。かかる態様を採用することにより、雨水等Wを取水口6まで容易に導くことが可能となる。なお、かかる下り勾配は、取水口6に向けて側溝ブロック本体2の上面2a全部に設けることもでき、あるいは、該上面2aの一部(取水口6周囲)にのみ設ける態様も可能である。
また同様、側溝ブロック本体2に取水口6を設ける場合において、図1(c)に示すように、該側溝ブロック本体2の上面2aに、該取水口6へつながる流水スリット7を設ける態様も考え得る。かかる態様を採用することにより、上記同様、雨水等Wを取水口6まで容易に導くことが可能となる。なお、かかる流水スリット7を設ける態様については、特に限定はないが、例えば図示されているように、格子状に設ける態様などが考え得る。
なお、前記取水口6には、必要に応じて蓋体8が備えられる。該蓋体8は、雨水等Wとともに流れてくるゴミなどが、円形水路3内に流入することを未然に防止するものであって、透水性コンクリート4の目詰まり防止にも資する。該蓋体8の具体的構成態様については、例えばスチール製若しくはステンレス製でメッシュ状に構成され、取水口6の上方に載置されたり、あるいは、取水口6に嵌合させるように備えられる。
以上の通り構成される本考案にかかる浸透円形側溝1の設置態様については、特に限定はなく、常法の側溝設置態様に従い、掘削された設置場所に浸透円形側溝1を埋設すれば足りる。すなわち、図4に示すように、取水口6上方に載置された蓋体8の上面を残し、側溝ブロック本体2全体を埋設する態様や、あるいは、図示されていないが、側溝ブロック本体2の上面2aをそのまま地上面Gとしてバリアフリー化して、該側溝ブロック本体2周囲のみを埋設する態様などが考え得る。
本考案にかかる浸透円形側溝1について、次に、雨水等の流入・地中浸透状況について説明する。図4は、雨水等の流入から地下浸透に至るまでのフローを示す説明図である。
本考案にかかる浸透円形側溝1は、道路や歩道の側端などに配置される。
側溝ブロック本体2の上面2aに設けられた取水口6から、雨水等Wが円形水路3内へ流れ込む。このとき、該取水口6に蓋体8が備えられている場合、該蓋体8を介して雨水等Wとともに流れてくるゴミなどが取り除かれつつ、円形水路3内に流入する。
流入した雨水等Wは、上流から下流方向へ円形水路3で流水されつつ、該円形水路3内にて透水性コンクリート4を介して地中Hへも浸透が行われる。
このように、本考案にかかる浸透円形側溝1によれば、円形水路3内において流水と地中Hへの浸透とが同時に行われることで、雨水等Wの排水処理を効率良く行うことが可能となる。
本考案にかかる浸透円形側溝1は、ゲリラ豪雨による大量の雨水など、多くの排水処理能力が求められる場面において、流水による排水と地中Hへの浸透による排水とを同時に行うことで、優れた排水処理能力を発揮するものであって、本考案の産業上の利用可能性は大である。
1 浸透円形側溝
2 側溝ブロック本体
3 円形水路
4 透水性コンクリート
5 不透水性コンクリート
6 取水口
7 流水スリット
8 蓋体
G 地上面
H 地中
P 所定高さ位置
R 下方領域
W 雨水等

Claims (4)

  1. 全体が略直方体形状にコンクリート成型され、かつ、内部に円形水路を備える側溝ブロック本体において、所定高さ位置より下方領域における一部若しくは全部が透水性コンクリートにより構成されていることを特徴とする浸透円形側溝。
  2. 前記浸透円形側溝において、前記側溝ブロック本体の上面から円形水路まで連通する取水口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の浸透円形側溝。
  3. 前記浸透円形側溝において、前記側溝ブロック本体の上面の一部若しくは全部が、前記取水口に向けて下り勾配となっていることを特徴とする請求項2に記載の浸透円形側溝。
  4. 前記浸透円形側溝において、前記側溝ブロック本体の上面に、前記取水口へつながる流水スリットが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の浸透円形側溝。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101898155B1 (ko) * 2017-09-19 2018-09-12 주식회사 모현씨앤디 투수기능이 구비된 조립식 수로관 및 이의 시공방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2547945Y2 (ja) * 1993-08-09 1997-09-17 通晴 河野 コンクリート管
JP4417542B2 (ja) * 2000-10-31 2010-02-17 新潟高圧工業株式会社 浸透側溝

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