JP3172235U - 化粧コンクリートブロック - Google Patents

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【課題】素材コンクリ—トブロックの形状を活かして、運搬時における化粧塗装層の損傷を防ぐことができて、しかもブロック塀構築現地にて容易に短時間で美観を備える化粧ブロック塀を構築することができる化粧コンクリートブロックを提供する。【解決手段】化粧コンクリートブロック5は、素材コンクリートブロック1の側方表面1Cが模様をなす凹凸形状に形成され、この模様をなす凹凸形状の側方表面1C上に塗装された下地調整塗材層2A、密着塗材層2B、装飾塗材層2C及び被覆塗材層2Dが形成された、薄厚であって、上記模様をなす凹凸形状に沿って模様をなす凹凸形状に形成された化粧塗装層2を備え、この化粧塗装層2の上側に剥離可能に貼着された被覆材層を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は化粧コンクリートブロックに関する。
従来、化粧コンクリートブロックとしては、コンクリートブロック設置現地において、複数のコンクリートブロック素体(以下、素材コンクリートブロックと称する。)を並べて土台の上に載置して積層し、これら積層したコンクリートブロックの側方面に塗装を施して側方面上に塗装層を形成するとともに各コンクリートブロック間の間隙である積層線でもある目地を埋める仕上処理を施してコンクリートブロック塀を完成させるものが知られている。また、近年では、コンクリートブロックの塗装材として化粧塗材を用い、意匠性のある美観を有する化粧コンクリートブロックを製造する方法が知られている。
上記のようなコンクリートブロックの製造方法としては、例えば特許文献1には、建築用コンクリートブロックを上下左右に積み重ねて構築される新設ブロック塀等の着色方法であって、ブロック塀の表面に下地壁面を形成し、この下地壁面を単色の塗料により塗装して下塗り面を形成し、この上からマスキングを介して色彩混合塗装により塗装して上塗り面を形成するブロック塀等の着色方法が記載されている。
特開平10−225660号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、コンクリートブロックの塗装面即ち側方面の塗装がブロック塀を構築する現地にてコンクリートブロックが積層された後に行われるため、現地環境によってはコンクリートブロックの塗装面即ち側方面の塗装が困難にある場合があった。
この対策として、素材コンクリートブロック製造地において予め側方面に塗装処理をしてから現地に運搬し、現地での側方面の塗装作業を省略することが考えられるが、この場合は塗装されたコンクリートブロックが運搬中に衝撃等によって側方面の塗装に傷がつく等の問題があった。
本考案の目的は、素材コンクリ―トブロックの形状を活かして、運搬時における化粧塗装層の損傷を防ぐことができて、しかもブロック塀構築現地にて容易に短時間で美観を備える化粧ブロック塀を構築することができる化粧コンクリートブロックを提供することにある。
本考案の化粧コンクリートブロックは、素材コンクリートブロックの側方表面が模様をなす凹凸形状に形成され、該模様をなす凹凸形状の側方表面上に塗装された下地調整塗材層、密着塗材層、装飾塗材層及び被覆塗材層が形成された、薄厚であって、前記模様をなす凹凸形状に沿って模様をなす凹凸形状に形成された化粧塗装層を備え、該化粧塗装層の上側に剥離可能に貼着された被覆材層を備えることを特徴としている。
本考案の化粧コンクリートブロックは、また、前記模様をなす凹凸形状が、側方表面の端から端に至る直線状若しくは屈曲状の溝部とその両側の表面によって形成されることを特徴としている。
本考案の化粧コンクリートブロックは、また、前記模様をなす凹凸形状が、側方表面上に形成された凹凸状の模様形状によって形成されることを特徴としている。
本考案は、上述のように構成しているので、素材コンクリ―トブロックの形状を活かして、運搬時における化粧塗装層の損傷を防ぐことができて、しかもブロック塀構築現地にて容易に短時間で美観を備える化粧ブロック塀を構築することができる化粧コンクリートブロックを提供することができる。
本考案の実施例の化粧コンクリートブロックの概略図。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックに用いる一例の素材コンクリートブロックの概略図である。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックに用いる別の例の素材コンクリートブロックの概略図である。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックに用いる別の例の素材コンクリートブロックの概略図である。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックに用いる別の例の素材コンクリートブロックの概略図である。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックに用いる別の例の素材コンクリートブロックの概略図である。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックに用いる別の例の素材コンクリートブロックの概略図である。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックに用いる別の例の素材コンクリートブロックの概略図である。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックに用いる別の例の素材コンクリートブロックの概略図である。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックに用いる別の例の素材コンクリートブロックの概略図である。 図2Aの化粧コンクリートブロックの側方表面に形成された化粧塗装層を示す側面断面図である。 図2Aの化粧塗装層を平面から示す部分断面図である。 本考案の実施例の化粧コンクリートブロックによって、化粧ブロック塀を構築した状態の例を示す図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の実施例の化粧コンクリートブロックの概略図を示す。素材コンクリートブロック1としては、空洞部1B、側方表面1C及び両端の溝部1Dが形成された方塊状のコンクリート部1Aからなり、工業製品として規格されているような建築、土木用のものが用いられる。
本考案の化粧コンクリートブロック5は、この素材コンクリートブロック1を基本として構成され、図1に示す如く、素材コンクリートブロック1の側方表面上1Cに、下地調整塗材2A層、密着塗材層2B、装飾塗材層2C及び被覆塗材層2Dが塗装されて形成された化粧塗装層2及びこの化粧塗装層2の上側に剥離可能に貼着された被覆材層4から構成される。
この素材コンクリート素材ブロック1としては、その一例として図2Aに示すように(図2Aは外観図を示す)、側方表面1Cに、その端から端に亘って形成された直線状の溝部11が形成されている素材コンクリートブロック1が用いられる。各溝部11は、隣接する溝部間が等間隔となるように設けられている。
このように、等間隔になるように形成された溝部11は、模様をなす凹凸形状を呈する。素材コンクリートブロック1は、このように側方表面1C上に予め模様をなす凹凸形状に形成される。
図2Aにおいては、素材コンクリートブロック1の片面のみに模様をなす凹凸形状を形成しているが、両面に形成されても良い。この場合に、両面におけるそれぞれ緒の溝部の間隔は異なるようにしてもよい。また、図2Aに示す側では、等間隔で形成された溝部11としているが、異間隔であってもよいし、直線状ではなく、曲線を含む屈曲状であってもよい。
いずれにしても、模様をなす凹凸形状は、砂などの素材によって形成される凹凸よりは大きなものであって、視覚によって凹凸状であって、見た目に美しさを感じられるものとする。このことは、以下の例示する素材コンクリートブロックに共通するものである。このように、模様をなす形状が、側方表面1Cの端から端に至る直線状もしくは屈曲状の溝部11とその両側の表面12によって形成される。
また、素材コンクリートブロック1としては、図2Bに示すように、側方表面1Cに、直線状の溝部11が形成されている素材コンクリートブロック1が用いられる。この素材コンクリートブロック1は、各溝部11が3個を一組とされ、各組の溝部が等間隔となるように設けられて模様状とされている。
また、素材コンクリートブロック1としては、図2Cに示すように、側方表面1Cに、直線状の溝部11が側方表面1Cのほぼ全体に形成されている素材コンクリートブロック1が用いられる。この素材コンクリートブロック13は、各溝部11が細かい間隔で等間隔に複数個設けられ、側方表面1Cの中央には幅大の溝部11Aが単体設けられて模様状とされている。
また、素材コンクリートブロック1としては、図2Dに示すように、側方表面1Cに、直線状の幅のある溝部11が形成されている素材コンクリートブロック1が用いられる。この素材コンクリートブロック1は、側方表面1Cの中央には幅小の溝部11Bが単体設けられて、この溝部11Bを対称にして側方表面1Cに幅大の溝部11がそれぞれ1箇所ずつ設けられて模様状とされている。
また、素材コンクリートブロック1としては、図2Eに示すように、側方表面1Cの全面に、岩壁や石壁を模した模様形状15が形成されている素材コンクリートブロック1が用いられる。この模様形状15は、凹凸形状をなし、模様を形成することになる。
また、素材コンクリートブロック1としては、図2Fに示すように、側方表面1Cの中央部に、図2Eに示すと同様に、岩壁又は石壁を模した模様形状15が形成され、周辺部に扁平枠面15Bが形成されている素材コンクリートブロック1が用いられる。この扁平枠面15Bは、図2Fに示すように、側方表面1Cの外周部に設けられており、扁平面である。この模様形状15及び扁平枠面15Bは、凹凸形状をなし、模様を形成することとなる。
また、素材コンクリートブロック1としては、図2Gに示すように、側方表面1Cに、直線状の溝部11及び隣接する溝部11を直角方向に結ぶ直線状の溝部17が形成されている素材コンクリートブロック1が用いられる。この素材コンクリートブロック1は、各溝部11が等間隔となるように設けられており、図2Aに図示したものと類似する。そして、溝部11の両側近傍には、直角方向に溝部17が形成されている。これらの溝部11及び直角方向に形成された溝部17が模様を形成することになる。
また、素材コンクリートブロック1としては、図2Hに示すように、側方表面1Cに、直線状の溝部11及び穿孔18が形成されている素材コンクリートブロック1が用いられる。この素材コンクリートブロック1は、側方表面1Cの中央に幅小の溝部11が単体設けられて、側方表面1Cの外形線と溝部11がなす各平面の各角部近傍にはそれぞれ打放しコンクリートに設けられているような穿孔18が設けられている。この溝部11と穿孔18によって模様を形成することになる。
また、素材コンクリートブロック1としては、図2Iに示すように、側方表面1Cに、直線状の溝部11及び穿孔19が形成されている素材コンクリートブロック1が用いられる。この素材コンクリートブロック1には、側方表面1Cの中央には幅大の溝部11が単体設けられて、側方表面1Cの外形線がなす各角部近傍にはそれぞれ打放しコンクリートに設けられているような穿孔19が設けられている。この溝部11と穿孔19によって模様を形成することになる。
以上図2Aないし図2Iで説明した素材コンクリートブロックは、各図に示す如く側方表面1C上に化粧塗装層2が形成される。この化粧塗装層2の上側に被覆材層4が形成される。この際、図1に示す如く、素材コンクリートブッロックの溝部11あるいは模様形状15あるいは穿孔18、19の形状に基づいて、化粧塗装層2及び被覆材層4の形が形成されることになる。例えば、図1に示す素材コンクリートブロックの場合は、溝部11の形状に基づいて化粧塗装層2及び被覆材層4にも溝部形状11Xがそれぞれ形成される。
このように形成された化粧コンクリートブロック5は、薄厚であって、上述の模様をなす凹凸形状に沿って、これらの形状を反映して模様をなす凹凸形状に、塗装によって形成された化粧塗装層2を備える。
更に、この化粧コンクリートブロック5は、化粧塗装層2の上側に剥離可能に貼着された被覆材層4を備える。この被覆材層4も薄厚に形成されるので、化粧塗装層2と同様に凹凸形状に沿ったものとなるが、透明材料で形成されることで化粧塗装層2が透視されることになるので、この場合、被覆材層4は、凹凸形状とされることは重要ではない。形成された時に、化粧塗装層2が模様形状となっていることが見た目に重要である。
図1並びに図2Aないし図2Iにおいて、下地調整塗材層2A、密着塗材層2B、装飾塗材層2C及び被覆塗材層2Dは、各層とも薄く、塗装によって形成されており、これらによって形成された化粧塗装層2は薄厚形状となる。この薄厚形状の化粧塗装層2は、形成された時に、素材コンクリートブロック1の側方表面1C上に予め形成された模様をなす凹凸形状に沿って形成され、溝部11に対しては対応の溝部11X、模様形状15に対しては模様形状15X、穿孔18、19に対しては穿孔形状18X、19Xをなす。他の形状に対しても同様である。
本考案の化粧コンクリートブロック5は、上述のような溝部や模様形状を有する素材コンクリートブロックを用いることによって、これら化粧ブロックを用いて現地でブロック塀を構築する際に、容易に美観を備えた化粧ブロック塀を構築することができる。
即ち、本考案の化粧コンクリートブロックは、前記模様をなす凹凸形状が、側方表面の端から端に至る直線状若しくは屈曲状の溝部とその両側の表面によって形成されることを特徴としている。また、本考案の化粧コンクリートブロックは、前記模様をなす凹凸形状が、側方表面上に形成された凹凸状の模様形状によって形成されることを特徴としている。
また、本考案の化粧コンクリートブロック5は、上述の素材コンクリートブロック1の側方全表面1Cに、下地調整塗材層2A、密着塗材層2B、装飾塗材層2C及び被覆塗材層2Dが順次塗装されて化粧塗装が施されて化粧塗装層2が形成されている。
下地調整塗材としては、フィラーと呼ばれる特殊合成樹脂製等からなる塗材等が用いられ、素材コンクリートブロック1の表面状態に応じて種々のものがあり、素材コンクリートブロック1の材質に応じて下地即ち側方表面1Cの調整を施し、塗膜即ち化粧塗装層2への下地からの悪影響を防ぎ、美観性と耐久性を兼ね備えた化粧塗装層2を得るような下地にする目的で用いられる。
密着塗材としては、プライマーと呼ばれる接着性の塗材等が用いられ、コンクリート1の側方表面1Cと装飾塗材とを接着する目的で用いられる。また、この密着塗材は、コンクリート1の側方表面1Cの防錆機能を併せ持っている。
装飾塗材としては、意匠性のある表面形状を形成することができる有色の塗材であり、コンクリート1の側方表面1Cの美観性を生成する目的で用いられるものであり、後述する化粧コンクリートの美観性を生成する塗材となる。
また、上記の装飾塗材は、例えば、図2に示すように、ペースト状塗材2Cからなり、塗装された時に、表面に装飾が施されるものが用いられる。
図3は、化粧コンクリートブロックの側方表面に形成された化粧塗装層を示す側面断面図であり、図4は、この化粧塗装層を平面から示す部分断面図である。ここで、上述の化粧塗装層2の形成において、装飾塗材層2Cがペースト状塗材からなる塗材の場合の化粧コンクリートブロック6Aの化粧塗装層2の断面は、図3の側面図、図4の平面図に示すように、化粧コンクリートブロック6Aの側方表面1C上に順次下地調整塗材層2A、密着塗材層2B、装飾塗材層2C及び被覆塗材層2Dによる層が順次形成されている。
尚、これら化粧塗装層2表面の面積は、コンクリートブロックの側方表面の面積とほぼ同一とし、他の化粧コンクリートブロックと並置若しくは積層してブロック塀を構築する際等に、各化粧塗装層2が干渉して他の化粧コンクリートブロックと並置若しくは積層の妨げにならないようにすることができる。
被覆塗材としては、トップコートと呼ばれるような仕上用塗材等が用いられ、コンクリート1の側方表面1Cの仕上処理をして、表面の保護や塗装表面の仕上処理をする目的で用いられる。
以上の塗材層2A、2B、2C、2Dを形成する塗装は、図示しない吹付塗装具、塗装ローラー、塗装こて、塗装はけ及びエアレス塗装機等の塗装器具により行われる。尚、本考案においては、使用する塗材の種類は限られず、上述の塗材とは他の種類の塗材を用いることもできる。
本考案の化粧コンクリートブロックは、また、この化粧コンクリートブロックの側方表面1Cに、図示しない接着剤が貼着された被覆層3が被覆、付着されて被覆材層4が形成される。この被覆層3としては、塩化ビニル等の被覆材の表面に接着剤が貼着されたものが用いられる。
上述の被覆層3は、化粧コンクリートブロック5の側方表面1Cに接触されると、接着剤の接着能力により接着層3が化粧コンクリートブロック5の側方表面1Cすべてに被覆、付着されるものとなっている。尚、この被覆層3による接着によって化粧コンクリートブロックの化粧塗装層2の表面が傷付いたり変質したりすることはない。
本考案の化粧コンクリートブロック5は、また、被覆材層4の形成は、図示しない被覆層塗材を化粧コンクリートブロックの側方表面1Cへ塗装して形成するようにしてもよい。より具体的には、塗装により化粧塗装層が形成された化粧コンクリートブロックに、塗装器具によって化粧コンクリートブロックの側方全表面1Cに被覆層塗材が塗装され、乾燥されて、被覆材層4が形成される。
この被覆層塗材は、側方表面1Cに塗装されると、化粧塗装層2の表面から内部まで浸透していき乾燥され、剥離性が良好に保たれつつ側方表面1Cに密着される。従って、本実施例では、上述のように被覆材層4を形成するために接着剤が貼着された接着層を備えるような被覆層を用いることを要せず、被覆層塗材を側方表面1Cに塗装することで、容易に側方表面1Cに付着された被覆材層4を形成することができる。
以上のように、化粧コンクリートブロック5は、側方表面1C上に化粧塗装層2が形成され、更にこの化粧塗装層2を覆うように被覆材層4が形成されている。これにより、この化粧コンクリートブロック5は、運搬時に衝撃などが起きても被覆材層4により化粧塗装層2が保護されるので、化粧塗装層2が傷付くことを防止することができる。
次に、図5を用いて上述の本考案の化粧コンクリートブロック5を用いて現地で化粧ブロック塀を構築する手順の例について説明する。
まず、運搬された化粧コンクリートブロック6Aから被覆材層4を剥離し、この被覆材層4が剥離された化粧コンクリート5を垂直方向に積層して仮化粧ブロック塀50を形成する。次に、この仮化粧ブロック塀50の化粧コンクリートブロック5の積層線51、52に沿って、かつ近接して隣接する化粧コンクリートブロック5に図示しない汚れ防止テープを貼着し、積層線51、52に沿って上記の隣接する化粧コンクリートブロック5間に介在する空隙に接着用モルタルをコーキング部材によって流し込んで隣接する化粧コンクリートブロックを接着一体化する。そして、これらを乾燥させ、乾燥後に汚れ防止テープを剥離することにより、容易に化粧ブロック塀を完成させることができる。
次に、上述の化粧コンクリートブロック5の被覆材層を被覆材塗装により形成した場合の化粧ブロック塀を構築する手順の例について説明する。
まず、運搬された化粧コンクリート6Aを垂直方向に積層して仮化粧ブロック塀50を形成する。次に、この仮化粧ブロック塀50の化粧コンクリートブロック5の積層線51、52に沿って上記の隣接する化粧コンクリートブロック5間に介在する空隙に接着用モルタルをコーキング部材によって流し込んで隣接する化粧コンクリートブロックを接着一体化する。そして、これらを乾燥させ、乾燥後に被覆材層を剥離することにより、容易に化粧ブロック塀を完成させることができる。
以上のように、本考案の予め塗装処理が施されている化粧ブロックコンクリート5を用いることにより、ブロック塀構築現地においての塗装作業が不要であるために、化粧ブロック塀の構築時間を著しく短縮することができる。
しかも、この化粧コンクリートブロック6Aは、運搬中には側方表面1Cが被覆材層4によって保護されているために、現地において化粧塗装層2の美観を保ちつつ化粧ブロック塀の構築を行うことができる。
以上のように、本考案の化粧コンクリートブロックは、上述の如く構成したので、素材コンクリ―トブロックの形状を活かして、運搬時における化粧塗装層の損傷を防ぐことができて、しかもブロック塀構築現地にて容易に短時間で美観を備える化粧ブロック塀を構築することができる化粧コンクリートブロックを提供することができる。
尚、素材コンクリートブロックは上述の本考案で説明するものに限られず、上述の効果が達成できる範囲内において、別の構成のものを適用することができる。図示しないが、両側の側方表面に溝部が形成されている素材コンクリートブロックにおいても本考案を適用することができる。また、化粧コンクリートブロックの化粧塗装層及び被覆材層は、化粧コンクリートブロックの両側方表面に形成してもよい。
1…素材コンクリートブロック、1C…側方表面、2…化粧塗装層、2A…下地調整塗材層、2B…密着塗材層、2C…装飾塗材層、2D…被覆塗材層、3…被覆材、4…被覆材層、5…化粧コンクリートブロック、11…溝部、11X…溝部形状、15…模様形状、15X…模様形状、18、19…穿孔、18X、19X…穿孔形状部。

Claims (3)

  1. 素材コンクリートブロックの側方表面が模様をなす凹凸形状に形成され、該模様をなす凹凸形状の側方表面上に塗装された下地調整塗材層、密着塗材層、装飾塗材層及び被覆塗材層が形成された、薄厚であって、前記模様をなす凹凸形状に沿って模様をなす凹凸形状に形成された化粧塗装層を備え、該化粧塗装層の上側に剥離可能に貼着された被覆材層を備えることを特徴とする化粧コンクリートブロック。
  2. 請求項1において、前記模様をなす凹凸形状が、側方表面の端から端に至る直線状若しくは屈曲状の溝部とその両側の表面によって形成されることを特徴とする化粧コンクリートブロック。
  3. 請求項1において、前記模様をなす凹凸形状が、側方表面上に形成された凹凸状の模様形状によって形成されることを特徴とする化粧コンクリートブロック。
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