JP3182036U - 浸透側溝 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工性に優れ、かつ、降雨時に流入する雨水等を流水しつつ地中へ浸透させることで、環境に配慮しつつ優れた排水性能を有する浸透側溝を提供する。
【解決手段】所要高さh・幅w・長さ(奥行き)lを有して略直方体形状にコンクリート成型された側溝ブロック本体10において、一部若しくは全部が透水性コンクリートにより構成され、かつ、長さ方向に貫通する略方形水路11を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、略方形の水路を備え、雨水等を地中に浸透させて排水する機能を有する側溝に関するものである。
従来、汚水や雨水の排水用として使用されている側溝は、U字型水路を備えるものや円形水路・方形水路を備えるものなど、多種多様なものが存在する。そのうち方形水路31を備えた側溝は、図5に示すように、底面土台33の上方に逆U字状32の側溝を載置する態様のものが一般的に採用されている。そのため、地中への埋設に際し、底面土台33の敷設と逆U字側溝32の載置という二重の手間を要し、施工性に問題があった。
また、現代社会はあらゆる地面がコンクリート等で覆われているため、雨水の地中浸透が妨げられており、降雨時の雨水は側溝等へ流れ込んで排水されている。その際、雨水が地中に浸透されないため、地下水が枯渇状態になりつつあると言われており、地盤沈下との因果関係さらには環境への配慮が問題視されてきている。
特開平10−280514号公報 特開2009―102913号公報
そこで本考案は、上記問題点に鑑み、方形水路を備える側溝を一体ものとして成型することで、施工性に優れ、かつ、降雨時に流入する雨水等を方形水路を介して流水しつつ地中へ浸透させることで、環境に配慮しつつ優れた排水性能を有する側溝を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、所要高さ・幅・長さ(奥行き)を有して略直方体形状にコンクリート成型された側溝ブロック本体において、一部若しくは全部が透水性コンクリートにより構成され、かつ、長さ方向に貫通する略方形水路を備えた構成となっている。
また、請求項2に記載の考案は、前記側溝ブロック本体における上面に、略方形水路まで貫通する点検口が設けられている構成を採用する。
さらに、請求項3に記載の考案は、前記側溝ブロック本体における正面及び背面の周縁所定箇所に、隣接する側溝同士を接続容易にするための接続構造が備えられている構成となっている。
そしてまた、請求項4に記載の考案は、前記浸透側溝において、前記略方形水路が、正面視において略正方形状である構成となっている。
本考案にかかる浸透側溝によれば、略方形水路を備える側溝を一体ものとして成型することで、優れた施工性を実現すると共に、水路内に流入した雨水等を地下に浸透させることができるため、環境に配慮しつつ排水性能の向上に優れた効果を奏するものである。
本考案にかかる浸透側溝の実施形態を示す正面図である。 本考案にかかる浸透側溝の実施形態を示す側面図である。 本考案にかかる浸透側溝の実施形態を示す側断面図である。 本考案にかかる浸透側溝の使用態様を示す側断面図である。 従来の方形水路を有する側溝の実施形態を示す正面図である。
本考案は、略方形水路11を備える側溝を一体ものとして成型したことを最大の特徴とする。以下、本考案にかかる浸透側溝1の実施形態を、図面に基づき説明する。
なお、本考案は、下記の実施形態に示した構成・態様に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の要旨に逸脱しない範囲で、任意に変更することができるものである。
図1乃至図3は、本考案にかかる浸透側溝1の実施形態を示しており、図1は正面図、図2は側面図、図3は側断面図である。
すなわち、本考案にかかる浸透側溝1は、所要高さh・幅w・長さ(奥行き)lを有して略直方体形状にコンクリート成型された側溝ブロック本体10から成り、その内部には長さ方向lに貫通する略方形水路11を備えた構成となっている。
側溝ブロック本体10の高さh・幅w・長さ(奥行き)lについては、特に限定はなく、敷設現場や使用態様等に合わせ適宜決定可能であるが、例えば高さhが920mm、幅wが900mm、長さ(奥行き)lが1000mmとする態様や、あるいは、高さhが1800mm、幅wが1800mm、長さ(奥行き)lが1000mmとする態様が考え得る。
該側溝ブロック本体10の内部に備えられる略方形水路11は、図面に示すように、正面視において長方形や正方形の略方形状となっており、該側溝ブロック本体10の長さ方向lに貫通して設けられている。なお、該略方形水路11の形状については、正面視において略方形状であれば得に限定するものではないが、図示されているように、略正方形状とする態様が考え得る。かかる略方形水路11を略正方形状とすることで、それに伴って側溝ブロック本体10自体も正面視において略正方形状に成型することができるため、地中への敷設に際し向きを考慮することなく自由に敷設することが可能となって、施工性向上に資すると共に、汎用性にも優れることとなる。
該側溝ブロック本体10における正面及び背面の周縁所定箇所には、接続構造12を備えることが望ましい。かかる接続構造としては、例えば、図面に示すように、側溝ブロック本体10の正面側周縁に凸片12aを連続して設けると共に、該側溝ブロック本体10の背面側周縁に該凸片12aが嵌合可能な凹部12bを設ける態様が考え得る。かかる接続構造12を備えることにより、隣接する浸透側溝1同士を接続する際の位置決めが容易となって、施工性向上に資することとなる。
ところで、該側溝ブロック本体10の所定箇所には、必要に応じて他の水路や側溝等を接続可能な孔が設けられる。かかる孔を設けることで、そこに接続された他の水路や側溝を流れてきた雨水等の流水を、本考案にかかる浸透側溝1の略方形水路11内に受け入れ可能な構成となる。
なお、該側溝ブロック本体10における上面に、略方形水路11まで貫通する点検口を設ける態様も考え得る。かかる点検口は、すべての側溝ブロック本体10に必要なものではなく、施工に際し連続して接続敷設される側溝ブロック本体10のうち、何基置きかに一の側溝ブロック本体10の上面に設けられればよい。かかる点検口を設けることで、略方形水路11の点検が可能となって、メンテナンス性の向上に資することとなる。なお、該点検口には、必要に応じて蓋体が備えられる。
該側溝ブロック本体10は、その一部若しくは全部が透水性コンクリートAにより構成されている。すなわち、側溝ブロック本体10における透水性コンクリートAにより構成された部分以外については、不透水性コンクリートBにより構成されることとなる。かかる構成を採用することにより、側溝ブロック本体10の透水性コンクリートAで構成された部分から、略方形水路11内に流入した雨水等の地中浸透処理が為されることとなる。
このとき、側溝ブロック本体10における透水性コンクリートAの構成範囲については、特に限定するものではなく、例えば、図面に示すように、浸透側溝1同士が接続される側溝ブロック本体10の正面領域及び背面領域については、強度を要することから、不透水性コンクリートBにより構成し、その他の部分は全て透水性コンクリートAにより構成する態様が考え得る。あるいは、図示はしていないが、側溝ブロック本体10における所定高さ位置より下方領域を透水性コンクリートAにより構成すると共に、上方領域を不透水性コンクリートBにより構成する態様なども考え得る。このように、透水性コンクリートAで構成すべき領域については、雨水等の地中への浸透処理能力などを考慮して、任意に設定される。
以上の通り構成される本考案にかかる浸透側溝1の設置態様については、特に限定はなく、常法の側溝設置態様に従い、掘削された設置場所に浸透側溝1を埋設すれば足りる。すなわち、設置場所を掘削し、掘削箇所へ必要に応じて土台となるコンクリート板を設置したり基礎砕石や砂を敷設し、本考案にかかる浸透側溝1を接続構造12を介して連続的に敷設し、敷設された浸透側溝1の周囲に必要に応じて砕石等を埋設し、最終的に本考案にかかる浸透側溝1の周囲を土壌等で埋め戻す、といった手順で設置されることとなる。
なお、本考案にかかる浸透側溝1を設置するに際し、接続構造12を介して複数の浸透側溝1が連続的に敷設されることとなるが、図4に示すように、その両端(起点と終点)には蓋体20が接続されることとなる。すなわち、該蓋体20が接続されないと、浸透側溝1の起点側と終点側において、略方形水路11がそのまま大きく開口した状態で埋設されてしまうこととなるため、該略方形水路11を閉塞すべく、蓋体20が被覆されることとなる。
このとき、各浸透側溝1に接続構造12が設けられている場合に、該蓋体20にも、該接続構造12に対応する凸片22a若しくは凹部22bからなる接続構造22が設けられる。
また、浸透側溝1の一部若しくは全部が透水性コンクリートAにより構成されるのに合わせて、蓋体20についてもその一部若しくは全部を透水性コンクリートAにより構成させる態様が望ましい。
本考案にかかる浸透側溝1について、次に、雨水等の流入・地中浸透状況について説明する。
本考案にかかる浸透側溝1の設置場所については、特に限定はないが、例えば道路や歩道の側端などに配置される。
側溝ブロック本体10の略方形水路11内に、他の水路や側溝を介して雨水等Wが流れ込む。
流入した雨水等Wは、上流から下流方向へ方形水路11内を流水しつつ、透水性コンクリートAを介して地中へも浸透が行われる。
このように、本考案にかかる浸透側溝1によれば、略方形水路3内において流水と地中への浸透とが同時に行われることで、雨水等Wの排水処理を効率良く行うことが可能となる。
本考案にかかる浸透側溝1は、略方形水路11を備える従来の側溝とは異なり、その全体が一体成型された一体ものとして構成されていることで、優れた施工性を実現すると共に、ゲリラ豪雨による大量の雨水など、多くの排水処理能力が求められる場面において、流水による排水と地中への浸透による排水とを同時に行うことで、優れた排水処理能力を発揮するものであって、本考案の産業上の利用可能性は大である。
1 浸透側溝
10 側溝ブロック本体
11 略方形水路
12 接続構造
12a 凸片
12b 凹部
20 蓋体
22 接続構造
31 方形水路
32 逆U字側溝
33 底面土台
A 透水性コンクリート
B 不透水性コンクリート
h 高さ
w 幅
l 長さ(奥行き),長さ方向

Claims (4)

  1. 所要高さ・幅・長さ(奥行き)を有して略直方体形状にコンクリート成型された側溝ブロック本体において、一部若しくは全部が透水性コンクリートにより構成され、かつ、長さ方向に貫通する略方形水路を備えて成ることを特徴とする浸透側溝。
  2. 前記側溝ブロック本体における上面に、略方形水路まで貫通する点検口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の浸透側溝。
  3. 前記側溝ブロック本体における正面及び背面の周縁所定箇所に、隣接する側溝同士を接続容易にするための接続構造が備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の浸透側溝。
  4. 前記浸透側溝において、前記略方形水路が、正面視において略正方形状であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の浸透側溝。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108000699A (zh) * 2017-12-05 2018-05-08 南京工业大学 一种城市透水型雨水管道及其制备工艺
JP2018084106A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 株式会社コクカコーポレーション 雨水浸透貯留槽の構築方法

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