JP3172250B2 - ポリイソブチレンに基づくブロツクコポリマー - Google Patents
ポリイソブチレンに基づくブロツクコポリマーInfo
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Description
ン重合性モノマーのポリマーの直鎖ブロック及び星形ブ
ロックコポリマーに関する。特に本発明は、1−3個の
末端活性部分を持つポリイソブチレンと、適したモノマ
ーのアニオン重合によって製造したリビングポリマーの
反応による、ポリイソブチレンのブロック及びアニオン
重合性モノマーのポリマーのブロックを持つブロックコ
ポリマーの製造に関する。この方法で製造した直鎖ブロ
ック又は3分枝星形ブロックコポリマーは、リビングポ
リマーの性質に依存してゴム弾性を示すかあるいはゴム
弾性と熱可塑性の両方を示す。
は、ポリイソブチレンのブロック及びアニオン重合性モ
ノマーの種々のポリマーのブロックを持つブロックコポ
リマー製造の原料となる点で非常に興味深い。ポリイソ
ブチレンとポリブタジエンのブロックコポリマーは、非
相溶性のブチルゴムとポリブタジエンを相溶化する方法
を与え、それによりタイヤトレッドとして使用する組成
物の配合においてブチルゴムの独特の性質の利点を与え
るので興味深い。ポリイソブチレンとポリスチレン、ポ
リ−アルファ−メチルスチレン又はスチレン−インデン
コポリマーのブロックコポリマーは、ゴム弾性及び熱可
塑性の両方を示し、室温では加硫ゴムのように挙動し、
高温では熱可塑性ポリマーのように挙動するので、興味
深い。従ってこのような材料は、プラスチックのように
熔融押し出しすることができ、冷却するとその有利なゴ
ム状の特徴を保持している。ポリイソブチレンとアクリ
レートモノマーのポリマーのブロックコポリマーは、ア
クリレート熱可塑性樹脂の耐衝撃性を強化する又は改良
する手段となるので興味深い。従ってポリイソブチレン
とアニオン重合性モノマーのポリマーとのブロックコポ
リマーの製造に適した末端官能基を持つポリイソブチレ
ンの開発は有利であろう。アニオンと、特にリビングポ
リマーアニオンと求核置換反応を容易に行う末端官能基
はアリルハロゲンである。
(Walden等)は、カルボキシ、ヒドロキシ又はエ
ポキシ官能基で停止したポリイソブチレン、及び該官能
基末端ポリイソブチレンと同一の官能基で停止したポリ
ブタジエンを含む物質、該末端官能基のための架橋剤、
及び粒子状無機酸化剤の架橋性組成物を開示している。
nedy)は、イニファー(inifer)及び炭素数
が約4−約12のカチオン重合性オレフィンモノマーか
ら少なくとも2個の末端不飽和を持つポリマーが形成さ
れ、イニファーの一般式はAYnであり、ここでAは芳
香族部分又は脂肪族部分、例えば炭素数が3−約20の
直鎖又は分枝鎖であることができ、Y成分は次式
であることができ、Aが芳香族部分である場合R及びR
1は同一であることができ、Aが脂肪族部分である場合
R及びR1のひとつがフェニルでなければならず、Xは
F,Cl又はBrであり、nは2−6の整数であること
を開示している。
hra等)は、第3ハロゲン末端を有するポリイソブチ
レン製造のためのリビングカーボカチオン重合法におい
て、適した反応容器にイソブチレン、有機ペルオキシ化
合物及びルイス酸を導入し、約−80℃−約0℃の温度
でイソブチレンを重合させる段階を含み、有機ペルオキ
シ化合物を有機ペルオキシド及び過酸化水素、ペルオキ
シカーボネート、アゾペルオキシ化合物及びペルオキシ
エステルから成る群より選ぶことを特徴とする方法を開
示している。
zas等)は、数平均分子量に対する重量平均分子量が
1.5かそれ以下のポリイソブチレン中間ブロック及び
部分的に環化した重合ジエン末端ブロックから成る3ブ
ロックコポリマーを開示している。
nedy等)は、イソブチレンのリビングカーボカチオ
ン重合のための有機カルボン酸又はエステル開始剤及び
ルイス酸を含む開始剤系を用いることにより、第3塩素
末端ポリイソブチレンを製造することができることを開
示している。
nedy等)は、ルイス酸と共に有機第3エステル開始
剤に基づく開始剤系を使用するイソブチレンのリビング
カーボカチオン重合により、第3塩素末端を持つポリイ
ソブチレンを製造することができることを開示してい
る。
hra等)は、適した反応容器にモノマー材料、ルイス
酸及び有機ポリオキシ化合物を導入し、約−80℃−約
0℃の温度でモノマー材料を重合してブロックコポリマ
ーを製造する段階を含む、ポリイソブチレンと重合ジオ
レフィンモノマー又は重合ビニリデン芳香族モノマーの
ブロックコポリマーを製造するための重合法において、
イソブチレン及びジオレフィン又はビニリデン芳香族モ
ノマーを順に加えることによりモノマーを装填し、有機
ペルオキシ化合物をイソブチレン1モル当たり約10-4
−約10-1モルの量で装填することを特徴とする方法を
開示している。
nedy等)は、次式
アリール又はアラルキル基であり、同一又は異なること
ができ、Xはカルボキシル、アルコキシル、ヒドロキシ
ル又はハロゲン基であり、iは正の全数である]の開始
剤、錫、チタン、アルミニウム、ほう素の金属ハライド
から選んだ金属ハライド及び少なくとも1種類の炭化水
素又はハロゲン化炭化水素から形成した混合溶媒、なら
びにXがヒドロキシル又はハロゲンの場合は供与体数が
15−50の電子対供与溶媒を含む無水系中、約−10
℃−90℃の温度でイソブチレンを重合させ、該イソブ
チレンの重合によりリビングポリマーを形成した後、該
系に供与体数が15−50の電子対供与溶媒を加え、そ
の後少なくとも1種類のスチレン、ハロ及びアルキルス
チレン、インデン及びアルキル化インデンを加え、該モ
ノマーを重合させて直鎖又は星形ブロックコポリマーを
形成することによる、イソブチレン及び少なくとも1種
類のスチレン、ハロ又はアルキルスチレン、インデン及
びアルキル化インデンの直鎖又は星形ブロックコポリマ
ーの製造法を開示している。
持つポリイソブチレンとリビングポリマーの反応によ
り、ポリイソブチレンのブロック及びアニオン重合性モ
ノマーのポリマーのブロックを有する直鎖ブロック又は
3分枝星形ブロックコポリマーを製造する方法の提供
が、本発明の目的である。
する新規ポリイソブチレンの提供が、本発明の別の目的
である。
つ新規ポリイソブチレンの合成法の提供が、本発明のさ
らに別の目的である。
イソブチレンのブロック及びアニオン重合性モノマーの
ポリマーのブロックを有する直鎖ブロック及び3分枝星
形ブロックコポリマーの製造法において: i)不活性有機溶媒中に、数平均分子量が約4,000
−約60,000であり、1−3個の末端アリルハロゲ
ンを有するポリイソブチレンを溶解した溶液において、
該ハロゲンを塩素及び臭素から成る群より選び、該溶液
中のポリイソブチレンの量が不活性有機溶媒100重量
部当たり約1−約10重量部であることを特徴とする第
1溶液を準備し、 ii)段階(i)の不活性有機溶媒と同一であることも
同一でないこともできる不活性溶媒中に、数平均分子量
が約4,000−約60,000のアルカリ金属末端リ
ビングポリマーを溶解した該第1溶液と混和性の溶液に
おいて、該第2溶液中の該リビングポリマーの量が不活
性有機溶媒100重量部当たり約1−約15重量部であ
り、該リビングポリマーが共役ジオレフィン、ビニル芳
香族モノマー、アクリレート及びこれらの混合物から成
る群より選んだモノマーのアニオン重合により製造され
たものであることを特徴とする第2溶液を準備し、 iii)ポリイソブチレンの該第1溶液とリビングポリ
マーの該第2溶液を、ポリイソブチレンの1モルあたり
リビングポリマー1−3モルの割合で、約10℃−約8
0℃の温度で約30分−約24時間混合し、 iv)溶液から段階iii)の生成物を回収する段階を
含むことを特徴とする方法を提供する。
3個の、塩素及び臭素から成る群より選んだ末端アリル
ハロゲンを有するポリイソブチレンを提供する。
個の末端アリル塩素を有するポリイソブチレンの製造法
において: i)不活性有機溶媒の体積当たり0−約10体積%の水
を分散させた不活性有機溶媒中に、1−3個の末端不飽
和を持つポリイソブチレンを溶解した溶液を形成し、 ii)該ポリイソブチレン溶液に、所望量の塩素化を行
うのに十分な量の塩素分子を、光の非存在下又はほとん
ど非存在下で約0℃−約50℃の温度にて、約2−約1
5分の反応時間で加え、1−3個の末端不飽和を持つポ
リイソブチレンをアリル位で塩素化し、 iii)生成する塩化水素の中和に十分な量のアルカリ
性溶液を(ii)からの溶液に加え、 iv)1−3個の末端アリル塩素を持つポリイソブチレ
ンを溶液から回収する段階を含むことを特徴とする方法
を提供する。
末端アリルハロゲンを有し、該ハロゲンを塩素及び臭素
から成る群より選ぶポリイソブチレンの製造法におい
て: i)不活性有機溶媒中に溶解した、1−3個の末端不飽
和を持つポリイソブチレンの溶液を形成し、 ii)該ポリイソブチレン溶液に、N−クロロアミド及
びN−ブロモアミドから成る群より選んだハロゲン化剤
を1−3個の末端アリルハロゲンを形成するのに必要な
量で加え、 iii)得られた溶液を光の非存在下又はほとんど非存
在下で約15℃−約35℃の温度とし、1−3個の末端
不飽和を持つ該ポリイソブチレンをアリル位でハロゲン
化し、 iv)1−3個の末端アリルハロゲンを有し、該ハロゲ
ンを塩素及び臭素から成る群より選んだポリイソブチレ
ンを溶液から回収する段階を含むことを特徴とする方法
の提供である。
重合性モノマーのポリマーの直鎖及び3分枝星形ブロッ
クコポリマーの製造法を提供する。1−3個の末端アリ
ルハロゲンを有する新規ポリイソブチレンを合成するこ
とができる方法の発見の結果、本方法の開発が起こっ
た。非常に活性なアリルハロゲン部分を有するこのポリ
イソブチレンはリビングポリマーと容易に反応して前記
のブロックコポリマーを与える。
リイソブチレンの製造は、1−3個の第3ハロゲン末端
を有するポリイソブチレンを合成し、その脱ハロゲン化
水素により末端不飽和を有するポリイソブチレンを得、
それをハロゲン化して前記の1−3個の末端アリルハロ
ゲンを有するポリイソブチレンを得る段階を含む、3段
階法により行う。
ンは、種々の開始剤をルイス酸と共に用いたイソブチレ
ンのカーボカチオン重合により製造することができる。
Kennedyは、一般式がAYnの開始剤をルイス酸
と共に用いて第3ハロゲン末端ポリイソブチレンを製造
することができることを開示している。開始剤のA成分
は、芳香族部分又は脂肪族部分、例えば炭素数が3−約
20の直鎖又は分枝鎖であることができ、Y成分は次式
であることができ、Aが芳香族部分である場合R及びR
1は同一であることができ、Aが脂肪族部分である場合
R及びR1のひとつがフェニルでなければならず、Xは
F,Cl又はBrであり、nは2−6の整数である。
Kennedy等は、ルイス酸と共に有機第3エ−テル
開始剤に基づく開始剤系を使用するイソブチレンのリビ
ングカーボカチオン重合により、第3塩素末端を持つポ
リイソブチレンを製造することができることを開示して
いる。
4,910,321において、有機カルボン酸又はエス
テル開始剤及びルイス酸を含む開始剤系をイソブチレン
のリビングカーボカチオン重合に用いることによって
も、第3塩素末端ポリイソブチレンを製造することがで
きることを開示している。
て、イソブチレンのリビングカーボカチオン重合によ
る、第3ハロゲン末端を有するポリイソブチレン製造が
開示されている。この方法は、適した反応容器にイソブ
チレン、有機ペルオキシ化合物及びルイス酸を導入し、
約−80℃−約0℃の温度でイソブチレンを重合させる
段階を含む。この方法で使用するのに適した有機ペルオ
キシ化合物は有機ペルオキシド及び過酸化水素、ペルオ
キシカーボネート、アゾペルオキシ化合物及びペルオキ
シエステルから成る群より選び;好ましい有機ペルオキ
シ化合物はt−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒド
ロペルオキシド、p−ジクミルヒドロペルオキシド、ト
リフェニルメチルヒドロペルオキシド及び2,5−ジメ
チル−2,5−ビス(ベンジルペルオキシヘキサン)か
ら成る群より選ぶ。
て、前記の方法が電子供与体数が少なくとも約22で約
50以下である電子供与体を添加する段階をさらに含む
と、第3ハロゲン末端を有し、数平均分子量に対する重
量平均分子量の比率が約1.6以下のポリイソブチレン
を製造することができることをさらに開示している。し
かし、有機ペルオキシ化合物をペルオキシエステル及び
ペルオキシカーボネートから成る群より選ぶとそのよう
な方法により製造される第3ハロゲン末端を有するポリ
イソブチレンの数平均分子量に対する重量平均分子量の
比率は約1.4以下になるので、方法で電子供与体を用
いる利点はほとんどない。
ための上記方法のすべてにおいて、第3ハロゲン末端ポ
リイソブチレンの構造は、開始剤が最初に持っている官
能部位の数に直接依存し、一官能基開始剤は直鎖末端一
官能基ポリイソブチレンを与え、二官能基開始剤は直鎖
末端二官能基ポリイソブチレンを与え、三官能基開始剤
は三官能基末端を有する分枝ポリイソブチレンを与え
る。開始剤の官能基が同一である場合、開始剤及び得ら
れる末端官能基性ポリイソブチレンは対称である。
有するポリイソブチレンの製造の場合、基本となる第3
ハロゲン末端ポリイソブチレンの製造は、前記方法のい
ずれによっても行うことができる。有機ペルオキシ化合
物開始剤をルイス酸と共に含む開始剤系の使用により第
3ハロゲン末端ポリイソブチレンを製造するのが好まし
い。t−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペル
オキシド、p−ジクミルヒドロペルオキシド、トリフェ
ニルメチルヒドロペルオキシド、1,3,5−トリス
[α−(tert−ブチルペルオキシ)イソプロピル]
ベンゼン及び2,5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾ
イルペルオキシヘキサン)から成る群より選んだ有機ペ
ルオキシ化合物を四塩化チタンと共に含む開始剤系の利
用により製造するのがより好ましい。本発明のブロック
コポリマーのポリイソブチレンブロックが約1.6かそ
れ以下の比較的狭い分子量分布を持つために、2段階で
1−3個の末端アリルハロゲンを有するポリイソブチレ
ンに変換され、それが今度はリビングポリマーと反応し
て前記のブロックコポリマーを与える基となる第3ハロ
ゲン末端ポリイソブチレンが約1.6かそれ以下の比較
的狭い分子量分布を持つことが重要である。従って有機
ペルオキシド又は有機ヒドロペルオキシドを四塩化チタ
ンと共に含む開始剤系を用いたイソブチレン重合により
基になる第3塩素末端ポリイソブチレンを製造する場
合、方法においてジメチルスルホキシド及びジエチレン
グリコールジメチルエーテル(ジグライム)のひとつか
ら選んだ電子供与体も使用するのが好ましい。
イソブチレンの数平均分子量Mnは約500の低分子量
から500,000かそれ以上の高分子量であることが
でき、分子量は最初のペルオキシ化合物濃度に対する最
初のモノマー濃度の比率により制御する。脱塩化水素反
応又はハロゲン化反応の間に鎖の分断が起こるように見
えないので、従ってこの基本となる第3塩素末端ポリイ
ソブチレンから2段階反応により得られる、1−3個の
末端アリルハロゲンを有するポリイソブチレンもその数
平均分子量は約500−約500,000である。基本
となる第3塩素末端ポリイソブチレンの数平均分子量及
び従って1−3個の末端アリルハロゲンを有するポリイ
ソブチレンの数平均分子量は約750−約150,00
0であることが好ましい。
リイソブチレンを、ポリイソブチレン及びアニオン重合
性モノマーのポリマーのブロックコポリマーを製造する
本発明の方法で使用する場合、ポリイソブチレンの数平
均分子量は約4,000−約60,000であることが
好ましい。なぜなら、1−3個の末端アリルハロゲンを
有するポリイソブチレンの分子量が約4,000以下で
あると、アニオン重合性モノマーのポリマーと共に形成
するブロックコポリマーは可溶化剤として効果がなく、
1−3個の末端アリルハロゲンを有するポリイソブチレ
ンの分子量が約60,000以上の場合はブロックコポ
リマーを与えるアニオン重合性モノマーのポリマーとの
カップリング反応が高収率反応でない。従って1−3個
の末端アリルハロゲンを有するポリイソブチレンを製造
する基本となる第3ハロゲン末端ポリイソブチレンの数
平均分子量は約4,000−約60,000でなければ
ならない。基本となる第3ハロゲン末端ポリイソブチレ
ンの数平均分子量及び従って1−3個の末端アリルハロ
ゲンを有するポリイソブチレンの数平均分子量は約7,
500−約40,000であることがより好ましい。
不飽和を有するポリイソブチレンへの変換の基本的反応
は、脱ハロゲン化水素のひとつであり、2つの異なる方
法により行うことができる。
ひとつにより製造した第3ハロゲン末端ポリイソブチレ
ンを適した不活性有機溶媒に溶解して2−15重量%の
溶液を得る。適した不活性有機溶媒は、ヘキサン又はヘ
プタンなどの飽和脂肪族炭化水素;トルエン又は混合キ
シレンなどの芳香族炭化水素;シクロヘキサン又はメチ
ルシクロヘキサンなどの脂環式炭化水素;又はテトラヒ
ドロフランなどの環状エーテルであることができる。こ
のポリマー溶液に、第3ハロゲン末端ポリイソブチレン
の第3ハロゲン官能基1モルに対して約3−約10モル
のカリウム第3ブトキシドを加え、反応混合物を約2−
約24時間加熱還流してイソプロピリデン末端ポリイソ
ブチレンのみを得る。この生成物が形成された証拠は2
00MHz1HNMRスペクトルによって与えられ、ス
ペクトルはそれぞれ4.65ppm及び4.85ppm
にオレフィン炭素原子に結合する2個のプロトンによる
2本の一重線を示す。脱ハロゲン化水素の前記の方法の
場合、飽和脂肪族炭化水素又は脂環式炭化水素などの非
極性溶媒を使用すると約2−約6時間以内に完全な脱ハ
ロゲン化水素を行うことができるので、そのような溶媒
を選ぶのが好ましい。テトラヒドロフランなどの極性溶
媒からのイソプロピリデン末端ポリイソブチレンの回収
は、減圧下における極性溶媒の除去、その後ヘキサン又
はシクロヘキサンなどの非極性有機液体へのポリマーの
溶解、蒸留水によるポリマー溶液の何回もの洗浄、及び
最後に濾過、溶媒の蒸発及び真空下の乾燥などの従来の
方法による分離により行う。非極性溶媒からのイソプロ
ピリデン末端ポリイソブチレンの回収の場合はもちろん
蒸留水で洗浄する前に非極性有機液体を除去する必要が
ない。
150℃−約220℃の温度で約5−約15時間加熱す
ることにより脱ハロゲン化水素することもできる。この
方法を用いて、イソブチリデン末端ポリイソブチレン及
びイソプロピリデン末端ポリイソブチレンの両方の混合
物が、約45:55から約15:85の比率で形成され
る。この生成物の混合物の形成の証拠は、200MHz
1HNMRスペクトルにより与えられ、スペクトルはそ
れぞれ4.65ppm及び4.85ppmにイソプロピ
リデン基(−C(CH3)=CH 2)の1個の炭素原子上
の2個のオレフィン性プロトンによる2本の一重線、な
らびに5.15ppmにイソブチリデン基(−CH=C
(CH3)2)の1個のオレフィン性プロトンによる1本
の一重線を示す。
ロゲン化水素のための前記方法のいずれの場合も鎖の分
断は観察されず、従って得られるイソプロピリデン及び
イソブチリデン末端ポリイソブチレンの数平均分子量は
基本となる第3ハロゲン末端ポリイソブチレンの数平均
分子量と同程度である。
ロゲンを有するポリイソブチレンは、前記の脱ハロゲン
化水素法の生成物のいずれかをハロゲン化することによ
り;すなわちイソプロピリデン末端ポリイソブチレンの
みのハロゲン化又はイソプロピリデン及びイソブチリデ
ン末端ポリイソブチレンの混合物のハロゲン化により製
造することができる。
素化合物が含まれ、その代表的な例にはN−クロロコハ
ク酸イミド、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダ
ントイン及びN−クロロ−N−シクロヘキシルベンゼン
スルホンアミドが含まれるがこれに限られるわけではな
く;1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン
が好ましい有機塩素化合物である。
れ、その代表的な例にはN−ブロモコハク酸イミド、
1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン及び
N−ブロモカプロラクタムが含まれるがこれに限られる
わけではなく、好ましい有機臭素化合物は1,3−ジブ
ロモ−5,5−ジメチルヒダントインである。
の好ましい製造法は、適した不活性溶媒に末端不飽和を
持つポリイソブチレンを溶解して3−15重量%の溶液
を得る段階が含まれる。適した不活性有機溶媒は、ヘキ
サン又はヘプタンなどの飽和脂肪族炭化水素;トルエン
又は混合キシレンなどの芳香族炭化水素;シクロヘキサ
ン又はメチルシクロヘキサンなどの脂環式炭化水素;又
はクロロホルム、四塩化炭素などの上記炭化水素のハロ
ゲン化誘導体であることができる。末端不飽和を持つ基
本となるポリイソブチレンの塩素化の間に生成される塩
化水素の除去を容易にするために約10体積%の水をこ
のポリマー溶液に分散させる。このポリマー溶液に、好
ましくはクロロホルム又は四塩化炭素などの適した溶媒
に溶解した所望量の塩素化を達成するのに十分な量の塩
素分子を、撹拌しながら加える。1個の末端不飽和(イ
ソプロピリデン官能基又はイソプロピリデン及びイソブ
チリデン官能基の両方の混合物)を持つポリイソブチレ
ンは1モル当量の塩素分子を必要とし、2個の末端不飽
和を持つポリイソブチレンは2モル当量の塩素分子を必
要とし、3個の末端不飽和を持つ分枝ポリイソブチレン
は3モル当量の塩素分子を必要とする。反応は光の非存
在下、又はほとんど非存在下で行うのが好ましい。塩素
化反応は約0℃−約50℃、好ましくは約15℃−約3
5℃の温度範囲で行うことができる。約2−15分の反
応時間の後、アルカリ性試薬の溶液、好ましくは約10
重量%の水酸化ナトリウム水溶液又は約10重量%の水
酸化カリウム水溶液をポリマー溶液に加え、過剰の塩素
及び塩素化反応中に形成した塩化水素を中和する。約1
0分後、ポリマー溶液を水で十分洗浄し、無機塩を除去
し、溶媒の蒸発及び真空下における乾燥によりポリマー
を回収する。ポリマーがわずかに可溶性である、メタノ
ール、イソプロパノール又はアセトンなどの過剰の有機
液体を用いた凝集によっても、アリル塩素末端ポリイソ
ブチレンを回収することができる。
ブチレン又は基本となるイソプロピリデン末端及びイソ
ブチリデン末端ポリイソブチレンの混合物のハロゲン化
も、基本となるポリイソブチレンと有機ハロゲン化剤と
の反応により行うことができる;この場合ハロゲン化は
塩素化又は臭素化である。適した不活性有機溶媒、好ま
しくはジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素中
で、所望量のハロゲン化を行うのに十分な量の有機ハロ
ゲン化剤を、基本となるポリイソブチレンの溶液に加え
る。反応は約15℃−約35℃の温度で、あるいは別の
場合約50℃−約90℃のより高温で有機ペルオキシド
などの遊離ラジカル開始剤の存在下で行うことができ
る。反応を遊離ラジカルの非存在下又は存在下で行った
場合、反応時間が約10分から約2時間に伸ばすことが
できる。そのようにして製造したアリルハロゲン末端ポ
リイソブチレンの単離は前文に記載した要領で行う。
ソプロピリデン末端ポリイソブチレン又は基本となるイ
ソプロピリデン末端又はイソブチリデン末端ポリイソブ
チレンの混合物のハロゲン化は、1−3個の末端アリル
ハロゲンを有し、数平均分子量が末端不飽和ポリイソブ
チレンと同程度、従って基本となる第3ハロゲン末端ポ
リイソブチレンの数平均分子量と同程度であるポリイソ
ブチレンを与える。
が、有機ラジカル開始剤の非存在下における、基本とな
る末端不飽和ポリイソブチレンの塩素分子による塩素化
又は有機塩素あるいは有機臭素化合物による塩素化又は
臭素化は、主にイオン機構によって起こり、正に帯電し
た塩素又は臭素原子が二重結合に付加し、続いてプロト
ンが負に帯電した化学種により引き抜かれると思われ
る。負に帯電した化学種は、塩素化剤が塩素分子の場合
は塩素アニオンであり、塩素化又は臭素化剤が有機塩素
化合物又は有機臭素化合物の場合は有機塩素化学種又は
有機臭素化学種である。このためにアリル位が塩素又は
臭素で置換された二重結合が移動し、それにより本発明
の1−3個の末端アリル塩素を有するポリイソブチレン
が得られる。
リイソブチレンの形成の証拠は、NMRスペクトル分析
により与えられる。二官能基性イソプロピリデン末端ポ
リイソブチレンの分子塩素化により得られた生成物の2
00MHz1HNMRスペクトルは、4.95ppm及
び5.25ppmに2個のオレフィン性プロトン−CH
2−C(CH2Cl)=CH 2による2本の一重線を示
し、4.05ppmに塩素と同一炭素に結合したメチレ
ンプロトン−CH2−C(CH 2Cl)=CH2による1
本の一重線を示す。イソプロピリデン末端ポリイソブチ
レン及びイソブチリデン末端ポリイソブチレンの60:
40の混合物の分子塩素化による生成物の200MHz
1HNMRスペクトルは、4.05ppm,4.20p
pm,4.95ppm及び5.25ppmに6:2:
7:3の比率で4本の一重線を示し、これらは2−クロ
ロメチル−2−プロペニル末端ポリイソブチレンにおけ
る2個のオレフィン性プロトン−CH2−C(CH2C
l)=CH 2、及び塩素と同一炭素に結合したメチレン
プロトン−CH2−C(CH 2Cl)=CH2、ならびに
1−クロロ−2−メチル−2−プロペニル末端ポリイソ
ブチレンにおける2個のオレフィン性プロトン−CHC
l−C(CH3)=CH 2、及び塩素と同一炭素に結合し
たメチンプロトン−CHCl−C(CH3)=CH2に帰
することができる。1.3−ジブロモ−5,5−ジメチ
ルヒダントインを用いた二官能基性イソプロピリデン末
端ポリイソブチレンの臭素化によって得た生成物の20
0MHz1HNMRスペクトルは、4.0ppm,4.
95ppm及び5.30ppmに3本の一重線を示し、
これは2個のオレフィン性プロトン−CH2−C(CH2
Br)=CH 2、及び臭素と同一炭素に結合したメチレ
ンプロトン−CH2−C(CH 2Br)=CH2に帰する
ことができる。
合性モノマーのポリマーの直鎖ブロック及び3分枝星形
ブロックコポリマーの製造は、前記の1−3個の末端ハ
ロゲンを有するポリイソブチレン、及び共役オレフィ
ン、ビニル芳香族モノマー、アクリレートならびにその
混合物から成る群より選んだモノマーのアニオン重合に
より製造したリビングポリマーの反応により行う。アニ
オン重合性モノマーのリビングポリマーとの反応に使用
する1−3個の末端ハロゲンを有するポリイソブチレン
は、1−3個の末端アリル塩素を有するポリイソブチレ
ンであることが好ましい。
を使用して製造することができる。アニオン重合性モノ
マーの重合の開始に使用する開始剤は、バリウム、リチ
ウム、マグネシウム、ナトリウム及びカリウムから成る
金属の群から選ぶことができ;リチウム及びマグネシウ
ムが最も普通に使用される金属である。しかし有機リチ
ウム化合物がそのような重合における使用に好ましい開
始剤であり、式R−Liにより表され、ここでRは炭素
数が1−約20、好ましくは1−約10のヒドロカルビ
ル基である。好ましい有機リチウム化合物のいくつかの
代表的例には、メチルリチウム、エチルリチウム、イソ
プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチ
ルリチウム、n−ヘキシルリチウム、n−オクチルリチ
ウム、フェニルリチウム、1−ナフチルリチウム及びp
−トリルリチウムが含まれ;sec−ブチルリチウムが
開始剤として最も好ましい。
ポリマーに望まれる分子量、ならびに使用する重合温度
に依存して変わる。所望の分子量のポリマーの製造に必
要な有機リチウム化合物の正確な量は、同業者が容易に
知ることができる。しかし一般的に100重量部のモノ
マー当たり約0.1−約2重量部の有機リチウム開始剤
を、本発明の方法で使用するリビングポリマーの製造に
使用する。
リイソブチレンと反応させるために本発明を行う場合に
使用するリビングポリマーは、数平均分子量が約4,0
00−約60,000の範囲内でなければならない。そ
のようなポリマーの数平均分子量は約7,500−約4
0,000の範囲内であることが非常に好ましい。なぜ
なら、アニオン重合性モノマー又はモノマーの混合物か
ら製造したリビングポリマーの数平均分子量が約4,0
00以下の場合、1−3個の末端アリルハロゲンを有す
るポリイソブチレンとの反応で製造されるブロックコポ
リマーは有効な相溶剤とならず、リビングポリマーの数
平均分子量が約60,000以上の場合、アリルハロゲ
ン末端ポリイソブチレンとの反応は効率の高い方法とな
らないからである。
可塑性リビングポリマーを、前記の有機金属触媒を用い
た不飽和モノマーのアニオン重合により製造することが
できる。ゴム弾性又はゴム状ポリマーは、有機金属触媒
系を用いたジエンモノマーの重合により得ることができ
る。この方法で重合することができるジエンモノマー
は、共役ジオレフィンであることができ;炭素数が4−
8の共役ジオレフィンが一般に好ましい。有機リチウム
化合物を用いてアニオン重合することができる共役ジオ
レフィンの代表的例には1,3−ブタジエン、イソプレ
ン、1,3−ペンジエン、2,3−ジメチル−1,3−
ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン及び2,
3−ジメチル−1,3−ブタジエンが含まれるがこれら
に限られるわけではない。ビニル置換芳香族モノマーも
1種類かそれ以上の共役オレフィンと共重合させてゴム
状ランダム又はブロックコポリマーを与えることがで
き;炭素数が約8−約20のビニル置換芳香族モノマー
が好ましい。使用することができるそのようなビニル置
換芳香族モノマーの代表的例には、スチレン、α−メチ
ルスチレン、種々のアルキルスチレン、p−メトキシス
チレン、1−ビニルナフタレン、4−ビニルトルエンな
どが含まれるがこれらに限られるわけではない。有機リ
チウム化合物を用いてアニオン重合することができるモ
ノマー又はモノマーの混合物は、ブタジエン、イソプレ
ン、スチレン及びこれらの混合物から選ぶのが好まし
い。アニオン重合するモノマーはブタジエンであること
がより好ましい。
コポリマーは、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素及び芳
香族炭化水素などの不活性有機溶媒を用いた溶液重合に
より製造することができる。そのような溶液重合に使用
する溶媒は通常1分子当たり約4−約10個の炭素原子
を含み、重合条件下で液体である。適した有機溶媒のい
くつかの代表的例には単独のあるいは混合物のペンタ
ン、n−ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼ
ン、キシレンなどが含まれる。有機溶媒はヘキサン、ヘ
プタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン及びこ
れらの混合物から選ぶのが好ましい。
ル含有量は、エーテル又は第3アミンなどの微細構造制
御剤を用いることにより制御することができる。微細構
造制御剤として使用することができるエーテルの代表的
例には、ジオキサン、テトラヒドロフラン及びその誘導
体、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ル及びこれらの誘導体などが含まれるが、これらに限ら
れるわけではない。第3アミンの代表的例には、トリエ
チルアミン、N,N,N1,N1−テトラメチルエチレン
ジアミンなどが含まれるがこれらに限られるわけではな
い。微細構造制御剤の使用量は、目的とする共役ジオレ
フィンポリマー又は共役ジオレフィン−ビニル置換芳香
族モノマーコポリマーの微細構造に依存して変化し、有
機金属触媒1モル当たり約0.05−2,000モルの
範囲であり、約0.2−1,000モルが好ましい。
内のいずれの温度でも行うことができるが、約−20℃
から約80℃の温度で重合法を行うのが好ましい。
の実験条件下で単独で重合し、熱可塑性リビングポリマ
ーを得、それを1−3個の末端アリルハロゲンを有する
ポリイソブチレンとの反応のための本発明の方法で使用
することもできる。
ゴム弾性又は熱可塑性を持つリビングポリマーを、有機
金属触媒を用いたアクリレートモノマーのアニオン重合
により製造することができる。重合することができるア
クリレートモノマーの代表的例には、メチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチ
ルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、ブチ
ルアクリレート、ブチルメタクリレート及びt−ブチル
メタクリレートが含まれるがこれらに限られるわけでは
ない。
モノマーは、少なくとも1種類のC3−C6エチレン性不
飽和エステルのC1−C2アルキルエステルであることが
好ましい。モノマーをメチルメタクリレート、メチルア
クリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレー
ト及びこれらの混合物から選ぶのがより好ましい。
重合で使用することができる有機金属触媒の代表的例に
は、(1−フェニル−1−メチルヘキシル)リチウム、
(1,2−ジメチルペンチル)リチウム、(1,1−ジ
フェニルヘキシル)リチウム及び(1,1−ジフェニル
−3−メチルペンチル)リチウムが含まれるがこれらに
限られるわけではない。
ーは、芳香族炭化水素、環状エーテル、環状アミン及び
これらの混合物などの不活性有機溶媒中の溶液重合によ
り製造する。適した有機溶媒のいくつかの代表的例に
は、単独又は混合物のトルエン、エチルベンゼン、キシ
レン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ピリジン、ピ
ペリジンなどが含まれる。
ウムフルオリド、リチウムクロリド、リチウムブロミド
及びリチウムテトラフェニルボレートなどのリチウム塩
を反応媒体中で使用することにより行うことができる。
リチウム塩の使用量は、1モルの有機リチウム化合物当
たり約0.5−20モルの範囲である。
0℃の範囲内である。
ノマーのポリマーの直鎖ブロック又は3分枝星形ブロッ
クコポリマーの製造のための本発明の方法は、溶液法で
ある。アルカリ金属末端リビングポリマーとの反応の準
備として、1−3個の末端アリルハロゲンを有するポリ
イソブチレンは、ポリマー中に存在するハロゲン化によ
る不純物を除去し、アルカリ金属末端リビングポリマー
の破壊に寄与しないように、ヘキサンなどの適した無水
不活性有機溶媒に繰り返し溶解し、メタノールなどの過
剰の溶媒で凝集させることにより精製するのが好まし
い。1−3個の末端アリルハロゲンを有するポリイソブ
チレンを適した有機溶媒に溶解し、不活性有機溶媒10
0重量部当たり約1−約10重量部の該ポリイソブチレ
ンの溶液を得、続いてその溶液にアルゴン、窒素などの
不活性ガスの正圧をかけることができる。適した有機溶
媒はヘキサン又はヘプタンなどの飽和脂肪族炭化水素;
トルエン又は混合キシレンなどの芳香族炭化水素;シク
ロヘキサンなどの脂環式炭化水素;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどの環状エーテル;及びこられの混合
物であることができる。不活性有機溶媒はヘキサン、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン及びこれらの混合物から選ぶのが好ま
しい。
リイソブチレンのこの溶液に、該ポリイソブチレン溶液
と相溶性の不活性有機溶媒中のアルカリ金属末端リビン
グポリマーの溶液を撹拌しながら加える。該不活性有機
溶媒中の該アルカリ金属末端リビングポリマーの濃度
は、不活性有機溶媒100重量部当たり約1−約15重
量部である。簡便にアルカリ金属末端リビングポリマー
はそれが形成された状態で使用することができる;すな
わち方法で使用する所望の分子量及び濃度のアルカリ金
属末端リビングポリマーの溶液は、有機金属触媒を用い
た不活性有機溶媒中の不飽和モノマー又はモノマーの混
合物のアニオン重合で得られるものである。直鎖ブロッ
ク又は3分枝星形ブロックコポリマーの形成に必要なア
ルカリ金属末端リビングポリマーのモル量は、アリルハ
ロゲン末端ポリイソブチレンの構造によって決まり、1
個の末端アリルハロゲンを有するポリイソブチレンは1
モル当量のアルカリ金属末端リビングポリマーを必要と
し、2個の末端アリルハロゲンを有するポリイソブチレ
ンは2モル当量のアルカリ金属末端リビングポリマーを
必要とし、3個の末端アリルハロゲンを有するポリイソ
ブチレンは3モル当量のアルカリ金属末端リビングポリ
マーを必要とする。
液にアルカリ金属末端リビングポリマーの溶液を加える
ことにより得たこの溶液をその後約10℃−約80℃の
温度で約30分−約24時間撹拌し、2種類のポリマー
系の反応が十分起きたことを確認する。
を行った温度に影響されるのみでなく、溶液中のポリマ
ーの濃度及びポリマーの数平均分子量、特にアルカリ金
属末端リビングポリマーの数平均分子量の影響を受け
る。従って確実に可能な限り完全にアリルハロゲン部分
とアルカリ金属末端リビングポリマーを反応させるため
に、アルカリ金属末端リビングポリマーの数平均分子量
が7,500かそれ以上の場合は不活性有機溶媒中のア
リルハロゲン末端ポリイソブチレンの量が不活性有機溶
媒100重量部当たり約2−約6重量部であり、金属末
端リビングポリマーの量が不活性有機溶媒100重量部
当たり約2−約6重量部であることが好ましい。なぜな
らば、より高い濃度の溶液を使用し、アルカリ金属末端
リビングポリマーの数平均分子量が7,500かそれ以
上の場合は、定量的反応が起こらない傾向があるからで
ある。例えばポリイソブチレンが2個の末端アリルハロ
ゲンを有する場合は所望の3ブロックコポリマーの他に
2ブロックコポリマーが形成される。金属末端リビング
ポリマーの数平均分子量が7,500かそれ以上の場希
薄溶液を使用してもこの問題はなくならないが、いくら
か軽減される。
防止剤をブロックコポリマーに加える。適した安定剤の
例には、ステアリン酸カルシウム及びエポキシド化大豆
油が含まれ、ブロックコポリマー100重量部当たり約
0.05−5重量部の量で使用するのが好ましい。適し
た酸化防止剤には立体障害のあるフェノールが含まれ、
ブロックコポリマー100重量部当たり約0.05−約
2重量部の量で使用するのが好ましい。
ク又は3分枝星形ブロックコポリマーの回収は、(i)
ポリマー溶液を蒸気と接触させて溶媒をとばし、(i
i)湿潤ポリマーにスクリーン又はフィルターを通過さ
せてポリマーを回収し、(iii)ポリマーにトンネル
乾燥機又は押し出し機を通過させる段階を含む、ポリマ
ー回収に使用される従来の方法により行うことができ
る。ブロックコポリマーは、ブロックコポリマーがわず
かに溶解性である過剰の有機液体を用いた凝集によって
回収することもでき、そのような液体の例はメタノー
ル、イソプロパノール又はアセトンである。
あり、その範囲を制限するものではない。他に特定しな
ければ部はすべて重量部である。
るポリイソブチレンを製造した。
lの2口丸底フラスコに500mlの塩化メチル、34
5mlのn−ヘキサン及び2.16x10-3モルの2,
5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルペルオキシヘ
キサン)(LUPEROXR118)を装填した。−8
0℃に冷却後、1.0モルの予備冷却したイソブチレ
ン、及びその後3.24x10-2モルの四塩化チタンを
加えた。そのようにして開始した重合を完結するまで行
った。得られたポリマーを、揮発性物質の連続的蒸発、
n−ヘキサンへの溶解、ルイス酸残留物などの無機残留
物のデカンテーション又は濾過、及び室温での蒸発によ
るヘキサンの除去により回収した。得られたポリマー、
二官能基性第3塩素末端ポリイソブチレンをゲル透過ク
ロマトグラフィーにより特性化し、Mnが24,000
でありMw/Mnが1.08であることが示された。
底フラスコに、無水テトラヒドロフラン(600ml)
に溶解した前記の二官能基性第3塩素末端ポリイソブチ
レン(30gm)を装填した。カリウムt−ブトキシド
(1.40gm,1.25x10-2モル)をこの溶液に
加え、窒素の正圧をかけ、反応混合物を撹拌しながら1
6時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却した
後、濾過して残留カリウムt−ブトキシドを除去し、濾
液を減圧下で濃縮した。残留ポリマーをヘキサン中に溶
解し、得られた有機溶液を水で3又は4回洗浄し、無水
硫酸マグネシウム上で乾燥した。有機溶液を減圧下で濃
縮することにより、イソプロピリデン末端ポリイソブチ
レンのみを得、それは4.65ppm及び4.85pp
mにそれぞれオレフィン炭素原子に結合した2個のプロ
トンによる2本の一重線を示す200MHz1HNMR
スペクトルにより証明された。
フラスコに、四塩化炭素(500ml)に溶解した前記
の2官能基性イソプロピリデン末端ポリイソブチレン
(25g)を装填した。このセメントに50mlの水を
加え、得られた混合物を10分間激しく撹拌し、水をセ
メントに確実に完全に分散させた。周囲の光を排除する
ためにフラスコをアルミニウム箔で包み、四塩化炭素
(2.1ml)中の既知濃度の塩素分子の溶液(四塩化
炭素100ml当たり7gmの塩素分子)を、ポリマー
溶液に激しく撹拌しながら加えた。2分後、10重量%
の水酸化ナトリウム水溶液1.0mlを滴下して過剰の
塩素分子及び反応の間に生成された塩酸を中和した。有
機層を分離し、水で3又は4回洗浄し、無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥した。有機溶液を減圧下で濃縮すること
により、2官能基性アリル塩素末端ポリイソブチレンを
得、続いてそれを真空炉中、約30℃−約40℃の温度
で2日間乾燥した。
証拠は、200MHz1HNMRスペクトルによって与
えられ、スペクトルは4.95ppm及び5.25pp
mに2個のオレフィン性プロトン−CH2−C(CH2C
l)=CH 2による2本の一重線、及び4.05ppm
に塩素と同一炭素に結合したメチレンプロトン(−CH
2−C(CH 2Cl)=CH2)による1本の一重線を示
す。
素末端ポリイソブチレンへの最初の重合に使用する開始
剤の官能基を変えることにより、1−3個のアリル塩素
を有するポリイソブチレンを製造することができる。
することにより、2官能基性第3塩素末端ポリイソブチ
レン(25g,Mn20,000)の脱ハロゲン化水素
も行い、イソプロピリデン末端ポリイソブチレン及びイ
ソブチリデン末端ポリイソブチレンの70:30の混合
物を得た。この混合生成物の形成の証拠は、200MH
z1HNMRスペクトルによって与えられ、スペクトル
は4.65ppm及び4.85ppmにそれぞれイソプ
ロピリデン基(−C(CH3)=CH2)の1個の炭素原
子上の2個のオレフィン性プロトンによる2本の一重
線、及び5.15ppmにイソブチリデン基(−CH=
C(CH3)2)の1個のオレフィン性プロトンによる1
本の一重線を示した。
を、以下の方法を用いて行った。
基性イソプロピリデン末端ポリイソブチレンの溶液を、
ねじ込みキャップを備えた200mlのびんに入れた。
この溶液にジクロロメタン(10ml)中の1,3−ジ
ブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(0.286g
m,1x10-3モル)の溶液を加え、混合物を15分間
振り、その後水(10ml)を加えて混合物をさらに1
5分間振った。水相を分離し、減圧下で大部分の有機溶
媒を除去し、メタノールを用いた凝集により臭素化ポリ
マーを回収し、真空炉中50℃の温度において24時間
乾燥した。アリル臭素末端ポリイソブチレン形成の証拠
は、200MHz1HNMRスペクトルによって与えら
れ、スペクトルは4.0ppm,4.95ppm及び
5.30ppmに、臭素と同一炭素に結合したメチレン
プロトンCH2−C(CH 2Br)=CH2)及び2個の
オレフィン性プロトン(−CH2−C(CH2Br)=C
H 2による3本の一重線を示した。
ン3ブロックコポリマーを以下の方法で製造した。
量が18,000、極大分子量(M p)が18,500
であるポリイソブチレンを、実施例1に概略を示した方
法により製造した。このポリマーの試料20gを無水シ
クロヘキサン(400ml)に溶解し、溶液を窒素の正
圧下で750mlの蓋付きびんに入れた。
下でリチウム末端ポリブタジエンを製造した。シクロヘ
キサン(500ml)に溶解したブタジエン(20g
m,0.37モル)を、sec−ブチルリチウムの1.
6M溶液(0.75ml)と共に反応容器に装填した。
反応容器を60℃に加熱し、重合を6時間続けた。その
後リビングポリブタジエンの溶液のアリコートを取り、
過剰のメチルアルコールを加えることによりクエンチし
た。そのようにして得たポリブタジエンのゲル透過クロ
マトグラフィーによる分析は、ポリマーの数平均分子量
が32,000であり、極大分子量が34,000であ
ることを示した。
チレンのシクロヘキサン溶液を、シクロヘキサンに溶解
した製造したばかりのリチウム末端ポリフダジエンを含
む反応容器に移し、混合物を50℃にて4時間激しく撹
拌した。ポリマー材料の溶液を周囲温度に冷却し、ポリ
マー100重量部当たり0.1重量部のブチル化ヒドロ
キシトルエンを安定剤として加えた。その後過剰のメタ
ノールを用いた凝集によりポリマー材料を単離し、減圧
下40℃の温度で2日間乾燥した。
過クロマトグラフィーによる分析は、二様式の分子量分
布があり、少なくともポリマー材料の50%の極大分子
量が87,060であることを示しており、ポリイソブ
チレンが持つ末端アリル塩素部分の両方がリビングポリ
ブタジエンと反応してポリブタジエン−ポリイソブチレ
ン−ポリブタジエン3ブロックコポリマーが得られたこ
とを示している。ポリマー材料の50%以下は、その極
大分子量が52,000であり、ポリイソブチレンが持
つ2個の末端アリル塩素部分のひとつだけがリビングポ
リブタジエンと反応し、ポリブタジエン−ポリイソブチ
レン2ブロックコポリマーが生成されたことを示してい
る。
及びポリイソブチレンの分子量を変化させて、5種類の
別のポリブタジエン及びポリイソブチレンの直鎖ブロッ
クコポリマーを製造し、結果を以下の表に示す。
エンの数平均分子量が、2個の末端アリル塩素を有する
ポリイソブチレンとリチウム化ポリブタジエンの反応の
効率に与える影響が明らかになる。リチウム化ポリブタ
ジエンの数平均分子量が20,000かそれ以上である
実験番号1,2,4及び5のそれぞれにおいてゲル透過
クロマトグラフィーの結果は、ポリマー材料の2様式分
布があり、ポリブタジエン−ポリイソブチレン−ポリブ
タジエン3ブロックコポリマー及びポリブタジエン−ポ
リイソブチレン2ブロックコポリマーが形成されたこと
を示している。しかしリチウム化ポリブタジエンの数平
均分子量が10,100である実験番号3では、2個の
末端アリル塩素を有するポリイソブチレンとの定量的反
応が起こり、ポリブタジエン−ポリイソブチレン−ポリ
ブタジエン3ブロックコポリマーのみを与える。
ンモノマーを、リビングポリブタジエンを含む反応混合
物に加え、2官能基性アリル塩素末端ポリイソブチレン
とのカップリング反応を行う前にさらに2時間重合を続
ける以外は実施例4の方法に従い、それぞれポリイソブ
チレンの中間ブロック及びポリブタジエン−ポリスチレ
ンブロックコポリマーの末端ブロックを含む4種類の5
ブロックコポリマーを製造した。下表に結果を示す。
クコポリマー 表IIに示したゲル透過クロマトグラフィーの結果を調
べると、それぞれ実験番号1,2,3及び4における、
数平均分子量が10,000程度のリチウム末端ポリブ
タジエン−ポリスチレンブロックコポリマーと2個の末
端アリル塩素を有するポリイソブチレンの反応は基本的
に定量的であることが明らかになる。
である。
オン重合性モノマーのポリマーのブロックを有する直鎖
ブロック及び3分枝星形ブロックコポリマーの製造法に
おいて: i)不活性有機溶媒中に、数平均分子量が約4,000
−約60,000であり、1−3個の末端アリルハロゲ
ンを有するポリイソブチレンを溶解した溶液において、
該ハロゲンを塩素及び臭素から成る群より選び、該溶液
中のポリイソブチレンの量が不活性有機溶媒100重量
部当たり約1−約10重量部であることを特徴とする第
1溶液を準備し、 ii)段階(i)の不活性有機溶媒と同一であることも
ないこともできる不活性溶媒中に、数平均分子量が約
4,000−約60,000のアルカリ金属末端リビン
グポリマーを溶解した該第1溶液と混和性の溶液におい
て、該第2溶液中の該リビングポリマーの量が不活性有
機溶媒100重量部当たり約1−約15重量部であり、
該リビングポリマーが共役ジオレフィン、ビニル芳香族
モノマー、アクリレート及びこれらの混合物から成る群
より選んだモノマーのアニオン重合により製造されたも
のであることを特徴とする第2溶液を準備し、 iii)ポリイソブチレンの該第1溶液とリビングポリ
マーの該第2溶液を、ポリイソブチレンの1モルあたり
リビングポリマー1−3モルの割合で、約10℃−約8
0℃の温度で約30分−約24時間混合し、 iv)溶液から段階iii)の生成物を回収する段階を
含むことを特徴とする方法。
ゲンが塩素であることを特徴とする方法。
カリ金属末端リビングポリマーがリチウム末端リビング
ポリマーであることを特徴とする方法。
個の末端アリル塩素を有する該ポリイソブチレンの数平
均分子量が約7,500−約40,000であることを
特徴とする方法。
ン重合する該モノマーをC4−C8共役ジオレフィン、C
8−C20ビニル置換芳香族モノマー及びそれらの混合物
から成る群より選ぶことを特徴とする方法。
ン重合する該モノマーをブタジエン、イソプレン、スチ
レン及びこれらの混合物から成る群より選ぶことを特徴
とする方法。
ン重合する該モノマーがブタジエンであることを特徴と
する方法。
ン重合する該モノマーが、少なくとも1種類のC3−C6
エチレン性不飽和エステルのC1−C2アルキルエステル
であることを特徴とする方法。
ン重合する該モノマーをメチルメタクリレート、メチル
アクリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレ
ート及びこれらの混合物から成る群より選ぶことを特徴
とする方法。
(i)及び段階(ii)の該不活性有機溶媒をC5−C8
脂肪族炭化水素、C5−C10環状炭化水素、C7−C8芳
香族炭化水素、C4−C5環状エステル及びこれらの混合
物から成る群より選ぶことを特徴とする方法。
不活性有機溶媒をヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン及びこれらの混合物から選ぶことを特徴とする方
法。
不活性有機溶媒中に、数平均分子量が約10,000−
約40,000であり、1−3個の末端アリル塩素を有
するポリイソブチレンを溶解した溶液において、該溶液
中のポリイソブチレンの量が不活性有機溶媒100重量
部当たり約2−約6重量部であることを特徴とする第1
溶液を準備し、 ii)ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン及びメチル
シクロヘキサンから成る群より選んだ不活性溶媒中に、
数平均分子量が約7,500−約40,000のリチウ
ム末端リビングポリブタジエンを溶解した溶液におい
て、該第2溶液中の該リビングポリブタジエンの量が不
活性有機溶媒100重量部当たり約2−約6重量部であ
り、該リビングポリブタジエンをブタジエンのアニオン
重合により製造することを特徴とする第2溶液を準備
し、 iii)ポリイソブチレンの該第1溶液とリビングポリ
ブタジエンの該第2溶液を、かなりの量のポリイソブチ
レン−ポリブタジエン直鎖ブロック又は3分枝星型ブロ
ックコポリマーが形成されるような相対的割合で、約1
0℃−約80℃の温度で約30分−約24時間混合し、 iv)溶液から段階iii)の生成物を回収する段階を
含むことを特徴とする方法。
するポリイソブチレンにおいて、該ハロゲンを塩素及び
臭素から成る群より選ぶことを特徴とするポリイソブチ
レン。
において、該アリルハロゲンが塩素であることを特徴と
するポリイソブチレン。
において、数平均分子量が約750−約150,000
であることを特徴とするポリイソブチレン。
において、該数平均分子量が約4,000−約60,0
00であることを特徴とするポリイソブチレン。
リイソブチレンの製造法において: i)不活性有機溶媒の体積当たり0−約10体積%の水
を分散させた不活性有機溶媒中に、1−3個の末端不飽
和を持つポリイソブチレンを溶解した溶液を形成し、 ii)該ポリイソブチレン溶液に、所望量の塩素化を行
うのに十分な量の塩素分子を、光の非存在下又はほとん
ど非存在下で約0℃−約50℃の温度にて、約2−約1
5分の反応時間で加え、1−3個の末端不飽和を持つポ
リイソブチレンをアリル位で塩素化し、 iii)生成する塩化水素の中和に十分な量のアルカリ
性溶液を(ii)からの溶液に加え、 iv)1−3個の末端アリル塩素を持つポリイソブチレ
ンを溶液から回収する段階を含むことを特徴とする方
法。
塩素分子をクロロホルム及び四塩化炭素から選んだ有機
溶媒に溶解することを特徴とする方法。
温度が約15℃−約35℃であることを特徴とする方
法。
不活性有機溶媒をC6−C7飽和脂肪族炭化水素、C7−
C8芳香族炭化水素、C6−C7脂環式炭化水素及びC1ハ
ロゲン化炭化水素から成る群より選ぶことを特徴とする
方法。
活性有機溶媒をヘキサン、シクロヘキサン、クロロホル
ム及び四塩化炭素から成る群より選ぶことを特徴とする
方法。
し、該ハロゲンを塩素及び臭素から成る群より選んだポ
リイソブチレンの製造法において: i)不活性有機溶媒中に溶解した、1−3個の末端不飽
和を持つポリイソブチレンの溶液を形成し、 ii)該ポリイソブチレン溶液に、N−クロロアミド及
びN−ブロモアミドから成る群より選んだハロゲン化剤
を1−3個の末端アリルハロゲンを形成するのに必要な
量で加え、 iii)得られた溶液を光の非存在下又はほとんど非存
在下で約15℃−約35℃の温度とし、1−3個の末端
不飽和を持つ該ポリイソブチレンをアリル位でハロゲン
化し、 iv)1−3個の末端アリルハロゲンを有し、該ハロゲ
ンを塩素及び臭素から成る群より選んだポリイソブチレ
ンを溶液から回収する段階を含むことを特徴とする方
法。
不活性有機溶媒をジクロロメタン、クロロホルム及び四
塩化炭素から成る群より選ぶことを特徴とする方法。
ハロゲン化剤を1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒ
ダントイン及び1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒ
ダントインから成る群より選ぶことを特徴とする方法。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリイソブチレンのブロック及びアニオ
ン重合性モノマーのポリマーのブロックを有する直鎖ブ
ロック及び3分枝星形ブロックコポリマーの製造法にお
いて: i)不活性有機溶媒中に、数平均分子量が約4,000
−約60,000であり、1−3個の末端アリルハロゲ
ンを有するポリイソブチレンを溶解した溶液において、
該ハロゲンを塩素及び臭素から成る群より選び、該溶液
中のポリイソブチレンの量が不活性有機溶媒100重量
部当たり約1−約10重量部であることを特徴とする第
1溶液を準備し、 ii)段階(i)の不活性有機溶媒と同一であることも
同一でないこともできる不活性溶媒中に、数平均分子量
が約4,000−約60,000のアルカリ金属末端リ
ビングポリマーを溶解した該第1溶液と混和性の溶液に
おいて、該第2溶液中の該リビングポリマーの量が不活
性有機溶媒100重量部当たり約1−約15重量部であ
り、該リビングポリマーが共役ジオレフィン、ビニル芳
香族モノマー、アクリレート及びこれらの混合物から成
る群より選んだモノマーのアニオン重合により製造され
たものであることを特徴とする第2溶液を準備し、 iii)ポリイソブチレンの該第1溶液とリビングポリ
マーの該第2溶液を、ポリイソブチレンの1モルあたり
リビングポリマー1−3モルの割合で、約10℃−約8
0℃の温度で約30分−約24時間混合し、 iv)溶液から段階iii)の生成物を回収する段階を
含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 1−3個の末端アリル塩素を持つポリイ
ソブチレンの製造法において: i)不活性有機溶媒の体積当たり0−約10体積%の水
を分散させた不活性有機溶媒中に、1−3個の末端不飽
和を持つポリイソブチレンを溶解した溶液を形成し、 ii)該ポリイソブチレン溶液に、所望量の塩素化を行
うのに十分な量の塩素分子を、光の非存在下又はほとん
ど非存在下で約0℃−約50℃の温度にて、約2−約1
5分の反応時間で加え、1−3個の末端不飽和を持つポ
リイソブチレンをアリル位で塩素化し、 iii)生成する塩化水素の中和に十分な量のアルカリ
性溶液を(ii)からの溶液に加え、 iv)1−3個の末端アリル塩素を持つポリイソブチレ
ンを溶液から回収する段階を含むことを特徴とする方
法。 【請求項3】 1−3個の末端アリルハロゲンを有し、
該ハロゲンを塩素及び臭素から成る群より選んだポリイ
ソブチレンの製造法において: i)不活性有機溶媒中に溶解した、1−3個の末端不飽
和を持つポリイソブチレンの溶液を形成し、 ii)該ポリイソブチレン溶液に、N−クロロアミド及
びN−ブロモアミドから成る群より選んだハロゲン化剤
を1−3個の末端アリルハロゲンを形成するのに必要な
量で加え、 iii)得られた溶液を光の非存在下又はほとんど非存
在下で約15℃−約35℃の温度とし、1−3個の末端
不飽和を持つ該ポリイソブチレンをアリル位でハロゲン
化し、 iv)1−3個の末端アリルハロゲンを有し、該ハロゲ
ンを塩素及び臭素から成る群より選んだポリイソブチレ
ンを溶液から回収する段階を含むことを特徴とする方
法。
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