JP3166962U - 化粧コンクリートブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】運搬時における化粧塗装層の損傷を防ぐことができて、しかもブロック塀構築現地にて容易に短時間で化粧ブロック塀を構築することができる化粧コンクリートブロックを提供する。【解決手段】化粧コンクリートブロック5は、素材コンクリートブロック1の側方表面上1Cに、下地調整塗材、密着塗材、装飾塗材及び被覆塗材が塗装されて形成された化粧塗装層2及びこの化粧塗装層2の上側に剥離可能に貼着された被覆材層4から構成される。【選択図】図1

Description

本考案は化粧コンクリートブロックに関する。
従来、化粧コンクリートブロックとしては、コンクリートブロック設置現地において、複数のコンクリートブロック素体(以下、素材コンクリートブロックと称する。)を並べて土台の上に載置して積層し、これら積層したコンクリートブロックの側方面に塗装を施して側方面上に塗装層を形成するとともに各コンクリートブロック間の間隙である積層線でもある目地を埋める仕上処理を施してコンクリートブロック塀を完成させるものが知られている。また、近年では、コンクリートブロックの塗装材として化粧塗材を用い、意匠性のある美観を有する化粧コンクリートブロックを製造する方法が知られている。
上記のようなコンクリートブロックの製造方法としては、例えば特許文献1には、建築用コンクリートブロックを上下左右に積み重ねて構築される新設ブロック塀等の着色方法であって、ブロック塀の表面に下地壁面を形成し、この下地壁面を単色の塗料により塗装して下塗り面を形成し、この上からマスキングを介して色彩混合塗装により塗装して上塗り面を形成するブロック塀等の着色方法が記載されている。
特開平10−225660号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、コンクリートブロックの塗装面即ち側方面の塗装がブロック塀を構築する現地にてコンクリートブロックが積層された後に行われるため、現地環境によってはコンクリートブロックの塗装面即ち側方面の塗装が困難にある場合があった。
この対策として、素材コンクリートブロック製造地において予め側方面に塗装処理をしてから現地に運搬し、現地での側方面の塗装作業を省略することが考えられるが、この場合は塗装されたコンクリートブロックが運搬中に衝撃等によって側方面の塗装に傷がつく等の問題があった。
本考案の目的は、運搬時における化粧塗装層の損傷を防ぐことができて、しかもブロック塀構築現地にて容易に短時間で化粧ブロック塀を構築することができる化粧コンクリートブロックを提供することにある。
本考案の化粧コンクリートブロックは、素材コンクリートブロックの側方平面上に、下地調整塗材、密着塗材、装飾塗材及び被覆塗材が塗装されて形成された化粧塗装層及び該化粧塗装層の上側に剥離可能に貼着された被覆材層から構成されたことを特徴としている。
本考案の化粧コンクリートブロックは、また、前記装飾塗材の層が、ペースト状塗材が乾燥されて層状をなし、該層状表面に装飾が施されていることを特徴としている。
本考案の化粧コンクリートブロックは、また、前記装飾塗材の層が、タイルと該タイルに接着される接着剤からなる接着剤層とからなることを特徴としている。
本考案は、上述のように構成しているので、運搬時における化粧塗装層の損傷を防ぐことができて、しかもブロック塀構築現地にて容易に短時間で化粧ブロック塀を構築することができる化粧コンクリートブロックを提供することができる。
本考案の実施例の化粧コンクリートブロックの概略図。 本考案の実施例の適用例の化粧コンクリートブロックの概略図であり、(a)が一の適用例のもので、(b)が別の適用例のものである。 図2の化粧コンクリートブロックの側方表面に形成された化粧塗装層を示す側面断面図であり、(a)は一の適用例のもので、(b)は別の適用例のものである。 図2の化粧塗装層を平面から示す部分断面図であり、(a)は一の適用例のもので、(b)は別の適用例のものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の実施例の化粧コンクリートブロックの概略図を示す。本考案の化粧コンクリートブロック5は、図1に示す如く、素材コンクリートブロック1の側方表面上1Cに、下地調整塗材2A、密着塗材2B、装飾塗材2C及び被覆塗材2Dが塗装されて形成された化粧塗装層2及びこの化粧塗装層2の上側に剥離可能に貼着された被覆材層4から構成される。この本考案の化粧コンクリートブロック5について、以下詳述する。
素材コンクリートブロック1としては、空洞部1B、側方表面1C及び両端の溝部1Dが形成された方塊状のコンクリート部1Aからなり、工業製品として規格されているような建築、土木用のものが用いられる。
本考案のコンクリートブロック5は、この素材コンクリートブロック1の側方全表面1Cに、下地調整塗材2A、密着塗材2B、装飾塗材2C及び被覆塗材2Dが順次塗装されて化粧塗装が施されて化粧塗装層2が形成されている。
下地調整塗材2Aとしては、フィラーと呼ばれる特殊合成樹脂製等からなる塗材等が用いられ、素材コンクリートブロック1の表面状態に応じて種々のものがあり、素材コンクリートブロック1の材質に応じて下地即ち側方表面1Cの調整を施し、塗膜即ち化粧塗装層2への下地からの悪影響を防ぎ、美観性と耐久性を兼ね備えた化粧塗装層2を得るような下地にする目的で用いられる。
密着塗材2Bとしては、プライマーと呼ばれる接着性の塗材等が用いられ、コンクリート1の側方表面1Cと装飾塗材2Cとを接着する目的で用いられる。また、この密着塗材2Bは、コンクリート1の側方表面1Cの防錆機能を併せ持っている。
装飾塗材2Cとしては、意匠性のある表面形状を形成することができる有色の塗材であり、コンクリート1の側方表面1Cの美観性を生成する目的で用いられるものであり、後述する化粧コンクリートの美観性を生成する塗材となる。
図2は、本考案の実施例の適用例の化粧コンクリートブロックの概略図を示す。上記の装飾塗材2Cは、例えば、図2(a)に示すように、ペースト状塗材2Cからなり、塗装された時に、表面に装飾が施されるものや、図2(b)タイルとこのタイルに接着される接着剤とからなり、これらを塗装する時に、接着剤を付着してからタイルが付着されることで装飾塗材塗装がなされるものがある。
図3は、化粧コンクリートブロックの側方表面に形成された化粧塗装層を示す側面断面図であり、図4は、この化粧塗装層を平面から示す部分断面図である。ここで、上述の化粧塗装層2の形成において、装飾塗材2Cがペースト状塗材からなる塗材の場合の化粧コンクリートブロック6Aの化粧塗装層2の断面は、図3(a)の側面図、図4(a)の平面図に示すように、化粧コンクリートブロック6Aの側方表面1C上に順次下地調整塗材2A、密着塗材2B、ペースト状の装飾塗材2C及び2Dによる層が順次形成されている。
また、上述の化粧塗装層2の形成において、装飾塗材2Cがタイル2Fとこのタイル2Fに接着される接着剤2Eとからなる塗材の場合の化粧コンクリートブロック6Bの断面は、図3(b)の側面図、図4(b)の平面図に示すように、化粧コンクリートブロック6Aの側方表面1C上に順次下地調整塗材2A、密着塗材2B、接着剤2E、タイル2F及び2Dによる層が順次形成されている。
尚、これら化粧塗装層2表面の面積は、コンクリートブロックの側方表面の面積とほぼ同一とし、他の化粧コンクリートブロックと並置若しくは積層してブロック塀を構築する際等に、各化粧塗装層2が干渉して他の化粧コンクリートブロックと並置若しくは積層の妨げにならないようにすることができる。
被覆塗材2Dとしては、トップコートと呼ばれるような仕上用塗材等が用いられ、コンクリート1の側方表面1Cの仕上処理をして、表面の保護や塗装表面の仕上処理をする目的で用いられる。
以上の塗材2A、2B、2C、2Dによる塗装は、図示しない吹付塗装具、塗装ローラー、塗装こて、塗装はけ及びエアレス塗装機等の塗装器具により行われる。
尚、本考案においては、本考案の目的を逸脱しない範囲において、使用する塗材2A、2B、2C、2Dの種類は限られない。
本考案の化粧コンクリートブロックは、この化粧コンクリートブロックの側方表面1Cに、図示しない接着剤が貼着された被覆層3が被覆、付着されて被覆材層4が形成される。この被覆層3としては、塩化ビニル等の被覆材の表面に接着剤が貼着されたものが用いられる。
このような被覆層3は、化粧コンクリートブロック5の側方表面1Cに接触されると、接着剤の接着能力により接着層3が化粧コンクリートブロック5の側方全表面1Cに被覆、付着されるものとなっている。尚、この被覆層3による接着によって化粧コンクリートブロックの化粧塗装層2の表面が傷付いたり変質したりすることはない。
以上のように、化粧コンクリートブロック5は、側方表面1C上に化粧塗装層2が形成され、更にこの化粧塗装層2を覆うように被覆材層4が形成されている。これにより、この化粧コンクリートブロック5は、運搬時に衝撃などが起きても被覆材層4により化粧塗装層2が保護されるので、化粧塗装層2が傷付くことを防止することができる。
以上のように、本考案の化粧コンクリートブロック5を用いて例えば現地で化粧ブロック塀を構築する場合は、化粧コンクリートブロック5から被覆材層4が剥離され、この被覆材層4が剥離された化粧コンクリート5が垂直方向に積層されて仮化粧ブロック塀が形成し、この仮化粧ブロック塀50の化粧コンクリートブロック5の積層線に沿って、かつ近接して隣接する化粧コンクリートブロック5に図示しない汚れ防止テープを貼着し、積層線に沿って上記の隣接する化粧コンクリートブロック5間に介在する空隙に接着用モルタルをコーキング部材によって流し込んで隣接する化粧コンクリートブロックを接着一体化し、乾燥させ、乾燥後に汚れ防止テープを剥離することにより、容易に化粧ブロック塀を完成させることができる。
以上のように、本考案の予め塗装処理が施されている化粧ブロックコンクリート5を用いることにより、ブロック塀構築現地においての塗装作業が不要であるために、化粧ブロック塀の構築時間を著しく短縮することができる。
しかも、この化粧コンクリートブロック6Aは、運搬中には側方表面1Cが被覆材層4によって保護されているために、現地において化粧塗装層2の美観を保ちつつ化粧ブロック塀の構築を行うことができる。
以上のように、本考案の化粧コンクリートブロックは、上述の如く構成したので、運搬時における化粧塗装層の損傷を防ぐことができて、しかもブロック塀構築現地にて容易に短時間で化粧ブロック塀を構築することができる化粧コンクリートブロックを提供することができる。
尚、素材コンクリートブロックは上述の本考案で説明するものに限られず、上述の効果が達成できる範囲内において、別の構成のものを適用することができる。また、化粧コンクリートブロックの化粧塗装層及び被覆材層は、化粧コンクリートブロックの両側方表面に形成してもよい。
1…素材コンクリートブロック、1C…側方表面、2…化粧塗装層、2A…下地調整塗材、2B…密着塗材、2C…装飾塗材、2D…被覆塗材、2E…接着剤、2F…タイル、3…被覆材、4…被覆材層、5、6A、6B…化粧コンクリートブロック。

Claims (3)

  1. 素材コンクリートブロックの側方表面上に、下地調整塗材、密着塗材、装飾塗材及び被覆塗材が塗装されて形成された化粧塗装層及び該化粧塗装層の上側に剥離可能に貼着された被覆材層から構成されたことを特徴とする化粧コンクリートブロック。
  2. 請求項1において、前記装飾塗材の層が、ペースト状塗材が乾燥されて層状をなし、該層状表面に装飾が施されていることを特徴とする化粧コンクリートブロック。
  3. 請求項1において、前記装飾塗材の層が、タイルと該タイルに接着される接着剤からなる接着剤層とからなることを特徴とする化粧コンクリートブロック。
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