JP3172256B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3172256B2
JP3172256B2 JP13460892A JP13460892A JP3172256B2 JP 3172256 B2 JP3172256 B2 JP 3172256B2 JP 13460892 A JP13460892 A JP 13460892A JP 13460892 A JP13460892 A JP 13460892A JP 3172256 B2 JP3172256 B2 JP 3172256B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種類の装置動作モ
ードを実行する構成を採るファクシミリ装置等の画像記
録装置に関し、特に、操作性の向上を実現できる画像記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、ファクシミリ装置を例にとって説
明する。最近のファクシミリ装置では、磁気デバイス技
術や半導体技術や電子写真技術の発達を背景にして、ペ
ージ読取/記録用の大容量のメモリを搭載して、読み取
りや印字や記録を従来のようにライン単位で行うのでは
なくて、ページ単位で行うものが多くなってきている。
また、大容量の電文記憶用メモリを搭載して、受信電文
や送信原稿を一度その電文記憶用メモリに蓄積記憶して
から、記録や送信を行うものが普及してきている。
【0003】このようなハードウェアの強化されたファ
クシミリ装置は、それまでのファクシミリ装置に比べて
様々な装置動作を実行可能とすることになるので、その
操作性の向上を図っていく必要がある。
【0004】ファクシミリ装置を効率的に使用できるよ
うにするためには、原稿の送信動作や受信動作を行いな
がら、コピーを行ったり、原稿のメモリ入力を行った
り、電文やリスト類の記録出力を行ったり、外部端末と
のコマンドやデータのやりとりを行ったりできるように
する必要がある。
【0005】しかしながら、このような2種類以上の装
置動作を同時に行うことができるようにするためには、
読取用の制御部/メモリと、記録用の制御部/メモリと
を別々に用意するといったように、それぞれの動作単位
毎にCPUやメモリ等のハードウェアを必要とするとと
もに、複雑な制御インタフェースを構築する必要があ
る。これから、装置自体が大きくなり、コストもアップ
する等、実用性の点で問題が多い。
【0006】これから、従来のファクシミリ装置では、
制御部やメモリ等のハードウェアを共用する構成を採っ
て、受信動作を行っているときには、コピー動作は可能
であるが、送信動作が不可能であるといったように、同
時動作については制限を加えていくという方法を採って
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに同時動作に制限を加えていると、ユーザーが画像記
装置で所望の処理を行おうとする場合に、その処理が
同時動作が可能な処理であれば受け付けられるが、同時
動作が不可能な処理であれば、緊急を要する処理であっ
ても現在動作中の動作が終了するまで待つ必要があった
ために、その操作性が悪いという問題点があった。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、複数種類の装置動作モードを実行する構成を
採る画像記録装置にあって、操作性の向上を実現できる
ようにする新たな画像記録装置の提供を目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、原稿の読取を行う読取手段と、
記録紙に出力を行う記録手段と、通信回線の制御を行う
通信回線制御手段と、データを格納するデータ記憶手段
と、競合する装置動作の優先度を入力する入力手段と、
この入力手段から入力された競合する装置動作の優先度
を記憶する管理手段と、少なくとも前記読取手段及び前
記記録手段を用いたコピー動作と少なくとも前記通信回
線制御手段及び前記記憶手段を用いた受信動作とが競合
すれば両動作を並列に動作させるとともに、前記コピー
動作と少なくとも前記記憶手段及び前記記録手段を用い
た出力動作とが競合すれば前記管理手段内の優先度を参
照し優先度の高い動作を優先して動作させる制御手段と
を具備する。 また、請求項2の発明は、原稿の読取を行
う読取手段と、記録紙に出力を行う記録手段と、通信回
線の制御を行う通信回線制御手段と、データを格納する
データ記憶手段と、競合する装置動作の優先度を入力す
る入力手段と、この入力手段から入力された競合する装
置動作の優先度を記憶する管理手段とを具備し、少なく
とも前記読取手段及び前記記録手段を用いたコピー動作
と少なくとも前記通信回線制御手段及び前記記憶手段を
用いた受信動作とのいづれか一方が動作中に他方の動作
の実行要求があれば両動作を並列に動作させ、前記コピ
ー動作と少なくとも前記記憶手段及び前記記録手段を用
いた出力動作とのいづれか一方が動作中に他方の動作の
実行要求があれば前記管理手段内の優先度を参照し、現
在動作中の動作の優先度が高ければこの動作を続行して
この動作の終了後に他方の動作を実行する一方、他方の
動作の優先度が高ければ現在動作中の動作を中断して他
方の動作を実行しこの動作の終了後に中断した動作を実
行する。 さらに、請求項3の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、ユーザに対して表示を行う
表示手段を有し、前記管理手段内の優先度を参照した後
に、前記表示手段に優先的に実行される動作を表示す
る。
【作用】請求項1の発明では、あらかじめオペレータが
入力手段によりコピー動作優先の設定をしておけば、コ
ピー動作と受信情報の出力動作とが競合しても、コピー
動作が優先して実行される。なお、通信回線からの受信
動作とコピー動作とは並行して動作するため、コピー動
作を優先設定しても受信出力動作が著しく待たされるこ
とがない。また、逆に出力動作優先の設定をしておけ
ば、コピー動作と受信情報の出力動作とが競合しても、
出力動作が優先して実行される。そして、この場合であ
っても、通信回線からの受信動作とコピー動作とは並行
して動作するため、コピー動作が著しく待たされること
がない。 請求項2の発明では、あらかじめオペレータが
入力手段によりコピー動作優先の設定をしておけば、例
えコピー動作中に出力すべき受信情報があってもコピー
動作は続行され、また、受信情報の出力動作を行ってい
ても、コピー動作の指示をすれば、受信情報の出力動作
は中断され、コピー動作を優先して行う。なお、通信回
線を介しての受信動作とコピー動作とは並行して動作す
るため、コピー動作を優先設定していたとしても受信出
力動作が著しく待たされることがない。また、逆に出力
動作優先の設定をしておけば、例え出力動作中にコピー
動作の指示があっても出力動作は続行され、また、コピ
ー動作を行っていても、出力すべき受信情報があれば、
コピー動作は中断され、出力動作を優先して行う。そし
て、この場合であっても、通信回線を介してのメモリの
受信動作とコピー動作とは並行して動作するため、コピ
ー動作が著しく待たされることがない。 請求項3の発明
では、表示手段に優先的に実行される動作が表示される
ため、オペレータが装置の設定状況を知ることができ、
不安感を抱くことがない。
【実施例】図1及び図2に本発明を具備するファクシミ
リ装置1の原理構成を図示する。図1に示す本発明のフ
ァクシミリ装置1は、スキャナやプリンタや蓄積メモリ
や圧縮器等の各種の装置機能2と、マンマシン・インタ
フェース部3と、入出力制御部4と、第1の管理部5
と、第2の管理部6と、優先順位設定部7と、第1の判
断部8と、動作内容決定部9と、動作制御部10と、動
作状態通知部11とを備える。
【0010】一方、図2に示す本発明のファクシミリ装
置1は、図1のファクシミリ装置1の備える装置機能
2、マンマシン・インタフェース部3、入出力制御部
4、第1の判断部8、動作内容決定部9、動作制御部1
0及び動作状態通知部11に加えて、第1の管理部5’
と、第2の管理部6’と、優先順位設定部7’と、第3
の管理部12と、優先種別設定部13と、第2の判断部
14とを備える。
【0011】このマンマシン・インタフェース部3は、
ユーザとの間の対話処理を実行する。入出力制御部4
は、マンマシン・インタフェース部3との間のインタフ
ェース処理を実行する。第1の管理部5は、装置動作モ
ードとその装置動作モードの動作に用いる装置機能2と
の対応関係を管理する。第2の管理部6は、装置動作モ
ードの優先順位情報を管理する。優先順位設定部7は、
マンマシン・インタフェース部3と対話することで、第
2の管理部6の管理データの設定処理を実行する。第1
の判断部8は、実行要求のある装置動作モードが実行中
の装置動作モードと競合するか否かを判断する。動作内
容決定部9は、新たな装置動作モードの実行要求がある
ときに、実行すべき装置動作モードを決定する。動作制
御部10は、装置機能2を制御することで、動作内容決
定部9により決定された装置動作モードを実行する。動
作状態通知部11は、動作内容決定部9の決定結果を受
けて、装置の動作状態をマンマシン・インタフェース部
3を介して外部に通知する。なお、第1の判断部8の判
断対象となる実行中の装置動作モードとしては、実行開
始状態にあるものも含むものである。
【0012】第1の管理部5’は、装置動作モードとそ
の装置動作モードの動作に用いる装置機能2との対応関
係を管理するとともに、その装置動作モードが自動動作
か手動動作のいずれの装置動作種別に属するのかを管理
する。第2の管理部6’は、装置動作モードの優先順位
情報を装置動作種別を単位として管理する。優先順位設
定部7’は、マンマシン・インタフェース部3と対話す
ることで、第2の管理部6’の管理データの設定処理を
実行する。第3の管理部12は、自動動作と手動動作の
優先種別情報を管理する。優先種別設定部13は、マン
マシン・インタフェース部3と対話することで、第3の
管理部12の管理データの設定処理を実行する。第2の
判断部14は、実行要求のある装置動作モードの装置動
作種別が実行中の装置動作モードの装置動作種別と一致
するか否かを判断する。
【0013】図1に示す本発明のファクシミリ装置1で
は、優先順位設定部7は、予めマンマシン・インタフェ
ース部3を介してユーザと対話することで、装置動作モ
ードの中での優先順位情報を決定して第2の管理部6に
登録しておく。
【0014】動作内容決定部9は、マンマシン・インタ
フェース部3を介してユーザから新たな装置動作モード
の実行要求があると、この実行要求のある装置動作モー
ドを第1の判断部8に通知し、この通知を受け取ると、
第1の判断部8は、第1の管理部5の管理データを参照
することで、実行要求のある装置動作モードが実行中の
装置動作モードと競合するか否かを判断して、その判断
結果を動作内容決定部9に返答する。
【0015】この第1の判断部8の判断結果を受け取る
と、動作内容決定部9は、実行要求のある装置動作モー
ドが実行中の装置動作モードと競合しない場合には、2
つの装置動作モードの並列実行が可能であるので、動作
制御部10に対して、実行要求のある装置動作モードの
並列実行を指示していく。
【0016】一方、競合する場合には、第2の管理部6
の管理データを参照することで、どちらの装置動作モー
ドが高い優先順位を持つのかを特定して、実行中の装置
動作モードの方が高い優先順位を持つときには、動作制
御部10に対して、実行中の装置動作モードの続行を指
示するとともに、動作状態通知部11に対して、実行要
求のある装置動作モードが非優先の装置動作モードであ
ることを通知し、これとは反対に、実行要求のある装置
動作モードの方が高い優先順位を持つときには、動作制
御部10に対して、実行要求のある装置動作モードの優
先実行を指示するとともに、動作状態通知部11に対し
て、実行中の装置動作モードが非優先の装置動作モード
であることを通知する。
【0017】この動作内容決定部9からの指示を受け
て、動作制御部10は、指示された装置動作モードを実
行していく。そして、動作状態通知部11は、この動作
内容決定部9からの通知を受けて、非優先の装置動作モ
ードについての今後の取り扱いをマンマシン・インタフ
ェース部3に表示していく。すなわち、非優先の装置動
作モードが実行要求のある装置動作モードである場合に
は、例えば、実行要求があるにもかかわらずその装置動
作モードを実行しない場合にはその旨を表示し、また、
実行中の装置動作モードの終了後に実行する場合にはそ
の旨を通知していく。そして、非優先の装置動作モード
が実行を停止することになるそれまで実行中であった装
置動作モードである場合には、例えば、実行要求のある
装置動作モードの終了後に再開する場合にはその旨を表
示していくのである。
【0018】このようにして、図1に示す本発明のファ
クシミリ装置1では、装置動作モードの実行中に、新た
な装置動作モードの実行要求があるときにあって、2つ
の装置動作モードの並列実行が可能であるときには、そ
のまま並列実行していくとともに、並列実行が不可能で
あるときには、予め設定された優先順位情報に従って高
い優先順位を持つ装置動作モードを優先的に実行してい
く構成を採ることから、ユーザは、何ら不安を抱くこと
なくファクシミリ装置1を操作できるようになるのであ
る。
【0019】一方、図2に示す本発明のファクシミリ装
置1では、優先順位設定部7’は、予めマンマシン・イ
ンタフェース部3を介してユーザと対話することで、自
動動作/手動動作(いずれか一方のこともある)の各装
置動作種別に属する装置動作モードの中での優先順位情
報を決定して第2の管理部6’に登録しておくととも
に、優先種別設定部13は、予めマンマシン・インタフ
ェース部3を介してユーザと対話することで、手動動作
か自動動作のいずれの装置動作種別を優先するのかを決
定して第3の管理部12に登録しておく。
【0020】動作内容決定部9は、マンマシン・インタ
フェース部3を介してユーザから新たな装置動作モード
の実行要求があると、この実行要求のある装置動作モー
ドを第1及び第2の判断部8,14に通知し、この通知
を受け取ると、第1の判断部8は、第1の管理部5’の
管理データを参照することで、実行要求のある装置動作
モードが実行中の装置動作モードと競合するか否かを判
断して、その判断結果を動作内容決定部9に返答する。
そして、この通知を受け取ると、第2の判断部14は、
第1の管理部5’の管理データを参照することで、実行
要求のある装置動作モードの装置動作種別が実行中の装
置動作モードの装置動作種別と一致するか否かを判断し
て、その判断結果を動作内容決定部9に返答する。
【0021】この第1及び第2の判断部8,14の判断
結果を受け取ると、動作内容決定部9は、実行要求のあ
る装置動作モードが実行中の装置動作モードと競合しな
い場合には、2つの装置動作モードの並列実行が可能で
あるので、動作制御部10に対して、実行要求のある装
置動作モードの並列実行を指示していく。
【0022】一方、競合する場合にあって、2つの装置
動作モードの装置動作種別が一致しないときには、第3
の管理部12の管理データを参照することで、どちらの
装置動作モードが高い優先種別を持つのかを特定して、
実行中の装置動作モードの方が高い優先種別を持つとき
には、動作制御部10に対して、実行中の装置動作モー
ドの続行を指示するとともに、動作状態通知部11に対
して、実行要求のある装置動作モードが非優先の装置動
作モードであることを通知し、これとは反対に、実行要
求のある装置動作モードの方が高い優先種別を持つとき
には、動作制御部10に対して、実行要求のある装置動
作モードの優先実行を指示するとともに、動作状態通知
部11に対して、実行中の装置動作モードが非優先の装
置動作モードであることを通知する。
【0023】また、競合する場合にあって、2つの装置
動作モードの装置動作種別が一致するときには、第2の
管理部6’の管理データを参照することで、どちらの装
置動作モードが高い優先順位を持つのかを特定して、実
行中の装置動作モードの方が高い優先順位を持つときに
は、動作制御部10に対して、実行中の装置動作モード
の続行を指示するとともに、動作状態通知部11に対し
て、実行要求のある装置動作モードが非優先の装置動作
モードであることを通知し、これとは反対に、実行要求
のある装置動作モードの方が高い優先順位を持つときに
は、動作制御部10に対して、実行要求のある装置動作
モードの優先実行を指示するとともに、動作状態通知部
11に対して、実行中の装置動作モードが非優先の装置
動作モードであることを通知する。なお、このとき、そ
の一致する装置動作種別の優先順位情報が第2の管理部
6’に登録されていないときには、例えば、動作制御部
10に対して、実行中の装置動作モードの続行を指示す
るとともに、動作状態通知部11に対して、実行要求の
ある装置動作モードが非優先の装置動作モードであるこ
とを通知する。
【0024】この動作内容決定部9からの指示を受け
て、動作制御部10は、指示された装置動作モードを実
行していく。そして、動作状態通知部11は、この動作
内容決定部9からの通知を受けて、非優先の装置動作モ
ードについての今後の取り扱いをマンマシン・インタフ
ェース部3に表示していく。すなわち、非優先の装置動
作モードが実行要求のある装置動作モードである場合に
は、例えば、実行要求があるにもかかわらずその装置動
作モードを実行しない場合にはその旨を表示し、また、
実行中の装置動作モードの終了後に実行する場合にはそ
の旨を通知していく。そして、非優先の装置動作モード
が実行を停止することになるそれまで実行中であった装
置動作モードである場合には、例えば、実行要求のある
装置動作モードの終了後に再開する場合にはその旨を表
示していくのである。
【0025】このようにして、図2に示す本発明のファ
クシミリ装置1では、装置動作モードの実行中に、新た
な装置動作モードの実行要求があるときにあって、2つ
の装置動作モードの並列実行が可能であるときには、そ
のまま並列実行していくとともに、並列実行が不可能で
あるときには、予め設定された優先種別情報に従って高
い優先種別を持つ装置動作モードを優先的に実行してい
く構成を採ることから、ユーザは、何ら不安を抱くこと
なくファクシミリ装置1を操作できるようになるのであ
る。
【0026】以下、本発明を更に詳細に説明する。図3
に、本発明の適用されるファクシミリ装置1の装置構成
を図示する。
【0027】図中、20は制御プログラムを実行する主
制御部、21は原稿の読み取りを行うスキャナ、22は
プリントアウト対象のイメージデータを格納するイメー
ジデータ格納部、23はイメージデータをプリントアウ
トするプリンタ、24はイメージデータの圧縮・復元を
実行するイメージデータ制御部、25は圧縮データや各
種テーブル情報を格納する蓄積メモリ、26は通信回線
とのインタフェース処理(G4/G3 プロトコル制御,発呼
/着信制御等)を実行する通信回線制御部、27は外部
端末やホストとの間のインタフェース処理(RS232C,SCS
I 等) を実行する外部端末/ホスト接続制御部、28は
キーボードやマウスやペン等の入力インタフェース装
置、29はディスプレイ等の出力インタフェース装置、
30は入力/出力インタフェース装置28,29と主制
御部20との間のインタフェース処理を実行するオペレ
ーションパネル部である。
【0028】このような装置構成のファクシミリ装置1
は、原稿の読み取り後や原稿を読み取りながらデータを
プリンタ23に出力するコピー動作(以下、図中で
(a)略記することがある)、原稿の読み取り後や原稿
を読み取りながらデータを圧縮/加工して通信回線に出
力する原稿即時送信動作(以下、図中で(b)略記する
ことがある)、原稿の読み取り後や原稿を読み取りなが
らデータを圧縮/加工して蓄積メモリ25に格納するメ
モリ入力動作(以下、図中で(c)略記することがあ
る)、蓄積メモリ25から圧縮データを読み出して復元
/加工しながらプリンタ23に出力するメモリ出力動作
(以下、図中で(d)略記することがある)、蓄積メモ
リ25から圧縮データを読み出して復元/加工しながら
通信回線に出力するメモリ送信動作(以下、図中で
(e)略記することがある)、通信回線からデータを受
信して復元/加工しながらプリンタ23に出力する即時
受信動作(以下、図中で(f)略記することがある)、
通信回線からデータを受信して復元/加工しながら蓄積
メモリ25に格納するメモリ受信動作(以下、図中で
(g)略記することがある)、蓄積メモリ25から圧縮
データを読み出して復元/加工しながら外部端末/ホス
トに出力するホスト出力動作(以下、図中で(h)略記
することがある)、外部端末/ホストからデータを受信
して圧縮/加工しながら蓄積メモリ25に格納するホス
ト入力動作(以下、図中で(i)略記することがある)
という9種類の装置動作モードを持っている。
【0029】図1に従う本発明のファクシミリ装置1を
実現するために必要となる第1の管理部5及び第2の管
理部6は蓄積メモリ25に展開されるとともに、図2に
従う本発明のファクシミリ装置1を実現するために必要
となる第1の管理部5’、第2の管理部6’及び第3の
管理部12は蓄積メモリ25に展開されることになる。
【0030】図4に、蓄積メモリ25に展開される第1
の管理部5のテーブルデータの一実施例、図5に、蓄積
メモリ25に展開される第2の管理部6のテーブルデー
タの一実施例、図6に、蓄積メモリ25に展開される第
1の管理部5’のテーブルデータの一実施例、図7に、
蓄積メモリ25に展開される第3の管理部12のテーブ
ルデータの一実施例、図8に、蓄積メモリ25に展開さ
れる第2の管理部6’のテーブルデータの一実施例を図
示する。
【0031】この図4に示すように、第1の管理部5
は、上述の9種類の各装置動作モードが動作時にどの装
置資源(図1及び図2の装置機能12)を用いるのかを
管理する。ここで、図中の装置資源のはスキャナ2
1、はプリンタ23、はイメージデータ制御部2
4、はイメージデータ格納部22、は通信回線制御
部26、は外部端末/ホスト接続制御部27、は蓄
積メモリ25を表している。すなわち、第1の管理部5
は、例えば、コピー動作という装置動作モード(a)
は、スキャナ21と、プリンタ23と、イメージデータ
格納部22という装置資源を使用するというように、装
置動作モードとその装置動作モードの動作に用いる装置
資源との対応関係を管理するのである。
【0032】一方、この図5に示すように、第2の管理
部6は、第1の管理部5で管理される装置動作モードに
割り付けられたテーブル項番に設定される優先順位を管
理することで、上述の9種類の装置動作モードの優先順
位を管理する。この優先順位は、主制御部20が、オペ
レーションパネル部30を介してユーザと対話すること
で設定していくことになる。
【0033】この図では、ホスト入力動作という装置動
作モード(i)が第1位の優先順位を持ち、原稿即時送
信動作という装置動作モード(b)が第2位の優先順位
を持ち、コピー動作という装置動作モード(a)が第3
位の優先順位を持ち、メモリ出力動作という装置動作モ
ード(d)が第4位の優先順位を持ち、メモリ入力動作
という装置動作モード(c)が第5位の優先順位を持
ち、即時受信動作という装置動作モード(f)が第6位
の優先順位を持ち、ホスト出力動作という装置動作モー
ド(h)が第7位の優先順位を持ち、メモリ送信動作と
いう装置動作モード(e)が第8位の優先順位を持ち、
メモリ受信動作という装置動作モード(g)が第9位の
優先順位を持つという例を開示してある。
【0034】一方、この図6に示すように、第1の管理
部5’は、上述の9種類の各装置動作モードが動作時に
どの装置資源を用いるのかを管理するとともに、その装
置動作モードが自動動作か手動動作のいずれの装置動作
種別に属するのかを管理する。すなわち、例えば、コピ
ー動作という装置動作モード(a)は、スキャナ21
と、プリンタ23と、イメージデータ格納部22という
装置資源を使用するととともに、手動動作に従うもので
あるということを管理するのである。
【0035】一方、この図7に示すように、第3の管理
部12は、自動動作の持つ優先種別と、手動動作の持つ
優先種別とを管理することで、どちらが高い優先種別を
持つのかを管理する。この優先種別は、主制御部20
が、オペレーションパネル部30を介してユーザと対話
することで設定していくことになる。この図では、自動
動作が第1位の優先種別を持ち、手動動作が第2位の優
先種別を持つという例を開示してある。
【0036】一方、この図8に示すように、第2の管理
部6’は、第1の管理部5’で管理される自動動作の装
置動作モードに割り付けられたテーブル項番に設定され
る優先順位を管理することで、自動動作に属する装置動
作モードの優先順位を管理するとともに、第1の管理部
5’で管理される手動動作の装置動作モードに割り付け
られたテーブル項番に設定される優先順位を管理するこ
とで、手動動作に属する装置動作モードの優先順位を管
理する。ここで、図8(a)が、自動動作に属する装置
動作モードの優先順位を管理するテーブルデータであ
り、図8(b)が、手動動作に属する装置動作モードの
優先順位を管理するテーブルデータである。この優先順
位は、主制御部20が、オペレーションパネル部30を
介してユーザと対話することで設定していくことにな
る。
【0037】この図では、自動動作の装置動作モードに
関しては、ホスト入力動作という装置動作モード(i)
が第1位の優先順位を持ち、メモリ出力動作という装置
動作モード(d)が第2位の優先順位を持ち、即時受信
動作という装置動作モード(f)が第3位の優先順位を
持ち、ホスト出力動作という装置動作モード(h)が第
4位の優先順位を持ち、メモリ送信動作という装置動作
モード(e)が第5位の優先順位を持ち、メモリ受信動
作という装置動作モード(g)が第6位の優先順位を持
つという例を開示してある。また、手動動作の装置動作
モードに関しては、原稿即時送信動作という装置動作モ
ード(b)が第1位の優先順位を持ち、コピー動作とい
う装置動作モード(a)が第2位の優先順位を持ち、メ
モリ入力動作という装置動作モード(c)が第3位の優
先順位を持つという例を開示してある。
【0038】次に、本発明のファクシミリ装置1を実現
するために主制御部20が実行することになる図9及び
図10に示す処理フローに従って、本発明のファクシミ
リ装置1の実行する動作処理について詳細に説明する。
ここで、図9に示す処理フローは、図1に従う本発明の
ファクシミリ装置1を実現するために実行する処理フロ
ーであり、図10に示す処理フローは、図2に従う本発
明のファクシミリ装置1を実現するために実行する処理
フローである。
【0039】図1に従う本発明のファクシミリ装置1を
実現する場合にあって、いずれかの装置動作モードの実
行中に、ユーザから新たな装置動作モードの実行要求が
あると、主制御部20は、図9の処理フローに示すよう
に、先ず最初に、ステップ1で、図4に示した第1の管
理部5のテーブルデータを参照することで、実行要求の
ある装置動作モードが実行中の装置動作モードと同一の
装置資源を利用し合うという競合状態にあるのか否かを
チェックする。このチェック処理に従って、例えば、実
行要求のある装置動作モードがコピー動作(装置動作モ
ード(a))である場合に、実行中の装置動作モードが
原稿即時送信動作(装置動作モード(b))であるとき
には競合状態にあると判断され、実行中の装置動作モー
ドがメモリ送信動作(装置動作モード(e))であると
きには競合状態にないと判断されることになる。
【0040】次に、ステップ2で、ステップ1のチェッ
ク結果に従って競合状態にないと判断されるときには、
ステップ3に進んで、実行中の装置動作モードに加え
て、実行要求のある装置動作モードを実行していく。す
なわち、使用する装置資源がそれぞれ別々であることに
対応して、実行要求のある装置動作モードと実行中の装
置動作モードとの並列実行が可能であることから、この
2つの装置動作モードを並列実行していくのである。
【0041】一方、ステップ2で、ステップ1のチェッ
ク結果に従って競合状態にあると判断されるときには、
ステップ4に進んで、図5に示した第2の管理部6のテ
ーブルデータを参照することで、実行要求のある装置動
作モードと実行中の装置動作モードとの優先順位を比較
する。この比較処理に従って、例えば、実行要求のある
装置動作モードがコピー動作(装置動作モード(a))
である場合に、実行中の装置動作モードが原稿即時送信
動作(装置動作モード(b))であるときには、実行中
の装置動作モードの方が高い優先順位を持つと判断さ
れ、実行中の装置動作モードがメモリ入力動作(装置動
作モード(c))であるときには、実行要求のある装置
動作モードの方が高い優先順位を持つと判断されること
になる。
【0042】続いて、ステップ5で、ステップ4の比較
処理に従って実行中の装置動作モードの方が高い優先順
位を持つと判断されるときには、ステップ6に進んで、
実行要求のある装置動作モードを待機状態に設定して、
出力インタフェース装置29(プリンタ23のこともあ
る)を介して、その装置動作モードが待機状態にあるこ
とを表示していく。例えば、「実行要求のコピー動作
は、原稿即時送信動作による待機中に入るために、原稿
即時送信動作の終了後に起動されます。」といったよう
なメッセージを表示していくのである。
【0043】そして、ステップ7に示すように、優先順
位の高い実行中の装置動作モードの実行処理を続行し
て、続くステップ8で、その実行処理が終了することを
判断すると、ステップ9に進んで、待機状態に設定した
実行要求の装置動作モードの実行を開始していくととも
に、出力インタフェース装置29に表示していたメッセ
ージを解除していく。
【0044】一方、ステップ5で、ステップ4の比較処
理に従って実行要求のある装置動作モードの方が高い優
先順位を持つと判断されるときには、ステップ10に進
んで、実行中の装置動作モードを一時停止状態に設定し
て、出力インタフェース29を介して、その装置動作モ
ードが一時停止状態にあることを表示していく。例え
ば、「今まで実行していたメモリ入力動作は、コピー動
作による一時停止状態に入るために、コピー動作の終了
後に再開されます。」といったようなメッセージを表示
していくのである。
【0045】そして、続いて、ステップ11で、優先順
位の高い実行要求のある装置動作モードを起動し、続く
ステップ12で、その実行処理が終了することを判断す
ると、ステップ13に進んで、一時停止状態に設定した
それまで実行していた装置動作モードの実行を再開して
いくとともに、出力インタフェース装置29に表示して
いたメッセージを解除していく。
【0046】このようにして、主制御部20は、図9の
処理フローを実行することで、装置動作モードの実行中
に、新たな装置動作モードの実行要求があるときにあっ
て、2つの装置動作モードの並列実行が可能であるとき
には、そのまま並列実行していくとともに、並列実行が
不可能であるときには、予め設定された優先順位情報に
従って高い優先順位を持つ装置動作モードを優先的に実
行していくよう処理するのである。
【0047】図2に従う本発明のファクシミリ装置1を
実現する場合にあって、いずれかの装置動作モードの実
行中に、ユーザから新たな装置動作モードの実行要求が
あると、主制御部20は、図10の処理フローに示すよ
うに、先ず最初に、ステップ1で、図6に示した第1の
管理部5’のテーブルデータを参照することで、実行要
求のある装置動作モードが実行中の装置動作モードと同
一の装置資源を利用し合うという競合状態にあるのか否
かをチェックする。
【0048】次に、ステップ2で、ステップ1のチェッ
ク結果に従って競合状態にないと判断されるときには、
ステップ3に進んで、実行中の装置動作モードに加え
て、実行要求のある装置動作モードを実行していく。す
なわち、使用する装置資源がそれぞれ別々であることに
対応して、実行要求のある装置動作モードと実行中の装
置動作モードとの並列実行が可能であることから、この
2つの装置動作モードを並列実行していくのである。
【0049】一方、ステップ2で、ステップ1のチェッ
ク結果に従って競合状態にあると判断されるときには、
ステップ4に進んで、図6に示した第1の管理部5’の
テーブルデータを参照することで、実行要求のある装置
動作モードと実行中の装置動作モードとが同一の装置動
作種別に属しているのか否かをチェックする。このチェ
ック処理に従って、例えば、実行要求のある装置動作モ
ードがコピー動作(装置動作モード(a))である場合
に、実行中の装置動作モードが原稿即時送信動作(装置
動作モード(b))であるときには、同一の手動動作で
あると判断され、実行中の装置動作モードがメモリ出力
動作(装置動作モード(d))であるときには同一の装
置動作種別でないと判断されることになる。
【0050】続いて、ステップ5で、ステップ4のチェ
ック結果に従って同一の装置動作種別に属していないと
判断されるときには、ステップ6に進んで、図7に示し
た第3の管理部12のテーブルデータを参照すること
で、実行要求のある装置動作モードと実行中の装置動作
モードとの優先種別を比較する。この比較処理に従っ
て、例えば、実行要求のある装置動作モードが手動動作
のコピー動作(装置動作モード(a))で、実行中の装
置動作モードが自動動作のメモリ出力動作(装置動作モ
ード(d))である場合にあって、自動動作の方に高い
優先種別が設定されているときには、実行中のメモリ出
力動作の方が高い優先種別を持つと判断され、手動動作
の方に高い優先種別が設定されているときには、実行要
求のあるコピー動作の方が高い優先種別を持つと判断さ
れることになる。
【0051】このステップ6で、実行中の装置動作モー
ドが高い優先種別を持つと判断されるときには、ステッ
プ7に進んで、実行要求のある装置動作モードを待機状
態に設定して、出力インタフェース装置29を介して、
その装置動作モードが待機状態にあることを表示してい
く。そして、ステップ8に示すように、優先種別の高い
実行中の装置動作モードの実行処理を続行して、続くス
テップ9で、その実行処理が終了することを判断する
と、ステップ10に進んで、待機状態に設定した実行要
求の装置動作モードの実行を開始していくとともに、出
力インタフェース装置29に表示していたメッセージを
解除していく。
【0052】一方、ステップ6で、実行要求のある装置
動作モードが高い優先種別を持つと判断されるときに
は、ステップ11に進んで、実行中の装置動作モードを
一時停止状態に設定して、出力インタフェース装置29
を介して、その装置動作モードが一時停止状態にあるこ
とを表示していく。そして、続いて、ステップ12で、
優先種別の高い実行要求のある装置動作モードを起動
し、続くステップ13で、その実行処理が終了すること
を判断すると、ステップ14に進んで、一時停止状態に
設定したそれまで実行していた装置動作モードの実行を
再開していくとともに、出力インタフェース装置29に
表示していたメッセージを解除していく。
【0053】また、ステップ5で、ステップ4のチェッ
ク結果に従って同一の装置動作種別に属していると判断
されるときには、ステップ15に進んで、図8に示した
第2の管理部6’の対応の装置動作種別のテーブルデー
タを参照することで、実行要求のある装置動作モードと
実行中の装置動作モードとの優先順位を比較する。
【0054】このステップ15で、実行中の装置動作モ
ードが高い優先順位を持つと判断されるときには、ステ
ップ16に進んで、実行要求のある装置動作モードを待
機状態に設定して、出力インタフェース装置29を介し
て、その装置動作モードが待機状態にあることを表示し
ていく。そして、ステップ17に示すように、優先順位
の高い実行中の装置動作モードの実行処理を続行して、
続くステップ18で、その実行処理が終了することを判
断すると、ステップ19に進んで、待機状態に設定した
実行要求の装置動作モードの実行を開始していくととも
に、出力インタフェース装置29に表示していたメッセ
ージを解除していく。
【0055】一方、ステップ15で、実行要求のある装
置動作モードが高い優先順位を持つと判断されるときに
は、ステップ20に進んで、実行中の装置動作モードを
一時停止状態に設定して、出力インタフェース装置29
を介して、その装置動作モードが一時停止状態にあるこ
とを表示していく。そして、続いて、ステップ21で、
優先順位の高い実行要求のある装置動作モードを起動
し、続くステップ22で、その実行処理が終了すること
を判断すると、ステップ23に進んで、一時停止状態に
設定したそれまで実行していた装置動作モードの実行を
再開していくとともに、出力インタフェース装置29に
表示していたメッセージを解除していく。
【0056】このようにして、主制御部20は、図10
の処理フローを実行することで、装置動作モードの実行
中に、新たな装置動作モードの実行要求があるときにあ
って、2つの装置動作モードの並列実行が可能であると
きには、そのまま並列実行していくとともに、並列実行
が不可能であるときには、予め設定された優先種別情報
に従って高い優先種別を持つ装置動作モードを優先的に
実行していくよう処理するのである。
【0057】図示実施例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。例えば、図10に示す
実施例では、実行要求のある装置動作モードと実行中の
装置動作モードとが同一の装置動作種別にあるときに、
自動動作/手動動作に関係なく、優先順位に従ってどち
らかを実行していく構成例を開示したが、本発明はこれ
に限られることなく、例えば、手動動作については、一
義的に後から発行された装置動作モードの実行を行わな
い構成を採るものであってもよいのである。また、実施
例では、実行要求のある装置動作モードの優先順位/種
別が低い場合には待機状態に設定して、実行中の装置動
作モードの終了後に起動していく構成例を開示したが、
本発明はこれに限られることなく、起動していかない構
成を採るものであってもよいのである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、あらかじめオペレータが入力手段によりコピー動作
優先の設定をしておけば、コピー動作と受信情報の出力
動作とが競合しても、コピー動作が優先して実行され
る。なお、通信回線からの受信動作とコピー動作とは並
行して動作するため、コピー動作を優先設定しても受信
出力動作が著しく待たされることがない。また、逆に出
力動作優先の設定をしておけば、コピー動作と受信情報
の出力動作とが競合しても、出力動作が優先して実行さ
れる。そして、この場合であっても、通信回線からの受
信動作とコピー動作とは並行して動作するため、コピー
動作が著しく待たされることがない。 請求項2の発明で
は、あらかじめオペレータが入力手段によりコピー動作
優先の設定をしておけば、例えコピー動作中に出力すべ
き受信情報があってもコピー動作は続行され、また、受
信情報の出力動作を行っていても、コピー動作の指示を
すれば、受信情報の出力動作は中断され、コピー動作を
優先して行う。なお、通信回線を介しての受信動作とコ
ピー動作とは並行して動作するため、コピー動作を優先
設定していたとしても受信出力動作が著しく待たされる
ことがない。また、逆に出力動作優先の設定をしておけ
ば、例え出力動中にコピー動作の指示があっても出力動
作は続行され、また、コピー動作を行っていても、出力
すべき受信情報があれば、コピー動作は中断され、出力
動作を優先して行う。そして、この場合であっても、通
信回線を介しての受信動作とコピー動作とは並行して動
作するため、コピー動作が著しく待たされることがな
い。
【0059】従って、ユーザは、自身の使用形態に応じ
て、コピー動作を優先させるか、出力動作を優先させる
かを設定することにより、所望の処理を速やかに実行さ
せて操作性の向上をはかることができるとともに、競合
しない動作、すなわち、コピー動作と受信動作とは並列
実行されるため、コピー動作と受信出力動作という観点
で考えるならば、優先設定されていない動作が一方的に
待たされることもない。
【0060】また、請求項3の発明では、表示手段に優
先的に実行される動作が表示(例えば、「コピー動作の
終了後に再開されます」といった表示)されるため、オ
ペレータが装置の設定状況を知ることができ、不安感を
抱くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】ファクシミリ装置の装置構成図である。
【図4】第1の管理部のテーブルデータの一実施例であ
る。
【図5】第2の管理部のテーブルデータの一実施例であ
る。
【図6】第1の管理部のテーブルデータの一実施例であ
る。
【図7】第3の管理部のテーブルデータの一実施例であ
る。
【図8】第2の管理部のテーブルデータの一実施例であ
る。
【図9】主制御部の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図10】主制御部の実行する処理フローの一実施例で
ある。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 装置機能 3 マンマシン・インタフェース部 4 入出力制御部 5 第1の管理部 6 第2の管理部 7 優先順位設定部 8 第1の判断部 9 動作内容決定部 10 動作制御部 11 動作状態通知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の読取を行う読取手段と、記録紙に
    出力を行う記録手段と、通信回線の制御を行う通信回線
    制御手段と、データを格納するデータ記憶手段と、競合
    する装置動作の優先度を入力する入力手段と、この入力
    手段から入力された競合する装置動作の優先度を記憶す
    る管理手段と、少なくとも前記読取手段及び前記記録手
    段を用いたコピー動作と少なくとも前記通信回線制御手
    段及び前記記憶手段を用いた受信動作とが競合すれば両
    動作を並列に動作させるとともに、前記コピー動作と少
    なくとも前記記憶手段及び前記記録手段を用いた出力動
    作とが競合すれば前記管理手段内の優先度を参照し優先
    度の高い動作を優先して動作させる制御手段とを具備し
    た画像記録装置。
  2. 【請求項2】 原稿の読取を行う読取手段と、記録紙に
    出力を行う記録手段と、通信回線の制御を行う通信回線
    制御手段と、データを格納するデータ記憶手段と、競合
    する装置動作の優先度を入力する入力手段と、この入力
    手段から入力された競合する装置動作の優先度を記憶す
    る管理手段とを具備し、少なくとも前記読取手段及び前
    記記録手段を用いたコピー動作と少なくとも前記通信回
    線制御手段及び前記記憶手段を用いた受信動作とのいづ
    れか一方が動作中に他方の動作の実行要求があれば両動
    作を並列に動作させ、前記コピー動作と少なくとも前記
    記憶手段及び前記記録手段を用いた出力動作とのいづれ
    か一方が動作中に他方の動作の実行要求があれば前記管
    理手段内の優先度を参照し、現在動作中の動作の優先度
    が高ければこの動作を続行してこの動作の終了後に他方
    の動作を実行する一方、他方の動作の優先度が高ければ
    現在動作中の動作を中断して他方の動作を実行しこの動
    作の終了後に中断した動作を実行することを特徴とする
    画像記録装置。
  3. 【請求項3】 ユーザに対して表示を行う表示手段を有
    し、前記管理手段内の優先度を参照した後に、前記表示
    手段に優先的に実行される動作を表示する請求項1また
    は請求項2記載の画像記録装置。
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